お気楽ボランティア日記

楽しみながら、ボランティア   広がる、人の輪

みんなでH君のことを考える

2014年12月08日 | 社会

 今日は北部児童相談所に行ってきました。

 一ヶ月くらい前、突然、我が家で預かっている里子のH君について相談したいと子ども家庭センターの方から話がありました。

 「ふるさと里親」としてH君を年に二回預かるようになって約10年。これまで一度もそんなことはなかったので、驚きました。何を言われるのだろう?

 真新しい、緑の多い相談所に着くと、そこには6人の男女が私を待っていました。えっ、こんなにたくさん!?・・・子ども家庭センターの里親担当者が2名、H君の暮らすA園の職員が2名、そしてケースワーカーと心理士が1名ずつ。

 自己紹介の後、ケースワーカーの方からH君の詳しい生育歴が話されました。新たな情報も多く、これまで断片的にしか知らなかったH君の姿がくっきりと浮かび上がってきて、すっきりした気分でした。

 その後、心理士の方から、最近のテストから分かった事実、IQや能力などを教えてもらいましたが、特に目新しいことはありませんでした。(私としては、テストとしての能力よりも、集団の中でのコミュニケーション能力とか、学習への意欲などを高める方法を教えて欲しいと思いましたが、心理士さんへ要求するのは筋違いかな?)

 日常生活については、A園の職員のお二人がいろいろ語ってくださいました。H君は、学習面では週に一回ボランティアに教わり、週に二回塾に通っているそうです。塾にも通えているんですね。

 中学校生活の様子はだいたい知っていることばかりでした。以前、H君から聞いて心配だった交友関係について尋ねると、今は改善されているようでほっとしました。

 最後に、H君の今後について話し合いました。児童養護施設の子ども達は、そこを出てからが本当の苦労が始まります。A園の職員を中心に、ケースワーカーや関係者みんなで一番良い道を探そうという姿勢が強く感じられて、嬉しかったです。

 私たちも、出来るだけの支援はこれからもしていきたい、私たち夫婦が年老いて出来なくなっても子ども達が後を継いでくれると思うと話すと、これからも情報を共有しながら協力して行きましょうということで、一時間半の話し合いは終わりました。

 

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