職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

★「ルール」を、すぐれた「教育思想」に高める。子どもが知的に育つ。学校の安定と品格につながる

2013-06-15 11:10:35 | 僕のモンマルトル日記

 

茫漠特急 僕も、岩本光弘、辛坊治郎両氏に負けないように、強く生きていくつもりだ
2013
06.15


★これまでも、ブログ、チャット、twitter等、あちこちで記述してきたことだが、本年、元旦から「減量作戦」をやった。
 人生、初めての「減量作戦」だ。

 〈作戦内容〉
(1)①元旦の時点で71キロあった体重を、4月末日に63キロまで、4ヵ月で8キロ――すなわち、1ヵ月2キロのペースで――減量する。
(2)方法は、次の4点だ。
 ①少量をよく噛む作戦
 ②気まぐれ、だいたい糖質制限作戦
 ③毎日、スロージョギング10000歩作戦
 ④飲酒は(これまでの習慣通り)休肝日2日作戦。

 〈結果〉
 計画通り、4月下旬に8キロ減量達成、63.0キロに。
 減量作戦をストップし、5月いっぱい、63.0キロ~63.9キロの範囲で生活する。

 〈成果〉
(1)頭の茫漠感――簡単にいうと「ぼんやり感」が取れ、スッキリした。
 ただし、回転が速くなったというわけではない。
(2)首まわりが細くなり、ワイシャツのボタンが楽にとめられるようになった。
 同じく、お腹がへこんで、これまでのズボンがガボガボになり、過去の大量のズボンがはけるようになった。
 とりわけ、野球のユニフォームが着られるようになったことは、ホンマにホンマにうれしい。

★しかし、強烈な副作用があった。
 粗く2点――
(1)「やる気」がまったく出なくなった。
(2)椅子に座るとお尻が痛い。お尻の皮膚がヒリヒリする。
 1ヵ月で2キロというゆるやか減量だから、だいじょうぶ……と思っていたが、やはり栄養不足になっていたみたいだ。
 「①少量をよく噛む作戦」はまちがっていないが、「少量」の質に無頓着だったため、日に日に「少量」の質が粗くなった。
 「②気まぐれ、だいたい糖質制限作戦」の「気まぐれ」・「だいたい」というのは「ゆるやかな糖質制限」という意味だったのだが、日に日に厳しい制限になっていった。

★猛省し、6月に入って、作戦を次のように変更。
(1)「少量」の質を上げる。
(2)「糖質制限」を当初の計画通り、ゆるやかなものにもどす。
(3)尻の筋肉を鍛えるために、フルボトムスクワットをやり、お尻の筋肉に強い負荷をかける。
 スロージョギングも、減量のためのダラダラジョギングから、強くするための、1歩を強く踏み込むジョギングに切り替える。
(4)63.0キロ~63.9キロの範囲の「63.0キロ」に近い体重で生活していたが、「63.9キロ」に近い体重で生活することにする。

★現在、一応、「やる気」は出てきた。
 尻の痛みもヒリヒリ感もやわらいてきている。
 ここ10日間の平均体重は、63.9キロ。
 しばらく「強くする」を意識してやっていくつもりだ。

 小型ヨットでの太平洋横断に向け、6/8に大阪・北港を出発した岩本光弘氏と辛坊治郎氏は、昨日、寄港地・小名浜港に着いた。
 〈陸が見えました。
 それも待ちに待った福島の陸です。
 外洋を航海して目的地に向かう船が、初めて目指す陸を目撃することをランドフォールって言うんですが、まさに目の前に艱難辛苦の大航海の末に目指した福島の大地が広がっているんです。
 これを感動と言わずに何を感動って言ったらいいんでしょうか。〉
 〈この福島の大地には何でもあります。
 憧れの天ぷらうどんも、カリカリに焼いた餃子も、温かいシャワーも、そして無いより揺れない大地があるんです。
 こんなに素晴らしい話はありません。
 それにしてもとんでもない五日間でした。……(後略)〉(辛坊治郎氏のブログ記述より引用。)

 今後の予定。
 6月16日(日)、福島県いわき市小名浜港(アクアマリンパーク 特設ステージ)にて――
 ・10:00~ すばらしい海でもう一度!ディンギー授与式
 ・12:00~ 公開会見&出港式
 8月10日(土)、サンディエゴ・マリオット・マーキース&マリーナに入港(予定)。

 僕も、岩本光弘、辛坊治郎両氏に負けないように、強く生きていくつもりだ。


職員室通信 2013/06/15号
★「ルール」を、すぐれた「教育思想」に高める

★〈教務週報11号 6/10~6/17――各分掌のコメント〉
・校 長=〔①現状②目標(ビバークあり)③対応〕=情報共有。留意点①ルール設定・厳守②役割分担
・総務部=市中体に向けて緻密な計画を。事故・ケガは土壇場にやってくる。
・教務部=黒板に向かってしゃべらない。
・研修部=短く具体的な作業(音読・ノート・グループ活動等)から達成状況の確認
・生徒指導部=けがのない安全な生活を(廊下を走らない・部活動メニューのチェック)
・保健部=体調管理に気をつけさせましょう。

 僕のコメントは、生徒にみられてもいいように意図的にしたことだが、なんだか暗号のようになってしまった(ノ△・。)。
 同業者なら、このコメントが、なにを言っているのかわかるかもしれない。
 手厚い保護が必要な子どもたちへの対応に関しての「暗号」だ。

 6/13(木)市中体壮行式、6/15(土)から市中体夏季大会。
 僕も気合いを入れ、志気を高め、ギアを切りかえないと……。
 しばらく草陰で鬱屈しているうちに、切りかえるタイミングを逸してしまった。


 「ルール」を、すぐれた「教育思想」に高める

★4校時主任会のトピックから――

(1)中途半端で、あいまいな表現を廃す。
 教員には、断定しないで――反発を極度におそれるからかもしれないが――あいまい表現をするクセがある。
 これを全面的に否定するわけではないが、断定すべきところは断定しないと、いい加減な、ヘラヘラしたヤツという印象を与えてしまう。
 実際に地域の人々、保護者、生徒たちに、そういう印象を与えていることもあると、僕は感じる。
 例――
 「~ようです」→「~です」。
 ミーティング等で、たびたび「~ようです」という言い方に接する。
 推定とか比喩とかで使うならいいが、そうでないなら「~です」と言い切るべきだ。
 「~したいと思います」→「~します」。
 ほとんどの場合、この「思います」に意味がない。
 ムダなことばだ。
 「~します」と言い切ろう。
 主任が範を示めそう。
 
(2)危機管理の基礎・基本を再点検しよう。
 教員というのは、公全体がそうかもしれないが、危機管理に弱い人種だ。
 平気で「部活動中、ケガをしたので、お母さんに来てもらって、お母さんに病院に連れて行ってもらいました」という人がいる。
 今、本校にはこういうことはないが……。
 公としての危機管理の基礎・基本を再チェックしよう。
 ①(念には念をいれて)予知・予防(対策)の徹底。
 ②ベストの対応(覚悟を決めて正面突破)の徹底
 事があったとき「こうすべきだったのでは?」「こうしていれば起きなかったのでは?」と問われ、立ち往生し、学校が危機に陥ることは絶対に避けたい。

(3)指導力向上の5原則②=「指示・発問は全員に、短く限定して述べる」の再点検。
 教室外での活動において、不適切な指示の仕方・指示内容がある。
 その指示が日々の授業でも行われているとすれば、学校は1学期間ももたない。
 まちがいなく壊れる。
 こういう「危険」が本校にあるということだ。
 研修を見直そう。

(4)髪の指導の徹底。

(5)窓の開閉ルール――開けるときはガラス窓を真ん中にそろえる――を通して、知性を育てる。
 空き教室時の整理整頓、戸締まりも同じ。
 「ルール」を、すぐれた「教育思想」に高める。
 関連して、本校の体育館・音楽室が常に、隅々、整理整頓されている。
 この「常に」というのと、「隅々」というのが、スゴイと思う。
 こういうことが、学校の安定と品格につながる。

(6)卒業生の高校生活の状況。
 ①順調→順調(粗く、中学校時代「順調」だった子どもが、高校でも「順調」にやっている……という意味。)
 ②不調→順調
 ③不調→不調
 ④順調→不調
 これらの分析をして、わたしたちの指導の仕方をチェックし、③④の生徒への具体的な対応策を検討する。
 また、その分析結果を、現生徒への指導に生かす。

(7)週報のコメント「①現状②目標(ビバークあり)③対応〕=情報共有。留意点①ルール設定・厳守②役割分担」の詳細説明(この号では省略する。別な号で改めて述べる。)

(8)本校の「経営の重点」について。
 経営の重点は、学校要覧にもある通り、次の5つだ。
 ①学びの喜びと確かな学力の保証をめざし、知的で楽しい授業を創る基礎・基本の修業を徹底する。
 ②学校・家庭・地域が協働できる教育システムづくりをめざし、小・中PTAを核にすこやかみなみネット事業を推進する。
 ~ 保・幼・小・中の連携(垂直軸)に依拠した学社連携・融合(水平軸)の推進 ~
 ③自他のよさや可能性を認め、互いに高め合う生徒の育成をめざし、生き方の原理・原則を重視した心の教育を充実する。
 ④安全・安心な学校をめざし、危機管理の基本を踏まえた安全管理と事故防止を徹底する。
 ⑤朝、起きたとき、どの生徒も「行きたい!」と思う学校をめざし、豊かな教育環境の創出に努める。

 ズバリいうと……、
 ①「知的で楽しい授業」については、昨年度末の2学年(現3学年)模擬試験結果と、今年度4月の1・2・3学年NRT結果をみて、一定の成果を確認することができた。
 これはほんとうにうれしい。

 ②「学校・家庭・地域が協働できる教育システムづくり」については、①の2倍くらい荷の重いターゲットだが、①を5段階評価の「5」とすれば、「3の上」くらいの成果が上がっている。
 PTA幹部、地域リーダーにめぐまれた結果だと思っている。
 なお、念のためにいえば、すこやかみなみネット(地域教育コミュニティづくり)と、教委が展開しつつある「地域密着型」とは、似て非なるものである。
 教育思想がまったく異なっている。(詳細は、後日、号を改めて記述する。)

 しかし、こういうことをいうのは、①と②の成果を自画自賛したいからではない。
 これらにくらべ、手つかずになっている③と⑤について述べたいのだ。
 経営の重点③と⑤は、自分の力不足から、ずっと見通しが立っていない状態だった。
 「生き方の原理・原則を重視した心の教育」は、ずっとお題目だった。
 また、「朝、起きたとき、どの生徒も『行きたい!』と思う学校」についても、歌声が響く学校という財産に甘えすぎていて、次の手が打てていなかった。
 これが、今年度になって、各分掌の努力によって、かすかな光が見えてきた。(この「かすかな光」については、本日は、時間的、肉体的な余裕がないため、詳細は、後日、号を改めて記述する。)








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