拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

ビンボー、様々!

2022-12-17 11:40:33 | 日記

大久保の練習場を目指して早稲田から歩く。箱根山を超えて西進するルート。箱根山と言っても金太郎が熊と相撲をとった「天下の険」ではなく、新宿区にある標高44.6mの山。それでも山手線内でもっとも高い。だから、一応「登山」であり、道はそれなりに勾配がある。

とことん登ったら後は山手線方面に向かってだらだら下るのだが、明治通りの手前が一番低くて、その先、再び登り道になる。地形図を見ると、この低地部分は二つの台地の狭間にある。今では跡形もないが、新宿区北部を流れる神田川の支流があったものと推測する(ブラタモリのタモリさんになった気分)。

途中、八百屋さんでレタスが50円だったので購入。店主は中東の人ぽかった。大久保はコリアンタウンのイメージがあるが、イスラム系のお店も多い。昨夜の反省会も羊のしゃぶしゃぶだった。因みに、件の店主が「はーい、レタス、50円でーす」と言うのに一瞬「?」と思ったのは「やおや」という言葉がいかにもジャパニーズだからだ。今後は「ベジショップ」と言おう(因みに、「八百屋」はドイツ語で「Gemüsehändler」という(今調べた))。

これだけ歩いたのに、昨日の歩数が9778歩で1万歩に届かなかったのは、帰りが日付をまたいでしまったため。だから、今日の歩数は既に6981歩である。ずいぶん多いのは、いつもは最寄り駅の北綾瀬から25分歩くのだが、昨夜は北綾瀬行きの電車が終わっていて綾瀬から歩いたから時間も歩数も倍になったのである。しかも、昨夜はGスーパーで仕入れた食材7キロを背負っていた。大変なハンデ競走である。え~っ、ってことは、最寄り駅から歩いても25分かかるの?その通りである。お金持ちは、駅から近いところにおうちを建てるから歩かない。郊外に行くのも車で行くから歩かない。マンションの中だってエレベーターがあるから歩かない。だから不健康。お金を使ってわざわざ命を縮めてるんだから本当にお気の毒である。その点、貧乏人は、全てが逆。神は貧乏人に健康を与えたもうた。ビンボー、様々!(「ビンボー・さまざま」ではない。「ビンボー、さまさま」と読んでちょうだい。だが、ビンボーにいろいろあるのも事実である)

母も歩くのが好きで、施設に入ってからも「健康のため」と称して施設内の廊下を歩き回っていて、ときどき施設が私に「お母様が、歩き回ってる」と連絡を寄こした。「徘徊」を疑ったのだろう。施設はありがたい以外の何者でもなかったのだが、歩くことまで管理されるとなると、ちょっと母も気の毒だったな、と思う。結局、母はボケた。いくら歩いてもボケるときはボケるようだ。