職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

拠点の浮遊化が、わたしの精神に大きな刺激を与える。HPのmimika化、現在、まじめに検討中でっせ

2007-11-29 20:50:38 | Weblog


★きょうの図書室

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◆自分の精神が劇的に(もちろん活性化する方向に)変化することを期待して、わたしはよく自分の部屋の模様替え(←今年の夏は自分の部屋を古本屋化)をする。
 先週の日曜日は、夜中に起きて、イスとテーブルの位置をあちらこちらへと変えてみた。

 ホームページ内のこのページも、今後、あれこれ模様替えをして、自分の精神が劇的に変化することを期待しているのだが……。

 最近の&今後の「HP模様替え」のテーマは、
(1)完成した文章のアップをやめて、思考の過程にある文字列、材料をアップする方向へ。
(2)苦手な分野をムリに記述し、それをアップしようとすることをやめて、もっとも得意とする分野をジャンジャンとアップする方向へ。
(3)考える過程あるいはその結果を記述し、アップすること(←これはこれでいいし、継続もするが、それ以外)に、あまり考えなくても記述できる、ま、どうでもいい部分を創設する方向へ。


★PTA広報委員会と印刷屋さんとの打ち合わせ


◆この(3)「考えなくてもいい部分」のモデルの例を示す。
 ある歌手のブログからコピーした。

 ねぎ・ごま・かつおぶし
 たっぷり派のうどん娘、mimikaです。
 ほんまに食べました。
 う・ど・ん
 うまかたぁ。
 はりきってカレーセット頼んでもてぇ……
 うっぷ……ぐるぢぃぃ……
 残さず食べつくし、
 寝るまでもちそうでなによりです(笑)
 ごっつぁんでしたぁ

 この記事にうどんの画像がはりつけてある。
 わたしはmimikaではないので、こんなことをやってもだれも見てくれないだろうが、正直なところ、自分のHPにもこういう部分があっても、いや、部分ではなく、これが全部でもいい……という気持ちがないわけではない。
 11/6~11/9にアップしつづけた「修学旅行中です」は、これに近いのかもしれない。

 このHPのmimika化で大きく変わることが、実はある。
 なにかというと、現在は、自分の部屋のPCを置いている場所が記述やアップの拠点だが、mimika化すると、この拠点が激変するのだ。
 無人駅のベンチ、コーヒーラウンジの片隅、図書室の書架と書架のあいだ、移動中のバスの座席……。
 この拠点の変更(拠点の浮遊化)が、わたしの精神に大きな刺激を与える可能性がある。
 HPのmimika化、現在、まじめに検討中でっせ。


◆昨夜、みなみ小で、すこやかみなみネット推進委員会がひらかれた。

 すこやかみなみネットが対象としている白銀みなみ地域は、人口11412人(大久保2235人・岬台2439人・白銀台3104人 2007/3/31現在)、世帯数4300世帯(大久保2235世帯・岬台887世帯・白銀台1178世帯)。 
 八戸市内全体からみた割合は、約5%。
 人口はやや減少傾向。
 反面、世帯数は増加傾向にある。
 だから、核家族化が進行していると考えられる。

 八戸市総合政策部が地域の人びとを対象に行ったアンケート「わたしたちの住んでいる白銀南地域の〈よいところ〉や〈気になること〉」では、次のような回答が寄せられている。
 ○地区運動会や白銀南公民館を中心にした活動が活発
 ○地域行事(ほたるの里づくり・グランドゴルフ等)に、高齢者が元気に参加している一方、若者の地域行事への参加が少ない。
 ○公民館や社会福祉協議会主催の行事に、3連合町内会がいっしょに参加する機会が多くなり、交流が徐々に深まっている。
 ○地区によっては、アパートが増加し、町内会の加入率が低下している。また、町内会の役員等の後継者不足を感じる。
 ○大久保地区では古くからのまちなみのため、道路が狭く、災害時の避難、子どもたちの安全確保等が心配である。


◆ここに登場する人口11412人の「地域」は、もちろん、ただ単に空間としての地域をさしているのではない。
 一般論として、理想を語れば、この地域に住む人びとが、生産や消費、子育てや学び、レクやイベントや奉仕活動など、協働の活動を通し、帰属意識を共有する場所のことである。
 逆に、というか、具体論として、現実を語れば、そういう地縁でもって人びとが結びつき、生活領域全般を包みこむ地域共同体は、急速に衰退、もしくは空洞化している。

 ◆昨夜、悩みながら、クドクドと述べていた、「学校・家庭・地域が協働できる教育システムづくりをめざし、みなみ小・中PTAを核にすこやかみなみネット事業を推進する」という本校の経営の重点2は、この現実と理想の間に存在する。
 よくわたしたちがいう「地域の子どもは地域で育てよう」も同じだ。
 一般論として、現実の地域は「地域の子どもを地域で一人前に育てる力」を有していない。
 わたしたちが「地域の子どもは地域で育てよう」というとき、そういう力を失っているという目の前の現実から、そのことを可能にする力を有する理想の状態に至ろうという強い願いがある。(記述、中途)

◆昨夜のすこやかみなみネット推進委員会の、感動的な協議内容を記述するつもりでPCに向かったのだが、その「感動」を表現するためには少し回り道をしているうちに、わたしのエネルギーが尽き、すこやかみなみネット推進委員会の協議にもどれなくなってしまった。
 残念だが、きょうはこれで終わることにする。


昨夜は、「教育システムづくり」か「しかけづくり」か「教育コミュニティ」か、迷ったまま、迷いの引力から

2007-11-28 22:28:38 | Weblog


★画像はすべて、すこやかみなみネット推進委員会

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◆きょうは午後、職員会議と教育課程編成会議、夜、すこやかみなみネット推進委員会がある。

 その教育課程編成会議に提案する「平成20年度の経営の重点」について、1時間目に、また記述をうじうじといじくる。

 特に経営の重点2「学校・家庭・地域が協働できる教育システムづくりをめざし、みなみ小・中PTAを核にすこやかみなみネット事業を推進する」については、昨夜は、「教育システムづくり」か「しかけづくり」か「教育コミュニティ」か、迷ったまま、迷いの引力から脱することができないまま、一応、こういうことにしておこうという格好で落ち着けたので、まだまだ検討の余地がある。

 ねらうところは「教育コミュニティ」なのだが、具体的な日々の実践に即せば「しかけづくり」とか「装置づくり」とかが適切だ。
 ま、そのあいだをとって、やはり「教育システム」か……?



 また、経営の重点2の「重点取組目標」に、学校が抱えている教育機能の一部を家庭・地域にアウトソーシングする計画を入れたいのだが、他の取組目標とうまくバランスが取れない。
 すなわち、それぞれの重点取組目標自体に、学校が多くの教育機能を抱え込んでしまう状況を改善し、学校・家庭・地域のつながりの中で協働して取り組んでいこう……という側面があるからだ。
 だから「アウトソーシング」という文言はいらないというのではなく、それだからこそ、実践を方向づけるために、どこかでしっかりと触れて、きちんと押さえておきたい。

 結論としてサブタイトルを変更することにした。
 昨夜は「~ 保・幼・小・中の連携(垂直軸)に依拠した学社連携・融合(水平軸)の推進 ~ & ~ 学校の教育丸抱え体制を廃して、仕事に忙殺され教材研究もできない状況から脱却する ~」としていたのを、2番目を「~ 学校の教育丸抱え体制を廃し、教育機能の家庭・地域への再配分・再位置づけの推進 ~」と修正し、ここに「アウトソーシング」の考えを含めることにした。

 これまでの経験から、この「迷い・悩み」、加えて、これまで実践してきたのだという「こだわり」、これらの引力圏から脱したら、スパッと文言が落ち着くはずだ。


 これは、重点2だけではない。
 他の重点「1=学びの喜びと確かな学力の保証をめざし、知的で楽しい授業を創る基礎・基本の修業を徹底する〈プロ教師への道〉」
 「3=自他のよさや可能性を認め、互いに高め合う生徒の育成めざし、生き方の原理・原則を重視した心の教育を充実する」
 「4=安全・安心な学校をめざし、危機管理の基本を踏まえた安全管理と事故防止を徹底する」
 「5=朝、起きたとき、どの生徒も「行きたい!」と思う学校をめざし、豊かな教育環境の創出に努める」も同じだ。

 今回はこれで一応、修正作業を終え「策定の過程」として、教育課程編成会議に提案することにする。

◆夜、みなみ小を会場に開かれる「すこやかみなみネット事業推進委員会」。

 これまで、すこやかみなみネットについて、わたしはあちこちで「みなみ小・みなみ中のPTAが主体となり、小中の強い連携・融合を軸に、子どもたちの健全育成・安全確保に限定し、学校および地域における関係諸団体とのあいだに広くゆるやかにネットワークを形成する」と説明してきた。

 このなかで、小・中学校(のPTA)は「強い連携・融合」、学校及び地域における諸団体とは「ゆるやかにネットワーク」と区別している。

 また別なところでは「学校・家庭・地域の連携とか協働とかというとき、地域にあるたくさんの団体を構成メンバーにしてがっちりとした組織をつくることがあるが、そういう場合、往々にして形式的な活動になったり、意見調整に難航したりする場合がある。がっちり組むところはがっちり組む、ゆるやかに組むところはゆるやかに。これがコツだ」と話したこともある。

 これは、言い換えると、構成団体のすべてが組織運営に携わるのではなく、実際に組織を動かし事業を実施していく側と、それを支援・協力する側とに分けるということだ。

 きょうの「すこやかみなみネット事業推進委員会」は、もちろん実際に組織を動かし事業を実施する、いわば実働部隊の会合だ。

 メンバーは、みなみ小・中PTA会長、副会長、PTA関係委員会委員長、みなみ小・中校長、教頭、教務主任、すこやかみなみネット主任で、14~16名だ。……(記述の途中)

◆……というようなことを書いていたら、すこやかみなみネット事業推進委員会がはじまる時間が近づいてきた。
 これから会場のみなみ小に向かうことにする。
 推進委員会の様子は後日、このページでお知らせしたい。


わたしが可能性を信じ、しがみつき、実践を積みかさね、これからもつづけたいと35文字にしぼり出した

2007-11-27 21:29:31 | Weblog


★昼休みの図書室


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◆11/26 4次試験(2学期末試験)1日目の全日程終了後、入試に関する調査書作成委員会を開く。

 その会議に提案するために「職員室通信」を作成した。
 項目は、
1.危機管理(綿密なミス予防計画とトラブルの際のベストの対応)
2.評定・評価・所見・判定の妥当性(信頼性)
3.最後の最後まで進路開拓の支援をしつづける
4.その他 留意点。
 内容は省略する(というか「部外秘」だ)。

 毎年、結構、口うるさい「職員室通信」になるので、今年はカットするものはカットして、重点主義でいこうと思ったが、結局、例年並みの量になってしまった。

 会議のしめくくりに、「この仕事(面談・面接指導・書類作成など入試関連のすべて……)を通して、教師としての自分自身の力をつけた部分が相当にある。いい仕事をして力をつけよう。それが子どもの未来につながる。また、力のある学校につながる」と述べる。


★本校を会場に開催された連P研修会

◆このことと並行して、11/28教育課程編成会議用の「職員室通信」にも取りかかる。

 これまで、この段階の「職員室通信」は、新年度はこういう学校にしたい。重点事項は……だ。
 ついては、この事項について、全体で、あるいは各部会(教科・領域・校務・学年)で話し合ってほしい……という形式だった。

 これを次のように改めようと考えている。
(1)大筋として、教育課程編成に着手する教職員向けであると同時に、地域・保護者に向けた「マニフェスト」策定のかたちをとる。
(2)(したがって)厳選した重点取組目標とその他の取組目標を分け、前面に重点取組目標を出し、「なにがあってもこれだけは!」と強調するようにしたい。


★本校を会場に開催された連P研修会

◆さっそく、やってみる。

平成20年度の経営の重点
 ~ ブレないで  可能性を信じ 実践を積みかさねていこう (3学期試行)~

◇先週、志塚Tから出張先のわたしに「至急、週報31号のコメントを」というメールが入った。
 その返信=〈?授業力(5原則)?学級経営力(1対1)?問題処理力(掃除)?凡事徹底〉

 これは、わたしが(ブレないで=頑固に)可能性を信じ、しがみつき、実践を積みかさねてきて、これからもつづけていきたいと思っていることを、35文字にしぼり出したものだ。

 ???についてはいつも述べているし、スペースもないので説明は省略する。
 ?の「凡事徹底」は、授業のはじめとおわりの時間厳守、諸活動時の師弟同行など、教師として、あたりまえのことをあたりまえにやろう、これが「力のある学校」につながる……という意味だ。

◇いよいよ教育課程編成の時期になった。
 精神は、上述した「思い」と同じだ。
 現実をしっかりと見据えつつ、わたしたちが可能性を信じて、これまで実践してきたことを、英知を結集し 微調整しながら 慎重に 積みかさねていきたい。

 下記の経営の重点「1.学びの喜び……」~「5.朝、起きたとき……」は、大きな方向と内容において、これまでと変わっていない。
 今後、保護者や地域の人びとに対するマニフェストとして提示する予定があるので、文言を一部、修正した。

 また、具体的な取組事項を、A 重点取組目標と、B 他の取組目標とに分けて、新年度、重点的に取り組んでいく内容を明確にした。
 まだまだ、修正の過程にある。
 おかしな表現があるし、数値目標などは再検討を加えなくてはならないと考えている。


★本校を会場に開催された連P研修会

1.学びの喜びと確かな学力の保証をめざし、知的で楽しい授業を創る基礎・基本の修業を徹底する〈プロ教師への道〉←〈教務・研修部〉

(1)数値目標を、「生徒による授業評価(5段階)」の5の割合=80%とする。
(2)重点取組目標
  ?授業力向上プログラムの開発と実践
   ア)模擬授業の充実・改善
   イ)学校評価の核としての「授業評価」の継続と改善。(教師による&生徒による&保護者による)
  ?生徒の学習力向上という観点から『学習5原則』の継続と改善。(家庭学習・生涯学習への接続・つまずいた生徒に対する補充学習)
 (他の取組目標=教科企画書の充実・開発教科部会の大改革・評価システムの確立と指導と評価の一体化・地域の人材や教育施設の活用)

2.学校・家庭・地域が協働できる教育システムづくりをめざし、みなみ小・中PTAを核にすこやかみなみネット事業を推進する←〈総務部〉
    ~ 保・幼・小・中の連携(垂直軸)に依拠した学社連携・融合(水平軸)の推進 ~
    ~ 学校の教育丸抱え体制を廃して、仕事に忙殺され教材研究もできない状況から脱却する ~

(1)数値目標を、保護者集会・参観日等の保護者参加率=80%とする。
(2)重点取組目標
  ?学校教育情報の家庭・地域への発信力アップ(通信の充実・公開方法の改善・HPの日常的更新)
  ?すこやかみなみネット事業の推進
   ア)PTA活動の活性化 イ)保幼・小・中の連携の推進 ウ)地域の諸団体との連携の推進
   オ)教職員の地域・PTAへの貢献(学社連携コーディネート力の向上)
   カ)地域の教育力の活用(小・中・公連携による人材バンクの設置)
   キ)家庭の教育力向上への支援強化(学年・学級懇談会、PTA研修、教育懇談会等の充実)

3.自他のよさや可能性を認め、互いに高め合う生徒の育成めざし、生き方の原理・原則を重視した心の教育を充実する←〈生徒指導部〉

(1)数値目標を、当該月の非行生徒=0人とする。
(2)重点取組目標
  ?生活規律、学習規律の徹底(礼節、服装・髪・時間・あいさつ・正しい言葉遣い、授業態度)
  ?全教育活動を通して推進する音声言語能力の育成
  ?生徒の主体性を生かした生徒会活動(リーダーの育成と支援、自主活動、ボランティア活動学年・学級・委員会活動)の充実
 (他の取組目標=共感的理解を基盤とした教育相談の充実・『琢磨』の見直し・キャリア教育の充実・道徳学習の充実)

4.安全・安心な学校をめざし、危機管理の基本を踏まえた安全管理と事故防止を徹底する←〈保健・生徒指導部〉

(1)数値目標を、教育課程内の当該月の外科的傷病生徒=0人とする。
(2)重点取組目標 
  ?危機管理の徹底
   ア)全教育活動における安全管理 イ)学校施設・教具・備品の安全点検及び安全管理
   ウ)迅速・適切・誠実な対応 エ)記録(←分刻み)・連絡・相談・報告 オ)職務に応じた校内巡視
   カ)事故対策本部の設置
  ?生徒指導の強化と安全教育の徹底

5.朝、起きたとき、どの生徒も「行きたい!」と思う学校をめざし、豊かな教育環境の創出に努める←〈全教科・領域・校務分掌〉

(1)数値目標を、不登校生徒=0人とする。
(2)重点取組目標
  ?目から・耳から育てる教育環境の充実
   ア)歌声いっぱい イ)花いっぱい ウ)作品いっぱい エ)情報いっぱい オ)ふれあいいっぱい
  ?清掃美化指導の徹底
  ?読書環境の充実
           (「職員室通信」の原稿 以上)

◆「通信原稿」の中でも触れているが、ほんとうに、「まだまだ過程」にある記述だ。
 やはり、数値目標は見直したい。
 それに、「重点取組目標」の内容レベル(具体レベルあるいは中小レベル)に差異がある。

 しかし、思考の出発点にはなる記述だと思っている。


安部晋三氏は時間軸と空間軸のアイデンティティを断ち切ったが、昭恵夫人は最後まで両軸を死守

2007-11-24 15:11:41 | Weblog


★八戸を出るときは晴れていたけれど……

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◆11/22 第3回青森県地域教育力推進協議会に出席するために特急スーパー白鳥95に乗車。
 座席で文献に没頭していて、ふと、車窓に目をやると、既に凍りつきはじめ、外の世界は真っ白だった。
 そのときメールの着信。
 志塚Tからで「来週の週報に掲載するコメントを至急送れ」。

 迷わず、主任会の終わりの自分の発言を35字に要約する。

 志塚Tに返信した「来週の週報コメント」=?授業力(5原則)?学級経営力(1対1)?問題処理力(掃除)?凡事徹底


★青森市は雪

◆11/22 恒例の「変わり雛(びな)」が発表された。
 そのなかの「突然辞任雛」を、安倍晋三氏礼賛、安倍内閣擁護派のわたしとしては、やや複雑な思い(←決してマイナス感情だけではなく、変わらない敬愛の念もこもっている……)で見た。

◆わたしは、靖国参拝の曖昧戦術、すなわち、電撃的訪中でこの「曖昧戦術」の味をしめたことが、あとあとまで尾をひき、最終的には「曖昧戦術」が首相のトレードマークのようになってしまったことが敗因のひとつだと思っている。

 ずっと以前、「アイデンティティの危機に寄り添う」で述べたが、わたしはアイデンティティを、(1)時間(垂直)軸と(2)空間(水平)軸の2軸に分けてとらえている。
(1)「時間軸」は、もちろん自己の時間的・歴史的連続性、つながり。
(2)「空間軸」は、所属する社会との連続性、つながりである。

 「参拝するとも、参拝しないとも言わない」という戦術は対中国にはいいかもしれないが、この日本では、とりわけ首相の真の支持層には通用しない。

 首相の曖昧戦術は、まず(1)自己のアイデンティティを断ち切ってしまった。
 そして、(2)心の底から支持してくれる人々とのアイデンティティをも断ち切ってしまった。

 どちらか一方がつながっていればなんとかなる……ま、できれば「時間軸」でつながっているのがベター……というのが、わたしの人生観だが、両軸とも切断されてしまった人物の、その語りでは、もうなにも動かすことができないし、また、報道パワーに打ち勝つこともできない。

 安倍首相は「(1)靖国参拝はわたしの存在証明だ。しかし、参拝できる状況にはない。その代替措置として…………する」ということを、(2)真の支持者に、自分のことばで語るべきだった。


★きょうはこの古書店にとじこもり勉強

◆ちなみに、安倍昭恵夫人のブログ「安倍昭恵のスマイルトーク」はお気に入りに登録していた。
 次の記述は、そのブログの最後のコメントだ。

〈2007年10月05日(金曜日) 14時23分
 今日すべての荷物を公邸から運び出し、引越し終了です。
 公邸での生活は約10ヶ月間という短い期間でしたが、色々なことがあったことを思い出しながら、引越し作業をしていました。

 皆様にご迷惑をおかけしたことは大変申し訳なく思っておりますが、体調が悪い中、主人は最後まで必死で頑張っておりました。
 本当に日本の国を愛し、この国の将来のために力を尽くしてきたことだけはご理解を頂けましたら幸いです。

 妻の立場としては早く元気になってもらいたいということだけです。

 この1年お世話になりました皆様に心より御礼申し上げます。〉

 安部晋三氏は(1)時間(垂直)軸アイデンティティと(2)空間(水平)軸アイデンティティの2軸を断ち切ったが、昭恵夫人は最後まで両軸を死守している。


芸能発表会、ボランティア養成講座以外は、わたしの原稿が必要だ。のびやかな原稿がかけるだろうか?

2007-11-20 22:29:22 | Weblog


★参観日 本田Tの1年音楽


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◆月曜日から後期の「時間割」に切りかわった関係で、今週から主任会が火曜日の1校時目になった。


 ここ、しばらくの日程を確認し合ったが、結構、過密な会議日程になっている。


 11/22 青森県地域教育力推進会議
 11/26 分掌部会・調査書作成委員会(11/21から移動)
 11/27 運営委員会
 11/28 職員会議・教育課程編成会議・すこやかみなみネット推進委員会
 11/30 すこやかみなみネット通信原稿しめきり
 12/02 みなみ公民館芸能発表会・忘年会
 12/04 学校支援ボランティア養成講座
 12/05 すこやかみなみネット情報交換会


 「芸能発表会・忘年会」、「ボランティア養成講座」以外は、わたし自身の原稿が必要だ。
 「原稿を書く」という観点からみれば、ホンマに「超」がつく過密だ。
 のびやかな原稿がかけるだろうか?


◆主任会の終わりに、わたしから主任としての視座の再確認をする。
(1)学年の子どもたちが「いい授業」を受けているか?……主任の目でチェックしてほしい。
 「いい授業」とは、本校の教師用・生徒用の「5原則」に即した授業のことだ。
 「いい授業」が50%でも学年が荒れるということはないから、よほどしっかりとチェックしないと、実態はつかめない。
 チェックの結果、ダメだとなったら、絶対にいいかげんに済ませない。
 見過ごさないで、組織として具体的な手だてを検討する。
(ちなみに、「いい授業」が40%に減ると、やや不安定。30%にまで落ち込むと、だれの目にもはっきりと兆候が出てくる。)
(2)学級担任の学級経営力(詳細省略)
(3)学校・学年の生徒指導的な問題の処理能力(詳細省略)
(4)その他、あたりまえのことをきちんとやる。
 たとえば授業開始・終了時刻を守る……生徒が課題をやっているときに教師が「内職」をしないで、きちんとひとりひとりの観察・指導をする……等々。



★参観日 受付の森T


◆昨日の朝の「バスに揺られながら、ガラス窓に舞う雪をみていたら、思想的に大決意した大学1年の冬のことを思い出し、心が熱くなった」について、昨夜、眠る前に、当時のメモ書きのノートをパラパラとめくってみた。
 このノート(ちなみに品番はDAIGOノ400)を、部屋に入るなり、さっと手に取ることができたのは、この夏、自分の部屋の古本屋化に際し、ひとつの書架を、わたしの作品およびノート類のコーナーにしていたからだ。
 1ページ目のノートの枠外に「1969」と薄くエンピツ書きしてある。
 本文の欄は紺色のペン書きだ。
 「1月9日」から書きはじめている。


 拾い読みをしたときの瞬時の印象を2点。


(1)はじめの踊るような筆跡が、途中から(3月頃)、整えられた文字のかたちに変わっている。
 大決意は、文字のかたちにまで及んだのだ。


(2)書物については、残念ながら、概論的なものばかりで、大したものは読んでいない。
 文字のかたちが変わりはじめた3月の分を拾ってみる。


 「倫理学の根本問題」(矢島洋吉)
 「現代の倫理理論」(マクグリン・トウナー)
 「キェルケゴールからサルトルへ」(高坂正顕)
 「実存主義はヒューマニズムである」(サルトル)
 「禅の哲学」(久松真一)
 「古寺巡礼」(和辻哲郎)
 「菜穂子」(堀辰雄)
 「哲学的加地論の研究」(大江精志郎)
 「人間と実存」(九鬼周造)


(3)「苦悩」が細かい文字につまっている。
 だから、見るのが苦痛だ。
 とても読んでみようとは思わない。
 やはり、うっちゃっておこう。



★参観日 須藤Tの2年理科


◆ほんとうに昨夜は「うっちゃっておこう」と、再び、古本屋の書架にもどしたのだ。
 それを朝、再び取り出したのは、早朝のバスの座席でふるえる、わたしの背筋を打った異次元の「熱さ」(記述自体は熱くない。にもかかわらず、40年の歳月を超えて、わたしを熱くする「熱さ」)のそばに、もう一度、存在してみようと思ったからだ。


 (A)踊るような文字(高校時代からの延長)→(B)整った……というか、グッと抑制された、固い印象を与える文字。
 この(B)の部分がつらいのだ。
 しかし、ノートをずっと見ていくと、(A)と(B)が融合して、(C)今のわたしの文字の原型になるのが、1969年の夏の終わり頃だ。
 この(C)の部分から(B)の姿を見るのなら耐えられるかもしれない。


◆〈1969〉9/6 朝から、内緒話の津軽弁みたいな小雨が降りつづいている。
 いつも、けむに巻かれるようで不愉快だったのだが、最近はコソコソ話でも少しずつ聞き取れるようになった。
 社会学の講義が終わった。
 これで前期の講義が終了。
 掲示板の前で試験の時間割をメモしていると、伊東宣治がやってきた。
 「小田切秀雄の論文は読んだか?」と聞くと、「ハイハイ、お読みになりましたよ、胸がスカーッとしたよ」と笑っている。
 伊藤は、きょうはぼくになにか話があったのかもしれない。
 めずらしく自分のほうから「今井(重明)が、江藤淳の60年安保を境にした保守イデオローグへの転向についてたずねるから、それは小高に聞いてみたら……と言っておいたよ」とか、「小高はきょうはもう授業はないのか?」とか、いろいろと話しかけてきた。
 「伊東、飲みに行こう!」と、ぼくから声をかければよかったのかもしれない。
 試験日程のメモを終えて、そこに立つ伊東に別れをつげて校門を出る。
 土手町の花邑書店に寄り、『少年少女 シートン動物記(2)』(白木茂訳)と『別れの歌』(福永武彦)を買う。
 女店員に「これ、いっしょに包んでもいいんてすか?」と聞かれる。


 夕食(チキンラーメン)を食べようとしていたら、網が来て、大学本部が全共闘に占拠された、自分もこれから行くのだ……と教えてくれた。
 ちょうどニュースの時間だったのでスイッチを入れると、1000人くらいの一般学生もキャンパスに詰めかけている……と報じていた。
 玄関で網を見送ったあと、夕食を済ませて、『シートン動物記』を読む。
 「灰色グマの一生」は10年ぶりだが、やはり涙が出てくる。
 『別れの歌』も、堀辰雄についての箇所など、なかなかいい。(「1969ノート」のコピー以上)


◆あの日、『別れの歌』を抱えて、土手町を百石町の方向に抜けて、弘前城近くの自分の下宿に帰ったのだが、そのときのお城の上にひろがっていた白と黒がまだらになった空をよく覚えている。
 直前まで話をしていたのが、後藤だったのか、遠藤だったのか……はっきりしなかったのだが、読みかえしてみて、意外なことに伊東だということがわかった。


 苦手な冬を、この「1969ノート」で乗り切ってみようかと考えている。


参加率60%=評価3 参加率70%=評価4 参加率80%=評価5 今回は73%だったから評価4

2007-11-19 20:44:16 | Weblog


★絶好調のわたしのお好み焼き

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◆最近、わたしのお好み焼きが絶好調だ。
 サクサク感がコントロールできるようになった。
 画像は、昨夜のモダン焼き。(サクサクした層にいつもより多くソースをしみこませてみた。)

◆11/18(日)は参観日だった。
(1)授業参観 08:50~09:40
(2)短学活参観 09:45~10:00
(3)学年保護者集会 10:10~11:00
(4)学級懇談 11:10~11:50

 参加率が
 1学年=73%
 2学年=70%
 3学年=77%
 全学年=73%


 経営の重点2〈学校・家庭・地域のバランスがとれたトータルシステムの開発 ~保・幼・小・中の体制(時間軸)に依拠した学社連携・融合(空間軸)の推進~〉の達成状況は、実は、保護者集会・参観日等の保護者の参加率で測定している。

 学社連携推進の評価軸の設定は、なかなかむずかしい。
 わたしも前任校2年、教育行政職4年、そして、本校と、ずっと模索しつづけているものの、これといった評価軸にはたどりつけていない。
 この「参観日などの保護者の参加率」で評価する方法も、ベストだとは思っていない。
 ただ、教育現場で、他の参加率がどんなによくても、参観日の保護者の参加率が低くてはなにもならないから、これだけははずせないという意味で、設定している。

 5段階評価で
 参加率40%=評価1
 参加率50%=評価2
 参加率60%=評価3
 参加率70%=評価4
 参加率80%=評価5

 今回は73%だったから、評価4ということになる。
 80%はムリかもしれないが、もう一歩で80%だぁ~というところにはいきたかったので、やや残念。
 でも、もう一息だ。


 なお、今回も「保護者による授業評価」を実施した。
 現在、研修部で分析中だが、まとまりしだい、このページでもお知らせしたい。

◆授業参観のとき、授業参観コーディネート係を設けている。
 せっかく来ていただいたのに廊下にあふれ出た格好になってしまった保護者を教室に入れる係だ。
 あいているスペースにお1人お1人を案内することもあれば、教室内の保護者全体を移動してスペースをつくることもある。
 だから、結構、力業だ。

 わたしもコーディネート係の1人なのだが、ある教室で、「全体にもう少し奥に入っていただき、窓側の方はL字型に入っていただきます」と手で誘導しながら、「そこの方、もうしわけありません。もう少し窓側に寄ってください」と言ったら、ジロッとにらまれてしまった。
 きっと「せっかく早くからやってきて、いい場所を確保したのに (メ▼_▼)」ということだろう。
 ほんとうに申しわけない。
 にらまれたとき、校長というより、どこかの店長さんになったような気がした。

◆先週末から急に寒くなった。
 そして、けさ、遂にまとまった雪が降った。
 寒いのは大の苦手だ。
 今度やってくる春まで「わたし」がもつのだろうか?と心配だが、けさ、バスに揺られながら、ガラス窓に舞う雪をみていたら、思想的に大決意した大学1年の冬のことを思い出し、心が熱くなった。

 今夜は、このことについていちばん書きたかったのだけれど、エネルギーが尽きつつある。
 この「つづき」はあした書くことにする。

 それにしても、近頃のわたしは、仕事もサクサクだし(←仕事の量が少ない)、頭の中味もサクサクだ。
 お好み焼きのサクサク感はいいのだけれど、仕事サクサクは困る。
 「あすこそは、あすこそは……」と思っているのだが、体調も悪くないのに、なかなか立て直せない。


当時の自分なりのことばでいえば、日本国憲法に直結し、日本教育史の先端に位置する学級経営・教科経営

2007-11-16 11:53:13 | Weblog


★早朝のカリンの実とみなみ中校舎

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◆今、自分のエネルギーの相当部分を集中させて取り組みたいと思っているのが、本校の経営の重点2〈学校・家庭・地域のバランスがとれたトータルシステムの開発 ~保・幼・小・中の体制(時間軸)に依拠した学社連携・融合(空間軸)の推進~〉だ。

 このことについては、年間10回くらい(年によってはこれ以上)学校外で講演活動も行っている。

 ところが、最近になって気がついたのだが、この領域に関する記述が、〈600字の教育学〉⊃〈職員室通信〉⊃〈すこやかみなみネット通信〉の関係の、どこにも位置づけられていないのだ。
 「ああ、だから講演が少しもうまくいかないのかぁ……」と、ひとり、合点!合点!している。

 〈600字の教育学〉⊃〈職員室通信〉⊃〈すこやかみなみネット通信〉&〈講演活動〉としておかなければいけない。
 そのうえで、〈600字の教育学〉で、〈保・幼・小・中の体制(時間軸)に依拠した学社連携・融合(空間軸)の推進〉に関する記述を積みかさねていきたい。
 でないと、この領域に関して、「発酵」作用も、「蒸留」作用も起こらないのだ。

◆11/13(火)八戸市立大館中学校創立60周年記念式典に出席した。

 大館中学校には昭和61年~平成6年までの9年間勤務した。
 教職に携わる「わたし」の成分の相当部分、あるいは、わたしを支えいてる柱の相当部分は、大館中学校で得たものだ。
 〈見よ城跡の朝空蒼く……〉ではじまる校歌が、3番の〈かがやく桐の校章讃え〉のところまできたとき、涙がこみあげてきた。

 赴任した時は37歳だった。
 ひとりの国語科担任・学級担任として、再出発しようと考えていた。

 当時の自分なりのことばでいえば、
(1)日本国憲法に直結する学級経営・教科経営
(2)日本教育史の先端に位置する学級経営・教科経営
(3)学社連携の理念に基づいた学級経営……だ。
 生徒数が1000人を超え、教職員も60人近くいたが、徐々に同調者が増えて、実践のいくつかは、次の年から学校全体で取り組むことになった。

 記念誌をみていたら、体育祭の大ムカデ競技の写真があった。
 自慢ぽくいうけれども、この競技はわたしがはじめたものだ(^_^)v
 今はきっとムカデの作り方も進歩したと思うが、当時はトラックのタイヤチューブを輪切りにして足輪をつくっていた。
 2000以上もつくらなければならなかった。
 その大ムカデが20年以上、受け継がれている。

 式場で、たくさんの地域の方々、元保護者の方々に会う。
 ひとりの方と目が合うと、その方が周囲に「小高Tだよ」と声をかけてくださり、振り向いて手を振ってくださる。
 ほんとうにうれしい。

◆以前、この600字の教育学に「生き方を変えた。大きくは2つある」として、そのひとつが『文章』へのこだわりを捨てたことだ」と書いたことがある。
 そのとき、「こだわりを捨てた『文章』」とは、たとえば、こんな文章だ……と例示したことがある。

 このことをもう少し正確にいうと、〈600字の教育学〉⊃〈職員室通信〉⊃〈すこやかみなみネット通信〉の関係において、発酵の可能性を有する混合物としての〈600字の教育学〉への自己評価を高めたといってもいい。


NHK-FM SESSION2007 〈ボーカル=ディー・ダニエルズ……〉を聴いている

2007-11-16 11:15:37 | Weblog


★寒いのできょうは一日中、この古書店で過ごす

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◆きょうは、振替休日。
 少し疲れている。
 原因はわかならない。
 小さな文字を、1文字1文字、神経を使いながら記述する仕事が2日ほどつづいた。
 自分では根を詰めているとは思っていないが、それが結果的に、今の疲れにつながっているのかもしれない。

 きょうはどこにも外出しない。
 いつもの山間の温泉にも。
 この画像の部屋でずっと過ごすつもりだ。
 今、NHK-FM SESSION2007 〈ボーカル=ディー・ダニエルズ ベース=鈴木良雄 ピアノ=海野雅威 ドラム=セシル・モンロー〉で、「バイ・バイ・ラヴ」「マック・ザ・ナイフ」などを聴いている。


〈600字の教育学〉を蒸留させたのが〈職員室通信〉、さらに蒸留させたのが〈すこやかみなみネット通信〉

2007-11-13 19:41:36 | Weblog


★わたしの職場である職員室の撮影

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◆昨日の記述に、〈600字の教育学〉⊃〈職員室通信〉⊃〈すこやかみなみネット通信〉という関係が成立した……とある。

 このことについて2点、補足。
(1)きのうも書いたように、〈600字の教育学〉の記述内容を再構成し(あるいは記事によってはそのまま修正なしで)、〈職員室通信〉を作成・発行しているが、だからといって、〈職員室通信〉を作成するつもりで、〈600字の教育学〉を書くと、すなわち、〈600字の教育学〉=〈職員室通信〉となり、やせた〈職員室通信〉になってしまう。
 やはり、あくまで〈600字の教育学〉⊃〈職員室通信〉でなくてはいけないのだ。

(2)同じく、きのう、〈600字の教育学〉⊃〈職員室通信〉⊃〈すこやかみなみネット通信〉を可能にする「文体」が完成した……と書いたが、この「文体」についての説明がなかなかめんどうだ。

 単純化していうと、〈600字の教育学〉の文体と、〈職員室通信〉の文体と、〈すこやかみなみネット通信〉の文体とは異なる。
 〈600字の教育学〉は混合物だ。
 それを蒸留させたのが〈職員室通信〉で、さらに蒸留させたのが〈すこやかみなみネット通信〉だ。
 ハーバードリード的にいえば、〈600字の教育学〉はダンスあり、ゴロ寝あり、フテ寝あり、歩行あり、全力疾走あり……だ。
 それに比し、〈すこやかみなみネット通信〉は、あくまでも規則正しい歩行だ。
 アホかと思われるかもしれないが、わたしはこの〈すこやかみなみネット通信〉の文体(=散文らしい散文)に、結構ホレている。
 だからといって、もうおわかりのように〈600字の教育学〉をそのサラッとした文体でやると、ダメ。
 発酵作用がなくなってしまうからだ。

◆みなみ中では、学期ごと(学期末)に生徒による授業評価、参観日ごとに保護者による授業評価を実施している。

 昨日、佐藤公一研修主任から、その「生徒による授業評価評」の改善案について相談を受けた。

 これまでは、〈項目〉
(1)授業の内容はわかったか?
(2)授業はおもしろかったか?
(3)一生懸命取り組んだか?
 この3つについて5段階、すなわち、
(1)ひじょうに
(2)やや
(3)ふつう
(4)あまり
(5)ぜんぜん……で評価させている。

 佐藤公一研修主任の提案は下記のとおりだ。
 〈項目〉
(1)授業の目標やねらいがはっきり示されているていましたか?
(2)何について考えたり、どんな作業や活動をすればよいか、指示がはっきりしていましたか?
(3)内容がわかっているかどうかを確認する工夫をしていましたか?
(4)がんばっている生徒をほめたり、励ましたりしていましたか?
(5)書く活動や読む活動を、からだを動かす活動など工夫をしていましたか?

 この5つについて4段階、すなわち
(1)そう思う
(2)だいたいそう思う
(3)どちらかというとそう思わない
(4)そうは思わない……評価させるという案だ。

◆この佐藤公一研修主任の提案について、きょうは、きちんとまとまったかたちで、わたしの考えを記述をする時間がないので、アトランダムにわたしの思いを述べる。
 この「アトランダム」がいいのだ。
 後に「発酵」を誘発する「混合物」=600字の教育学だ。

(1)佐藤公一研修主任提案のねらいは、現在実施している「生徒による授業評価」を、われわれが追い求める授業に、より沿わせるかたちに修正したいということだ。
 この点については、わたしも同意だ。

(2)佐藤公一研修主任提案のなかで、修正したほうがいいと思う箇所は、一読した段階でもいくつかある。
 たとえば、項目4「がんばっている生徒をほめたり、励ましたりしていましたか?」は、他の生徒ではなく、あなた自身がほめられたか? 励ましたもらったか?とたずねるべきだ。
 これは今後、多くの教師の目で確認しながら修正していきたい。

(3)現在の「生徒による授業評価票」を提案したのは、わたしだ。
 かなりシンプルな評価票だが、生徒による授業評価をはじめるにあたって全教師の「合意」を得るために、かなり気をつかった結果、こういうかたちになった。
 現在、本校では生徒による授業評価、保護者による授業評価は、ごくあたりまえのように行っているが、新しい評価票を企画・提案するに際して、「かなり気をつか」はなければいけない点は同じだ。
 4段階評価ではなく、5段階評価に落ち着いたのも、このことに関係する。

(4)評価票が学校全体の評価と密接不離の関係にあるため、何人かの教員で、同一授業に対して、これまでの評価票と、新提案の評価票とを同時に実施して、その差異を分析することを提案した。

◆きょうは、この600字の教育学を記述するにあたって、わたしの頭の中で「このことについて書こう」と考えていたことは、実は上記のこととはまったく異なる。
 ひとつは、先日、隣の中学校で開催された60周年記念式典における校長式辞の内容。
 もうひとつは、先日、みなみ小と行った小中連携授業研究会における授業「くじらぐも」の児童の発言内容。

 ま、その前に、ちょっと横道を……と思ったら、本題に触れないまま終わってしまう結果となった。
 だから、混合物=「600字の教育学」だ。


最近になって「600字の教育学」⊃「職員室通信」⊃「すこやかみなみネット通信」という関係が成立した

2007-11-12 21:07:22 | Weblog


★この空間に入ると、ピリッとした知の静謐さがある?


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◆しばらくのあいだ(正確には、今年4月~きょうまで)「〈職員室通信〉と〈すこやかみなみネット通信〉のアップは休止します。自分というものが、ここ(教育現場)にこうして生きていることの不思議さを、1文字1文字記述していきたいという感情が、一定レベルに達したら、またはじめます。しばらくお待ちください( /_; )……」として、教職員対象の「職員室通信」と、地域・保護者対象の「すこやかみなみネット通信」の、WEB空間へのアップは休んでいた。

 現実には発行しつづけている。
 なのにWEBにはアップしない。
 ま、職務としては発行する(発行せざるをえない)が、職務ではないWEB上までは……ということだ。

 「生きていることの不思議さ」だとか、「1文字1文字記述していきたいという感情が、一定レベルに達したら」だとか、いろいろといっているが、要するに、自分の言説をWEB空間にアップすることに疑問をもっていたのだ。

◆ところが、ここに至り、「そろそろアップしようか……」という気持ちになってきたのだ(^_^)v。
 理由はいくつかある。
 まだきちんと整理できていないが、粗く次の3点だ。

(1)本校の2つの経営の重点、すなわち、A「知的で楽しい授業を創る基礎・基本の修業 ~プロ教師への道~」と、B「学校・家庭・地域のバランスがとれたトータルシステムの開発 ~保・幼・小・中の体制(時間軸)に依拠した学社連携・融合(空間軸)の推進~」に対する、わたし自身の取り組み方に関係している。
 アップをやめたのは、(A)にも(B)にも絶望していたからだ。
 (A)については、自分の取り組みに独創性がない。
 (B)については、自分がいつまでもいつまでも荒涼とした砂漠の中に一人ポツンと存在しているばかりで、ほとんど先が見えない。

 今、この2つの絶望に、再び立ち向かっていこうというエネルギーの小さな粒のようなものが自分のうちに形成されはじめている。

(2)最近になって「600字の教育学」⊃「職員室通信」⊃「すこやかみなみネット通信」という関係が成立した。
 これは、要するに、このWEB「600字の教育学」の内容を再構成して「職員室通信」が作成・発行できるということだ。
 また、「職員室通信」の内容を再構成して「すこやかみなみネット通信」が作成・発行できるということだ。
 こういうことを可能にする「文体」が完成したと言い換えてもいい。

 最初の「職員室通信」の発行が1998年7月だ。
 だから、この文体が完成するのにほぼ10年かかったことになる。

(3)WEB空間へのアップというと、当然、多くの方々に読んでもらいたい……という発想があった。
 今回、その間違いに気づいた。
 たった、ひとりの人に読んでもらえれば、それでいいのだ。
 こう思ったとき、「よし、アップしよう」という気持ちになった。

 もうひとつある。
 ただ、これはまだ着手していないのでなんともいえない。
 紙の通信にはスペース的に限界がある。
 しかし、WEBにはない。
 カラー画像も図表も自由にアップできるし、いつでも作り直すことができる。(以上、「そろそろアップしようか」という気持ちになった理由。)

◆4校時は主任会だった。
 わたしから次の3点について述べる。
 項目のみ示す。
1.今後の修学旅行について
(1)2年11月実施のプラス面とマイナス面について整理すること。(現時点ではプラス面のほうが多いと感じているが……。)
(2)行程に千葉のディズニーランドを含んでいることについて再検討すること。(ディズニーランドに行かないといっているのではない。行くのなら、保護者も交えて、その意義付けをきちんとしよう。加えて、選択制も検討してみよう……という意味。)
(3)旅行期間中、10回の食事が設定されたのだが、弁当2回、各自調達2回、お膳1回、バイキング形式5回。
 バイキング設定が多すぎる。
 時間がかかり過ぎる。
 3回が限度だ。
 (今回、2学年としては難色を示したそうだが、どうにもならなかったらしい。次回はぜひ改善したい。)
(4)ホテル到着の時間が1日目=20:20 2日目=22:30 3日目=21:00と、かなり遅くなったが、改善したい。
 遅い時間がつづくと、健康管理がむずかしくなる。
(5)東京都内自主研修に再検討すること(←研修コースではなく、設定すること自体を)。
(6)「朝の集い」、「夕べの集い」の設定に十分配慮すること。(「集い」で課題を明確にして、次の「集い」に向かって育てていく。だから、旅行中の「集い」は大切だ。)

2.職場体験学習の改善

3.参観日の保護者に対するメニューのチェック
 ポイント3点。
(1)保護者が子どもに関する情報を獲得できる授業になっているか?
(2)保護者が子育てに関する情報が獲得できる学年保護者集会メニューになっているか?
(3)地域ネットワークの核としてのPTAにつながる親同士の交流・学びあいの場になっているか?(←これ、すごくまどろっこしい表現だが……)


この鳥の前に立ち、この鳥の来し方、行く末を考えているその一瞬間だけは「仕事」のことを忘れてしまった

2007-11-11 14:20:47 | Weblog


★この鳥の前に立ち、この鳥の来し方、行く末を考えている、
その一瞬間だけは「仕事」のことを忘れてしまった。


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◆このHPに、修学旅行期間中(11/6~11/9)、ほぼ1時間ごとに「修学旅行情報」をアップしたので、アクセス数が
 1日目=519
 2日目=645
 3日目=493
 4日目=507と、通常より増えた。

 しかし、mimikaブログの1日のアクセス数=70000にくらべると、0の数が2つも少ない。
 ま、1日=70000は永遠にムリだろうけど、1日=1000(PV)くらいになればいいなぁぁ~と思っている。


◆あたりまえだが、仕事の旅だ。
 それも公教育の一環として、たくさんの生徒を、極々少人数の教員で引率するのだから、四六時中、安全管理でピリピリしていた。

 しかし、上野動物園の、この鳥の前に立ち、この鳥の来し方、行く末を考えている、その一瞬間だけは「仕事」のことを忘れてしまった(^0^*オッホホ)。

 今後、下記の点について教職員・保護者・生徒から意見を求め、これからの修学旅行のあり方を検討したい。

(1)これまで3学年4月の実施を、今回、2学年11月の実施に変更したのだが、このよしあし。
(2)行程に千葉のディズニーランドを含んでいること。
(3)旅行期間中、10回の食事が設定されたのだが、弁当2回、各自2回、お膳1回、バイキング形式5回と、バイキング設定が多いこと。(←時間がかかり過ぎる。値段が高い。それに半分冗談だが、手洗い強迫神経症傾向のわたしとしては、バイキングというのはかなり厳しい。ほとんど手をつけなかった。)
(4)ホテル到着の時間が1日目=20:20 2日目=22:30 3日目=21:00と、かなり遅くなること。
(5)東京都内自主研修を設定すること。(←研修コースではなく、設定すること自体)

 本音をいえば、修学旅行実施そのものも検討の対象としたいところだが、これは公立中学校の1校の校長の範囲を超える問題だ。

◆帰校式では子どもたちに短く次のような話をした。

「旅行を終えて、今、楽しかったこと、感動したこと、苦しかったこと……等、いろいろな思いといろいろな光景が、グルグルと渦を巻いて、大きな丸い塊となって、みなさんの心の中にあると思う。
 その大きな丸い塊のようなものを、何度も何度も思い返してほしい。
 何度も何度も思い返しているうちに、大きな丸い塊が、スーッと富士山のようなかたちになってくる。
 今回の旅行のテーマが『世界自分遺産を探せ!! ~一生の財産を得る旅に~』だったが、そのスーッと現れた、富士山のトップがみなさんの『自分遺産』だ。
 何度も何度も思い返していると、それが見えてくる。
 みんなで創った今回の旅行を大切にしてほしい」

 最後に、不眠不休、獅子奮迅の活躍をした教師団を讃えた。

 ご理解とご支援を賜った保護者のみなさまに感謝申し上げる。


すこやかみなみネット事業推進委員会が、にコーディネート力を発揮して、地域団体と地域団体、あるいは

2007-11-05 08:25:03 | Weblog



■志塚教務主任から提示された「すこやかみなみネット通信」(学校通信)5月号発行の手順は、
 日程は、5/7 原稿しめきり、夜、印刷 5/8 発行。
 内容は、わたし3枚
 嘉瀬教頭(PTA)
 1学年主任
 2学年主任
 3学年主任
 養護教諭
 生徒指導主任各1枚
 研修主任&教務主任で1枚
 他に月予定教育課程1枚
 部活動計画1枚
 計12枚。

 わたしの場合、ま、たった3枚だし、連休もあるし……と、かなりゆったりと構えていたが、先日も書いたように風邪でダウン。
 泣き言をいうようだが、月曜日は、原稿書きと、たまりにたまった他の業務と、からだの不調とがかさなり、ホンマ、シンドイ、たいへんな1日になった(T_T)(T_T)。
 印刷も月曜の夜には終わらず、今朝にずれこんでしまった。
 それに、風邪でダウンはわたしだけではない。
 教頭も教務主任も1学年主任も3学年主任も……だ。

 だから、わたしの原稿も含めて(執筆者にはこういう言い方は申しわけないが)完成した今回の「すこやかみなみネット通信」のページをめくっていると、痛々しい感じが伝わってくる。

■わたしの原稿のテーマは「すこやかみなみネット 新たな協働と融合にチャレンジ ~学校・家庭・地域が互いに教育責任を分担できる力を~」だ。
 理念、組織、事業などを紹介し、末尾に今年度の課題を3点列挙した。

◆今年度の課題
 わたし(←小高)に「課題」を述べる資格はないかもしれないが、事を進めるときの「叩き台」になればと考え、3点列挙する。
 このうち(1)については相当な実績がある。
 問題は(2)と(3)だ。

(1)本学区の規模(児童数約600、生徒数約400)で、みなみ小中のPTAのように強く連携・融合している例は、他になかなかない。
 学校と地域の連携とよくいわれるが、小学校と中学校が連携していないと、地域との連携は進まない。
 学校と地域の連携について、小学校と中学校の考え方がバラバラだと、地域はめんくらってしまう。
 これまでのように「いっしょにやれるものはやる」「いっしょにやれるものからいっしょにやっていく」という姿勢を大切にして、いっそうの連携・融合を推進したい。

(2)すこやかみなみネットが創設できたのは、「青少年健全育成のネットワークの中核は、子どもの親であるPTAが担うべきだ」というPTA役員の気概と、同時にその「気概」を認め、支えてくれた地域諸団体の「地域をあげて教育コミュニティーづくりに取り組もう」という高い理念があったからだ。
 現在、このPTAと地域諸団体との連携・融合事業は、年2回の「地域情報交換会」に限られているが、今後、他の連携事業をどのように企画し、育てていけるかが、大きく、かつ、いちばんむずかしい課題だ。
 地域諸団体からは既に前回の地域情報交換会で具体的な提案がなされている。

(3)最後の課題は、PTA役員あるいは各委員と、一般の会員の方々とのパイプをどう太くするか……だ。

 この(3)についてはいちばん力説したいところだが、紙幅が尽きた。
 人材バンクについても語れなかった。
 次号で詳しく述べることにしたい。


■今年度は、(2)と(3)について、小さくともいいから、具体的な一歩を刻みたい。
 これができるかどうかが、今年いちばんのポイントだと考えている。

 5/23(水)または24(木)に、すこやかみなみネット事業推進委員会が開かれる。
 (2)については、みなみ小の工藤会長・柴田副会長、みなみ中の佐藤会長・佐々木晴美副会長、両校校長(うち1人がわたし)・教頭、教務主任、すこやかみなみネット担当の須藤T、事務担当金見さん……の顔ぶれだ。

 かなり踏みこんだ議論が期待できる。
 地域諸団体からは既に前回の地域情報交換会で具体的な提案がなされているから、ここで、すこやかみなみネット事業推進委員会が、にコーディネート力を発揮して、地域団体と地域団体、あるいは、地域団体とPTA、また地域団体と児童会&生徒会との間に、どのように連携・融合事業を創出できるかがポイントだ。

 しかし、(3)はむずかしい。
 通信では「いちばん力説したいところだが、紙幅が尽きた」と言っているが、ほんとうは紙幅が尽きて助かったのだ。
 紙幅に余裕があったところで、今のわたしの力ではグチっぽいことくらいしか言えない。
 すこやかみなみネット事業推進委員会メンバーで、英知を結集し、道を見いだしたい。

[2007年05月08日(火)]

★画像は、生徒総会にむけて奮闘努力の生徒会役員たち


★わたしの公式ホームページにも、ぜひ、来てください。公式ホームページには、トータルの、全身の、わたしが存在します。待ってまっせぇ~ィ !!!!!!!!!! 
  ☆公式ホームページへ


いっしょに太宰を読んだ洋子ちゃん、いっしょに中也を読んだ輝世ちゃん、いっしょに『海洋国家日本の構想』

2007-11-01 21:07:04 | Weblog


★きょう、みなみ小を訪問。1年国語・くじらぐも

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◆ホームページのカウンターのカウント数を見ると、このホームページは、あまり人気がなくて、ほんとうにほんとうに特定の方にしか閲覧していただいていないようだ。

 でも、ま、これでいいのではないか……とも思っている。

 20代の中学・国語教師だった頃のことだ。
 教材は、八木重吉の「母をおもふ」。

 けしきが
 あかるくなつてきた
 母をつれて
 てくてくあるきたくなつた
 母はきつと
 重吉よ重吉よといくどでもはなしかけるだらう

 学級には事情があってお母さんと別れて生活しているA子さんがいた。
 「重吉よ重吉よ」の授業が終わったあと、そのA子さんが、ごくごく自然に、図書室に向かい、書架から「八木重吉詩集」を取りだし、貸し出しカードに「A子」と記入する……というような授業をしようと思った。

 あの頃の気概を思い起こしている。
 そうだ、カウンターのカウント数なんか気にするなぁ~!


★みなみ小・1年音楽・あめふりくまのこ


◆10/31 八戸市読書団体連合会 創立40周年記念式典・記念講演会・祝賀会に、八戸市中学校長会の代表として出席した。
 わたし個人の意志で出席したのではない。
 職務として出席したのだ。

 しかし、司会進行の小泉静子氏の語り、実行委員長の宮忠氏のあいさつ、青森県読書団体連絡協議会会長の西村恵美子氏の祝辞などを聞いているうちに、ここに集まっていらっしゃる方々(名簿によると187名)は、わたしと「同族」なのではないか……という気持ちになってきた。

 高校時代、いっしょに太宰を読んだ洋子ちゃん、いっしょに中也を読んだ輝世ちゃん、いっしょに『海洋国家日本の構想』を読んだ磯橋君たちの姿が、めくるめくようにわたしの脳裏にあらわれた。
 もしかして今、隣の席に座っていらっしゃるご婦人は洋子ちゃんではないか?と、チラッと横目で確認したくらいだ。


★八戸市読書団体連合会 創立40周年記念式典


 でも、わたしが、今後、読書会に接近するとは到底考えられないし、ましてや連合会などに関係するはずもない。
 同族なのだが、徹底的に「異質」なのだ。
 祝賀会の途中で退席する。(ただし、断っておくが、「異質」だから途中退席したのではない。「異質」くらいでは退席していれば、わたしたちの仕事はつとまらない。次の会合があったのだ。その「次の会合」については次回に記述する。)

◆先月の「すこやかみなみネット通信」に「学校部活動を考えよう」という記事を掲載した。
 保護者のAさん、Bさんの要望に答えるというかたちで、本校の部活動の現状と課題について、わたしの考えを述べた。


★みなみ小 1年算数・かたちをうつして


 念のために、AさんとBさんの主張を再掲する。
 Aさん=現在の学校部活動が家庭生活や学習活動を圧迫している。早急な見直し・改善が必要だ。
 Bさん=(Aさんの意見とは逆に)学校部活動を、時間的にも内容的にも現状以上に充実してほしい。

 記事の末尾を「部活動の改善・改革について多くの方々のご意見をお願いしたい」としたのだが、現時点で反応は0だ。

 そもそもわたしのうちにAさん的考えと、Bさん的考えとが混在している。
 だから、(記事のなかでも断ったのだが……)実に歯切れが悪く、クドクドと述べるハメに。
 Aさん的考えとBさん的考えの中間点に立ち、自分では一歩も動こうとしないで、「多くの方々のご意見」を請うとして、背中を押してもらおうという魂胆がよくなかったのかもしれない。

◆はっきりいえば、わたしは、義務教育の中学校は(もちろん小学校もだが……)、あくまでも学習指導要領の内容の徹底が第一であり、これをクリアーした上での部活動という原則を重く受けとめている。

 いつもいつもいうことだが、義務教育の学校というのは、すべての子どもの可能性を信じ、すべての子どもの個性力量に依拠しつつ、すべての子どもに生きる勇気と知恵と知識と技を与え、育てるのが仕事だ。
 この「勇気と知恵と知識と技」=学習指導要領の内容、もしくは「勇気と知恵と知識と技」>学習指導要領の内容……であり、学習指導要領の徹底は義務教育学校にとって必要絶対条件であると考えなければならない。

 また、保護者に対しても、「みなみ中に子どもをあずけていれば、学習指導要領の内容については、親があれこれ心配しなくてもいい」と安心していただける、そういうレベルの「教育」を提供するのが仕事だ。
 しかし、現実はこうなっていない。
 授業につまずいていても、宿題をやっていなくても、時間になったら、一斉に部活動をはじめ、教師もその指導にあたっている。
 これが残念でならないし、保護者の方にもほんとうに申しわけないと思っている。

 改善に向けて具体的に一歩(←二歩も三歩もではない、一歩)前進したい。
 しかし、これには教師と保護者、地域の合意が必要。
 経験的に「合意」のない一歩は、事態がさらに悪くなる。