職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

★子どもの親として、頭を寄せ合い、こまめに、ねばり強く、調整・交渉し、連携・融合・協働を創り出す

2013-06-17 15:47:32 | 僕のモンマルトル日記

 

茫漠特急 断念の上に「教育」を語りつづける。これが僕の文体だ
2013
06.17


★長い不調期から脱しつつある。
 サーチエンジンのロボットが、今はもう存在しないページを見つけ出そうとしてウンウンと唸り、「ErrorDocument 404」が出てくる直前の、重苦しい感じがなくなった。
 では、サクサクなのか?……というと、ま、それほどでもないけれど……(*^_^*)。
 断念の上に「教育」を語りつづける。
 これが僕の文体だ。
 僕にはこの道しかない。
 退路を断ち、思いっきりよく、前に進んでいくつもりだ。


職員室通信 2013/06/17号
★教育コミュニティづくり――PTAのコーディネート力に期待する

★5/24、午後6時半から、MINAMI中図書室で、すこやかみなみネット事業推進委員会が開かれた。
 参集メンバーは、小・中PTA会長・副会長、PTA各種委員会委員長、小中校長・教頭・教務主任・すこやかみなみネット主任。
 くわえて、今回は、案件のひとつに「会則の見直し」があるため、PTA監査・書記・会計の方々にも声をかけた。

 案件は、
1.すこやかみなみネット年間事業計画(詳細日時の検討)
2.すこやかみなみネット会則(見直し案の検討)
3.「すこやかみなみネット通信」の町内への回覧方法(見直し案の検討)
4.自動車に取りつける「巡回中」ステッカー(見直し案の検討)
5.学校・家庭・地域諸団体との連携・融合事業(課題への対応策の検討)
6.すこやかみなみネット サポータークラブ(課題への対応策の検討)
7.すこやかみなみネットOB会の活動(課題への対応策の検討)

 これだけの案件について、すべてを話し合い、すべてに結論を導き出すのは、もちろん時間的に(1時間半)ムリな話だ。
 だから、今回の会合で、はっきりと結論をださなければいけない案件と、おおむね合意・共通理解しておき、詳細は連絡を取り合いながら詰めていく案件とに分けて話し合いを進めた。


★まず、〈1.すこやかみなみネット 年間事業計画〉について。
 主なところでは、(1)学校・家庭・地域の情報交換会のうち、1学期の開催日程が、7/○、午後6時半(MINAMI中・図書室)と決まった。
(2)小中合同研修会&レクのうち、次の行事が確定した。
 ・救急救助法講習会 6/○○、午後6時半(minami小)
 ・みなみネット杯ソフトバレー大会 10/○○、午後6時半(MINAMI中)
 ・小・中PTA新年会 1/○○、午後6時半(場所は未定、第1候補=MINAMI公民館)

★〈2.すこやかみなみネット 会則の見直し〉について。
(1)第4条〈組織〉。
 昨年度末、9番目に「OB会」をつけくわえたが、今回、8番「会長が指名する者」の枠で、地域情報交換会には、みなみ地域の保育園・幼稚園にも案内を出すことになった。(会則に変更なし)
(2)第6条 事業推進委員会のメンバーに、これまでの小・中PTA会長・副会長に、PTA監査・書記・会計をくわえることになった。
(3)同じく第6条、「事務局は小・中学校PTA隔年とする」を、実態に合わせて、第1条「事務局は中学校PTAに置く」に集約し、第6条4の規定を削除する。

★〈3.「すこやかみなみネット通信」の町内への回覧方法〉と〈4.自動車に取りつける「巡回中」ステッカーの見直し〉について。
 「すこやかみなみネット通信」は、現在、学校の保護者に対しては全戸配布、地域については、町内会の協力を得て、回覧板として巡覧してもらっている。
 今回、見直し案として「地域についても全戸配布」が提案された。
 話し合いの結果、結論として、これまで通り、学校の保護者に対しては全戸配布、地域については、回覧板による巡覧となった。
 全戸配布となると、配布方法は回覧板があるのでクリアーできるが、保護者用1000部、保護者以外3000部、全体で4000部となると、現在の冊子形式(A4・8ページ)の通信だと、その事務量、予算が膨大になり、現体制だととても対応できない。
 業者に委託することを考え、見積もりを取ったが、金額の「0」がひとつ多かった。
 配布方法は従来通りとなったが、改善策として、ホームページをこれまで以上に充実していくことになった。
 また、自動車につける「すこやかみなみネット巡回中」のプレートについて、これまでのフィルムシート式にくわえて、一部、マグネット式を採用する方向で、サンプルを作成したが、1枚3000円くらいかかるという話だった。
 これをどうするか(採用するか、採用すれば効果はあがると思われるが、予算はどうするか)は、今後の検討課題となった。

★〈5.学校・家庭・地域諸団体との連携・融合事業〉について。
 この件について、積極的に連携・融合事業をつくりだしていこうという方向については合意し、詳細の計画は、みなみ小・中の各PTA総務委員会で検討することになった。

 当日、推進委員会で話題になった――時間がなかったこともあり、それぞれの考えを述べあったという程度であるが――その主なものをアトランダムに紹介する。

 ①S地区防犯協会との連携=防犯協会の活動が手薄になる午後4時から午後6時の時間帯の巡回活動について。
 現在、すこやかみなみネットとして、保護者・地域が協働して「巡回中」というプレートをつけて安全確保活動を実施している。
 この活動の「4時から午後6時の時間帯」をさらに厚くする方法で対応する。

 ②各連合町内会との連携=地区行事への小中学生の参加については、すこやかみなみネットとしても、地域団体と協力し合い、学校部活動等との調整を行い、参加の推奨をしている。
 現時点では、参加者は徐々に増加しつつあるものの、まだまださびしい状況である。
 さらに参加を推奨したい。
 今後、どうするか?
 また、「地域防災の充実」はすこやかみなみネット事業の重要な柱の1つだ。
 しかし、これについては他の事業に比べ、手つかずの状態になっている。
 防災訓練を積極的に実施しているM地区自主防災会との連携も選択の1つだ。

 ③八戸地区少年補導協力員の方々との連携=昨年度は、中学校生徒会&PTAと連携してあいさつ運動を実施した。
 今後、どうするか?

 ④安協O支部・安協M支部との連携=安協M支部からはPTAに対して、春と秋のキャンペーンへの応援要請がなされている。
 安協O支部の春の安全運動については、MINAMI中生徒会が毎年参加している。
 PTAとしては、現在、minami小PTA交通安全委員会で「0のつく日」に登校指導を行い、この活動状況を、地区安協に報告して情報を共有している。
 今後、すこやかみなみネットとしてどう対応するか?

 ⑤O地区の見守り活動との連携=見守り隊のボランティアの方々から連携の要請などがあったわけではないが、このままでよいのか?



★唐突かもしれないが、PTA活動の特質は、「規約」主義と「前例」主義にあると僕は考えている。
 けっして批判しているのではない。
 むしろ、「規約」主義、「前例」主義を高く評価している。
 これがあったからこそ、PTAは、創設以来、途絶えることなく受け継がれ、大きな教育力を発揮しつづけている。
 しかし、これは、ま、当然、同時に「規約・前例」に縛られ、活動がマンネリ化するというマイナス面も合わせもっている。
 僕は今、このマイナス面を心配している。
 はっきりいえば、新しい連携・融合事業の創出というのは、PTAが最も苦手とする領域だといっていい。
 よほど気合いを入れて臨まないと、前年の活動が優先され、新しい連携・融合事業は、カットされてしまうおそれがないわけではない。 
 今、PTA各委員会、PTA総務委員会、小中合同のすこやかみなみネット事業推進委員会のコーディネート力&創出力が期待されている。
 さきほど、例として示したように、連携・融合事業の具体的な活動提案は、これまでの地域情報交換会で、各地域団体から、はっきりと提示されているのだから、今後は、「これは、なんとかminami小PTA○○委員会で……」「これは、なんとかMINAMI中PTA○○委員会で……」「これは、minami小PTA○○委員会とMINAMI中PTA○○委員会と合同で……」というように、親として子どもたちのことを考え、頭を寄せ合い、具体的に、こまめに、ねばり強く、「調整」「交渉」して、「連携」「融合」「協働」を創りだしていくことが大切だ。

 ちなみに、現在、各地で、PTA改革と称して、個人趣味的な組織・活動に代えたり、PTAそのものをやめてしまう学校もあるが、僕は大反対だ。
 号をあらためて記述する予定だが、学校・家庭・地域の連携の要はPTAだ。
 PTAをなめたらアカン。





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