今まで海外旅行は何度か行きましたが、やはり今回の旅行は別格で、いろいろなことを学ばせてもらいました。
<その一>
事前勉強の大切さ・・・今回の参加者の皆さんは、かなり事前の下調べをされていましたが、私はほとんど白紙状態でした。
「地球の歩き方」は買ったものの、それすら、まあ往きの機内で読めばいいか!といういい加減さ。
でも、現地で遺跡や教会などを目にしたり、プロのガイドの話を聞いたりして、いかに自分がイスラエルの歴史や聖書の世界についていかに無知であったかを痛感しました!
まあ、その分「驚き」は大きかったと思いますが・・・やはり、事前に学んでおくことは大切でした。
今は本で「事後勉強中」です!
<その二>
聖書の世界がリアルに・・・現地から帰ってから、説教を聞いても、聖書を読んでいても、聖書の世界が目の前に浮かんできて、とても身近に、そしてリアルに感じられるようになりました。
特に行ったところの地名が出てくると、嬉しくなってしまいます。言い古された「百聞は一見に如かず」を実感です!
<その三>
イスラエルに注目・・・新聞記事などで「イスラエル」という文字が飛び込んでくるようになりました。
ついこの前もイースターに「園の墓」に何万もの大勢の人が集まったという記事が目に入りました。これまでだったら、とばしていた記事です。あの狭い所にギュウギュウ詰め状態だったろうなあ!と具体的に想像出来ました。
しかし、イスラエルの政治的な問題は読んでも判断が難しいですね。
<その四>
栗谷川福子さんのこと・・・添乗員さん、現地ガイドさん、共にヘブライ大学の出身と聞き、ひょっとしたら栗谷川福子さんを知っているかも、と思い二人に尋ねました。
栗谷川さんというのは、以前うちの教会員だった人で、東大大学院を出て、、ヘブライ大学に留学して、帰国後「ありのままのイスラエル」「ヘブライ語辞典」?などの著書もある才媛です。1941年生まれ。
とっても気さくな方、かつ、ちょっと変わった、浮世離れしたところのある先輩でした。いきなり「ちょっとあなた、聖書は暗唱しなきゃダメよ!」なんて言われてびっくりしたことも・・・「えっ、栗谷川さんは暗唱してるんですか?」「もちろんよ!」
まさか、全巻ではないでしょうが、ひょっとすると新約聖書全文ならあり得ない話じゃないなあと思わせる人でした。
「栗谷川さん、もうイスラエルには行かないんですか?案内して貰えませんか?」「いいわよ、人数が揃えばね」・・・なんて会話をしたのは15年以上は前になるのかなあ!
添乗員さん、ガイドさん共に栗谷川さんを知っていました。「有名人」だったのかしら?
「まあ、変わった人でしたね。下駄を履いてエルサレムを闊歩してましたから・・・私達は彼女を『ゲタさん』と呼んでましたよ。今は病気だと聞いていますが」
病気!私は心配になって、帰国後、人に聞いたり、ネットで調べたりしましたが誰も居所を知りませんでした。お見舞いに行けません。(彼女は東大などでヘブライ語を教えていたようですが、今はどこでも教えていないようでした。)
それが・・・今日、4月17日12時頃、彼女が亡くなったとの報が入りました!
ショックの中で読んだ『ありのままのイスラエル』の中にこんな一文を見つけました。彼女が留学した1975年頃の中東情勢から、死を覚悟していたんですね。
「周囲の反対を押し切って決行したイスラエル行き。当然、責任はすべて自分にある。これを機会に自分の死体処理について考えさせられた私は、1982年夏、慶応義塾大学医学部解剖学教室に献体登録した。1991年11月には散骨が認可されたので、遺骨は散骨と決めた。天地創造の昔からあった海の潮に乗り、たゆたう波に揺れながら、生きていたときには行けなかった世界を自分の骨がゆーらるゆーらりしながら自然に帰ってゆく。なんて自由なんだろう。」
栗谷川さん、あなたから、イスラエルの話を聞きたかった・・・
<その一>
事前勉強の大切さ・・・今回の参加者の皆さんは、かなり事前の下調べをされていましたが、私はほとんど白紙状態でした。
「地球の歩き方」は買ったものの、それすら、まあ往きの機内で読めばいいか!といういい加減さ。
でも、現地で遺跡や教会などを目にしたり、プロのガイドの話を聞いたりして、いかに自分がイスラエルの歴史や聖書の世界についていかに無知であったかを痛感しました!
まあ、その分「驚き」は大きかったと思いますが・・・やはり、事前に学んでおくことは大切でした。
今は本で「事後勉強中」です!
<その二>
聖書の世界がリアルに・・・現地から帰ってから、説教を聞いても、聖書を読んでいても、聖書の世界が目の前に浮かんできて、とても身近に、そしてリアルに感じられるようになりました。
特に行ったところの地名が出てくると、嬉しくなってしまいます。言い古された「百聞は一見に如かず」を実感です!
<その三>
イスラエルに注目・・・新聞記事などで「イスラエル」という文字が飛び込んでくるようになりました。
ついこの前もイースターに「園の墓」に何万もの大勢の人が集まったという記事が目に入りました。これまでだったら、とばしていた記事です。あの狭い所にギュウギュウ詰め状態だったろうなあ!と具体的に想像出来ました。
しかし、イスラエルの政治的な問題は読んでも判断が難しいですね。
<その四>
栗谷川福子さんのこと・・・添乗員さん、現地ガイドさん、共にヘブライ大学の出身と聞き、ひょっとしたら栗谷川福子さんを知っているかも、と思い二人に尋ねました。
栗谷川さんというのは、以前うちの教会員だった人で、東大大学院を出て、、ヘブライ大学に留学して、帰国後「ありのままのイスラエル」「ヘブライ語辞典」?などの著書もある才媛です。1941年生まれ。
とっても気さくな方、かつ、ちょっと変わった、浮世離れしたところのある先輩でした。いきなり「ちょっとあなた、聖書は暗唱しなきゃダメよ!」なんて言われてびっくりしたことも・・・「えっ、栗谷川さんは暗唱してるんですか?」「もちろんよ!」
まさか、全巻ではないでしょうが、ひょっとすると新約聖書全文ならあり得ない話じゃないなあと思わせる人でした。
「栗谷川さん、もうイスラエルには行かないんですか?案内して貰えませんか?」「いいわよ、人数が揃えばね」・・・なんて会話をしたのは15年以上は前になるのかなあ!
添乗員さん、ガイドさん共に栗谷川さんを知っていました。「有名人」だったのかしら?
「まあ、変わった人でしたね。下駄を履いてエルサレムを闊歩してましたから・・・私達は彼女を『ゲタさん』と呼んでましたよ。今は病気だと聞いていますが」
病気!私は心配になって、帰国後、人に聞いたり、ネットで調べたりしましたが誰も居所を知りませんでした。お見舞いに行けません。(彼女は東大などでヘブライ語を教えていたようですが、今はどこでも教えていないようでした。)
それが・・・今日、4月17日12時頃、彼女が亡くなったとの報が入りました!
ショックの中で読んだ『ありのままのイスラエル』の中にこんな一文を見つけました。彼女が留学した1975年頃の中東情勢から、死を覚悟していたんですね。
「周囲の反対を押し切って決行したイスラエル行き。当然、責任はすべて自分にある。これを機会に自分の死体処理について考えさせられた私は、1982年夏、慶応義塾大学医学部解剖学教室に献体登録した。1991年11月には散骨が認可されたので、遺骨は散骨と決めた。天地創造の昔からあった海の潮に乗り、たゆたう波に揺れながら、生きていたときには行けなかった世界を自分の骨がゆーらるゆーらりしながら自然に帰ってゆく。なんて自由なんだろう。」
栗谷川さん、あなたから、イスラエルの話を聞きたかった・・・
イスラエルの治安ですが、パレスチナ問題で危ない処は避けていますし、
国内の治安は日本並ですので、不安は一切ありませんでした。
ただし、小学校の遠足にも、小銃をもった人が付き添っており、
(子供を狙うテロ対策)、住んでいる人はいつも緊張から、解放されていない
可能性は十分にあります。
その土地を訪れてはじめてわかることも多いものです。
今回の旅行で学んだ・感じたことを以下にお知らせします。
イスラエルは不思議な国というのが、帰ってきてからの印象です。
ユダヤ教でありながら、教会(ローマ・カソリック、ギリシャ正教、
イギリス聖公会など)を多数保持しています。世界中の国々から、
極めて多くのクリスチャン観光客が、聖地・教会を訪れるために来ていました。
観光収入なしでは、国の財政はもたないのではないでしょうか。
ユダヤ人の国といいながら、アラブ系住民も多数住んでいます。
アラブ系の人の割合は相当に高いです。
彼らの声は政治に反映されているのでしょうか?
ユダヤの3000年の歴史を見ると、バビロニア、アッシリア、マケドニア、
ローマ、エジプト等々との争い・征服される繰り返しです。
現在のパレスチナでの争いは、元からの隣人(隣の民族)とのいざこざです。
従って、上記の争い・征服のの歴史とは、本質的に異なる争いと思います。
元からの隣人との争いですので、なんとか平安の状態をつくれるのでは
ないかというのは、甘い考えでしょうか。
国際政治・国際経済のややこしさ・かけひきが、イスラエルの真の平和を
難しくしているのではないかなあ??。
軍事費/国家予算(or GDP)の割合、日本の割合との違いを知りたかったのですが、
googleでは見つかりませんでした。多分、軍事費はかなり高い比率でしょう。
街並み、走っている自動車を見ると、裕福な国という感じはありませんでした。
(軍事費負担もその一因か???)
近代兵器は、遠方よりロケット弾を撃ち込むので、一般市民に、多数の
大きな不幸をもたらします。
小銃での争い(昔の戦争)なら、お互いの被害は最前線に限られるのでしょうに。
(限定的な被害なら、良いというわけではありませんが、近代の戦争の
むごたらさの、大きな要因の1つに、兵器の進歩が挙げられるのではないかと
言いたいのです)
以上、有り難うございました。私とは違う視点で面白かったです。(勝手にスミマセンでした。)
要不要も伺わず、うむをも言わせず!!!
済みません。夫の趣味です。
ぎっしりで読む気にならないかも知れませんが、どうか、読みたくない方もお受け取りくださいませ。
皆さんで分担するという提案が消えたようでしたので、どうされるかなと思ってましたら、お一人で・・・
素晴らしいですね!