★年間計画の議論は、教育の根本にかかわる問題で、年間計画には教育思想が詰まっている。
◆職員会議(1/28)で、平成21年度(2009)の年間行事計画を最終的に決定した。
教職員には、それぞれの役割があるから、その役割によって年間計画に対する「こだわり」が異なる(?)。
たとえば、音楽の教師は、校内合唱コンクールの直前の日程に。
運動部活動に熱心な教師は、中体連の大会直前の日程に。
校務分掌の保健部員は、廊下・教室のワックス塗りの前後の日程に……などなど。
この「こだわり」を徹底してぶつけ合わないと、いい年間計画ができあがらない。
年間計画の議論は、教育の根本にかかわる問題だ。
昨日、いくつもの議論があったが、2つだけ紹介したい。
ひとつは定期試験(1次・2次・3次・4次・5次)の直前1週間の日程だ。
もうひとつは、参観日直前の日程だ。
★生徒朝会。きょうは放送委員会の発表。あすから始まる昼の番組のPR活動。
◆まず、定期試験直前についてだが、直前の1週間(本校では「試験週間」と呼んでいる。「考査週間」と呼ぶ学校もあるはずだ)は、部活動や学年・学級の特別活動はすべて休止になり、補習学習あるいは家庭学習に専念することになる。
普段の授業と家庭学習で学力をつけることはもちろん、この「試験週間」にどれくらいの力をつけるか、これは、学力保証の観点から大問題である。
おおむね、妥当な試験週間が設定されているが、だれがみても問題なのが、2次試験前の日程だ。
6/19(金)普通授業
6/20(土)市中体
6/21(日)市中体
6/22(月)市中体
6/23(火)振休
6/24(水)振休
6/25(木)普通授業
6/26(金)普通授業
6/27(土)
6/28(日)
6/29(月)2次試験
6/30(火)2次試験
★放送委員会の発表は、あすから始まる昼の番組のPR活動。身のまわりのものをテーマにしたクイズには引き込まれる。
試験前の1週間のうち、授業日は2日だけだ。
市中体が例年より1週間繰り下がったから、これはどうしようもない。
ただ、2日より3日、3日より4日がいい。
また、土・日のあと、あけて、いきなり試験というのは避けたい。
しかし、あとにずらすと、本校の場合、校内合唱コンクール(7/12)の練習(練習量や練習場所割り当て)に影響が出る。
思いきって、校内合唱コンクールを1週間あとにずらすと、
7/19 合唱コン
7/20 海の日
7/21 終業式
これは先の案より、もっとまずい。
合唱コンの激しい魂の揺れのまま、長期休業に入るわけにはいかない。
長期休業に入るには、それなりの準備が必要だ。
昨日の職員会議では2次試験の日程は原案で意見は一致し、わたしも了承し、決着した。
苦渋の選択。
が、一夜明けて、やはり2次試験の日程については、どうしても不安が残る。
担当者(音楽担当と教務主任)間で、再度、検討することに
★生徒朝会は給食委員会の発表だ。1週間のうち、パン1日、ご飯3日、麺1日。支持率は50%を超える。
◆もうひとつ、参観日直前の日程。
これも試験週間と試験日が絡んでいる。
11/26(木)4次試験
11/27(金)4次試験
11/28(土)休日
11/29(日)日曜参観日
参観日は、保護者にとって、自分の子どもが、毎日、みなみ中で受けている授業が、知的で楽しい授業なのか? 学習内容がしっかり身につくように指導されているのか?……を直接に見る、またとない機会だ。
中教研の研究授業などは、どんな失敗をしてもかまわないけれども、参観日の授業だけは絶対に失敗できない。
ひどい授業をして、あちこちで「指示もまともにできない」「プロ教師のクセにあんな下手な説明をして」等といわれるのは、自動車会社が「走っていたら火を噴いた」といわれるのと同じくらい、打撃が大きい。
参観日には、ああ、さすがにプロ教師の指示だ、発問だ、語りだ、ほめ方だ……と感じていただけるような授業がしたい……ということになると、試験日、試験日、休日、参観日というのは、やはりマズイ。
議論は一転、二転、三転し、結論をみた。
ま、議論の詳細と結論は省略する。
くり返す。
年間計画の議論は、教育の根本にかかわる問題で、年間計画には教育思想が詰まっている。
★生徒朝会は給食委員会の発表だ。加えたいメニューに、な、な、な、なんと、お好み焼きがあるやんかぁ~