職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

そういえば、わたしの精神的な出発点は、ドーデの『風車小屋だより』だったよ

2007-07-31 17:10:42 | Weblog

※正面の家が弘前時代に住んでいた家だ。まだ存在したよぉ~!


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■昨日の記述の末尾に「負けたら、ここを出発点にまたがんばればいい」の「ここ」とは、これまでわたしが発行しつづけてきた、いろいろな『通信』のことではないか……と書いている。

 その直前には、大阪・生野区のHN「おっさん」に「?好調→?ボチボチ→?不調……が、サイクルのようになっていて、現在は?→?に移行中です」と返信している。

 要するに、今年、最大の、最悪の不調期突入を予感して、予防線をはっているのだ。

 わたしのこれまでの事績の小ささと、それを挽回しようとしたときの、これから先の道のはるかさ。
 とてもとてもゴールの紙吹雪など期待できない状態だ。
 ここで不調期に突入したら、つぶれてしまう。

 この茫漠たる絶望を耐えぬくには、(外部対象ではない)内輪の『職員室通信』『研修通信』『すこやかみなみネット通信』を拠点に一語一語記述していく以外にない。
 そういえば、わたしの精神的な出発点は、ドーデの『風車小屋だより』だったよ。

■3年生夏季学習会の授業を終えた志塚Tと立ち話。

 1.GOOブログがドラッグで画像掲載できる話 2.(上記の)内輪の『通信』を拠点にがんばるつもりだという話 3.(2との関連で)あすの模擬授業大会は(内輪の『通信』を発行するために)徹底して取材するという話。
 3.については、画像取材=志塚T 音声取材=わたし……と分担することにした。

 「頼んまっせぇ!」と言って別れた。

 

※お城の中から女性が見えた。

■あすの模擬授業大会の計画
(1)模擬授業(各10分)と指定発言者
  ?舘田T(国語)……須藤T・今田T
  ?森T(数学)……澤田T・嘉瀬T
  ?田名部祥T(家庭)……苫米地T・広瀬T
  ?本田T(音楽)……松代T・高橋T
  ?和田T(英語)……志塚T・西塚T
(2)協議(各5分)
  ?指定発言者2名(各1分)
  ?生徒役Tの発言(1分)
  ?わたし(小高)(2分)

■お好み焼きは、粉の量と水の量をきちんと計るようにしてからは絶好調だ。
 水にタンサンを溶かすやり方も復活した。


 8月は徹底してお好み焼き修業をやるつもりだ。
 修業過程はこまめにアップするつもりなので、ぜひご覧になって、いろいろ教えていただきたい。
 PTA副会長の工藤さんから教えてもらった、カッパえびせんを、天かす代わりに使う方法もぜひ試してみたい。

 


惨敗報道後、ひと眠りして(いや、そんなはずはないと目を覚まし、それを2、3度くり返し、やっぱり)

2007-07-30 18:47:56 | Weblog


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■昼食後(←といってもカップヌードル1個だけの昼食だが……)、S子さんと立ち話をした。
 S子さんは弘前市の出身だ。
 だから、すれちがうときに「先日、所用で弘前に行ったよ」と声をかけた。
 古い友人の話(←所用というのはこの友人の見舞いだ)、往路(酸ヶ湯経由)と復路(高速道路)の話、お城のそばにあった高校の話……と、つづき、終わり間際にポツンと「ひさしぶりに弘前城に身を置き、下乗橋から、蓮に埋まる内濠を眺めていると、心がやすらぎ、絶望の連続のわたしだけど、よし、ここを出発点にまたがんばってみようかという気持ちになったよ」とつぶやいた。
 つぶやきの中心は「下乗橋からの眺め」のつもりだったが、頭のいい彼女はもちろん「絶望」に反応した。
 立ち話はここでやめた。

 もともとのフレーズは「負けたら、ここを出発点にまたがんばればいい」で、昨日、投票後、安倍首相に感情移入をしたものだった。
 でも、これは同時にわたしの身の上に対する思いでもあった。

 安倍首相が負けるのは「参院選」だが、わたしは何に負けたというのだろうか?

 連敗、連敗、また連敗の人生だから「なにに負けたのか?」と聞かれたもにわかには答えられないが、長くチャートとしてきた北斗七星を失い、茫漠とした気持ちでいることは確かだ。

 

 

■昨日、茫漠の12時59分、わたしのBBSに大阪・生野区のHN「おっさん(またはZERO)」からカキコミがあった。
 おっさんのカキコミはいつも絶妙のタイミングでやってくる。

 ふたりっ子はぁ~~ん 今日はワンワン ^0^
 随分ご無沙汰してて 堪忍ですぅ~
 お元気にお過ごしでっかぁ~~
 おっさんは ボチボチでんなぁ~
 おっさん今日は御休みで  大好き朝風呂&サウナでしたぁ~
 気分もリフレッシユして 明日の仕事にガンバですぅ~~
 選挙なんで 朝風呂はガラ~~ンとした状態でした
 おっさんと あと一人で、そらぁ~ 気持ち良かったですぅ~~
 あんさんにとって  今日も HAPPYでねぇ~ ^0^

■さっそく返信する。
 次はその一部だ。

 いやぁぁ~、おっさん、ホンマ、おひさしぶりです。
 こちらこそ、ごぶさたしました。
 どないしてはるんやろ?と心配していましたが、スゴクお元気そうなので安心しました。
 わたしのほうは、?好調→?ボチボチ→?不調……が、サイクルのようになっていて、現在は?→?に移行中です。
 最近になって気づいたのですが、「好調」の期間が徐々に短くなり、逆に「不調」の期間がダラダラと長引く傾向にありまんなぁぁ。
 もうアカンということでしょうかね。‘゜(●ノ□ヽ●)'゜゜゜ウッ!!(返信の一部・以上)

■惨敗確定後、ひと眠りして(いったん眠り、いや、そんなはずはないとまた目を覚まし、それを2、3度くり返し、やっぱり惨敗)、けさ、目が覚め、朝食(焼きそば、トースト、チーズ、オレンジジュース)をとっていたら、「ここ」とは……「下乗橋」とは……『通信』のことではないのか?(「ないのか?」ではない、もっと力強く「ないのか!!!」だ。)
 『通信』とは、わたしが長く書きつづけた『研修通信』『学年通信』『職員室通信』(←いずれも教職員対象)や、『すこやかみなみネット通信』(←これは、地域・保護者対象)のことだ。

 きょうの記述は、これでやめる。

※上の画像=ここから眺める夕暮れ時の岩木山のシルエットは最高だ。

 下の画像=弘前城の中で見つけた鬼。




いやぁ~、波HEY さん、おはよう(^0^*オッホホ)

2007-07-29 12:23:26 | Weblog


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■朝、起きてホームページ(600字の教育学)をチェックしたら、チャット(復活でっせ・小高チャット)が「波HEY」さんという人のコメントで埋まっていた。
 チャットは50行まで閲覧可能だ。
 50行を超えると、過去ログに保存される。
 ただし、過去ログは管理者(=わたし)以外にはみることができないシステムになっている。
 その50行にきっちり収まった、誠実そうなコメントをみていたら、こちらもきちんと返信したくなってきた。

☆いやぁ~、波HEY さん、おはよう(^0^*オッホホ)
☆わたしはよく「チャットはホーページの心臓だ」というんですが
☆ず~っとつづく波HEY さんのコメントをみていると、波HEY さんの心臓の鼓動が静かに伝わってくるようですね。
☆ただし、
☆こういう
☆分割した
☆打ち方は
☆チャットマナー違反
☆やね(^0^*オッホホ)←一応、念のために。
☆わたしはホームページをやりはじめて8年になりますが
☆ずっと変わっていないものが2つあります。
☆ひとつはトップページのデザイン。
☆もうひとつがチャットです。
☆コンテンツにチャットや掲示板をもっていると、荒らしにあったり、イヤなこともたくさんあるんですが……。 
☆やはりチャットや掲示板には、出会いのよろこびと緊張がありまんなぁぁ(^0^*オッホホ)
☆ホームページを開設した頃でした。
☆夕刻、なにげなく自分のチャットを眺めていたら……
☆カタカタとチャットが動き始めました。
☆内容は、過去の自分の淡く、哀しい部分に触れるものでした。
☆打ち主が、淡く、哀しい感情の対象となる人物だったのです。
☆これ、ホンマ? イタズラ?
☆ドキドキと心臓が音をたてるのがわかりました。
☆このつづきはまた今度打ちますね。
☆では波HEY さん、See☆':.*^”ヾ(● ̄Д ̄●)ゞ^*.;'☆You

■トースト1枚、ハム2枚、スライスチーズ1枚、マーガリン少々、コーヒー2杯の朝食後、投票所へ。

 今回の選挙はスゴク緊張している。

 あんたが緊張してどないすんねん、アホか!といわれそうだ(*^_^*)
 しかし、結果によって、自分の精神の方向が大きく変わってしまいそうな予感がする。

 ま、負けたら、ここからまた再出発したらええねん……と、下乗橋から蓮でうまった内濠を眺めている。


強制振動

2007-07-28 17:06:35 | Weblog


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■先日、帰路の車の中で聞いたBeFMで、ギターをコンポやラジカセのスピーカーの前に置いて、ギターに音を聞かせるという話をやっていた。
 たくさん振動させる、いわば強制振動だ。
 そうやって、新しいギターを、長い年月、弾きこんだギターと同じレベルにまで鳴りを向上させるというのだ。

 思わず聞き入り、ボリュームをアップした。

 話の文脈から、これはギター好きにはあたりまえの話だということがわかってきたが、わたしには新鮮な話だった。
 他人のギターを弾いてみて「ああ、この持ち主はこの音域を多用しているんだ」というコメントにも、おおぉぉぉぉ~!としびれてしまった。

 話にも感動したが、ボリュームを上げて聞き耳をたてている自分にも感動。

■放送の途中から、3人のトーカーのうちの1人で、やや控え目に、スタジオの暗がりの片隅で、なんだかひっそりと存在しているという感じで、ボソボソと語っている男が、下崎君(←わたしが教師になったばかりの頃、そのわたしの国語の授業を受けた不幸な人物)ではないかと気づいた。
 暗がりの片隅というふうにイメージしたのは、たぶん、こちらが車のなかの暗がりにいて、話の内容と下崎君の語りに引き込まれたからだろう。



■放送を聞いているわたしの思考が、次第に「下崎君=ギター」になり、次に下崎君の来し方に思いをはせ、また並行して「わたし=ギター」→わたしの来し方……と、下崎君のそれと対比するかたちで展開していった。
 そのとき、わたしは、下崎君がうらやましいと感じていた。

■上記の「下崎君がうらやましい」という箇所以外の内容を、わたしが教師になったばかりの頃、わたしの国語の授業を受けた不幸な人物たちで運営しているBBSに書き込んだら、さっそく下崎君らしい人物から返信があった。

〈返信〉
 アタシは増えすぎたギターの置き場所に難儀しております(ピーク時、50本超、現在でも30本以上)。
 先日はギターの置き場所より、本人の身の置き所が無くなるトコでした。
 ま、奥さんの小言で毎日強制振動しておりますので、ひっそり感は否めないと思います、はい。

■わたしは、今、あせっていて(^0^*オッホホ)、自分の身をどこに置いて、どんな強制振動をさせようかと考えている。
 しかし、強制振動というのは、基本的には素性の良いギターをいかに育てるかという方法論の選択肢のひとつであって、最初から鳴らないギターは、何をしようと、その鳴りの向上には限度があるらしい。。‘゜(●ノ□ヽ●)'゜゜

★画像は弘前城とはなむけ号(7/27)


現場に今いる人間の発信を

2007-07-27 05:16:47 | Weblog

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■午前中、八戸市中学校進路指導研究会・夏季講習会(パークホテル)
 講師をお招きして講話をいただくというのが通例になっていたらしいが、昨年から、進路指導部会のメンバーから問題提起者を選び、パネルディスカッション形式で、意見交換をしている。
 現場に今いる人間、現場を熟知している人間、現場で苦しんでいる人間が、問題点を収集し、勘と経験を頼りに考察し、英知を結集しつつ微調整し、これを発信しなければいけないと考えたからだ。
 昨年度につづき、今年も「入試業務、入試制度」をテーマにした。

■冒頭、あいさつを述べる。
 抜粋して15%くらいに圧縮し、下記にコピーする。

 (あいさつから)選抜システムについては、よいシステムを求めて歴史的な努力がなされてきたが、完璧な入試システムというのは、なかなかみつからない。
 そういうなかで、本県の前期(75~90%)・後期制(10~25%)はよく考えられたシステムであると評価している。
 ただし、細部については問題点もある。たとえば、
 ①傾斜配点が中学校の教育課程に強い影響を与える問題。
 ②特別活動や部活動など、中学校では数値評定していないものを入試で点数化する問題。
 ③人間を総合的に評価することをねらい、入試評価項目を盛り込みすぎることが、学校肥大化という逆コースに陥るという問題……等々
 英知を結集し、微調整し、より成熟したシステムにしていこう。(以上)

■パネラー
 ・新保義彦(第一中)
 ・浅石英一(白山台中)
 ・坂 剛(根城中)

 今年度は、八戸高・八戸東高・八戸南高・田子高・名久井農高・八戸水産高など高校側からも出席していただいた。

 内容は後日、事務局から発表されるので、ここでは省略する。
 終わりのわたしのあいさつを30%に圧縮し、下記にコピーする。このあいさつから本日のシンポジウムの内容を類推、推察していただきたい。(いや、今の言を取り消す、わたしのあいさつからはとても類推できない(^0^*オッホホ))

■終わりのあいさつ抜粋
(1)先ほど、本校の北澤Tから話があったように、3月初旬の県立高前期合格者発表後から卒業式までの期間は、公立中学校のプロ教師として、前期合格者・不合格者の区別なく、最後の最後まで、生涯にわたって子どもを支えつづける「学びの喜び」を保証する授業を行うという強い方針で臨んでいる。

(2)前システムに含まれていた推薦制度を改め、すべての子どもに2回の受験チャンスを与える新制度を堅持する立場であるが、今回中学校側及び高等学校側から出された問題点、またわたしが把握している問題点を踏まえ、現在は産みの苦しみのただなかにあることを再認識した。

(3)本日の論議にいくつかのヒットがあったが、そのひとつが進路発達にかかわる諸能力の育成という観点から入試が語られたことだ。このことに関してわたしから、その能力を学校のみで形成しようとするのではなく、学校・家庭・地域が連携して育てるという理念をもち、学校側がその具体的な施策をもつことを強く提案したい。このことは高等学校にも言えることだ。

(4)今回のテーマが入試業務から入試制度までと幅が広かったために、パネラーや司会者に大きな負担をかけてしまった。次回はこれを改善したい。また今回、中学校側と高校側の間で精神ののびやかな意見交換がなされたことは大きな収穫だ。来年はこれに市民の方々も加えて入試に関する議論を深めていきたい。これにこりず来年もご参会いただきたい。

失敗に終わらせたくない

2007-07-26 20:23:40 | Weblog

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■青森県中学校体育大会情報
 水泳女子100mバタフライ 武田明日香 第6位
 水泳女子200mバタフライ 武田明日香 第5位
 陸上男子400m 熊谷直矢 第2位
 健闘した2選手及び指導・引率のコーチ、先生方ごくろうさまでした。
 なお、熊谷君は東北大会(いわき市)、全国大会(仙台市)への出場権を獲得している。

■これまで2年間、県教育委員会の「学校と地域の協働による教育活動推進協議会」の委員をしていた。
 その事業が終わり、今年度から「青森県地位教育力推進協議会」の委員を引き受けた。

■会則によると、目的は「地域住民が、〈A〉学校を支援する活動や〈B〉子どもを育てる環境づくり等に取り組みながら、連帯感を形成し、地域の教育力を再生する」。
 そして、主な事業内容については、
〈A〉学校支援を通した地域連帯感形成のための事業企画。
〈B〉地域課題への取り組みを通した地域連帯感形成のための事業企画。
(ABの記号は、自分が理解しやすいようにわたしがつけたもの)

■〈A〉「学校支援を通した……」事業の1つで、わたしが注目しているものに「地域コーディネーター配置」事業がある。
①まず、県内6箇所に市町村学校支援協議会を設置する。
 ・外ヶ浜町学校支援協議会
 ・りんごの里人づくり協議会
 ・田舎館村学校支援協議会
 ・七戸町学校支援協議会
 ・むつ市学校支援協議会
 ・八戸市学校支援協議会
 メンバーは、教育委員会関係者・学校教職員・学校支援ボランティア実践者・地域コーディネーター・町内会関係者等。

②モデル校区に2名、市町村教委に1名のコーディネーターを配置する。
 たとえば八戸市学校支援協議会を例にとると、モデル校である小中野小と日計ヶ丘小に1名ずつコーディネーターを、八戸市教育委員会に1名のコーディネーターを配置する。
 報酬は、市教委付コーディネーター=月2回、半日3600円
     学校付コーディネーター=年間30回、1回500円

 この事業を通した実践をひとつの立脚点にして、学社連携・融合を徐々に前進させ、文科省の提唱する「学校・地域・家庭が一体となり、子どもの〈知・徳・体〉向上の環境づりく」を進めたい。

■わたしはこの事業(コーディネーター配置)を失敗に終わらせたくないと思っている。
 八戸市教育委員会にコーディネーター1名。
 しかし、八戸市は24万人の街だ。
 校区にコーディネーター1名。
 しかし、わたしか勤める学区でも人口は11414名だ。

 県教委と市町村教委、関係者(←わたしもこのひとり)と実践者とが、理念を共有し、その理念に裏打ちされた実践を、10年、20年先を見据えて、根気強く積みかさねていくのだという覚悟がないと、この事業は実施期間が終われば吹っ飛んでしまう。

 きょうはこれで終わる。
 今、述べた「理念に裏打ちされた実践」の具体的な、さらに具体的な内容については、この場に少しずつ詳細していくことにする。

外サクサク、中ホカホカ

2007-07-25 20:06:14 | Weblog

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 画像は昨晩、わたしが焼いたお好み焼きです。

 しばらく、粉と水の量をいいかげんにしたり、冬キャベツから春キャベツへの変化に対応しきれなかったりして、不調の、絶望の時代が続いていたが、原点に立ちかえり、きちんと計量(調整)することにより、やや立ち直りつつあります。

 追い求めているのは、外サクサク、中ホカホカの豚玉です。

 きょうの出来は、画像をご覧になっておわかりのように、かなりよくは出来ているものの、外サクサクというよりややカリカリ、中ホカホカというよりややポチャポチャ……になってしまいました。

 ホンマ、むずかしいですね。
 理想に近いお好み焼きは、今年になって、たった1枚しか焼けてまへん。
 100枚焼いて100枚、外サクサク、中ホカホカのお好み焼きをめざして、わたしの挑戦はまだまだつづきまっせぇぇぇぇ~。

再出発に際しHP大改造!

2007-07-25 16:28:20 | Weblog
■これまで、わたしの「HP」と「ブログ」の関係は、HPに注ぐエネルギーが90%、ブログが10%で、ブログは単なる物置・倉庫だった。

 今、それを50%、50%にしようと、「工事」をはじめている。
 きっかけは、「あたなのブログの影響力を測定します」というBlogScouterだった。
 おもしろそうだなァと、さっそく登録して、自分のHPにBlogScouterタグをはりつけたのだが、HPだと、ブログではないから、測定がPVやUUなど一部に限定されて、更新率や最終更新日は測定されない。
 更新率=0と測定される。
 要するに、ブログに装備されているRSSがないと、このBlogScouterにしても、各種のランキングサイトにしても、きちんと測定・評価してくれないということだ。

■これまでHPに注いできたエネルギーの半分くらいをブログにも……と、これまで使ったことのあるブログのなかから最適なものを探すことにした。

 機能的には、ライブドア、seesaa、FC2が格段に優れていると思う。
 しかし、ライブドアはアダルトサイトに簡単に接続する。
 これはライブドアがバファローズ球団を買収しようとしたときにも指摘された問題だ。
 FC2はもっとひどい。
 これはアダルトに直結しているから、論外。
 教育に携わる者として、この2つは絶対にダメとあきらめる。
 seesaaも機能はいい。
 しかし、広告が℃ぎつい。
 これも、失格。

 楽天ブログとgooは品格があって申しぶんないのだが、画像アップ機能が弱い。
 楽天は特に弱い。
 明治図書ブログも品格という点では最高だ。
 しかし、これには、なんとRSS機能がない、加えて、迷惑コメントも消去できない……。

■どのブログにも一長一短がある。

 結論として、一昨年の暮れまで使用していたgooブログを復活させることを選択。

 ただ、明治ブログは(わたしは理由がわからないのだが)検索ロボットに対して感受性が強い。
 これまでの原稿依頼や講演依頼、各種の問い合わせは、明治ブログにヒットして……というケースが多い。
 だから、本体HP>gooブログ>明治図書ブログ……という感じで、明治ブログは(一太郎文書をコピーして貼りつける程度で)存続。

■これにともない本体HPも少し改造する。
 ①これまでトップページには、ブログのマネをしてDIARYを何日分か連ねていた。
 この「連ねる」のをやめて、1日分か2日分にして、あとはgooブログへリンクする。(gooブログから明治ブログにリンクする。)
 ②その「1日分」ないしは「2日分」のDIARYから画像もカットする。
 画像はgooブログのみとする。(画像アップが簡単操作だし、処理速度も速い。)

※画像は、昨日、訪れた「小学校・はちのへ教育フェスタ2007」(八戸市公会堂)。教育研究会の国語科展示展=八戸市と南郷区の文集『はちのへ』と『なんごう』を創刊号から最新号まで展示。

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小学校・はちのへ教育フェスタ2007

2007-07-23 21:45:28 | Weblog
■きょうから3年生は夏季休業・学習会が始まった。
 また、教育相談=3者面談は、学校として定めた期間は7/25からだが、きょうからスタートした学級もある。

■午前中、デスクの上に積み上がっている各種の書類を、上から順々に処理する。

 午後から、「小学校・はちのへ教育フェスタ2007」(八戸市公会堂)に来賓として出席。

 フェスタの内容は、①教育研究会の展示 ②講演会。
 教育研究会の展示は、国語科・社会科・算数科・理科など……で、たとえば国語科は、八戸市と南郷区の文集『はちのへ』と『なんごう』を創刊号から最新号まで展示。
 社会科は、40年以上の歴史を誇る研究会作成の地域学習用副読本と自由研究最優秀作品を展示。
 案内文には「今年度も、講演会並びに研究成果の一端を市民のみ皆様に公開することにいたしました。より質の高い授業をめざして一丸となって取り組んでいる八戸市小学校教員の意気込みを感じていただきたい」とある。

 この「意気込み」は高く評価したい。
 中学校教育研究会より一歩も二歩も先を行っている。
 しかし、ぼんやりとした違和感をもった。
 あくまでも「ぼんやりとした」であって、まだきちんと整理ができていないが、粗く3点、あげる。
 ①「教育フェスタ2007」という命名。
 ②展示するという行為
 ③講演を聞くという行為

 ここでは代案は示さない。
 代案は、中学校教育研究会の夏季講習会・進路指導部会で具体的に示したい。
 と、大きなことを言っているが、「教育フェスタ2007」に参加して、1つ、「ああ、進路指導部会も市民のみなさまに声をかければよかったぁぁ~」と気づいた。
 もう手遅れだ。
 ま、とにかく、後日、夏季講習会・進路指導部会ルポというかたちで、代案を兼ね、ここにアップしたい。

■来賓控室で白銀小の馬場校長と語る。
 話題は、馬場校長が、先日、課外授業「短歌をつくろう」の講師に呼んだ梅内美華子さんについてだった。
 馬場Tもわたしも国語教師なのだから、当然のこととして短歌指導の経験がある。
 だから、馬場Tの語り口から、馬場Tとわたしの指導とかさなりつつ、はみ出る梅内さんの指導方法が浮かび上がってくる。
 梅内さんは、子どもにことばを並べさせ、子どものうちにある気持ちに最も近いことばを選ばせる。
 ピッタリのことばがない場合は、積極的に子どもと対話して見つけていく。
 馬場Tは、子どもが短歌をつくりながら、自分が空間のどこにいるのか、時間軸のどこに存在しているのか……に気づいていく過程に感動したと言っていた。
 梅内さんが来る当日、馬場Tはわたしにも声をかけてくれたのだが、あいにく中学校長会とぶつかっていたのだ。

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学社連携・融合コーディネート機能

2007-07-23 03:18:44 | Weblog
★すこやかみなみネット・地域情報交換会から生まれた、生徒会・PTA・少年補導協力員の連携・融合によるあいさつ運動。

■T子さんから聞いた話だが、「窓をあけると、ジャリを敷いた貸駐車場におじいさんが1人、しゃがんでいる。いつまでも、いつまでも、ひとつところにずっと、置物みたいにしゃがんでいる。しばらくして草取りをしていることに気づいた。1ミリの草も見落とさない……という感じ、ていねいに、ていねいにやっている」。

 この話を聞いたとき、わたしは少し酔っぱらっていたのだけれど、「ああ、こういう仕事のやりかたがいいなぁ~」と思った。
 ぼんやりした、わたしの頭のなかで「貸駐車場」が1枚の原稿用紙に、「1ミリの草」がひとつのマス目に置き換わった。

■わたしの今の仕事のやり方は、文献A・B・C・D……に当たらなければならない、それは充分にわかっている、だけど、Aだけで済ませてしまう。
 あるいは、Aさん、Bさん、Cさん、Dさん……に話を聞かなければならない、それは充分にわかっている、だけど、Aさんの話だけで済ませてしまう。
また、Aのことについて、Bのことについて、Cのことについて……ひとつひとつ、しっかりと考察しなければならない、それは充分にわかっている、だけど、Aだけ考察して……。
 こんなふうに、そそくさと、そこそこに、性急に(加えて強引に)「施策」を打ち出す……というやり方が、いつ頃からかわからないけど、ずっとつづいている。m(_ _)m

■教職員の学社連携・融合コーディネート機能については、7/11の職員会議でも主たる話題のひとつにしたのだが、終業式の日の朝のミィーティングでも念を押す。

〈みなみ中教職員の学社連携・融合コーディネート機能〉

 学校が教育を丸抱えすることが、教育の危機を増大させているのだという強い認識が必要である。
 教育は、単に学校だけで行われるものではない。
 家庭や地域社会が、教育の場として十分な機能を発揮することなしに、子どものすこやかな成長はあり得ない。
 いわゆる「生きる力」についても、学校において組織的、計画的に学習しつつ、家庭や地域社会において、親子の触れ合い、友達との遊び、地域の人々との交流などの様々な活動を通じて根づいていく。
 しかし、実際の南中生の生活は、「学校の教育独占体制」あるいは「学校の教育丸抱え体制」(われわれがこの体制を望んだわけではないが……)に近い状態である。
 なんとしてもこれを改めたい。
 夏期休業中はそのよい機会である。

■ただし、だからといって、学校側の判断のみで無制限にダムの水を放流するように丸抱え体制を解除することはできない。
 例=夏季休業中の部活動は一切なし!
  =夏季休業中の学習会は一切なし!
 大混乱が目に見えている。
 そこで(以前にも述べ、毎度毎度、もう耳にタコができるくらい述べていることだが)抱えている側がコーディネーター機能(調整)を充分に発揮することが大切である。
 みなみ中の教職員は、下記の点に留意し、(ダムの放流口の)調整機能を十分に発揮してほしい。

(1)学年・学級(=学年教員)で、あるいは、部活動(=顧問教職員)で、個々の生徒の社会教育活動(学習塾・稽古塾を含む)の実態を、可能な限り把握する。そのうえで、個々の生徒の社会教育活動が円滑に行われるように配慮する。ただし、監視・管理と思われないように注意。

(2)地域で行われる社会教育活動や公的な社会教育活動への参加を奨励する。部活動と重なる場合も多いと思うが、各部顧問は、ここで充分、学社コーディネート力を発揮してほしい。(子どもたちは学校教育では育てられない力を社会教育で獲得する可能性がある。)

(3)部活動の休止日については、これまでの通り(①第1・3日曜日 ②他の週については、土・日のいずれかを休止日とする)であるが、長期休業中の土・日は可能な限り休止日とし、先生方も自身の家庭や地域で過ごすようにしてほしい。

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教え子たちのBBSが盛りあがっている

2007-07-18 22:32:05 | Weblog
■わたしが教師になって初めて国語を担当し、初めて学級担任をした生徒たちのHPが存在する。
 2004/8に開設された。
 ほとんどのコンテンツは開設された当時のまま凍結されていて、BBSだけがなんとか余喘を保っているという状態だったが、そのBBSがここにきて、俄然、活況を呈している。
 理由は3つある。

■1つは、SPAM業者からの自動配信データを、HN「c」を中心に数名が手作業で削除しつづけるという「協力性」と「連帯感」で盛りあがっているのだ。
 スパム投稿対策機能付きのBBSに取り替えれば済む話なのだが、あえてそうしないところがおもしろい。

 875. ほー、 c  2007/07/11 (水) 02:45
 極めて短時間に同一内容のSPAMが連続50件余。仕事もありますので削除が追いつかない可能性があります。時間取れ次第消してきますのでご了承ください。

■もう1つは、BBSの投稿ナンバーがキリ番1000に近づいたことだ。

 918. 1000番近いね ラムネ  2007/07/12 (木) 20:02
  この調子ならすぐかも・・・誰がゲットするだろう??
 990. いっきに1000番が近づいた Zen  2007/07/17 (火) 17:52
  キリ番は今晩中にだれかがとらなきゃスパムにとられるな。それに俺、明日明後日は出張だからチャンスは今日しかないとみた。みなさん、書き込みよろしくね。
 992. 991 ラムネ  2007/07/17 (火) 19:03
  大変だー(; ̄ー ̄川 アセアセ
 994. 今晩は ひまわり  2007/07/17 (火) 19:06
  どきどきしますね~
 996. そうなんだ・・・・ ラムネ  2007/07/17 (火) 20:15
  996番☆あとよろしく^^
 999. ★ sさみどり  2007/07/17 (火) 20:53
  さみどりだ。
 1000. やった ラムネ  2007/07/17 (火) 20:53
  999番ゲット!!
 1001. いやはや ラムネ  2007/07/17 (火) 20:53
  交換しない??
 1002. Re: ★ sさみどり  2007/07/17 (火) 20:53
  ラムネはん、おめでとう。・゜゜‘゜(●ノ□ヽ●)'゜゜゜
 1003. 連続投稿 Zen  2007/07/17 (火) 20:54
  そうだね。俺も連続投稿はしないでキリ番取ろうと思ってました。その為にはネタふりが大事か…
 1004. なんてこった Zen  2007/07/17 (火) 20:56
  1003のとっても間の抜けた投稿、取り消さないでおこう。
  スパムめ~

■3つ目は、HN「Zen」と「c」の活躍だ。
 歳のとり方には、アイデンティティの方向によって粗く2種類ある。
 1つは、自己の時間的・歴史的連続性にアイデンティティを求めるタイプ。
 もう1つは、所属する社会との連続性にアイデンティティを求めるタイプ。

 BBSは当初、後者の人々が主流だった。
 話題も、「息子が東京に就職した」……「娘が結婚した」……「孫がでけた」……「恩師の喜寿の祝い」……。
 見ているだけでなんだか暗い気持ちになり、わたしは次第にHPから遠ざかってしまった。
 ところが、HN「Zen」と「c」の活躍でこの空気が一変した。
 HN「Zen」と「c」は、自己の時間的・歴史的連続性にアイデンティティを求めるタイプだ。
 ま、いわゆる「いい歳こいて……」人間なのだが、周囲の人間を、「回想」という形式ではなく(←「回想」は所属する社会にアイデンティティを求める人間が得意とする行為)、根こそぎ、一足座に30年前の空間に引き連れていく。

 これからも、たのんまっせ、「Zen」と「c」。

★古本屋化作業は、第1期作業が終わったところだ。今、わたしの魂は7/21(江藤淳の命日)に向かっている。2期の作業をどうするかは7/21が済んでから考えたい。

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南ファンさんの投稿

2007-07-17 20:24:54 | Weblog
■前回、1学年合唱の感想を書いた。
 きょうは2、3年の感想だ……と思っていたら、掲示板に南ファンさんから合唱コンに関するすばらしいカキコミがあった。
 読んで、同感、同感! わたしの思いとぴったり重なるので、南ファンさんの感想をそっくりいただくことにした。

■〈やはり〉投稿者:南ファン
 今年も涙しました。
 すごかったです! 男子がすごい。すごすぎる!
 青木先生の講評にもありましたが、表現しようとする意欲がものすごくて、一生懸命さがわんわん伝わってきて、胸が熱くなって、やっぱり感動して泣いてしまいました。

 びっくりは、3年生。
 1年生からみていますが、ものすごい成長です!
 「2年=やんちゃ→3年=大人」になったと実感しました。

 2年生男子も来年は怖いくらい楽しみ!
 技術<熱意。
 一生懸命が形になるとこんなふうに、人を感動させる法則ができるんだと学習しました。
 拝見して本当によかったです!
 お疲れ様でした!(「南ファン」さんのカキコミ、以上)

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1年合唱は小・中融合の歌声

2007-07-15 20:18:42 | Weblog
■実は、今年は1学年の合唱をかなり楽しみにしていた。
 これまでにわたしが経験したことのない、のびやかな歌声をもっている。

 やや分析的にいえば、小学校5・6年生がもっている、生意気なところ、小学1・2年生に対するお兄さん性、お姉さん性、言い換えればたのもしさ、やさしさ、あたたかさ……などにみちみちている。

 中学に入ると、こういうよさがペシャンとつぶされてしまうことが多いのだか、今年の1学年スタッフが、中学のカリッ、ピリッとしたところを加えつつも、つぶさないで大切に大切に育てているということだろう。
 ある意味で、みなみ小教育のよさとみなみ中教育のよさの融合の歌声だ。

 音楽関係者にはこのしびれるようなよさはわからないかもしれない(音楽関係者さん、スンマヘン。)

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3者面談はむずかしい

2007-07-11 22:10:48 | Weblog
■第2回の教育相談(7/25~7/31)の形式は、1・2・3全学年とも、教師にとってもっとも荷の重い(けれども、教育的効果はもっとも高い)、親と子と教師の3者面談だ。
 今、「荷が重い」といったが、とにかく3者面談はむずかしい。(4者面談=父親・母親・本人・わたし……は、もっとむずかしい。)
 なぜ、むずかしいのかというと、限定された面談時間のなかで、親と本人と教師、3人の「関係」を形成・成立・創出・構成しなければならないからだ。
 教師が本人に問いかけ、本人が回答して、あるいは、親に問いかけ、親が回答して、それだけで終われば3者面談にならない。
 図式的に書くと……、教師→本人、これをきっかけに、本人→親のあいだに(もちろん親→教師のあいだにも)、いわばキャッチボールが成立しなければならない。
 教師→親も同じだ。これをきっかけに、親→本人のあいだにキャッチボールが成立しなければならない。
 3者面談がむずかしいのは、ここだ。
 先日、わたしがやった4者面談では、常に(入れ替わりつつだが、だれがひとり)ボール回しに参加しない人物が存在した。
 やりながら汗が出てきた。

■たとえば、教師の問いかけに、本人が回答して、親がことばを発しなかった場合、教師は「お母さんはいかがでしょうか?」と親にことばをむける。
 このタイミングもむずかしい。
 この場合、親はなぜ黙っているのか? 考えを整理し、ことばを探しているのか? それとも本人の回答、あるいは教師の問いかけに、はじめから応ずる気がないのか? あるいは教師から「お母さんはどうお考えですか?」と声がかかるのを待っているのか?……。
 これを察する能力が3者面談における教師に要求される。
 また、たとえば、本人の回答に対して教師が疑問を感じたり、さらに質問したくなることがある。
 そこで「それはどういうことですか?」と質問すべきか? それをグッと抑えて親の意見を聞くべきか?……も慎重に判断・選択しなければならない。
 いきなり本人の回答をつぶしにかかる親もいるから注意が必要だ。
 まして教師はづぶし役になってはいけない。
 これは最低だ。

■3者面談での教師の役割は、ひとつは「触媒」的役割だ。
 今回、この修業だと思って取り組んでほしい。
 もうひとつは、いつもいう、後半部分での、絶妙のiメッセージを発する役割だ。
 わたしは、(iメッセージには自信があるが、あるゆえに)ついつい表に出てしまい、ディスクジョッカー的自分に酔ってしまうという失敗をやってきた。

 3者面談期間が終了したら、みなみ中教師の教師力がグンとアップしている……というようなことを期待している。
 念のために、面談のポイントを列挙する。(この「ポイント」はHPでは省略)

■午後3時25分から職員会議。
 わたしからの提案は、上記の「3者面談」の他に、項目だけ列挙すれば、①授業中、教室に空席がない、教師自身の不在がない状態を「死守」する。
②1学期通信表のコメントと本校の各種目標(教育目標・努力目標・学力向上の5原則・学年目標・学級目標など)との関係
③家庭不適応・学校不適応生徒と教師の「関係」のポイント
④校則のなかで「絶対守るべきもの」として臨まなければならない項目について。
⑤生き方のお手本の提示の仕方について。
⑥夏季休業中の教員の学社コーディネーター機能
⑦夏季休業中の教育書活動及び校舎管理

■上記の内容を「職員室通信№13」「職員室通信№14」として発行したのだが、いつもの年にくらべて通信の号数が進んでいない。
 体調が悪いわけではない。
 むしろいい状態をキープしている。
 内容的には「授業ルポ」の号が極端に少ない。
 たぶん、知的で楽しい授業とその授業の実現に向けての修業ということに対して、自分の内部を再構築しようとして、もがいていたからだろう……と自分では思っている。
 バリバリと前進するにはもう少し時間がほしい。

※合唱コンクールまで、きょうを入れて、あと4日。
 画像は体育館で練習する1年生。

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学社連携・融合の創出

2007-07-10 21:05:27 | Weblog
■けさ、すこやかみなみネットあいさつ運動実施した。(きのう・きょうの2日間の計画だが、わたしは昨日、青森県地位教育力推進協議会出席のため、参加できなかった。)
 今回のあいさつ運動は、地域の八戸市少年補導協力員の方々がやっていたあいさつ運動と、PTA活動と、みなみ中生徒会活動との融合だ。
 前回のすこやかみなみネット・地域情報交換会で、少年補導協力員の「みなさんもいっしょにやりませんか?」という呼びかけに、PTAと生徒会が応じて、今回、実現したものだ。
 いつもいうことだが、形式的でなく、押しつけでなく、精神ののびやかなつながりのなかで、情報交換がなされているからこそ、こういう連携・融合活動が創出される。
 ほんとうにうれしい。

■生徒朝会の日だ。
 みなみ中の生徒朝会のスタートは、最初に体育館に入場した3年生のひとクラスの合唱が次のクラスへ、さらに次の学年へ徐々にひろがっていく。
 だから、2年生、1年生は歌声が響くなかを入場する格好になる。
 これが結構、感動的な光景だ。
 わたしからはひとこと「合唱コンクールが近づいた。学級一丸となって、ひとかたまりになって取り組もう。このひとかたまりが合唱のエネルギーだ。もうひとつ、息を吸って吸って、吐いて吐いて吐いて……という息つぎが合唱のエネルギーだ。細胞に♪が埋まっているみなみ中生らしい合唱を期待する」と述べる。

■音楽担当の本田Tから合唱コンクールのプログラムに掲載するあいさつ文を求められる。
 生徒朝会の「ひとこと」の延長線上で、次のようなあいさつ文を書く(←「書き散らす」か?)

◆〈合唱コンクールのプログラム用・あいさつ〉
「南中生の細胞には♪(音符)が埋まっている」
 これは、わたしが白銀南中に赴任して、毎日の朝の会・帰りの会、あるいは生徒朝会(←これは体育館に最初に入場した3年生のひとクラスの合唱が次のクラス、次の学年へと徐々にひろがり、やがて全校の合唱になっていく……)など、日常の生活のなかに合唱があるということに感動して言ったことばです。
◆きょうは、その南中の合唱コンクール。
 ♪(音符)入りの南中生の細胞が、はじけるようにジャンプする特別の日です。
 互いのクラスの合唱を聴きあうと同時に、地域のみなさま、保護者のみなさまにも聴いていただきましょう。
 わたしは、きょうの日を機会に「南中生の細胞には♪が埋まっている」から、さらに「南中生の遺伝子には♪が組み込まれている」に進化することを強く強く願っています。
◆さて、地域のみなさま、保護者のみなさま、本日はたくさんご来場いたたきまして、ほんとうにありがとうございます。また日頃、すこやかみなみネット事業などをとおして、南中へのご支援に心よりお礼申し上げます。
◆「南中生の細胞には♪が埋まっている」と、少し自慢ぽく言いましたが、しかし、だからといって上手だという意味ではありません。まだまだ成長の途中にあります。
 きょうは、中学1年という時代、あるいは2年、3年という時代の、南中生にしか出せない歌声を実感、体感していただきたいと思います。どうぞ最後までお聴きくださるようお願い申し上げます。

校 長 小高 進

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