MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

「春の野の恵み」をいただく

2014年03月19日 | たべもの・料理

とある川土手を散歩中に、
目の前に飛んできた「キタテハ」を撮るために追っていると、
蝶が飛んでいる範囲内で野生化した小松菜を数株発見した。


花を咲かせるために蕾をつけて伸びてきた茎は柔らかく、
しかも美味しいので早速、茎数本を折って収穫してきた。


野生化した小松菜は年毎に根が太くなり、多年草化するので、
一株から10本程度の花芽を出すこともまれではなく、
また、今の時季ならすべての茎を折って収穫しても、
さらにその茎の根元から新たな花芽を出して成長し、
盛春には川岸を菜の花畑のごとくにしてしまう。


収穫してきたのは5本だった。
水道水ですすぎ洗いをして1分ほど茹でた。


大き目の2本は天ぷらにして「天ぷら饂飩」として美味しくいただき、


3本は3~4cmほどに刻んで、ベーコン、バジルソースと合わせ、
スパゲッティの具として楽しんだ。
一度茹でたためか、菜の花特有の苦味は消えていて美味しかった。


早春から収穫を目論んでいた別の場所にあった小松菜の大株は、
無残にも鎌のようなものでばっさりと刈られていた。
最近はこのような状況の株を見ることが多くなったが、
「自然の恵みをいただく」事についてはもう少し敬虔な態度になれないかと思う。

このぐらいの大株になると根は大根のように太いので、
新たな花芽を出して花を咲かせるものと思われるが・・・・
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