職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

★48やん、大阪維新の会・橋下徹大阪市長の教育論の、ここが未開発部分なんですよ

2012-02-27 12:46:15 | 僕のモンマルトル日記

 

2012

02.27
僕の精神状態の浮き沈みを平均すると、この「淡麗」



◆いつのまにか「淡麗」(グリーンラベル)が僕の定番になった。
 売り場の棚に並んでいるビール&発泡酒は、一応、ぜんぶ、試してみた(*^_^*)。
 濃くて、重いものもきらいではない。
 しかし、ま、僕の精神状態の浮き沈みを平均すると、この「重すぎず、軽すぎず……」の「淡麗」ということになる。
 休肝日が週に2日ある。
 休肝日以外は、通常、500ミリリットル缶を1本か2本。
 淡麗1本のあと、余市のオンザロックに切り替えることもある。

 ピーナッツは、「シマダピーナッツ」に決めている。
 歯ごたえと風味がいい。
 「シマダピーナッツ」以外は考えられない。
 昨年の夏、その歯ごたえと風味が変わった。
 苦情の電話をかけたら「いやぁ~、やっぱりわかりますかぁ~! 中国からいい豆がはいらなくなったんですよ。それに、毎日、暑い日がつづき、うまく乾燥させられないんですよ」という回答だった。
 夏が終わると、またいつもの「シマダピーナッツ」に戻った。

◆金曜日(2/24)の夜、余市のオンザロックを飲んでいたら、あさってに講演が迫った48やん(すこやかみなみネット会長)からメール。(下図は48やん制作のスライド)


 ――これから徹夜して、プレゼン用のスライドを完成させるつもり。
 お願い、4つ。
 ①サポータークラブのKさんは、総合文化部員に何を指導しているのか教えていただきたい。
 ②すこやかみなみネットにかかわっている子どもたちの画像が不足しているので、いいのがあったら何枚でもよろしく!
 ③図書館サポーターグラブの活動場面の画像、1、2枚、よろしく!
 ④最後に、講演内容に関して、念を押しておきたい……ということがあったら、バンバン頼みます。
 以上、よろしくお願い致します。(48やんのメール要約文、以上)

 急いで、ハードディスクからデータを見つけ出すとともに、返信を打つ。

◆48やん様

①minami型教育コミュニティづくり。
 僕らは学校教育エリア(いわゆる中学校区)と社会教育(=家庭・地域教育)エリアをピッタリと重ねあわせて、教育を構想しています。
 僕らは、これを「地区公民館を中心にした社会教育エリアをヨコ軸に、小・中学校の連携をタテ軸にしたminami型教育コミュニティづくり」と呼んでいます。
 この「minami型教育コミュニティづくり」ということばを流行らせたいと思っています。
 48やん、ガンガン、宣伝、頼んまっせぇ~!!

 この「教育コミュニティ」を構想するとき、その規模が問題になります。
 僕は、これまでの経験から、児童・生徒1000人、人口10000人くらい――僕らの校区がそうです――が最適だと思っています。
 もちろん、小学校区単位、あるいは2中学校区単位で活動する場合もあるし、そのほうがメリットがあるという場合もあります。
 しかし、基本は、1中学校区だと思います。

②教育危機の元凶
 以前は、地域における生活指導、教育課程外活動(含部活動)……なんでも学校(=学校の教育丸抱え体制)という傾向が強かったですね。
 これだと、地域の教育力が弱まります。
 家庭の教育力も弱まります。
 実際に、これまで、子ども会活動、ボーイスカウト・ガールスカウト活動などは、小・中学校の部活動がさかんになって壊滅的な打撃を受けました。
 と同時に、(ここが問題なのですが)学校も抱えきれずに――子どもたちの余暇活動のほとんどを抱えているわけですから←これ、実際問題、抱えられるわけがありませんよ。その分、本分(学習指導)がおろそかになっているんですよ(ノ△・。)――パンク状態になり、教育力が極端に弱まっています。
 で、僕らの出番!
 学校・家庭・地域、それぞれの教育のバランスを改善しよう……そのために、ネットワークを形成しよう……ということです。

 このバランスがよくなれば日本の教育はまだまだよくなると思います。
 逆に悪いままだと、なにをやってもなかなか効果があがりません。
 自民党も、現政権も、このことに対する認識が不足しています。
 大阪維新の会の橋下氏も同じです。

 僕らが、いろいろ活動するとき、あるいは、しかけるとき、この連携事業が、バランスをよくすることに結びついているかどうかを絶えず点検する必要があると思います。

③学校・家庭・地域の協働による教育活動推進のポイント、2点。
 1点目。
 連携・協力の中核エネルギー。
 歩く人が多くなれば道はできます。
 しかし、最初に歩く人、多少の困難があっても歩きつづける人がいないと、なにも始まりません。
 連携・協力には中核エネルギーが必要です。
 中核エネルギーの質が連携・協力の質を決定します。
 外からは連携活動をしているように見えても、どこが「中核エネルギー」なのか?を突き詰めたら、学校の教頭センセやった、 あるいは、役所の職員やった……という例は、ゴロゴロしています。
 アカンとは言いませんが、ホンモノではありません。
 日本の戦後社会教育の失敗は、ここにあります。
 絶対にくりかえしてはいけません。

 2点目。
 小学校と中学校の連携
 小・中学校の連携がしっかりしていることが、学校側・地域側、双方向の連携推進の条件です。
 小・中学校の方針がバラバラだと、継続的な学社連携はほとんど進みません。
 小学校は活発やけど、中学校は無関心……という例がよくあります。
 やらないよりはマシかもしれませんが、僕からいわせると、ほとんど意味がありません。
 全国的に、この「小学校と中学校の連携」がほとんど進んでいません。
 大きな課題です。

④中核エネルギーの実際
 以前、全県対象に「地域のボランティアが、学校を支援するとき、だれがコーディネートしているか?」……という調査をしたことがあります。
 ほとんどが学校の教職員でした。
 教職員がやっても、もちろん、いいのですが、これでは、結局、先に述べた「学校の教育丸抱え体制」から抜け出せなくなります。
 悪循環に陥ります。
 くわえて、中心になっていた教職員が転勤になると、これまでの活動が立ち消えてしまうというケースが、すごく多い。
 さらに調査結果をくわしくみると、教職員のなかでも、教頭・教務主任が中心的な役割を果たしています。
 はっきりいえば、小学校の教頭・教務主任には、こういうコーディネートに時間を割く余裕があります。
 でも、中学校の教頭・教務主任は、一般の教員と同じように授業を担当しています。
 とてもコーディネートに割く時間はありません。
 これが、小学校ではボランティア活動が活発だが、中学校ではなかなか……という理由のひとつです。(もちろん、あくまでも「ひとつの理由」です。)

⑤すこやかみなみネットの組織
 ここは、ぜひ力説してください。
 念のために僕らの先日のレジュメをコピーしておきます。
 「組織・運営に関しては、地域の数多くの団体を構成メンバーにしている。
 だから、なんでも全員参加方式では身動きがとれない。
 そこで、議論の結果、思いきって、「企画・運営グループ」と「連携・協働グループ」に分けて活動することにした。
 「企画・運営グループ」は、小・中学校PTA役員から構成される「すこやかみなみネット事業推進委員会」で、すこやかみなみネットの運営に関して、ほとんどすべてを検討する。
 メンバーは、小・中PTAの会長・副会長、PTA各実行委員会委員長、小・中学校の校長、教頭、教務主任、すこやかみなみネット担当教職員等で約30名、年間5回開催。
 「連携・協働グループ」は、町内会・公民館・交番・保護司・子ども会・安全協会・防犯協会等、PTA以外の構成メンバー。
 この絶妙、微妙な役割分担により、それぞれの立場から、気軽に自由に参加・参画できる、ゆるやかな関係としてのネットワークを維持している。
 また、すこやかみなみネットの会長は中学校PTA会長、副会長は小学校PTA会長が務める。
 運営費として小・中学校のPTAが5万円ずつ拠出している。」

⑥今後の課題
 2点。
 1点目――すこやかみなみネットの特徴は、活動のひとつひとつに特に珍しいものはなくて、これまで、学校や地域団体等で別々に行われてきた取り組みを、すこやかみなみネット全体の中で、調整することによって、新しい結びつきを創りだすところにあります。
 現在、すこやかみなみネット事業推進委員会が、コーディネート力を発揮し、具体的に、こまめに、ねばり強く、連携・協働を創りだしているわけですが、これから、さらに、ますます、このコーディネート力のパワーアップが期待されています。

 2点目――現在、すこやかみなみネットのターゲットは「児童・生徒の健全育成、安全確保」に限定しています。
 地域の諸団体が合意しやすいテーマだし、あまり広げないほうが取り組みやすいと考えたからです。
 でも、このままではアカン……と思っています。
 ターゲットを変えると、すなわち、「荷の軽い協働」から「荷の重い協働」にギアを切り替えると、ネットワークの質が変わっていくと思います
 ただ、その設定はよほど慎重にやらないと、一瞬のうちにネットが崩壊することもあります。
 僕らは、荷の重いターゲットとして、児童・生徒の教育課程外活動(含部活動)のほとんどを学校にゆだねていていいのか?……という問題を想定しています。
 ターゲットをここにもっていけるかどうか?
 最大の課題です。

 以上です。
 取り急ぎ、バララララララ~ッと打ちました。
 48やんの役に立てばいいのですが……乱筆、お許しください。

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★バタバタ過密ダイヤの混乱の中、PTA総務委員会の様子を毎度おなじみの(キーボードの)打ちっ放し

2012-02-23 15:54:55 | 僕のモンマルトル日記

 

2012

02.23
「こちら側」と「あちら側」を包括する「ステキな話」を(*^_^*)


◆記述が――年度の終わりが近づき、ホンマ、もう毎日、バタバタ、過密ダイヤ。で、混乱し――時間的に前後してしまったが、PTA総務委員会が、2/14(火)午後6時30分から、本校のPTA室で開かれた。

 出席者は、PTAから、会長、副会長3名、監査2名、会計、書記、生活指導委員長、環境厚生委員長、教養委員長、部活動委員長、広報委員長、1学年委員長、2学年委員長、3学年委員長。
 学校から、岬教頭T、乱氏、僕。

 案件は
(1)PTA事業報告会の運営について。
(2)PTA新年度役員推薦委員の選出について。
(3)卒業式の応援サポーターについて。
(4)教職員歓送迎会の運営について。
(5)バザーの収益金の使い道について。
(6)「すこやかみなみネットOB会」の位置づけについて。

 前回の記事にも書いたが、今年度も終わりに近づき、具体的にこうして、今年度の大づめ事業(=事業報告会・卒業式等)に混じり、新年度の開幕事業(=新年度役員推薦委員・歓送迎会等)が並ぶと、こちら側とあちら側の接点がむきだしになって迫り、非情迅速の思いにかられる。

 冒頭、僕のあいさつ(画像)。
 こういうときは、そのむきだしの「こちら側」と「あちら側」を包括する、日常を超え出る、なにものかを、ゆったりと創出し、提示し、これまでの奮闘努力を互いに讃え合いつつ、来る新年度に思いを馳せる……という気持ちになってもらえる「ステキな話」ができればいいのだけれど、残念ながら人間が小さくできていて、逆に、むきだしの接点に動揺している自分をさらけだしてしまった。
 ホンマ、スンマヘンでした(ノ△・。)。

◆案件(1)「PTA事業報告会」は、昨年と同じように、3/1の1・2年保護者参観日とセットにして実施する。
 〈時間〉
 13:30~14:20 授業参観&保護者による授業アンケート実施
 14:30~15:20 PTA事業報告会
 15:30~ 学年保護者集会・学級懇談会

 PTA事業報告会の時間が50分。
 プログラムは――
 ①PTA会長あいさつ
 ②PTA功労者表彰
 ③各委員会の事業報告(8委員会)
 ④すこやかみなみネット事業報告

 ③「各委員会の事業報告」では、各委員長が、1年間のPTAの具体的な活動と、具体的な今後の課題(=委員会としての希望)をじっくりと語り、その語りが、PTAという人材の宝庫がよりいっそう活発に、力強く動きはじめるきっかけになることを期待している。
 これが、学校・家庭・地域のネットワークの中核としてのPTAの、今後の可能性につながっていく。

 ④「すこやかみなみネット事業報告」は、岬教頭Tの発表だ。
 すこやかみなみネットの「今後の課題」に力点を置いて語る。
 以前、スクリーンに、真っ赤な夕陽が差し込み、プレゼンテーション用の濃紺色のスライドのカタチが崩壊した場面では、次のような課題があがっていた。
 A=荷の軽いターゲットから荷の重いターゲットへの転換。
 B=「荷の重いターゲット」の代表格である「学校部活動改革」の今後の方策。
 C=すこやかみなみネットと、最近登場した「地域密着教育」の整合性。
 D=学社連携と小・中学校連携の現状と今後の課題。
 E=すこやかみなみネットの組織上の「実働部隊」と「支援部隊」の現状と今後の課題。
 F=PTAがすこやかみなみネットの中核エネルギーになることの意義と今後の課題。
 G=「F」との関連で、PTA役員と一般会員の関係の改善。
 H=サポータークラブ(ボランティア活動)、親父の会、OB会の今後の課題。
 今回は、F、G、Hについて触れる予定だ。




 ★この時期(卒業期)は、1分1秒、透明な時の流れが見える。

◆こういう流れから、僕が、今回のPTA総務委員会の案件で、もっとも注目していたのは、案件(6)「『すこやかみなみネットOB会』の位置づけについて」だ。
 OB会の位置づけがどうなるかによって、今後のすこやかみなみネットの推進力が大きく変わると考えている。

 その理由を粗く2点述べる。
(1)OB会の方々に、学校と地域の「懸け橋」的な役割を期待する。
 ネットワークを形成しようとするとき、これまでつながりが脆弱だった箇所が、当然、ネックになる。
 ごくごく一般的にいって次の4点が考えられる。
 ・小学校と中学校のつながり(P同士も、T同士も)
 ・PTA役員と一般会員のつながり
 ・PとTのつながり
 ・学校(含PTA)と地域社会のつながり
 OBの方々には、特に4番目の「学校と地域社会のつながり」という点において、学校側の一員という立場を内包しつつ、地域社会の側に立って、より堅固なネットワーク形成のためにご尽力いただきたい。

 もとより、すこやかみなみネットは、みなみ小・みなみ中の強い連携・融合を軸(時間軸)に、学校および地域における関係諸団体とのあいだに広くゆるやかにネットワーク(空間軸)を形成し、豊かな教育コミュニティを実現しようというものだが、小・中のPTAが主体となっていて、かつ、実働部隊であるというところに大きな特徴がある。
 OB会の活動が、この実働部隊の実力を補強すると同時に、現役のPTAと地域団体とのコーディネーター的な役割を果たすのであれば、こんなにスゴイことはない。

(2)もう1つは、当然のことだが、すこやかみなみネット設立時の労苦から得た知恵と技を、今後のすこやかみなみネットの維持・発展のために生かしていただきたい。
 僕流にいえば、PTA活動は社会貢献活動の第一歩だが、従来、子どもが卒業すると同時に、ただただ一方的に人材を放出してきた。
 これはこれでよい面もあると思うが、このことがPTA活動のマンネリ化の一因になっていると思われる。
 すこやかみなみネットのOB会が活動することによって、PTAが変わる、そして、すこやかみなみネットの独自さがより明確になるという確信がある。

◆今回は時間の関係で、すこやかみなみネットの会則第4条「この会は、次に掲げる諸団体等をもって組織する」を一部改正し、OBを付け加えるというところまでしか進まなかったが、これから開催される2/28のすこやかみなみネット事業推進委員会、および3月末のPTA総務委員会で、さらに煮詰めていきたい。

◆なお、案件にはなかったが、僕らが常々、問題として取り上げ、PTA事業報告会でも問題を提起することにしている「PTA役員と一般会員の関係の改善」についても話題になった。
 時間の関係で深めることはできなかったが、話の内容を要約すると――
 ・すこやかみなみネットを意義あるものにしていくには、その中核となるPTA自体が、もっともっと力をつけなくてはならない。
 現状はPTA総務委員会と一般会員との間に距離がある。
 この距離が縮まらないとPTAとしての力はつかない。
 ・ひとつの方策として、一般会員は学級という単位の結びつきが強いので、その学級長とPTA総務委員会との結びつきを再検討してはどうか?
 ただし、この意見に対して「それはわかるが、学級長がほんとうに機能しているかどうか疑問だ」という指摘もあった。

◆もう少し書き込みたいし、僕の「文体」に変換もしたいのだが、(紙幅はいっぱいあるものの)根気と体力と時間が尽きかけているので、毎度おなじみの(キーボードの)打ちっ放しで終わることにする。

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★試験運営を通して、教師として力をつけよう。そして、力のある学校をつくろう

2012-02-21 11:19:05 | 僕のモンマルトル日記

 

2012

02.21
新企画のラストシーンは、廊下の光と陰にカラダの一部が溶け出す場面か?


 ★空き教室の、かすかにあたたかい静謐感が僕は大好きだ。

◆今年度、最後の定期試験(5次試験)は、3年生が2/7(金)に終了し、1・2年があさってから、2/23(木)~24(金)の両日、実施される。

 試験運営というのは、粗く――
 ①試験範囲の確定
 ②試験問題作成
 ③試験問題の点検
 ④印刷
 ⑤試験実施
 ⑥採点
 ⑦返却&指導(説明)
 ⑧評価……というプロセスを、チーム全体で、トラブルなく完遂しなければいけないから、本校の教師の力量が問われる重要業務だ。
 どの段階をとっても、結構、神経を使う。
 たとえば、印刷段階だと、試し刷りの処理、印刷原版の処理、保管方法……等々。
 経験のある人はわかると思うが、「原版」の処理は、なかなかめんどうだ。
 自分の印刷が済んだからといって、原版を外すと、ローラーが乾燥して、次の印刷ができなくなる。
 しかし、だからといってローラー上に原版を残すわけにはいかない。
 これは厳禁だ。
 で、どうするか?……ということになるわけだ。
 僕らは、毎度、毎度、「試験運営を通して、教師として力をつけよう。そして、力のある学校にしよう」とくり返しているが、「力のある学校」は、こういうところがキチンとできている。
 試験監督中、ケイタイを使ってカンニングさせてしまう……なんていうのは、ホンマ、最低の話だ。

 現在、本校には「試験監督規定」があって、①試験問題配付後、各自の枚数と種類の確認 ②表裏の確認 ③印刷の濃淡の確認 ④残部の確認 ⑤監督者留意事項……たとえば、は当該試験に関係のあるもの以外の持ち込み厳禁……等々、17事項にわたって(非公開情報なので、これ以上はアップできない)、細々と(ある意味で、「露骨に」)規定されている。
 この(露骨な)規定も「力のある学校」になるための重要なポイントだと考えている。

◆実施のたびに新たな課題が出てくる。
 現在、僕らが「課題」としているのは、「試験問題の点検」過程だ。
 試験問題の作成・点検については、作成者→教科主任→教務主任→教頭→校長……と、かなり厳重にチェックしている。
 が、試験問題の質の向上&管理ということを考えると、このシステムには限界がある。
 具体的にいうと、
(1)たとえば、「数学」の試験問題を、教務主任(社会科専門)、教頭(社会科専門)、校長(国語科専門)という組み合わせの場合、最終点検といっても、ほとんど字句や回答欄のチェック程度で終わってしまう。
(2)また、問題に欠陥がある場合、差し戻しということになるのだが、「教務主任→教頭→校長」段階で「差し戻し」となると、実際問題として、時間的にかなり厳しくなる。

 したがって、「作成者→教科主任」の段階を、より意味のある、効果的な段階にすることが大切だ。
 単に教科主任の「点検」という発想ではなく、「教科部内で相互に検討・点検しあう」段階を、キチンとシステム化したほうが、よいかもしれない。
 今後の検討課題だ。



◆今年度、最後の定期試験の話をしていたら、総務部から次のようなプリントが回ってきた。
(1)保護者参観日と、PTA事業報告会のご案内
(2)新PTA役員候補者選出のための推薦委員募集のお知らせ
 参観日も、PTA事業報告会も、PTA役員推薦委員会も、3/1(木)に行われる。

 もう時期が時期(出勤日も、指を折って数えると、あと23日しかない……)だから、こういう案件については、当然、予測している。
 だが、具体的にこうして、今年度の大づめ事業(=PTA事業報告会・最後の参観日等)や、それに混じり、新年度の開幕事業(=新年度PTA役員推薦委員会)が並ぶと、こちら側とあちら側の接点がむきだしになって迫り、非情迅速の思いにかられる。


★「廊下の光と陰に自分のカラダの一部が溶け出し……」本文から。

◆午前中、1日66コマ授業参観中に奇妙な現象が起こった。
 北校舎3階(1学年)の廊下を歩いているときだった。
 廊下の前方に光と陰が揺れている。
 と思った瞬間、光と陰に、自分のからだの一部が溶け出し、自分が徐々に消えていくような感覚に陥った。
 比喩というより、実感として右足から溶けはじめたので「おい、おい、これは困るよぉ~」とつぶやいてしまった。

◆毎度、毎度、同じ話ではずかしいのだが、現在、新企画――「茫漠の時空間」(=僕の過去)の中を→「職員室通信」のカタチで→「現在の僕」が疾駆する――の、試運転中(3月末まで)。
 4月1日から本格スタートし、4月、5月、6月……と、1年間、グルリとまわって、この3月の試運転場面に戻ってくる計画だ。
 昨日は、その長旅のラストシーン候補として、岬教頭T、乱氏、僕の3人でプレゼンテーション用のスライドを点検していて、部屋の窓から赤い夕陽が射しこみ、スクリーン上の、紺色を基調にしたスライドのカタチが崩壊する場面を考えたのだが、この、廊下の前方に揺れる光と陰に、自分のからだの一部が溶け出し、自分が徐々に消えていく……というのもいいかもしれないと思った。

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青森市立三内中学校の、2010年11/29/・12/1に行われた2年生の保健体育の期末テスト問題に関するトラブルに心を痛めている

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★初めは喉の痛みに負けないように気張っていたのだが、途中から、乱氏に語り負けないようにと気張っていた

2012-02-20 13:25:45 | 僕のモンマルトル日記

 

2012

02.20
1年間グルリとまわって、この場面に戻ってきたとき




◆ずっと前のブログ記事――2月・3月に予定されている、「すこやかみなみネット」に関する講演や発表会に向けて、岬教頭T、乱氏、僕の3人でプレゼンテーション用のスライドの点検をしているとき、部屋の窓から赤い夕陽が射しこみ、スクリーン上の、紺色を基調にしたスライドのカタチが崩壊するという場面――で、今後の講演&発表日程の中に、「隣町の生涯学習のまちづくり町民大会」があり、発表者が僕だ……という話をしたことがある。

 その「町民大会」が昨日だった。
 大会には、きっとご高齢の方が多く集まるのだろう……と予想して、発表のストーリーを組み立てていったのだが、その「予想」をはるかに超えていた。
 ステージに立ったとき、圧迫感で「ああ、アマかったぁ~」と頭がまっ白になった(ノ△・。)。
 僕は、ホンマに、いつも、こういう失敗が多い。
 でも、もう大幅な変更はできない。
 ハンカチで汗をふきふき、語りながら、反応をみながら、微調整することに……。

 ☆生涯学習まちづくり町民大会の会場

 「日本の教育危機の元凶は学校の教育独占体制にある」や「昭和46年提言・第3の教育改革の中心理念=学社連携はなぜ失速したのか?」等は、いくらなんでも失礼だと、短くサラッと説明し、「若いお父さんやお母さんと、地域団体の人々との協力体制」「小・中学生と地域の人々との交流活動」にウェイトを置いた。

 意外だったのは、小学校と中学校の教師の連携・融合活動――例=「合同模擬授業大会」や「共通目標・学力向上の5原則」に強い関心をしめしていただいたことだ。
 これは、この地域が、いい学校をみんなで作ろうと、地域と学校の連携が相当に進んでいることの表れかもしれない。
 また、あるいは、うがった見方かもしれないが、この地域が「学校の教育独占体制下」にあることの裏返しかもしれない。

◆この「隣町の生涯学習のまちづくり町民大会」をめぐって、僕のうちで、混乱と変化があった。

 先週の日曜日の「協働のまちづくり研修会のトークセッション」のあと、かすかにノドに痛みがあった。
 徐々に悪化し、金曜日の朝には、完全にアウト。
 で、乱氏に――僕は、これまで苦しいときはいつでも乱氏にすがってピンチを乗り越えてきたのだが、このときも――「これ以上、悪化して、ダウンとなったときには、なんとか、ホンマ、よろしく頼んまっせぇ~」と代役を哀願・懇願。
 乱氏は快諾してくれた。
 さいわい、土曜日に目がさめると、よくなっていないものの、悪くもなっていなくて、最悪の事態はまぬかれ、なんとか役目を終えることができた。
 これが「混乱」だ。

 もうひとつの「変化」というのは、今回のこの「代役懇願・哀願」を通して――漱石の「修善寺の大患」ではないが(*^_^*)――不思議な感覚、すなわち、自分が実践していることについて、自分と同じレベルか、それ以上のレベルで語れる人物がいる……と思ったとき、自分のパワーが2倍にも3倍にもなったように感じた。
 僕も語れるが、乱氏も語れる。
 岬教頭Tも語れる。
 48やんも語れる。
 ま、「毛利の3本の矢の訓え」と同じやね。
 1本だとすぐに折れる。
 しかし、何本か束ねるとなかなか折れない。
 ホンマ、うれしいことである。

◆現在、新企画――「茫漠の時空間」(=僕の過去)の中を→「職員室通信」のカタチで→「現在の僕」が疾駆する――の、試運転(3月末まで)をやっていて、4月1日から本格スタートする。
 4月、5月、6月……と、1年間、グルリとまわって、この3月の試運転場面に戻ってくる計画だ。
 そのとき、岬教頭T、乱氏、僕の3人でプレゼンテーション用のスライドを点検していて、部屋の窓から赤い夕陽が射しこみ、スクリーン上の、紺色を基調にしたスライドのカタチが崩壊したという場面は、どんなふうに変わっているのだろうか?
 楽しみだ(^_^)v。

 1点、追加する。
 これは、たぶん「変化」に属する内容になるのだと思う。
 僕は「生涯学習のまちづくり町民大会」で語っているとき、初めは「ノドの痛み」に負けないように……と気張っていたのだが、途中から、乱氏に語り負けないように……と気張っていることに気づいた(*^_^*)。





★画像=2月の学校風景。

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2月17日(金)のつぶやき=チーム青森、山浦麻葉の敗戦コメントにもらい泣き

2012-02-18 02:21:09 | 僕のモンマルトル日記

05:22 from web
★おはようございます(^_)v。昨日、上半身も鍛えないと……と、押し入れからエキスパンダーを持ち出し、グイグイやったら、本日未明、左肋骨のピリ~ッ、ピリ~ッという痛みで目が覚めましたよ(ノ△・。)。ロキソニンの出番か? いや、ま、そのまえに貼るカイロ。今、だいぶ熱くなってきました

05:27 from web
★しばらくtwitterに来なかったら、カタチが少し変わっていますね。少々トマドイ――貼るカイロ、左肋骨のピリ~ッに、効いてないことはないと思いますが、痛みが完全におさまるわけではありません。でも、少し楽に(^_^v。熱さが痛みに勝っているのか? 痛みの間隔が長くなっているのか?

05:32 from web
★ああ、やっぱり、貼るカイロ、――熱さが痛みに勝っているのか? 痛みの間隔が長くなっているのか?――効いていますよ(*^_^*)。ブレスト①=僕が僕自身を観測する「観測点」あるいは「観測項目」を設定するか? ブレスト②=昨夕、youtubeでフォレスタという歌のグループ発見。

05:36 from web
★ブレスト②つづき=フォレスタ。こんな言い方をしたら失礼かもしれないが、オンザロックで爽快期→ほろ酔い期→酩酊初期→酩酊期→泥酔期→昏睡期のうち、「酩酊初期」あたりで、youtubeを開き、次から次にクリックして聴く分には、ま、ありがたいね。奮闘努力を祈る!(^_^)v

05:40 from web
★ブレスト③自分の意識を「教職員」&「教育現場」に絞る。脇目もふらず……という感じで。ブレスト④――おお~、今、もう忘れかけたとき、ちょっと深めのピリ~ッが――歩数計。ジョギングに対応したタイプのものがほしい。ブレスト⑤すっかり「はがき」を忘れている。「はがき」の修業がしたいね。

05:43 from web
★ブレスト⑥=カーリング・チーム青森の敗戦インタビュー。青田しのぶ、山浦麻葉、近江谷杏菜、石崎琴美。山浦麻葉のコメントを聞いていたら、もらい泣きしてしまいましたよ(ノ△・。)。

05:56 from web
★ブレスト⑦=「来月16日に最終運行の青森-大阪間の寝台特急「日本海」の前売り、上り10秒、下り15秒で完売」。毎年の恒例行事。日本海に最後に乗ったのはもうだいぶ前。大阪駅売店で『風の歌を聴け』(村上春樹)と『道頓堀川』(宮本輝)を買って乗車。グッドバイ、日本海。やはりさびしい。

12:49 from gooBlog production  [ 1 RT ]
★試験直前週間は、子どもたちにとっては学力向上の最高の機会、教師にとっては授業力向上の絶好の機会だ blog.goo.ne.jp/kyoiku6000/e/9…

by osakayaro on Twitter


★試験直前週間は、子どもたちにとっては学力向上の最高の機会、教師にとっては授業力向上の絶好の機会だ

2012-02-17 12:44:29 | 僕のモンマルトル日記

 

2012

02.17
チーム青森・山浦麻葉の敗戦コメントを聞き、もらい泣き



◆2/23(木)・24(金)1・2年校内定期試験(5次試験=学年末試験)に向けて、2/16(木)から試験準備週間に入っている。
 1・2年は5次試験に、3年は公立高校前期入試に向けて、教師も生徒も最後のギア・チェンジだ。
 まだギアを変えるのですか? もう次のギアはありませんよ(ノ△・。)……と言われそうだが、ずっとずっと「(狭義)の学力の鬼の道」を歩き続けてきた人間からすると、まだまだギアが残っている(隠れている)。
 なにがまだまだなのか?
 50分間の授業における、基礎的知識習得(定着)への、子どもたちの燃え方が、まだまだ足りない。
 これは、当然、僕たちの修業が足りないのだ。

 基礎的知識習得プロセスにおいて――

 ①頭を使う(「センセ、僕、こんなに頭、使ったの初めてですよぉ~」と声があがる)場面の増設。
 ②できない状態→できる状態へのスモールステップ場面の増設。
 ③やることがハッキリ・クッキした短い作業場面の増設。
 ④この「ハッキリ・クッキリ」を家庭学習に接続させる工夫。

 試験直前週間は、子どもたちにとっては学力向上の最高の機会、教師にとっては(子どもが燃える!)授業力向上の絶好の機会だ。




 ☆画像は、昼休みの「試験週間・基礎学力アップ特訓」教室。

◆早朝のtwitter

☆おはようございます(^_^)v。
 昨日、ジョギングだけではなく、上半身も鍛えないと……と、押し入れからエキスパンダーを持ち出し、グイグイやったら、本日未明、夢の中で左肋骨にピリ~ッと痛み。
 これで目が覚めましたよ(ノ△・。)。
 間欠的に継続。
 ロキソニンの出番か?
 いや、ま、そのまえに貼るカイロ。
 今、それが、だいぶ熱くなってきました。

☆しばらくtwitterを休んでいたら、twitterのカタチが少し変わっていますね。
 ――貼るカイロで、完全に痛みがおさまったわけではありませんが、かなり効いているようです。
 熱さが痛みに勝っているのか?
 痛みの間隔が長くなっています。

 twitterブレスト①=僕が僕自身を観測する「観測点」あるいは「観測項目」を設定するのがいいかもしれない。

 ブレスト②=昨夕、youtubeで「フォレスタ」という歌のグループ発見。
 こんな言い方をしたら失礼かもしれないが、オンザロックを飲み、爽快期→ほろ酔い期→酩酊初期→酩酊期→泥酔期→昏睡期のうち、「酩酊初期」あたりから、youtubeを開き、次から次にクリックして聴く分には、ま、ありがたいですね、こういうグループは。
 奮闘努力を祈る!(^_^)v

 ブレスト③=自分の意識を「教職員」&「教育現場」に絞る。
 脇目もふらず……という感じで。

 ブレスト④=おお~、今、もう忘れかけたとき、ちょっと深めのピリ~ッが……。
 長い間使用した歩数計が、不安定な動き。
 今度はジョギングに対応したタイプのものがほしい。

 ブレスト⑤=最近、メールばっかりで、「はがき」をすっかり忘れている。
 「はがき」の修業がしたい。

 ブレスト⑥=カーリング・チーム青森の敗戦インタビュー。
 青田しのぶ、山浦麻葉、近江谷杏菜、石崎琴美。
 山浦麻葉のコメントを聞いていたら、テレビの前で、もらい泣きしてしまいましたよ(ノ△・。)。

 ブレスト⑦=「来月16日に最終運行の青森-大阪間の寝台特急・日本海の前売り、上り10秒、下り15秒で完売」。
 毎年の恒例「行事」。
 日本海に最後に乗ったのはもうだいぶ前だ。
 大阪駅売店で『風の歌を聴け』(村上春樹)と『道頓堀川』(宮本輝)を買って乗車。
 ずっと乗っていないが、ずっと、僕の心の中で走っていた。
 さらば、日本海。

◆昨日、新年(2012)になってから発行した「職員室通信」1号~8号を、次の観点で評価――
 ①過去の断念の上に、願望を実現しようとする「未来時空間」=評価A
 ②過去と現在の間の「ヒズミ時空間」=評価B。
 ③「過去の時空間」=評価C
 結果――
 A=3つ。
 B=2つ。
 C=3つ。
 Aの3つについては、細かくいえば、文句なくA=1つ、ギリギリA=2つ(*^_^*)。
 その「文句なくA」は、やはり、はっきりと「過去の断念の上に、願望を実現しよう」という意志があり、「未来時空間」に向かって疾駆している。
 くわえて、メイン記事=「『壮絶な最期』を予感~ すこやかみなみネット・スクリーン ~」と「昨夕、『その街の今は』を観ながら」に潜んでいる「願望」あるいは「感じ」に対して、サブ記事=「環境サポータークラブによる繭玉飾り」「3学年 パパママ体験」が、その「願望」のメタファーになっている。
 みっともない話だが、作成しているときには、その関係に気づいていない。
 あとから読み直して、気づき、自分、ひとり感激している(*^_^*)。
 逆に「C評価」の職員室通信は、「未来時空間」に向かって疾駆していないか、疾駆していたとしても、疾駆の気持ちと「具体的映像」がバラバラ。
 この「発見」は、僕にとって大きなヒントになる。

 しかし、1点、追伸。
 たとえば、報道番組には、はっきりとしたテーマ設定→テーマに即した取材→取捨選択→そして、構成……というタイプ(ある意味でお決まりパターン)と、ただカメラのスイッチをONにしているだけ(だから、何が起こるか、あるいは、何も起こらないか、まったく予測できない)……というタイプがある。
 今回、前者タイプ(お決まりパターン)の職員室通信がA評価になり、「ただカメラ」がC評価になったわけだが、「ただカメラ」、すなわち、僕の場合は怒濤の原稿用紙50枚垂れ流し(垂れ流し通信なんか、誰が読むネン。ま、誰も読まない。僕自身も読まない)……という「職員室通信」も捨てがたい。
 ま、今のところは、A評価もよし、C評価もよし……で、いいのかもしれないと思っている。

★関連記事
2011チーム青森は、準決勝で本橋のいるLS北見に勝って、いよいよ中部電力との決勝戦。

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★カチンコで「はい、カット!」「はい、カット!」と……「職員室通信」上に、新しいストーリーを創出する

2012-02-16 14:44:55 | 僕のモンマルトル日記

 

2012

02.16
過去の断念の上に、願望を実現しようとする「未来時空間」=評価A



★画像は、昨夜、開催された近隣中学校区生徒指導合同研修会と、その会場で「すこやかみなみネット」を語る乱氏。

◆新企画――「茫漠の時空間」(=僕の過去)の中を→「職員室通信」のカタチで→「現在の僕」が疾駆する……。
 要するに、「現在の僕」による「過去の僕」の再編集だ。
 カチンコで「はい、カット!」「はい、カット!」と……「職員室通信」上に、新しいストーリーを創出する。
 ただ、このとき、過去の引力圏にとどまっているなら、かりに新しいストーリーが創出できても、ほとんど意味がない。
 過去の引力に抗しつつ、過去の断念の上に、願望を実現しようと「未来」に向かって疾駆できるかどうか?
 僕の作業(新「職員室通信」発行)を、僕自身が評価するときの、いちばんポイントだ。

 少し前のブログで、「現在」の僕が「過去の時空間」を疾駆したとき、起こり得る「時空間」感覚のパターンを、これまでの体験から、5つ列挙した。
 それをもとに、コンパクトに3つの評価基準にまとめると――
 ①過去の断念の上に、願望を実現しようとする「未来時空間」=評価A。
 ②過去と現在の間の「ヒズミ時空間」=評価B。
 ③「過去の時空間」=評価C。

◆これまで試運転として新「職員室通信」を8号発行した。
 A・B・Cで評価すると――

○12/01/16=B
○12/01/20=C(記事「昭和50年前後を境に、なぜ、力量ある教師がいなくなったのか?」と記事「けど、諒とせられよ……はないですよ、センセ」がうまく接続できていない。ただの並置。)
○12/01/22=C
○12/01/25=B
○12/01/26=A
○12/01/31=A(←これはいい)
○12/02/07=A
○12/02/08=C
  ☆参考:職員室通信一覧

 評価が少しアマイかもしれない(*^_^*)。
 絶対評価ではない。
 相対評価でもない。
 あくまでも「僕内評価」だ……(^_-)。
 なお、「過去の僕」と「現在の僕」の関係については、僕は僕ということで、同一・一人称視点を採用する。
 「現在の僕」が「過去の僕」を解説するということはない。
 過去の僕が悲しいときは、同じように現在の僕も悲しい。







★関連記事
新たな設定(例=河に浮かぶ船を仮寓とするわたし。例=日本教育界の片隅に棲息するわたし等)を廃す

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★人生をふりかえると、自分というものをず~っと支えている3本くらいの柱がある。その1本が「入試」だ

2012-02-14 11:35:47 | 僕のモンマルトル日記

 

2012

02.13
協働のまちづくり研修会のトークセッションに出場


★さっき気がついたのだが、僕のホームページのGoogle・PageRankが「5」から「4」に下がっている。
 1月~2月初めは「5」だった。
 僕は、自分のホームページの実力を知っているから――ホンマは「1」か「2」(ノ△・。)――ま、ゲーム感覚で一喜一憂しているだけなのだが、やっぱり少しさびしい。
 あちこちに「5やで」「川上未映子と同じやで」と自慢していたので、ガックシという感じだ(*^_^*)。
 
 〈参考〉
 ●Gooleページランク0=評価なし
 ●Gooleページランク1~3=標準サイト
 ●Gooleページランク4~6=価値のあるサイト・人気サイト
 ●Gooleページランク7~9のサイト=主にポータルサイト
 ●Gooleページランク10=最高ランクのサイト

 念のために、他のページのランク変化をチェックしたら――
 ・チャット 3→3
 ・gooブログ 3→3
 ・Web無人駅線 3→3
 ・Amebablog 大阪野郎が闇の極限めざして 0→3
 ・ココログ大阪野郎 0→3
 ・seesaablog 600字の教育学 0→3
 ・livedoorblog 600字の教育学 0→0

 実験用に作成したAmebablog、ココログ、seesaaがキャッチされはじめたようだ。

 今、着手した、新企画「2011/12/8(=ハワイ海戦記念日)から4年後(2015年)の8/15に至る3年と8ヵ月の僕の『新企画=新職員室通信』」――「茫漠の時空間」(=僕の過去の総体)を、「職員室通信」の枠組み(カタチ)で、「現在の僕」が疾駆する企画を、いいモノにして、ホンマの「5」にカンバックしたい(^_^)v。


◆職員朝会コメント
 私立高校入試、公立高校入試願書受付、いよいよ入試も本番だ。
 入試事務については、危機管理の観点から、念には念を入れて……という精神で業務、あるいは指導に臨みたい。
 また、1・2年については、じっくりと大きく育てたい期間だ。
 教務週報39号に掲載されている各分掌の目標を、各教科・学年・学級運営の視点に。

○校長=リーダーを育てる→リーダーを増やす→全員をリーダーにする。(招集する。招集しないとリーダーは育たない。)
○総務=節水・節電・節灯油の継続。落雪注意。足下注意。
○教務=「全員参加(即ち)傍観者にさせない(そのために)短い作業」の授業設計
○研修=学力保証のために授業内での達成状況の確認を!
○生徒指導=粘り強く頭髪指導を(特に女子の顔にかかる髪)
○保健=美化コンテストを通し、校内環境の美化徹底。

◆今年度の学校評価については、外部評価・自己評価の実施→学校関係者評価→改善方策→保護者・地域等への公表&設置者への報告……という一連の作業を終了している。

 その一連の作業と関連させて、あるいは、並行して、わたし個人として、ホンネのところで、「茫漠の時空間」(=僕の過去の総体)を「疾駆」する教育者として、――論文の体裁も、記述のゴールのかたちも、締め切りも、何も気にしないで――ひとり実践教育哲学をしてみたい……と思っている。


◆あすは、いよいよ私立高校入試。
 5時間目に、あすの準備のための3学年集会が開かれ、わたしも激励のことばを述べた。
 次が、その骨子だ。

 人生をふりかえると、自分というものを、ず~っと支えている3本くらいの柱がある。
 この「柱」があるから、苦しいときも倒れない、くじけない、ピンチも乗り越えることができる。
 その柱の1本が、入試だ。
 入試に向けての勉強、入試本番、面接、合格発表……、苦しみ、喜び、悲しみ、あるいは、入試に向かう自分を応援してくれた人々への感謝……このトータルは、間違いなく人生の柱だ。
 だから、明日は、人生にとって大切な日なのだ……と自分に言い聞かせ、強い心で臨んでほしい。
 具体的な注意点として、4点述べる。
 3年生の先生方から話があるかもしれないけれど、ないかもしれない。
 ないと困るから、念には念をいれて……という意味で4点述べる。(4点の具体的な内容は省略する。)

◆日曜日(2/12)に開かれた、協働のまちづくり研修会のトークセッションに出場した。


 パネラー
  =O子氏(R大学大学院准教授)
  =A子氏(地域間交流研究会・H農援隊事務局長)
  =僕

 A子氏とは旧知の仲だ。
 僕が学年主任をやっているときの保護者だ。
 その後、教頭時代には周年行事などで、いろいろ相談に乗ってもらった。
 会場のホテルのステージに上がるまで、パネラーの中にA子氏がいることを知らなかった。
 それくらい、最近、自分がバタバタしている……ということだ。
 A子氏の顔を見たとき、ここ、10年くらいのあいだの、自分の悪戦苦闘の――けど、これが自分や!という――「道筋」が、ピカッと照らされたような気持ちになり、すごく感動した(^_^)v。

◆すこやかみなみネットの創設時から現在までの、理念や事業内容を発表する。
 わたしが発表やトークセッションで力説した点をアトランダムに述べると――。

(1)すこやかみなみネットを創設することができたのは、
 ①「地域の子どもを地域で育てるネットワークの中核は子どもの親であるPTAだ」というPTA幹部の気概。
 ②その「気概」を認め、支えた地域諸団体の「応援」
 この2つがあったからだ。
 ①と②のどちらが欠けても創設できなかった。

(2)みなみ小・中学校の連携・融合の軸がしっかりしているので、学校側から、あるいは地域の側からと、双方向の連携・融合が推進した。
 小・中の一方が無関心だと、学社連携は(絶対に)進まない。

(3)現在の日本は、残念なことに、学校・家庭・地域の教育のバランスが崩れている。
 口の悪い僕流にいえば「学校の教育丸抱え体制」あるいは「学校の教育独占体制」状態。
 これが現在の教育危機の元凶だ。
 逆にいうと、このバランスさえよくなれば、日本の教育はまだまだ大丈夫だ。
 このバランス改善の鍵を握っているのが、実は、(子どもの親である)PTAだと考えている。
 ただし、PTAが学校・家庭・地域社会の懸け橋として力を発揮するには、次の4つの「ミゾ」をクリアーしなければならない。
 ①小・中のPTAのミゾ
 ②PとTのミゾ
 ③Pと地域のミゾ
 ④P役員とP一般会員とのミゾ。
 これらのミゾを「すこやかみなみネット」の実践を通して、解決していけると確信している。

(4)本学区も地域の諸団体が活躍しているが、団体同士の連携については今後に可能性を残している。
 考えてみれば、諸団体はもどもと「他との違い」(=専門分野)をエネルギーにしている。
 本質的には連携しない、あるいは連携を好まない団体だ。
 学校もそうだ。
 だから、専門分野に特化した地域団体とは別に、協働を目的(例=学校・家庭・地域の連携・融合・協働のきっかけを創り、安定させ、継続させることを目的)とした団体が必要だ。
 この有力候補がPTAだと考えている。
 PTA会員は、学校の保護者であり、かつ地域の住民である。
 だから、その存在自体が既にネットワークの芽を内包している。

(5)現在、すこやかみなみネットのターゲットは「児童・生徒の健全育成、安全確保」に限定している。
 地域の諸団体が合意しやすいテーマだし、あまり広げないほうが取り組みやすいと考えたからだ。
 ターゲットを変えると、すなわち、「荷の軽い協働」から「荷の重い協働」にギアを切り替えると、ネットワークの質が変わっていくと思う。
 ただ、その設定はよほど慎重にやらないと、一瞬のうちにネットが崩壊することもある。

(6)教育に関していちばん荷を抱え込んでいるのが学校だ。(先に述べた「学校の教育丸抱え体制」。)
 だから、この学校がダムの水を徐々に放流するように、アウトソーシング計画をもたない限り、事態は改善しない。
 日本の中学校、特に地方の中学校は、これが遅れている。(ま、東京の中学も同じかもしれないけれど……(*^_^*)。
 教員の意識改革が必要だ。(発表やトークセッションの発言内容、以上。)

◆「PTA4つのミゾ」に関するの補足。

 ①小学校PTAと中学校PTAのミゾ
 小学校PTAの会員が中学校PTAの会員になるのだし、中学校PTAの会員だった人が、再び小学校PTA会員になったりして、行ったり来たりしている。
 だから、「ミゾ」など生じるはずがない。
 なのに、一種名状しがたい?微妙な「ミゾ」がある。
 僕には、はっきりとした原因がわからない。
 (お考えをお持ちの方は教えていただきたい。)
 ひょっとすると、PTAの「T」の側、すなわち小学校教員と中学校教員の「気風」の違いや、小学校と中学校の「体質」の違いに原因がある可能性もある。(「気風」とか「体質」とか、ことばづかいが曖昧やね。)

 ②PとTのミゾ(これは説明を省略するが、本校の場合、少しずつ改善していると思っている。)

 ③PTAと地域のミゾ
 当然のことだが、PTA会員と地域諸団体のリーダーとの経験の差、年齢の差は大きい。
 PTA会員からすれば畏敬の念をもって仰ぎ見る存在(「煙たい」存在でもある)で、協働の際にプレッシャーを感じるということだろう。

 ④PTA役員とPTA一般会員のミゾ。
 このミゾは大きい。
 連携事業推進の鍵を握っているといってもいい。
 一般会員のなかにまだまだ人材が埋まっている。(このことに対する具体的な方策などは、紙幅と僕の時間の関係で、ここでは省略する)

◆「バランス改善の鍵を握っているのがPTA」発言に関する補足。

 ①PTAは、自主自立の精神に富み、高い実践力を有する社会教育団体だ。
 社会教育団体にはピンからキリまであって、中には(過渡期的に行われてきた)行政からの指導・助言・支援におんぶにだっこの団体もある。
 この点、各小・中学校のPTA(連合PTAに対して単PTAと呼ぶ。単Pと略すこともある)は、ほんものの社会教育団体だ。(ま、学校によっては教頭におんぶにだっこのPTAもあるかもしれないが……)

 ②人材の宝庫である。
 毎年、ほぼ「自動的」に30代~40代の会員を多数獲得することができる。(資金面でもめぐまれている。)

 ③組織の維持・継続のシステムが優れている。
 今述べた「②」も、このシステムに含まれるが、加えて、リーダーから次のリーダーへという人のつながりが形成しやすい。
 またPTA独特の「規約」(+「前例」)の存在も大きな役割を果たしているように思う。
 もちろん「規約・前例」に縛られ、活動がマンネリ化する傾向もあるが、僕からすれば、これこそがPTAの魅力なのだ(^_-?)。

 ④(繰り返し述べてきたが)存在自体が既に学校・家庭・地域のネットワークの芽を内包している。

◆トークセッション終了後、会場からたくさんの質問をいただいた。
 いくつか紹介すると(紙幅と僕の時間の関係で、ここでは僕の回答は省略する)――

 ・PTAの小・中連携、教職員の小・中連携のほかに、児童・生徒の連携は、どんな活動をしているのか?
 ・「荷の重い協働」とは、具体的にどんな内容か? また「新しいターゲットの設定はよほど慎重にやらないと、一瞬のうちにネットが崩壊することもある」とは、いったい、どういうことなのか?
 ・中学校が、今、いちばん「アウトソーシング」しなければならないと考えていることは何か?
 ・PTA役員と一般会員のミゾを埋めるために、どんな実践を試みているのか?



◆画像=家庭科の調理実習

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★ふと、なにげなく、自分のホームページを見たら、Googleのページランク表示が「5」になっていた

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★ちょっと言い過ぎかもしれまへん。言い過ぎやったらスンマヘン。でも恐れずにいうと、それ、学校中心主義

2012-02-13 11:40:27 | 僕のモンマルトル日記

 

2012

02.10
学社連携実践者同士の話はホンネで(^_-)


◆2/10(金)隣県・某町のR協議会から、学校支援ボランティアコーディネーターの方3名と、協議会事務局の方1名が、「すこやかみなみネット視察訪問」ということで来校された。

 R協議会では、町内の4つの小学校を拠点に、それぞれ学校支援地域本部を設置し、ボランティアコーディネーターを1名ずつ合計4名を配置している。(今回おいでになったのは、そのうちの3名。)

◆実際の活動は、週3回、各小学校に出向き、学校側のボランティア依頼に対応して、教師とボランティアの方とをコーディネートしている。

 ボランティアの活動事例としては、次のように多岐に及んでいる。

(1)ゲストティーチャータイプ
○クラブ活動の定期指導(読み聞かせ・裂き織り・お囃子・編み物・お花・踊り・スポーツチャンバラ)。
○校内すもう大会の土俵の修復・行司、水泳指導、野球部・ソフトボール部・卓球部・サッカー部の指導
○稲作栽培(田植え・稲刈り・脱穀)、果樹栽培の指導、学校菜園の栽培指導
○和楽器演奏(琴・三味線)、絵手紙の指導
○郷土芸能の指導、地域の郷土史の説明、地域音頭の指導、古民具の解説、凧作りの指導

(2)学校教育サポート
○読み聞かせ、もちつき会の補助、ぞうきんの寄付、プール管理、調理実習の補助、裁縫学習の補助、校外学習引率アシスト、作品展出品の手配

(3)学習アシスト
○ドリル・ワークシートの採点

(4)環境整備
○ビオトープづくり、グランド整備、図書室の環境整備(整理・壁面装飾)、花壇の整備、学校菜園の草取り、図書室の本の整備(フィルム張り・台帳整備・破棄処分)、ミシンの整備

(5)校外安全指導
○交通安全指導、登下校の見守り(地域子ども安全委員会・サポートチーム)、防犯パトロール、交通安全マスコットプレゼント、交通安全教室の補助(交通安全協会・母の会)、学校全体サポート組織の運営(サポーター倶楽部)(活動事例 以上)

◆また、コーディネーター業務の一環として、
(1)ボランティア活用の手引き作成(活用方法・人材バンク・物場所バンク・活動の具体例一覧等)
(2)教員の研修会などでのPR活動……等を行っている。

 週3回、定期的にコーディネート業務をしているから、教師は気軽に相談できるし、またボランティア依頼もしやすいというすばらしい環境が形成されている。

◆課題としては、
(1)ボランティア研修の充実
(2)ボランティア同士の横のつながり
(3)ボランティアバンクの充実
 その他、町全体を総括するコーディネート組織や、学校へのさらなる働きかけ(特に中学校)があげられている。

◆僕のほうからは、すこやかみなみネット情報「一式」、すなわち、
(1)みなみ地域の概況(地理・歴史・八戸型教育コミュニティづくり)
(2)すこやかみなみネットの理念
(3)すこやかみなみネットの組織
(4)すこやかみなみネットの目的と機能
(5)すこやかみなみネット事業
 ①学校・家庭・地域の連絡調整
 ②体験活動の充実
 ③地域防災・防犯活動の充実
 ④みなみ小・中連携活動の充実
 ⑤サポータークラブの充実
 ⑥すこやかみなみネット事業推進委員会の活動
(6)今後の課題等々……。

◆現在、実際に、先進的な取り組みを行っている地域の中核として活躍されている方々との情報交換なので、僕のほうも、あちこちでは言えない、書けない、ま、ホンネの部分をお話し申し上げた。

 そのホンネ(=僕が学校支援地域本部事業に積極的でない理由)の例――

 ①地域コーディネーター活動経費に対する違和感。
 地域コーディネーター活動経費=1人×5日×40週×4時間×1200円=960000円。
 この「経費」を出しつづけるというのであれば、学社連携システムの整備・維持「担当職員」の配置ととらえて、僕も、ある程度は理解できる。
 しかし、3年間、あるいは、数年間限定事業で、終了とともに「経費」も打ち切ることになる。
 打ち切られる前に、それぞれの地域で、「経費」がなくとも、やっていける体制を整えよ……という意図が背後にあるのかもしれないが、もし、そうだとすれば、ホンマ、「無礼」な話だ。
 僕らのやっていることは、ホンマにホンマに、息の長い活動なのだ。
 時間限定事業でどうにかなるというものではない。
 (そういう意図が隠れているとすれば)僕は、はじめから出さなくてもいいと考えている。
 話を、特別非常勤講師制度等とごっちゃにしてはダメだ。
 さらに、学校教育と社会教育が連携し、あるいは、融合し、協働して豊かな教育環境、生涯学習環境、教育コミュニティづくりをしよう……という活動は、互いに豊かな人生を切りひらくことをめざしてする。
 手弁当が原則だ。
 聞いた話だが、ある地域のコーディネーターが、もし、事業が打ち切られるのなら、次の仕事を探さなければならないと騒いでいる……そうだ。
 論外。
 「経費」に関して、もう1点。
 われわれれのすこやかみなみネットにはたくさんのコーディネーターが活動している。
 もちろん、無償だ。
 ここに1人分の「経費」が割り当てられても、その扱いに困る。
 われわれは、はじめから、「経費」がなくとも、やっていける体制づくりをめざしている。


 ホンネの例②――

 僕は、学校・家庭・地域のバランスがよくなれば日本の教育はまだまだよくなると考えている。
 日本の学校には力がある。
 家庭もそうだ。
 地域もそうだ。
 しかし、今のようにバランスが悪いままだと、なにをやってもなかなか効果はあがらない。
 バランスをよくするための連携事業、ネットワーク活動が大切だと考えている。
 だから、次のような発想は、はっきりいって、アカンと思う。
 あくまでも例やけど、「もう一度地域の人が結集するシンボルとしての学校を見直そう」云々……。
 あるいは、これもひとつの例やけど、「さまざまなネットワーク活動を意図的に立ち上げて社会のつながりをつけ直すことが必要だと思う。そのためのひとつの有効な方法として、いい学校をみなで作ろうということを目指した、学校を拠点とした地域と学校の連携を深めるネットワーク活動」云々……。
 これもアカン。
 これらは、気をつけないと、「子どもの発達過程の学校化」とか、あるいは、しょっちゅう僕がくりかえす「学校の教育丸抱え体制」がさらに、望ましくない方向に傾く恐れがある。
 めざすところは同じようで、異なる。(反対に、異なるようで同じ……だといいのだが……)。 
 僕は粗く、僕の実践は「バランス主義」、学校に地域の人を結集……とか、学校を拠点に……というのは「学校中心主義」と区別している。
 区別をつけておかないと、まず、まちがいなく、道を誤る、
 落とし穴に落ちる。
 ちょっと言い過ぎかもしれまへん。
 言い過ぎやったら「スンマヘン」。
 でも、おそれずにいうと、「学校支援地域本部事業」というのは、完全に「学校中心主義」や。
 このことを踏まえて、方向を誤らないように事業を展開していく必要がある。

◆そして、すこやかみなみネットの運営に関して特に力説したのは次の点だ。

①連携・協力の中核エネルギー
 歩く人が多くなれば道はできる。
 しかし、最初に歩く人、多少の困難があっても歩きつづける人がいないと、なにも始まらない。
 連携・協力には中核エネルギーが必要である。
 中核エネルギーの質、ならびに継続性が連携・協力の質を決定する。

②小学校と中学校の連携
 小・中学校の連携がしっかりしていることが、学校側・地域側、双方向の連携推進の条件である。
 よく、小学校はやっているが、中学校は無関心という例がある。
 小・中学校の方針がバラバラだと、継続的な学社連携はほとんど進まない。

③機動性に富む運営組織
 理念をきちんと共有した上で、それぞれの立場から、気軽に自由に参加・参画できる組織づくりが大切である。
 立派な組織を作っても、会議の招集もままならないのでは充実した活動は期待できない。

④学校・家庭・地域のバランス
 (ホンネの部分でも話したが)このバランスがよくなれば日本の教育はまだまだよくなる。
 逆に悪いままだと、なにをやってもなかなか効果があがらない。
 連携事業が、バランスをよくすることに結びついているかどうかを絶えず点検する必要がある。

◆学校支援ボランティア活動から教育コミュニティづくりをめざすR協議会と、学校・家庭・地域間の連携のしくみづくりから教育コミュニティづくりをめざす〈すこやかみなみネット〉。

 すこやかみなみネットは、これまで、「学校・家庭・地域が連携・融合・協働するためのしくみづくり」に重点をおいて活動してきている。
 具体的な個々のボランティア活動については、現在、サポータークラブを充実させたり、また既存のサークル活動(ほたるの里づくり・えんぶり保存会等)と連携させたりしているR協議会にくらべると、まだまだ途についたばかりだ。
 しくみづくりをやっていく過程で、ボランティア活動の重要性を再認識したといっていい。

◆僕は、ボランティア活動を組織することからはじめてもいいし、大きなしくみづくりからはじめてもいいと思っている。
 僕らの地区の場合は、まず全体のしくみづくりが急務であると判断した。
 大きなしくみづくりからはじめると、やはり、ある段階で、ボランティア活動の重要性に行き着くし、逆に、ボランティア活動からはじめると、ある段階で、大きなしくみづくりが必要だということになると考えている。
 両方同時に着手していくのがいいのだけれども、実際にはなかなかむずかしい。

 R協議会と〈すこやかみなみネット〉、それぞれの優れた点を学びながら、互いにさらに飛躍していければ……と思っている。
 今回のご来校に心より感謝申し上げる。

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学校・家庭・地域の連携・融合・協働の活動には支援タイプと分担タイプがある。2つは似て非なる発想

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★「職員室通信」を発行しながら、一歩一歩、前進していく感覚が、僕のうちに生まれつつある

2012-02-12 16:22:58 | 僕のモンマルトル日記

 

2012

02.08
隣のminami小学校の6年生たちが来校


★新企画「2011/12/8(=ハワイ海戦記念日)から4年後(2015年)の8/15に至る3年と8ヵ月の僕の『新企画=新職員室通信』」事業。
 これは
 ――「茫漠の時空間」(=僕の過去の総体)を
 ――「職員室通信」の枠組み(カタチ)で
 ――「現在の僕」が疾駆する……という企画だ。

 2011年/12/08~12月中旬までは、新企画「職員室通信」の形式的なことがらを考察した。
 〈例〉
 ・月刊か? 週刊か?
 ・1回分の分量は?
 ・書き手、あるいは話者の視点は?
 ・文体は?
 ・対象とする読者は?

 2012年/1月初旬までは、新企画「職員室通信」の模型をいくつか作成した。
 〈例〉
 ・2006/08/03号
 ・2006/08/23号
 ・2006/08/25号
 ・2006/10/01号
 ・2006/10/05号
 これらは、書き手は「現在の僕」だが、「職員室通信」の話主は「2006年の僕」。

 そして、2012年/3学期始業式からは、「書き手」と「話主」の視点を一致させる――すなわち「茫漠の時空間」(=僕の過去の総体)を、「職員室通信」の枠組み(カタチ)で、「現在の僕」が疾駆する――試運転を始めた。
 試運転期間は、3月31日まで。
 1月に5号。
 2月に2号。
 〈2月分〉
 ・12/02/07 新入生保護者説明会 3年生激励会&小・中PTA合同調理講習会 ポイント音読・視写・空書きでリズムのある授業を創る
 ・12/02/08 新入生保護者説明会資料

★これまで7回発行し、とまどっていることが1つ、いい感じだなぁ~と思っていることが1つ。

 「とまどっていること」――
 「書き手」と「話主」の視点を一致させたのだが、その「視点」が存在している「時空間」の「時間感覚」がつかめない。
 すなわち、――前に書いたことと重複するのだが――「視点」が存在する「時間」が、いつなのか?という問題だ。
 今、5つ考えのあいだでふらついている。

 1点目=「過去の時空間」に帰ろうとして、帰りきれず、ちょっとズレてしまった、別の時空間に至る……ま、いってみれば、もどかしい「ヒズミ」感覚で「職員室通信」を発行する。

 2点目=いったん「過去の時空間」に帰り――「帰れる」と思うのは錯覚かもしれないが――再び、現在に帰ろうとして、帰りきれず、ちょっとズレてしまった、別の時空間に至る……1点目よりやや強い「ヒズミ」感覚で「職員室通信」を発行する。

 3点目=「過去の時空間」に存在し、「過去」に抱かれるように、あるいは「過去の時空間」に、現在の僕を、つぶれ込ませるように、溶け込ませるように侵入して(=たぶん「生き直す」という手法がこれ)、「職員室通信」を発行する。

 4点目=「過去の時空間」を、現時点に引き寄せて、それこそ、わたしの文体論――すなわち、「断念」の上に、願望の実現に向けて格闘する……悪戦苦闘する……その「軌跡」――として「職員室通信」を発行する。

 5点目=過去と現在のあいだのヒズミ時空間でもなく、「過去の時空間」につぶれ込むのでもなく、――どちらかというと、4点目に限りなく近いと思うのだが――「茫漠の時空間」(=僕の過去の総体)は、後方にあるのではなく前方にある……いってみれば「未来」……未来に向かっての反復として「職員室通信」を発行する。

 どう結論づければいいのか?
 僕にとっては、難問だ。
 ただし、考え詰めて、結論を導き出す種類の問題ではない。

 「いい感じだなぁ~と思っていること」と関連させるといいのかもしれない。
 今、「いい感じだなぁ~と思っている」のは、「通信」を発行しながら、一歩一歩、前進していく感覚が、僕のうちに生まれつつある。
 願わくは、問題をひとつひとつ解いていくという具合になればいい。
 「時間感覚」の難問も、「通信」を発行し、一歩一歩、前進しながら、ま、試運転期間中(3月31日まで)に、解ければいいと考えている。

◆午後、隣のminami小学校の6年生たちが、中学校の授業を観るために、やってきた。
 当初、1学年4クラス、2学年3クラスを、自由に観てもらう計画だったが、2学年に少し風邪気味の生徒がいるため、1年4クラスだけにする。(3学年は入試追い込み期間のため初めから計画に入れていなかった。)
 1年1・2組男子 保健(教室)
 1年1・2組女子 体育(体育館)
 1年3組 英語(教室)
 1年4組 理科(第1理科室)





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タイムスリップして江戸時代に移動して、元に戻ろうとして、10年か20年ズレてしまったという感覚

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★新入生保護者説明会――本校にお子様を入学させていただくと、学ぶ喜びと、確かな学力を保証します!

2012-02-09 13:49:44 | 僕のモンマルトル日記

 

2012

02.06
「いい学校」は在るものではない。創り出すものだ


◆本日、午後3時から、新入生保護者説明会を、本校の図書室で――ホンマは、会議や集会に図書室を使いたくない。図書室は、いつも「魂がシン」とした状態にしておきたい。しかし、冬期は、他に適切な場所がない。限定して、限定して、使用し――開催した。

〈次第〉
(1)学校経営全般
(2)授業・行事等
(3)学校生活・規則等
(4)PTA・すこやかみなみネット等
(5)主任児童委員の紹介と説明

 たくさんの保護者に集まっていただいた。
 中には、もともとは、本校の通学区域ではないが、いろいろな事情で、本校に子どもを通わせることにしたという保護者もいらっしゃる。
 また、逆に、教委からは本校を指定されているのだけれども、いろいろな事情で、他校に通わせることになった保護者もいて、そういう方は、たぶんきょうは参加していらっしゃらないのだろう。
 いや、もしかして、迷って迷って、説明だけは聞いておこうと、本日の説明会に参加したという方もいらっしゃるかもしれない。

 授業の質には自信がある。
 もちろん、学力も高い。
 生徒指導的にもきわめて安定している。
 僕の子どもたちは、もう大きくなってしまったが、もし、中学生になる子どもがいるなら、ここに入学させ、知的で楽しい授業と、生き方の原理・原則を重視した心の教育を受けさせたい……こういう「思い」をこめて、きょうは語った。
 この「思い」が、迷っていらっしゃる方に、あるいは、きょう、来ていない方にも伝わることを願っている。

◆今朝の教職員ミーティングで、研修主任(公麿T)から、今週の授業者心得のポイントとして――
 ①学習時の姿勢の指導
 ②作業(学習活動)の吟味
 ③机間指導(個別指導)の留意事項
 ④指導者としての目線……の話があった。

 公麿Tの指示は、僕の「1日66コマ授業参観(←これは何か? 機会があるときに説明しますm(_ _)m)」から得たデータと照らし合わせても、適切なものであった。
 短い作業に対する「目標」あるいは「ねらい」の設定が、ややいい加減で、「燃える授業」になっていないケースがある。
 また、短い作業と短い作業の組み合わせ方が粗く、授業展開が単調になっているケースもある。
 「机間指導」については、個々の生徒の活動状況を、自分のうちの、いわば「記憶装置」に焼きつけ、それを次の展開に生かしていく技術を――僕も含め――究める必要がある。
 きょうは、立春だ。
 また新たな気持ちで、知的で楽しい、質の高い授業を追究していきたい。



〈新入生保護者説明会の僕のコメント〉

◆お手元の「説明会資料」をご覧ください。
 1ページ。
 学校目標=「学ぶ喜びを保証します。確かな学力を保証します。」

 本校にお子様を入学させていただくと、学ぶ喜びを保証します。
 「ああ、勉強っておもいろいなぁ~」という「学びの心」が「燃えつづける塊」にします。
 もちろん、おもしろいだけではダメですから、確かな学力を保証します。

◆この目標を達成するために、1、2、3、4、5という経営の重点を設定しています。

 1番目=(教職員は)学びの喜びと確かな学力の保証をめざし、知的で楽しい授業を創る基礎・基本の修業を徹底します。〈プロ教師への道〉
 「いい授業」という点では、※※では、トップレベルにあると思っています。
 学力も、高いレベルにあります。
 
 2番目=学校・家庭・地域が協働できる教育システムづくりをめざし、みなみ小・中PTAを核にすこやかみなみネット事業を推進します。
 学校だけで教育ができるものではありません。
 学校の教育、家庭の教育、地域の教育、この3つのバランスが大切です。
 このバランスをよくするための取り組みが、すこやかみなみネットです。
 このすこやかみなみネットについては、あとから、くわしく説明します。

 3番目=自他のよさや可能性を認め、互いに高め合う生徒の育成をめざし、生き方の原理・原則を重視した心の教育を充実します。
 困っている人に親切にしよう……道を譲ろう……他のために汗を流そう、そして、そのことを喜びと感じる人間になろう……等々、生き方の原理・原則を大切にした教育を徹底します。

 4番目=安全・安心な学校をめざし、危機管理の基本を踏まえた安全管理と事故防止を徹底します。

 5番目=朝、起きたとき、どの生徒も「行きたい!」と思う学校をめざし、豊かな教育環境の創出に努めます。

◆こういう、いわば「マニフェスト」をお題目として唱えているだけではダメですから、達成できているかどうか、常に評価をしています。
 「授業」の評価について、ご説明いたします。
 ※ページをごらんください。


 これは生徒が授業を評価するときのカードです。
 数値目標を「生徒による授業評価(5段階)」の「5」すなわち「非常に」の割合=80%としています。
 現在、60%。
 年々、向上しています。
 もう一息です。

 2(すこやかみなみネット)、3(生き方の原理・原則)、4(安全・安心)、5(豊かな教育環境)の評価は、あとでご覧ください。

◆※ページをご覧ください。


 「授業」の評価は、生徒だけてなく、参観日には保護者の方にも評価していただいています。
 それをまとめたものです。
 (説明省略)

 ※ページをご覧ください。


 これらの評価を、ぜんぶ、まとめたものです。
 現時点では――
 1「知的で楽しい授業」=評価「3」
 2「(すこやかみなみネット」=評価「4」
 3「生き方の原理・原則」=評価「4」
 4「安全・安心」=評価「4」
 5「豊かな教育環境」=評価「1」
 オール5になったときは、日本一の中学校になると思います。
 現在、3/31まで、「オール5」をめざしてがんばっているところです。
 来年度、ぜひ、ごいっしょに、さらに、いい学校を創っていきましょう。

◆※ページをご覧ください。
 中学生になると、子どもと接するのが、「あっ、むずかしくなってきたなぁ~」と思われる日が、やってきます(*^_^*)。
 「結構、たいへん」と感じる保護者も、おありです(*^_^*)。
 「もうすでに、たいへんだよ」という方もいらっしゃるかもしれませんね(^_^)v。

 この※ページの「人間はかまわれないと成長が止まる」は、あとで、ぜひ読んでください。
 わたしのこれまでの経験、特に失敗と後悔をもとに、気合いを入れて書いたものです。
 「ここを押さえておけば、大丈夫!」ということが書いてあります。

◆最後になります。
 まとめとして、本校は、学力が高く、子どもたちの心も落ち着いていて、「かなり安定した学校」といわれています。
 わたしも、そう思っています。

 ここに、現中1の保護者のコメントがあります。
 ご紹介します。
 「はじめて子どもを中学へ入れるということで不安な思いがたくさんありましたが、4月の入学式から、これまで、たびだひ学校へ行き、いい学校でよかったと、ほっとしています。先生方の雰囲気も、生徒も、生徒たちの態度も、感じがいいです。担任の先生の指導も、子どものよいところに目を向けて成長を期待してくれています。」

 こんなふうに言っていただくと、教師としてはほんとうにうれしいですね。
 だから、安心して、本校に入学させてください……というわけではありません。
 「いい学校」は、そこ、ここに、ころがっているものではありません。
 「いい学校」というのは、みなさまと、われわれ教職員と、地域の方々とがいっしょになって、創っていくものです。
 みなさま、いっしょに、「いい学校」を創っていきましょう。

◆「すこやかみなみネット通信」。
 毎月、発行しています。
 これは、昨日、発行したものです。
 保護者の「学校評価」が掲載されていますので、本校のナマの状況がわかると思います。
 ぜひ、お読みください。
 また、インターネット環境がある方は、このURLで、ページを開きますと、学校のいろんな情報を得ることができます。
 また、メールもありますので、質問などありましたら、ご活用いただきたいと思います。

 わたしの説明を終わります。〈新入生保護者説明会の10分間のコメント、以上〉





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「日本でいちばんいい学校」にするために、素朴に、もっともっと「部品」を、貪欲に集めたい、学びたい

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★3年生激励会。「逆転が人生だ」と考えている先輩(=僕)から後輩諸君への応援コメント

2012-02-08 12:01:26 | 僕のモンマルトル日記

 

2012

02.03
ポイント音読・視写・空書きでリズムのある授業、学力がつく授業を創る
 

★たしかに、僕のうちには「近鉄消滅ショック」の後遺症がまだ残っている。
 しかし、元々はライオンズファンだ。
 この「元々」のところは、西武球団の勝手な判断による「西鉄時代抹殺方針」等、書き出せばまた激昂が蘇り、話が長くなるので、きょうはやめる。(なお、現在は、西武の方針が改まり、「西鉄起点史観」に。)
 くわえて、僕がどうして近鉄ファンなのかも、書き出せば、また日生球場、1塁側スタンドの「ヒット、ヒット、またヒット、1塁打、2塁打、3塁打」、ボロボロ泣きの話など、これもまた長くなるので、やめる。
 とにかく、今年は近鉄のことは一切忘れる。
 「ライオンズ」のみ!
 他の球団のファンも同じだろうが、僕も「今年のライオンズは首位独走、一人旅」をやると思っている(*^_^*)。
 中島は2年連続100打点。
 おかわり君(中村)はホームラン58本。
 栗山は200安打。
 片岡と浅村は3割。
 炭谷は初の規定打席到達。
 八戸大出身の秋山はゴールドグラブ受賞等々……。
 投手陣もスゴイ。
 東尾修の「21」をつける十亀。
 先発に戻る牧田。
 「投げる芭蕉」小石。
 菊池は20勝や。
 野上(池永二世)も20勝や。
 大石はセーブ40やぁぁぁぁぁぁ~ぁぁぁぁぁぁぁ~(^_^)v。

◆けさ、午前8時5分から、体育館で、3年生激励会を開く。

 
 

 体育館内は、西塚Tが7時前から温風ヒーター4台のフル運転であたためたので、摂氏5℃と、昨日の昼の温度まで上がる。

(1)生徒会長のあいさつ
(2)激励鉛筆の授与
(3)3年生代表のあいさつ
(4)1・2学年応援団エール

 最後に、僕からは「後輩の気合いの入った応援くらい、上級生としてうれしいものはない。きょうの応援は、受験へのエールであるととともに、これからの人生へのエールである」。
 そして、受験に向けて、2点。
 1点は、「逆転が人生だ」と考えている先輩(=僕)から、私立高校入試までの10日間、公立高校入試までの22日間の過ごし方について。
 もう1点は、プレッシャーに極端に弱い先輩(=僕)から、本番のプレッシャー対策について。

◆乱氏より、来週の週報のコメントを求められる。
 コメント=〈ポイント音読・視写・空書きでリズムのある授業、学力がつく授業を創る〉

 若い頃、よく生徒(クラス)を実験群クラスと統制群クラスとにわけて、学力向上のための実験をおこなった。
 1ヶ月間にわたり、読解プリント(業者テスト)を徹底的にやった実験群と、普通の授業だけの統制群とを、ワクワクしながら検証した。
 結果は散々で、壮絶な失敗。
 実験群の生徒に「ホンマ、申しわけない」と思ったことがある。
 しかし、「週報コメント」に示した「ポイント音読・視写・空書き」等の方法はあきらかに有意差があった。

 〈「ポイント音読・視写・空書き」の例〉
 「6番の解答欄を指で押さえなさい。いっしょに読みましょう!(生徒一斉音読)、もう一度!(生徒一斉音読)、念のためにもう一度!(生徒一斉音読)」。
 「8番の答え=『徒然草』をプリントの端に、3回、丁寧に書きなさい」。
 あるいは、
 「指をあげて、いっしょに書きましょう(空書き)」
 ただプリントの解答して「はい、終わり」では一部の生徒にしか力がつかない。

 2月。
 5次試験の月。
 全校をあげて、「狭義の学力」の定着にこだわりつづける月間にしたい。

◆午前10時30分から調理室で、PTA教養委員会主催の調理講習会。

 

 講師には、近くの市給食センターの栄養士の方をお招きした。
 参加者は、PTA会員約30名(小・中学校P、半々。うち、中学校教職員3名)
 取材におじゃましたついでに、わたしもごちそうになる。

 この「調理講習会」は、元々は中学校PTAの活動だったが、いっしょにやれるものは、いっしょに……と、小学校PTAと合同で実施するようになった。
 同じように、「救急救助法講習会」は小学校PTAの活動だったが、中学校、それに地域も相乗りするカタチで実施するようになった。
 他に、思春期子育て講座、絵手紙講習会、AED(自動体外式除細動器)講習会、ソフトバレー大会&懇親会等も、互いに声をかけあっている。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

◆昨日の「怒濤の執筆」がたたって、きょうは、絶不調。
 加えて、3年生激励会の摂氏5℃空間で、僕は僕のすべてのエネルギーを使い果たした。
 「3年生激励会」記事も、「狭義の学力」記事も、「小中連携」記事も、もう少し突っこまなければならないのだが、もう指先が動かない。
 無念。
 ただの画像日記になってしまった。

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日常生活圏域である地域を基盤とし、地域の人びと、子どもの保護者、学校の教職員等で、協働して

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★2月、3月の学校は、伊東静雄的だ。僕の精神がついていけるかどうか?……やや不安である

2012-02-07 03:52:01 | 僕のモンマルトル日記

 

2012

02.02
Kさんの太鼓の響きに負けないように


◆遂に2月に入った。
 「遂に」という副詞は、3月に入ったときに使ったほうがいいのではないか?とも思うが、公立中学校という教育の場に、2月と3月の区別はない。
 2月に入ると、学校の空気の密度がグッと高くなる。
 子どもの思いも、教職員の思いも、濃くなる。
 昔、明けても暮れても日本の詩を読みつづけたことがあった。
 ある詩人のところで、ピーンと耳鳴りがするほど、空気の密度が高くなった。
 『わがひとに与ふる哀歌』の伊東静雄だった。
 2月、3月の学校は、伊東静雄的だ。
 僕の精神がついていけるかどうか?……やや不安である。
 音楽室(3年生)では、「遂に」、「仰げば尊し♪」の練習がはじまった。


◆朝、行事版に2月の行事を書き込む。(僕はいつも、その月に突入してしまってから、「あっ、忘れていた」という感じで記入する。前月のうちに記入したことは一度もない。)

 主なものは次のとおり。
 ○全校朝会(3年生激励会)
 ○新入生保護者説明会
 ○新入生(小学6年生)による授業参観
 ○近隣中学校情報交換会
 ○連合PTA臨時総会
 ○3年5次(学年末)試験
 ○私立高校入試
 ○地域教育力推進協議会
 ○1・2年5次(学年末)試験
 ○運営委員会
 ○職員会議
 ○学年会議
 ○公立高校入試


◆朝から、いつもの「1日66コマ授業参観(←これは何か? 機会があるときに説明しますm(_ _)m)」の合間に、怒濤の執筆(書き散らし)。

(1)学校通信原稿A4版3枚、3000字。
(2)新入生保護者説明会原稿A4版8枚、7000字。
(3)某教育団体からのアンケートへの回答。
(4)小・中連携推進協議会原稿のチェック。

 ここで、会議、給食等のために、作業は一時中断。
 給食後、校内を巡回。
 巡回の最後に、体育館で1・2年生がやっている、あすの「3年生激励会」に向けた練習を参観。
 やはり、体育館の空気の密度が高い……1・2年生の思いが濃い……そして、あたたかい……と感じる。
 Kさん(2年生女子)の叩く太鼓が、僕のカラダのシンに響いた。
 寒さも吹っ飛ぶ。


 午後1時半から「書き散らし」作業再開。

(5)新入生保護者説明会用のパワーポイントスライド26枚。
(6)近隣中学校情報交換会の資料確認(これは新たに作成というのではなく、既に地区で発行している「すこやかみなみネット通信12月号~地域情報交換会特集号~」を使用する。残部数をチェックしただけ。)

 午後2時30分、ここで一段落。

 これで、本日のノルマ達成……と、ホッとしたところで、明朝の「3年生激励会」のプログラムにある、僕のスピーチの「内容」が決まっていないことを思い出した。
 ブレストのための紙を1枚取り出し、単語を2つ、3つ、書き出した。
 しかし、すぐにやめた。
 できることなら、もう少し魂を沈潜させた「位置」で、ブレストをやりたい。
 きょうの仕事(1)~(6)の魂の「位置」では「太鼓の響きに負けてしまう」と感じた。

◆夕刻、職員室の隅で、国語科の八重Tと、太宰治『走れメロス』を分析批評で授業をするとすれば……というテーマで雑談。
 八重Tはあさってから『走れメロス』をやるそうだ。
 話題にあがった分析コード。
 「登場人物」……「設定」……「視点」……「主役と対役」……「対比」……「ピナクル」……等々。
 「ピナクル」の討議はおもしろそうだ。

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★昔、もう、ホンマ、ずっとずっと昔、来る日も来る日も、次から次に、日本の詩集を読みつづけたことがある。ある詩人のところで胃と食道のあいだがグイグイと引っぱられた

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