職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

★生徒会・学習委員会「学力向上の5原則」発表(プロ教師塾シリーズ・職員室通信)

2014-05-27 09:45:34 | 僕のモンマルトル日記

 

職員室通信
★「職員室通信」という表現形式で「憑依のうわごと」を書くにはどうすればいいのか?
2014
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  ★生徒会・学習委員会から「学力向上の5原則」の説明  

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★5/13、生徒朝会で生徒会・学習委員会から「学力向上の5原則」の説明があった。
 本校の「学力向上の5原則」=〈力のある生徒への道〉
 ①授業の目標やねらいをしっかりとつかもう。
 ②話し手にへそを向けて聞こう。
 ③正しい発声をし、適切な声量で発言しよう。
 ④ノートは速くていねいに書こう。
 ⑤作業・活動に素早く取り組もう(学力向上の5原則、以上)。

 この「学力向上の5原則」=〈力のある生徒への道〉と、教師用「授業力向上の5原則」=〈プロ教師への道〉が、表裏一体となっている。
 本校の〈授業力向上の5原則〉
 №1=授業の目標、ねらいを明確にする。
 №2=指示・発問は全員に、短く限定して述べる。
 №3=達成状況を確認して授業を進める。
 №4=1人1人のがんばりに気づき、認める。
 №5=全員に50分間の学習活動を保証する。(授業力向上の5原則、以上)

 学校には、いろいろなベクトルが飛び交っている。
 「学力向上の5原則」は、しっかり勉強したいという子どもたちのベクトルの象徴だ。
 「授業力向上の5原則」は、いい授業がしたいという教師たちのベクトルの象徴だ。
 2つのベクトルを連携・融合させて日本一の中学校を創る。

 学習委員会の寸劇は、先生役が「らしく」て驚いた。
 指示が明確。
 声と顔の表情がじんわりと優しい。
 教師と生徒たちのやりとり、一斉形態から班活動への転換、班活動の生徒と生徒のやりとり……と、日常の授業レベルが細かく反映されていて、すごくうれしくなった(*^_^*)。

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  ★〈教職員の人材育成・評価制度〉について補足  

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★「職員室通信5/19」号で述べた〈教職員の人材育成・評価制度〉について補足。

(1)前回も述べたが、学社連携・融合に関して、数値化した評価軸を設定することはなかなかむずかしいと感じている。
 10年間悩みつづけている。
 「この部分について、こういう数値からこういう数値に向上すれば(あるいは向上しているとすれば)、全体も向上する(している)はずだというようなポイントを見つけて数値化すれば、大きな効果が期待できる」。
 しかし、学社連携・融合については、残念ながら、確信をもって設定できる評価軸が見つからない。
 やや苦しまぎれに、「学校はなんといっても保護者が大事だ、保護者の参加率を外すわけにはいかない」……ということで「学校公開事業への地域・家庭の参加率を高める。保護者については参加率90%をめざす」とした。
 本校の現状は、内容によっては、たとえば3学年の進路関係の説明会などは90%近くの参加率を示すが、通常は60%~70%くらいだ。
 60%というのはかなり厳しい。
 保護者の参加率が常時90%となると、熱い思いが充ち充ちた、相互の人間関係がかなり安定した学区が実現することになる。

(2)

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 「生徒による授業評価」については上図の評価票を用いて各学期末に実施している。
 「ひじょうに」を選択する生徒の割合が90%になることを目標にしている。
 実際に90%近くの評価をゲットする教員もいるが、現時点では平均すると50%~60%だ。
 スタート時は「40%以下」だったから、これでも徐々にアップしてきたことになる。
 ただ、僕自身もこの評価票を使って自分の授業を生徒に評価させている経験からいうと、「生徒による授業評価(5段階)」および「保護者による授業評価(5段階)」の評価5=90%をめざす……は、かなりハードルの高い目標だ。
 ちなみに、僕の最高値は78%だ。

(3)「教育課程内の月ごとの外科的外傷0をめざす」について。
 この目標を設定してほぼ1年になるが、外科的外傷は激減した。
 この4月は2名だった。
 ただ、体育の種目によって、たとえばバレーボールを実施した月は数値が跳ね上がることがある(突き指)。
 「不登校・非行生徒0をめざす」について。
 不登校生徒は、ここ3年間で限りなく0に近づいている。
 ただし、「非行生徒0」という目標については、僕たちが目標を気にしすぎて、小さな事案をカウントしなくなる恐れがあるから注意が必要だ。(「非行の定義」についてはここでは省略。)

 すべての項目が5になったときは、すばらしい学校になると思っている。

(4)なお、現時点では、評価軸に採用していないが、確かな学力の保証ということに関して、具体的な達成目標を設定する作業を行っている。
 1年に1回NRT等を実施して、ああ目標に到達していなかった……というのではダメだ。
 プロ教師なら、ひとつの単元を進めながら、「これくらいだったらNRTは学年平均SS60くらいだろう、55くらいだろう……」と把握しているものだ。
 その尺度をもっている教員もいる。
 もっていない教員もいる。
 バラバラというのが現状だ。
 これではダメなので、現在、その尺度を共有化する作業を進めている。

  ◆業務の背後に潜む「感じ」メモ――「職員室通信」という表現形式で「憑依のうわごと」を書くにはどうすればいいのか?  

◆5/20「★公磨Tが乱氏Tに宛てたメモにジーンときた」号と、この5/27「★バレーボールを実施した月は数値が跳ね上がる」号のあいだに、表面上は何も変化はないが、僕のうちでは「断絶」がある。
 「ジーンときた」号では、僕は、僕が朝、新聞を買うために、小学校脇の道をトボトボと歩いてコンビニに行くように、トボトボと書いている。
 「数値が跳ね上がる」号では、トボトボ歩きはやめ、2010年冬季オリンピック(バンクーバー)で、冒頭の4回転ジャンプ転倒後、トリプルアクセル、ダブルトーループ等々、憑依に舞った高橋大輔のように、憑依のうわごとを書こうとしている。
 
 ま、実際には、「憑依のうわごと」を書こうとしたものの――小説という表現形式なら出来るかもしれない。しかし「職員室通信」という表現形式で「憑依のうわごと」を書くにはどうすればいいのか?と立ち尽くし――結局、いつものトボトボ書きになってしまったが、「憑依のうわごと」を書こうとしたことは、大きな飛躍だ(^_^)v。

 目標=魂の表現形式としての「職員室通信」を究める。


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★徹底して「狭義の学力」へとギアを入れるのが本校の流儀(プロ教師塾シリーズ・職員室通信)

2014-05-20 13:36:57 | 僕のモンマルトル日記

 

職員室通信
★公磨Tが乱氏Tに宛てたメモにジーンときた
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  ★「○○Tの授業を観る会」週間&試験週間・基礎学力アップ特訓教室&PTA実行委員会  

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★5/12(月)~5/16(金)は「○○Tの授業を観る会」週間。
 本校の修業計画は――
 ①教科部会内の研究授業
 ②○○Tの授業を観る会
 ③保護者参観日の授業(保護者評価実施)
 ④模擬授業
 これらを合計して150回以上。
 普段から互いに授業を参観しあっている。
 この週間は、より気合いをいれてやろうということだ。
 画像=乱氏Tの授業を観る会&公磨Tの授業を観る会の様子。
 上から①=乱氏Tの授業 ②③=乱氏Tの資料 ④=乱氏Tの授業を観る公磨T ⑤=公磨Tの授業を観る乱氏T

〈公磨Tから乱氏Tへのメモ抜粋〉
 ・教室が楽しい雰囲気に溢れている。
 ・表情が豊か(厳→優→笑→厳)
 ・2種類の語りの魅力(生徒と目線を合わせながらの語りと、目線を宙に据えて語りに集中させる語り)
 ・短い指示、発問。
 ・導入の資料「戦争放棄」がすばらしい。

〈乱氏Tから公磨Tへのメモ抜粋〉
 ・「えんぴつを持って」という指示は不要。
 ・「米づくりのムラは、どうなっていきましたか?」という発問は、作業自体は、テキストや資料をみて解決できる簡単なものだが 、発問としてはぼんやりとしている。
 ・班の話し合いをするまでもなく解決する問題を話し合わせている。
 ・その班をつくるとき、机と机が離れているグループがある。

 公磨Tが乱氏Tに宛てたメモの隅に「ありがとうございました。また行きます」と書いてあった。
 なぜだかわからないが、ジーンときた。
 教師という仕事を選んでよかった……と思った。
 
★1次試験(=1学期中間試験 国・社・数・理・英)に向け、5/16(金)から試験準備週間に入った。
 放課後の部活動や特別活動がなくなる。
 昼休みや放課後等、「試験週間・基礎学力アップ特訓教室」を実施し、終了後には即帰宅し、家庭学習に励むことになる。
 試験直前は子どもたちにとっては学力向上の最高の機会、教師にとっては授業力向上の絶好の機会だ。
 「広義の学力」から、なりふりかまわず、徹底して「狭義の学力」へとギアを入れるのが本校の流儀だ。

★画像=「試験週間・基礎学力アップ特訓教室」の様子。


★5/12、午後6時半から、図書室で、第1回PTA実行委員会が開催された。
 案件は、
(1)各学年委員会の組織づくりと、年間計画の作成(1・2・3学年委員会)
(2)各委員会の組織づくりと、年間計画の作成(生活指導・環境厚生・教養・部活動・広報)
(3)総務委員会の年間計画(本部役員・各委員会委員長・各学年委員長出席)

 冒頭、僕のほうから、スライドを使って下記の2点について説明する。

(1)現時点での本校の学力状況の学力について。
 ・全国と本市の比較
 ・本市と本校の比較
 ・各学年ごとの状況(推移)と課題
 ・各教科ごとの状況と課題
 詳細は、ここ(ホームページ)では省略する。

(2)本年度のPTA各委員会の事業を計画するに際して。
 この内容も、詳細は、ここ(ホームページ)では省略するが、粗く、3点、お願いした。
 1つ目は、学校と対等の関係におけるPTAの事業提案のお願い(今の学校を、ご覧になって「わたしたちPTAが、~~してみたら、どうだろうか?)
 2つ目は、学校や地域団体の事業との連携・融合事業の創出のお願い(学校がやっていることと連携する形で、あるいは、地域団体がやっていることと連携する形で、~~してみたら、どうだろうか?)
 3つ目は、なかには委員会の委員だけの活動に留まる事業があるが、PTA会員が、それぞれの立場で、気軽に参加できるような工夫のお願い……(「PTA実行委員会のあいさつ」以上)


  ◆業務の背後に潜む「感じ」メモ――僕の中の「均衡」を取り戻していくプロセス  

◆業務の背後に潜む「感じ」メモ――僕の中の「均衡」を取り戻していくプロセス

◆僕の素朴な「仮説」――江戸、明治、大正、昭和初期の教育の「総決算」が、大東亜戦争下の教育だったのではないか?
 僕らが自覚しないだけで、この「総決算」は今でも幻影として生きつづけ、僕らを支えている、あるいは縛っているのではないか?(素朴な仮説、以上)。

 千葉県にスーパー尋常高等小学校(スーバー国民学校)があった。
 全国の教師が参観に訪れ、その数、10万人を超えたといわれる。
 研究者、文部省、軍部関係者、学習院関係者も入れ替わり立ち替わり参観。
 「総決算」そのものに向かい合うパワーは僕にはないので、このスーパー国民学校に限定して集中的に資料を集める方法を採ってみようと思っている。
 5月の連休から作業開始。

◆何かいいことがあったら、そのお祝いに「ニッカ余市12年」あたり奮発してみようと思っているのだが、いいことなどひとつもない(ノ△・。)。

◆あすのためのメモ=「均衡を取り戻していくプロセス」と高橋大輔の「憑依」との関係。


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★女工哀史的勤務状況の改善が先(プロ教師塾シリーズ・職員室通信)

2014-05-19 10:37:23 | 僕のモンマルトル日記
 

 

職員室通信
★教師修業の工夫――模擬授業方式か? ストップモーション方式か?
2014
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  ★5/7放課後=第1回模擬授業大会  

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★5/7放課後=第1回模擬授業大会。
 授業者は、公磨T(社会)、須藤T(理科)、中森T(音楽)の3人(画像)。
 模擬授業10分間、指定発言者コメント2分間(1人1分)、生徒役コメント1分間、講師コメント2分間、計15分間。
 授業者3人分だから45分間、評価票・資料等の配布&回収、入れ替えに5分、5分、合計、粗く、60分。

 本校では教師修業=授業修業として、この模擬授業を取り入れている。
 「費用対効果」の大きい修業方法だが、ポイントを決めてやらないと効果はあがらない。
 本校では「授業力向上の5原則」という視点を決めている。
 〈本校の「授業力向上の5原則」〉
 №1=授業の目標、ねらいを明確にする。
 №2=指示・発問は全員に、短く限定して述べる。
 №3=達成状況を確認して授業を進める。
 №4=1人1人のがんばりに気づき、認める。
 №5=全員に50分間の学習活動を保証する。(授業力向上の5原則、以上) 
 僕らの授業のカタチが音を立てて変わっていく……学校が音を立てて変わっていく……という実感があった。

 以前は、ストップモーション方式を取り入れていた。
 ストップモーション方式というのは――
 まず、授業者の通常の授業(生徒対象)を録画する。
 この段階では撮影者(研修部)以外は参加していない。
 放課後の協議会では、録画のうち、研究対象となる10分間を放映する。
 10分間の範囲は研修テーマに即して研修部が指定する。
 参会者が「ここは改善すべきところだ」と判断した場合は、「ストップ」をかけ「代案」を示す。
 この際、巻き戻すこともある。
 この方式のいい点は――
 ・研修テーマに合わせて授業場面(10分間)をしぼるから、テーマに即した協議ができる。
 ・通常の授業が対象になる。(註①)
 ・授業者の指導行為が映像で確認できる。
 ・研究授業を観るために他の授業をつぶさなくてもいい。
 「ストップモーション方式」も「模擬授業方式」も効果が上がる修業方法だ。
 現時点では模擬授業方式を採用しているが、今後、模擬授業の「パート練習化」がうまくいかなかった場合、ストップモーション方式を併用することもあり得る。

 なお、今回の模擬授業では、生徒に教科書を音読させるとき、教科書の位置が低いので、音読の姿勢が悪くなっているという指摘があった。
 背筋をのばし、顔を正面に向けて読める位置に教科書をもたせると、発声しやすいはずだ。
 重要な指摘だ。

 註①=生徒対象の授業がベストだという意味ではない。
 教師の指導行為を対象にするなら、教師が生徒役をやる模擬授業のほうが効果がある。
 生徒の反応も含めて対象にするなら、当然、ストップモーション方式がいい。(「註①」以上)

★画像=上から
 ①トップ=公磨Tの模擬授業
 ②サイド=公磨Tの資料。模擬授業大会は各教科の競演。資料合戦がおもしろい。
 ③サイド=指定発言者として熱っぽくコメントする乱氏T
 ④サイド=須藤Tの模擬授業
 ⑤サイド=須藤Tの資料。
 ⑥サイド=中森Tの模擬授業。
 ⑦サイド=中森Tの資料。


  ★教職員の人材育成・評価制度  

★教職員の人材育成・評価制度
 学校目標や、学年・教科・校務分掌等の目標等を踏まえて、各教職員が、重点的な取組内容やその成果目標、自ら伸ばしたい能力などを明らかにした上で自己目標を設定する。

 教職員の自己目標決定までの手順は次のとおりだ。
(1)①教育目標 ②努力目標 ③学校目標等の設定 ④重点施策の決定 ⑤校長・教頭・教諭等、職務分類上の目標の設定
(2)上記の①~⑤および⑥校長の自己目標に関する校長面接(市教育委員会と校長)
(3)教頭・教諭・養護教諭・事務職員等の自己目標の申告
(4)校長・教頭との面談による自己目標の確認
(5)自己目標の決定(←目安=5月末)

 現在、(2)の段階を通過したところだ。
 この中の「学校目標」というのは、市教育委員会の説明によると「教育目標及び努力目標を踏まえ、学校課題の解決に向けて当該年度に重点的に取り組む内容。目標項目は、重点的に取り組む視点から、1~2項目が適当」。
 この「学校目標の設定」がいちばんめんどうだった。
 教育目標と努力目標では後者のほうが言語の抽象レベルが低い。
 当然、努力目標と学校目標では、教育委員会の説明の文脈では、学校目標の言語抽象レベルが低くなる。
 かといって、あまり抽象レベルを低くし、具体化していくと、それ以降の「校長・教頭・教諭等、職務分類上の目標」群を包括できなくなる。
 本校では、少し苦しんで……というか、パパッと設定したあと、少し寝かせて(苦しみをやわらげ……)、一応、「学ぶ喜びと確かな学力の保証」と決定した。

★〈教育目標・努力目標・学校目標等〉
1.教育目標
 ・心豊かな生徒
 ・自ら学ぶ生徒
 ・健康な生徒
2.努力目標
 ・思いやりの心をもとう
 ・目標をもって学習しよう
 ・規則正しい生活をしよう
3.学校目標
 ・学ぶ喜びと確かな学力の保証

 〈重点施策〉
(1)学びの喜びと確かな学力の保証をめざし、知的で楽しい授業を創る基礎・基本の修業を徹底する。〈プロ教師への道〉
(2)学校・家庭・地域が協働できる教育システムづくりをめざし、minami小・MINAMI中PTAを核にMINAMIネット事業を推進する。
  ~ 小・中の連携に依拠した学社連携・融合の推進&教育機能の家庭・地域への再配分・再位置づけの推進 ~
(3)自他のよさや可能性を認め、互いに高め合う生徒の育成をめざし、生き方の原理・原則を重視した心の教育を充実する。
(4)安全・安心な学校をめざし、危機管理の基本を踏まえた安全管理と事故防止を徹底する。
(5)朝、起きたとき、どの生徒も「行きたい!」と思う学校をめざし、豊かな教育環境の創出に努める。

4.分掌等の目標
(1)校長
 〔学校経営に係る目標〕=minami小、MINAMI中PTA、地域諸団体等とのネットワークを形成し、連携・融合した教育活動(MINAMIネット事業)を企画・推進する。
 合わせて、学校公開事業への地域・家庭の参加率を高める。
 ◇数値目標 保護者の参加率=90%とする。
 〔職員の指導監督に係る目標〕=授業力向上に向けて、本校設定の「授業力向上5原則」を教師全員で共有化し、授業究および模擬授業研究を年間150回以上実施する。
 ◇数値目標 本校設定の「生徒による授業評価(5段階)」および「保護者による授業評価(5段階)」の評価5=90%とする。
 〔施設設備の管理・事務の掌理に係る目標〕=〈A〉生徒の事故や学校事故を防止し、緊急事態に対処できるよう、職務に応じた安全管理、校内巡視の徹底等、適切な指示を行う。
 ◇数値目標 教育課程内の月ごとの外科的外傷=0とする。
 〈B〉目から、耳から育てる教育環境の充実(歌声いっぱい、花いっぱい、作品いっぱい、ふれあいいっぱい、日本文化いっぱい)に取り組む。
 ◇数値目標 不登校・非行生徒=0とする。

(2)教頭
 〔学校管理運営に係る目標〕=指導者としての基礎・基本の修業等、設定した課題を教職員に周知し、改善・実施に向けて取り組む。
 〔職員の指導監督・児童生徒の指導に係る目標〕=教職員の服務管理を適切に行い、規律を確保するとともに、全体の研修(職員会議・職員朝会)、校務の研修(学年・分掌)の研修を通し、教職員としての人間力を高める同僚性を構築する。
 〔施設設備の管理・事務の掌理に係る目標〕=不祥事や学校事故を防止し、緊急事態に対処できるよう、職務に応じた安全管理、校内巡視の徹底等、教職員に適切な指導助言ができる。

(3)教諭
 〔学習指導に係る目標〕=本校設定の「授業力向上5原則」や教科に関する専門的知識・技能を活用し、生徒ひとりひとりに学ぶ喜びと学力を保証する授業を行う。
 ◇数値目標 本校設定の「生徒による授業評価(5段階)」および「保護者による授業評価(5段階)」の評価5=80%とする。 (原則として、この数値目標は共通。ただし、達成基準の段階は各自で設定。例 A=80%(←共通) B=60% C=50%、あるいは、A=80%(←共通) B=50% C=30%)
 〔学級(学年)経営に係る目標〕=生徒指導等に関する専門的知識・技能を活用し、生徒理解に基づいた計画的な指導を行う。
 〔学校運営に係る目標〕=生き方の原理・原則を重視した心の教育の充実等、学校運営上の課題を理解し、生徒の実態に即した企画・立案を進める。

(4)養護教諭
 〔保健教育・保健管理・生徒指導等に係る目標〕=生徒が自ら健康について考え、望ましい日常生活を送れるよう、学級担任や家庭等と連携を図りながら適切に指導する。
 〔学校運営に係る目標〕=学校の教育目標(「健康な生徒」)の達成に向け、健康に関する学校の実態を明らかにし、保健計画の立案や各種計画の企画・運営に努める。

(5)事務職員
 〔事務処理に係る目標〕=教育扶助・人事事務等、分掌した校務の遂行に当たって、管理職や他の教職員に対して報告・連絡等を適切に行う。
 〔会計経理・調査等に係る目標〕=給与支払、物品出納等の証拠書類の整理・補完を適切に行う。
 〔施設設備の管理に係る目標〕=生徒の事故等を未然に防止できるよう、施設設備の安全点検・整備を適切に行う。

★3点、Twitter的に補足する。
①〈教職員の人材育成・評価制度〉については、女工哀史的といってもいいような教職員の勤務状況を改善しないで、あるいは改善の方向をしめさないままで、「評価制度」だけをスタートさせることには批判的な立場である。
 ただ、実施する以上、よりよい学校経営を押しすすめるためにこの「評価制度」を生かしたいと考えている。
 自己目標達成の総和が学校目標達成につながるように活用したい。

②数値化についてはプラス面もマイナス面もある。
 この部分についての数値が向上すれば、全体も向上するはずだというようなポイントを見つけて数値化すれば、大きな効果が期待できる。
 問題はそういうポイントを見つけだせるかどうかだ。
 英知を結集し、手探りでいいポイントを見つけたい。
 経験的には、学社連携・融合に関する目標の数値化はなかなかむずかしいと感じている。

③「校長」の欄の〔学校経営に係る目標〕と〔職員の指導監督に係る目標〕は、項目と記述内容にズレがある。
 こちらがやりたいことがはっきりしていて、動かすつもりがないので、ムリムリ、強引に押し込めた格好だm(_ _)m。
 ホンマは項目のほうを僕に合わせて改めてもらいたいと考えている。


  ◆「『業務』の背後に潜む『感じ』メモ」か?  

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◆「『業務』を支える『感じ』メモ」を、さらに僕の感覚に即して言い換えるなら「『業務』の背後に潜む『感じ』メモ」か?

◆5月に入って、僕の中の「均衡」が崩れている。
 きょうの記事「教師修業の工夫――模擬授業方式か? ストップモーション方式か?」は数日前に記述したものだが、この「均衡」の崩れが僕にアップをためらわせた。
 より正確にいうと、記事「教師修業の工夫」に「均衡の崩れ」に関する記述を付けくわえて、「均衡」を保ちたかった。
 しかし、うまくいかなかった。
 いくつか書いた。
 どれもこれも、ウソ臭かったり、月並みだったりした。
 一応、でも、こうして記事をアップすることにしたのは、5月下旬を「均衡」を取り戻していくプロセスととらえようと考えたからだ。

◆伊原ライオンズ、対楽天9回戦(秋田)、対楽天10回戦(盛岡)に連勝。
 2試合とも、試合開始から終了まで観戦。
 9回戦は楽天無料配信。
 10回戦はBSTwellVと楽天無料配信。
 BSと楽天無料配信は、1分以上の時間差がある。
 だから、BSを観ていて、もう1度観たい場面は楽天無料配信で見直した(^_^)v。
 僕のこれまでのライオンズ史で「うれしさの大激震」――
 №1=1963年、南海との14ゲーム差を怒涛の逆転V
 №2=1958年の日本シリーズ、巨人に3連敗から4連勝
 だが、今回の楽天戦連勝は、それらの100倍うれしい。

◆「均衡を取り戻していくプロセス」について今、考えていること――
 自分でもよくわからない「思い」(=均衡の崩れ)を抱いたまま、ただ立ち尽くしているのではなく、比較的よくわかる別な「思い」に媒介させながら、一歩ずつ接近する方法。
 あるいは、比較的よくわかる別な、いくつかの「思い」に分解しながら、一歩ずつ接近する方法。



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★緊急課題:日本の公立中学校のアウトソーシング計画(プロ教師塾シリーズ・職員室通信)

2014-05-14 15:16:13 | 僕のモンマルトル日記

 

職員室通信
★緊急課題:日本の公立中学校のアウトソーシング計画(MINAMIネット事業ブレスト)
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  ◆5/7、6時間目は、体育館で「交通安全教室」  

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★5/7、6時間目は、体育館で「交通安全教室」(生徒指導部担当)を開いた。
 〈内容〉
 ①交通安全ビデオ――交通事故防止シリーズ「交通事故はなぜ起こるか(人的要因、車両要因、環境要因に分類)」
 ②交通ルール&マナーの基礎基本
 ③校区の交通事故発生状況

 ①=交通安全ビデオの内容は、質も高いし、生徒の実態にも即していた。
 ②=ここでは、自転車と歩行者の事故で、数千万円の損害賠償を請求されている事例も提示した。
 担当の安Tが「5000万円」と説明したら、あちこちから「えっ?!」という声があがった。
 ③=最近5年間で本校区で発生した交通事故の事例を提示した。
 校区は、狭い道路(歩道がない)、勾配の急な坂道、急カーブ(特にホタルの里付近)、見通しのきかない交差点・三叉路・T字路が多い。
 今回の交通安全教室では相当に力を入れた部分だ。
 パワーポイントのスライドを使った安Tの指導がよかった。

 〈2学年生徒の感想文からピックアップ〉
 ・「今まで信号が青だと安全だと思っていたけど、青信号でも注意しなくてはいけないということがわかった」
 ・「T字路が恐い。これからは必ず一度止まって、車や人がいないことを確認しようと思った」
 ・「自転車も自動車と同じように左側通行だということを初めて知った」

★今回の迷い。
 ①実技か? 座学か? 座学を選択。
 ②公的、あるいは民間、あるいは地域団体との連携。
 模索はしたのだが、プログラムと時間が合わず、本校単独で実施。
 各団体が提供できるプログラムの詳細が、一目でわかるHPがあればいいと思った。
 ③本校の経営の重点№3=「自他のよさや可能性を認め、互いに高め合う生徒の育成をめざし、生き方の原理・原則を重視した心の教育」との関連で、幼児、児童、高齢者および身体の不自由な人に対して自ら進んで保護することや、交通安全活動への参加等にも触れたかったが、時間の関係で見送らざるを得なかった。
 別なチャンスをねらうことにする。


  ★MINAMIネットの今後の課題(ブレスト)  

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★4月末~5月はじめの連休中、僕の宿題のひとつに「学校要覧」の原稿があった。
 僕に割り当てられたのは「本校の概要」のうち、(Ⅱ)「学校経営の方針」と、(Ⅷ)「MINAMIみネット事業」だった。
 パンフレットタイプの要覧だから、厳しい字数制限がある。
 書きたいことが書きたいように書けるわけではない。
 しかし、この「字数制限」が僕にはよかった。
 summary風に短くする作業(=削除)過程で、結構、いいブレストができた。
 連休中の最大の収穫(^_^)v。
 ここでは、(Ⅷ)「MINAMIみネット事業」についてブレストした内容をアップする。

★MINAMIネットの今後の課題(ブレスト)

(1)連携・融合のコーディネート力のアップ。
 MINAMIネット設立以来、学校と地域団体、PTAと地域団体、地域団体と地域団体等とのあいだで、新しい連携・融合活動が加速度的に創出されている。
 これを地域の個人や私的なサークルにもひろげていきたいと考えている。
 とすると、やはり、コーディネート力のアップが課題になる。
 これまでは「MINAMIネット事業推進委員会」が担ってきた。
 ブルドーザー的な活躍だ。
 MINAMIネットがあるのは、この推進委員会のおかげだといってもいいすぎではない。
 しかし、コーディネートの対象をさらにひろげようとすると、やはり限界がある。
 超・難問だ。
 OB会も設立されているのだが……。

(2)児童・生徒(学校の外だから、「在学青少年」)の地域行事への参加の推奨。
 青少年期といわれる年代に、同年代の友人や教職員以外の、地域の方々と交流させたい。
 地域活動・地域行事などを通して、思いやり、協調性、感謝の心、連帯感、地域の一員としての自覚を育て、さらに大きく成長させることができる。
 現在、MINAMIネット事業の一環として、地域団体と学校が協力し合い、部活動等との調整を行い、地域の行事(例=運動会等)への参加を推奨している。
 しかし、思ったほど参加率は高まっていない。
 ま、学校部活動と地域行事との調整くらいではダメ……僕の自己満足にすぎないということだ。
 他にやれることは何か?
 ただ、学校は地域活動に対して過度な口出しは慎まなくてはいけない。
 しかし、家庭に対してなら、PTA活動の一環として、ある程度は可能だ。
 これも難問。

(3)MINAMIネット・サポータークラブのさらなる充実。
 教育コミュニティづくりをするとき、粗く、①ボランティア活動から教育コミュニティづくりをめざす方法と、②学校・家庭・地域間の連携のしくみづくりから教育コミュニティづくりをめざす方法とがある。
 ルートは異なるが、ゴールは同じ。
 合わせ技として、ボランティア活動がやりやすい環境をつくるために、学校・家庭・地域間のおおざっぱな枠組みをつくるという方法もある。
 僕らは、今、学校・家庭・地域間の連携のしくみがほぼ完成して、ボランティア活動を充実していこうという段階に至っている。
 現在、どんどん増えつつあるサポータークラブ(例=ホームページ作成、環境づくり、図書整備、総合文化部支援、おやじの会運営等々)が充実すれば、新しいつながりの創出が期待できる (註①→)
 現在は、各サポータークラブの代表者がコーディネーター役を担い、MINAMIネット事業推進委員会と連携して活動を進めている。
 先の(1)とも関連するが、このコーディネート力がポイントだ。
 コーディネート力アップのために、専門の方を呼んで、コーディネート研修会を開くことも考えたい。

 註①=MINAMIネットでは、現在、「サポータークラブ」(=ボランティアサークル)事業を展開している。
 保護者、地域の人々、教職員等を対象に――
 「やってみたい人が」
 「やれるときに」
 「やれることを」――をモットーに登録者を募っている。(註①、以上)


(4)小中連携のいっそうの推進。
 僕の持論だが、学社連携・融合のポイントは、小中連携だ。
 学校教育である小学校と中学校がきちんと連携できていないと、社会教育との連携はほとんど進まない。
 小学校と社会教育(地域の教育)がうまく結びついているが、中学校はさっぱりだという例がよくある。
 やらないよりはいいと思うが(←いや、はっきりいうと、やらないのと同じ)、労多くして功少なし(せっかく苦労してもそのかいがない)……となるケースが多い。
 この点、本校区の小・中連携の実績は、他に誇れるものの1つだ。
 これまでのように「いっしょにやれるものはやる」という姿勢を大切にして、小と中のいっそうの連携・融合を推進していきたい。
 前にも述べたことだが、そのためには互いの「ニーズ」に互いが敏感になることが大切だ。

(5)MINAMIネットの中核エネルギーの充実。
 MINAMIネット設立に際しては、他地域のいろいろなネットワークのしくみを参考にした。
 その際、いちばん注目したのが、ネットワークの中核エネルギーの役割をだれがはたしているのか?……だった。
 学校・家庭・地域の個人や団体という、地域の教育を構成する点と点と点……とが連携・融合し、それぞれの立場で、自由に、気軽に参画できる教育システムをつくるためには、学校・家庭・地域の教育を総合的にとらえ、それぞれの活動や、あるいは気持ちや努力を、つながりのあるものにする、中核となるエネルギーが必要だ。
 歩く人が多くなれば、道ができる。
 しかし、最初に歩く人がいないと、なにもはじまらない。
 多少の困難はあっても、まず、わたしが歩く、歩きつづけるという「中核」が必要なのだ。
 ただ、その中核エネルギーが「学校だ(多くは教頭センセ)」あるいは「行政だ(多くは非常勤の公民館職員)」というのでは、お話にならない。
 また、一部のスーパーマン、あるいはスーパーウーマンに支えられているというのも心配だ。
 その人が不在になって、ネットワークが崩壊するという例に何度も接してきた。
 MINAMIネットの最大の特徴は、この中核エネルギーの役割をPTAが果たしているという点だ。
 どうしてPTAか?という点にはついては、ここでは省略するが(サイドのスライド参照)それゆえに、PTA役員には相当な負荷がかかっている。
 これ以上の負担はかけられない。
 また、活動したくとも活動できない環境にある一般会員の方々にも負担はかけられない。
 では、いったい、どういう活路があるのか?
 僕は、実は、(3)のサポータークラブのさらなる充実に期待している。
 学校・家庭・地域という垣根を越えた、多様な活動を通して、コーディネートのスキルとパワーをもった人々が、自然に育成される仕組みづくり(サポータークラブ)が難題を解決する方策のひとつになる可能性があると考えている。

(6)現在、すこやかみなみネットのターゲットは「子どもの健全育成・安全確保」に限定している。
 このテーマだと地域の諸団体が合意しやすいし、あまり広げないほうが取り組みやすいからだが、やはり、次の段階として、このテーマと並行しながら、新たなテーマにも取り組んでいかなければならないだろう。
 ただし、ターゲットを変えると、すなわち、「荷の軽い協働」から「荷の重い協働」にギアを切り替えると、ネットワークの質が変わっていく。
 この設定はよほど慎重にやらないと、一瞬のうちにネットが崩壊することもある。
 僕は過去にあせって崩壊させた経験がある。
 だから、慎重になりすぎるのかもしれない。
 そろそろ具体的な一歩を踏み出さなくてはいけない時期だ。

(7)アウトソーシング計画の企画。
 先の(6)との関連で、教育に関していちばん荷を抱え込んでいるのが学校だ。
 僕がいつもいう「教育の学校丸抱え体制」――「なんでも学校」、家庭もそう思い、地域もそう思い、教師自身もそう思いこむ「体制」――をつくりだし、結果として、学校がパンクし、力を失い、同時に、社会の教育力も弱めてしまった。
 だから、この学校がダムの水を徐々に放流するように、アウトソーシング計画をもたなければ事態は改善しない。
 日本の中学校は、これが遅れている。
 教職員の意識改革が必要だ。
 教職員がそれぞれの持ち場において、「アウトソーシング計画」を企画し、それが、すこやかみなみネットのターゲットになるという筋道を拓いていかなければならない。
 各教科、各校務分掌を動かし、具体的な一歩を踏み出したい。



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★乱氏Tと僕のお好み焼き・道とん堀修業「ぽんぽこぽ~ん」編(プロ教師塾シリーズ・職員室通信)

2014-05-12 21:22:47 | 僕のモンマルトル日記

 

職員室通信
★乱氏Tは「ぽん」=いい 「ぽんぽこ」=すごい 「ぽんぽこぽ~ん」=最高!と考えているにちがいない
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  ★小学校の先生方に授業を公開するねらいは何か?  

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★朝、乱氏Tと、6月初旬に開催する「minami小・MINAMI中連携授業研究会」で公開する「授業」について話し合う。
 minami小の先生方のニーズ(参観希望教科アンケート)に沿って、公開授業を設定すると、次のようになる。
 英語=1年(少人数クラス×2=教師2名)1クラス、2年1クラス、3年1クラス。
 国語=1年1クラス、2年1クラス、3年1クラス。
 数学=1年1クラス、2年1クラス、3年1クラス。
 英語と基幹教科といわれる国語・数学の希望が圧倒的に多い。
 ニーズに応えたい。
 しかし、公開が英語・国語・数学だけだと、社会・理科・音楽・保健体育・技術家庭・美術の教師がおもしろくない。
 小中連携研究への志気が著しく低下する。

 昨日の生徒総会の「新ミッション」ではないが、小中連携授業研究に対して僕らがねらっているものは何か?
 再度、チェック。
 一般論――「子ども理解の一貫性」、「教育目標&の学習目標の一貫性」、「学習指導の継続性」、「学習内容の系統性」――を踏まえた上で、公開授業のねらいは何か?

 アトランダムに列挙すると――

☆指導技術――「指示・発問・語り」「達成状況の確認」「子どもへの褒め方、認め方」等々――のレベルは、小学校教員のほうが高い。
 公開授業を観た小学校の先生方からビシビシと批正してもらいたい。

☆そのうえで、指導方法の継続性という観点から、指導技術の共有化を図りたい。
 本校には「授業力向上の5原則」がある。
 〈本校の「授業力向上の5原則」〉
 №1=授業の目標、ねらいを明確にする。
 №2=指示・発問は全員に、短く限定して述べる。
 №3=達成状況を確認して授業を進める。
 №4=1人1人のがんばりに気づき、認める。
 №5=全員に50分間の学習活動を保証する。(授業力向上の5原則、以上)
 これが、いいたたき台になると考えている。

☆おなじく、本校には生徒用「学力向上の5原則」がある。
 これも継続性の観点から共有化できるものは共有化したい。
 〈本校の「学力向上の5原則」〉
 ①授業の目標やねらいをしっかりとつかもう。
 ②話し手にへそを向けて聞こう。
 ③正しい発声をし、適切な声量で発言しよう。
 ④ノートは速くていねいに書こう。
 ⑤作業・活動に素早く取り組もう(学力向上の5原則、以上)

☆「全員100点」というのが理想だ。
 「100点」を「100点~90点」あるいは「100点~80点」とらえると、経験上、決してムリなことではないと思っている。
 そのためには、つまずく児童・生徒が出ない授業をしなくてはいけない。
 そのためには、わかってもわからなくても、時間が来たら「はい、終わり」「はい、部活動」ではなく、子どものつまずきに対して、適切な補いをしなくてはいけない。
 これが学校の使命だ。
 この使命を共有したい。
 これまでの僕らの「感じ」の積み重ねからいうと、学級差、学年差がかなり大きいように感じる。(主な「ねらい」、以上)

 これらの「ねらい」は、もちろん、全体会で説明する。
 分科会でも説明する。
 しかし、大切なのは、実際の50分間の授業で、「授業力向上の5原則」や「学力向上の5原則」、あるいは、つまづく生徒を出さない授業システムを、ハッキリ、クッキリと提示することだ。

 結論――
 公開授業のラインナップ。
 小学校の先生方のニーズに応えて、国語・数学・英語=7クラス。 
 こちらから、国語・数学・英語以外で、どうしても公開したい(押し売り)授業――音楽1クラス、乱氏Tから公磨Tの社会1クラス、理科1クラス、保健体育1クラス、技術家庭1クラス=5クラス。
 合計=12クラス。
 公開限度数だ。


  ★2校時、八重Tの授業(3年3組・国語)の取材に行く  

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★八重T「はい、漢字テストです。範囲は、漢字ワークの4、5ページです。ワークは閉じてください。テストプリントが渡ったら、名前を書いて、待ちなさい。(全員書いたのを確認して)では、2分間です。用意、スタート」
 (2分後)
八重T「はい、そこまで。(隣と)交換して。では、間違いやすいところなどを説明しながらやっていきます。確実にマルつけをしてください。
 1番 泥 部首は「さんずい」です。
 2番 祈る。部首は「ねへん」。 ここ、点が2つだとダメだよね。2つだと「ころもへん」。
 3番……、4番……、5番……
 6番、捜す。これは気をつけてください。黒板を見て。ここまではいいです。次、貫通です。よく止めたりする人がいます。部首は「てへん」です。
 (中略)
 全部、正解だったら10分の10です」
八重T「黒板を見なさい。わたしが部首名を読みますから、みなさんもいっしょに読みましょう。(黒板の漢字1番の部首を指しながら)さんずい」
生徒「さんずい」(以下、10番の漢字まで)
八重T「今度はわたしは読みません。部首を指したら、いっしょに部首名を言いなさい」
生徒「さんずい! ねへん! にくづき! やまいだれ! てへん!……(後略)」
 (ここまで7分)
八重T「それでは練習に入ります。間違ったところをやる。完璧な人は、次回のテストは、ワーク2ページ~5ページまで。今やったところと、前回やったところから、何問か出しますので、練習しなさい。それも完璧だという人は、(次の)漢字ワークを進めなさい。5分間。はじめ!」
 (5分間漢字練習)
八重T「はい、そこまでです。後ろから、漢字テストを集めなさい。」(漢字の練習場面、以上)

 部首名の念押し音読は、ボクシングのボディのように、あとから効いてくる。
 悔しいけれど、僕はこんなふうにはやれていない。
 感動に近い気持ちで観た。
なお、「捜」は書き誤りやすい漢字のひとつだ。
 僕なら全員で「イチ、ニ、サン、シ……」と空書きする。

★職場からの帰路、乱氏Tとお好み焼き・道とん堀に寄った。
 たぬきロゴの暖簾をくぐると、店員の「いらっしゃいませぇ~、ぽんぽこぽ~ん、ぽんぽこぽ~ん」という声が、あちらこちらから、こだまのように響いた。
 公磨Tから聞いていたとおりだ。
 僕たちが席に落ち着くまで「ぽんぽこぽ~ん」はつづいた。
 「これはおもしろい、学校で使えるなァ」
 と乱氏Tが喜んでいる。
 MINAMIの修業のひとつに――
 「いいですね」とほめるにしても、5通り、10通り……。
 「すごい」だって、5通り、10通り……。
 ひとりひとりをほめる(評定する)、短い言葉を、30種類、いや、40種類、50種類と用意する。
 それを瞬間、瞬間に、ポンポンと発する教師になろう――というのがある。
 乱氏Tはきっと――
 「ぽん」=いい!
 「ぽんぽこ」=すごい!
 「ぽんぽこぽ~ん」=最高!
 これをやろうと考えているにちがいない。

 道とん堀はメニューが豊富だ。
 僕にはイメージできないものもあった。
 「ネギ爆」か「モダン焼きミックス」か迷って「ネギ爆」。 
 乱氏Tは「豚吉」。
 画像付きのド派手なメニューのわりに、味は素朴。
 キャベツの使い方が新鮮。
 関東地方出身の女優さんが完璧にマスターした「大阪弁」といった感じ。

★僕の「職員室通信」は5月が鬼門。
 過去を振り返っても、5月の発行数が極端に少ない。
 昨年も完全に失速した。
 5月が終わると、復活するかというと、そうでもない。
 ずっとそのままということもある。
 昨年は、6月初旬に、小型ヨットで米国サンディエゴまでの航海に出発した、全盲の鍼灸師・岩本光弘氏と読売テレビでキャスターを務める辛坊治郎氏に救われた。
 太平洋上を南東方向に驀進するエオラス号の中でコーヒーを沸かしているだろう辛坊氏の姿を思い浮かべながら、DAKA古書店跡のデッキで朝食――グリーンリーフの山盛り・キュウリステックと味噌・薄くバターをぬったトースト1枚・コーヒー2杯(マンデリン)・プロセスチーズ1個・森永ビヒダスヨーグルト1個――をとっていると、不思議と元気が出た。
 今年は5月に入って、7号(これを含めて)発行。
 4月が14号だから、もう半分まできている。
 発行数はまずまずだ。
 しかし、実は、底なし沼に沈んでいくような精神状態に逆らいながら、なんとか発行している。
 苦しい。
 辛坊氏のヨットはもうない。
 ライオンズも絶不調。
 僕は自力で活路を開かなければ……。
 僕は、限定した狭い範囲を――ま、他人からみれば、実に取るに足りないつまらないことを、縦横無尽に語ろう。
 頭ではなく、カラダでkeyboardを打ちまくろう。
 これができれば、僕は「底なし沼」から抜け出せる。



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★ミッションを変えるだけで人生が変わる、学校が変わる〈生徒総会編〉(プロ教師塾シリーズ・職員室通信)

2014-05-11 15:40:59 | 僕のモンマルトル日記

 

職員室通信
★ミッションを変えるだけで人生が変わる、学校が変わる〈生徒総会編〉
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  ★人生の修業には荒行と凡事徹底がある  

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★5/9、5・6校時、生徒総会。
 生徒総会の終わりに、僕から「講評」を述べた。
 記憶を頼りに、講評を再現すると――

 〈講評〉
 
(1)きょうの生徒総会までの流れは、
 ①生徒会本部の提案
    ↓
 ②「ミニ生徒総会」(提案を各学級で話し合う)
    ↓
 ③「代議員会」(各学級の意見を出し合って議論する)
    ↓
 ④生徒総会……というふうになっています。

 こういうふうに、ひとつの「提案」に対して、MINAMI中生全員がかかわって、ひとつの方向を打ち出していく「システム」「しくみ」を大切にしましょう。
 この「しくみ」に関して、わたしから提案が1つあります。
 「②ミニ生徒総会」で意見を出し合い、それを代表がもちよって「③代議員会」で激論をしたわけです。
 わたしも代議員会に出席しました。
 「いい議論をしているなぁ~」と感心しました。
 その「いい議論」が、MINAMI中生全員に伝わっているか?
 代議員会に出ていない人の中には、自分が参加した「②ミニ生徒総会」と、きょうの「④生徒総会」提案のあいだにギャップがあって、「あれ? なぜ、こういう提案になったのか?」……と、疑問に思った人もあったのではないか?
 さらに、ある案件は「③代議員会で方向を出す→④生徒総会提案」となり、ある案件は「④生徒総会の場で議論」となった……その区別の理由がわからないという人もあったのではないか?
 ですから、次回の生徒総会に向け、生徒会本部を中心に、代議員会の議論の経過を、生徒総会の場で、わかりやすく、かつ、コンパクトに伝える方法を――これまでも相当、苦労し、努力してきているが――さらによりよい方法を考えてほしいと思います。
 
(2)人生というのは、修業をして、よりよい人間になっていくという面があります。
 なにが「よりよい」のか?
 それは、修業してみないとわからない(^_-)。
 その修業の仕方について、わたしは、粗く2種類あると思っています。
 1つは「荒行(あらぎょう)」です。
 三味線奏者が、三味線が血に染まるまで弾きつづけたという話を聞いたことがあります。
 また、王選手は、明け方までバットを振ったそうです。
 こういう修業に、魅力を感じることがあるし、また時に、そういう修業をやらなくてならないということもあるでしょう。
 しかし、修業というのは、この荒行がすべてではありません。
 もう1つの修業は「凡事徹底(ぼんじてってい)」。
 「凡事」=やろうと思えばだれでもできること。
 そのやろうと思えばだれでもできることを徹底するという修業。
 イチロー選手は、きっと、このタイプでしょう。
 わたしは、この、やろうと思えばだれでもやれる、しかし、それをやりつづけることはむずかしい……やりつづけている人はなかなかいない……、そういう凡事を徹底する修業を大切にしたいと思っています。
 きょうの生徒総会で、みなさんと話し合った内容は、すべて、この凡事ですよ。
 凡事なんだけど、やりつづけている人は少ないし、やりつづけることはむずかしい。
 これを、みんなでやりつづけるという修業を通して、よりよい人間になっていこう、あるいは、よりよいMINAMI中を創っていこう……と思っています。(「生徒総会講評sumally」以上)


  ★ミッションを変えるだけで人生が変わる、学校が変わる  

★生徒総会中の僕の「メモ」から抜粋。

☆メモ№1=本校のマニフェスト№3「自他のよさや可能性を認め、互いに高め合う生徒の育成をめざし、生き方の原理・原則を重視した心の教育」が常に「お題目」(=口先で唱えるばかり)状態だ。
 僕は、これまで粗く、本日の生徒総会で提案された生徒会常任委員会(①給食委員会 ②保健委員会 ③学習委員会 ④放送委員会 ⑤図書委員会 ⑥美化委員会)の活動と、リンクさせることにより――もちろん、これだけではないが――「生き方の原理・原則を重視した心の教育」が推進できる……と考えていた。
 しかし、これがなかなかうまくいかない。
 たぶん、各委員会の「所管」が、校務分掌の保健部・研修部・教務部……等と分かれていて、いわゆる縦割り行政に似た弊害があるからだと思う。
 で、本日の新発想――
 「生き方の原理・原則を重視した心の教育」を、生徒会常任委員会の活動にリンクさせると同時に、「生徒総会」にも直接リンクさせる。
 粗くいえば、「マニフェスト№3」の達成状況を評価することを生徒総会の新しいミッションにするのだ。
 生徒も、教職員も、保護者も、地域の人々も、もっともっと「生徒総会」に注目するカタチを創っていく。
 これまでなかった怒涛の水路が拓けるのではないか?
 形式的にやっていることのミッションを少し変えるだけで、学校が変わる。
 地域が変わる。
 僕の人生が変わる。 

☆メモ№2=入学して1ヶ月の1年生の「緊張」が、僕のカラダにガンガン伝わってきた。
 僕にも覚えがある。
 上級生の背の高さ、スッと背筋を伸ばしたスマートな姿勢、発言のボキャブラリーの豊富さ等々……。
 「おお、先輩たちィィィィィ~」と仰ぎ見た記憶が脳裏に刻印されている。
 きょうは、その緊張を突き破るように登場し、僕がドキッとするくらい、いい質問をした1年生がいた。
 それに対しカラダ全体で答えようした生徒会長もよかった。
 ただし、全体としては1年生の発言が、2、3年生に比し、少ない。
 この時期の1年生が生徒総会で発言する量と場をきちんと保証する方策を検討する必要がある。

☆メモ№3=気になることばが2つあった。
 「登壇」と「降壇」だ。
 「議長はステージの上にのぼって……」「おりて……」という表現に改めるべきだ。

☆メモ№4=生徒が発言するときの「発声」「声量」が驚くほど立派になっている。
 すごく、うれしい。
 〈学力向上の5原則〉
 ①授業の目標やねらいをしっかりとつかもう。
 ②話し手にへそを向けて聞こう。
 ③正しい発声をし、適切な声量で発言しよう。
 ④ノートは速くていねいに書こう。
 ⑤作業・活動に素早く取り組もう――の「③正しい発声をし、適切な声量で発言しよう」に継続的に取り組んできた成果。



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★模擬授業開きは公民・サザエさん一家の系図&伴宙太の逆立ちと素振り(プロ教師塾シリーズ・職員室通信)

2014-05-07 14:00:58 | 僕のモンマルトル日記

 

職員室通信
★模擬授業開きは公民の定番「サザエさん一家の系図」&伴宙太の「逆立ちと素振り」修業
2014
05.07

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  ◆「業務」を支える「感じ」メモ  

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◆僕のkeyboard操作は、「かな入力」のブラインドタッチだ。
 「かな入力」の利点は、ローマ字入力が1文字2~3打に比べると、1文字1打だから、①やはり速いし、②カチャカチャやらなくてもいい分、静かに打てる。
 keyの音も。
 僕の心も。
 だが、この「入力」に関して、僕には大きな弱点がある。
 僕の場合、頭の中でいったん「文」を創ってから、keyboardを打つ。
 歩くとき僕らは、頭でいろいろ創ったりしない。
 頭をパスして、一歩、二歩と、一歩、二歩を創出する。
 同じように、頭をパスしてkeyboardが打ちたい。
 カラダで打てるようになりたい。
 そうしないと、僕の活路は見いだせないのではないか?
 100年経っても、僕はおそらく僕のままだ。
 しかし、尋常なことでは道は見いだせない。

 で、この5月は「カラダでkeyboardが打てる」ように修業することに。
 修業イメージは、伴宙太の「逆立ちと素振り」だ。
 伴宙太は、飛雄馬の禁断の魔球=大リーグボール3号に立ち向かうために、一徹から長時間の逆立ちと素振りを指示される。
 その結果、至り得た「脱力・超打法」により、大リーグボール3号を粉砕する。
 僕も「脱力・超keyboard」をめざして修業だ。

 ま、伴宙太は、修業の代償として走力を失い、1塁ベース直前で憤死する。
 僕の「代償」は何か?……まで、今、考える心の余裕はないよ(*^_^*)。

◆画像=5/6、午後、こころはろばろ神社境内の麓を歩いた。
 雨量が少ないせいか、風景全体が乾いている。
 僕の精神もカサカサだ。


  ★職員会議で模擬授業開き(ドコ模)  

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★04/28、職員会議の中で、今年度はじめての模擬授業(ドコ模)があった。
 総務部・教務部・生徒指導部・保健部・1学年・2学年・3学年等……からの提案・協議のあと、研修部の提案は場所を会議室から近くの普通教室に移して行われた。
 研修部の提案のなかに「今年度の教師修業計画(註①)」がある。
 ここに「模擬授業」含まれている。
 転入教員の中には模擬授業がイメージできない教員もいる。
 口で説明するより、「模擬授業開き」を兼ねて、実演してみせようというわけだ。
 職員会議も、学年会議も、教科部会も、単なる情報伝達の場ではない。
 プロ教師の修業の場だ。

 ☆註①
 本校の修業計画は――
 ①教科部会内の研究授業
 ②○○Tの授業を観る会
 ③保護者参観日の授業(保護者評価実施)
 ④模擬授業
 これらを合計して150回以上(註①、以上)

★模擬授業者は公磨T(研修主任)。
 時間は15分。
 模擬授業10分、指定発言者コメント2分(1人1分)、生徒役コメント1分、講師(役)コメント2分。

 授業内容は、公民の定番、「サザエさん一家の系図」をもとに民法で定められている家族に関する項目を学習するものだった。

★場面1
 T(サザエさんの絵を見せて)「これはだれでしょう?」
 C「サザエさん!」
 T「今から30秒間で、サザエさんに登場する人物を頭の中に思い浮かべてください」

 〈コメント〉――実際の「コメント」は、もちろん、10分間の授業のあと。
 今回は、場面ごとにコメントを入れてみる。

 №1=「30秒間、頭の中に思い浮かべる」という課題の与え方は授業のスタートが重くなる。
 この課題だと、即、列指名でもいいのではないか?
 №2=30秒間設定するのであれば、時間限定でノートに書き出させ、「10人以上書けた人?」などと展開したほうが、生徒は熱中する。
 №3=Tから「頭の中に浮かべてください」と指示しているのに、「カツオ!」と発言した生徒(役)がいた。
 その生徒を無視して授業を進めてしまったが、適切な指導が必要だった。
 №4=姿勢の悪い生徒(役)がいた(←役割分担でワザとやっている)。
 適切な指導が必要。

★場面2
 30秒後、列指名で生徒に発表させる過程で、
 C「タマちゃん」
 T「はい、タマちゃん」
 C「人物ですか?」
 C「タマちゃん、人物ですか?」
 C「三平さん」
 T「はい、三平さん」……

 〈コメント〉
 №5=指導者は聞き落としたのだと思うが、2名の生徒が「タマちゃん、人物ですか?」と質問していた。
 きちんと解決してから、授業を進めるべきだ。

★場面3
 黒板上に張りもので家系図を完成したあと、
 T「カツオ11歳。かおりちゃん11歳。結婚はできるか?」と発問。
 「できると思う人?」「できないと思う人?」と生徒(役)に尋ね、挙手させる。
 そのあと、即「理由を発表してもらいます」と列指名に入った。

 〈コメント〉
 №6=ここでは、考える時間を設定するか、あるいは書かせる場を設定したほうがよい。
 №7=ノートに「できる」○、「できない」×と書かせ、挙手で確認後、理由を10字以内でかかせたほうが、次の展開(民法731条)につながる。

★場面4
 結婚できない理由を発表させたあと――
 T「同じ意見の人?」「違う意見の人?」と尋ね、全員同じ意見であることを確かめる。
 そして、
 T「これが公民の教科書にあります。教科書を開きなさい。
 『民法731条婚姻適齢』 みんなで読みましょう!」
 C「(一斉音読で)民法731条婚姻適齢。男は18歳に、女は16歳にならなければ、婚姻をすることができない。」

 〈コメント〉
 №8=この場面は、リズムのある展開だと思った。
 №9=念押しの部分音読(例=「男は18歳、女は16歳」)があればよかった。

★場面5
 T「イクラちゃんが18歳になりました。ワカメちゃんは当然16歳以上になっています。イクラちゃんがワカメちゃんを好きになってしまいました。結婚はできるでしょうか?」
 C「う~ん?」
 C「う~ん?」
 T「できると思う人?」
 C「ちょっと待ってくださ~い!」
 T「できないと思う人? ……3名ですね。
 これも教科書で確かめましょう。
 民法734条 <近親者間の婚姻の禁止>『直系血族又は三親等内の傍系血族の間では、婚姻をすることができない。』」(ここで時間切れ、終了。) 

 〈コメント〉
 №10=10分間でこれだけの量が学習できるのかと驚いている。
 №11=公磨Tの、いわばノンバーバルコミュニケーション【non-verbal communication】(顔の表情、ジェスチャー)がすばらしい。
 №12=(№11とも重なり合うが)表情、指示、語りの安定感が抜群だ(^_^)v。



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★乱氏Tの東北レストラン鉄道の旅&教務週報6号を読む(プロ教師塾シリーズ・職員室通信)

2014-05-06 11:42:04 | 僕のモンマルトル日記

 

職員室通信
★乱氏Tの東北レストラン鉄道の旅&「教務週報6号」を読む
2014
05.06

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  ◆「業務」を支える「感じ」メモ  

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◆乱氏が〈東北レストラン鉄道〉JR東日本TOHOKU EMOTIONの旅を敢行したようだ。
 メールには「往路がおすすめ」とある。
 「往路」=コースランチ。
 飲み物は、ビール、ワイン赤・白、シードルと各種ソフトドリンク、温かい飲み物まで注文可能で飲み放題。
 デザートの前にコーヒー・紅茶。
 「復路」=デザートブッフェ。(たぶん、ノンアルコール?)
 画像は乱氏・HPから拝借。
 僕は、普通列車&ウィスキーポケット瓶タイプの人間だが、乱氏の画像を見ていたら、一度、乗ってみたくなった。
 ここには――悔しいから――あえてアップしなかったが、セッティングされた三角テーブル越しの車窓の風景がいい。
 僕が普段見慣れている車窓とは異質だ。
 やるなぁ~、TOHOKU EMOTION。

◆起床前――ということはベットの中で――僕は忽然と「僕は素振りが足りない」とつぶやいた。
 keyboardを頭で打っている。
 僕のまわりの人々は、カラダからススッとkeyboardを打っている。
 僕は、素振りが足りないのだ。
 5月は寝ても覚めても素振りあるのみ(^_^)v。(◆「業務」を支える「感じ」メモ、以上)☆∵☆∴☆∵☆∴☆∵★∵★∴★∵★∴★∵★∵☆∵☆∴☆∵☆∴☆∵★∵★∴★∵★∴★∵


  ★「教務週報6号」を読む  

★5/2(金)――けさの職員朝会で、教務週報6号(5/5~5/9)が出た。
 5/5~6は休みだから、実質は、5/7~9の3日間だ。

 5/7=校内研修日。
 模擬授業大会と、公開授業(5/15)の指導案検討会。
 模擬授業は、公磨T(社会)、須藤T(理科)、中森T(音楽)の3人だ。
 今年度は、模擬授業のパートレッスン化を進める予定だが、まだ、その準備ができていないので、今回のやり方は、これまでと同じ――50分間の指導過程から授業者が任意の10分間(模擬授業場面)を設定する。
 僕としては――パートレッスン化か否か?は別として――新年度、今一度、「授業力向上の5原則」に立ち返り、5原則に限定&特化して、技術批評するつもりだ。
 (「職員室通信・5/2」号――メモ№20=今年の僕の業務は「授業力向上の5原則」に特化。
 当然、他にもひかれるものはある。
 気になるものもある。
 しかし、キョロキョロやっていると、なにも変えられない。
 なにも得られない。メモ№20、以上)

 5/8から、基礎学力保証週間がスタート。
 5/9から、教育相談もスタート。同日、生徒総会。

★気になるのは、5/9に、全日出張2名、半日出張(午後から)3名、午後4時からの出張2名、計7名の出張者があることだ。
 (朝の情報ではもう1名増えるかもしれない、増えないかもしれない。)
 「生徒総会」に5~6名の教員が欠席、途中退席2名。
 異常、異様である。
 また「教育相談」は、直接、教育相談にあたる学級担任の他に、それを側面から支援(安全管理&保護者への案内等)する教員、各学年1名、計3名。
 部活動も並行することになっているから、校庭4名、体育館2名、校内2名、計8名。
 職員室管理2名。
 カツカツだ。
 危機管理上、危険。
 「刃物男」が侵入した時、撃砕できない。

 この時期は、各種教育研究団体が新年度の組織づくり、計画づくりをやる。
 これに部活動(主に運動)の各競技団体も加わる。
 どの出張も、意味と意義がある。
 一応、それは認める。
 教育の充実・振興のために、先人たちが、各種の組織や事業を起こし、営々と受け継がれ、展開されてきたことには、心から敬意も表したい。
 しかし、それが、教育課程の運用に支障をきたすようでは(いつか書いた、始業式・入学式後の黄金の3日間の、校長出張3連発もそうだ)、話にならない。
 「ガリ版時代」と状況が違う。
 抜本的な改革が必要だ。

 僕もまた、当然のこととして、いくつかの団体に所属している。
 なかには、僕がトップだという団体もある。
 改革する気概が僕にあるか?
 解散する勇気が僕にあるか?
 脱会するエネルギーが僕にあるか?

★話が脱線してしまった。
 教務週報6号に話をもどす。
 週報のコメントは――
 ☆総務部=くれぐれも交通事故・違反のないように。できる限りのリフレッシュ。
 ☆教務部=ボーとしているスキを与えない。短い発問、短い指示、短い作業。
 ☆研修部=指導力向上の5原則の徹底。
 ☆生徒指導部=明確な視点を設定して校内巡視を。
 ☆保健部=公開授業日に向けて環境美化に努めさせましょう。
 ☆僕=明確な趣意(5原則№1)と輪郭のクッキリした短い作業(№5)で熱中させる授業を。

 教務部と僕のコメントは、かなり重なっている。
 教務部が、指導力向上の5原則№2+№5、僕が、№1+№5。
 〈参考資料〉
 №1=授業の目標、ねらいを明確にする。
 №2=指示・発問は全員に、短く限定して述べる。
 №3=達成状況を確認して授業を進める。
 №4=1人1人のがんばりに気づき、認める。
 №5=全員に50分間の学習活動を保証する。〈「参考資料」異常〉

 研修部と生徒指導部が、南海の野村が「次の回はスライダーを狙っていこうというような指示の仕方をしているチームはアカン」という、アカン指示・コメントになっている。
 スライダーにも、いろいろある。
 どのスライダーをねらうのか?
 また、スライダーがくるタイミングは、どんな状況なのか?
 どんなボールのあとにくる確率が高いのか?……と、もっともっとしぼった、しぼり抜いたコメントがほしい。
 保健部のコメントは、美化活動を「公開日」よりも「愛校心」と結びつけるべきだ。

 なお、教務週報の末尾に、『学校要覧』(1000部)の相見積もり4社の結果が掲載されている。
 5万円ちょっとから9万円近くまでと、かなりの幅がある。
 これがこれまでの公立中学校と民間業者との実態である。(以上、教務週報6号に関して)

  ★「幕の内弁当型通信」を目指して  

★新年度4月に入ってから、「職員室通信」はこれまでに17号発行。
 まだスタイルが定まらない。
 気持ちの上では、いわば「幕の内弁当型」の通信をめざしている。

 〈めざす「通信」像〉←以前にメモした内容。
(1)「職員室通信」の1号分の内容が、たとえば、何々と、何々と、何々と、何々と……で、構成されるとすれば、その何々の1つが、授業取材(記録&技術批評)だと考える。

(2)何々と、何々と、何々のなかに、必ず「授業取材」を入れる。

(3)ただし「授業取材」が、必ず、何々と、何々と、何々の中心であるかというと、そうではない。
 中心であることもあれば、中心でないこともある。(「めざす「通信」像」以上)

 この「何々と、何々と、何々と、何々と……」というところから、「幕の内弁当型」の通信をめざしていることがわかる。
 「授業取材」以外の「何々と、何々と……」が何を指すのか?
 〈例〉
 ・子どもの声(作文)
 ・学校行事の報告
 ・日常学校生活の報告
 ・PTA活動の報告
 ・教育コミュニティづくり活動の報告……等々。

 5月いっぱい、発行しながら「幕の内弁当型通信」スタイルを追究する。

 なお、「◆業務メモ」で触れた「素振り不足」――ペン&keyboardが、カラダからではなく、頭から出ている状態についても、なんとかしたい。
 「素振り」あるのみ!


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★公磨Tの授業を取材。ICコーダ20分&画像79枚(プロ教師塾シリーズ・職員室通信)

2014-05-04 17:08:25 | 僕のモンマルトル日記

 

職員室通信
★公磨Tの授業を取材。ICコーダ20分&画像を79枚。さあ、どう組み立てるか?
2014
05.04

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  ◆「業務」を支える「感じ」メモ  

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◆ハナミズキ通り、満開。
 街路に立っていると、街角の風景が透明化していく。
 僕のカラダも、僕の精神も、透明化していく。
 『巴里に死す』という小説だか映画だかがあったが――僕の中で『雨の朝巴里に死す』と『巴里に死す』がごっちゃになっているm(_ _)m――「ハナミズキ通りに死す」……という感じだ。
 
 それくらい魅惑的だ。
 僕は「どうせ死ぬのに」と、なんでもかんでも自分の死に収斂させるクセがある。
 その「クセ」を忘れさせてくれる。
 (その「クセ」を超えさせてくれるのであれば、いいなぁ~。)

◆昨日、TV・BS1でロッテ対ライオンズ戦を観戦。
 観ないなら初めから観ない……観るんだったら、ボロ勝ちでもしていない限り、最後まで観る……というのが僕の流儀だ。
 でも、昨日は、途中で席を立った。
6回1アウト満塁(3B=栗山、2B=浅村、1B=おかわり)。
 0対3で負けていたから、1点でも2点でも――最低2点は――取りたい場面だ。
 同点、逆転の可能性だってある。
 しかし、大崎=ファウルフライ。
 脇谷=三振。
 今のライオンズには人生の流転――「これからどうなるのか?」「どうなっていくのか?」の、おもしろさがない。
 TVのスイッチを切るとき、「ホンマ、伊原春樹監督、ゴメン……」だった。
 けさの報道によると、監督は「どんなに劣勢でもチャンスは2、3度ある。それをものにできるかが勝負の分岐点」と、サバサバしていたらしい。
 「たいしたもんだ、伊原監督!」
 画像=7回、投手の交代を告げる伊原春樹監督(撮影・丹羽敏通・nikkansports.com)(「業務」を支える「感じ」メモ、以上)☆∵☆∴☆∵☆∴☆∵★∵★∴★∵★∴★∵★∵☆∵☆∴☆∵☆∴☆∵★∵★∴★∵★∴★∵


  ★教室(舞台)の内に身を置く観察者として一人称視点で語ってきたが……  

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★5/2、4校時、臨時主任会。

 〈主な話題〉

(1)MINAMI中生の「知性・品性」、「歩行の姿勢」、「愛校心」、「清掃開始・終了時のあいさつ」等について課題の確認。

(2)僕らMINAMI教職員の服務規定に照らした服務の状況や、時間厳守・提示定点指導等の凡事徹底等について課題の確認。

(3)今年度のマニフェスト№3「自他のよさや可能性を認め、互いに高め合う生徒の育成をめざし、生き方の原理・原則を重視した心の教育」における「原理・原則」の今後の方針について確認。

★午後、公磨Tの授業(1年4組社会・歴史)の取材に行った。
 授業の冒頭~20分間、ICコーダに録音し、画像を79枚撮影する。
 「20分の録音記録」と「79枚の画像」――このデータで、どういう構成(組み立て)が可能なのか?……について連休を利用して考えたい。
 同時に……というか、それより先に、このデータに対する僕の「位置」、たとえば――
 ①教室(舞台)の裏に隠れるカタチで、①A=三人称全知視点、もしくは①B=三人称客観視点で語る
 ②教室(舞台)の内に身を置く観察者として一人称視点で語る
 ③授業者・公磨Tに感情移入し、三人称限定視点で語る……等についても検討したい。
 以前は、②を軸にしながらも、①や③も取り入れていた。
 最近は、もっぱら②だ。
 自分を縛りすぎているのかなぁ~。
 新しいスタイルを追求したい。

★〈テープ起こし〉

 公磨T「今から人の顔の絵を見せます。さあ、これは何人でしょう?」

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 生徒「新人」
 生徒「日本人」
 公磨T「そうですね。急に何人?と聞かれても、困りますね。この人の特徴は、これです(と、はりがみを提示)。みんなで読みましょう。まゆ毛は濃い!」

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 生徒全「まゆ毛は濃い」
 公磨T「次、ハイ(はりがみの項目を指さす)」
 生徒全「目は大きく二重」「鼻は広い」「耳たぶは大きい」「あごが大きく四角顔」
 公磨T「もうひとり、紹介します。この人は何人?」
 生徒「○○人」
 公磨T「違います。ひげを剃っているね。男です。この人の特徴はこれです(と、もう1枚のはりがみを提示)。じゃ、読みましょう。まゆ毛はうすい!」

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 生徒全「まゆ毛はうすい」「目は細く一重」「鼻は長い」「耳たぶは小さい」「あごは細い」
 公磨T「これは、きょう、勉強する内容にかかわる人たちです。何人か? 答えは、(板書しながら)縄文人。読みましょう」
 生徒全「縄文人」
 公磨T「こちらは?」
 生徒「弥生人」
 公磨T「(板書しながら)弥生人です。読みましょう。」
 生徒全「弥生人」
 公磨T「(はりがみを指しながら)こちらが縄文人の特徴、こちらは弥生人の特徴。きょうは縄文時代と弥生時代について勉強します。ワークシートの3番を出しなさい。では、学習課題を書きましょう」

 板書=縄文時代と弥生時代をくらべて特徴をまとめよう。(ここまで5分5秒)


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★パイロット・水性ボールペン直液式Vコーン「メモ」バンザイ!(プロ教師塾シリーズ・職員室通信)

2014-05-02 10:10:46 | 僕のモンマルトル日記

 

職員室通信
★パイロット・水性ボールペン直液式Vコーン「メモ」バンザイ!
2014
05.02

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★昨日、「僕のメモの取り方には、粗く、3種類ある」として――
 A=胸ポケットに入れた、ハガキ大の硬質用紙(2つ折り)に書く。
 B=スマホから自分のPCにMAILを打つ。
 C=Keyboardで直接、PCに打ち込む。
 そして、メモ量を比較すると、B>C>Aである……とコメントした。

 コメントしてから、近時の僕の絶不調の原因が「B>C>A」にあるのではないか……と思いついた。
 「絶不調」の症状をアトランダムに並べると――
 ひらめかない。
 たとえ、ひらめいても、それがババババ~ンと次のひらめきを呼び起こさない。
 ひらめきが、即、行動にむすびつかない。
 ホンネが書けていない……というか「ホンネ」を見失っているのかも?(僕の場合、B&Cはホンネに向かない。)
 メモが楽しくない。

 結論をいうと、メモの取り方を、以前のように「A>C>B」にもどそうと思う。
 メモは、やっぱり、A(胸ポケットに入れた、ハガキ大の硬質用紙(2つ折り)に書く)だ。

 利点――
 頭に強く刻まれる。
 編集がかんたん。
 重要→赤ペン。
 処理済み→取り消し線を引く。
 「これは!」と思った事項、うまく処理できない事項……等は、ハサミでチョキチョキ切り抜き、A4用紙に並べる(ノリづけも可)。
 一種のブレスト。
 もちろん、これらをKeyboardでPCに打ち込んでもいい。

★メモのとき、僕は〈パイロット・水性ボールペン直液式VコーンLVE-10EF〉(レッド&ブルー)を使っている。
 これまでいろいろなペンを使ったが、今のところ、これがベスト。

 いい点――
 ・なめらかに書ける。
 ・濃く書ける。
 ・筆圧がいらない。
 ・最後の一滴まで使える。

 欠点――
 ・寝転んで(長い時間)書けない(直液式の弱点。)
 ・濡れるとにじむ。
 だから、風呂では使えない。

 画像=そのVコーンLVE-10EF。
 乱氏から、ずっと昔、プレゼントされた。
 まだこんなに残っている。
 見つめていると、心が豊かになってくる。
 Vコーン、バンザイ!

★「4月のメモ」のつづき――

○№5=子どもを、もっと、もっともっと知的に育てる。
 判断力が未熟で、現在、成長過程にある子どもたちが、いっぱい集まっているのが学校だ。
 だから、いつ、なにが起こっても不思議ではない。
 このことを、以前「学校には地雷が埋まっている。学校は地雷原だ」と発言し、「子どもを地雷にたとえるとは……」とひんしゅくをかってしまったことがある。
 ま、毎日、毎日、それくらいピリピリした気持ちで教育に携わっているということだ。
 当然、危機管理の原則をふまえ、教職員個人個人として、また組織として、予知・予防・観察を徹底する。
 しかし、これだけでは不十分。
 いたちごっこだ。
 子どもの側を、もっと、もっともっと知的に育てる。
 「知的で楽しい授業」を追究するだけで十分なのか?

○№6=生徒の歩き方が猫背。
 手先をウェアーにいれる生徒もいる。
 もっとスマートに歩かせたい。
 「知的で楽しい授業」を追究するだけで、スマートにあるけるようになるのか?

○№7=「スマート」といえば、僕が最初に担任した学級の「学級目標」が――
 スマートで
 目先が利いて
 きちょうめん
 負けじ魂

○№8=「親に迷惑をかけた」「店に迷惑をかけた」「チームに迷惑をかけた」……はよく聞くが、「学校に迷惑をかけた」「センセイに迷惑をかけた」というのは、最近、ほとんど聞かない。
 「学校の教育独占体制」「学校の教育丸抱え体制」と反比例。
 指導方法の見直し。
 愛校心の教育。

○№9=校内の表通り(メインストリート)=玄関→中央階段→職員室前→廊下→2F南校舎&北校舎。
 校内の裏通り=玄関→廊下→廊下→南校舎&北校舎→裏階段→2F&3F。
 生徒には表通りの使用を推奨。
 しかし、南校舎の場合、職員室前から3Fに昇る階段がない。
 校舎の欠陥か?
 というか、校舎設計に教育思想が欠けている。

○№10=窓の開閉ルール――開けるときは真ん中に。
 「ルール」を、すぐれた「教育思想」に。
 空き教室時の整理整頓、戸締まりも同じ。
 体育館・音楽室が常に、隅々、整理整頓されている。
 「常に」というのと、「隅々」というのが、スゴイ。
 こういうことが、学校の安定と品格につながる。

○№11=清掃開始・終了時のあいさつ徹底。
 中学時代のすべてを忘れても、「清掃のあいさつ」は覚えている……という教育。
 僕の教育の原型。

○№12=教職員の基本的な行動の仕方。
 服務規程。
 凡事徹底。
 〈例〉時間厳守・師弟同行・定時定点等々。
 学年等、分掌ごとの徹底。
 組織の停滞&緩みの背後には、必ず「バカ者同士が仲良くやっている」空気が存在する。
 バカ者同士にならない。

○№13=情報伝達。
 担当者→主任→教頭→校長……いわゆる「報・連・相」は大事だが、同時に、主任側の取材力も大事。
 報告で得た情報、そして、取材で得た情報を整理して、対策を立てる。
 これまでの経験からいうと、主任側の「取材力」が弱いと、学校は腐食する。
 いわゆる「報・連・相」は大事だ。
 でも、僕は、主任側の足による「取材力」のほうを格段に重視する。
 この「主任側」に「教頭・校長」も含まれる。

○№14=教員の机上のマル秘データが危ない。

○№15=「(自分から)あいさつしよう」「(自分から)道を譲ろう」等、原理原則の指導の徹底。
 そんなにいくつもあるわけではない。
 ぜんぶ書き出して、5つくらいにまとめられないか?
 本校得意の「5原則」創出。

○№16=部活動等の大会参加は、これ以上、(絶対に)増やさない。
 チャンスがあれば減らす。
 
○№16=授業研究150回のカウント方法。
 ①教科部会内の研究授業
 ②○○Tの授業を観る会
 ③保護者参観日の授業(保護者評価実施)
 ④模擬授業
 保護者参観日の年間授業数=32
 それぞれの目標数値算出。

○№17=「生徒による授業評価票」を見直すのか? 見直さないのか?
 観点&文言の検討。
 5段階評価か4段階評価かの検討。
 5月いっぱい検証して決定。

○№18=本校の「授業力向上の5原則」
 №1=授業の目標、ねらいを明確にする。
 №2=指示・発問は全員に、短く限定して述べる。
 №3=達成状況を確認して授業を進める。
 №4=1人1人のがんばりに気づき、認める。
 №5=全員に50分間の学習活動を保証する。
 「狭義の学力向上」との関連。
 「広義の学力向上」との関連。

○№19=HPで5/1、5/2と、「4月のメモ」特集を組んでいる。
 HPは、こういう「メモ」が、即、活きるスタイルに変更。

○№20=今年の僕の業務は「授業力向上の5原則」に特化。
 当然、他にもひかれるものはある。
 しかし、キョロキョロやっていると、なにも変えられない。
 なにも得られない。

○№21=(断片)
 ・HPをもっと訥々「語る」スタイルに。
 ・音読と合唱の学校
 ・読書の学校
 ・「職員室通信」に教科企画書特集。
 ・新しい思索路(道)の創出――画像をいっぱい撮ること、道の音をICコーダに録音すること。(特集「4月のメモ」以上)


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★生徒の靴箱がきれいな学校の授業は間違いなく質が高い←「アホか!」(プロ教師塾シリーズ・職員室通信)

2014-05-01 13:27:36 | 僕のモンマルトル日記

 

職員室通信
★生徒の靴箱がきれいな学校の授業は間違いなく質が高い←「アホか!」
2014
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  ★ホタルの幼虫&カワニナ放流会&地区の交通安全協会定時総会&懇親会  

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★午後、校舎の裏側を流れる小川で開催された「ホタルの幼虫&カワニナ放流会」に参加。
 参加者=「ホタルの里づくり」推進委員会、保育園児、Minami小児童・MINAMI中生徒、地域の人々等、約120名。
 推進委員会の方々が中心になって育てたゲンジボタルの幼虫360匹、および、ホタルの餌になるカワニナを放流。
 放流された幼虫は、6月下旬ごろに成虫になり、光を放ちながら飛び回る。
 子どもたちも楽しみにしている。
 もちろん、僕も楽しみ。
 ただ、「6月下旬ごろ」、僕は、いったい、どうしているだろうか?
 この「職員室通信」はどうなっているだろうか?
 これまでの僕の「通信」の歴史を振り返ると、5月が鬼門。
 心が急変。
 プツンと途切れる。
 キョロキョロと先を見たり、後ろを振り返ったりせず、目の前の次の「1号」だけにもぐり込み、他を切りすて、何とか鬼門の5月を乗り越えたい。
 そして、6月下旬の夕闇、野山と人々のシルエットのあわいに飛び交うホタルが見たいなぁ~……というようなことをブツブツつぶやいている。

 夜、地区の交通安全協会定時総会&懇親会に参加。
 支部長のあいさつの中に、MINAMI中生の交通安全活動もキチンと位置づけてくれている箇所があった。
 「やるな、支部長!」と感激。

 懇親会がはじまると、何年も、何年も、いっしょに地域の交通安全活動をやってきた人同士の、少しも飾らない、気の置けない、シットリとした、低音のワイワイ感が空気中に充満。
 ここにいつまでもいたいと僕は思った。
 なんだかなつかしい。
 カラダが溶ける。
 スッと軽くなる。
 しかし、永遠の渡り鳥である僕は、ここにいつまでもいられない。
 いたくともいてはならない。
 いるとめいわくだという面もある。
 同時に、学校と地域の関係は「ここでとどまらなければいけない」というラインもある。
 タイミングをみて、退席。
 ある虚しさを抑えがたい。 

★4月の「メモ」――4月中、あちこちに書き散らしたメモの主なものをコピーする。
 メモには「信念」「信条」に近いものもあれば、迷いの過程でフラフラとしているものもある(*^_^*)。
 僕にとっては「後者」が大切。
 「後者」をたくさん並べていけば、僕も脱皮できる(かもしれない)。

 なお、僕のメモの取り方には、粗く、3種類ある。
 A=胸ポケットに入れた、ハガキ大の硬質用紙(2つ折り)に書く。
 B=スマホから自分のPCにメールを打つ。
 C=キーボードで直接、PCに打ち込む。
 圧倒的に「B」が多い。
 以前は「A」が多かった。
 「C」のキーボードも少なくない。
 キーボードがいちばん楽。
 僕は「かな入力」のブラインドタッチ。
 1打1文字だから、結構、速いぞぉ~(^_^)v。
 自慢するわけではないが、授業記録は、同時通訳のように、完全同時入力できる←自慢(*^_^*)。

★〈メモ帳〉から抜粋――
 
○№1=僕は次のような発想が大キライだ。
 「他校を訪問して授業を見る際、あらかじめ生徒玄関を拝見させていただく。生徒の靴がきれいに靴箱に入っている学校の授業は間違いなく質が高い。授業以外の部分まで鍛えられているからだ。」
 心底、「アホか!」……と思う。
 地域の人がこんなふうにいうのだったらわかる。
 しかし、プロ教師が「あらかじめ生徒玄関を拝見させていただく」?
 何を格好つけているんですか?
 「靴がきれいに靴箱に入っている学校の授業は間違いなく質が高い」?
 何をわかったようなことを言っているんですか?
 授業を見にきたんだったら、ストレートに授業を見たらいいじゃないですか?
 「いい授業だなぁ~」→「当然、靴箱もきちんとしているだろう」。
 これがプロ教師の発想でしょう。
 「あらかじめ生徒玄関を……」というのは、逆。

 また、「授業」と「授業以外」を区別して、「授業で鍛える」、「授業以外の部分まで鍛える」という発想も陳腐だ。
 教師は「授業以外の部分まで鍛える」必要はない。
 いい授業をすれば、他も自動的に鍛えられる。
 いい授業をすれば、いじめも、不登校も、非行も、すべて解決できる。

○№2=「半農半武士」集団から「専業武士」集団に変革したのは信長だ。
 僕も「プロ教師」集団に変革したい。
 しかし、なかなか、たいへん。
 公立中学校というのは、ま、日本全国どこでも同じ傾向にあると思うが、授業のほかに、生徒指導、進路指導、部活動、その他、いわゆる社会機能の多元化による適応教育に追われている。
 なかなか授業に打ち込めない。
 部活動に割く(割かざるを得ない)エネルギー量もハンパでない。
 先日、高村光太郎の授業準備をしようと、吉本隆明『高村光太郎』を机の上に置いておいたら、ホコリがたまっただけだった。
 現状――
 授業修業より、部活動やりてぇ~「半農半武士」教員もいる。
 もちろん「専業武士」志向教員もいる。
 粗く、「専業武士」志向=30%、「半農半武士」=70%。
 まず、この「30%」をガッチリ固める。
 あとは、1人、2人と、徐々に、徐々に、専業武士化へ……という戦略、いや、戦術。(BBSへの僕のコメントからコピー)

○№3=僕が人生の日々に「今のおまえの姿でその人の前に立てるか?」と意識する人が5人。
 レオン(=ゴールデンレトリバー。2007/6/13没、12歳1ヵ月)は死ぬまで、僕を意識し、僕の前では「立派でいよう」と思い続けていた。
 僕もレオンと同じだよ(*^_^*)。
 もし、「5人」から解放されると、僕はどうなるのだろうか?

○№4=「初任校の職場が、初任者のその後の教職生活に強い影響を与える」という言い方をする人がいる。
 公立学校にいろいろな職場があってはならない……またプロ教師として学びつづけるわけだから、いつまでも「初任校の強い影響下」にあるというのもなさけない話だ……と僕は思っているから、僕はこういう言い方はしない。
 ただ、僕自身は「初任校の職場」で「強い影響」を受けた。
 そこから逃れるのに僕はかなりの年数を要した。
 いい歳をして、まだ逃れきっていない……と感じることもある(ノ△・。)。 →〈メモ帳〉次号につづく。



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