平年を上回るような気温が続いているため、
様々な花の急な開花と、
一気に現れて活動を開始した昆虫類は、
私の画像ストックを急激に増やしている。
大町公園の開園(午前9時)と同時に園内を散策していると、
ヤマトシジミやキタテハ、ルリタテハ、モンシロチョウ、
モンキチョウ、シロチョウ、ウラギンシジミ、アカタテハなどの出迎えを受けた。
そんな中でも、3年前からその存在がわかっていたにも拘らず、
なかなか出会えなかった「ツマキチョウ」に初めて出会った。
取り敢えず飛んでいるのを無理を承知で撮ったが・・・
なんとか「ツマキチョウ」であることは確認できた。
やがて3m程先に止まったので、以後は連写で対応した。
PCで見て判ったのは瑠璃唐草(オオイヌノフグリ)で吸蜜していたのである。
探し続けて3年目で出合った蝶なので慎重に距離を縮め、
約30枚ほどを撮ることができた。
昨年と一昨年は山桜が散ってから探していたので、
時期的に見つからなかったのかもしれない。
春だけしか現れない可憐な蝶なので、
この時期を逃すと次のチャンスは1年後しかない。
そういう意味では貴重な出会いであった。
蝶はあちこち移動して吸蜜していたが撮影できる範囲内であり、
しかも周囲には人が居なかったことも幸いだった。
別の蝶を撮っているときにたまたま居合わせた人に、
「ツマキチョウ」の情報を教えると、
ツマキチョウが現れた周囲には数人が集まってきた。
土曜日と言うこともあって、ツマキチョウ狙いのカメラマンも多かったようで、
翡翠などの野鳥を狙っている数よりも多かったかもしれない。
で・・・・
いろいろ話を聞くと、大町公園は蜻蛉や蝶など昆虫の密度も高いという。
「ツマキチョウ」は天候が悪いと姿を見せないと言う。
晴れて暖かな日がチャンスと言われているのだが、
そんな日は青空をバックにした桜の写真も良く、
これからの晴れ日には二者択一で迷いそうである。