★2学期の体育祭・市中体・文化祭・修学旅行等を、単発の行事としてではなく、系列・ライン・つづきものととらえ、子どもたちのよいところを計画的に伸ばす、あるいは、弱点を計画的に克服させる場にしたい。 このことについて、校内の領域部会等が中心になって年間計画を立て、学校全体で取り組むという発想はまちがいではないし、それはそれで必要なことだが、経験的に、なかなかむずかしい。 空疎で、形式的な計画になりがちだ。 やはり、学期ごとに、学年や学級の実態を踏まえ、学年単位(→学級単位)で、子どもの顔を思い浮かべながら、活動&指導計画を立てるのが、適切であると思う。 各種行事を、つづきものとしてとらえ、計画的に育てる際、留意したいのが、次の2点である。 (1)タイプ別に育てる。 僕は、いつも、右図のように、2軸・4分割で子どもたちをとらえ、その中から代表として典型生徒を設定し(図のAさん・B君……)、タイプ別に指導方法を考えている。 この「典型生徒」を決めないと、どうしても指導内容が漠然としてしまう……。 この図では一例として軸を「指導力」と「体育祭へのやる気」にした。 Aさんは、やる気もあり、指導力もある。 B君は、体育祭に対してはやる気がないが、指導力はある。 当然、AさんとB君では指導の内容が違う。 Cさん、Dさんについても同じだ。 AさんとCさんの関係をどう指導するかという問題もある。 ★「職員室通信」〈タイプ別に育てる〉&minami小・中合同模擬授業大会のつづきをみる ★新聞の切り抜きを整理していたら――ま、正確には、捨てるためにゴミ袋につめていたら、なつかしい「お好み焼きの記事」が目に飛びこんできた。 読売新聞「お品書き・有名人思い出の食」尾藤イサオさんの「お好み焼き」。 尾藤さんは〈仕事で全国を回ると、夕食はお好み焼きが多い。気取らずに食べられるところが魅力だ〉という。 戦時中、東京・御徒町で生まれた。 5人きょうだいの末っ子。 小学校に入ると、2人の兄と銭湯帰りに食べられる月に1度の「ごちそう」があった。 それがお好み焼き。 長屋の一室にテーブルを4台置いただけの店。 水で溶いた小麦粉に、桜エビやキャベツなどが入って1人前15円だった。 ウスターソースをたっぷりとかけて、1人前を3人で分けた。 ★ドップリ、僕のお好み焼き人生と重ね合わせてしまった。 僕のお好み焼き人生は、大阪・生野区でスタートした。 路地裏のパン屋さんの一角をベニヤ板で仕切った、尾藤さんと同じ「一室にテーブルを4台置いただけの店」だった。 マキちゃん(←僕の生涯で唯一の大長編小説『Webふたりっこはん深夜特急』に登場する人物。僕のかたわれ)や弟と、ほとんど具のない、小麦粉とキャベツだけのお好み焼きを、鉄板のうえでペッタンペッタンとやっていた。 「大きいやろ~」 「うちのほうが、もっと大きいで~」 鉄板の上の陣取りゲームだった。 メニューは値段の安いほうから、 ①僕らがペッタンペッタンとやっているモノ(←これを何と呼んでいたのだったか? 「お好み焼き」だったかもしれない(*^_^*)。 ②イカ入り ③タマゴ入り ④ブタ肉入り……の順だった(ように思う)。 生野のお好み焼き屋で、僕は、①以外、すなわち②、③、④を食べた記憶がない。 ときどき、隣のテーブルで、見知らぬ大人が、 「おばちゃん、タマゴ」 「ブタ」 と注文したりすると、マキちゃんたちと目と目をあわせて「せめてイカ入りでも食べてみたい」と思った。 「タマゴ+ブタ」は、今の「豚玉」。 これは現在、600円くらいだから、当時の子どもには、夢のまた夢……という感じだった。 尾藤さんの記事で、僕がハッとしたのは「水で溶いた小麦粉に、桜エビやキャベツなどが入って1人前15円だった」という箇所だ。 僕がペッタンペッタンとやっていたのは、これにちがいない。 ★尾藤さんの引用をつづける。 40歳代になり、2人の娘が小学生になったころ、お好み焼きが無性に食べたくなった。 ある時、台所から鉄板を取り出し、溶いた小麦粉にソースをかけただけのお好み焼きを、娘たちの前で作って見せた。 「これがパパの料理だよ」。 娘と同じ年のころ食べた「原点の味」を、家族と共有したかったのかもしれない。 「でも、その時は、妻が隣でサイコロステーキを焼いたものだから、お好み焼きは食べてもらえなかったんですよ。タイミングが悪かったなあ」 ★これもよくわかる。 (というわけで?)本日は、お好み焼き大会だ(^_^)v。 ★生地。 ★キャベツ。 ★生地の上に、(混ぜ合わせる直前の)キャベツ、紅ショウガ、乾燥エビ、天かす。 ★タマゴは、他を混ぜてから、いちばん最後に入れて、軽く2、3回、混ぜる。 ★片面を、とろ火と中火の中間くらいの強さで、10分ほど焼いて、ひっくり返したところ。 外の「サクサク度」を感じてもらえるだろうか? ★関連記事 ・連続テレビ小説『てっぱん』富司の2度の「恐る恐る」の「変換」が、美しく、力強い「下町の大阪弁」を創出 ★公式ホームページへ ★WEB無人駅線ページへ |