職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

★カオス・スペース――ブレスト・カード&ボード、電気スタンド、付箋ボックス、通信用電鍵&マイク等々

2011-08-30 07:34:13 | DAKA古書店跡の風景

 

2011

08.30
ガラン空間とカオススペースを行ったり来たりして


★ノマド生活を一時、中断して、最近は、DAKA古書店跡に棲息しつづける(傾向にある)。
 書物はすべて撤去されている、ここはガランとしている。
 壁沿いに、シュレッダー。
 ストーブ。
 アマチュア無線機。
 簡易ベット。
 テーブル、イス。
 サイドボード。
 サイドボードの上に、カップボードとアクティブスピーカー。

 ただ、モノがきちんと整頓されている空間の静謐さと、ガランとした空間は、まるで異なる。
 僕の場合、ガランとした空間には耐えられないところがあるようだ。

 そこで、ま、「整頓されている空間の静謐さ」は、今後、考えることにして、とりあえず、自分を落ち着けるために、部屋を、徹底的にガランとしたスペースと、徹底的にモノを集中させるカオス・スペースとに2分することにした(分割線はないけど)。

 徹底的にガラン空間――サイドボードと、その上のカップボードとアクティブスピーカーのみ。

 カオス・スペース――簡易テーブル付き簡易ベットとアマチュア無線機の周囲に、ブレスト・カード&ボード、ミニ電気スタンド、付箋ボックス、通信用電鍵&マイク&スピーカー、筆立て、読みさしの書物&資料、ミニ画架、ブックエンド等々……。

 この2つのスペースを行ったり来たりしている。
 行ったり来たりして……(なにをしようとしているのかを書こうとして絶句(ノ△・。)。

★画像=部屋のカオス・スペース側の窓辺。
 向こう側は、巨大に成長したヨウシュヤマゴボウや、群生するアオキ等に占領された庭。
 もつれる響き。
 樹々の叫び。
 草のしつしつ。


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★T教育実習生の授業参観記。きっちりと「指し」つつ、と生徒と目を合わせ、きっちりと「語」っている

2011-08-04 10:28:38 | DAKA古書店跡の風景


2011
08.04
僕が既に忘却した過去の痕跡が、僕を左右している


★きょうの「職員室通信」は、T教育実習生の授業の「参観記」だ。

 T教育実習生が、「黒板に向かってしゃべらないようにしよう」……と懸命に努力をしていることが、よく伝わってきた。

 きっちりと「指し」つつ、きっちりと生徒と目を合わせ、きっちりと「語」っている。
 感心、いや、感動に近い気持ちで眺めた。

 T実習生には、やや失礼な言い方になってしまうけれど、「黒板に向かってしゃべらない」たったこれだけの努力で(ま、瞬間、瞬間に限定しての話だが)、黒帯のプロ教師のように見える。

★生徒への説明の過程で、重要部分や重要単語を押さえて、一斉音読させる手法を用いていた。
 これは本校で重視している手法であり、また、T実習生の指導者であるS研修主任が得意とする手法である。
 「音読はパワー、いつでも音読、なんでも音読」。
 T実習生は、これを、短い期間に、よくマスターしている。

 本校の教師がこの手法を取り入れている授業ではなく、実習生がこの手法を取り入れている授業を見て、「ポイント音読」の学習効果の高さを再確認した。

 欲をいえば、国語教師(=わたし)からすると、「住居」を生徒が「ジュウイ」と読む場面があった。
 ここは、正しい読み方を教えた上で、一斉音読させ、さらに「念のために」と、もう一度、一斉音読させてほしい場面だった。(社会科と国語科の教科間連携。)

★詳細については、「職員室通信」をみていただきたい。
 なお、「職員室通信」の「メモ欄」で、僕が最近、力を入れている「ルールを通して知性を育てる」について触れている。

 ◇「職員室通信」をみる



★この画像は、夜のDAKA古書店跡の片隅だ。
 右端の電気スタンドは、20年くらい前、海辺のさびれたバザールで見つけた。
 ローカルニュースで、漁協ビルの最上階に「漁師居酒屋」が開店したというので、パートナーといっしょに行った。
 そのときビルの1階ロビーでバザールが開かれていた。(「海の百貨店」の古道具コーナー。)
 すすけた空間の中で、電笠の色彩が鮮やかだった。
 今ではすっかり色褪せた。
 電笠に対して、支柱の濃い緑は、当時と変わっていない。
 濃い緑が、僕を、遠い日のバザールにつなげている。 

 寺山修司記念館のパンフレット。
 ――僕は、寺山のファンでもないし、彼についての情報もほとんど持っていない。
 なのに、どうしてこういうものを自分の身の回りに置きたがるのか?
 寺山修司の切手シート「職業は寺山修司」も衝動買いしてしまった。
 僕自身の過去の体験の中で、僕は既に忘却しているけれども、その痕跡が僕の奥底にあって、今の僕を左右しているというような「過去」があるはずだ。
 「寺山」という存在は、そういう「過去」と同じなのかもしれない。

 左側の小さな籠。
 (パートナーに聞いたら「缶酎ハイが入っていた」といっている。僕は缶酎ハイは飲まない。)
 籠には、今の仕事に必要な書物&資料が入っている。
 僕はノマド的に、あっちでカタカタ(←キーボードの音)、こっちでカタカタとやるが、移動するとき、いっしょに持って歩く。

 画像の手前は、暗くなっていてよく見えないが、僕の元の食卓だ。
 昔、よく通った、国道沿いのレストランのテーブル&イスと同じモノを購入した。
 今は戦力外になり、こうしてDAKA古書店跡に置かれている。
 レストランも、とっくの昔に廃業した。

 このテーブルで飲んでみたいと思うことはあるが、飲んだことはない。




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★夜のDAKA古書店跡の風景。このテーブルで飲んでみたいと思うことはあるが、飲んだことはない

2011-08-01 14:55:37 | DAKA古書店跡の風景


2011
08.01
この濃い緑が、僕を、遠い日のバザールにつなげている


★画像=夜のDAKA古書店跡。
 右端の電気スタンド
 ――20年くらい前、海辺のさびれたバザールで見つけた。
 鮮やかな電笠の色彩にひかれた。
 今ではすっかり色褪せている。
 電笠に対して、支柱の濃い緑は、当時とあまり変わっていない。
 濃い緑が、僕を、遠い日のバザールにつなげている。 

 寺山修司記念館のパンフレット
 ――僕は、寺山のファンでもないし、彼についてくわしくもない。
 なのに、どうしてこういうものを自分の身の回りに置きたがるのか?
 僕自身の過去の体験の中で、僕は既に忘却しているけれども、僕の奥底には、その痕跡があって、今の僕を左右しているというような「過去」があるはずだ。
 「寺山」という存在は、そういう「過去」に似ているのかもしれない。

 左側の小さな籠
 (パートナーに聞いたら缶酎ハイが入っていたらしい。僕は缶酎ハイは飲まない。)
 籠には、今の仕事に必要な書物&資料が入っている。
 僕はノマド的に、あっちでカタカタ(←キーボードの音)、こっちでカタカタとやるが、移動するとき、いっしょに持って歩く。

 画像の手前は、暗くなっていてよく見えないが、僕の元の食卓だ
 昔、よく通った、国道沿いのレストランのテーブル&イスと同じモノを購入した。
 今は戦力外になり、こうしてDAKA古書店跡に置かれている。
 このテーブルで飲んでみたいと思うことはあるが、飲んだことはない。
 ちなみに、レストランも、とっくの昔に廃業した。



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