「伝物の茶事」を稽古茶事で習いました。
四ヶ伝などの伝物で行う茶事を取り上げて
くださったのです。今年5月のことでした。
最初に資料が配られ、利休百会記と道具組について
K先生の講義がありました。
K先生のユーモアと緊張感を合わせ持つお話に
いつも茶心を揺さぶられます。
時に知的好奇心を刺激されて何日も興奮状態だったり、
参考書を調べまくったり・・です。
その日の「伝物の茶事」は四ヶ伝の内 盆点で、
唐物茶入(肩衝)を使い、水指は木地曲でした。
利休百会記に登場する「はけ物水指」とは
曲(わげ)物水指のことだそうですが、
他にもばけ物水指のことで、南蛮水指という説もあります。
さて、茶事で使われた盆は確か菱盆(青漆)だったような・・。
会記で確かめてみましたので、一部紹介させていただきます。
本席
床 淡々斎 筆 一行
松風通古今
釜 真形 馬地紋
風炉 土 道安
水指 木地曲
茶入 唐物 肩衝
盆 青漆内朱 四方
茶杓 牙 利休形
茶碗 黒楽 長次郎写
蓋置 青竹
建水 唐銅
盆は青と朱の漆が絶妙なバランスの四方盆でした。
本席で吸物 八寸、初炭、菓子(3種)の後 中立。
後座は本席で濃茶を頂いた後に
別席にて懐石 薄茶という形式で行われました。
K先生のご指導に触発されて
「稽古で習った点前を茶事に反映してみたい・・」
「唐物、盆点、和巾、茶通箱で茶事をしてみたい・・」
と思ったことでした。
問題はお道具でしょうか?
正客をしてくださった茶事の先輩と顔を見合わせて
「唐物写しでも良いのかしら???」
懐具合と実現性を考えると、ちょっと悲しくなります・・・。
写真は、湯河原・幕山の水仙です。
四ヶ伝などの伝物で行う茶事を取り上げて
くださったのです。今年5月のことでした。
最初に資料が配られ、利休百会記と道具組について
K先生の講義がありました。
K先生のユーモアと緊張感を合わせ持つお話に
いつも茶心を揺さぶられます。
時に知的好奇心を刺激されて何日も興奮状態だったり、
参考書を調べまくったり・・です。
その日の「伝物の茶事」は四ヶ伝の内 盆点で、
唐物茶入(肩衝)を使い、水指は木地曲でした。
利休百会記に登場する「はけ物水指」とは
曲(わげ)物水指のことだそうですが、
他にもばけ物水指のことで、南蛮水指という説もあります。
さて、茶事で使われた盆は確か菱盆(青漆)だったような・・。
会記で確かめてみましたので、一部紹介させていただきます。
本席
床 淡々斎 筆 一行
松風通古今
釜 真形 馬地紋
風炉 土 道安
水指 木地曲
茶入 唐物 肩衝
盆 青漆内朱 四方
茶杓 牙 利休形
茶碗 黒楽 長次郎写
蓋置 青竹
建水 唐銅
盆は青と朱の漆が絶妙なバランスの四方盆でした。
本席で吸物 八寸、初炭、菓子(3種)の後 中立。
後座は本席で濃茶を頂いた後に
別席にて懐石 薄茶という形式で行われました。
K先生のご指導に触発されて
「稽古で習った点前を茶事に反映してみたい・・」
「唐物、盆点、和巾、茶通箱で茶事をしてみたい・・」
と思ったことでした。
問題はお道具でしょうか?
正客をしてくださった茶事の先輩と顔を見合わせて
「唐物写しでも良いのかしら???」
懐具合と実現性を考えると、ちょっと悲しくなります・・・。
写真は、湯河原・幕山の水仙です。