節分の壬生寺
今日は立春、
日足もだいぶ伸びて春の訪れが近いことを感じます。
京都を留守にしてまして、久しぶりの書き込みです・・・。
節分の日に1年ぶりの京都の節分名所めぐりをしました。
コースは、壬生寺~須賀神社~聖護院~(自宅)~吉田神社・火炉祭です。
火炉祭は古い護符をお焚き上げする神事で、夜11時の開始です。
先ずは壬生寺へお詣りし、壬生狂言「節分」を鑑賞しました。
45分間の無言劇の中に京の節分習俗が伝えられていて、
今では見られなくなった「厄払い」が登場するのも興味深いです。
唯一の音曲は、独特のリズム「カンデン、カンデンデン、カンデンデンデン」
の繰り返しで、銅鑼(かね)、太鼓、笛で奏でられます。
あらすじは、
節分の日、後家は升に豆をたくさん用意し、
柊に鰯の頭を挿して門口に付けます。
節分の用意が調ったところへ厄払いがやってきたので
厄を払うまじないを頼みます。
後家はお礼に厄払いに豆を包んだものをあげて一安心。
次に蓑笠を付けた鬼がやってきます。
後家は鬼を見てびっくりして逃げてしまいます。
後家に気に入られたい鬼は、「打出の小槌」で着物をとり出して
人間に変装し、後家を呼び出します。
「打出の小槌」で着物を出して後家に与え、酒宴が始まりました。
鬼が酔いつぶれたのを待って、後家が着物を脱がせていくと、
その正体がわかり、思わず悲鳴をあげてしまいます。
鬼はその声に目覚め、正体がばれ、着物も打出の小槌も
とられたことに気づき、怒って後家につかみかかろうとしますが、
後家は豆をまいて鬼を追い払って、メデタシ、メデタシ。
二回目ですが、「厄払い」のひょうきんなしぐさに注意を払ったり、
後家が鬼めがけて勢いよく豆をまくところに痛快さを感じたり、
鬼のいじらしさを感じた前回と印象が違うところが面白いですね。
「まめ」は魔(ま)を滅(めっ)するという語呂合わせからだとか・・・。
焙烙に厄払いの願いを書き入れる人たちを横目で見ながら
近くの鶴屋さんへ。
ここは新撰組屯所遺跡で、旧壬生屯所であった八木家が現存しています。
新撰組・初代局長の芹沢鴨と愛人お梅、平山五郎の3人が暗殺された座敷、
刀傷の残る鴨居や柱を見学しました。
案内人のご婦人が語る新撰組の運命、芹沢鴨の粛清、旗「誠」のお話は
まこと熱演でございました
見学後、鶴屋の手あぶりが置かれた縁台でお薄と「屯所餅」を賞味しました。
壬生菜が入った「屯所餅」は粒あんの甘みが程よく、お勧めの一品です。
「屯所餅」で一服
「炮烙銅鑼」と「鶏卵素麺」を買って、次の須賀神社へ向かいました。
2014年節分の日に-2へ
今日は立春、
日足もだいぶ伸びて春の訪れが近いことを感じます。
京都を留守にしてまして、久しぶりの書き込みです・・・。
節分の日に1年ぶりの京都の節分名所めぐりをしました。
コースは、壬生寺~須賀神社~聖護院~(自宅)~吉田神社・火炉祭です。
火炉祭は古い護符をお焚き上げする神事で、夜11時の開始です。
先ずは壬生寺へお詣りし、壬生狂言「節分」を鑑賞しました。
45分間の無言劇の中に京の節分習俗が伝えられていて、
今では見られなくなった「厄払い」が登場するのも興味深いです。
唯一の音曲は、独特のリズム「カンデン、カンデンデン、カンデンデンデン」
の繰り返しで、銅鑼(かね)、太鼓、笛で奏でられます。
あらすじは、
節分の日、後家は升に豆をたくさん用意し、
柊に鰯の頭を挿して門口に付けます。
節分の用意が調ったところへ厄払いがやってきたので
厄を払うまじないを頼みます。
後家はお礼に厄払いに豆を包んだものをあげて一安心。
次に蓑笠を付けた鬼がやってきます。
後家は鬼を見てびっくりして逃げてしまいます。
後家に気に入られたい鬼は、「打出の小槌」で着物をとり出して
人間に変装し、後家を呼び出します。
「打出の小槌」で着物を出して後家に与え、酒宴が始まりました。
鬼が酔いつぶれたのを待って、後家が着物を脱がせていくと、
その正体がわかり、思わず悲鳴をあげてしまいます。
鬼はその声に目覚め、正体がばれ、着物も打出の小槌も
とられたことに気づき、怒って後家につかみかかろうとしますが、
後家は豆をまいて鬼を追い払って、メデタシ、メデタシ。
二回目ですが、「厄払い」のひょうきんなしぐさに注意を払ったり、
後家が鬼めがけて勢いよく豆をまくところに痛快さを感じたり、
鬼のいじらしさを感じた前回と印象が違うところが面白いですね。
「まめ」は魔(ま)を滅(めっ)するという語呂合わせからだとか・・・。
焙烙に厄払いの願いを書き入れる人たちを横目で見ながら
近くの鶴屋さんへ。
ここは新撰組屯所遺跡で、旧壬生屯所であった八木家が現存しています。
新撰組・初代局長の芹沢鴨と愛人お梅、平山五郎の3人が暗殺された座敷、
刀傷の残る鴨居や柱を見学しました。
案内人のご婦人が語る新撰組の運命、芹沢鴨の粛清、旗「誠」のお話は
まこと熱演でございました
見学後、鶴屋の手あぶりが置かれた縁台でお薄と「屯所餅」を賞味しました。
壬生菜が入った「屯所餅」は粒あんの甘みが程よく、お勧めの一品です。
「屯所餅」で一服
「炮烙銅鑼」と「鶏卵素麺」を買って、次の須賀神社へ向かいました。
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