拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

天は我に味方した(筑波山)

2022-12-26 18:30:57 | 音楽

というわけで、思い立ったが吉日、TXに飛び乗りつくばに向かう。今回は早めに出たので11時のバスに乗れた。山腹の神社まで行って、そこから登山なのだが、バス停で降りて早速出迎えてくれたのが関東平野の遥か彼方にそびえる富士山!

筑波山に登って富士山が見られたのは初めて。こんなに幸先のよいことはない。この瞬間、今朝まで抱えてストレスは全て霧散した。

筑波山は、男体山と女体山の二つの峰を持つ。

左が男体山で右が女体山。この写真だと逆の感じがするが、女体山の方が6メートル高くて877メートル。女体山の方が高いところが儒教が入ってくる前の原始日本の男女の関係性を表しているようだ。ところで、行きのバスの中では山の解説音声が流れていて、二つの峰を持つところから男女の「せいさん」の象徴である、と言っていたが、「せいさん」の意味・漢字が分からない。和合して子供を生産する、ということだろうか、それとも「凄惨」という意味だろうか。後者なら「ローズ家の戦争」を思い出す。あるいは、黄泉の国で「見たな~」から始まるいざなぎいざなみの壮絶なバトルのイメージか。

今日は本当に天気に恵まれ、男体山の頂上でも富士山が見えたし、

北の方角には、先日、しっかりその位置を確認した男体山を始めとする日光連山がいっそうはっきりと見えた。

さらに、東方に広がる霞ヶ浦も見えた。

霞ヶ浦を見るのは、筑波山からに限らず多分初めてである。

こうした景色は登山の後についてくるもの。まずは登山である。登り始めは、山道があるのだが、

そのうち、大岩だらけになり、岩と岩の間が「道」ということになる。

この山は、50を超えてから登り始めて、今回で5,6回目だろうか。今回が一番楽。ペース配分を覚えたのと、最近のマイブームの徘徊によって、相当に心肺機能と足腰の筋肉が鍛えられたようだ。前回など、下山の際、脚が痛くてしょうがなかったが、今回は最後までるんるんだった。で、♪るんるんとマイペースで登っていたら、いきなり後ろのおじさんが「いくつ?」と声をかけてきた。10X+4(Xには整数が入る)と答えると、「若いね」と言う。その意味が分からない。るんるん登ってるだけあって体が若いね、と言ってるのか、それとも、老けてると思ったけど結構若いね、の意味なのか。いずれにせよ、はた迷惑である。競馬で、レース中に、外側から他の馬にかぶせられると馬はペースが乱れて余分な体力を使ってしまい、最後の脚が残らなかったりする。そのパターンである。おじさんを意識して自然と早足になってしまい、すっかりペースが狂ってしまった。しかも、後ろから他の馬のひずめの音が聞こえ……じゃなくて、おじさんの足音が聞こえてきて追っかけられてるよう。尚更余計な脚を使ってしまった。ただし、おじさんは75だそうで、75で登山をする元気は見習いたいと思った。

筑波山と言ったら、絶対見ておきたいのが頂上付近にある「ガマ石」。

なんとなく、ハリウッドが最初に作ったゴジラに似ている。この岩は有名だが、

この猫は無名である。筑波山でもよく猫の写真を撮るワタクシである。

バス停に戻ってきたときは既に夕暮れ時。そこでも、なお、夕陽の中に富士山が見えた。

今日は、最後まで天が我に味方したようだ。因みに、歩数は2万歩をちょっと超えた程度。アップダウンは万歩計に反映されないから、実際の負荷は倍以上はかかっていると思う。


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