本校の「学力向上の5原則」=〈力のある生徒への道〉 ①授業の目標やねらいをしっかりとつかもう。 ②話し手にへそを向けて聞こう。 ③正しい発声をし、適切な声量で発言しよう。 ④ノートは速くていねいに書こう。 ⑤作業・活動に素早く取り組もう(学力向上の5原則、以上)。 この「学力向上の5原則」=〈力のある生徒への道〉と、教師用「授業力向上の5原則」=〈プロ教師への道〉が、表裏一体となっている。 本校の〈授業力向上の5原則〉 №1=授業の目標、ねらいを明確にする。 №2=指示・発問は全員に、短く限定して述べる。 №3=達成状況を確認して授業を進める。 №4=1人1人のがんばりに気づき、認める。 №5=全員に50分間の学習活動を保証する。(授業力向上の5原則、以上) 学校には、いろいろなベクトルが飛び交っている。 「学力向上の5原則」は、しっかり勉強したいという子どもたちのベクトルの象徴だ。 「授業力向上の5原則」は、いい授業がしたいという教師たちのベクトルの象徴だ。 2つのベクトルを連携・融合させて日本一の中学校を創る。 学習委員会の寸劇は、先生役が「らしく」て驚いた。 指示が明確。 声と顔の表情がじんわりと優しい。 教師と生徒たちのやりとり、一斉形態から班活動への転換、班活動の生徒と生徒のやりとり……と、日常の授業レベルが細かく反映されていて、すごくうれしくなった(*^_^*)。
★「職員室通信5/19」号で述べた〈教職員の人材育成・評価制度〉について補足。 (1)前回も述べたが、学社連携・融合に関して、数値化した評価軸を設定することはなかなかむずかしいと感じている。 10年間悩みつづけている。 「この部分について、こういう数値からこういう数値に向上すれば(あるいは向上しているとすれば)、全体も向上する(している)はずだというようなポイントを見つけて数値化すれば、大きな効果が期待できる」。 しかし、学社連携・融合については、残念ながら、確信をもって設定できる評価軸が見つからない。 やや苦しまぎれに、「学校はなんといっても保護者が大事だ、保護者の参加率を外すわけにはいかない」……ということで「学校公開事業への地域・家庭の参加率を高める。保護者については参加率90%をめざす」とした。 本校の現状は、内容によっては、たとえば3学年の進路関係の説明会などは90%近くの参加率を示すが、通常は60%~70%くらいだ。 60%というのはかなり厳しい。 保護者の参加率が常時90%となると、熱い思いが充ち充ちた、相互の人間関係がかなり安定した学区が実現することになる。 (2) 「生徒による授業評価」については上図の評価票を用いて各学期末に実施している。 「ひじょうに」を選択する生徒の割合が90%になることを目標にしている。 実際に90%近くの評価をゲットする教員もいるが、現時点では平均すると50%~60%だ。 スタート時は「40%以下」だったから、これでも徐々にアップしてきたことになる。 ただ、僕自身もこの評価票を使って自分の授業を生徒に評価させている経験からいうと、「生徒による授業評価(5段階)」および「保護者による授業評価(5段階)」の評価5=90%をめざす……は、かなりハードルの高い目標だ。 ちなみに、僕の最高値は78%だ。 (3)「教育課程内の月ごとの外科的外傷0をめざす」について。 この目標を設定してほぼ1年になるが、外科的外傷は激減した。 この4月は2名だった。 ただ、体育の種目によって、たとえばバレーボールを実施した月は数値が跳ね上がることがある(突き指)。 「不登校・非行生徒0をめざす」について。 不登校生徒は、ここ3年間で限りなく0に近づいている。 ただし、「非行生徒0」という目標については、僕たちが目標を気にしすぎて、小さな事案をカウントしなくなる恐れがあるから注意が必要だ。(「非行の定義」についてはここでは省略。) すべての項目が5になったときは、すばらしい学校になると思っている。 (4)なお、現時点では、評価軸に採用していないが、確かな学力の保証ということに関して、具体的な達成目標を設定する作業を行っている。 1年に1回NRT等を実施して、ああ目標に到達していなかった……というのではダメだ。 プロ教師なら、ひとつの単元を進めながら、「これくらいだったらNRTは学年平均SS60くらいだろう、55くらいだろう……」と把握しているものだ。 その尺度をもっている教員もいる。 もっていない教員もいる。 バラバラというのが現状だ。 これではダメなので、現在、その尺度を共有化する作業を進めている。
◆5/20「★公磨Tが乱氏Tに宛てたメモにジーンときた」号と、この5/27「★バレーボールを実施した月は数値が跳ね上がる」号のあいだに、表面上は何も変化はないが、僕のうちでは「断絶」がある。 「ジーンときた」号では、僕は、僕が朝、新聞を買うために、小学校脇の道をトボトボと歩いてコンビニに行くように、トボトボと書いている。 「数値が跳ね上がる」号では、トボトボ歩きはやめ、2010年冬季オリンピック(バンクーバー)で、冒頭の4回転ジャンプ転倒後、トリプルアクセル、ダブルトーループ等々、憑依に舞った高橋大輔のように、憑依のうわごとを書こうとしている。 ま、実際には、「憑依のうわごと」を書こうとしたものの――小説という表現形式なら出来るかもしれない。しかし「職員室通信」という表現形式で「憑依のうわごと」を書くにはどうすればいいのか?と立ち尽くし――結局、いつものトボトボ書きになってしまったが、「憑依のうわごと」を書こうとしたことは、大きな飛躍だ(^_^)v。 目標=魂の表現形式としての「職員室通信」を究める。 ★読んでいただき、感謝します。ついでといってはなんですが、下のバナーのクリック、ガンガン、よろしく頼みます☆(●≧з≦●)。 にほんブログ村 にほんブログ村 ★さらにリアルな情報は小高進の公式ホームページへ★ ★小高進のWEB無人駅線ページへ |