お気楽ボランティア日記

楽しみながら、ボランティア   広がる、人の輪

聖地旅行③・・・圧巻!「マサダの砦」

2010年03月16日 | その他

今回、帰国して真っ先にしたこと・・・それは「ユダヤ戦記」をネットで購入することでした。現地ベテランガイドの信夫(しのぶ)さんが何度も口にしていた本です。

( 時差ぼけの頭でクリックしたせいか、1巻2巻を購入したつもりが、2巻と3巻が届きました。・・・しまった!・・・ところが「マサダの砦」は3巻に載っていたのでラッキーでした! )

  「マサダの砦」・・・現地に行く前は、名前さえ知りませんでした。

                 

 死海の近くにそびえる断崖絶壁に作られた砦です。下から見上げても、ロープウェーで頂上から見下ろしても「こんなものを、こんな高いところに2000年も前の人が作ったのか!」と驚天します。

 ここは紀元前100年頃に造られた要塞を、ヘロデ王が強化増築し、豪華な冬の宮殿として建てました。城壁も宮殿もかなり広いものでした。食料も水も油も武器も大量に蓄えられていました。

 本によるとヘロデがこの要塞を避難所として造ったのは、ユダヤ人を恐れたことと、あのクレオパトラが怖かったからとか・・・・

 しかし、マサダが有名なのは、そのユダヤ人がローマ兵から逃れてこの要塞に逃げ込み、2年間も立てこもり、追いつめられ、ついには集団自決したからです。その数、960人!(自決に加わらなかったのは二人の女と、五人のこども七人だけ)

 この集団自決するまでのエピソードが大変興味深いのですが、それは次回に。

                  

 この写真の中程に見える、ベース型はローマ軍の陣地の跡です。ローマ軍は二万人といいますから、陣地も大きいです。

 ローマの指揮官は、一人も逃げ出さないように要塞の周囲に包囲壁を作り、歩哨を立てました。しかし、頂上に行くには狭い道しかないので、土盛りが出来る場所を探し、そこに斜道を築きました。

               

 左の写真は真上から、右の写真は斜め上から見た斜道です。ここから速射砲や投石装置を駆使して攻撃しました。

              

 これは頂上の備蓄倉庫の辺りですが、まだこんな風に残っているのもすごいと思いました。

 世界遺産ということもあり、見学者は大変多く、ロープウェーは満員でしたし、あちらこちらに置かれた屋根付きの広場は、様々な国から来た観光客でいっぱいでした。大人気のスポットなんですね!

コメント (4)
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