職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

○○はん、おおきにぃ~! □□はん、おおきにぃ~!

2006-12-31 07:22:28 | Weblog

06.12.31 ○○はん、おおきにぃ~! □□はん、おおきにぃ~!

最近、開かれた孤独、たとえば図書館に身をおくような状況でしか文字が書けなくなっていたが、けさは、レオンの散歩のあと、自室にとじこもる。
 閉ざされた孤独だ。

 あまりグダグダ言いたくないが、教育者としても、ひとりの人間としても、みっともないくらいに、ブレにブレつづけた一年だった。

■手元に「ブレスト・ノート」がある。
 B5版の、いわゆるノートダイアリーを見開きにして、その日のスケジュール、コメントの骨子、アイデアやTactics をランダムに書きこんでいく。
 切り抜きをはりつけることもある。
通常、細かな文字と切り抜きで見開きページがギュウギュウづめになる。
 この「ブレスト・ノート」のかたちが、今年の前半、崩れる。
 2、3行しか書かれていない。
 単語が1つという日もある。
 切り抜きはない。
 怖いなぁ……と思うのは、このことに自分がきづいていないことだ。

■5/22にこの「異変」に気づいている。
 スケジュールを書きこもうとして、それが2/16以来であることに気づいた。(だから、この時点では既に危機から脱却しはじめているわけだが……)
 グダグダ言いたくないと言いながらグダグダになりかけているので、もうやめる。


 軽い食事を済ませたところだと言われましたが、おむすび一個を呈上し、たくあんの漬物でいっしょに食事をしました。(『言葉はどこからどこへ』(宮地裕)から引用)
 光太郎がお茶を入れてくれました。
「夏を越すのは二度目だが、夏は疲れるから、日中は仕事に出ない。
 畑は五畝ほど。
 野菜などの副食物を自給するつもりでいるが、なかなかできない。
 耕具・肥料・殺虫剤、みな不足で困る。
 しかし、いずれは一反までは耕作して、アトリエも近くに建てて、農業と彫刻を両立させたい。
 一年の耕作の予定はよく組むが、思うようにはいかない。
 夜のランプの油が悪いから本が読めない。
 ろうそくは高くて買えない。
 彫刻の材料も木もない。
 今はただ刀がさびないように研いでいるが、近く、小さい物から彫りたいと思っている。(中略)
 それにしても夏は体が弱る。
 冬、小屋の北側はすっかり雪にうずもれる。
 南側にも三尺ほど雪が積もるが、私は血色がよくなって元気が出る。」

■これを転記しながら、光太郎の「一反までは」を、あるいは「アトリエも近くに」を、あるいは「近く、小さい物から」を、これからやろうとする自分の教育の仕事に置き換えていることに気づいたとき、ブレが止まる。
 10月が終わりかけていた。
 「勘を頼りに、可能性を信じるところの実践を、たえず微調整しながら、注意深く、慎重に、積みかさねていこう」の始まりだ。

■「始まった」と思ったら、もう年の暮れ……という感じだが、それゆえに支えてくれた人々に感謝の気持ちでいっぱいだ。
 ○○はん、おおきにぃ~!
 □□はん、おおきにぃ~!
 ホンマにホンマにおおきにぃ~!

■画像は御用納めの日に撮影した教室の掲示物。


にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 八戸情報へ
にほんブログ村

★わたしの公式ホームページにも、ぜひ、来てください。公式ホームページには、トータルの、全身の、わたしが存在します。待ってまっせぇ~ィ !!!!!!!!!! 
  ☆公式ホームページへ


★わたしのWEB無人駅線のページにも、ぜひ、来てください。あっというまに、魂が無人駅線の世界に、全身、移動できます。待ってまっせぇ~ィ !!!!!!!!!! 
  ☆WEB無人駅線ページへ





授業の中身そのものへの集中度

2006-12-29 07:19:49 | Weblog

06.12.29 授業の中身そのものへの集中度 2学期終業式式辞

2学期終業式式辞。

 2学期は体育祭から始まりました。
 夏という季節が最後の力をふりしぼって光り輝くというような暑い1日でした。
 閉会式のときに空があまりに美しく、わたしは「日本の空ってこんなに美しかったのか」と話したことを覚えています。
 つい数日前のような気がします。

 9月の新人戦。
 3年生の残したものをしっかりと受け継いで1・2年生ががんばりました。

 10月の文化祭。
 わたしは演劇が始まってから、ずっと不思議に思っていたのが、この仏壇屋はだれにしゃべっているんだろうか?
 何度も何度も「おーい、お茶。お客さんにお茶をお出ししなさいって」と言うけど、わたしたち観客にお茶を出してくれるのか、それとも、だれかお店にいるのか?
 こんなふうに思っていたら最後に奥さんのみづきさんがお茶をもってきたところで、お店に死んでしまったアキラの家族がいるのだとわかる。
 わかったところでわたしはボロボロっと涙が出ました。
 体育館のいちばん後ろで人生の涙を拭いていました。
 文化祭というと、このあたりから1年生が南中を支える大きな存在として力を発揮しはじめたと感じました。

■(式辞のつづき)
 11月。
 八戸市合同音楽祭で3年生がみなみの自慢・誇りである合唱を発表しました。
 それを聴いた他校の校長先生が、
 「南の合唱が上手だというのは聞いていたけど、こんなにスゴイとは思わなかった。南の歌が始まったら会場の空気がガラッと変わった」と言っていました。
 いろいろしゃべったあと、最後にこう言いましたよ。
 「こんな歌が歌えるから、南にはいじめとか万引きとかがないんですね。わたしの学校も合唱をがんばりたい」
 こんなふうにいってもらえるというのはほんとうにうれしいことですね。

 12月、生徒総会。
 新しい2年の生徒会役員、各委員会委員長、各部の部長たちの、座る姿、立ってマイクに向かう姿、その話し方、「いつの間にこんなに立派になったのだろう」と感動しました。
 感激しました。

■こうしていろいろふりかえって来ましたが、もう1つ。
 今年は南の授業・学習の様子を見るために、たくさんの方々がお見えになりました。新聞社の方も来ました。
 お客さんたちは口々に「どの学級もたいへん落ち着いている」「話を聞く姿勢がいい」「ノートを取る速度が速いので驚いた」「学力が高そう」とかほめてくださいました。
 これはこれでうれしいことだし、実際、3学年を中心に他校と比べると学力も高いわけだから、みなさんはこのことを誇りに思っていいと思います。
 しかし、毎日毎日、毎時間毎時間、みなさんを見ているわたしはちょっと違った見方をしています。
 どういうことかというと、3年と1・2年にちょっと、ちょっとなのだけど、確実に違うというところがあります。
 「落ち着いている」「授業の態度がいい」
 これは1・2年も3年も同じです。
 では、どこが違うかというと、授業の中身そのもの、たとえば数学なら直角三角形の合同条件そのものに関心が高い、社会なら、敗戦後の占領下における民主政策そのものに集中度が高い。
 やらされているのではない、仕方なしに受けているのでもない。
 だから、授業を受ける3年生を前からみていると、迫力があります。
 わたしは、今、3年生をほめると同時に、1、2年、特に2年生が、教科の中身そのものに対する集中度・迫力において、3年生を超えてほしいと強く願っています。
 1、2月中に超えてほしい。
 超えたときに、本校の合唱の伝統に加えて、学びの伝統ができあがると信じています。

■最後に、あと9日で今年が終わります。
 12/31日の大晦日には過ぎ去った1年を静かに振り返ってください。
 好きなことに打ち込んで成長した部分、苦手なこと、あるいは悩みにぶつかって成長した部分、そうして獲得した「成長」がたくさんあるみなみの1年でした。
 みなさんもがんばったけれど、みなみの先生方もよくがんばった1年でした。

■南中生一人一人が、過ぎ去りゆく年、ゆく年に感謝し、気持ちを新たにして新年を迎えることを強く願い、あわせて冬休み期間交通安全、健康に気を配り、かつ、1日1回親とか地域の人々を喜ばせる南中生であり、とりわけ3年生については、受験の年の冬休み、過ごしようによって自分の学力がガタガタと崩れることもある、グングンと雪だるまのように学力が伸びることもある、誘惑に負けず、受験勉強の孤独のさびしさに負けず、机に向かって奮闘努力することを願い、式辞とします。

 平成18年12月22日
          八戸市立白銀南中学校 校長 小高進

■画像は式辞を「語る」わたし(撮影=志塚T)


にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 八戸情報へ
にほんブログ村

★わたしの公式ホームページにも、ぜひ、来てください。公式ホームページには、トータルの、全身の、わたしが存在します。待ってまっせぇ~ィ !!!!!!!!!! 
  ☆公式ホームページへ


★わたしのWEB無人駅線のページにも、ぜひ、来てください。あっというまに、魂が無人駅線の世界に、全身、移動できます。待ってまっせぇ~ィ !!!!!!!!!! 
  ☆WEB無人駅線ページへ





「ゆく年は女であるか」という詩句には記憶がある 

2006-12-25 07:17:15 | Weblog

06.12.25 「ゆく年は女であるか」という詩句には記憶がある

■12/22、本校教職員の忘年会で次のようなあいさつをした。
 冒頭部分だ。

 2学期末は、達成感と脱力感のほかに、長かった1年が終わるという感慨が加わるため、一種独特の雰囲気がある。
 わたしはこの時期になると思い出す詩がある。
 西条八十の詩で、大晦日、書きものをしていて、うとうととしたら、行く年の神様がそっと羽織をかけてくれた……
 詩の終わりが、行く年は女性であろうか?……だったと思う。
 校長としては、今、疲れ果てた先生方のお一人お一人の背中にそっと羽織をかけてさしあげたいという気持ちでいっぱいです。

■宴席では、どちらかというとぶっきらぼうなあいさつをするわたしにしてはよくできたあいさつだと思ったが、なにしろ30年以上も前に読んだ詩だ。
 作者がほんとうに西条八十か?
 詩のシチュエーションがほんとうに大晦日か?
 自信がない。
 で、けさ、原典にあたってみた。
 えっ?と思った。

  「ある大晦日の夜の記憶」(西条八十)

〈第1連〉
 その夜は粉雪がふっていた/わたしは独り書斎の机に座って/遠い除夜の鐘を聴いていた。

〈第2連〉
 風の中に断続するその寂しい音に聴き入るうち/わたしはいつかうたた寝をしたように想った/と、誰かが背後からそっと羽織を着せてくれた。

〈第3連〉
 わたしは眼をひらいた/と、そこには誰もいなかった/羽織だと想ったのは/静かにわたしの身に積もった一つの歳の重みであった。

 1連~2連までは、わたしのあいさつと一致している。
 しかし、3連はまるで違う。
 「羽織」は、わたしのあいさつでは「いたわり」「やさしさ」「思いやり」だが、実際の詩では、それは錯覚・幻覚で、「羽織」は、また一つ重ねる年からの疲れ……の象徴になっている。
 哀感が漂う詩だ。

■どうしてこうなったのか?
 「ゆく年は女であるか」という詩句には強い記憶があるが、別な詩ということか?
 しかし、だれの詩なのか?
 まったく見当がつかない。
 こういうときに役に立つのが、詩人の柴崎はんだ。
 電話をすると、即座に、
「それ、堀口大学の詩や。コピーとって速達で送ったるわ」
 と返ってきた。
 堀口の詩は一時期、読みふけり、書き写したことがある。
 西条の大晦日の詩に、わたしが堀口の詩を脳裏で勝手にくっつけたのだろうか?

■早朝、ネクタイをしめながらTVを観ていたら、弓の引き納めの様子が放映されていた。
 弓を引く女性。
 その矢が次のカットで的に突きささる。
 身が引き締まる。
 寄席の聞き納め、岬の釣り納め、山の登り納め、そのほか、乗り納め、踊り納め、御用納め。
 この「600字の教育学」もそろそろ書き納めか。
 生き方としての軸が、ずいぶんブレつづけた1年だったけど……。

■画像は12/23、休日の朝の光景。コーヒーと新聞と花梨。花梨はこうして置いておくと、いい香りがする。


にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 八戸情報へ
にほんブログ村

★わたしの公式ホームページにも、ぜひ、来てください。公式ホームページには、トータルの、全身の、わたしが存在します。待ってまっせぇ~ィ !!!!!!!!!! 
  ☆公式ホームページへ


★わたしのWEB無人駅線のページにも、ぜひ、来てください。あっというまに、魂が無人駅線の世界に、全身、移動できます。待ってまっせぇ~ィ !!!!!!!!!! 
  ☆WEB無人駅線ページへ





八戸市もTM問題だけではなくて 

2006-12-17 07:28:14 | Weblog

06.12.17 八戸市もTM問題だけではなくて

うれしいメールが2通あった。

 1つは、保護者からで、わたしが「2年生は気品がある」と記述したことに対する感想だ。
 無断で引用し、アップするわけにはいかないので、10/1くらいに圧縮して紹介する。
 
 「自分が知っている範囲では、2学年は、言い争いをしない、仲間はずれをつくらない、下の子どものめんどうもみるなど……他を気遣う、やさしい性格の子どもが多い。
 校長のいう『気品』には、こういう側面も含まれているのではないか」

 指摘のとおりだ。
 「他を気遣う」、あるいは他を自分にとって「大切な人」と感じる。
 それがたとえばわたし(=小高)を見る目線にあらわれる。
 ものの言い方にあらわれる。
 わたしはこれに「気品」を感じたのだ。
 メールでは、わたしが感じていて文字にできなかった部分を言い当ててくださったように思う。
 また、わたしと同じように感じている方がいらっしゃることがわかった。
 二重にうれしい。

■もう1つは、地区安協で活動されている方から、すこやかみなみネット事業への応援メッセージだ。
 内容を抜粋し、箇条書きで紹介する。
 ①家庭・学校・地域が力を合わせて子どもを育てるためには、地域のネットワークが必要だ。
 ②しかし、ひとつの目標・理念に向かって、地域で協議・情報交換をする場をつくるのはむずかしい。現状は、それぞれが一生懸命活動しているのに、バラバラのため非効率的。
 ③こういう意味で、すこやかみなみネットに期待する。

 勇気100倍……という感じだ。
 朝会で教職員に紹介する。

■今、みなみ小・中の保護者も、みなみ小・中の教職員も、地区の安協・防犯の方々も、それぞれに取り組んでいる。
 重なっているものもある。
 抜けているところもある。
 重なっているのはいいが、空白や他の取り組みへの理解不足は心配だ。
 だから、それぞれの活動を、どう効率よく連携(分担・補完・融合)させることができるか?がポイントだ。
 情報交換会をとおして、互いの自立性・自主性・特性を確保しつつ、それらを活性化していく協力・協調関係をつくりあげていきたい。
 「すこやかみなみネット」の「ネット」は、みなみ学区の諸団体を結びつけ、理念と活動の分かち合いを可能にするリンクである。
 すこやかみなみネット事業をとおして、今は見えない、もうひとつのみなみ学区の存在に出会えるかもしれないと思うと、ワクワクする。

■ネットニュースを斜めにみていたら次の記述がひっかかった。

「教育先進地・京都を視察 再生会議委員、山谷補佐官ら(産経新聞) - 2006年12月16日15時40分」

 京都市が教育先進地かどうか、わたしはわからない。
 しかし、気概のある人物がいるのは知っている。
 八戸市もTM問題だけではなく「教育先進地・八戸」と言ってもらえるようになりたい。
 わたしと、あと2人、本気になるヤツがいれば、なれる……(-.-)Zzz・・・(゜_゜)パチッ。


■画像は12/15(金)すこやかみなみネット・地域情報交換会で、上=事業説明をする、みなみ中PTA総務委員長の佐々木さん、下=みなみ中の学習の様子を説明する佐藤公一研修主任。


にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 八戸情報へ
にほんブログ村

★わたしの公式ホームページにも、ぜひ、来てください。公式ホームページには、トータルの、全身の、わたしが存在します。待ってまっせぇ~ィ !!!!!!!!!! 
  ☆公式ホームページへ


★わたしのWEB無人駅線のページにも、ぜひ、来てください。あっというまに、魂が無人駅線の世界に、全身、移動できます。待ってまっせぇ~ィ !!!!!!!!!! 
  ☆WEB無人駅線ページへ





中学校長会の忘年会!

2006-12-14 07:14:33 | Weblog

06.12.14 中学校長会の忘年会!

午後1時半から県教委学校教育課の高等学校グランドデザイン会議に出席。
 午後3時から中学校の校長会があるので出席はむずかしいと思ったが、前回(9月)も欠席だったので顔だけ出す。

 ほんとうはじっくりと主張したいことがある。
 これまでの審議記録を読みかえすと、ほとんどが現在の枠組み内の議論だ。(機会があれば、ここにも紹介したい。)
 ポツン、ポツンとおもしろい意見も登場するが、押しが足りずに立ち消えになっている。

 わたしとしては、ドド~ンと県教委スタッフや他の委員たちをびっくりさせたいところ(←こういうことして嫌われつづけている)だが、事務局の説明が終わった段階で2時15分。
 中座する。

■校長会では、学校通信『すこやかみなみネット通信(7・9・10・12月号)』を使って、現在のわたしの実践を語る。

 パワーポイントのスライドを使うという択もあったのだが、会議のはしごのため、パソコンが重い、スクリーンの準備がめんどう……なので、生の資料(学校通信)のほうを選択した。

 本校の経営の重点№1「知的で楽しい授業を創る基礎・基本の修業 ~プロ教師への道~」(知的で楽しい授業をすることによって、ひとり残らず、すべての生徒に学力を保証する。知的で楽しい授業をすることによって、いじめも不登校も非行も解決する。こう言い切れるプロ教師をめざして、基礎・基本の修業を徹底しよう)を中心に以下の①~⑦について語る。

 ①A4版12ページはめこみ式『すこやかみなみネット通信』の発行。
 ②知的で楽しい授業の最低条件としての〈授業力向上の5原則〉
 ③年間100回実施する授業研究と模擬授業の実践
 ④生徒と保護者による「授業評価」の実践
 ⑤生徒自らの姿勢としての〈学力向上の5原則〉の実践
 ⑥教師の指導力+生徒の学習努力+家庭・地域の教育力という力のポテンシャル(潜在的な力・可能性としての力)の総和をアップするための本校の目標達成基準
 ⑦わたしの教育的趣味(今後、情熱を傾けようとしていること)

■ずっと「門外不出」にしてきたことを、根こそぎはき出した感じ(~_~;)。

 事務連絡のあと、午後6時から忘年会。
 学年教職員同士の忘年会、学校教職員同士の忘年会とくらべて、校長会の忘年会は、日常の互いの結びつきが希薄だから、ひとりひとりの存在の影が鮮明にみえて、一種独特の索漠、寂寥、寥々とした雰囲気が漂う。
 わたしはきらいな雰囲気ではないけど……。

■画像は昼休み、連絡黒板にあすの予定を書く1学年教科係。


にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 八戸情報へ
にほんブログ村

★わたしの公式ホームページにも、ぜひ、来てください。公式ホームページには、トータルの、全身の、わたしが存在します。待ってまっせぇ~ィ !!!!!!!!!! 
  ☆公式ホームページへ


★わたしのWEB無人駅線のページにも、ぜひ、来てください。あっというまに、魂が無人駅線の世界に、全身、移動できます。待ってまっせぇ~ィ !!!!!!!!!! 
  ☆WEB無人駅線ページへ





もっと子どもを知的に

2006-12-11 07:12:28 | Weblog

06.12.11 もっと子どもを知的に

◆先日、TV・カンボジアの地雷撤去に関する番組で「自分の農地が地雷原であっても、そこを耕すしか生きる道はない」という話を聞いているうちに、(頻発するいじめ報道でピリピリしていたせいか)「学校も地雷原だ、数えきれない地雷(=危機)が日常的に埋まっている」とつぶやいてしまった。

■危機の要因を減らすために、次の3点。

◇教員が「①絶対にやらなければならないこと」と「②やってもいいし、やらなくてもいい、どちらかといえばやったほうがいいこと」と「③やらなくてもいいこと」の区別をきちんとしたい。
 たとえば「昼休みに各学年棟、体育館に最低1名の教師が存在する」とか「部活動でケガをした生徒を保護者とともに病院につれていく」とかは、②ではなく①だ。
 この①と②の混同が危機を誘発している。
 いい授業をするための準備や、その準備の時間を確保することも、もちろん①だ。

◇経験的に、評価のミスが危機を誘発している。(テスト監督も同じ)
 「やらなければならないこと」をやった者のみが評価者の資格があるということを自覚する。

◇言いにくいが(言ってはいけないことかもしれないが)、子ども自身が危機の「芽」になることがある。
 (途中はハショル。したがって)今のわたしの実感に即していえば、わたしたちはもっと子どもたちを「知的」に育てなければならない。
 その技術が未熟すぎることが危機を誘発している。
 技術向上のプログラムを明確に提示し得ないわたしも、経営者として幼すぎる。

■今年もあちこちで教育について語る機会があった。
 平均すれば月2~3回のペースだ。
 聞いてくださる方々はたいてい教育関係者(学校教育・社会教育)なのだが、変わったところでは10月の福祉教育推進モデル事業研修会がある。
 青森県社会福祉協議会の鳴海孝彦氏が声をかけてくださった。
 会場の名川町民ホールは福祉関係者でいっぱいだった。
 場違いなところに来てしまったと思った。
 しかし、目的は異なるが「地域を巻き込んだ仕掛けや手法」は同じだと言い聞かせて語ることにした。
 たいへん熱心に聞いてくださったのが印象的だ。

 もう1つ変わったところでは、同じ10月の住民自治推進懇談会。
 「市長と直接、地域づくりについて話しあいましょう!」という企画で、わたしは「すこやかみなみネット事業」について語った。
 ひと言話すたびに町内会長さんたちがうなずいてくださるのがうれしかった。

■12/14、校長会で学校経営について語ることになっている。
 きょう、その原稿を書いた。
 たぶん、これが今年の語り納めだろう。
 パワーポイントのスライドを使うことが多かったのだが、最後は「語り」だけていきたい。
 お一人お一人のお顔を見ながら、ゆっくり語りたい。

■きょうは2校時と3校時、2年の教室にいた。
 座付作者としてせっせと原稿を書くためではなく、ただ単に2年生といっしょにいたかったからだ。
 2年は気品がある。

■画像は、2の2。


にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 八戸情報へ
にほんブログ村

★わたしの公式ホームページにも、ぜひ、来てください。公式ホームページには、トータルの、全身の、わたしが存在します。待ってまっせぇ~ィ !!!!!!!!!! 
  ☆公式ホームページへ


★わたしのWEB無人駅線のページにも、ぜひ、来てください。あっというまに、魂が無人駅線の世界に、全身、移動できます。待ってまっせぇ~ィ !!!!!!!!!! 
  ☆WEB無人駅線ページへ





別な学区の話だが…… 

2006-12-09 15:03:08 | Weblog

06.12.09 別な学区の話だが……

別な学区の話だが、教員が「地域の祭りで中学生も活動させてほしい」と働きかけたところ、次のような返答があった。
「中学生に来られると迷惑だ。われわれは小学生までしか考えていない。中学生は部活動とか学校でめんどうをみてほしい。しかし、学校がどうしてもというのであれば検討してもいい。ただし、条件として数名の教員の指導、引率・監督が必要」

 もちろん学校側は「地域の子どもは地域で」という意味で言ったのだろうが、このギャップは大きい。
 わたしがよく記述する、学校>家庭>地域という関係、すなわち「学校の教育独占体制」あるいは「学校の教育丸抱え体制」の典型である。

■なんとしてもこれを改善し、学校・家庭・地域におけるそれぞれの教育がバランスよく行われる教育環境づくりをめざしたい。
 このバランスがよくなれば、日本の教育はまだまだだいじょうぶだ。
 ただし、「学校>家庭>地域という関係になっている」からといって、学校側の判断のみで無制限にダムの水を放流するように現在、学校が本務以外に引き受けている諸活動(部活動を含む教育課程外・学校外活動)を解除することはできない。
 大混乱が目に見えている。

 では、どうすればいいのか?
 このことが日本の教育界ではほとんど語られていない。
 このことに関するストラテジーの提示が、学社連携・融合コーディネーターとしてのわたしのライフワークの1つなのだ。(ちなみにもう1つは、授業力向上のストラテジーの提示と実践だ。)
 これまでの実践、これからの実践をこの「600字の教育」で、可能性を信じるところを、勘を頼りに、微調整しながら、慎重に、ねばり強く語っていきたい。(ご意見もぜひいただきたい。ご意見はメールで。)

■新聞の切り抜きなどから。

◇讀賣「石原都知事 出馬表明」
 わたしは「そろそろ引き際、やめればいいのに……」と思っている。
 しかし、「東京から日本を変える」政策の総仕上げにはエールをおくりたい。
 わが八戸市も「八戸から日本の教育を変える」くらいの気概がほしい。

◇讀賣「追悼抄」永沢光雄さん(47歳)……「ある人の人生を書くことは、その一部を一緒に背負うことだという信念」
 こういうことが可能かどうか、座付作者の実践を通して確かめてみたいと思った。

◇讀賣スポーツ欄「『野球が幼い』と野村監督が嘆くように、打球判断を誤った走塁ミスが相次いだり、無死二塁で右方向に進塁打を打てなかったりと、記録には表れないミスでチャンスを次々に逸してきた。」
 幼い野球があるように、幼い教育もある。
①教員に「やらなければならないこと」と「やってもいいし、やらなくてもいい、どちらかといえばやったほうがいいこと」と「やらなくてもいいこと」の区別がついていない。「やらなければならないこと」をもっときちんとやろう。
②評価者であることに自覚がたりない。「やらなければならないこと」をきちんとやった者のみが評価者としての資格がある。
③もっと子どもたちを知的に育てなければならない。その技術が未熟すぎる。
 これらのためのプログラムを明確に示し得ないわたしも、幼い。

■12/1のPTA総務委員会でPTA用のデジカメを購入することが決まり、機種の選定を志塚Tとわたしが依頼されていた。
 光学ズームの倍率が高い。
 手ぶれ防止機能付き。
 扱いやすい。
 5万円前後。
 この条件に合致するものとして、志塚Tとふたりで、FZ50とG7の2機種に絞りこみ、きょうPTA事務の金見さんも加え、FZ50に決定した。
 月曜日か火曜日には届くだろう。
 PTAの情報発信力がさらに高まることを願っている。

■画像は、上から、①「頑固はほにゃらら」と吉田松陰になりきる志塚T ②志塚Tの授業を受ける2-4生徒……ホンマに学校は豊かな色彩に満ちている。


にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 八戸情報へ
にほんブログ村

★わたしの公式ホームページにも、ぜひ、来てください。公式ホームページには、トータルの、全身の、わたしが存在します。待ってまっせぇ~ィ !!!!!!!!!! 
  ☆公式ホームページへ


★わたしのWEB無人駅線のページにも、ぜひ、来てください。あっというまに、魂が無人駅線の世界に、全身、移動できます。待ってまっせぇ~ィ !!!!!!!!!! 
  ☆WEB無人駅線ページへ





3つの通信の文体を止揚する 

2006-12-07 15:00:44 | Weblog

06.12.07 3つの通信の文体を止揚する

 
■以前は、①教職員対象の「職員室通信」②主任対象の「主任会メモ」③保護者対象の「すこやかみなみネット通信」④ブログ用「600字の教育学」が、完全に別個のものだった。
 志は立派だ。
 しかし、加齢とともに体力がつづかなくなった。
 で、まず②毎週発行していた「主任会メモ」を昨年、途中で廃止した。
 是川中校長時代(1998)からつづけてきたので残念だったし、廃止することによって、主任会への思いも弱くなったしまうような気がした。

■でも、まだ3つもある。
 で、次に着手したのが、①「職員室通信」②「すこやかみなみネット通信」③ブログ用「600字の教育学」の一本化だ。
 それぞれ別個の思いがあるから、3つの通信がある。
 それを1つにすることはとてもむずかしい……と思いながら挑戦し続けているうちに、ハッと気がついたら、なんとなく、一本化に近いかたちになっていた。
 「すこやかみなみネット通信」の最後の12ページ目に「600字の教育学」を掲載しはじめた9月号がきっかけだったようにと思う。

■考えてみれば、これはスゴイことだ。
 一般教職員対象の文体と、主任対象の文体と、保護者&地域の方々対象の文体と、DIARY的文体とを一本化するわけだから……。
 わたしとしては4つの文体を止揚させたのだと思いたい。
 しかし、「主任会メモ」をやめて主任会への思いが弱くなったように、一本化するということは、保護者への思い、教職員への思い……が弱くなる、ぼやけることではないかという心配もある。
 だから、それぞれの輪郭をぼんやりさせて一本化するのではなく、構造化しつつ、一体化させるのだと常に言い聞かせて編集していかなければならないと思っている。

 
■ただ、一本化、構造化にともない、こぼれでる部分がある。
 このこぼれでる部分がほんとうは自分の魂のエネルギーになるのだ。
 これは「600字の教育学」でひろいあげていくことにする。

◇『歴史街道1月号』=総力特集「米軍が5日で落ちると公言した島で、36日間戦った男たちがいた!」「硫黄島と栗林忠道」「命をかけて守ろうとしたもの」
 読売新聞に掲載された「歴史街道」の広告だ。
 わたしは今、書物を買っていない。
 教育関係の雑誌2誌を定期購読しているだけだ。
 しかし、「命をかけて守ろうとしたもの」というフレーズにジーンときて、木村書店に注文してしまった。

◇読売新聞の「顔」欄に、『新リア王』で第4回親鸞賞に決まった高村薫さん登場。
 記事の末尾の「書くことを『時代に異議を唱える孤独な作業』として、引き受けている人である」にジーンときて、アホなもんとの付き合いはやめてわたしも孤高を貫くぞぉぉ!と(『新リア王』を注文するところまではいかなかったが……)記事だけを切り抜く。

◇これも讀賣の記事「なれあい学級 いじめ多発」
 のびのびしているが、授業中に私語がみられる「なれあい型」クラスは、一定のルールが自然に形成され人間関係も親密なクラス「満足型」にくらべ、いじめが小学校で3.6倍の、中学校では2.1倍。
 活気のない「管理型」は、小学校で2.5倍、中学校で2.1倍だそうだ(都留文科大河村茂雄教授らの調査から)。
 「知的で楽しい授業をとおして、ひとりひとりに学力を保証しよう」「知的で楽しい授業をとおして、いじめも非行も不登校も解決しよう」という本校のモットーが見当はずれでないことを裏づけるデータだ。

■画像は、上から、①「頑固はほにゃらら」の志塚T ②志塚Tの授業を受ける2-4生徒 ③職員室で評定をつける松阪T……ホンマに学校は豊かな色彩に満ちている。


にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 八戸情報へ
にほんブログ村

★わたしの公式ホームページにも、ぜひ、来てください。公式ホームページには、トータルの、全身の、わたしが存在します。待ってまっせぇ~ィ !!!!!!!!!! 
  ☆公式ホームページへ


★わたしのWEB無人駅線のページにも、ぜひ、来てください。あっというまに、魂が無人駅線の世界に、全身、移動できます。待ってまっせぇ~ィ !!!!!!!!!! 
  ☆WEB無人駅線ページへ





教育改革の本丸はここだ 

2006-12-05 14:58:28 | Weblog

06.12.05 教育改革の本丸はここだ

 
■このホームページの本体「600字の教育学」を毎日、更新したいのだが、なかなか思いどおりにはいかない。
 毎朝、「きょうの仕事」内容を確認し、緊急度、重要度の高い順に並べ、ひとつひとつクリアーしていく。
 「600字の教育学」の更新は、いつもいちばん最後に位置づけられる。
 昨日も3つ手前で時間もパワーも尽き果てた。

■さて、本校で開かれた岩手県岩手町教頭会視察研修のつづきを書くことにする。
 本校の経営の重点№1は「知的で楽しい授業を創る基礎・基本の修業〈プロ教師への道〉」だ。
 知的で楽しい授業でひとりひとりの学力を保証する。
 知的で楽しい授業でいじめも不登校も非行も解決する。
 こう言い切れるプロ教師をめざそう。
 日本の多くの他の中学校と本校とに、もし違いがあるとすれば、教職員がこのことの実現に向けて、本気で取り組もうとしていることだ。
 模擬授業による修業はその一環だ。

■わたしが当日担当した「すこやかみなみネット事業」の説明は、経営の重点№2「学校・家庭・地域のバランスがとれたトータルシステムの開発」に関わる。
 実はこれは№1と表裏の関係になっている。
 もし、スペースに余裕があれば、この「表裏一体」について説明したい。(たぶんスペース的にその余裕はないだろうけど。)
 教育は、単に学校だけで行われるものではない。
 同じように、教育は単に家庭だけで行われるものではない。
 家庭や地域社会、そして学校のそれぞれが、教育の場として十分な機能を発揮することなしに、子どもの健やかな成長はあり得ない。
 しかし、実際のところは、わたしの感覚的、かつ平均的なとらえ方だが、学校>家庭>地域という関係になっている。
 これをわたし流にいえば「学校の教育独占体制」あるいは「学校の教育丸抱え体制」(われわれがこの体制を望んだわけではないが……)である。
 このバランスの悪さが教育危機の元凶なのだ。
 このバランスの悪さを改善することなしに、たとえば自己申告・業績評価など人事考課制度としての教員評価、不適格教員への厳格な対応、教員免許更新制、報酬等の改善……などを展開しても、ほとんど効果はあがらないだろう。
 バランスがよくなれば、日本の教育ははまだまだだいじょうぶだ。
 安倍首相の諮問機関「教育再生会議」には、なんとかこの点に気づいてほしい。
 バランスをよくするのにそれぼと多くの金はかからない。

■すこやかみなみネット事業は、経営の重点№2の一環だ。
 視察当日、わたしの割り当て時間は30分。
 25分間語って、残りの5分間、みなみ小の中川校長とともに質疑を受けるつもりだった。
 しかし、ここが改革の本丸だという気持ちが強く、熱くなりすぎ、29分間、語ってしまった。
 中川校長には申しわけないと思っている。

■やはり手元にある「アンケート」から、いくつかピックアップして紹介する。
 それこそ超大甘なので、はずかしいのだが、思い切ってアップする。
 超大甘とはいえ、教頭の職にあり、日々、実践されている方々なので、見るべきところはきちんと見ていただいていると感じた。

◇〈社会教育主事経験者です。岩手県で公民館長研修会を企画したとき、学社連携・融合をテーマに白銀南公民館長さんを講師にお願いしたことがあります。きょう、その地で、生の実践、そして新しい事業の展開について学んだことはたいへん有意義でした。〉
◇〈校長先生のご説明の一つ一つが心に響き、とても参考になり、勇気もいただきました。PTAを核にして、小中の連携、地域との連携を具体的に実践していくことの大切さを学びました。家庭や地域とのコーディネーターとしてがんばりたいと思います。〉
◇〈すこやかみなみネットの情報発信力に感心した。〉
◇〈校長先生の生涯学習の基本理念に裏づけられた教育への熱意を強く感じました。わたし自身、社会教育主事として12年ほど行政職にありましたので、きょうのお話がとても心に響きました。〉
◇〈学社連携・融合といった何かを特別に立ち上げようとするのではなく、小中連携を基盤に学校・家庭・地域をトータルにとらえ、バランスをよくしていこうという考えに非常に感心した。〉
◇〈立ち上げの苦労から、実際にどのような効果があったのかがとてもよくわかりました。校長先生の熱意が感じられる発表でした。〉

■ウソでも、「勇気」とか「熱意」とかの語がうれしく、心にキューッとしみた。
 当日語った部分はすこやかみなみネット事業の第1ステージだ。
また機会があれば第2ステージ、第3ステージ(←教育改革の本丸)を聞いていただきたい。
 こちらこそ「勇気」を与えていただき、ホンマ、おおきにィ!(←大阪弁)
 

■画像は、上から、①模擬授業を受ける視察団 ②授業参観(2学年) ③授業参観(3学年) ④模擬授業をする四戸教頭。



にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 八戸情報へ
にほんブログ村

★わたしの公式ホームページにも、ぜひ、来てください。公式ホームページには、トータルの、全身の、わたしが存在します。待ってまっせぇ~ィ !!!!!!!!!! 
  ☆公式ホームページへ


★わたしのWEB無人駅線のページにも、ぜひ、来てください。あっというまに、魂が無人駅線の世界に、全身、移動できます。待ってまっせぇ~ィ !!!!!!!!!! 
  ☆WEB無人駅線ページへ





何らかのメッセージを残せれば 

2006-12-02 14:56:23 | Weblog

06.12.02 何らかのメッセージを残せれば

12/1 岩手県岩手町教頭会(小中教頭会13名・岩手町教育委員会指導主事1名)の方々が来校された。

〈視察研修プログラム〉
 ①開会=歓迎のことば(わたし)
  自己紹介
 ②本校の概要(教務主任・志塚T)
 ③授業参観
 ④めざす学校像(教頭・四戸T)
 ⑤すこやかみなみネット事業(わたし)
 ⑥模擬授業体験(授業者・四戸T)
 ⑦アンケート記入
 ⑧閉会

■今、手元に「⑦アンケート」がある。
 いくつかピックアップして紹介する。
 アンケートの記述から、視察研修の中味を想像していただきたい。
 もちろん、視察研修場所で記入するアンケートだから、辛口の感想は書きにくい。
 大甘な感想であることを前提としつつ、今後の学校経営に生かしていきたい。

■まず、小学校の教頭T(女性)の次の記述は、鋭いと感じると同時にたいへんうれしかった。

〈わたしたちのために多くの準備をしてくださり感謝申し上げます。でも、この準備と発表をこの学校ならプラス思考でとらえ、1つの研修、指導力の向上ととらえていらっしゃるのではないかと思います。〉

 指摘のとおりである。
 模擬授業を行った四戸教頭は、だれかに命じられたわけでも、立場上しかたがないと引き受けたわけでもない。
 自分の授業力アップのために自薦したのだ。
 わたしも自分のプレゼンテーション能力アップのために、「すこやかみなみネット事業」の説明役に立候補した。
 この「気持ち」が伝わったことがうれしい。
 加えて、来校してくださった方々の内面に何らかのメッセージを残すことことができていれば、さらにうれしい。

■授業参観
 1時間目の後半を全学級12クラスを自由に参観していただいた。

◇〈どの学級も落ちついた雰囲気で授業が進められていた。普段から、生徒も先生方も見られることに慣れている。多くの教科で学習シートが活用され、内容も工夫されており、学力も高いと感じられた。〉
◇〈生徒たちが「学力向上の5原則」をしっかりと身につけていることに感嘆! また「指導力向上の5原則」に真剣に取り組み、年間100コマの授業研究&模擬授業を実践していることもおどろきである。この積み重ねが指導力向上、学力向上につながっているのだと思う。〉
◇〈あたりまえのことをあたりまえに、きちんと、一生懸命に実践している姿が伝わってきた。すばらしい先生方だと思った。〉

■模擬授業

◇〈10分間の模擬授業、1分間の指定発言……という模擬授業は初めての経験だった。授業力が向上するし、生徒役をしながら自分に何が不足しているのか考えることができた。100コマ実施におどろいている。〉
◇〈学力向上のひけつがここにあるのだということを体験でつかむことができた。〉
◇〈授業をして、評価されるシステムがとてもよい。〉
◇〈わたしは野口芳宏先生の模擬授業を何度も受けた。そして、どうにかして職員研修に取りいれられないかと考えてきた。それを既に取りいれ、年間100回も実施していることに驚き、感心した。〉

■模擬授業については、これとは別に「授業評価票」にもコメントをもらっている。
 このコメントと、すこやかみなみネット事業へのコメントは次回に紹介したい。

■画像は、上から、授業参観(2学年)、模擬授業×2。


にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 八戸情報へ
にほんブログ村

★わたしの公式ホームページにも、ぜひ、来てください。公式ホームページには、トータルの、全身の、わたしが存在します。待ってまっせぇ~ィ !!!!!!!!!! 
  ☆公式ホームページへ


★わたしのWEB無人駅線のページにも、ぜひ、来てください。あっというまに、魂が無人駅線の世界に、全身、移動できます。待ってまっせぇ~ィ !!!!!!!!!! 
  ☆WEB無人駅線ページへ