MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

赤いフリージアとフリージアとの出会い

2014年03月17日 | あらかると

ベランダの植木鉢の赤いフリージアが咲き始めた。


フリージアには学生時代の頃の思い出がある。
アルバイトしていた会社の仕事先に向かうため渋谷駅前を歩いていたとき、
偶然、高校時代の同級生で同じクラブ仲間だった袴姿の女性に出会い、
卒業式に頂いたと言う「フリージア」だけの小さなブーケを頂いた。

アルバイトは軽印刷の仕事で、
毎日がインク洗浄液の匂いばかりだったから、
黄色いフリージアの鮮烈な香りはショックだった。

それから十数年経ったころ、
やっとベランダ付きの住宅に住むようになり、
プランターでベランダ花壇を楽しんでいた。
もちろんフリージアは毎年のように咲かせ、
鉢植えのものは芳香剤の代わりに玄関に飾ったりしていた。

その後の紆余曲折で、今年は3株だけとなった。
残りの2株は咲き方が遅いので黄色のフリージアではないかと思っているが・・・・

春の光を受けた深紅のフリージアが印象的でカメラを向けた。


SONY A-57の最短撮影距離(23cm)で撮ってみた。


ついでに、CANON-A650ISのマクロ撮影(1cmマクロ)でも撮ってみたが、
やはり被写界深度はコンパクトデジカメのほうが深く、
被写体に1cmも寄っていることから、CANONの描写力のほうが上回った。


開花途中の花芯が輝いて見えたので撮ってみた。
撮って気がついたのは、
雌蕊の周りにある豆の形をした雄蕊が裂けて、
花粉が飛び出していたと言うことである。


花弁の模様もまた面白く、
拡大するとまるでアートのようである。


明日18日は「彼岸の入り」だが、
すでに近所の八柱霊園には墓参の家族の姿がちらほらと・・・

春の彼岸と言えば、
都心では「緋寒桜」や「江戸彼岸」などが染井吉野に先駆けて開花する頃である。
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