梨木神社本殿
秋分の日(23日)は茶会を二つ訪ねてみようと、大忙しでした。
先ずは梨木神社・萩まつりの茶会です。
梨木神社は京都御所の東側にあり、三条実萬、実美父子を祭神として
明治18年に建立された神社です。
参道や境内には萩が植えられ、毎年秋の彼岸に萩まつりが行われています。
境内にある「染井」は、京都三名水の一つで、
茶事の時にはいつも「染井」の水を汲ませて頂いてます。
京都三名水の一つ、「染井」
梨木神社へ着くと、いつもは静かな境内が萩と人で賑やかでした。
俳句をしたためた短冊が萩の枝に掬ばれていて、
風に揺れているのを捉まえて読んでみると
雲浮かぶ 裏参道に こぼれ萩
白萩に かたき約束 とりつけて
あちこちに 小さき銀河 萩こぼる
待合の秋の七草
待合で20分ほど待ったでしょうか? 前の席が終わったようです。
「お先でございました」と挨拶され、恐縮して頭を下げました。
いつでもどこでも自然体に挨拶できると素敵ですね・・・。
はじめて茶室・壷中庵へ入ると、八畳二間の広間でした。
床の掛物は、「無事 日々是好日」、鵬雲斎大宗匠筆です。
四方籠に風情佳く、ススキ、吾亦紅そして白い星のようなあけぼの草。
思いがけず、N先生、Fさん、Sさんと嬉しいお出会いがありました。
京都の茶会で知っている方に会うのは本当に珍しいことです。
壷中庵
挨拶ののち、水指を運び出しお点前が始まりました。
大板の中置です。
仙叟好の渦四方釜が雲華の風炉にすっきりと映えていました。
10月になると、すぐに中置の稽古が始まるので
興味深くお点前を拝見させて頂きました。
菓子は蕪の薯蕷饅頭、ススキ絵の茶碗で薄茶を美味しく頂戴しました。
抹茶は「珠の白」(大宗匠御好)小山園詰です。
正客席に座った女性は観光客の方でしたが、
萩まつり茶会なので和やかに進行して、こういうのも好しですね。
主茶碗は、大樋焼それとも楽茶碗? 六代六閑斎の手づくりとか。
薄器は平棗、茶杓は大宗匠作「即今」という銘でした。
白萩がこぼれて・・
先に茶席へ入ったので、拝殿へお詣りし、
こぼれんばかりに咲く萩の花をゆっくり観賞しました。
紅萩も可憐ですが、なぜか白萩に心惹かれます。
いったん家へ帰り、午後は黎明教会資料研修館の宗偏流茶会へ・・・。
その2へつづく
秋分の日(23日)は茶会を二つ訪ねてみようと、大忙しでした。
先ずは梨木神社・萩まつりの茶会です。
梨木神社は京都御所の東側にあり、三条実萬、実美父子を祭神として
明治18年に建立された神社です。
参道や境内には萩が植えられ、毎年秋の彼岸に萩まつりが行われています。
境内にある「染井」は、京都三名水の一つで、
茶事の時にはいつも「染井」の水を汲ませて頂いてます。
京都三名水の一つ、「染井」
梨木神社へ着くと、いつもは静かな境内が萩と人で賑やかでした。
俳句をしたためた短冊が萩の枝に掬ばれていて、
風に揺れているのを捉まえて読んでみると
雲浮かぶ 裏参道に こぼれ萩
白萩に かたき約束 とりつけて
あちこちに 小さき銀河 萩こぼる
待合の秋の七草
待合で20分ほど待ったでしょうか? 前の席が終わったようです。
「お先でございました」と挨拶され、恐縮して頭を下げました。
いつでもどこでも自然体に挨拶できると素敵ですね・・・。
はじめて茶室・壷中庵へ入ると、八畳二間の広間でした。
床の掛物は、「無事 日々是好日」、鵬雲斎大宗匠筆です。
四方籠に風情佳く、ススキ、吾亦紅そして白い星のようなあけぼの草。
思いがけず、N先生、Fさん、Sさんと嬉しいお出会いがありました。
京都の茶会で知っている方に会うのは本当に珍しいことです。
壷中庵
挨拶ののち、水指を運び出しお点前が始まりました。
大板の中置です。
仙叟好の渦四方釜が雲華の風炉にすっきりと映えていました。
10月になると、すぐに中置の稽古が始まるので
興味深くお点前を拝見させて頂きました。
菓子は蕪の薯蕷饅頭、ススキ絵の茶碗で薄茶を美味しく頂戴しました。
抹茶は「珠の白」(大宗匠御好)小山園詰です。
正客席に座った女性は観光客の方でしたが、
萩まつり茶会なので和やかに進行して、こういうのも好しですね。
主茶碗は、大樋焼それとも楽茶碗? 六代六閑斎の手づくりとか。
薄器は平棗、茶杓は大宗匠作「即今」という銘でした。
白萩がこぼれて・・
先に茶席へ入ったので、拝殿へお詣りし、
こぼれんばかりに咲く萩の花をゆっくり観賞しました。
紅萩も可憐ですが、なぜか白萩に心惹かれます。
いったん家へ帰り、午後は黎明教会資料研修館の宗偏流茶会へ・・・。
その2へつづく