拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

大変なぼろ家

2019-07-07 16:27:34 | 日記
期せずして、「おしん」と「ゲゲゲの女房」が同時期に結婚。だが新居はずいぶん違う。おしんの方は立派な商家なのに対して、ゲゲゲの方は、野際陽子さんのナレーションが言うところの「大変なぼろ家」。このナレーションには笑った。でも、さすが野際陽子さん!言ってる内容の割にはなんとなくユーモラスである。ナレーションと言えば、「なつぞら」が気に入らない理由はいろいろあって、会社に遅刻するくせにいっちょ前のことを言うナツを回りが「さすが」みたいに持ち上げるのもそうだが、ウッチャンのナレーションがどうもしっくりこないことが大きい。脚本は大森寿美男さん。「てるてる家族」は大傑作だったのになぁ。今回、朝ドラ100作目とかで、歴代のヒロインを無理矢理役にぶっこむとか、制作サイドの横やりがあったのだろうか。そういうことがあると、往々にして脚本家の良さが消されてしまうものだ。「大森」と言えば、「ゲゲゲ」の前に夕方再放送してた「アサが来た」の脚本家の大森美香さんの出身高校は私の母校(知らんかった)。その「アサが来た」で大隈夫人を演じてたのは松坂慶子さん、「なつぞら」の前にやってた「まんぷく」で「私は武士の娘」が口癖のお母さん役も松坂慶子さん、そして、今「ゲゲゲ」で貸本屋の主人を演じているのも松坂慶子さんである。この人、ずいぶん朝ドラに出てると思ったら、朝ドラに出たのは全部でこの三つだけだった。たまたま放送が同時期に重なったようだ。冒頭の話に戻る。新居が「大変なぼろ家」だと言ってひとのことを笑っていられない。もし、私が今結婚するとしたら、やはり「新居は大変なぼろ家」である。まあ、いちいち夜になって布団をしく手間がないのは便利である(万年床)。あっ、忘れてた。私は(結婚するとしたら)お婿にいくのであった。だったら新居が「ぼろ家」になる心配はない。それでも一応、この家は残しておこう。夫婦げんかをしたとき「里に帰らせていただきます」の「里」としてである(って、すべてネタですからね。結婚しませんから。なかには真に受ける人もいるので念のため)。