拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

点を付けるのは猫

2010-05-08 21:58:53 | インポート
株の暴落で世の中大騒ぎです。株価はほんとに通信簿だと思います。個々の企業の株価は経営者の通信簿です。成績が悪いとき(株価が安いとき)、時々経営者は、「俺はもっとできるんだー」的な不満を口にします。その時、必ず、「株価は市場が決めるものではあるが」と前置きします。やっぱり、経営者も、がんばってるのにいい点を付けてもらえないと(株価が上がらないと)、ぐちの一つも言いたくなるのでしょう。国全体の株価の指標は、国のリーダーの、というか、世界のリーダーたちの通信簿です。世界的な危機に対しての対応が悪いと、めちゃくちゃ辛い点を付けます(株価が暴落します。)。ここのところの株価の暴落に対して、リーダーたちも一応対策を発表するのですが、なかなかいい点をもらえません。点をあげてるのは、ピンポーンとチャイムが鳴るだけで隠れてしまううちの2ニャーと同じくらい臆病な生き物(マーケット)です。今朝、頭の中で、ショパンの別れの曲を鳴らしていたのですが、前半の穏やかな部分を経て中間部にいくと、だんだん曲想が険しくなってきます(経済の雲行きが怪しくなっていくようです。)。すぐ綺麗なメロディーに入れ替わってとりあえずほっとします(各国のリーダーが一応断固とした処置をとる、と宣言します。)。でも、すぐにまた険しくなります。大丈夫だよ、フォローが入ります。でも、険しい曲想が支配的になっていって、とうとうカタストロフィを迎えます・・なんと、ショパンの別れの曲が大恐慌のシミュレーションになってしまいました。そうならないように、リーダーさん達、がんばってちょーよ。ドイツのメルケル首相が、経済を安定化させるためにみんなが強力して一致団結するのは「Ganz klar!」(まったく明らかなこと)とおっしゃってました。頼もしいです。