昨日撮った寒桜は、
風が強く被写体のブレがあったために、
撮り直しの心算で今日も撮りに行った。
昨日は一日中太陽光を浴びていたためか、
昨日の午前中に撮ったときよりさらに開花は進んでいて、
目白の姿も数羽認められた(巻頭の写真)。
目白は花蜜が目的で、花の中にくちばしを入れて、
吸蜜を楽しんでいる。
蜜が目的なので、
花の根元を食べてしまう雀のように花を落とすことはない。
(雀は染井吉野に群がっていることが多く寒桜では目撃していない)
吸蜜に夢中になっていると写真も撮りやすいのだが、
それでは目白の特徴である目の周りの白い輪が撮れない。
で・・・
撮影している私に気付いて警戒態勢を取ったときが撮りごろで、
そのときの目線はこちらを見ている。
警戒態勢を取っているときが撮り頃ではあるが、
数秒後には逃げていく。
下の写真が今日の最後の一枚となった。
快晴だったが16時ごろには気圧の谷の通過でにわかに曇り、
降雨や降雪を示す雲が地上に達していた。
いわば天気急変による時雨雲で、雨や霰や雪を降らす。
ニュースにもあったが、南関東ではこの時間に降雪があったようである。
当地は降らなかったものの、急な気温の低下があった。
寒いときに外出すると、体が反応しくしゃみや鼻水が出て、
風邪をひいた時のような症状になるが、そんな日は帰宅後も体調は良くない。
来週半ばには再び15度近い気温が予報されているのだが、
軽装で出られる春が早くやってきて欲しい。
童謡「春よ来い 早く来い 歩き始めた・・・・」は、
童謡と言うよりはむしろ「春を待ちわびる大人の気持ちではないか」と思い調べると、
やはりそうで、作詞者は糸魚川市出身の詩人相馬御風で、
春を待ちわびる心を「みいちゃん」を通して表現し、
「おんもへ出たいと待っている」のは大人である本人なのである。
私も加齢とともに「春よ来い、早く来い」と思うことが多くなったが、
弥生三月とはそういう時期なのかもしれない。