職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

★地域情報交換会。地域の「かたち」「ちから」を自身の目でしっかりと観て、アウトソーシング計画を立てる

2013-06-30 12:01:12 | 僕のモンマルトル日記

 

茫漠特急 辛坊は今でも南東方向に太平洋を驀進するエオラス号の中でコーヒーを沸かしている
2013
06.30

image2

★日曜日の朝――僕のなかでは、6月21日午前5時半(ローカルタイム午前6時半)、辛坊治郎氏からの「定時連絡」=「現在位置 北緯33度03分 東経152度34分。曇り。西南西の風25ノット。波うねりは2メートル程度と依然かなり高く、時折右舷真横からの波に大きく傾斜させられるものの、概ね右舷後方からの波を受けながら南東方向に6~7ノットで快走中。船内にいると、計器上の風が本当に吹いているのかと思うほど穏やかで快適な走り。レギュラージブ、ヘッドセールチョイだし。メインは降ろしたままです。」――を受けた時点で時計が止まっている。
 辛坊は今でも太平洋を南東方向に驀進するエオラス号の中でコーヒーを沸かしている。
 その辛坊とガラス1枚隔てたDAKA古書店跡のウッドデッキで朝食をとる。
 朝食メニュー=グリーンリーフの山盛り・キュウリステックと味噌・薄くバターをぬったトースト1枚・コーヒー2杯(マンデリン)・プロセスチーズ1個・森永ビヒダスヨーグルト1個。
 先日(6/25)、HPを更新した直後から少し逡巡することがあり、落ち込んでいたが、エオラス号の辛坊のことを考えていたら、また元気になった。

★朝食後、あしゅら堂主人宛てにメール
 ――おはよう!(^_^)v
 ライオンズは現在=34勝34敗(ノ△・。)。
 ここ10試合=3勝6敗1分(ノ△・。)。
 ま、しかし、首位の頃は、勝ちながら徐々に弱くなっていく――先発陣の疲労がたまったら終わり……打撃陣がいつまでも打ちつづけるわけがない……中継ぎ陣の弱さも露呈……)という居心地の悪さがあったが、最近は、負けながら徐々に強くなっていく感じがする。
 きのう、7回裏に投げた増田達至。
 初登場から注視してきた。
 しかし、コイツはアカン……とても使えない……なんでこういうヤツをドラ1で獲るんや……と思っていた。
 が、きのうは本領発揮。
 将来性を感じた。
 それに8回裏に投げた岡本洋介。
 前回の楽天戦は1インニング5失点とボロボロやったが、きのうは思いっきりのよさ&鋭さ――ま、ちょっと主審のストライクゾーンが広かったけど――を感じた。
 それに、いつやったか期待の涌井がボロボロでひっこんだあとに投げた中雄太。
 彼は絶対にいけると思うよ。
 今、負けつづけてはいるけれども、こうやって確実に次の戦力が増殖中。
 先日2軍で好投したウィリアムスもベンチに入っている。
 もうすぐ、先発が5、6回まで投げたら、あとはOKという体制が整う。
 そのうち西口も先発で出てくるんやないやろか。
 7、8月、大爆発や。
 右のおかわり、左のおかわりのそろい踏み。
 最後は伊東ロッテと激突や。
 二伸――きょうは岸。
 ま、90%、だいじょうぶやと思う。
 小爆発でロッテの次に、すなわち2位になったら天満の奥田でいっしょに飲みまひょ(^_^)v。


職員室通信 2013/06/26号
★「6月の職員室通信余白のメモ記事②」=子どもが「僕のガクタンは……」と言ってまっせ(ノ△・。)
image14

★(1)すこやかみなみネット・地域情報交換会――地域の「かたち」「ちから」
 7/☆ 午後6時半~ 本校図書室
 学校・家庭・地域がそれぞれの教育責任をきちんと分担できる力をもった真に「力のある校区」をめざしたい。
 そのために互いに情報を交換し合い、協力・協調関係を確保し、状況によっては連携・融合し、それぞれを活性化させる。
 教職員のみなさんには負担をかけるが、出席して、地域の「かたち」「ちから」を自身の目でしっかりとみてほしい。
 地域の「かたち」「ちから」というのは、なかなか把握できるものではない。
 地域情報交換会は、これが、具体的に見える、またとない機会だ。
 
image1

(2)職務に応じた視点で毎日の校舎内外の巡回
 小職、教頭、学年主任(副主任・副担任)、教務主任、生徒指導主任、研修主任、保健主任、学級担任、教科主任……それぞれ職務に応じて「視点」が異なる。
 その視点の鋭さの総和が、MINAMI中の教育力になる。
 例・学年主任(副主任・副担任と分担、連携して)=登校の状況(玄関or学年棟)、学年生徒の授業の状態、給食準備の状態、昼休みの状況、下校時or下校後の状況……。
 なお、学級担任は、自身が担任する学級の授業の状況をぜひ自分の目でチェックしてほしい、最低1日2回。

(3)教師のことばづかい
 ①業界にしか通用しない短縮用語は、(僕も使っているのでいいにくいのだが)できる限り避ける。
 シキョウイ
 シャキョウ
 ナマガク
 ギタンなど、一般の人にはまず通じない。
 聞いている一般の人にも失礼だし、生涯学習課の人にも失礼だ。
 他によく耳にする例=
 職朝
 教科担
 学担
 養教……等々。
 先日、子どもが「僕のガクタンは……」と言っているのを聞いてショックを受けた。

 ②子どもの前で自分のことは「わたし」で。×「センセイ」。

 ③子どもの呼び方は、子どもの前でも、子どもがいない場合でも「○○さん」で。

(4)「教育行為の渦」の中で……。
 教師が本気で子どもを思いやったとき、その子どもも、まわりの子どももそれを感じとり、教師や友人を思いやる子どもたちに育つ可能性がある。
 しかし、これが「本気で叱る」に限定して考えると、まわりの子どもが、「ああ、先生はこんなに本気でこの人のことを思っているのだ」と感じとる場合と、(叱り方が悪いと)子ども本人になんらかの落ち度があり、責められる点があれば、どんな罰をあたえてもいい(含いじめ)と感じとる場合があることに注意しなければいけない。
 これ、僕の反省……、取り返しがつかない。

(5)席替えの哲学。
 先輩教師に「わたしは1年間、席は変えない」という人がいたが、トンデモナイ話だ。
 僕の場合、人間関係の固定化、グループ化を排除する、また健康に留意するという観点から、
 ①4・5月
 ②6・7月
 ③9・10月
 ④11月・12月
 ⑤1・2・3月と、年間、計5回席替えをしていた。
 子どもたちから希望(①視力・聴力などに関する自由記述 ②教室を9つのブロックに分け、第1・第2・第3希望を書かせる等々)を取ったうえで、学級担任の責任で決めていた。
 ……という記事を書きながら、そばの中森Tにこの話をしたら「5回では少ない」と言われた(ノ△・。)。
 席替えに関する片々の技術について情報交換しながら、各学年・各学級で教育哲学しよう。

image13

image12

image11


  さらにリアルな情報は僕の公式ホームページへ


  僕のWEB無人駅線ページへ




★ああ、バン!バン!郷愁編。僕は自己の空洞を埋めるために、遂にこうして自己の果てまで疾駆してきたのだ

2013-06-27 14:06:51 | 僕のモンマルトル日記

 

茫漠特急 岩本・辛坊両氏の太平洋横断断念ショックを埋める旅 ~片岸分校編~
2013
06.27


★岩本光弘・辛坊治郎両氏の太平洋横断断念ショックが僕のうちでまだ尾を引いている。
 辛坊がエオラス号の船室でコーヒーを沸かすように僕も沸かし、辛坊がカップ麺を食べるように僕も食べていると、不思議と元気が出たものだ。
 でも、ま、仕方がない。
 僕は僕の力で旅に出なければいけない……と、昨日、はなむけ号(折りたたみ自転車)で廃校を訪ねる旅に出た。
 青い森鉄道・苫米地駅で下車。
 ホームではなむけ号を組み立て、青田のなかの白い道を走った。
 前方の丘陵地に沿って、数十戸ほどの集落が見える。
 「片岸」だ。
 集落に入り、最初の十字路を左に折れると、道端に朽ちかけた石造りの門柱が見えた。(画像は片岸分校)





★今回の廃校への旅は、「岩本・辛坊両氏の太平洋横断断念」により生じた空洞を衝動的に埋めようとするものだと思う。
 こういう衝動はたびたび経験する。
 先日紹介した「オマエは、今のオマエの姿で、その人の前に立てるか?」という「その人」のうちの1人=Yと別れた場面も、そうだ。
 学生時代だった。
 発車のベルが鳴り、ドアが閉まった。
 ドアの窓は厚く凍りついていた。
 列車が動き出したとき、Yはあわてて窓の内側をこすった。
 うっすらと手ぶくろの柄が見えた。
 ホンマに悲しかった。
 後発の列車に乗ってYの後を追いかけたい衝動に駆られた。
 と同時に――不思議なことに僕のうちに――逆方向に行く列車に乗りたいという衝動が沸騰した。
 今から思えば、YはYの道に進め、僕は僕の道に進む……ということだったのだろう。
 人生のひとつの分岐点だった。

 あるいは、卒業式のときの教師(=僕)の気分にも似ている。
 自分の内側に大きく占めていた生徒の存在が、一気に空洞になる。
 さびしい。
 むなしい。
 と同時に、これとは別種の、もうひとつの不思議な気分……とにかく、わけもなく元気になる。
 ま、空元気だろうと思う(*^_^*)。
 空元気で空洞を埋めようとするのだろう(ノ△・。)。
 新しい世界に飛び立つ生徒たちが発する強烈なエネルギーに刺激を受けつつ、僕も彼らに負けないで、またがんばろう……という気持ちになるのだ。

 2001年小泉純一郎氏が8月15日に靖国神社に「参拝する、参拝する」といいつつ、結局、8月13日に参拝してしまった夕刻、僕は、魂がもぬけの殻状態で、JR八戸線の旅に出た。
 市街地の駅に停まるたびに、ソフトクリームやショートケーキを手にした女子高生たちがドッと乗り込んでくる。
 僕が座っている4人掛ボックスシート以外は、ほとんど埋まってしまった。
 「父さんのシャツがタバコ臭くて、部屋中、臭いのォ!」
 「キャッキャッキャッ(*^_^*)」
 「そんで、ファブリーズをジュジュジュ、ジューーーーッてかけてやったのォ」
 「キャッキャッキャッ(*^_^*)」
 食べながらしゃべりまくるから、クリームやチョコレート、チーズの混じった甘い香りがトロ~ンと車内に充満する。
 何ゆうとるんや!
 おまえたちこそ、ファブリーズをかけてやりたいよ。(←と言いながら、ホンマは、自分のボックスシートにも女子高生がいっぱい来ればいいと思っている(*^_^*)
 市街地を出ると、陸奥白浜、種差、大久喜、金浜、大蛇……と無人駅がつづいた。
 どの無人駅にも、そのシャツがタバコ臭い父さんや、あるいは母さんが自動車で迎えにきて、テールランプを点灯させて待機していた。
 バン!
 女子高生たちが、それぞれの車に乗ってドアを閉める音が聞こえてくる。
 バン! バン!
 そして、車がダッシュする音。
 無人駅ごとに、バン! バン!が繰り返され、漁港の駅・陸中八木に到着したときには、乗客は、3両連結の車内に数名しかいなかった。
 車内放送で、待ち合わせのために20分間、停車すると告げられた。
 プラットホームに降りると、運転手も車掌もホームに出て、タバコを吸っていた(ま、タバコは当時の話)。
 港を眺めると、防波堤の突端に赤い灯標が点滅していた。
 ああ、バン! バン! 郷愁編。
 僕は、自己の空洞を埋めるために、遂に、こうして自己の果てまで疾駆してきたのだ……という感じだった。






  さらにリアルな情報は僕の公式ホームページへ


  僕のWEB無人駅線ページへ




6月26日(水)のつぶやき

2013-06-27 02:40:12 | 僕のモンマルトル日記

★岩本・辛坊両氏の太平洋横断断念ショックがまだ尾を引いている。辛坊がエオラス号の船室でコーヒーを沸かすように僕も沸かしていると不思議と元気が出たものだ。ま、仕方がない。僕は僕の旅に出ようと、昨夕、ひさしぶりにはなむけ号で廃校を訪ねた。 pic.twitter.com/osfNGbDnHm



★親と子の表情がパッと明るくなる場面を三者面談の後半に必ず作る。作れないならやらないほうがいい

2013-06-25 12:35:02 | 僕のモンマルトル日記

 

茫漠特急 この「5人」の前でも、いい気になれないと……そういう「強さ」がないとダメなのではないか?
2013
06.25

★僕は、自分がいい気にならないように、「オマエは、今のオマエの姿で、その人の前に立てるか?」という「4人」の「その人」を設定してきた。
 設定の根拠については、4人が存命中なので触れることはできないが、いずれも、かつて、僕と同じ空間に存在した人物だ。
 4人の時代はそれぞれ異なる。
 やがて、みんな、別々の空間へと別れることになった。
 つらい別れだった。
 悲しい別れだった。
 この「4人」の目を意識、あるいは想起すると、どんなにいい気になっていてもスッと覚める。
 ま、4人は、いわば人生の北斗七星というわけだ。

★ところが、運命のイタズラなのか? ある年、4人が次々と僕の目の前に現れた。
 万にひとつの確率で……いや、万にひとつどころではない……もっともっともっと小さな確率だった。
 結論。
 「今のオマエの姿で、その人の前に立てるか?」
 残念ながら、立てなかった。
 願わくは4人の前でこうありたいと思う姿との「ズレ」がむき出しになってしまった。
 僕は絶不調に陥った。
 現れなければ、僕は絶不調に陥ることはなかったと思う。
 ま、好調とはいえないが、ちょっといい気になって、それなりの安定したペースで、ずっと生きていったと思う。
 そのほうがよかったのか、絶不調に陥るほうがよかったのかは、微妙だ。
 この絶不調を知らないで、生きていくというのは、また大きな不幸でもあるように思う。
 でも、やはり苦しい。
 苦しいのはイヤである(ノ△・。)。
 僕は「職員室通信」でよく次のような記述をする。
 ――「空間軸上の人間関係の崩壊が、それと複雑に絡みつつ形成されている時間軸上の自己の崩壊につながる。
 いわゆる日本的美意識としての無常観に少し似ている。
 僕はキライではない。
 しかし、子どもが長期間、この精神状態にあることは危険だ。」
 冗談ではなく、僕がその「危険」な状態に陥ったのだ。
 以来、ずっと立ち直れないで、本日に至っている。

★ただ、最近、少し考えが変わってきた。
 この「5人」――数年前に新たに1人加わった――の前でも、いい気になれないと……いい気になる「強さ」がないと、結局、ダメなのではないか……? 次のステージに進めないのではないか?……と思いはじめた。
 これは、僕の考えが、「少しだけ」変わったのか? いや、「ガラッと」変わったのかは、現段階では、わからない。




職員室通信 2013/06/25号
★「職員室通信余白のメモ記事①」=三者面談というのは6人の人物がテーブルについていることになる

★職員室通信の「WEB版」は文字数の制限がゆるやかである。
 ただ、基本は「紙版」=「A3判2つ折り」である。
 紙版の場合、どうしても余白が残る。
 通常、この余白をメモ的な記事で埋める。
 今月からスタートした「新・職員室通信WEB版」では、この「メモ記事」をぜんぶ省いてきた。
 正確には忘れていた。
 ま、来年の6月に再掲すればいい……と考えていたのだが、紛失する恐れもあるので、これまで省いた6月中の「メモ記事」を、何号かに(ま、3号くらい)に分けてアップすることにする。
 穴埋めだから、いい記事はない。
 単なる念押しだったり、連絡だったり……。
 でも、あとから読み返すと、「おお!」と感激するような記事もある(^_^)v。

★(1)三者面談
 「三者面談」はむずかしい。
 「二者面談」とは比較にならない。
 親の前の子どもと教師の前の子どもが違うからだ。
 親も同じで、子どもの前の親と教師の前の親が違うからだ。
 ま、教師も同じことがいえるかもしれない(*^_^*)。
 つまり、三者面談というのは6人の人物がテーブルについていることになる。
 特に保護者の中には深い苦しみと動揺とが内部に噴出し、とんでもない態度に出る人もある。
 このことを踏まえて、親と子を、あるいは親子を思いやり、温かく、冷静に対応する。

 ①今後の方向に関して親と子の表情がパッと明るくなる場面――たとえば、親が「ああ、この子をこれまで育ててきてほんとうによかった」と思う場面など――を面談の後半に必ず作る。
 くどいようだが、必ず作る。
 この場面がない三者面談なら、やらないほうがいい。
 〈例〉
 ・プロとして、親子が気づかなかった方法や方向(進路)を提示する。
 ・プロとして、親子が気づかなかった、本人のやる気・自信につながる本人の「よい点」を提示する。

 ②本日の面談内容に関して、希望があればいつでも後日、面談に応じることを約束する。
 おおよその日時を指定すると励みになって効果的である。

 ③その他(アトランダムに)
 ・自分が責任をもって取り組める対応の範囲と、そうでない範囲とを区別する。
 ・後者の「範囲」については「つなぐ」役割に徹する。
 もちろん、必ず、責任をもって「つなぐ」。
 ・本面談も後日面談も、面談の目的をはっきりさせる。
 ・保護者にも生徒にも、答えない自由を保障する。
 ・面談場面では「原因探し」より、向上のための「作戦会議」を。
 ・進路の「合否」の予測に関する言動は慎重を期す。
 教師が勝手に決めつけない。
 だいたい世の中、何が起こるかわからない。
 一寸先は闇……の逆の状況もじゅうぶんあり得る。
 これが人生だ。

(2)「生徒心得」の内容は、家庭・地域と学校の約束でもある。
 だから、その中にある「退下時間」などは厳守する。

(3)想定外の問題に直面したとき
 ――①天災のように予測不可能である問題
 ②問題意識をもって臨んでいたら、予測可能で、対応できた問題
 ③経験を積んでいれば、適切に対応できた問題――
 ①に逃げ込まない。
 ②か③ではないのか?……という視点で分析する。

(4)豊かな言語環境――教室の背面黒板に、生徒が漢字で書くべきところをひらがなで記述しているケースがある。
 辞書を使って正しい漢字で書くように指導する。
 これが言語の力になる。
 背面黒板付近に2冊の国語辞書を。

(4)1学期の総括
 学年、学級、教科、生徒会活動(委員会活動)などの総括評価を。
 その際、生徒や教師の努力の程度の問題ではなく、システムそのものに問題がないか(例=仕事がない、あるいは過重すぎる……など)を点検して、場合によっては大胆にシステムを見直す。



  さらにリアルな情報は僕の公式ホームページへ


  僕のWEB無人駅線ページへ




★すこやかみなみネットは、大きな成果を生みだしつつも、今、実は「壁」にぶちあたっている

2013-06-23 15:48:24 | 僕のモンマルトル日記

 

茫漠特急 今回はA型で、他にもうひとつ「誰にも連絡せずに全部自己責任、何があっても自分たちで責任を取る」というB型がある
2013
06.23


★僕は、太平洋を横断してサンディエゴ・マリオット・マーキース&マリーナを目指す岩本光弘・辛坊治郎両氏の小型ヨット・エオラス号と競争することによって――要するにエオラス号の推進力を僕のエンジンにして、長年の僕の絶不調から脱してやろうと目論んでいた。
 辛坊が船室でコーヒーを沸かすように僕も沸かす。
 辛坊がカップ麺を食べるように僕も食べる。
 そして、エオラス号がゴールした時点(予定=8/10)で、同期間の僕の仕事の量と質を自己評価して、今後の身の振り方を決めようと考えていた。
 だから、6/21、金華山灯台から東南東約1200キロ時点で発せられた「船内に水が入った。ヨットを放棄します」通告に大ショックを受けた。
 僕のエンジンも止まってしまった。
 一報を聞いたとき――ま、完全他力本願の僕は――なんとか早い機会に再挑戦してほしいと心から願った。

★しかし、インタビューでこのことを質問された辛坊氏は「これだけたくさんの人に迷惑をかけて、口が裂けてももう一回やりたいとはいえないでしょ。いや言えません。もし今度やるとするならば、誰にも連絡せずに全部自己責任、何があっても自分たちで責任を取るという覚悟で、船を出すことはないとはいえない。でも、これだけの方に迷惑をかけるということがわかっていながら、もう一回やるとはいえません。ひろさんはどうですか」と応えている。

★ハッとした。
 2種類の「ハッとした」がある。
 一つは、辛坊の空間軸(水平軸)上の他者感覚に対してである。
 いつもいうことだが、僕は時間軸(垂直軸)人間だ。
 空間軸(水平軸)上の他者感覚は弱い。
 というか、通常、ほとんど無視している。
 もう一つは、挑戦にはA型とB型があるということだ。
 すなわち、今回はA型で、他にもうひとつ「誰にも連絡せずに全部自己責任、何があっても自分たちで責任を取る」というB型があるということだ。
 辛坊のそれがA型かB型かということについて「ハッとした」といっているのではない。
 そのことについて問うつもりはないし、僕にそれを問う資格もないし、だいたいそういうことはどうでもいいことだ。
 問題は、辛坊と競争し、並走し、「8/10の時点で身の振り方を決める」という僕の「冒険」が、A型だったのか? B型だったのか?……ということだ。
 その問いをつきつけられて、ハッとしたのだ。



職員室通信 2013/06/23号
★すこやかみなみネットは、大きな成果を生みだしつつも、今、実は「壁」にぶちあたっている

 
歩く人が多くなれば道ができる。しかし

★もう、耳にタコができるといわれそうなくらい、くりかえし、くりかえし、話してきたことだが、学校・家庭・地域の個人や団体という、MINAMI地域の教育を構成する点と点と点……とのあいだに――「点」の存在ではなかなか力が発揮できないので――つながりを創りだし、それぞれの立場で、自由に、気軽に参画できる教育システムをつくろうというのが、すこやかみなみネットの理念だ。
 そのためには、学校・家庭・地域の教育を総合的にとらえ、それぞれの活動や気持ちを、つながりのあるものにする、中核となるエネルギーが必要だ。
 歩く人が多くなれば、道ができる。
 しかし、まず最初に歩く人がいないと、なにもはじまらない。
 多少の困難はあっても、まず、わたしが歩く、歩きつづけるという人物=「中核エネルギー」が必要なのだ。
 すばらしい実践の裏には、必ずこの「中核のエネルギー」が存在する。


  
「中核エネルギー」の候補として、いちばん先に排除されるのは「学校」だ

★学校・家庭・地域の教育を総合的にとらえ、それぞれの活動や気持ちを、つながりのあるものにする「中核エネルギー」の候補として、行政、学校、地域の有志、PTA等……、いくつか考えられる。
 結論的にいうと、われわれは、これらのなかから「PTA」を選択した。
 理由は、あとで述べる。

 消去法でいくと、まず、いちばん先に排除されるのは、「学校」だ。
 学校は確かに中核エネルギーとしての能力を有している。
 十分すぎるくらい有している。
 しかし、現在の教育危機を招いた元凶は、学校の教育独占体制(学校の教育丸抱え体制)なのではないか?
 学校の教育独占体制が、家庭や地域の教育力を弱め、学校と家庭と地域の教育のバランスを崩してしまったのだ。
 なのに、その学校が「中核エネルギー」としての役割を担い、それが機能しはじめると、バランスがさらに悪くなるのは、目にみえている。
 もう少しいうと、抱え込みすぎて、今、学校はパンク状態なのだ。
 パンクして、学校、家庭と同様に、教育力を低下させている。
 そこに、この「中核機能」まで持ち込むことは、ほとんど○○行為だ。
 しかし、周囲を見回すと、こういうたぐいの実践が少なくない。
 たとえば、こういう言い回しに気をつけなくてはいけない。
 「もう一度地域の人が結集するシンボルとしての学校を見直そう」(清水潔・発言当時=文部科学省生涯学習政策局長。のち事務次官。2012年1月退官)。
 あるいは、こういう言い回しにも気をつけなくてはいけない。
 「さまざまなネットワーク活動を意図的に立ち上げて社会のつながりをつけ直すことが必要だと思う。そのためのひとつの有効な方法として、いい学校をみなで作ろうということを目指した、学校を拠点とした地域と学校の連携を深めるネットワーク活動がある」(金子郁容氏)
 こういうことでは、100年たっても日本における「学校の教育丸抱え体制」は変わらない。

★次に排除したのが、「行政」だ。
 戦後、行政主導で、星の数ほど、社会教育団体が誕生した。
 しかし、行政にオンブに抱っこの社会教育団体をいくらつくっても日本社会は変わらなかった。(社会教育団体が全部ダメ……といっているのでは決してない。有益な団体も多い。念のために。)
 これには説明はいらないだろう。
 敗戦後、日本の社会教育失敗の最大の原因がここにあるといっていい。

 
教育コミュニティーの中核になるのは、PTAだ

★ここで、残ったのが「地域」と「PTA」だ。
 「地域の有志」が、中核となり、学校・家庭・地域のネットワークを形成し、具体的な活動を積み重ね、教育コミュニティーづくりに成功している例が、僕たちの街にもいくつかある。(ここでは具体例は割愛する。近いうちに大特集を組む。)

★僕らは、これらの実践から実に多くのものを学びつつ、(かつ、PTA主導→地域主導へ……という岸裕司氏らの秋津コミュニティーからも学びつつ)、しかし、教育コミュニティーの中核になるのは、PTAだと考えている。

 ここで、その理由を述べる。

(1)PTA会員は、学校の保護者であり、かつ地域の住民である。
 だから、PTAはその存在自体がネットワークの芽を内包している。

(2)PTAは自主自立の精神に富み、高い実践力を有する社会教育団体だ。
 社会教育団体にもピンからキリまであって、中には、先にも述べたが、(過渡期的に行われてきた)行政からの指導・助言・支援におんぶにだっこの団体もないわけではない。
 この点、各小・中学校のPTA(連合PTAに対して単PTAと呼ぶ。単Pと略すこともある)は、正真正銘、ほんものの社会教育団体だ。(もちろん、学校の「教頭」におんぶにだっこの単Pもないわけではないが……。)

(3)人材の宝庫である。
 毎年、ほぼ「自動的」に30代~40代の会員を多数獲得することができる。
 資金面でも比較的めぐまれている。

(4)組織の維持・継続のシステムが優れている。
 今述べた上記の(3)も、このシステムに含まれるが、加えて、リーダーから次のリーダーへという人のつながりが形成しやすい。
 また、前号でも触れたが、PTA独特の「規約」(+前例)の存在も大きな役割を果たしているように思う。
 もちろん「規約・前例」に縛られ、活動がマンネリ化する傾向もあるが、僕からすれば、これもPTAの魅力だ。

 以上、(1)~(4)、粗く、教育コミュニティーの中核にPTAを選択する理由だ。

 僕は、青少年の健全育成をめざす教育コミュニティづくりは、やはり子どもの親であるPTAが中核になるべきだと考えている。

 
今、実は「壁」にぶちあたっている

★以上、教育コミュニティづくりの中核エネルギーがPTAである事情について、復習した。
 「このこと」を前提にして、ここ、数年、、地域の方々に応援されながら、PTA幹部とともに、すこやかみなみネットの実践に取り組んできた。
 だが――残念ながら、ここから話の流れが大きく変わる――大きな、大きな成果を生みだしつつも、今、実は「壁」にぶちあたっている。(職員室通信1号分のスペースを超えたことと、僕のエネルギーが尽きかけていることの2つの理由で、中途半端だが、いったん、この号を閉じることにする。つづきは次回に。)





★画像は、すこやかみなみネット発足当時の地域情報交換会&事業推進委員会



  さらにリアルな情報は僕の公式ホームページへ


  僕のWEB無人駅線ページへ




6月19日(水)のつぶやき

2013-06-20 02:56:46 | 僕のモンマルトル日記

★新しい企画(「新職員室通信」)に気を取られているうちに、家の庭がこんなになってしまった。これでも元は芝生だ。目をこらすと、雑草と雑草のあいだに伸びた芝草がみえると思う。ミニ草刈り機でも買うかなぁ~。 pic.twitter.com/wa1FTUlliJ


★江藤淳の弔い期間(6/21~江藤が自刃した7/21までの1ヵ月間)に聴き続ける音楽が決まった。今年はPeterisVasksのEpisodi e Canto perpetuoだ。自刃の夜、江藤が聴いたはずの豪雨の轟きにこれをぶつける pic.twitter.com/nfURVcTr8C



★こういう超・優れた人材は公立学校の「教師」という職業を選んでくれないかもしれない(ノ△・。)

2013-06-18 12:54:41 | 僕のモンマルトル日記

 

茫漠特急 勤めていた校区の食堂「キッチン1丁目」、ドライブイン「さつき」……足かけ6年、カツ定食を食べつづけた
2013
06.18


★僕には同じものを食べつづけるクセがある。
 1ヶ月間、お好み焼きを食べつづけたことがある。
 他では、某城下町のお城の近くにある、某レストランのカツカレーが気に入って、2年間、食べつづけた。
 また、最初に赴任した学校の校区にあった食堂「キッチン1丁目」、2番目に赴任した学校の校区にあったドライブイン「さつき」……足かけ6年間、カツ定食を食べつづけた。
 学生の頃のチキンラーメン時代も思い出深い。

 音楽も同じ傾向がある。
 毎日、毎日、同じ曲を聴きつづける。
 バッハのイギリス組曲時代。
 バッハのブランデンブルク協奏曲時代。
 マーラーの大地の歌時代等々……。
 イギリス組曲は目覚まし時計代わりにも使っていた。

 もちろん、これといった持論、信条があるわけではない。
 強いていうと――今から振り返ると――この期間を貫く「悲しみ」が存在する。
 (このブログの末尾に関連記事「お好み焼きは悲しみとともに」をリンクしておきますので、ぜひみてください*^_^*)。

 昨年の今頃は、毎日、毎日、「コレッリ:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集 Op.5(抜粋)」を聴いていた。
 1.第7番 ニ短調
 2.第8番 ホ短調
 3.第9番 イ長調
 4.第10番 ヘ長調
 5.第11番 ホ長調
 6.第12番 ニ短調「ラ・フォリア」
 寺神戸亮(バロック・ヴァイオリン)
 シーベ・ヘンストラ(チェンバロ、オルガン)
 ルシア・スヴァルツ(バロック・チェロ)
 [録音:1994年、ハーグ、旧カトリック教会]――
 江藤淳が自刃したのが1999/7/21。
 6/21から命日までの1ヶ月間は、僕にとっては江藤の弔い期間だ。
 期間中、僕は、自刃の夜、江藤が聴いていたはずの、豪雨の轟きを聴きつづける。
 轟きのコンチェルトに「コレッリ:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集」を聴くことにしたのだった。

 今年も弔い期間が近づいた。
 曲はまだ決まっていない。
 候補はPeteris VasksのPiano Trio / Piano Quartet
 でも、これは違うかも?

★関連記事
・★大阪人にとってお好み焼きは常に悲しみとともに存在しています。だから、お好み焼きのそばだと悲しいことも


職員室通信 2013/06/18号
★乱氏に誘われて大学生の授業を観にいく

★乱氏に誘われて大学生――先日の教育実習生の模擬授業研修で紹介した彼等のうちの一人――の授業を観にいく。
 懸命に「黒板に向かってしゃべらない」という努力をしていることが、よく伝わってきた。
 下手な俳優は、親が息子の首根っこを押さえ「この親不孝者が!」とぶつ場面で、「セリフ」と「ぶつしぐさ」を同時にやってしまうが、上手な俳優はセリフのあと、そのセリフにこめられている幾種類かの思いをこめて、きっちりとぶつ演技をするといわれる。(この情報は、近時、TVから得たのか、インターネットから得たのか、もう出所を忘れてしまったm(_ _)m。)
 指導者が、板書事項を指して語る(説明する)場面もこれに似ている。
 きっちりと「指し」つつ、きっちりと生徒と目を合わせ、きっちりと「語」らなければならない。
 きょうのT実習生は、これが出来ていた。
 感心、いや、感動に近い気持ちで眺めた。
 模擬授業研修の成果にちがいない。

 T実習生には、やや失礼な言い方になってしまうけれど、「黒板に向かってしゃべらない」という、たったこれだけの努力で、瞬間、瞬間に限定しての話だが、黒帯のプロ教師に見えた。

 指示・発問・語りのリズムもいい。
 ただし、そのリズムを重視したために、班や個人作業の達成状況の確認が、形式的に流れてしまった。


★生徒への説明の過程で、重要部分や重要単語を押さえて、一斉音読させる場面について。

(1)「音読はパワー、いつでも音読、なんでも音読」。
 T実習生の指導者である研修主任・公麿Tが得意とする手法である。
 それを短期間でよくマスターしている。

(2)プロの教師がその手法を取り入れている授業場面ではなく、実習生がその手法を取り入れている場面を見て、ポイント音読の学習効果の高さを再認識した。

(3)「住居」を、生徒が「ジュウイ」と読む場面があった。
 欲をいえば、(ま、国語教師からすると)、ここは、正しい読み方を教えた上で、一斉音読させ、さらに「念のために」と、もう一度、一斉音読させてほしい場面だった。
 いってみれば、社国連携だ。
 国語科でやっている。
 社会科でもやっている。
 おそらく理科や技術家庭科など、他教科でもやっている可能性があるし、これはまた「話す力」や「聞く力」などについてもいえる。
 複数の教科が連携&融合することによってこそ、これからの社会で求められる「言語力」は育成できる。
 本校の「教科企画書」――教科で現在、取り組んでいる学習内容を、職員会議で他教科の教員に提示し、具体的な連携&融合を働きかける――のねらいはここにある。




(4)生徒が一斉音読のときの発声と、個人音読のときの発声の区別ができていない。
 個人で音読の指名を受けたときは、1人で学級全体に聞こえるように読むのだという気合い、ギアチェンジが必要だ。
 ギアチェンジができる生徒。
 本校の課題だ。
 これができるようになると、本校は変わる。

★次に課題(=代案)を列挙する。

(1)逆接ではない、中止法の「が」は、指示場面では使わない。
 ×「教科書には※※※が書いてあるんですが、~ページを開きましょう」→「教科書には※※※が書いてあります。~ページを開きましょう」

(2)①発問し→②個人指名し→③解答を発表させて→④「はい、正解」とやるケースで、①発問が全体のものになっていない。
 ③④「解答」が全体のものになっていない。
 全体のものにできるか? できないか?
 プロとアマの差だ。

(3)さらに、④正解の生徒に対して「がんばりの認め方」がワンパターン。
 「いいですね」とほめるにしても、最低、3通り、いや、5通りはもちたい。
 「すごい」だって、同じ。
 ひとりひとりをほめる短い言葉を、たくさんもっていて、それを瞬間、瞬間、ポンポンと発する教師になってほしい。
 ほんの一言の、ことばがけが、子どもを成長させる。
 変容させる。

(4)上記の解答場面について。
 達成状況がチェックできていない。
 問題が3つのテーマに別れ、そのテーマごとに小問がいくつかあるという構成。
 僕だったら、テーマごとに「全問正解した人?」「4問正解した人」とやって、達成状況をチェックする。(時間の関係もあるから、全テーマについて、やる必要はない。)

(5)授業はいくつかの段落で構成されている。
 この「段落」の輪郭がぼんやりしている。
 新しい段落に移るときに、前段階をまとめ、次段階の目標を提示し、さあ、ここから新しいステージへいくんだという意識づけ、切り替えが必要。
 合わせ技として、同時に、机を整とんさせたり、姿勢を正させたり……ということもある。
 授業の「段落」がぼやけると、授業はたるむ。
 ここもプロとアマの差が大きく出た。

(6)作業させるとき、当然、時間を指定する。
 指導者のほうから一方的に時間を指定している。
 指導者が一方的に「2分」とやるのではなく、生徒自身に「自分だったら何分でできるだろう?」「先生は何分っていうんだろう?」と考えさせる――考えさせるだけでいい。この――一瞬の間が必要だ。

(7)実習生が筆順がまちがえて板書した漢字がある。
 国語教師である僕は、構造的責任を感じてしまったm(_ _)m。

 もちろん、プロ野球のピッチャーが9回完投するように、50分完投というわけにはいかなかったが、テレビドラマを撮るときのように、カット、カットでやると、いいドラマになるという感じの授業だった。
 僕が塾経営者で、その「ドラマ」を見せられたら、即、T実習生と契約するだろう。
 ただ、こういう超・優れた人材は公立学校の「教師」という職業を選んでくれないかもしれない(ノ△・。)。
 ま、いずれしても、彼の今後に明るい光が射すことを祈る(^_^)v


 画像=上からT実習生、教室風景、乱氏。



  さらにリアルな情報は僕の公式ホームページへ


  僕のWEB無人駅線ページへ




★子どもの親として、頭を寄せ合い、こまめに、ねばり強く、調整・交渉し、連携・融合・協働を創り出す

2013-06-17 15:47:32 | 僕のモンマルトル日記

 

茫漠特急 断念の上に「教育」を語りつづける。これが僕の文体だ
2013
06.17


★長い不調期から脱しつつある。
 サーチエンジンのロボットが、今はもう存在しないページを見つけ出そうとしてウンウンと唸り、「ErrorDocument 404」が出てくる直前の、重苦しい感じがなくなった。
 では、サクサクなのか?……というと、ま、それほどでもないけれど……(*^_^*)。
 断念の上に「教育」を語りつづける。
 これが僕の文体だ。
 僕にはこの道しかない。
 退路を断ち、思いっきりよく、前に進んでいくつもりだ。


職員室通信 2013/06/17号
★教育コミュニティづくり――PTAのコーディネート力に期待する

★5/24、午後6時半から、MINAMI中図書室で、すこやかみなみネット事業推進委員会が開かれた。
 参集メンバーは、小・中PTA会長・副会長、PTA各種委員会委員長、小中校長・教頭・教務主任・すこやかみなみネット主任。
 くわえて、今回は、案件のひとつに「会則の見直し」があるため、PTA監査・書記・会計の方々にも声をかけた。

 案件は、
1.すこやかみなみネット年間事業計画(詳細日時の検討)
2.すこやかみなみネット会則(見直し案の検討)
3.「すこやかみなみネット通信」の町内への回覧方法(見直し案の検討)
4.自動車に取りつける「巡回中」ステッカー(見直し案の検討)
5.学校・家庭・地域諸団体との連携・融合事業(課題への対応策の検討)
6.すこやかみなみネット サポータークラブ(課題への対応策の検討)
7.すこやかみなみネットOB会の活動(課題への対応策の検討)

 これだけの案件について、すべてを話し合い、すべてに結論を導き出すのは、もちろん時間的に(1時間半)ムリな話だ。
 だから、今回の会合で、はっきりと結論をださなければいけない案件と、おおむね合意・共通理解しておき、詳細は連絡を取り合いながら詰めていく案件とに分けて話し合いを進めた。


★まず、〈1.すこやかみなみネット 年間事業計画〉について。
 主なところでは、(1)学校・家庭・地域の情報交換会のうち、1学期の開催日程が、7/○、午後6時半(MINAMI中・図書室)と決まった。
(2)小中合同研修会&レクのうち、次の行事が確定した。
 ・救急救助法講習会 6/○○、午後6時半(minami小)
 ・みなみネット杯ソフトバレー大会 10/○○、午後6時半(MINAMI中)
 ・小・中PTA新年会 1/○○、午後6時半(場所は未定、第1候補=MINAMI公民館)

★〈2.すこやかみなみネット 会則の見直し〉について。
(1)第4条〈組織〉。
 昨年度末、9番目に「OB会」をつけくわえたが、今回、8番「会長が指名する者」の枠で、地域情報交換会には、みなみ地域の保育園・幼稚園にも案内を出すことになった。(会則に変更なし)
(2)第6条 事業推進委員会のメンバーに、これまでの小・中PTA会長・副会長に、PTA監査・書記・会計をくわえることになった。
(3)同じく第6条、「事務局は小・中学校PTA隔年とする」を、実態に合わせて、第1条「事務局は中学校PTAに置く」に集約し、第6条4の規定を削除する。

★〈3.「すこやかみなみネット通信」の町内への回覧方法〉と〈4.自動車に取りつける「巡回中」ステッカーの見直し〉について。
 「すこやかみなみネット通信」は、現在、学校の保護者に対しては全戸配布、地域については、町内会の協力を得て、回覧板として巡覧してもらっている。
 今回、見直し案として「地域についても全戸配布」が提案された。
 話し合いの結果、結論として、これまで通り、学校の保護者に対しては全戸配布、地域については、回覧板による巡覧となった。
 全戸配布となると、配布方法は回覧板があるのでクリアーできるが、保護者用1000部、保護者以外3000部、全体で4000部となると、現在の冊子形式(A4・8ページ)の通信だと、その事務量、予算が膨大になり、現体制だととても対応できない。
 業者に委託することを考え、見積もりを取ったが、金額の「0」がひとつ多かった。
 配布方法は従来通りとなったが、改善策として、ホームページをこれまで以上に充実していくことになった。
 また、自動車につける「すこやかみなみネット巡回中」のプレートについて、これまでのフィルムシート式にくわえて、一部、マグネット式を採用する方向で、サンプルを作成したが、1枚3000円くらいかかるという話だった。
 これをどうするか(採用するか、採用すれば効果はあがると思われるが、予算はどうするか)は、今後の検討課題となった。

★〈5.学校・家庭・地域諸団体との連携・融合事業〉について。
 この件について、積極的に連携・融合事業をつくりだしていこうという方向については合意し、詳細の計画は、みなみ小・中の各PTA総務委員会で検討することになった。

 当日、推進委員会で話題になった――時間がなかったこともあり、それぞれの考えを述べあったという程度であるが――その主なものをアトランダムに紹介する。

 ①S地区防犯協会との連携=防犯協会の活動が手薄になる午後4時から午後6時の時間帯の巡回活動について。
 現在、すこやかみなみネットとして、保護者・地域が協働して「巡回中」というプレートをつけて安全確保活動を実施している。
 この活動の「4時から午後6時の時間帯」をさらに厚くする方法で対応する。

 ②各連合町内会との連携=地区行事への小中学生の参加については、すこやかみなみネットとしても、地域団体と協力し合い、学校部活動等との調整を行い、参加の推奨をしている。
 現時点では、参加者は徐々に増加しつつあるものの、まだまださびしい状況である。
 さらに参加を推奨したい。
 今後、どうするか?
 また、「地域防災の充実」はすこやかみなみネット事業の重要な柱の1つだ。
 しかし、これについては他の事業に比べ、手つかずの状態になっている。
 防災訓練を積極的に実施しているM地区自主防災会との連携も選択の1つだ。

 ③八戸地区少年補導協力員の方々との連携=昨年度は、中学校生徒会&PTAと連携してあいさつ運動を実施した。
 今後、どうするか?

 ④安協O支部・安協M支部との連携=安協M支部からはPTAに対して、春と秋のキャンペーンへの応援要請がなされている。
 安協O支部の春の安全運動については、MINAMI中生徒会が毎年参加している。
 PTAとしては、現在、minami小PTA交通安全委員会で「0のつく日」に登校指導を行い、この活動状況を、地区安協に報告して情報を共有している。
 今後、すこやかみなみネットとしてどう対応するか?

 ⑤O地区の見守り活動との連携=見守り隊のボランティアの方々から連携の要請などがあったわけではないが、このままでよいのか?



★唐突かもしれないが、PTA活動の特質は、「規約」主義と「前例」主義にあると僕は考えている。
 けっして批判しているのではない。
 むしろ、「規約」主義、「前例」主義を高く評価している。
 これがあったからこそ、PTAは、創設以来、途絶えることなく受け継がれ、大きな教育力を発揮しつづけている。
 しかし、これは、ま、当然、同時に「規約・前例」に縛られ、活動がマンネリ化するというマイナス面も合わせもっている。
 僕は今、このマイナス面を心配している。
 はっきりいえば、新しい連携・融合事業の創出というのは、PTAが最も苦手とする領域だといっていい。
 よほど気合いを入れて臨まないと、前年の活動が優先され、新しい連携・融合事業は、カットされてしまうおそれがないわけではない。 
 今、PTA各委員会、PTA総務委員会、小中合同のすこやかみなみネット事業推進委員会のコーディネート力&創出力が期待されている。
 さきほど、例として示したように、連携・融合事業の具体的な活動提案は、これまでの地域情報交換会で、各地域団体から、はっきりと提示されているのだから、今後は、「これは、なんとかminami小PTA○○委員会で……」「これは、なんとかMINAMI中PTA○○委員会で……」「これは、minami小PTA○○委員会とMINAMI中PTA○○委員会と合同で……」というように、親として子どもたちのことを考え、頭を寄せ合い、具体的に、こまめに、ねばり強く、「調整」「交渉」して、「連携」「融合」「協働」を創りだしていくことが大切だ。

 ちなみに、現在、各地で、PTA改革と称して、個人趣味的な組織・活動に代えたり、PTAそのものをやめてしまう学校もあるが、僕は大反対だ。
 号をあらためて記述する予定だが、学校・家庭・地域の連携の要はPTAだ。
 PTAをなめたらアカン。





  さらにリアルな情報は僕の公式ホームページへ


  僕のWEB無人駅線ページへ




6月15日(土)のつぶやき――選手たちの荷物が乗っかっているのが、なんともいえません(ノ△・。)

2013-06-16 02:35:42 | 僕のモンマルトル日記

@arisakagudai ★乱様 コンクリートU字溝をひっくり返したソフトボールベンチの画像を確認しました。即、名前をつけハードディスクに保存。ホンマ、お手を煩わせました。ホンマ、ありがとうございます。


@arisakagudai ★設置?後、40年経っていますから――ま、40年も残っていたことが不思議……というか、目立った戦績がなかった部の哀史の象徴というか――いつ撤去されるか?と、いつもいつも心配していました。これで安心です(^_^)v。


@arisakagudai ★実は、乱氏に撮影を依頼したあと、もうとっくに廃部になっていて、乱氏が「ソフトボールコートって? どこやろ?」ととまどうのでは?と案じておりましたよ(*^_^*)。試合は、たぶん明日でしょうね。健闘を祈ります。


@arisakagudai ★画像のいちばん手前は、僕が運んだものではありません。これは立派すぎますね。僕が運んだのは2番、3番目、4番目あたりかなぁ~。選手たちの荷物が乗っかっているのが、なんともいえません(ノ△・。)。ああ、役に立っているんだ……とうれしくなります(*^_^*


★「ルール」を、すぐれた「教育思想」に高める。子どもが知的に育つ。学校の安定と品格につながる blog.goo.ne.jp/kyoiku6000/e/2…



★「ルール」を、すぐれた「教育思想」に高める。子どもが知的に育つ。学校の安定と品格につながる

2013-06-15 11:10:35 | 僕のモンマルトル日記

 

茫漠特急 僕も、岩本光弘、辛坊治郎両氏に負けないように、強く生きていくつもりだ
2013
06.15


★これまでも、ブログ、チャット、twitter等、あちこちで記述してきたことだが、本年、元旦から「減量作戦」をやった。
 人生、初めての「減量作戦」だ。

 〈作戦内容〉
(1)①元旦の時点で71キロあった体重を、4月末日に63キロまで、4ヵ月で8キロ――すなわち、1ヵ月2キロのペースで――減量する。
(2)方法は、次の4点だ。
 ①少量をよく噛む作戦
 ②気まぐれ、だいたい糖質制限作戦
 ③毎日、スロージョギング10000歩作戦
 ④飲酒は(これまでの習慣通り)休肝日2日作戦。

 〈結果〉
 計画通り、4月下旬に8キロ減量達成、63.0キロに。
 減量作戦をストップし、5月いっぱい、63.0キロ~63.9キロの範囲で生活する。

 〈成果〉
(1)頭の茫漠感――簡単にいうと「ぼんやり感」が取れ、スッキリした。
 ただし、回転が速くなったというわけではない。
(2)首まわりが細くなり、ワイシャツのボタンが楽にとめられるようになった。
 同じく、お腹がへこんで、これまでのズボンがガボガボになり、過去の大量のズボンがはけるようになった。
 とりわけ、野球のユニフォームが着られるようになったことは、ホンマにホンマにうれしい。

★しかし、強烈な副作用があった。
 粗く2点――
(1)「やる気」がまったく出なくなった。
(2)椅子に座るとお尻が痛い。お尻の皮膚がヒリヒリする。
 1ヵ月で2キロというゆるやか減量だから、だいじょうぶ……と思っていたが、やはり栄養不足になっていたみたいだ。
 「①少量をよく噛む作戦」はまちがっていないが、「少量」の質に無頓着だったため、日に日に「少量」の質が粗くなった。
 「②気まぐれ、だいたい糖質制限作戦」の「気まぐれ」・「だいたい」というのは「ゆるやかな糖質制限」という意味だったのだが、日に日に厳しい制限になっていった。

★猛省し、6月に入って、作戦を次のように変更。
(1)「少量」の質を上げる。
(2)「糖質制限」を当初の計画通り、ゆるやかなものにもどす。
(3)尻の筋肉を鍛えるために、フルボトムスクワットをやり、お尻の筋肉に強い負荷をかける。
 スロージョギングも、減量のためのダラダラジョギングから、強くするための、1歩を強く踏み込むジョギングに切り替える。
(4)63.0キロ~63.9キロの範囲の「63.0キロ」に近い体重で生活していたが、「63.9キロ」に近い体重で生活することにする。

★現在、一応、「やる気」は出てきた。
 尻の痛みもヒリヒリ感もやわらいてきている。
 ここ10日間の平均体重は、63.9キロ。
 しばらく「強くする」を意識してやっていくつもりだ。

 小型ヨットでの太平洋横断に向け、6/8に大阪・北港を出発した岩本光弘氏と辛坊治郎氏は、昨日、寄港地・小名浜港に着いた。
 〈陸が見えました。
 それも待ちに待った福島の陸です。
 外洋を航海して目的地に向かう船が、初めて目指す陸を目撃することをランドフォールって言うんですが、まさに目の前に艱難辛苦の大航海の末に目指した福島の大地が広がっているんです。
 これを感動と言わずに何を感動って言ったらいいんでしょうか。〉
 〈この福島の大地には何でもあります。
 憧れの天ぷらうどんも、カリカリに焼いた餃子も、温かいシャワーも、そして無いより揺れない大地があるんです。
 こんなに素晴らしい話はありません。
 それにしてもとんでもない五日間でした。……(後略)〉(辛坊治郎氏のブログ記述より引用。)

 今後の予定。
 6月16日(日)、福島県いわき市小名浜港(アクアマリンパーク 特設ステージ)にて――
 ・10:00~ すばらしい海でもう一度!ディンギー授与式
 ・12:00~ 公開会見&出港式
 8月10日(土)、サンディエゴ・マリオット・マーキース&マリーナに入港(予定)。

 僕も、岩本光弘、辛坊治郎両氏に負けないように、強く生きていくつもりだ。


職員室通信 2013/06/15号
★「ルール」を、すぐれた「教育思想」に高める

★〈教務週報11号 6/10~6/17――各分掌のコメント〉
・校 長=〔①現状②目標(ビバークあり)③対応〕=情報共有。留意点①ルール設定・厳守②役割分担
・総務部=市中体に向けて緻密な計画を。事故・ケガは土壇場にやってくる。
・教務部=黒板に向かってしゃべらない。
・研修部=短く具体的な作業(音読・ノート・グループ活動等)から達成状況の確認
・生徒指導部=けがのない安全な生活を(廊下を走らない・部活動メニューのチェック)
・保健部=体調管理に気をつけさせましょう。

 僕のコメントは、生徒にみられてもいいように意図的にしたことだが、なんだか暗号のようになってしまった(ノ△・。)。
 同業者なら、このコメントが、なにを言っているのかわかるかもしれない。
 手厚い保護が必要な子どもたちへの対応に関しての「暗号」だ。

 6/13(木)市中体壮行式、6/15(土)から市中体夏季大会。
 僕も気合いを入れ、志気を高め、ギアを切りかえないと……。
 しばらく草陰で鬱屈しているうちに、切りかえるタイミングを逸してしまった。


 「ルール」を、すぐれた「教育思想」に高める

★4校時主任会のトピックから――

(1)中途半端で、あいまいな表現を廃す。
 教員には、断定しないで――反発を極度におそれるからかもしれないが――あいまい表現をするクセがある。
 これを全面的に否定するわけではないが、断定すべきところは断定しないと、いい加減な、ヘラヘラしたヤツという印象を与えてしまう。
 実際に地域の人々、保護者、生徒たちに、そういう印象を与えていることもあると、僕は感じる。
 例――
 「~ようです」→「~です」。
 ミーティング等で、たびたび「~ようです」という言い方に接する。
 推定とか比喩とかで使うならいいが、そうでないなら「~です」と言い切るべきだ。
 「~したいと思います」→「~します」。
 ほとんどの場合、この「思います」に意味がない。
 ムダなことばだ。
 「~します」と言い切ろう。
 主任が範を示めそう。
 
(2)危機管理の基礎・基本を再点検しよう。
 教員というのは、公全体がそうかもしれないが、危機管理に弱い人種だ。
 平気で「部活動中、ケガをしたので、お母さんに来てもらって、お母さんに病院に連れて行ってもらいました」という人がいる。
 今、本校にはこういうことはないが……。
 公としての危機管理の基礎・基本を再チェックしよう。
 ①(念には念をいれて)予知・予防(対策)の徹底。
 ②ベストの対応(覚悟を決めて正面突破)の徹底
 事があったとき「こうすべきだったのでは?」「こうしていれば起きなかったのでは?」と問われ、立ち往生し、学校が危機に陥ることは絶対に避けたい。

(3)指導力向上の5原則②=「指示・発問は全員に、短く限定して述べる」の再点検。
 教室外での活動において、不適切な指示の仕方・指示内容がある。
 その指示が日々の授業でも行われているとすれば、学校は1学期間ももたない。
 まちがいなく壊れる。
 こういう「危険」が本校にあるということだ。
 研修を見直そう。

(4)髪の指導の徹底。

(5)窓の開閉ルール――開けるときはガラス窓を真ん中にそろえる――を通して、知性を育てる。
 空き教室時の整理整頓、戸締まりも同じ。
 「ルール」を、すぐれた「教育思想」に高める。
 関連して、本校の体育館・音楽室が常に、隅々、整理整頓されている。
 この「常に」というのと、「隅々」というのが、スゴイと思う。
 こういうことが、学校の安定と品格につながる。

(6)卒業生の高校生活の状況。
 ①順調→順調(粗く、中学校時代「順調」だった子どもが、高校でも「順調」にやっている……という意味。)
 ②不調→順調
 ③不調→不調
 ④順調→不調
 これらの分析をして、わたしたちの指導の仕方をチェックし、③④の生徒への具体的な対応策を検討する。
 また、その分析結果を、現生徒への指導に生かす。

(7)週報のコメント「①現状②目標(ビバークあり)③対応〕=情報共有。留意点①ルール設定・厳守②役割分担」の詳細説明(この号では省略する。別な号で改めて述べる。)

(8)本校の「経営の重点」について。
 経営の重点は、学校要覧にもある通り、次の5つだ。
 ①学びの喜びと確かな学力の保証をめざし、知的で楽しい授業を創る基礎・基本の修業を徹底する。
 ②学校・家庭・地域が協働できる教育システムづくりをめざし、小・中PTAを核にすこやかみなみネット事業を推進する。
 ~ 保・幼・小・中の連携(垂直軸)に依拠した学社連携・融合(水平軸)の推進 ~
 ③自他のよさや可能性を認め、互いに高め合う生徒の育成をめざし、生き方の原理・原則を重視した心の教育を充実する。
 ④安全・安心な学校をめざし、危機管理の基本を踏まえた安全管理と事故防止を徹底する。
 ⑤朝、起きたとき、どの生徒も「行きたい!」と思う学校をめざし、豊かな教育環境の創出に努める。

 ズバリいうと……、
 ①「知的で楽しい授業」については、昨年度末の2学年(現3学年)模擬試験結果と、今年度4月の1・2・3学年NRT結果をみて、一定の成果を確認することができた。
 これはほんとうにうれしい。

 ②「学校・家庭・地域が協働できる教育システムづくり」については、①の2倍くらい荷の重いターゲットだが、①を5段階評価の「5」とすれば、「3の上」くらいの成果が上がっている。
 PTA幹部、地域リーダーにめぐまれた結果だと思っている。
 なお、念のためにいえば、すこやかみなみネット(地域教育コミュニティづくり)と、教委が展開しつつある「地域密着型」とは、似て非なるものである。
 教育思想がまったく異なっている。(詳細は、後日、号を改めて記述する。)

 しかし、こういうことをいうのは、①と②の成果を自画自賛したいからではない。
 これらにくらべ、手つかずになっている③と⑤について述べたいのだ。
 経営の重点③と⑤は、自分の力不足から、ずっと見通しが立っていない状態だった。
 「生き方の原理・原則を重視した心の教育」は、ずっとお題目だった。
 また、「朝、起きたとき、どの生徒も『行きたい!』と思う学校」についても、歌声が響く学校という財産に甘えすぎていて、次の手が打てていなかった。
 これが、今年度になって、各分掌の努力によって、かすかな光が見えてきた。(この「かすかな光」については、本日は、時間的、肉体的な余裕がないため、詳細は、後日、号を改めて記述する。)








  さらにリアルな情報は僕の公式ホームページへ


  僕のWEB無人駅線ページへ




6月13日(木)のつぶやき

2013-06-14 02:38:48 | 僕のモンマルトル日記

★僕の欠点は、ま、いろいろあるが、その1つが、自分の行為行動に対して「自己規制」をかけてしまうところだ。何をやっていても、ネガティブ雑草がジャンジャン生えてくる。本日の「職員室通信」中の「あいさつ原稿」も3カ所、省略。ネガティブ雑草に負けたのだ。課題=「ネガティブ雑草」を刈り切る


★「授業以外でいい学校をめざそうとすると落とし穴に落ちる」というのはホンマや。絶対に忘れんといてね goo.gl/e59Gy


@arisakagudai ★「志塚教」! 授業者・乱氏パワー健在、うれしく思います(*^_^*)。家庭で親に語ってくれるって、ホンマにホンマに、うれしいもんですよ。午後、たまたまそちらを通ったら、校庭から出る車で大渋滞。壮行式だと気づくのに、数秒、時間がかかりました(ノ△・。)


@arisakagudai ★そちらのソフトボールコートの1塁側のベンチ(コンクリートU字溝をひっくり返したもの)は教師2年目の僕がつくったものです(^_^v。ひとりで運ぶの、ホンマ、シンドかったですよ(ノ△・。壊れる前に、あるいは撤去される前に、画像に撮って送ってくれまへんか?



★「授業以外でいい学校をめざそうとすると落とし穴に落ちる」というのはホンマや。絶対に忘れんといてね

2013-06-13 16:39:01 | 僕のモンマルトル日記

 

茫漠特急 レオン(ゴールデンレトリバー。2007/6/13没、12歳1ヵ月)の命日
2013
06.13


★2013.06.12 18:00開始 at西武ドーム
 ライオンズ○10対0×中日
 勝利投手=菊池雄星(7勝2敗0S)

 ま、僕としては、ノーヒットノーランは、達成できれば、それはそれでうれしいけれども、しかし、それほど期待していたわけではなかった。
 勝っても負けても、若獅子らしく、堂々とピッチングして、いい試合をやってくれれば……と思っていた。
 本人は、和田一浩には打たれたくないと気合いが入っているのがよく伝わってきた。
 5回表――
 ・ストレート146km/h(ファウル)
 ・チェンジアップ128km/h(空振り)
 ・ストレート150km/h(ボール)
 ・ストレート147km/h(ゴロ)
 ただ、僕としては、6回表・代打山崎武司が心配で、ノーヒットノーランより緊張したのだが――
 ・カーブ116km/h(見逃し)
 ・ストレート142km/h(ファウル)
 ・チェンジアップ127km/h(ボール)
 ・チェンジアップ128km/h(ボール)
 ・チェンジアップ125km/h(空振り)
 先の和田とこの山崎に対するピッチングの対比が、菊池の成長を感じさせる。
 炭谷銀仁朗をほめるべきかもしれないけれど……。
 とにかくうれしい。
 2011年の初勝利(なんとか5回まで投げた)と同じくらいにうれしい。
 8回裏、永江恭平センター前ヒット、初打点、これもうれしい。
 ライオンズのショートは永江しか考えられない。
 このヒット&初打点は、いいきっかけになると信じている。

★きょうは、レオン(ゴールデンレトリバー。2007/6/13没、12歳1ヵ月)の命日だ。
 亡くなる朝、抱きかかえて背中を撫でてやった感触が僕の手のひらに残っている。
 「立派」ということばに敏感な犬だった。
 抱きかかえて背中を撫でながら「レオンは立派だ」というと、喜びながらも背筋をピッと伸ばした。
 野の花を摘んで、墓に供えた。
 レオンの命日は、いつも天気がいい。
 画像は、お墓参りのとき、見上げた空&2004年頃のレオン。





職員室通信 2013/06/13号
★50分間の授業に自分の人生がある(県教育委員会主催:初任者研修会開催)

★6/6(木)MINAMI中を会場に、県教員委員会主催の「初任者研修会」が開かれた。
 参加者は、今年度、本市や近隣の町村の中学校に採用された先生たち16人(国語2人・社会1人・数学4人・理科5人・英語2人・美術1人・保健体育1人)。

★まず、冒頭、僕が主担当(=参観者感想文中では「大阪野郎T」)で「知的で楽しい授業を創る基礎・基本の修業 ~プロ教師への道 ~」と題して演習をやった。
 内容は、①本校の教師修業のメインである「模擬授業(=教師たちを生徒役に見立てて授業をする)」の簡単な説明と、②模擬授業の実演だった。
 模擬授業の実演は、おなじみの乱氏(日本の都道府県)と都島T(健康で快適に住むために)が、10分間ずつ、新採用の先生たち16人を生徒役にして授業を行った。
 模擬授業後の協議では、①「おお! これはスゴイ!」という点と、②「わたしだったらここはこうする」という点(代案)について、こちらから列指名・個人指名するカタチで発表してもらった。

★初任者といっても今年3月に大学を卒業して採用になった人は16人中2人だけで、他は何年も、長い人は14年間、11年間の講師経験がある。
 だから、代案にもキラリと光る指摘があった。
 充実した時間だった。
 当初の予定では模擬授業終了後、僕の18番「学校の教育独占体制を正す」について5分間、高言を吐くつもりだったが、時計をみると、時間がまったくない。
 「ふしぎだなぁぁ? そんなはずはない……」と思っていたが、あとになって、教委のスタッフが僕たちに割り当てられた時間のうちの5分間(も)使って僕たちの紹介に使っていたことに気づいた。
 反則である。



★演習のあと、次の7つの授業を公開した。

 国語(3年4組)=広告・宣伝文を作ろう
 社会(1年4組)=世界の姿と様々な地域
 数学(1年3組)=正負の数~四則の計算~
 理科(3年3組)=運動とエネルギー
 英語(2年3組)=プログラム2 過去進行形
 美術(1年2組)=レタリング
 保体(3年1・2組)=救急法

 この7つの授業について、授業後、本校で使用している保護者用「授業改善のためのアンケート表」および生徒用「授業評価票」を参観者に配り、記入してもらった。
 ほとんど「激甘」のコメントだが、たまにはこういうコメントもうれしい。
 それに「甘」えて、気に入ったコメントをコピーしておきたい。

 社会の授業――
 〈MINAMI中の「授業力向上の5原則」をわたしも生かしていきたい。
 きょうはの授業は特に「1人1人のがんばりに気づき認める」という点ですばらしく、生徒を「社会の授業が受けたい」という気持ちにさせる。〉

 理科の授業――
 〈発問に対して答える生徒がとても生き生きしていた。
 みんなが手をあげるし、積極的に実験に参加していた。
 教師の話を聞く姿勢、板書をすぐにノートに写す態度もすばらしい。
 雰囲気がとてもいいのが印象的だった。〉
 〈生徒がしっかりと授業者の方を向いて話を聞いていて、とてもよい雰囲気の授業だった。
 発問に対して答える生徒もとても生き生きしている。
 テンポがよく、生徒の興味を引きつける工夫がされている。〉
 〈生徒の教師の話を聞く姿勢がいい。
 板書をノートに写すスピードがすごい。
 驚いた。〉
 〈授業者と生徒のコミュニケーションがとてもうまくとれていて、こちらも引き込まれて参加した。
 一方的に教え込むのではなく、実践的に問題解決をしながら課題を追究していくところが参考になった。〉

 国語の授業――
 〈授業の展開にメリハリがあった〉
 〈テンポのよい授業だった〉
 〈生徒たちに課題解決能力が身につく授業だ〉

★さらに、「演習」他の感想も、いくつかピックアップして紹介する。
 感想文から、演習の様子を想像していただきたい。

 〈MINAMI中学校の雰囲気に感心した。
 明るいあいさつ。
 授業での意欲的な姿勢。
 朝と帰りの会でのすばらしい合唱。
 大阪野郎Tは「学校は3日でよくなる。しかし、3日で壊れる」とおっしゃっていた。
 教師集団がその気になることと、一瞬一瞬を大切にしていくことが大事なのだと考えた。〉
 〈MINAMI中学校の雰囲気が落ち着いていると感じられるのは、やはり教師が授業を大切にしているかたらだと思いました。
 「授業以外でいい学校をめざそうとすると落とし穴に落ちる」という大阪野郎Tのことばは絶対に忘れません。〉
 〈10分間の模擬授業を2つ拝見したが、どちらの授業も「えっ? どうして?」と感じ、その答えを知りたいと思う授業だった。
 また2人の先生が「え~っと」や「あの~」や「~と思います」というムダなことばが一切ないことが非常に印象的だった。〉

★もちろん、県教育委員会主催の研修会であり、かつ会場校の授業に対して辛口の感想は書きにくいだろう。
 大甘な感想であることはわかっている。
 しかし、やはりほめられると教師もうれしい。
 僕たちが教師という職業を選択したのは、生きる糧を得るとともに、教師という仕事に自分の人生があると思ったからだ、50分間の授業に自分の人生があると思ったからだ。
 新しく教師になった人たちの批評を真摯に受けとめ、プロ教師として、あるいはプロ教師をめざして、教師修業を継続していきたい。

 最後に最後に、「授業以外でいい学校をめざそうとすると落とし穴に落ちる」というのはホンマである。
 絶対に忘れんといてね。




  さらにリアルな情報は僕の公式ホームページへ


  僕のWEB無人駅線ページへ




★ま、これが、本校の――いってみれば、屈折した、健全でない、秘めやかな――自慢ですよ(^_^)v

2013-06-12 15:07:07 | 僕のモンマルトル日記

 

茫漠特急 僕が僕になるための「ネガティブ雑草」との闘い
2013
06.12


★僕の欠点は、ま、いろいろあるけれども、そのひとつが、自分の行為行動に対して「自己規制」をかけてしまうところだろうと思っている。
 なにをやっていても、あるいは、やろうとしていても、ネガティブ雑草がジャンジャン生えてくる。
 本日の「職員室通信」の中の僕の「あいさつ原稿」に、3カ所、「省略」「省略」「省略」とある。
 しかし、ホンマは、いったんは、メモからあいさつ原稿を、全部復元している。
 ネガティブ雑草に負け、「省略」としてしまったわけだ。
 この「ネガティブ雑草」を刈り取ることができるかどうか?
 今年、6月、7月、8月の課題だ。(画像=DAKA古書店解体後の、今の書架。)

職員室通信 2013/06/12号
★ま、これが、本校の――いってみれば、屈折した、健全でない、秘めやかな――自慢です

 
ま、これが、本校の――いってみれば、屈折した、健全でない、秘めやかな――自慢です(^_^)v
  ~ 小・中学校連携の最重要ポイントは「狭義の学力向上に関する教師同士の切磋琢磨」だ ~

★午後2時から本校を会場に、minami小・MINAMI中連携研究会を開いた。

 まず、1学年4クラス、2学年4クラス、3学年4クラス、計12の授業を観てもらった。
 次に、全体会で、今年度の小中連携研究のテーマと研究計画を確認。
 最後に、理数系・技能系・文系の3分科会にわかれ、協議会をもった。






★各分科会で話題になった内容の一部を紹介する。

〈minami小教師の授業参観感想から〉
①授業者も生徒も「指導力向上の5原則」&「学力向上の5原則」を意識していることがよく伝わってきた。
②どの授業も、全体、あるいは場面場面の「ねらい」が明確で、指導者の指示・発問もリズムとスピード感があった。
③説明の時、指導者と生徒がきちんと目を合わせている。
 「学力向上の5原則②=話し手にへそを向けて聞こう」の取り組みの成果だと感じた。
④(音楽)男子の歌声からパワーと熱い思いが伝わってきて感動した。

〈提案と課題〉
①MINAMI中の「学力向上の5原則」に相当するものが、現在、minami小でも提案されている。
 今後、それぞれの発達段階を考慮しつつ、9年間で育てる学習習慣(広い意味での学力)として小中共通のものをつくりあげていきたい。
②(音・美・技家・保体の技能系で)ミシンなど教具の取り扱いについて小中で共通理解しなければならないものがある。
③「指導力向上の5原則③=達成状況を確認して授業を進める」「④1人1人のがんばりに気づき、認める」はなかなかむずかしい。
 今後、小中で、このことに関する、いわゆる片々の技術をもちより、さらに指導技術を向上させたい。
④家庭学習力のアップ、女子の発言力アップがMINAMI中の課題だ。

★minami小・MINAMI中連携・全体会における僕のあいさつ(原稿のメモから復元)

 5月の中旬、現在の本校1年・2年・3年の4月はじめ時点(=3月末)の学力が判明いたしましたので、お知らせします。

1.現時点のminami小&MINAMI中の学力

(1)これが、全国平均としたら――(パワーポイントのスライドは、ここではすべて省略する。)
(2)本市の4月の中1の学力(=3月の小6の学力)は、市内各校は、こういう分布になります。
 お断りしておきますが、これは、教委からのこれまでのデータや、他のいろいろな数値や、わたしたちの経験から想定している内容です。
 ホンマのデータではありません。
 くれぐれもご注意ください。
 でも、精度はけっして低くはありません。
 ①上から下まで結構な幅があります。
 ②しかし、いちばん低い学校でも、全国平均を上回っています。
 だから、本市の学力レベルは低くないといえます。
(3)ところが、中学2年になると、こうなります。
 ガタッと下がります。
(4)3年になると、さらに下がります。
 本市が下がっているということは、全国の学校は本市とは逆に、2・3年と学年が進むにつれて伸びているともいえます。
(5)どうして本市の中学校が、学年が進むにつれて下がるのか、真剣に考えなければいけません。
 仮説はあります。
 別な機会にご相談申しあげたいと思います。
 小学校の先生方としては、こういう状況をチェックした上で、せっかくいい成績で卒業させているのに、これでは困るというメッセージは送らなければいけないのではないかと思います。
(6)本校はどうかというと……。
 まず、3年生です。
 入学してきたときは、(はっきりいいますけど)市内の真ん中、より、ちょっと下(*^_^*)。
 以来、2年、3年と、全国平均に対して、一定レベル(下がりも上がりもしない。やや上がる……)を保っています。
 したがって、本市の中では、他校が下がっていく分、順位は上がっています。
 市内比だけをみていると、グングン上がっています。
 いろいろなデータ結果などからみると、現在、トップレベルにあると想定されます。
 他校が下がるなか、こうして成績を維持している――ただし、全国比で上がっているのではない――というのが、ま、本校の――いってみれば、屈折した、健全でない、秘めやかな――自慢です(^_^)v。
 次、2年生です。(省略)
最後に、1年生です。(省略)

 なお、現在、本校は、学年差はありません。
 教科差もありません。
 この点は、よい状態であると考えています。

 この状態を維持したいし、中学校に送り出してもらった子どもたちの成績をさらに上げる指導力を身につけるために、指導者としての基礎・基本の修業を継続していきたいと考えています。
 「いい授業」を通して「いい学校」を創っていく――授業以外で学校をよくしようとすると必ず落とし穴に落ちる――を肝に銘じ、小・中連携し、日々の教育活動に取り組んでいきましょう。

2.minami小とMINAMI中教職員の接続の意義と方法

 さて、これから小・中連携して取り組んでいくわけですが、人間というのは、接する「対象(人)」によって、「自分」がつくられていく……という面を強くもっていると、わたしは思っています。
 だから、たとえば、「語り」を例にあげると、幼稚園の先生と、小学校の先生と、中学校の先生と、高等学校の先生……当然、共通部分もあるけれども、「違うなぁ~」という部分があります。
 だから、小中連携するということは――(これから、僕は、この「違う」語りを接続することの意義とその方法をグダクダと述べるわけだが、紙幅と僕のエネルギーの関係から、きょうの職員室通信では省略する。

★関連記事
★腰痛、早く全快して、このLet's noteがボロボロになるくらいキーボードを打ちまくりたい



  さらにリアルな情報は僕の公式ホームページへ


  僕のWEB無人駅線ページへ




★「新・職員室通信」をスタート――自分の傍らに「職員室通信」がないと生きていけない僕のために

2013-06-11 13:12:00 | 僕のモンマルトル日記

 

茫漠特急 「新・職員室通信」――自分の傍らに「職員室通信」がないと生きていけない僕のために
2013
06.11

★6/9(日)から、「新・職員室通信」をスタートさせることができた。
 これまでの「職員室通信」の編集方針とどう違うのか?……については、僕のうちでは、一応、アウトラインはある。
 熱い思いもある。
 でも、まだ外の人々に向かって、これとこれとこれというふうにコンパクトに述べられるほどには煮詰まっていない。
 1カ月に何号、発行するのかも決まっていない。
 1回の分量も決まっていない。
 とりあえず――この「とりあえず」ということばは、「とりあえず、ビール……」じゃないんだから……と、ま、僕の大嫌いなことばなのだが(*^_^*)――自分の傍らに「職員室通信」がないと生きていけない僕のために、発行する。
 徹底して、発行しつづけることにする(^_^)v。

職員室通信 2013/06/11号
★〈全校朝会のスピーチ〉 深海魚みたいに自家発電して生きる

 
地域コミュニティの人々の画像、連発
       ~画像から地域コミュニティづくりの魅力を感じてもらう~

★午前中は、プール清掃、教育実習生の授業参観、主任会。
 午後は、実習生が在籍する大学の教授と面談、保護者との教育相談。
 夜は、小中合同のすこやかみなみネット実行委員会。
 これらのあいまに、来週、某町でやることになっている「まちづくり研修会」の資料づくり。
 テーマは「保・幼・小・中の連携(垂直軸)に依拠した学社連携・融合(水平軸)の推進」。
 これは本校の経営の重点2=「学校・家庭・地域が協働できる教育システムづくりをめざし、小・中PTAを核にすこやかみなみネット事業を推進する」と、ほぼ重なり合う。
 ま、重なり合うから引き受けた。
 だから、今回は、これまでの資料(パワーポイントのスライド等)を少し手直しする程度でいいと思っている。
 でも、手直しはきちんとやるつもりだ。

 手直しの観点――
 ①地域「教育システムづくり」に携わる、多くの人々を紹介する。
 これまでも紹介はしてきた。
 だが、今回は、もっと徹底する。
 1枚のスライドに10枚、20枚と人々の画像を重ねる。
 「連合町内会長です」「安協の支部長です」「子ども会の会長です」「MINAMIネット会長の48やんです」「本校の研修主任が授業力向上の5原則を説明しています」「教務主任の乱氏です」……。
 画像から伝わる「真剣さ」「楽しさ」「おもしろさ」「あたたかさ」等々から、地域コミュニティづくりの魅力を感じてもらいたい……味わってもらいたいと考えている。

 ②僕はいつも、ついつい内容を盛り込みすぎる。
 語りが駆け足になる。
 問いかけを挟みながら聞き手にも考えてもらうという語りが、まったくできない。
 今回は、スライドを提示するとき、聞き手がスライドを見る、僕もはじめてスライドを見るような気分で見る……この一瞬の間がとれるように、資料の量を大幅に減らす。(①の画像は、パッパッパッと見てもらうものだから、これが増える分には問題はない。)

 ③スライドのメッセージを練り直す。
 前回、別な会場で使ったスライドの例なのだが、スライド上のメッセージは「連携&融合の調整に特化」となっている。
 が、実際の説明では「花火をあげようとするのではなく、既にある活動と活動の間に連携を創りだしていく、融合を創りだしていく。地道なコーディネート活動に徹する」といっている。
 言語レベルに差があり過ぎる。
 スライドは「花火をあげるのではなく、地道なコーディネートに徹する」とでもすべきだろう。
 メッセージが練られていないスライドは他にも何枚かある。
 この際、これを、ぜんぶ再チェックする。

 ④前回、「6つのポイント提示型」で全体を組み立てたために、単なる説明に終始してしまった。
 今回は、6つのポイントのうち、ポイント提示型3つ、問題解決型、ストーリー型3つで構成する。


 
教師修業・模擬授業150回をめざして

★午前中の主任会のあと、研修主任の公磨Tと、昨年度末の教育課程編成の際にまとめられた「授業に関する教師の基礎・基本の修業方法の改善(模擬授業研修の増設)」計画と、その進捗状況について意見交換をする。

 〈参考資料〉――教育課程編成時の改善案
☆授業に関する教師の基礎・基本の修業方法の改善=模擬授業研修の増設。
 現行=年間の模擬授業回数100回→150回。
 これは「各教科部会運営方法の改善」と関係する。
 現行の教科部会は月に4回。
 新年度はこれに職員会議後の教科部会が新設される。
 月に最大5回。
 このうち1回の教科部会において模擬授業を実施することになった。
 詳細は研修部で検討中だが、あらましは――
 ①実施する当日の職員朝会で授業者、時間、場所を知らせる。(「当日」ではなく、「週のはじめ」あるいは「1週間前」という案も出たが、「当日」ということになった。この議論がすごくおもしろかった。)
 ②参加者は、当該教科の担当者と、その時間が空き時間の他教科の教員(自由参加)。
 ③実技教科(音楽・美術・技術家庭・保健体育)は、職員会議後の教科部会で実施する。
 概算、教科部会内で実施する模擬授業は、1教科年間7回。
 5教科+実技教科=6教科。
 7回×6教科=42回。
 現行100回+42回=142回
 これにその他の、視察&取材&どこ模(いつでもどこでも模擬授業の略等)等、特設模擬授業が加わるから、だいたい150回超ということになる。〈以上、参考資料〉



 
ああ、僕は草陰に鬱屈している

★午後3時過ぎから小一時間、校庭の部活動を巡回。
 生徒のかけ声、ボールとバットがぶつかる音、生徒の動き等に、僕のカラダが対応していないのがよくわかった。
 ボールとバットがぶつかる音がカラダに突きささる感じがした。
 思わず、カラダが縮こまる(ノ△・。)。
 ああ、最近の僕は、草陰に鬱屈している。

 
〈全校朝会のスピーチ〉
 
深海魚みたいに自家発電して生きる

★先週(6/4)の全校朝会のスピーチ。
 僕の記憶と手もとのメモから、文字化すると――。

 新学期がスタートして、4月、5月と、2ヶ月が過ぎた。
 きょうは、ちょうど、1学期の中間点だ。
 始業式や入学式で話したように、中学という時代は、人生、独立に向けて、一歩一歩前進していく時代だ。
 独立に向けて一歩一歩前進するというのは――
 ①育ててくれている人にかける心配の量を減らしていくこと、悲しませる量を減らしていくこと、
 ②使わせるお金の量を選らしていくということだ。
 ③そして、逆に、喜んでもらう量を、どんどん増やしていくことだ。
 1学期の中間点にあたり、自分が、そのことができているかどうかをチェックしてみよう。
 そして、きょうからまた、1学期後半に向け、気持ちを入れかえて、中学という時代の、一歩一歩をスタートしよう。

 そのスタートにあたり、わたしが、今、みなさんについて、かなり気にしていること……心配していることがある。
 その心配の中味を話します。
 人生、生きていると、ド~ン!と落ち込むことがある。
 特に、人生独立に向けて、一歩一歩前進しはじめたときには落ち込むことも多い。
 ド~ン!と落ち込んで、もう生きる意味もなにもわからなくなるということがある。
 わたしは、この落ち込む経験が、むしろ人生にとって大事なことだと思っているし、さらに、その落ち込みから、どうはい上がるか、これはもっと大事なことだと思っている。

 友人の励ましで、はい上がることもある。
 親の励ましで、はい上がることもある。
 先生の励ましで、はい上がることができたということもある。
 それは、わたしも経験があるし、また、たいへん貴重なことだと思っている。

 しかし、これだけでは、ダメなんだ。
 はっきりいうけれども、これだけでは、あまい。
 あまえている。
 ピンチに陥ると、いつも、だれかが声をかけてくれるのではないか……と期待する。
 これまでのわたしの経験からいうと、そういう期待は、薄汚れた期待といっていい。
 友人の励ましを待つのではない。
 親の励ましを待つのではない。
 先生の励ましを待つのではない。
 そうではなく、自分で自分を励ます、自分で自分を励ますことによって、ド~ン!と落ち込んだところから、はい上がっていく力をもたなければいけない。

 「では、自分で自分を励ます力って、どうすればつくんですか?」と質問する人があると思う。
 これは……う~ん、ま……しかし……やはり、自分で見つけだす以外にない。
 そういう方法があるなら、わたしも聞きたいくらいだ。
 わたしも今、あることで自分に絶望している。

 ただ、君たちの人生の先輩として、ヒントなら与えることができる。
 それは、だれかが励ましてくれるのを、ただ待つのではなく、自分から「先生、今、わたしはこういう状態です。どうしたらいいでしょうか?」と、たずねることだ。
 「お母さん、どうすればいいでしょうか」と、自分からたずねることだ。
 「おじいさん、どうすればいいでしょうか」と。
 それに、もうひとつ、自分の苦しみにこたえてくれる書物をさがしてみることだ。

 6月、いや、6月、7月、みなさんが、自分で自分を励ます力をつけることに挑戦してくれることを、強く望みます。

 話は、これで終わりです。
 話は、いったん終わって、はずかしいが、少しだけ、わたし自身のことを話す。
 わたしが25歳か、26歳の頃、すごく落ち込んでしまったことがある。
 3月から4月にかけてのことだった。
 落ち込んでしまい、春の連休は、もうだれにも会わず、ずっと寝ていた。
 仕事(教師)もやめようと思っていた。
 そのとき、すぅ~っと伸ばしたわたしの手に触れた書物がある。
 偶然というのは、ほんとうに不思議なものだ。
 手に触れた書物を読みはじめると、止まらなくなった。
 何時間も読みつづけた。
 そして、読み終わったとき、わたしはすごく元気になっていた。
 その書物が、ド~ン!と落ち込み、周囲が真っ暗闇だと感じているわたしに「だいじょうぶだよ。真っ暗闇と向かい合っていると、きっといいことあるよ」と、わたしを励ましてくれた。
 ま、今から振り返れば、その書物がわたしのエネルギーになって、わたしは、光を発する深海魚みたいに自家発電しはじめたのではないか……と思う。
 
 きょう、出かけに、その書物を持ってきました。
 これです。
 書名は『○○○○○○○○○○』
 作者は、○○○さんです。
 今は、もう絶版になっています。
 図書室の苫小牧先生に頼んで、図書室に置いてもらいます。
 図書室に寄贈します。
 読んでみようと思う人は読んでください。

 以上で、わたしの話を終わります。(以上、全校朝会のスピーチ)



  さらにリアルな情報は僕の公式ホームページへ


  僕のWEB無人駅線ページへ