拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

ユーロ導入の頃

2010-05-16 18:51:45 | インポート
ユーロがヨーロッパに導入されたその日、私は、ドイツを旅行していました(何年か前の正月です。)。出発前、そう急にはユーロに転換しないだろーと思って、マルクを用意していたのですが、店の価格表示が既にすべてユーロになっていて、その転換の早さにびっくりしました。用意したばっかりのマルクをユーロに換えるため、ドイツ人と一緒に銀行の窓口に並んだことを覚えています。つまり、その時のドイツはユーロ導入にめちゃくちゃ熱心だったんです。今、相変わらずユーロが揺らいでいます。最近の報道によると、ヨーロッパの首脳の話し合いの場で、ギリシャ救済に熱心でないドイツのメルケル首相に、フランスのサルコジ大統領が「机をたたいて」、ユーロ離脱をちらつかせて対処を迫ったのですと。ヨーロッパが一丸となって事にあたるのは「ganz klar」(明白)とおっしゃったメルケル首相ですが、実はあまり「klar」でもなかったんですねー。とにかく、働かない人たちのつけを払わせるのがドイツ人はとことん嫌なのですね(まぁ、当たり前と言えば当たり前ですが。)。だけど、当初あんなに熱心に導入したユーロです。この後、どう収めていくのでしょうか。

経済と法律

2010-05-15 08:04:32 | インポート
昨日はこないだ使ったゴーヤーの残りの半分を使って再びゴーヤーチャンプル。これ、作るのにちょっと時間がかかります。ゴーヤーチャンプルは、豆腐も一緒に炒めるのですが、その水切りをして堅くしなければならないからです。この点が、本場と違うところ。沖縄の豆腐は堅いんです。で、お酒は泡盛!すっかり沖縄気分です。いずれも、家にあったものばかりで間に合わせましたので、昨日の食費は0円です。企業は今乾いたぞうきんをしぼるごとく経費節減の努力をしています。だから、私もがんばってます(別に、関連性はありませんが。)。思うに、企業(経済)は生き物であり、生きるために必死に努力をします。その生き物が生きやすいように道を調える(制度を定める)のが法律であり、法律を作る国の役割です。でも、国は、その役割をきっちり果たしているんでしょうかね。よもや、足を引っ張ってることはないでしょうか。私、今では法律で食べてますが、学生の頃は経済を勉強していました。といっても、歌ばかり歌っていて、恥ずかしながら経済はほとんど身についていません。まあ、当時、自分で稼いでいるわけでもなし、家計を担っているわけでもなしで、経済は身近ではなかったせいですが、今勉強したら面白いかなー、と思います。てなわけで、正月に、ケインズとシュンペーターの解説本を買ったのですが、途中で、村上春樹に移っちゃいました。

掃除機に謝る

2010-05-14 20:23:28 | インポート
甲高い声の社長さんとこ、今日は、シャープの電子辞書を紹介してました。カシオの電子辞書と交代で売り込んでます。こないだまでは、シャープは画面がカラーであること、カシオは何百もの小説が入ってることが売りだったのですが、カシオもカラーになり、おっ、シャープはどう差別化してくるのかな、と思ったら、100の動画ですって!ほんとにメーカーはエンドレスにがんばってます。電子機器で小説、とくれば、iPadが思い浮かびます。私もiPadには注目しています。iPadなら、寝ころびながら大画面でネットをすることもできそうなので。本体の価格や通信費をにらみつつ、導入を検討します。社長さんのところの話に戻って。掃除機も日替わりでいろんなメーカーのを紹介してます。こないだまでは、サンヨーのエアシス(排気が嘘みたいにきれいらしい)、東芝のタイフーンロボ(この掃除機とくれば、あのお姉さん!相当数をさばいたらしいです。そのお姉さん、最近ちっとも見なくなりました。)、パナソニックのハウスダスト発見センサーのついてるやつを交代で紹介してたのですが、このほど、ダイソンのもラインナップに加わりました(視聴者からの引き合いがあったんですと。)。とか言って、私は、去年、シャープのを買ったので(プラズマ・クラスター付きですが、うちにはプラズマ・クラスター発生器があふれかえっているので、掃除機には付いてなくてもよかったでした。でも、この掃除機、音がとっても小さくて満足です。)、とりあえず間に合ってます(でも、見ます。)。で、その掃除機で、数日に一度掃除をするのですが、毎回「掃除が終わる」「掃除機がゴミ捨てサインを出す」「こないだゴミ捨てしたばっかなのに何でまたやらなきゃいけないんだよー、と一人で怒る」「ゴミ箱の上でゴミ捨てボタンを押すと、猫の毛がどっさり落下して、ほんとだったんだね、ごめんね、掃除機、と掃除機に謝る。」のパターンとなります。

働き者は心配性

2010-05-13 15:58:28 | インポート
学校の方が一段落だと思ったら、登記申請の仕事が入ったりします。ありがたいこってす!うちには扶養家族が2にゃんいるから。経済の方、大分落ち着いてきたようです。それにしても、マスコミは人を恐怖に陥れるのが好きです。今回のギリシャ危機にしても、評論家の中には、経済全体は上向きだから下支えはあるという人もいたのに、各マスコミは、わざわざ「リーマン・ショックの第二章が始まる!」なんて言う人の発言を流して心配をあおっていました。あれですかね、よく働く人(民族)ってぇのは心配性なのでしょうか。ヨーロッパの中でもダントツに勤勉なドイツのマスコミも、次はどこどこだって言って不安をあおりまくっていたそうです。ただ、ドイツ人が心配するのも分かりますね。南欧のつけを払わされるんですから。ギリシャでは、財政立て直しが自分たちの生活を脅かすって言ってデモやってるし、ドイツじゃあ何で働かない連中のツケを自分たちが埋め合わさなければならないんだって言って怒ってるし、うまくいきません。ありゃ?こんなこと言って私も心配性?よく働く人が心配性なら私は資格十分です(自分で言ってる。これが玉にきずです。「玉」?また、自分で言ってる。以下繰り返し・・・)。

レトリヴァー

2010-05-12 13:21:45 | インポート

昨日はよそ行きのポーズでしたので、今日は、だらけたポーズ。ワサビも「ゴロンチョ」のポーズをするようになりました。私が、「ゴロンチョ!」とかけ声をかけると喜んでいます。ケメ子は、これでも運動をよくしてます。最近、「レトリヴァー」となりました(犬のレトリヴァーは、もともとハンティングで、獲物を主人であるハンターの所にもって帰ってくるので(retrieve)、retrieverと呼ばれるようになったそうです。)。遊んでいるひもを遠くに投げると、脱兎のごとく追っかけていって、それを私の所にもって帰ってきます(まさに、レトリヴァー!)。それを飽きもせず何度も繰り返します。で、ワサビは、ケメ子が帰ってくる途中に控えていて、目の前をひもが通りすぎるのを横取りしようとします。

カラスは轟天号

2010-05-11 16:03:14 | インポート

こにゃつらは、私と同じです。つまり、がたいが小さいので細く見えますが、実はメタボです。ダイエットの効果はあるのかなー?ケメ子は5kgでワサビは4.5kgです。
「ミヤネヤ」で、ここのところ話題のギリシャ特集をやっていました。ギリシャの有名人として、プラトンやピタゴラスを紹介していて、古い人ばっかですねというパネラーの質問に対して、探したんだけど、最近有名の人がいないんだと応えてました。うーん、マリア・カラスもいるんですけどね。オペラはマイナーなんですね。ギリシャは観光業が主なんだけど、それ以外だと海運業が盛んだとか・・そーですよ、カラスの彼氏は海運王のオナシスですもん。で、そのマリア・カラスですが、前に記事にしましたが、決して、普通の意味での「美声」ではありません。じゃ、何がすごいのかっていうと、表現力が素晴らしい、役になりきっている・・と言われます。声フェチの私としては、カラスは、野太い声でコロラトゥーラをするとこがスリル満点で好きです。それを形容して、宇宙戦艦ヤマトのようだ、って書きましたが、他の例えを見つけました。カラスは、海底軍艦「轟天号」ですっ(東宝SF映画通なら涙ものです。ゴジラは出てきません。マンダという怪獣が出てきます。)!この例えはいい!われながら気に入った。で、カラスが轟天号であることを最も感じさせるのは、1951年のメキシコでのアイーダのライブ録音です。カラスの評価として、美貌が言われることがありますが、この頃のカラスはバルト関のような立派な体躯でありました。その分、声はすさまじいです(私は、カラスがダイエットなどしないでいたら、もっと長いこと歌えたのではないかと思います。)。聴かせどころは第2幕の最後です。このオペラのもっとも華やかなシーンで、全員が大合唱して派手に終わるのですが、カラスは、最後の音を3点Es(たかーいミの♭)でえんえんと伸ばします。普通のコロラトゥーラの歌手が3点Esを出しても普通ですが、轟天号がやるとなると尋常でありません。合唱団も含めた全員の声とオーケストラの音を突き抜けて響きわたります。しかも、この声(この頃の声、といった方がいいでしょうか)、ほんとに美声です。相手方のラダメスは、かのデル・モナコです。私は、アイーダのCDではこれが一番好きです(例によって、音質は推して知るべしですが。)。

優男

2010-05-10 14:02:31 | インポート
「ganz klar」はそのとおりでした。ヨーロッパがものすごい破綻防止策を打ち出しました。アーチェリーの山本選手が昨日出演されたテレビで、スポーツの世界でもヨーロッパの団結はすごい。一番団結できないのがアジアだ、とおっしゃってましたが、その通りでした。ヨーロッパは、地理的には狭い地域の中にいろいろな言語と国が存在し、過去、いろんな歴史がありました。中でも、ポーランドは、ロシアやドイツに国を分断されたりして、苦しい思いをしたそうです。ショパンは、そうした祖国のことを思い、自分も戦いに参加したいと思ったそうですが、体が弱かったりして断念、その代わり、ピアノ曲に祖国への思いをぶちこんだわけです。何日か前、私は、別れの曲を頭に鳴らしていたら経済恐慌を連想してしまった、と記事にしましたが、もともと、ショパンの曲には、そういうことを連想させる(別に今日の経済危機そのものではないですが)、「激しさ」「情念」がつまっているのではないでしょうか(なんとなく、ショパンには優男っぽいイメージがあるため、見落とされがちですが。)。ところで、ショパンには、男装の麗人「ジョルジュ・サンド」という彼女がいたのは有名ですが、今改めて見ると、「ジョルジュ」というのは男名ですね(英語:ジョージ、独語:ゲオーク、伊語:ジョルジョ。あー、このように、言語も根っこの部分が共通なのもヨーロッパの団結がたやすい理由でしょうか。)。男装し、名前も男名を名乗っていたのですね。この人がショパンを引っ張り回したイメージがあって、なおさら、ショパンの優男のイメージがふくらんだ感じです。

キーシン

2010-05-09 20:29:49 | インポート
メルケル首相が「Ganz klar」とおっしゃっていて頼もしい、と記事にしたのですが、もうちょっと発言を詳しく見ようと思って「Merkel ganz klar」で検索したら、たーくさん出てきました。メルケル首相、「ganz klar」が口癖のようです。野菜、どんどん安くなってきました。今日はゴーヤーを買って、ゴーヤーチャンプルです。講義がたてこんだことによる体のダメージをゴーヤーチャンプルで回復しようって魂胆です。昨日、ショパンの記事を書きました。その後、テレビでチャンネルを回してたら(古い表現ですねー。今は、リモコンのパネルをタッチ、ですね。)、どっかのおじさんがショパンのコンチェルトを弾いています。終わって拍手に応えてアンコール。う、上手い!す、すごい!か、かんどー!!この人、どっかで見たことのある人だと思ったら、キーシンです。10代の頃、神童としてデビューしたての頃、よく映像を見ました。その頃は、紅顔の美少年で、お辞儀もぎこちなくて可愛かったのですが、しばらく見ないうちにすっかりおじさんになっていましたじゃなくて、すっかり巨匠になっていました。ショパンの故郷のポーランドでのコンサートだったのですが、ポーランド人の観客が、ロシア人のキーシンに対して熱狂的な拍手を送っていました(ロシアとポーランドの関係は微妙です。でも、芸術はそんなことを飛び越えました。)。

点を付けるのは猫

2010-05-08 21:58:53 | インポート
株の暴落で世の中大騒ぎです。株価はほんとに通信簿だと思います。個々の企業の株価は経営者の通信簿です。成績が悪いとき(株価が安いとき)、時々経営者は、「俺はもっとできるんだー」的な不満を口にします。その時、必ず、「株価は市場が決めるものではあるが」と前置きします。やっぱり、経営者も、がんばってるのにいい点を付けてもらえないと(株価が上がらないと)、ぐちの一つも言いたくなるのでしょう。国全体の株価の指標は、国のリーダーの、というか、世界のリーダーたちの通信簿です。世界的な危機に対しての対応が悪いと、めちゃくちゃ辛い点を付けます(株価が暴落します。)。ここのところの株価の暴落に対して、リーダーたちも一応対策を発表するのですが、なかなかいい点をもらえません。点をあげてるのは、ピンポーンとチャイムが鳴るだけで隠れてしまううちの2ニャーと同じくらい臆病な生き物(マーケット)です。今朝、頭の中で、ショパンの別れの曲を鳴らしていたのですが、前半の穏やかな部分を経て中間部にいくと、だんだん曲想が険しくなってきます(経済の雲行きが怪しくなっていくようです。)。すぐ綺麗なメロディーに入れ替わってとりあえずほっとします(各国のリーダーが一応断固とした処置をとる、と宣言します。)。でも、すぐにまた険しくなります。大丈夫だよ、フォローが入ります。でも、険しい曲想が支配的になっていって、とうとうカタストロフィを迎えます・・なんと、ショパンの別れの曲が大恐慌のシミュレーションになってしまいました。そうならないように、リーダーさん達、がんばってちょーよ。ドイツのメルケル首相が、経済を安定化させるためにみんなが強力して一致団結するのは「Ganz klar!」(まったく明らかなこと)とおっしゃってました。頼もしいです。

蕪ならぬ株と猫

2010-05-07 17:50:21 | インポート
キャベツが一玉200円を切り出しました。安くなってきましたね。それどころじゃなく暴落したものがあります。カブです。キャベツの話の続きだから蕪のカブかって?じゃなくて株です。ギリシャ問題で不安心理が広がり、売りが売りを誘ったそうです。だけど、この大騒ぎ、あまり合理的だとは思えません。ニューヨークで二日続けて暴落したのが日本にも波及したのですが、ニューヨークの暴落の原因の一部はパソコンでの誤発注らしいのです(キーボードの打ち間違え。ミリオンと打つべきところをビリオンと打ったらしい。)。で、多くの人がパソコンでの自動発注をしていて、この暴落を受けてパソコンが損切りしなきゃって思ってどんどん売り注文を出したらしいのです。で、右にならえの日本での暴落です。要するに、パニクリの連鎖です。投資家の心理面が落ち着かないと、騒ぎは収まりそうもないそうです。これって、うちの2ニャーと同じです。首にビニールがまきついた時のパニックは、しばらく止められません。時間が経つのを待つしかありません。もちろん、大元のギリシャ問題の解決が必要なのは言うまでもありませんが。ギリシャ人は、ドイツの学校にもいましたが、アグレッシヴな人が多かったです。オペラ歌手では、マリア・カラス(育ったのはアメリカです。本名は、カロゲロプーロスです。)、アグネス・バルツァ(ホントは、バルトザと発音するそうです。)が有名です。二人とも気が強そうです。カラヤン・ファミリーは、カラヤンの言うことをよく聞く素直な歌手が多いそうですが、バルツァはしょっちゅう反抗したそうです。

万博

2010-05-06 13:12:14 | インポート
信託登記のまとめをHPにアップしました。昨日「24」の記事を書きましたが、ニューヨークでテロの犯人を逮捕した市警さんが、「24」を引き合いに出して、ジャック・バウアーなら24時間で解決しただろうが、とかおっしゃったそうです。ゴールデン・ウィークは終わりました(私にとっては、連休ではなく、連働でしたが)。昔はこの期間中、都心はがらがらだったものですが、今は電車も混んでます。ただ、中国の方はあまりいなかったかな。上海万博ですもんね。思い出します、大阪万博!私が小学6年生の頃だったかと思います。もちろん、東京から大阪まで行けるはずもなく(当時の新幹線のイメージは、私(我が家)にとっては国際線の飛行機と同じで、高くて高嶺の花でした。新幹線に始めて乗ったのは、中学3年の時の奈良・京都の修学旅行でした。)、雑誌でいろんなパビリオンを見て行ったつもりになってました。岡本太郎さんの太陽の塔が話題でしたし、各パビリオンの形(アメリカ館(月の石の展示)とかソ連館とか)も特徴的でした。工作の時間に、糸鋸で好きな図柄の本立てを作ることになって、私は万博のマークのやつを作りました。まだうちにあります。ところで、上海万博のニュースの際、地元の人のマナーの悪さがよく取り上げられてますが、じゃー、日本人はマナーがいいんでしょうかね。ちゃりこいでると、時々前をこいでる人が「ぺっ」とつばを吐いたりします。人のこと言えんのかよー、とか思っちゃいます。

体力、すてたもんじゃないかな

2010-05-05 21:33:54 | インポート
特別講座、終わりました(補足箇所、明日にでもHPにアップします。)。例によって、始めてしまえば1日3コマ8時間(これが2日)も乗り切れます。ヴァーグナー歌手になった気分です。ヴァーグナーのオペラは長い、と記事にしました。しかも、分厚いオーケストラを突き抜けて客席に届かせる声量が必要です。質量とも加重な負担を求められるわけで、ジークフリート(3幕物)で、幕ごとに違うジークフリートが歌ったなんてこともあるそうです。ジークフリートは歌えませんが(当たり前です。そもそも私は、耳はとってもいい方で、それだから、自分の歌はとっても嫌いです。)、まだまだ体力はあるようです(実は、昨日、今日とグロンサンを飲みました。私の勝負ドリンクです。)。ところで。連休に入る前に1Q84の第3巻を読み終わりました。これ、絶対、4がありますね。1が「4月から6月」、2が「7月から9月」、3が「10月から12月」ですから、4は、「1月から3月」・・あれ、すると、1Q85になっちまうぞ、じゃ、ないかな?一応、3の最後で主人公の二人は結ばれました。でも、男の書きかけの小説の内容が意味をもってそうなのに明らかになっていないし・・。ちなみに、1回分が時間を区切っているところ、キーファー・サザーランドの「24」を思い起こしました。「24」は、1日を1時間ごとに区切って、1回1時間で進行します。「24」を知ったのは偶然です。ある時、テレビを付けっぱなしで寝ちまったとき、夢うつつの状態でめちゃくちゃ緊迫したストーリーが聞こえてきて、目が覚めて、それがドラマだったと知りました。はまりました。

ウルトラズィーベン(ブロロロー)

2010-05-04 21:53:58 | インポート
指輪と言えば、ピーター・ジャクソン監督の「ロード・オブ・ザ・リング」、すごい映画でした。ところで、私ずっとこの映画の題名を「指輪の道」だとばっかり思ってました。そしたら違うんです。「ロード」は「Load」だったんです。すると、「指輪の主」とでも訳すんでしょうか。原作の小説の邦題は「指輪物語」なもんだから気づきませんでした。なんで気づいたかと言うと、ドイツ・アマゾンからDVDの案内が来て、そこに「Der Herr der Ringe」(指輪の主)とあったんです。最初なんの映画だがわかんなくて、ただ、「Ringe」とあったんで、はっと思って調べたらそうだったんです。「R」と「L」の違いに弱い日本人をやってしまいました(私、ドイツ語のしゃべりにはかなり自信があるんですが、それでもドイツで「London」と言ったらクラスメイトに「?」ってな顔をされてしまい、ぎゃふんとなりました。)。突然ですが、「ウルトラセブン」をドイツ語に直訳すると、「Ultrasieben」(ウルトラズィーベン)となります。最近またCSでウルトラセブンをやってるのを見て(ブルー・レイで録ってるのですが)、ふと、ドイツでも放送されてんのかなー、じゃー、ウルトラズィーベンなのかなー、きっとそうだろーなーと思って(ドイツで放送されていることも、そう呼ばれていることも、なんの根拠もありません。私、「思いこんだら命がけ」です。)、楽しくなって、歌ってしまいました(皆さんもご一緒に。括弧内は階名です。)「ズィーベーン(ドソー)、ズィーベーン(ミドー)、ズィーベーン(ソミー)、ズィーベーン(ドソー)。ズィーベン、ズィーベン、ズィーベン(ブロロロー(これホルンです。))ズィーベン、ズィーベン、ズィーベン(ブロロロー)。」ウルトラセブンの主題歌は名曲です。ホルンがブロローと大活躍します。と、すっかり遊んでから、ドイツ・アマゾンのホームページで検索、私はもうすっかりその気です。出てきません。ゲーっがっかり。ためしに「Ultraseven」と入れたら出てきました。なんだ、ドイツでもウルトラセブンだ。

早ー

2010-05-03 22:10:09 | インポート
それにしても、イタリア・オペラの主人公は一瞬にして気分が変わります。長年、憎んでいた相手から、「誤解だ」と一言言われただけで、「あー、私はなんという思い違いをしていたんだ!」と反省したりします。そりゃ仲直りするのはいいことですけど、今までの大騒ぎは何だったの?それから、サッカーのサポーターが熱唱する歌はヴェルディのアイーダの行進曲ですが、これは、王女アムネリスと奴隷女のアイーダと将軍ラダメスの三角関係の話です。で、アムネリスは、アイーダとラダメスが怪しいと思ってアイーダにかまをかけます(おー、こわ)。アイーダの顔色が変わったのを見て「やっぱり」と思って、あなたは私の「リヴァーレ(ライヴァル)ね」と言うと、アイーダは「リヴァーレ、結構!」とたんかを切ったその一瞬後、「アーーーーーッ(こればっか)」と叫んで、「ごめんなさい、ごめんなさい」と平謝りです。早ー場面の転回も早いです。マノン・レスコーなんか、第1幕でマノンは若い男ととんづらしたはずなのに、第2幕ではじいさんの愛人になってます(いつの間に?)。第3幕で罪人としてアメリカに送られたと思ったら、第4幕ではいきなり砂漠をうろうろ歩いています(で、前に記事にしたように、「ソーラ・アッバンドナータ(一人、見捨てられて)」となるわけです。)。途中のいきさつなんか全部省略です。そこへ行くと、ドイツオペラ、特にヴァーグナーなんか、途中でぐっすり寝て起きたらまだ歌手が同じ位置で歌ってたなんて言われるほど動きがありません。登場人物の気持ちに変化が生じたときは、何で気が変わったかをじっくり説明します。現在のシーンの前に何があったかも延々と説明します。だから、一曲が長いですし、ヴァーグナーの指輪が四部作になったのも、それまでのいきさつを説明したくて前史を加えてったら四つになっちゃった、ということらしいです。で、私は、イタリア・オペラも、ヴァーグナーも両方好きなこうもり野郎です。

ぶち切れ

2010-05-02 21:30:18 | インポート

今朝のベランダから見たスカイツリーをパソコン上で拡大したものです。まさにテレビで見るスカイツリーです。てっぺんにクレーンがのっかってんのが分かります。
作問が終わったとのんびりする余裕はどこにもありませんでした。特別講座が始まり、まさに今ピークです。この尋常でないスケジュールをこなしていくうちに切れそうになり、誰かにあたりたくなる私です。自分で引き受けておきながら・・この自分勝手さが、ハードスケジュールにおいてもうつにならないコツです。実は大したことありません。だって、よく寝てますもん(ニャーたちと。ニャーは夜私にびったしくっついて寝てます。)。こうやって、ブログ書いてる時間もあるし。過労で倒れちゃう人ってほとんど寝てないそうです。メンデルスゾーンはお金持ちだったそうですが、超忙しくて、加えて、大好きだったお姉さんが亡くなったこともショックで、そんで亡くなっちゃったそうです。
切れる、といえば、昨日記事にしたヴェルディのオテロの切れ方、すごいです。イァーゴに奥さんが不倫していると吹き込まれる間、静かに聞いています。必死にがまんしているようです。でも、イァーゴが、「(オテロが奥さんに贈ったハンカチが)イン・マーン・ディ・カッシオ!(カッシオの手にあった)」と吹き込んだところで(ゴッビがほんとにいやらしい、毒々しい声で歌います。)、突然ぶち切れて、「アーーッ!ミレ・ヴィーテ・・(あーーっ、千の命をカッシオに与えよ(私の怒りを受けるために))」と絶叫します。よい子は真似をしてはいけないような切れ方です。ヴェルディの音楽のすごさです。叙情はプッチーニ、ダイナミックさはヴェルディです。