職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

人生の終着点に近づき、ラッキョウの皮をむいてもむいても、遂に「何もない」ということが忽然と見えた

2004-10-27 15:29:03 | Weblog

04.10.27 人生の終着点に近づき、ラッキョウの皮をむいてもむいても、遂に「何もない」ということが忽然と見えた

◆朝、5時55分に家を出た。
 根城ユニバースの前で、道路工事中の交通整理をする男と目があう。
 車もないし、人も通っていないから、退屈そうに背中を丸めて突っ立っていた。
 「よッ」と声をかけると「おッ」と返ってきた。

 まっすぐ新荒町に向かう。ゆるやかな坂道を下り、土橋川を越え、やや急な坂をのぼったところの空が朝日に染まっている。
 犬をつれた男が、ひとつ先の十字路を横切っていった。
 ふと左側を見ると、一匹の猫が庭を駆け抜けていった。 
 
◆職場のデスクが散らかっている。
 書類の「山」が3つくらいある。
 「3つくらい」というのは、重なり合っている部分があって、境がはっきりしないからだ。
 どれも未処理だから、落ち着くべきファイルに収められない。 
 
◆1つは切り抜きやメモの群。
 イオンSC進出、PTSD記事の切り抜き。
 その他、職員室通信ネタとか、あちこちの挨拶ネタ等々。

 また1つは、出張や2学年のグッジョブ等、対外関係書類。

 またもう1つは、ここ、立て続けに発行した『職員室通信』の残骸。 
 
◆朝日に向かっていった先に「自己の果て(本来の自分)」があるとずっと思ってきた。

 ラッキョウの皮をむくように、交通整理の男、犬を連れた男、駆け抜ける猫、切り抜きやメモ類を捨ててきた。

 数年前の記述に「○○論文には結局、延べ10日間苦しめられたことになる。これだけかけて、この内容……! これが今の実力なのだ」とあった。

 この時点では、まだ未来の実力を信じていたのだ。 
 
◆しかし、もうそれはない。
 人生の終着点に近づき、皮をむいてもむいても、遂に「何もない」ということが忽然と見えた。
 諦念、諦観とは異なる「前進しない宣言」。

 底なし沼に落ち込む一歩手前で踏みとどまるスリルといったところやね。 
 
◆写真は根城から撮影した新荒町付近の朝焼け

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心の中に埋まっているMy Treasureをコツコツと掘り出して

2004-10-21 15:25:32 | Weblog

04.10.21 心の中に埋まっているMy Treasureをコツコツと掘り出して

◆昨夕、仕事が終わって松ちゃんとの約束の場所に向かおうとしていたら、伊藤Tから「突然で申しわけないですが」と前置きして、文化祭プログラムに掲載するあいさつ文を依頼された。
 「明日までに……」ということだった。

 次がそのあいさつ文である(*^_^*)。 
 
◆夏目漱石に『夢十夜』という小品がある。
 〈こんな夢を見た〉で始まる短い話が10編並んでいる。
 その「第六夜」の冒頭で、運慶が護国寺の山門で仁王を刻んでいる。
 〈自分〉は、どうしてこの時代に運慶が生きているのだろうかと不思議に思いながら見ている。
 と、耳元に、ある見物人の声が飛び込んできた。
 「あれは眉や鼻を鑿で作るんじゃない。あの通りの眉や鼻が木の中に埋まっているのを、鑿と槌の力で掘り出すのだ」と。
 彫刻とはそんなものかと合点した〈自分〉は早速、家に帰り、積んである薪を片っ端から彫ってみた。
 しかし、仁王は出てこない。
 〈明治の木には到底仁王は埋まっていないものだと悟〉るというところで、この「第六夜」は終わる。 
 
◆教室、廊下、体育館……校舎全体で繰り広げられる文化祭週間の南中生の活動を見ていたら、ふと、この話を思い出した。
 心の中に埋まっている My Treasure をコツコツと掘り出していく南中生の姿と結びついたからだ。 
 
◆中学という時代は、親の保護から独立のための第1歩を踏み出す時期である。
 自分自身のことを振り返ってみても、この3年間ほど心が不安定だった時期はない。
 人生の中で最も「露出」されている時代、それゆえに最もものごとが鮮明に見える時代。 
 
◆「My Treasureは、この時期の心の中にしか埋まっていない」と呟いて、ステージ発表の練習、展示作品の制作を見ていたら、不覚にも胸に熱いものがこみ上げてきた。
 どうぞ、きょうは、今、空気に触れたばかりの My Treasure を共有していただきたい。 
 
◆写真は文化祭のために集めた1500本のペットボトルと生徒会役員

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M氏の商店街は連戦連敗の大ピンチ

2004-10-20 15:22:30 | Weblog

04.10.20 M氏の商店街は連戦連敗の大ピンチ

◆朝のライフ・スタイルを変更した。
 少し。
 これまでは朝の食事(けさの場合=トースト・ウィンナーソーセージ・目玉焼き・コーヒー)を取りながら、TVニュースを観る、新聞を読む、HPを更新する……。
 そして、6時17分、二十三日町から南部バスに乗車。
 6時50分、学校着。

 かなりバタバタしていた。
 だから、新聞は結局、休日にまとめて読むことが多かった。

 「少し変更」というのは、この「新聞」を、やや余裕のある学校着後の時間帯に変更したのだ。
 新聞が単なるニュースチェックから、思考の「踏み台」になる予感がある。 
 
◆読売の「デジタル時代の次に注目」という記事を踏み台にして、今後の教員研修体制のあり方を考えていたら、胸ポケットの携帯が振動した。

 ○○屋のM氏からだった。
 M氏ではイメージが湧きにくい。
 「松ちゃん(仮名)」としておこう。
 松ちゃんは大阪出身で、わたしと話すときは完璧な大阪弁にもどる。 
 
◆「あんた(←わたしのこと)に見てもらいたい原稿があんねん。夕方、喫茶○○で待っているから、すっぽかさないで立ち寄ってくれへん」。

 なんとか頼む(~くれへん)という懇願と、「言うとおりにするんやでェ~!」という命令とが入り混じった松ちゃんらしい、しかし、奇妙な大阪弁だった。 
 
◆「このまえ話した○○街活性化策がまとまったんや」

 松ちゃんの話が途切れると、松ちゃんの部屋のTVニュースがかすかに聞こえてきた。 

 「あんたにとっても、きっとためになる話や。あんた、この前、○○街のホームページは閉鎖的で、何人かの趣味の場になってしまっている、もっと外部とリンクさせんとアカンゆーてたやろ。あれがヒントになったんや。おもしろいでェ。とにかく来てやァ」 
 
◆「行くことは、行くよ。けど、午後から外で会議があって、夕方は来客があるから何時になるかわかれへんよ」 
 「ああ、わかってるよ、かまへん、かまへん。7時でも8時でもええ、それより遅れるよ~やったら、携帯に連絡してくれたらええねん」 

 松ちゃんは勢いよく、電話を切った。(この続きはHP上部の「600字の教育学」をクリック。) 
 
◆写真はいつものMinami哲学の椅子。 
 
◆生活がかかっていない人たちの、いわゆる街づくり○○構想なんとかかんとか、「○○活性化なんとかかんとか……というのにはほとんど興味がないが、実際に○○街を背負っている松ちゃんの話には興味がある。
 
 これまでも松ちゃんは、◆〈○○街ゴールデンセール〉1000以上のお買い上げで、抽選! ○○チケットが当たる〈店頭にてスピードくじ〉◆〈○○街サマーセール〉ほんど~り賞 現金¥500~¥10000 ピンク賞 ジュース・発泡酒など ホワイト賞 現金¥50〈¥3000お買い上げで1回抽選 空クジ無し〉◆〈じゃんけん大会 予選大会〉等々……、いろいろ活性化策を打ち出してきた。○○街ホームページを立ち上げたのも松ちゃんだ。

 しかし、大型店・中型店が進出して、競争の激化というより、購買力の流出が止まらず、○○街は連戦連敗の大ピンチが続いている。(つづく←いつになるかわかりまへんけど)


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赤い灯~青い灯~道頓堀の~♪……長崎のM氏からのカステラ……SさんとTさんとの晩餐……落ち葉……。

2004-10-15 15:18:23 | Weblog

04.10.15 赤い灯~青い灯~道頓堀の~♪……長崎のM氏からのカステラ……SさんとTさんとの晩餐……落ち葉……。

◆先日、怪異な一日を体験した。

 完全休養の日で、早朝から張り切り「赤い灯~青い灯~道頓堀の~♪」と、ここばかり何度も口ずさみながら、部屋を片づけた。

 掃除機もかけた。
 水拭きもしたる。

 しかし、なぜか寄る辺ない身の一種の悲哀感が漂っている気配があった。
 振り払うつもりで、ピカピカになったデスクで、プロ野球の選手がウォーミングアップにポーンポーンと軽くキャッチボールをするように、PCに向かって文章を書き始めた。

 しかし、テンションは上がらなかった。 
 
◆600字ほどのポーンポーンで極度に疲れてしまい、ソファーに寝そべっていたら、長崎のM氏からカステラ(福砂屋)が届いた。
 量が多いし、賞味期限もあるので、一瞬、誰かにお裾分けと思ったが、大好物だし、大切な人からなので、やっぱり一人で全部食べることにした。

 昼食にそのカステラを食べていたら、昔、M氏と長崎駅で手を振って別れたとき流れていた、曲名はわからないが、長崎の歌の旋律が頭の中を流れた。
 少し涙ぐむ。 
 
◆その後、何かに誘い出されるように散歩に出る。

 旧市民病院側から長者山新羅神社の参道を上る。
 三社大祭の中日に騎馬打球をやる広場を通り抜け、大慈寺の墓地のほうに降りていった。

 少し下り、墓地から離れると、斜面の木立の間に小さな朽ちかけた住宅(←住んでいる方々がいたら許してください)が数軒あった。
 坂道を下りながら、それらの屋根屋根を見下ろし、やがて同じ高さになり、そして見上げる角度になった時、涙がこみ上げてきた。

 昔、八戸に来たばかりの頃、SさんとTさんに誘われてすき焼きを食べに来た家が、確かこのあたりだった。 
 
◆目の角度が30年前と同じになったとき、気がついたのだ。
 あの時は夜だった。だから、今、その家がどれなのかはわからないし、Sさんの家だったのかTさんのだったのかも、もう思い出せない。

 TさんもSさんも若くして亡くなった。

 空き家になって窓が開け放たれたままの家もある。
 すれ違う人に涙顔を見られないように顔をそむけて歩いた。
 ハラハラと落ち葉が散った。 
 
◆赤い灯~青い灯~道頓堀の~♪……長崎のM氏からのカステラ……SさんとTさんとの晩餐……落ち葉……。

 自分の瞳孔の奥の仕組みがよくわからない秋の一日。 
 
◆Minami中の教師は語りの上手な人が多い。写真は熱っぽく語る和田T


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海に出て木枯帰るところなし。老いの心境詠わず!か。特攻隊やね。

2004-10-14 15:14:52 | Weblog

04.10.14 海に出て木枯帰るところなし。老いの心境詠わず!か。特攻隊やね。

◆仁科源一様
 
拝啓 『存在と時間』のお便り、並びに『斜坑』61号、『岸辺通信』ありがとうございました。 

 「谺」 

 草臥れたオートバイが
 時間のうねる野原を
 進んでいる
 石板の手紙を抱えて
 分裂した陽差しを
 追いかけている 
 刻んだ宛名は砕けて
 行先を埋めていく
 草臥れた爆音が
 ときどき響き
 それでも
 ずれた風景を越えていく 
 
◆〈草臥れたオートバイ〉の……傷だらけのガソリンタンク、遊びの多いクラッチ、緩んだチェーン、単気筒エンジンの振動音、フレームから発するその振動とは異なる周期の雑音……。 

 これらの〈草臥れ〉具合が気に入っています。

 一読して、〈石板の手紙〉と〈刻んだ宛名〉が痛覚に触れ、一種名状しがたい不思議な感覚が胸の内をうごめきました。 
 
◆『狂騒』時代のあなたの「若いということ」を一瞬、想起。
 そして続けて、今回の「谺」が、プルーストの大長編小説『失われた時を求めて』=コンブレーでの生活→スワンの娘ジルベルトとの初恋→スワンとオデットの恋→海辺の避暑地での花咲く乙女たちとの出会い→パリ社交界→最後に変わり果てた老残の姿)のように、あるいは三島由紀夫の『豊饒の海』=『春の雪』悲恋→『奔馬』政治的反逆の悲劇→『暁の寺』→『天人五衰』)のように、二冊本詩集『谺』(上・下)、いや三冊本詩集『谺』(上・中・下)というふうに、大々長編詩になる予感がしました……。 
 
◆ひとりぼっちで(←嫌いではない)、ギネスとかワインとかを飲みながら(←具合が悪くともよく飲み)よくメモをしています。

 精神の最深部に存在するだろう〈石板の手紙〉に〈刻〉まれた〈宛名〉に突入したいと思うのですが、アルコールの力を借りているわけですから、方法的には後退&堕落か?

 (昨夜のメモ例) 

 ①快適な生活の要素。堀辰雄的な机と書庫。コンパクトな音響設備。故障のないPC環境。大阪の路地のお好み焼き屋の世界に浸れるお好み焼き用鉄板。居心地のよい書店(斉藤ブックス)。宇宙に接した無人駅&公園(根城城址)。便利な市場(根城ユニバース)。確実に確保される、仕事から遮断された時間。

 ②山口誓子〈老いの心境詠わず!〉か。海に出て木枯帰るところなし。特攻隊やね。涙ぐむ。〈伊勢湾岸こおろぎ句集〉! ③……④……⑤…… 
 
◆今朝、TVで、島根県付近に向かう白鳥が青森県のどこかに飛来したというニュースをやっていました。もう冬なんですね。 
 
◆写真は今田Tの国語の時間


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歌謡漫才・フラワーショウの替え歌を口ずさんだら涙が出た

2004-10-09 15:10:01 | Weblog

04.10.09 歌謡漫才・フラワーショウの替え歌を口ずさんだら涙が出た

◆きょうの予定表には、午前10時からの〈南公民館祭りのテープカット〉並びに〈南中生徒のオープニングダンスの見学〉しか入っていない。

 久しぶりの休日だ。

 プラスして、締め切り付きの持ち帰り仕事もない。

 「休日」を身体全体で味わうために、朝、小雨が降っているなかを散歩に出て、外の空気を思いっきり吸った。

 いつもの2倍の時間をかけてコーヒーを入れた。 
 
◆2杯目のコーヒーを飲みながら、新聞を読む。 

 黒井千次が堀辰雄『風立ちぬ』との出会いについて書いている。 

 〈甘美な愛の雰囲気〉に惹かれる(新制高校時代)
 →堀の小説に惹かれる自分への疑念(大学時代)
 →作品そのものの否定(それでいて同時に、後ろめたさ)
 →(時を経て)最終章「死の影の谷」がより深く心に沁み入る……という堀辰雄作品への心の変遷を書いたもの。 
 
◆隣のページには道頓堀行進曲の記事が載っていた。
 道頓堀行進曲は全部通しては歌えない。
 けど、やっぱり大阪の人間だから、赤い灯~青い灯~道頓堀の~♪という出だしだけは歌える。 

 記事の末尾の歌謡漫才・フラワーショウのコメントがいい。 
 「(道頓堀行進曲の替え歌で)それではみなさま、ごきげんよろしゅう~って、四十年以上も歌うてます。最近の子は、元の歌を知らんみたいですね。『あの最後に歌ったの、ええ歌ですねえ』と、よく言われるんですよ」と。 

 二人の替え歌を口ずさんだら、涙が出てきた。 
 
◆10/5=小学校お話弁論大会審査 6=中教研領域部会 7~8県中学校長会(黒石市)と続き、やはり疲れがあり、その疲れが皮膚の神経にダメージを与えているようだ。

 少しゴロゴロしていたい。 
 
◆写真は出張の途中に乗った弘南鉄道のワンマン電車。柏木農業高校前で下車する高校生。


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作者はわたしで話主はfutarikkohan

2004-10-05 14:10:18 | Weblog

04.10.05 作者はわたしで話主はfutarikkohan

◆ここで、今、わたしは迷っている。
 すなわち「実景を見ない宣言」について論を進めるべきか? あるいは、チャックをはじめ、かつての「Webふたりっ子はん深夜特急」の乗客たちのことを記述をするべきか?

 軽薄に最短距離をダッシュする傾向が、わたしにはある。
 大切なものを次から次にラッキョウの皮をむくように棄て、気がついたら手元になにも残っていない人生……。
 こんなふうにブツブツつぶやきつつ、やはり「宣言」は後回しにすることに決めた。 
 
◆『Web深夜特急』にチャックという乗客がいた。
 チャットから引用する。 

チャック:やっほん! (04/04 11:49:24)  
チャック:お久しぶりブリ! 
チャック:あー、今日で春休みも終わりニャー 
チャック:寂しいニャー 
チャック:ん?ニャー 
チャック:言葉の尾に「ニャー」がついてるニャー 
チャック:変なのニャー 
チャック:まぁ、いっかニャー 
チャック:あー!明日 中学校の入学式 
チャック:ニャー 
チャック:嬉しいニャー 
チャック:楽しみニャー 
チャック:先輩達にメつけられないようにしなくちゃ・・ニャー 
チャック:怖いニャー 
チャック:もし先輩達にイジメられたら相談にのってほしいのニャー 
チャック:運河っち、よろしくだニャー 
チャック:もうニャーニャーチャックは帰るニャー 
チャック:ばいばいニャー 
チャック:長く書きすぎちゃったのニャー 
カイト:こんばんは (04/04 20:30:38) 
カイト:いきなりですが落ち 
生野運河:チャック だいじょぶニャン (04/04 22:14:39) 
生野運河:わたしがついてるニャン 
生野運河:けど、今夜は疲れたので、ヴァイヴァイニャー 
生野運河:カイト こんばんは(*^_^*) 
生野運河:ちょっと疲れたよ 今夜の深夜特急は運休(>_<)  
カイト:また来ました (04/05 11:42:33) 
カイト:誰もいなさそう・・・・・  
カイト:また来ます 
カイト:さよなら  
チャック:おぉ!カイトだわん! (04/05 11:48:46) 
チャック:ん?だわん  
チャック:今度は犬になっちゃったんだわん 
チャック:ひやー、面白いわん! 運河っちもうつってるわん! 
チャック:そうだわん! 運河っちやみんながついてるワン! 
チャック:そうだわん! 「ばいばい」はダメだわんね~  
チャック:ヴぁいヴぁいじゃないと・・・わん 
チャック:あ~~、今日の1時から入学式だわん  
チャック:ドキドキするわん 
チャック:カイトは午前中だったわん?  
チャック:うちは午後だわん! 
チャック:誰と一緒のクラスになるかわーん? 
チャック:ではお昼を食べて中学校へ行くわん 
チャック:じゃあ、入学式に乾杯!わん  
チャック:ほんま ヴぁいヴぁいやね わん!(大阪弁風にしてみた) 
チャック:ヴぁいヴぁヴぁヴぁヴぁヴぁ~~い!! 
チャック:↑ わん をつけわすれた 
チャック:わん! 
 
◆書き始めに予期していなかった事態に立ち至った。

 生野運河との再会だ。

 確認をするが、『Web深夜特急』の作者はわたし(小高進)で、話主(話し手)はfutarikkohanだった。

 作者(わたし)がfutarikkohanを通してWeb深夜特急の世界を語っていたのだ。

 では、生野運河は何者か?
 チャックやカイトと同様、登場人物なのだろうか?
 頭が混乱したので、きょはこれでやめる。 
 
◆写真は、「今夜は疲れたので、ヴァイヴァイニャー」とソファーで仮眠する作者。


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精神を2行の文字に凝縮=大和路・信濃路を読む。夕日を背にし唐招提寺の柱に手を触れるところにしびれる

2004-10-04 14:07:38 | Weblog

04.10.04 精神を2行の文字に凝縮=大和路・信濃路を読む。夕日を背にし唐招提寺の柱に手を触れるところにしびれる

◆先日、3学年の生徒朝会で進路(受験)に関するスピーチをした。

 柱は次の4点だった。
 ①夏休みの家庭学習に失敗し、追いつめられ、集中するために受験勉強以外の「モノ」を箱詰めにした。
 ②受験勉強の意義を当時の自分なりに導きだし、自分を駆り立てた。
 ③勉強の方法……
 ④受験生時代は人生の原風景の1つ……。

 トータルで7分くらいだった。 
 
◆スピーチは柱立てごとに材料をいくつか用意し、その場の状況で選択する。
 実は①の「モノ」の箱詰めの項では、もう1つ、できれば使いたい材料があった。
 大学受験が迫ったとき、毎日400字くらい書いていた日記を2行(60字程度)に短縮したという話だ。
 対象の成長度と時間のバランスの関係でカットした。 
 
◆ここでその『2行日記』の1部を紹介する。
 当時の精神が2行の文字に凝縮されている。 

 ※平野日出夫先生に逢う。「堀辰雄はいけませんね」というと「今なら唐木順三」とおっしゃった。文学のつもりだったが、先生は受験の話として受け止められたようだ。ショック。 

 ※延々と続く焦りと空虚さと、背後に断崖というイメージ。知らないうちに1週間が過ぎている。「ダメだ」「もうイヤだ」これは僕のことばだ。他のだれにも聞かせたくない。 

 ※諦めていた生物で善戦。しかし、英語は期待できず。夕食後、図書館にいく。ひなまつりのうたばかり口ずさんでいる。 

 ※「大和路・信濃路」を読む。夕日を背にし、唐招提寺の柱に手を触れるところがしびれるくらいにいい。 
 
◆写真は校長室の隅に創った「孤独の教育哲学スペース」。
 ノートもいいが、ディスクトップは心が落ち着くよ。


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十日市秀悦氏は八戸人の気質に合わせて。「たいしたもんじゃないか!!」

2004-10-03 14:03:07 | Weblog

04.10.03 十日市秀悦氏は八戸人の気質に合わせて。「たいしたもんじゃないか!!」

◆岬台連合町内会の大運動会を見学した。
 その往路と復路、カーラジオから流れる「いさばのカッチャコンテスト」の生中継を聞いた。
 その番組をねらってチャンネルを合わせたのではない。
 運転者がたまたまスイッチをONにしたら、中村寿文市長が祝辞を述べていた。
 3月までわたしの上司だったから「お元気だろうか?」「合併問題でお疲れなのではないか?」と心配で市長の語りに耳を傾けた。 
 
◆番組は引きつづき、十日市秀悦氏が地元の出場者とトークをしながら進行する「コンテスト」に移っていったのだが、この秀悦氏の語りが、全然、おもしろくない。
 ハイテンションの一本調子、いわゆる「攻め」に終始し、「受け」がない素人芸だ。
 これに出場者のハイテンションが絡むと、文化祭の未熟な演技を見せられているようで息苦しかった。

 上田某という彼の先輩にあたる女性が登場したときは、その息苦しさが最頂点に達した。
 ラジオだから、表情も、しぐさも、観客の反応もカットされるという条件を差し引いたとしても、大×である。 
 
◆秀悦氏はわたしが演劇部の顧問をしていたときの部員だった。
 だから、ついつい彼の成長を確かめる、あるいは彼が今後、全国的に活躍できるかどうかチェックするという観点で聞いてしまうから、辛い採点になるのかもしれない。

 念のために、地元生まれの運転者に感想を聞いてみたら、うれしいことに「おもしろい」という。
 そうか、秀悦氏は八戸人の気質に合わせて、ああいう調子でやっているのか……と考えると、「ま、たいしたもんじゃないか」と無理無理、自分を納得させた。 
 
◆写真は、岬台の運動会ではなく、大久保地区の運動会。


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チャックは中学3年になっているはずだ

2004-10-02 13:59:16 | Weblog

04.10.02 チャックは中学3年になっているはずだ

◆あちこちで「もう前進しない勇気」宣言をしている。

 今年2月の「文章修業をしない」宣言につづく、開き直り、居直り宣言の第2弾である。

 2月は、新たな修辞法やボキャブラリーを拒絶し、これまでの持ち駒だけでやっていくという「もう死ぬまで勉強しない」宣言だったが、今回は、これまでの人生で獲得した心象風景だけで生きていくという「もう実景を見ない」宣言だ。 
 
◆以前、Webで「ふたりっ子はん深夜特急」というHPを運営していた。
 BBS(掲示板)に毎夜、書き込まれるコメントに、車窓風景を折り重ね、闇の極限に向かう深夜特急ショートショートを創出するものだった。

 あの頃の常連客を思い起こすと、涙がこみ上げてくる。
 スカーレット、有乱、高子姫(タカイコヒメ)、卵割、チャック、ダービー兄貴、Maria48、おんり、ゆみっち、Asca、おっさん、エイパパ、うらサンタ……等々の男と女たち。 
 
◆チャックは小学生だった。
 当時の〈BBS〉にこんなカキコミが残っている。

 「これから、ふたりっ子はんことを「運河っち」と呼ぶことにします。(勝手に決定・イェーーィ!)きょうは、運河っちに質問があります。このページの左の方にメニューがありますよね?? メニューの下のほうを見ると、「〈深夜特急=本日の乗客)※ゆみっちはん※」ってありますよね? それは、毎日毎日名前が変わってますよね?? それで、私の名が載るのはいつなんでしょうか・・・・・。そして、それは、どうやったら、載るんですか?? 教えてください。お願いします。」 
 
◆指を折って数えると、彼女は今、中学3年になっているはずだ。(「宣言」から話がそれているように見えるが、いつか必ず戻る。つづく。) 

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指を折って数えたら、もう20年。志、はるか彼方に。

2004-10-01 13:56:25 | Weblog

04.10.01 指を折って数えたら、もう20年。志、はるか彼方に。

◆HPの一角に「600字の教育学」をスタートさせてから、9ヶ月になる。
 毎日の「600字」=「小さな塊」を融合させて、やがて大きな教育論文を仕立てよう、編み上げようという構想だった。
 ライフワークである学社連携・融合論や授業改革論が念頭にあった。 
 
◆それがいつの間にか「堕落」してしまった……ということでは決してない。
 構想に沿った「600字」は確然と存在し、職場で発行している「職員室通信」に直接に接続している。
 やはり何やかや理由があって、その「600字」はここにはアップできないのだ。
 当然、自動的に教育深夜特急「職員室通信」もアップできない。 
 
◆ま、正確にはアップできるものと、できないものがある。
 ここ、しばらく、この点について、身体が引き裂かれるくらい悩んでいた。

 しかし、この事情はどこの世界でも同じことだろう。
 ライブドアの社長だって、会社のHPにアップできるものと、絶対にできないものがある。 
 
◆だから、わたしには発想の転換が必要なのだと思う。
 すなわち、アップできるものは何か?
 さらに、アップしなければならないものは何か?

 これを突き詰め、そのことに精魂を込めていくという反面を開拓していきたい。 
 
◆夕方、校長会を終えて、司法センター通りを歩いていたら、荷造り作業をしている赤帽の運転手と目があった。
 互いに2、3度見交わしから、やっと気がつく。 

 「以前、あなたに引っ越しをお願いしましたね」 
 「ああ、思い出しましたよ。高速の出口で重量オーバーで捕まったんですね」 

 指を折って数えたら、もう20年もたっていた。 
 
◆写真は空き教室で見つけたステキな筆入れ。

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