2日の東京都議議選に圧勝した小池都知事が勝った都民ファーヅト代表の座を降りる、と言明した。まだ選挙大勝の余韻も乾かぬうちに都民ファースト代表の座を幹事長の野田数氏に譲る、というのだが、小池都知事が都民ファーヅト代表だから都民ファーストの会に立候補者に投票した人がほとんどなのにその代表の座を降りる、というのは支援して投票してくれた都民を馬鹿にする行動としか思えない。公職選挙法で選挙の1カ月前に代表に就任し、投票が終わったらすぐに辞任するのは違反にあたるのではないか、との声もあり、小池都知事は選挙をいかなるものと考えているのか疑問の声が激しく起こっているし、小池知事は政治家として不適格だ、ととの声すら起きている。
今回の東京都議選で小池氏が率いた都民ファーストの会がこれほど躍進するとは事前に予想した人はほとんどいなかった。告示された先月23日から自民党の豊田真由子衆院議員の秘書に対する暴言暴行、稲田朋美防衛相の自衛隊員7に選挙協力をも読める発言、さらには自民党都連の下村博文会長の加計学園からの政治献金が相次ぎ、今年初めからの森友、加計学園問題をめぐる官邸の対応のまずさも尾を引いて政府自民党に対する国民の怒りが最高潮に達し、もう自民党には政治は任せておけないとのムードが高まり、それが都民ファーヅトの会へ票が流れることとなった。だから、小池知事や都民ファーストの会が進んで支持を受けたわけではなく、反自民の怒りの持ってき場としてたまたま都民ファーストの会に流れた、というべきである。
小池知事の政策は玄人筋から見て豊洲と築地の両市場とも生かすというにえきらない方針やオリンピック費用に鉈を投じたものの結果として果たしてどんな効果をもたらしたのか、よくわからないところがあり、1年経って成果をあげているとはいいきれないところがある。それでも都議会の透明化を打ち出し、自民党が」ブラックボックスであるとして反自民を掲げたところで、たまたまタイミングよく自民党がオウンゴールを蹴り込んでしまった、というところで、今後の都政を進めていくうえで、極めて重い責任を負った、というのが正直なところだろう。
そこで、小池知事としては都議選のさなかでも二元代表制である知事と議会の両方の代表を兼ねて一体だれが知事に注文なり、批判をしていくことになるのだろうか、との疑問をぶつけられていたのをかわすねらいで今回あっさりと都民ファースト代表を座を野田幹事長に譲ることにしたのだろう。それはそれで一見論理の通ったことであるように見えるが、よくよく考えるとこの知事が選挙後ただちに都議会第一党となった都民ファーストの会の代表の座を退くということは選挙民に対する詐欺のようなものであるとして訴えられて裁判となり、負けた場合には今回の選挙そのものが無効であり、都議選のやり直しを求められることになるのかもしれない。
今回小池知事の思い付きでこうしたことを決めたようだが、先月初めに都民ファーストの会の代表に就任した時に今回のように直ちに代表の座を辞めることを想定していたか、が問題とされるだろう。仮に想定したいたとすれば、それは選挙民に対する詐欺行為にあたる、ということになり、選挙そのものが無効と判断されることとなる。
今日4日あたりのネットの動きを見ていると当初小池知事の主導していた「希望の塾」の塾生だった人が都民ファーストの会の立候補選に落ちて、今回の都議選に無所属として立候補して都民ファーストの会から妨害行為を受けたとして抗議したり、「希望の塾」の運営の会計報告がなされていない、として公表を求める動きふが出ていて、都民ファーストの会の運営について芳しくない動きが広がりつつある。こうした動きを察知して、小池知事はさっさと野田幹事長に後処理を任せることにして、こうしたことにしたのではないか、とみる向きもある。
いずれにしろ、小池知事が大方の都民の負託を受けて、その務めを果たすのはこれからだが、今回の大勝はたまたまだという思いがどこまで本当にあるのかで、大いに変わってくることだろう。小池知事はもちろんその回りにもそうした謙虚な思いを真に持っている人はまずいないので、いずれ小池知事の醜い馬脚が顕われてくることだろう。
追記 小池知事は開票後「勝ち過ぎた」と発言したと報道されているが、自らの施策が受け入れられて勝ったのではなく、自民党のオウンゴールで勝ったのだから、勝ち過ぎということはない。相手が勝手にこけて転がり込んだ勝利なのだから、勝ち過ぎと思うことはさらさらない。小池知事は勝負の仕方を知っているのだろうか、と思わざるを得ない。選挙中から二元代表制について責められ、党の代表のままいるのはまずいと思い始め、選挙後ただちに都民ファースト代表の座を降りるにあたって適当な理由がみつからないことから、本音を口走ったのだろう。小池知事は内心本当に勝ち過ぎだ、と思っているのは自民党からの仕返しが怖い、と思っているのではなかろうか、と推察される。、
今回の東京都議選で小池氏が率いた都民ファーストの会がこれほど躍進するとは事前に予想した人はほとんどいなかった。告示された先月23日から自民党の豊田真由子衆院議員の秘書に対する暴言暴行、稲田朋美防衛相の自衛隊員7に選挙協力をも読める発言、さらには自民党都連の下村博文会長の加計学園からの政治献金が相次ぎ、今年初めからの森友、加計学園問題をめぐる官邸の対応のまずさも尾を引いて政府自民党に対する国民の怒りが最高潮に達し、もう自民党には政治は任せておけないとのムードが高まり、それが都民ファーヅトの会へ票が流れることとなった。だから、小池知事や都民ファーストの会が進んで支持を受けたわけではなく、反自民の怒りの持ってき場としてたまたま都民ファーストの会に流れた、というべきである。
小池知事の政策は玄人筋から見て豊洲と築地の両市場とも生かすというにえきらない方針やオリンピック費用に鉈を投じたものの結果として果たしてどんな効果をもたらしたのか、よくわからないところがあり、1年経って成果をあげているとはいいきれないところがある。それでも都議会の透明化を打ち出し、自民党が」ブラックボックスであるとして反自民を掲げたところで、たまたまタイミングよく自民党がオウンゴールを蹴り込んでしまった、というところで、今後の都政を進めていくうえで、極めて重い責任を負った、というのが正直なところだろう。
そこで、小池知事としては都議選のさなかでも二元代表制である知事と議会の両方の代表を兼ねて一体だれが知事に注文なり、批判をしていくことになるのだろうか、との疑問をぶつけられていたのをかわすねらいで今回あっさりと都民ファースト代表を座を野田幹事長に譲ることにしたのだろう。それはそれで一見論理の通ったことであるように見えるが、よくよく考えるとこの知事が選挙後ただちに都議会第一党となった都民ファーストの会の代表の座を退くということは選挙民に対する詐欺のようなものであるとして訴えられて裁判となり、負けた場合には今回の選挙そのものが無効であり、都議選のやり直しを求められることになるのかもしれない。
今回小池知事の思い付きでこうしたことを決めたようだが、先月初めに都民ファーストの会の代表に就任した時に今回のように直ちに代表の座を辞めることを想定していたか、が問題とされるだろう。仮に想定したいたとすれば、それは選挙民に対する詐欺行為にあたる、ということになり、選挙そのものが無効と判断されることとなる。
今日4日あたりのネットの動きを見ていると当初小池知事の主導していた「希望の塾」の塾生だった人が都民ファーストの会の立候補選に落ちて、今回の都議選に無所属として立候補して都民ファーストの会から妨害行為を受けたとして抗議したり、「希望の塾」の運営の会計報告がなされていない、として公表を求める動きふが出ていて、都民ファーストの会の運営について芳しくない動きが広がりつつある。こうした動きを察知して、小池知事はさっさと野田幹事長に後処理を任せることにして、こうしたことにしたのではないか、とみる向きもある。
いずれにしろ、小池知事が大方の都民の負託を受けて、その務めを果たすのはこれからだが、今回の大勝はたまたまだという思いがどこまで本当にあるのかで、大いに変わってくることだろう。小池知事はもちろんその回りにもそうした謙虚な思いを真に持っている人はまずいないので、いずれ小池知事の醜い馬脚が顕われてくることだろう。
追記 小池知事は開票後「勝ち過ぎた」と発言したと報道されているが、自らの施策が受け入れられて勝ったのではなく、自民党のオウンゴールで勝ったのだから、勝ち過ぎということはない。相手が勝手にこけて転がり込んだ勝利なのだから、勝ち過ぎと思うことはさらさらない。小池知事は勝負の仕方を知っているのだろうか、と思わざるを得ない。選挙中から二元代表制について責められ、党の代表のままいるのはまずいと思い始め、選挙後ただちに都民ファースト代表の座を降りるにあたって適当な理由がみつからないことから、本音を口走ったのだろう。小池知事は内心本当に勝ち過ぎだ、と思っているのは自民党からの仕返しが怖い、と思っているのではなかろうか、と推察される。、