MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

寒桜と目白と雪しぐれ

2014年03月07日 | あらかると

昨日撮った寒桜は、
風が強く被写体のブレがあったために、
撮り直しの心算で今日も撮りに行った。

昨日は一日中太陽光を浴びていたためか、
昨日の午前中に撮ったときよりさらに開花は進んでいて、
目白の姿も数羽認められた(巻頭の写真)。


目白は花蜜が目的で、花の中にくちばしを入れて、
吸蜜を楽しんでいる。


蜜が目的なので、
花の根元を食べてしまう雀のように花を落とすことはない。
(雀は染井吉野に群がっていることが多く寒桜では目撃していない)


吸蜜に夢中になっていると写真も撮りやすいのだが、
それでは目白の特徴である目の周りの白い輪が撮れない。
で・・・
撮影している私に気付いて警戒態勢を取ったときが撮りごろで、
そのときの目線はこちらを見ている。


警戒態勢を取っているときが撮り頃ではあるが、
数秒後には逃げていく。
下の写真が今日の最後の一枚となった。


快晴だったが16時ごろには気圧の谷の通過でにわかに曇り、
降雨や降雪を示す雲が地上に達していた。
いわば天気急変による時雨雲で、雨や霰や雪を降らす。


ニュースにもあったが、南関東ではこの時間に降雪があったようである。
当地は降らなかったものの、急な気温の低下があった。


寒いときに外出すると、体が反応しくしゃみや鼻水が出て、
風邪をひいた時のような症状になるが、そんな日は帰宅後も体調は良くない。
来週半ばには再び15度近い気温が予報されているのだが、
軽装で出られる春が早くやってきて欲しい。

童謡「春よ来い 早く来い 歩き始めた・・・・」は、
童謡と言うよりはむしろ「春を待ちわびる大人の気持ちではないか」と思い調べると、
やはりそうで、作詞者は糸魚川市出身の詩人相馬御風で、
春を待ちわびる心を「みいちゃん」を通して表現し、
「おんもへ出たいと待っている」のは大人である本人なのである。

私も加齢とともに「春よ来い、早く来い」と思うことが多くなったが、
弥生三月とはそういう時期なのかもしれない。
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