7月2日の半夏生の日に立ち返りますが、
建仁寺塔頭・両足院で半夏生を見た後で、建仁寺へ寄りました。
庫裏の玄関の衝立に
大哉
心乎
とあり、ちょうどそこにいらしたお坊さまに読みと意味をお尋ねしました。
すると、
大(おお)いなる哉(かな)、心(しん)や。
と読んでくださり、禅語の意味する処はムニャムニャ・・・・うーん。
「心は自由で大きく、東西南北いずれへも広げられる」
・・というようなお話だったような。
お話を伺って勝手ながら
「関 東西南北活路通」
「応無処住 而生吾心」
という二つの禅語を頭に思い描いておりました。
あとで建仁寺開山・栄西禅師の著書「興禅護国論」の序と知りました。
大(おお)いなる哉(かな)、心(しん)や。
天の高きは極むべからず、しかるに心は天の上に出づ。
地の厚きは測るべからず、しかるに心は地の下に出づ。
日月の光はこゆべからず、しかるに心は、日月光明の表に出づ。
大千沙界は窮むべからず、
しかるに心は大千沙界の外に出づ。
それ太虚か、それ元気か、心はすなはち太虚を包んで、元気を孕むものなり。
天地は我れを待って覆載(ふうさい)し、日月は我れを待って運行し、
四時は我れを待って変化し、万物は我れを待って発生(ほっしょう)す。
大なる哉、心や。
お尋ねしたお坊さまから7月12日~14日まで暁天座禅会があるので
ぜひいらっしゃいと、お声を掛けて頂きました。
金澤祥子書 「風神雷神」
7月14日(日)6時、建仁寺へ自転車で出かけました。
前日の激しい雷雨が上がり、清々しい気が方丈に満ちていました。
方丈の部屋には座禅用座布団が用意され、
すでに座禅を組み、めい想に入っている人もいます。
まもなく座禅の仕方や作法の教えがあり、腹式呼吸を調えながら
約300名の参加者が座禅に入りました。
眠気に襲われたり、心に雑念を生じると、
手を合わせて身体を前に倒します。
それが合図となり、お坊さまが警策で背中を二度敲いてくださいます。
15分づつ、休みをはさんで30分、雑念を祓い、ひたすらめい想します。
それは心が洗われるような気持のよい時間でした。
建仁寺の暁天座禅会、なんかやみつきになりそうな座禅会です。
・・・と思っていたら、月に一度、座禅会を開いているとのことでした。
次に建仁寺管長・小堀泰厳老師の講演を拝聴しました。
暁天座禅会の終了後、漬物(梅干と沢庵)と粥がふるまわれました。
その際に、食作法についてもご指導があり、
「器を回しますので、施餓鬼といって
食べる前に粥を少しこの器に入れていただきます。
沢庵一切れは残して、最後に湯が出ますので、それで食器を清めます」
さすが、四ツ頭之式で名高い建仁寺の朝粥の作法・・と思いました。
朝粥の席
その後、方丈前の庭を眺めてくつろいだり、法堂天井の双龍図を拝観し、
庭へ出て茶室・東陽坊と露地を見学したり・・・
座禅と講話で清められた心を広く遊ばせて頂き、お接待にただ感謝でした。
建仁寺塔頭・両足院で半夏生を見た後で、建仁寺へ寄りました。
庫裏の玄関の衝立に
大哉
心乎
とあり、ちょうどそこにいらしたお坊さまに読みと意味をお尋ねしました。
すると、
大(おお)いなる哉(かな)、心(しん)や。
と読んでくださり、禅語の意味する処はムニャムニャ・・・・うーん。
「心は自由で大きく、東西南北いずれへも広げられる」
・・というようなお話だったような。
お話を伺って勝手ながら
「関 東西南北活路通」
「応無処住 而生吾心」
という二つの禅語を頭に思い描いておりました。
あとで建仁寺開山・栄西禅師の著書「興禅護国論」の序と知りました。
大(おお)いなる哉(かな)、心(しん)や。
天の高きは極むべからず、しかるに心は天の上に出づ。
地の厚きは測るべからず、しかるに心は地の下に出づ。
日月の光はこゆべからず、しかるに心は、日月光明の表に出づ。
大千沙界は窮むべからず、
しかるに心は大千沙界の外に出づ。
それ太虚か、それ元気か、心はすなはち太虚を包んで、元気を孕むものなり。
天地は我れを待って覆載(ふうさい)し、日月は我れを待って運行し、
四時は我れを待って変化し、万物は我れを待って発生(ほっしょう)す。
大なる哉、心や。
お尋ねしたお坊さまから7月12日~14日まで暁天座禅会があるので
ぜひいらっしゃいと、お声を掛けて頂きました。
金澤祥子書 「風神雷神」
7月14日(日)6時、建仁寺へ自転車で出かけました。
前日の激しい雷雨が上がり、清々しい気が方丈に満ちていました。
方丈の部屋には座禅用座布団が用意され、
すでに座禅を組み、めい想に入っている人もいます。
まもなく座禅の仕方や作法の教えがあり、腹式呼吸を調えながら
約300名の参加者が座禅に入りました。
眠気に襲われたり、心に雑念を生じると、
手を合わせて身体を前に倒します。
それが合図となり、お坊さまが警策で背中を二度敲いてくださいます。
15分づつ、休みをはさんで30分、雑念を祓い、ひたすらめい想します。
それは心が洗われるような気持のよい時間でした。
建仁寺の暁天座禅会、なんかやみつきになりそうな座禅会です。
・・・と思っていたら、月に一度、座禅会を開いているとのことでした。
次に建仁寺管長・小堀泰厳老師の講演を拝聴しました。
暁天座禅会の終了後、漬物(梅干と沢庵)と粥がふるまわれました。
その際に、食作法についてもご指導があり、
「器を回しますので、施餓鬼といって
食べる前に粥を少しこの器に入れていただきます。
沢庵一切れは残して、最後に湯が出ますので、それで食器を清めます」
さすが、四ツ頭之式で名高い建仁寺の朝粥の作法・・と思いました。
朝粥の席
その後、方丈前の庭を眺めてくつろいだり、法堂天井の双龍図を拝観し、
庭へ出て茶室・東陽坊と露地を見学したり・・・
座禅と講話で清められた心を広く遊ばせて頂き、お接待にただ感謝でした。