職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

★「新・職員室通信」をスタート――自分の傍らに「職員室通信」がないと生きていけない僕のために

2013-06-11 13:12:00 | 僕のモンマルトル日記

 

茫漠特急 「新・職員室通信」――自分の傍らに「職員室通信」がないと生きていけない僕のために
2013
06.11

★6/9(日)から、「新・職員室通信」をスタートさせることができた。
 これまでの「職員室通信」の編集方針とどう違うのか?……については、僕のうちでは、一応、アウトラインはある。
 熱い思いもある。
 でも、まだ外の人々に向かって、これとこれとこれというふうにコンパクトに述べられるほどには煮詰まっていない。
 1カ月に何号、発行するのかも決まっていない。
 1回の分量も決まっていない。
 とりあえず――この「とりあえず」ということばは、「とりあえず、ビール……」じゃないんだから……と、ま、僕の大嫌いなことばなのだが(*^_^*)――自分の傍らに「職員室通信」がないと生きていけない僕のために、発行する。
 徹底して、発行しつづけることにする(^_^)v。

職員室通信 2013/06/11号
★〈全校朝会のスピーチ〉 深海魚みたいに自家発電して生きる

 
地域コミュニティの人々の画像、連発
       ~画像から地域コミュニティづくりの魅力を感じてもらう~

★午前中は、プール清掃、教育実習生の授業参観、主任会。
 午後は、実習生が在籍する大学の教授と面談、保護者との教育相談。
 夜は、小中合同のすこやかみなみネット実行委員会。
 これらのあいまに、来週、某町でやることになっている「まちづくり研修会」の資料づくり。
 テーマは「保・幼・小・中の連携(垂直軸)に依拠した学社連携・融合(水平軸)の推進」。
 これは本校の経営の重点2=「学校・家庭・地域が協働できる教育システムづくりをめざし、小・中PTAを核にすこやかみなみネット事業を推進する」と、ほぼ重なり合う。
 ま、重なり合うから引き受けた。
 だから、今回は、これまでの資料(パワーポイントのスライド等)を少し手直しする程度でいいと思っている。
 でも、手直しはきちんとやるつもりだ。

 手直しの観点――
 ①地域「教育システムづくり」に携わる、多くの人々を紹介する。
 これまでも紹介はしてきた。
 だが、今回は、もっと徹底する。
 1枚のスライドに10枚、20枚と人々の画像を重ねる。
 「連合町内会長です」「安協の支部長です」「子ども会の会長です」「MINAMIネット会長の48やんです」「本校の研修主任が授業力向上の5原則を説明しています」「教務主任の乱氏です」……。
 画像から伝わる「真剣さ」「楽しさ」「おもしろさ」「あたたかさ」等々から、地域コミュニティづくりの魅力を感じてもらいたい……味わってもらいたいと考えている。

 ②僕はいつも、ついつい内容を盛り込みすぎる。
 語りが駆け足になる。
 問いかけを挟みながら聞き手にも考えてもらうという語りが、まったくできない。
 今回は、スライドを提示するとき、聞き手がスライドを見る、僕もはじめてスライドを見るような気分で見る……この一瞬の間がとれるように、資料の量を大幅に減らす。(①の画像は、パッパッパッと見てもらうものだから、これが増える分には問題はない。)

 ③スライドのメッセージを練り直す。
 前回、別な会場で使ったスライドの例なのだが、スライド上のメッセージは「連携&融合の調整に特化」となっている。
 が、実際の説明では「花火をあげようとするのではなく、既にある活動と活動の間に連携を創りだしていく、融合を創りだしていく。地道なコーディネート活動に徹する」といっている。
 言語レベルに差があり過ぎる。
 スライドは「花火をあげるのではなく、地道なコーディネートに徹する」とでもすべきだろう。
 メッセージが練られていないスライドは他にも何枚かある。
 この際、これを、ぜんぶ再チェックする。

 ④前回、「6つのポイント提示型」で全体を組み立てたために、単なる説明に終始してしまった。
 今回は、6つのポイントのうち、ポイント提示型3つ、問題解決型、ストーリー型3つで構成する。


 
教師修業・模擬授業150回をめざして

★午前中の主任会のあと、研修主任の公磨Tと、昨年度末の教育課程編成の際にまとめられた「授業に関する教師の基礎・基本の修業方法の改善(模擬授業研修の増設)」計画と、その進捗状況について意見交換をする。

 〈参考資料〉――教育課程編成時の改善案
☆授業に関する教師の基礎・基本の修業方法の改善=模擬授業研修の増設。
 現行=年間の模擬授業回数100回→150回。
 これは「各教科部会運営方法の改善」と関係する。
 現行の教科部会は月に4回。
 新年度はこれに職員会議後の教科部会が新設される。
 月に最大5回。
 このうち1回の教科部会において模擬授業を実施することになった。
 詳細は研修部で検討中だが、あらましは――
 ①実施する当日の職員朝会で授業者、時間、場所を知らせる。(「当日」ではなく、「週のはじめ」あるいは「1週間前」という案も出たが、「当日」ということになった。この議論がすごくおもしろかった。)
 ②参加者は、当該教科の担当者と、その時間が空き時間の他教科の教員(自由参加)。
 ③実技教科(音楽・美術・技術家庭・保健体育)は、職員会議後の教科部会で実施する。
 概算、教科部会内で実施する模擬授業は、1教科年間7回。
 5教科+実技教科=6教科。
 7回×6教科=42回。
 現行100回+42回=142回
 これにその他の、視察&取材&どこ模(いつでもどこでも模擬授業の略等)等、特設模擬授業が加わるから、だいたい150回超ということになる。〈以上、参考資料〉



 
ああ、僕は草陰に鬱屈している

★午後3時過ぎから小一時間、校庭の部活動を巡回。
 生徒のかけ声、ボールとバットがぶつかる音、生徒の動き等に、僕のカラダが対応していないのがよくわかった。
 ボールとバットがぶつかる音がカラダに突きささる感じがした。
 思わず、カラダが縮こまる(ノ△・。)。
 ああ、最近の僕は、草陰に鬱屈している。

 
〈全校朝会のスピーチ〉
 
深海魚みたいに自家発電して生きる

★先週(6/4)の全校朝会のスピーチ。
 僕の記憶と手もとのメモから、文字化すると――。

 新学期がスタートして、4月、5月と、2ヶ月が過ぎた。
 きょうは、ちょうど、1学期の中間点だ。
 始業式や入学式で話したように、中学という時代は、人生、独立に向けて、一歩一歩前進していく時代だ。
 独立に向けて一歩一歩前進するというのは――
 ①育ててくれている人にかける心配の量を減らしていくこと、悲しませる量を減らしていくこと、
 ②使わせるお金の量を選らしていくということだ。
 ③そして、逆に、喜んでもらう量を、どんどん増やしていくことだ。
 1学期の中間点にあたり、自分が、そのことができているかどうかをチェックしてみよう。
 そして、きょうからまた、1学期後半に向け、気持ちを入れかえて、中学という時代の、一歩一歩をスタートしよう。

 そのスタートにあたり、わたしが、今、みなさんについて、かなり気にしていること……心配していることがある。
 その心配の中味を話します。
 人生、生きていると、ド~ン!と落ち込むことがある。
 特に、人生独立に向けて、一歩一歩前進しはじめたときには落ち込むことも多い。
 ド~ン!と落ち込んで、もう生きる意味もなにもわからなくなるということがある。
 わたしは、この落ち込む経験が、むしろ人生にとって大事なことだと思っているし、さらに、その落ち込みから、どうはい上がるか、これはもっと大事なことだと思っている。

 友人の励ましで、はい上がることもある。
 親の励ましで、はい上がることもある。
 先生の励ましで、はい上がることができたということもある。
 それは、わたしも経験があるし、また、たいへん貴重なことだと思っている。

 しかし、これだけでは、ダメなんだ。
 はっきりいうけれども、これだけでは、あまい。
 あまえている。
 ピンチに陥ると、いつも、だれかが声をかけてくれるのではないか……と期待する。
 これまでのわたしの経験からいうと、そういう期待は、薄汚れた期待といっていい。
 友人の励ましを待つのではない。
 親の励ましを待つのではない。
 先生の励ましを待つのではない。
 そうではなく、自分で自分を励ます、自分で自分を励ますことによって、ド~ン!と落ち込んだところから、はい上がっていく力をもたなければいけない。

 「では、自分で自分を励ます力って、どうすればつくんですか?」と質問する人があると思う。
 これは……う~ん、ま……しかし……やはり、自分で見つけだす以外にない。
 そういう方法があるなら、わたしも聞きたいくらいだ。
 わたしも今、あることで自分に絶望している。

 ただ、君たちの人生の先輩として、ヒントなら与えることができる。
 それは、だれかが励ましてくれるのを、ただ待つのではなく、自分から「先生、今、わたしはこういう状態です。どうしたらいいでしょうか?」と、たずねることだ。
 「お母さん、どうすればいいでしょうか」と、自分からたずねることだ。
 「おじいさん、どうすればいいでしょうか」と。
 それに、もうひとつ、自分の苦しみにこたえてくれる書物をさがしてみることだ。

 6月、いや、6月、7月、みなさんが、自分で自分を励ます力をつけることに挑戦してくれることを、強く望みます。

 話は、これで終わりです。
 話は、いったん終わって、はずかしいが、少しだけ、わたし自身のことを話す。
 わたしが25歳か、26歳の頃、すごく落ち込んでしまったことがある。
 3月から4月にかけてのことだった。
 落ち込んでしまい、春の連休は、もうだれにも会わず、ずっと寝ていた。
 仕事(教師)もやめようと思っていた。
 そのとき、すぅ~っと伸ばしたわたしの手に触れた書物がある。
 偶然というのは、ほんとうに不思議なものだ。
 手に触れた書物を読みはじめると、止まらなくなった。
 何時間も読みつづけた。
 そして、読み終わったとき、わたしはすごく元気になっていた。
 その書物が、ド~ン!と落ち込み、周囲が真っ暗闇だと感じているわたしに「だいじょうぶだよ。真っ暗闇と向かい合っていると、きっといいことあるよ」と、わたしを励ましてくれた。
 ま、今から振り返れば、その書物がわたしのエネルギーになって、わたしは、光を発する深海魚みたいに自家発電しはじめたのではないか……と思う。
 
 きょう、出かけに、その書物を持ってきました。
 これです。
 書名は『○○○○○○○○○○』
 作者は、○○○さんです。
 今は、もう絶版になっています。
 図書室の苫小牧先生に頼んで、図書室に置いてもらいます。
 図書室に寄贈します。
 読んでみようと思う人は読んでください。

 以上で、わたしの話を終わります。(以上、全校朝会のスピーチ)



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