職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

★シモサキ氏の強制振動(ギター)の話に僕の魂が震える&「朝と帰りの会」で子どもたちが変わる、激変する

2013-07-30 16:36:28 | 僕のモンマルトル日記

 

茫漠特急 シモサキ氏の強制振動(ギター)の話に僕の魂が震える
2013
07.30

032

★帰路の車の中でラジオ(FM)のスイッチを入れると、男性のパーソナリティが「コンポやラジカセのスピーカーの前にギターを置いて、音を聞かせる」という話をしていた。
 来る日も来る日も、ギターをスピーカーの前に置いて、たくさん振動させる。
 いわば強制振動だ。
 そうやって、新しいギターを、長い年月、弾きこんだギターと同じレベルにまで鳴りを向上させる……というのだ。

 夜間走行中ということも忘れて思わず聞き入る(←危険やね^^;)。
 ボリュームをアップした。

 番組はフリートーク形式で、男性パーソナリティの他に出演者が2人いる。
 3人の会話の流れから、この強制振動は、ギター好きにはあたりまえの話だということもわかってきた。
 しかし、僕には新鮮な話だった。
 他人のギターを弾いてみて「ああ、この持ち主はこの音域を多用しているんだ」というコメントには、「おぉぉ~!」としびれてしまった。

 話にも感動したが、ボリュームを上げて聞き耳をたてている自分にも「こんな話に強い興味を持つって、僕も、まだ、これから、何かに挑戦しようと思っているのかぁ~!?」と、少し感動した^^;。

★放送を聞いているうちに、3人のうちの1人――今「この持ち主はこの音域を多用しているんだ」とコメントした男性(=パーソナリティ)。スタジオの暗がりの片隅で、なんだかひっそりと存在しているという感じで、ややひかえめに語っている――その彼が、ひょっとして僕の畏友・シモサキ氏ではないかという気がしてきた。
 「暗がりの片隅」とイメージしたのは、たぶん、こちらが暗い車中にいて、シモサキ氏の語りと内容に引き込まれるカタチになったから、僕のうちで車中の暗さとスタジオが同一化したのだろう。
 くわえて、出演者の声に比し、シモサキ氏が声量を抑えているから「片隅」という距離感が出たのだろう。

★放送中、僕の思考が、次第に
 ①「シモサキ氏=ギター」になり
 ②次に、「シモサキ氏というギター」の来し方に思いをはせ
 ③また並行して「僕=ギター」
 ④「僕というギター」の来し方……というふうに、僕の人生とシモサキ氏のそれとを対比するカタチで展開していった。
 対比しながら、正直、シモサキ氏がうらやましいと感じた。

★僕は何に振動してきたのか?
 僕は何に振動しているのか?
 いや、もっと正確にいえば、僕は僕自身を何に強制振動させようと企んできたのだろうか?
 しかし、ま、強制振動というのは、基本的には素性の良いギターをいかに育てるかという方法論の選択肢のひとつであって、最初から鳴らないギターは、何をしようと、鳴りの向上には限度があるらしい。

 これが「オチ」か……(ノ△・。)。

★シモサキ氏から返信があった。
 〈返信〉
 アタシは増えすぎたギターの置き場所に難儀しております(ピーク時、50本超、現在でも30本以上)。
 先日はギターの置き場所より、本人の身の置き所が無くなるトコでした。
 ま、奥さんの小言で毎日強制振動しておりますので、ひっそり感は否めないと思います、はい。(返信、以上)


職員室信 2013/07/30号
★「朝と帰りの会」で子どもたちが変わる、激変する
003

  
朝と帰りの会で育てる
   ~ ねばり強く育てると、信じられないほどの力になる ~

★年度はじめに、僕らは「黄金の3日間」――1学期はじめの3日間で、きちんと学級のカタチをつくることができれば、それは1年間続く――といいあった。
 2学期はじめも同じことがいえる。
 1学期間の実践を検証しよう。
 修正すべきは修正する。
 追加すべきは追加する。
 もう一度、本校の〈授業力向上の5原則〉も見直そう。
 〈学力向上の5原則〉も見直そう。
 学級・学年・委員会活動など、子どもが動く「しくみ」をすべてチェックしよう。
 ま、こういう意味で、子どもたちの夏季休業期間=僕たちの研修期間は、2・3学期に向けた「黄金の30日間」だ。
 学校の基本的なカタチを創り出そう。

★まず、朝の会と帰りの会を、教育哲学する。
 毎日の短学活は、飛び飛びにある教科と異なり、毎日毎日、連続的に保証されている「子どもを育て鍛える場」だ。
 「向上的変容の場」だ。
 めざす生徒像を具体的に設定し、仮説を立てて――すなわち、こういう実践を継続していけば、こういう生徒になる……こういう力を身につけることができる――ねばり強く取り組むと、信じられないくらい大きな力になる。
 いい加減に取り組んだ学校・学年・学級とは、大きな差になってあらわれる。
 本校伝統の朝と帰りの会の合唱についても、①この取り組みが合唱のレベルの高さにつながっている……ともいえるし、②この取り組みの差が各学年・学級のレベルの差になっている……ともいえる。
 こういう観点から、各学年・各学級で「朝と帰りの会」について「教育哲学」しよう。

★なお、参考として、僕自身の数々の実践のなかで(愚かな実践も多かったが……)明らかに効果があったもの、明らかに子どもが変容した実践を、4つ紹介する。

1.帰りの会の〈30秒間スピーチ〉で鍛える
 ①30秒間スピーチ。1日2人。
 ②スピーチの中に必ず3種類――3つではない。3種類――の接続詞を含ませる。
 ③教室の後ろに大書した「接続詞一覧表」を掲示。
 例=〈逆接 しかし・だが…… 順接 それで・すると・だから……〉
 〈ねらい〉
 ア)会話の一文を短かくする
 イ)論理的に話せるようにする
 子どもたちは激変した。
 数カ月後(←正確な日数は失念)、実験群と統制群に分け、調査した。
 方法は、グループ(学級36人、6人のグループを6つ編成)の話し合い活動を録音し、話し合い中の「接続詞」の数を比較した。
 ことばは適切でないが、実験群の圧勝だった。

2.壁読み(音読)で鍛える(国語科との連携)
 ①国語の時間に、一人一人、教室の前後左右、4面の壁(前=黒板)に向かって立ち、教科書の指定範囲を各個に音読する。
 ②国語の時間の最初の3分間
 〈ねらい〉
 ア)声を出すことに対する抵抗感を除く
 イ)正しい発声法を習得する
 とにかくガンガン読ませる。
 「壁に当たってはね返る自分の声を聞こう」と指導するのがポイントだ。
 声がグングン前に出るようになる。
 教師の位置は教室の真ん中がいい。
 音読指導に慣れないうちは、声の洪水にしか聞こえないが、やがて、○○君の声、☆☆さんの声……と聞き分けることができるようになる。
 これは、生徒の声がグングン前に出るようになるからでもあるが、教師の耳も鍛えられ、聞き分ける力がついてくるからだ。 

3.朝と帰りの会の〈係・委員の発表〉で鍛える
 ①係・当番・委員・役員は原則として前に出て発言させる。
 ②教科係にも口頭でていねいに発表させる。
 大事なところは繰り返させる。
 聞く生徒には、教室じゅう、カッカッカッカッ……と音がして肩が波打つくらいにメモを取る。
 〈ねらい〉
 ア)適切な声量・ペースを覚える
 イ)他の個人差に配慮した語りを身につける 
 ウ)メモのスピードをつける
 「ア」も「イ」も大事だが、「ウ」も大事なポイントだ。
 「肩が波打つくらい」というのが指導の指標・目安になる。
 ノートが速くなるから、授業の質が向上する。

4.帰りの会の〈書く時間〉で鍛える
 ①帰りの会のプログラムの中に、毎週1回、200字程度で書く時間を設定する。
 ②テーマは、内外の諸問題・事件、学校・学級・家・自分に関することなどから設定する。
 ③本人の了解を得た上で(場合によっては匿名で)、次の日の「担任の先生の話」の中で紹介したり、学級通信に掲載したりする。
 〈ねらい〉
 ア)書くことを通して自分の考えを確かめさせる
 イ)自分と異なる他の考えに気づかせる

★例にあげた4つの実践すべてについて、計画的に検証したわけではないので、個人の変容や集団の変容についてのコメントは差し控える。
 しかし、いろいろ試みたなかでは、この4つは――特に「1」は――たしかな手応えがあった。
 子どもが変わっていく、育っていくという実感があった。
 本校の教員もいろいろ実践例を持っている。
 教室巡回のときには必ず朝の会・帰りの会のプログラムをみているので、それは十分にわかっている。
 その上で、毎日の短学活を連続的に保証されている唯一の鍛える・育てる場と位置づけ、仮説(目指す生徒像)を設定し、思い切った実験を試みていきたい。

013


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★エオラス号遭難ショックで新・職員室通信のお先はまっ暗&品格のない1学期終業式式辞。猛省(ノ△・。)

2013-07-28 14:31:43 | 僕のモンマルトル日記

 

茫漠特急 エオラス号遭難ショックで「新・職員室通信」はお先まっ暗(ノ△・。)
2013
07.28

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★この「新・職員室通信」(この記事の下にある内枠の、背景が薄い煉瓦色の記事)は――その前日(6/8)に太平洋横断、サンディエゴを目指し、大阪を出港した岩本光弘・辛坊治郎両氏の小型ヨット・エオラス号と競争するように、すなわち、エオラス号の推進力を僕のエンジンにして――6/9にスタートした。
 辛坊氏が船室でコーヒーを沸かすように僕も沸かす。
 岩本氏がカップ麺を食べるように僕も食べる。
 こうやって、エオラス号がゴールした時点(予定=8/10)で、同期間の僕の「新・職員室通信」の量と質を自己評価して、今後の身の振り方を決めようと考えていた。
 だから、エオラス号の遭難(6/21)はショックだった。
 まさか!
 想定外!
 そのショックがまだ処理し切れていない。
 したがって、「ゴールした時点(予定=8/10)で、同期間の僕の新・職員室異質通信の量と質を自己評価して……」という見通しはグジャグジャだ。
 早急に立て直さなくてはいけない。
 「新・職員室通信」は、6月に10号、7月に(これまでのところ)11号、発行した。
 量的には、2日に1号という計画だったから、6月はまずまずだが、7月はやはり遭難ショックもあり、ガクンとペースが落ちている。
 子どもたちには、日頃、「決断力」「集中力」「持続力」といいつつ、しかし、今の僕にはいずれも欠けている。
 質的には2点、反省――
 ひとつは、記事の背後には膨大な「生・資料」があるのに、その「資料」がほとんど生かせていない。
 もうひとつは、発行に際し、新たに勉強しなくてはいけないのだが、それがまったく出来ていない。
 だから、結果的に、めんどうな記事は避ける。
 例=すこやかみなみネットの限界。

 畢竟、畢竟、エネルギー不足やね。
 柄にもなく、他力本願に打って出たことが失敗やった。
 どこからかエネルギーが降って湧くような椿事が起こるはずがない。
 2、3日、自家発電のことについて考えたい。


員室通 2013/07/20号
★品格のない1学期終業式式辞。猛省(ノ△・。)――でも、「清貧」「読書」「奉仕」「名誉」
 
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★本日の終業式・式辞は、品格のない式辞になってしまった。
 学級担任として語らなければいけないことがある。
 学年主任として語らなければいけないことがある。
 教務主任、教頭、校長についても同じことがいえる。
 もちろん、重なり合う部分はあっていい。
 しかし、重なり合いながらも、それぞれ、肝心要のポイントははずしてはいけない。
 これが学校の品格だ。
 きょうの「式辞」は、この品格をぶち壊すことになってしまった。
 (授業には)禁じ手である「張りもの」まで使ってしまった。
 猛省(ノ△・。)。

 前のプログラムが5分延びたので、終業式開始も5分遅れた。
 乱氏と相談して、終業式で――すなわち、「式辞」で――この5分を取り戻すことにする。

 
〈終業式・式辞〉

★4月に転校してきた人。
 いろいろ苦しいことがあったと思うが、よく耐え、よく努力し、きょうの日を迎えることができました。
 逆に、きょうを最後に転校する人。
 MINAMI中のことをいつまでも忘れないでほしい。
 MINAMIもいつまでもあなたを応援しつづけます。
 そして、身内にご不幸のあった人。
 悲しみに負けず、しっかりと読書しよう。
 勉強しよう。
 
★さて、1学期の終業式。
 よい学校というのは、これまでの、先人たちの歴史的な努力を、しっかりと受けとめ、それを自分たちの力で1ミリでも、0.1ミリでもよくして、それを、次に伝えていく……こういうカタチが、しっかりしている、くっきりしている、それが、いい学校なんだ……という話をしてきました。
 こういう学校は、なかなかありません。
 わたしの理想です。
 このわたしの理想の観点から、1学期を振り返ると、毎日の授業、清掃、生徒会委員会活動、また先日の合唱コンクールと、1ミリでもよくするというカタチが、しっかりと、くっきりとした、高いレベルの1学期だったと思います。
 1学年の努力、2学年の努力、3学年の努力の成果です。
 とりわけ、3年生の、「自分たちの力で、いい、MINAMI中を創るんだぁ~」という気概ある努力は立派でした。
 その強い表れが、毎日の授業中の姿勢だし、先日の「魂の合唱」だったと思います。

★いよいよ、夏休み。
 生活を自分で設計して、自分で生き抜いていく力、学んでいく力をつける、よい機会です。
 (ここで「張りもの」登場。演台の前に、「清貧」「読書」「奉仕」「名誉」と大書した紙を張る。)

 ○清貧=お金を使わない。貧乏で行こう。貧乏でなければダメだ。そして、志は高くもとう。
 ○読書=本を読まないで高校生になったら、たいへんだ。夏休みは、どんどん読もう。
 ○奉仕=他のためにがんばろう。ゴミを拾おう。掃除をしよう。食器の後かたづけをしよう。そして、1日1回、自分を育ててくれている人に喜んでもらって、人間性を高めよう。
 ○学校の名誉を汚さない。そういう友がいれば、「ダメだよ」「そんなことはやめよう」と、とめる勇気をもとう。

★3年生にとっては、受験の年の、受験生としての夏休みのスタートです。
 市中体の報告会のときに、わたしは、3年生に受験生として「3つの力」をつけてほしいと言いました。
 これは1年も2年も同じですから、今、いっしょに聞いてほしい。

 1つ目、勉強しようと思っても、いろいろな誘惑がある、その誘惑をパチンと断ち切る「決断力」
 2つ目、気持ちを、キョロキョロ、あっちこっち、散らさない「集中力」
 3つ目、やり続ける「持続力」

 まだダメだ……という人がいると思う。
 まだまだダメだ……という人もいると思う。
 でも、まだダメだ、きょうもダメだった……といっているうちに、7月、8月が、あっという間に終わってしまいます。
 7、8、9、10と積み重ねた力と、夏休みの終わりになって慌てて、9、10というのとでは、全然、違う。
 だから、7月、8月を、失敗しないでほしい。
 失敗すると、志望校のレベルを1つ、あるいは2つ、下げなければいけません。
 7月、8月、がんばっていれば、☆☆高にいけたのに、がんばっていれば、☆○高にいけたのに、それを1つ、2つさげなければいけない。
 あるいは、がんばっていれば、家の人にかけなくてもよかった負担を、ど~んとかけてしまうことになる。
 7月、8月を、失敗しないために、ひとつ提案をします。
 決断力、集中力、持続力をつけるために、勉強時間を決める、それをどんなときでも守っていくというのが、効果がある。
 1日の勉強時間、学習会があるときは学習会もいれてよいですから、1日トータル、最低10時間、1・2年は半分の5時間、毎日やりつづける……、これができたら、決断力・集中力・持続力がついたといえるでしょうし、やり方を間違えなければ、学力もアップします。

 やり方について、3つ、アドバイス。
 1つ目、しっかり暗記できたかどうか? 確かめる工夫をすること。
 確かめて暗記できていなれば、やり直すこと。
 これはシンドイですよ。
 このシンドサに負けない厳しさの差が、あとあと大きな差になります。
 2つ目、音読は大事です。
 何度か読むと頭に入る。
 ただし、ベラベラと読むのはまったく効果がない。
 はっきり、クッキリと音読すること。
 3つ目、重要なこと、重要な単語は、書くことが大切。
 何度か書くとくっきり頭に残る。
 ただし、これもベラベラ書くのはまったく意味がない。
 丁寧に、濃く、しっかりと書く。
 こういう勉強の仕方については、他の先生方からもいろいろ聞いて学んでほしい。
 ああ、決断力がついた……ああ、集中力と持続力がついた……という夏休みにしてほしい。

★最後に、事故に注意。
 十字路、T字路の車には気をつけよう。
 花火で失明することがある。
 水の事故に気をつけよう。
 2学期、大きく成長した、みなさんに会いたい。
 会えることを願って、式辞とします。
 〈終業式・式辞 以上 定刻終了〉

★メモ
(1)終業式の夜、市内某所で、1学期教職員反省会。
 〈あいさつ――記憶の断片から復元〉
 4月、5月、6月、7月……と1学期が過ぎた。
 2013という期間でいうと、1年の半分が過ぎたことになる。
 個人的にも、自分の1年間のチェックポイントが、このあたりにあるので、これまでのいろいろなことを想起している。
 きっと教職員のみなさんも、おひとり、おひとり、同じ思いだと思うし、とりわけ、今年度、転勤して来られた方々は、ひときわ感慨深いものがおありだと思う。
 1学期を終わるに際し、次の3点で総括したい。
 ①教育というのは成果の見えにくいものだと、よく言われるが、これを目に見えるレベルにまで到達させようと挑戦し、一定の成果をおさめることができた1学期だった。
 ②団体戦(内容省略。というか復元するのがシンドイので。)
 ③ブルブル感(内容省略。同じく、復元するのがシンドイので。)
 ひとつの節目に、子どもたちの成長を喜び、こうしてお酒と料理をいただくのが、学校文化だ。
 きょうは、品格ある学校文化を楽しもう。(反省会あいさつ、以上)

(2)HPの掲示板に子どもたちのカキコミが、いろいろある。
 掲示板の設置に際しては、ずいぶんと迷った。
 全国の例もチェックしてみたが、掲示板の設置例はごくごくマレだった。
 しかし、その「ごくごくマレ」の掲示板は、どれもどれもすばらしかった。
 そういう学校経営にあこがれて、僕も掲示板を設置したのだ。

☆〈ぽんちゃん1号から〉
 お久しぶりです♪
 暑い日が続きますね(+ω+;)
 合唱コンの練習はキツイ(‐_\)
 でも、ほめられたりするとやっぱり嬉しぃ
 『絶対!最優秀賞とるぞ↑↑』・・とぃう勢ぃで頑張りますっ∑(≧∀≦)
 今、家で飼ってるハムスターがどっかに行ってしまいました・・(悲)
☆〈僕からぽんちゃん1号に〉
 合唱練習というのは、みんなで、ああでもない、こうでもないと言いながら、より高いレベルのものを創造していくところにおもしろさがありますね。
 霧の中に突然ゴールが見え、全員でそのゴールに突入したときの気分は最高です。
 最優秀賞をめざして、がんばれ!
 ハムスターが心配です。
 どこへ行ったのでしょうか?
 僕は小学2年か3年のとき、飼っていた蟹がいなくなって、心配で心配で、もうどうしようもなく悲嘆にくれたことをよく覚えています。
 「きっと水がなくて苦しんでいるから、学校を休んで探す」(小学生の僕)
 「母さんが探しといてあげるから、学校に行きなさい」(母)
 「見つかったら教えにきてくれる?」(僕)
 「うん、教えてあげるよ」(母)
 ハムスター情報は継続して教えてください。

☆〈ぽんちゃん1号から〉
 合唱コンはとぅとぅ終ってしまいました・・(涙)
 結果は『優秀賞』だったけど、まぁ最後まで乗り切れてヨカッと思います
 ハムスターなんですが、まだいません。
 こんなに淋しぃお別れはイヤでたまりません↓↓
 今もぅ一匹いるのですが、コイツを大事に②育ててあげたいと・・(涙)
☆〈僕からぽんちゃん1号に〉
 カキコミ どうもありがとう。
 合唱コンクールは、すごくハイレベルのものになりましたね。
 僕の耳には(←僕も音楽が好きだし、学級担任として合唱指導も熱心にやってきたけど……)どこが最優秀なのかまったくわかりませんでした。
 みんなで何かに取り組んで、それがバシッと決まったときほどうれしいものはありません。
 ぽんちゃん1号は、それが体験できたから最高にしあわせだと思います。
 ハムスター情報、TNX!
 きっと蛍を見たり、あちこちの野菜を食べたりして、元気にしていることでしょう。
 「脱走」したことをちょっと後悔しているかもしれませんけど……。
 僕は時間ができたら、鉄道と折りたたみ自転車(はなむけ号)を組み合わせた小旅行をやる予定です。
 あとでブログににアップします。
 見てください。



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★辛坊治郎の「答え」は意外と簡単に見つかるかも&学校には「愛されていると感じさせる義務と責任」がある

2013-07-27 14:51:49 | 僕のモンマルトル日記

 

茫漠特急 辛坊治郎の「答え」は意外と簡単に見つかるかもしれない
2013
07.27

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★辛坊治郎氏が近時の心境を自身の「ブログ」にアップしている。

《救助された時も、それから4週間経とうとする今も一番聞かれるのは「で、今のお気持ちは?」なんですが、さすがに少し私の「気持ち」も変わって来ました。
 最初の1週間くらいはとにかく「命があってよかった。ヒロさんを殺さなくて良かった。」という以外の気持ちは正直一切無かったんです。》

《ところが6月21日の事故から間もなく1カ月、ようやく別の感情が芽生え始めました。それは「悔しい」という気持ちです。》
《「浮かんでさえいれば、サルでもアメリカまで着ける」って信じていたのに、その「浮かんでいる」事が出来なくなるなんて、甘いって言われればその通りですが、全くの想定外でした。》

《もうひとつ、ここ1ヶ月間に私の元に寄せられたご意見感想の中で、圧倒的に多かったのは「もう一度チャレンジしろ!」というものでした。》
《最初の記者会見の時に「次にやるなら、誰にも迷惑かけないようにやる」と言いましたが、これは現実には不可能です。
 海難救助は国際条約下での各国の義務、というより「長い歴史で培われたシーマンの伝統」で、救助要請をしようがしまいが、遭難すれば必ず他人様の厄介になるのは目に見えています。》
《本気で次を目指すなら、前提は「遭難しても救助要請をしない」では無くて、「救助が必要な遭難はしない」ってことです。
 ん~、これは現実に相当に難しい話です。
 完全にこれを満たす航海は無理だと断言できます。
 「浮沈構造の船を使い、船団を組んで航海し、さらにあらゆる緊急の病気に際しても対応可能な医療体制を整えて」っていうんじゃ無ければ、自らSOSを発せずとも、遭難したという事実が表に出れば、必ず救助の体制が組まれますから。それに、そこまでの体制を整えて太平洋を渡ることが果たして「チャレンジ」って言えるのかっていう根本問題にもぶつかってしまいます。》

 僕のなかにある気持ち――たとえば「運が悪かった」とか「悔しい」とか「もう一度挑戦してほしい」とか――と相当部分、重なり合っている。
 重なりをチェックしつつ引用していたら、ずいぶん長い引用になってしまった。

★「もう一度チャレンジしろ!」という再チャレンジ熱望者たちは、粗く、次の3つに分類できる。

 ひとつは、辛坊氏の挑戦を自分のエネルギーに転換・転化するタイプ。
 僕もその一人だ。
 僕は、太平洋を横断してサンディエゴ・マリオット・マーキース&マリーナを目指す岩本光弘・辛坊治郎両氏の小型ヨット・エオラス号と競争することによって――要するにエオラス号の推進力を僕のエンジンにして、長年の僕の絶不調から脱してやろうと目論んでいた。
 辛坊氏が船室でコーヒーを沸かすように僕も沸かす。
 岩本氏がカップ麺を食べるように僕も食べる。
 そして、エオラス号がゴールした時点(予定=8/10)で、同期間の僕の仕事の量と質を自己評価して、今後の身の振り方を決めようと考えていた。

 もうひとつは、辛坊氏とともに、人生の新原理を求めるタイプだ。
 今回の辛坊氏のチャレンジと「癌宣告」はおそらく無関係ではないだろう。
 癌の宣告について、氏は「おー、俺ももうそんな歳になったか……っていうくらいの感想で、別に死が差し迫ったものとして認識出来たわけじゃない」と述べている。
 たしかに遭難時の死の恐怖に比べれば「差し迫ったもの」とはいえない。
 しかし、川の流れが確実にナイヤガラ瀑布の落下地点に向かうように、自分も確実に「死の時間」にとらえられていることは強く自覚したことだろう。
 氏は、今回の航海を通して、その「死への時間」とは別種の、「死と隣り合わせ」の9000キロという負荷を課し、それ乗り越えることにより、新しい原理に基づく、新しい「辛坊」に生まれ変わろうとしたのだ。

 3つ目は、辛坊氏の「悔しさ」を共有しつつ、辛坊氏のいう「他人様の厄介」にならないチャレンジのカタチを追究するタイプだ。
 僕はここにも分類される。
《「救助が必要な遭難はしない」ってことです。
 ん~、これは現実に相当に難しい話です。
 完全にこれを満たす航海は無理だと断言できます。》
《でも、考えています。
 これから何をするべきなのか。
 何が出来るのか。
 答えを出すのに3年くらいかかりそうです。》
 これを聞き「おいおい、3年もかかるのかぁ~。僕はもう生きていないよ」と絶望している僕がいる(ノ△・。)。
 ホンマ、むずかしい問題につきあたってしまったもんだ……と僕も感じている。
 どうすべきか?
 僕も答えを追究している。

★2点、補足――
 
 ひとつは、辛坊氏に《ホントに悔しい》気持ちが沸きあがるのに1ヵ月かかっている。
 僕はもっと早かった。
 正直にいうと、遭難の当日に「ホントに悔しい」と思っている。
 体験者と傍観者の差か?
 あるいは、ひょっとしたら「命があってよかった。ヒロさんを殺さなくて良かった」は、先に述べた「新しい原理に基づく、新しい辛坊」のことばなのかもしれない。

 もうひとつ――
 今回、僕は、辛坊氏のチャレンジと、これまでの他のチャレンジャーたちを比較しながら、辛坊氏を応援していた。
 他のチャレンジャー――たとえば、今給黎教子(いまきいれきょうこ)氏の海連垂乳根号による航海(太平洋単独往復、単独無寄港世界一周)。
 今給黎氏は海連垂乳根号にアマチュア無線機を搭載し(JJ6PPT――現在は使用されていないかもしれない)、航海に出る娘を見守るために無線免許を取ったお母さんと交信しながら航海した。
 今給黎氏は――
《母の応援で航海を乗り切った》
《太平洋往復に一千万円、世界一周に五千万円くらいかかった。生命保険をかけて、それでお金を借り、帰ってから講演などでお金を返しました》と述懐している。
 この今給黎氏の航海は、辛坊氏のいう「遭難すれば必ず他人様の厄介になるのは目に見えてい」る航海だったのか?
 夜な夜な今給黎氏とお母さんの電波を受信しようと周波数ダイヤルを回していた僕には、今給黎氏は「他人様の厄介」の境界線を越えた、いや、超えた領域を航海していたように思う。

 辛坊治郎の「答え」は意外と簡単に見つかるかもしれない。


職員室通信 2013/07/10号
★学校には「愛されていると感じさせる義務と責任」がある
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 ふりまわされたけど……

★題がきまらないから文章が書けない、通信名が決まらないから「通信」が発行できないということが、ときどきある。
 たいてい、テーマがしぼり切れていない……僕の軸足が定まっていない……ことが原因だ。
 今回が、そうだ。
 迷いに迷いながら、とりあえず「ふりまわされたけど……」として書きはじめることにする。

★いろいろな要素が絡み合った結果だと思うが、その子どもたちに共通しているのは、自分を庇護してくれる人(ここでは主に親もしくは親に代わる人)から「愛されている」と体感できていないということだ。
 今後の方向について、粗く2点。

1.「とりあえず」――←ついこのあいだも、この通信で「とりあえず」を使用したと記憶しているが(>_<)、普段、教育本場では「とりあえず」は禁句……といいながらm(_ _)m、まさしく「とりあえず(緊急対応として)――当該生徒と学年教師との間で、
 ①「愛されている」という安心感や精神的安定を生み出す関係を構築する。
 (そこから)
 ②自分は「愛される」に値する価値をもっている人間であるという自信や自尊心を育てる。
 ③「愛してくれる」人への感謝やその期待に応えることによって得られる満足感や成功感を体感させる。
 粗いことをいうようだが、この「教師との関係」において、問題行動を抑えながら、欠落課題や未発達課題をクリアーする。
 僕らには、現時点において、これ以外の方法はない。

2.上記と平行して、時間をかけながら、家族に、
 ①親に「愛されている」という思いは、子どもが成長する上での最も重要であることを理解してもらう。(これが土台になって家庭や自らへの「誇り」「愛着」→「やる気」につながることわかってもらう。)
 ②(硬い表現になるが)親には、「愛されている」という気持ちをもたせることを通して、家庭に「誇り」や「愛着」を感じさせる責任があることを理解してもらう。
 ③このことを踏まえて、親とのカウンセリングの時間を確保&継続する。

★しかし、もちろん、このことは当該生徒だけの問題ではない。
 MINAMI中には、他にも、自分の家庭もしくはこのMINAMI中から、あるいはその両方から「邪魔者」「厄介者」扱いされていると感じている生徒が「いる」。
 そう感じていても、生徒は現時点では、家庭や学校から離れられないだけに、その惨めさ、苦しみ、悲しみは耐えきれないものであると思う。

 今、上記2②で「親には愛されているという気持ちをもたせることを通して、誇りや愛着を育てる責任がある」と書いたが、生徒は自分の家庭と同様、いわば強制的、運命的にMINAMI中(○年○組学級)に所属させられているのだと考えると、もうこれは「とりあえず」ではなく、根本的な取り組みとして、われわれには、一人残らず、すべての生徒に、学校(学級)への誇りと愛着を感じさせる教育を行う義務と責任があると考えなければならないのではないか?

 なお、本校PTA広報委員会が、昨年の秋、実施したアンケートの中に「悩みはだれに相談しますか」という質問があった。
 その結果、「だれにも相談しない(できない)」と答えた生徒が、男子では1位、女子では3位だった。

★1学期冒頭に教職員で教育哲学した「すぐれた教育思想」とは何か?に対する答え――

 〈教育思想①〉教師は、一人残らず、すべての子どもの可能性を信頼すべきである。
 〈教育思想②〉教師は、一人残らず、すべての子どもの個性力量に依拠すべきである。
 〈教育思想③〉教師はすべての責任をまず自分自身に帰すべきである。常に謙虚に。
 〈教育思想④〉教師は、一人残らず、すべての子どもに生きる勇気を与えなくてはならない。
 〈教育思想⑤〉教師は、一人残らず、すべての子どもに知識と知恵と技を育てなくてはならない――

 これを再確認し、これまでの教育行為を点検しつつ、MINAMI中教職員総力をあげて、すべての生徒に、「愛されている」という思い→家庭や学校、自らへの「誇り」「愛着」→「やる気」を育てる教育を強力に推進したい。
 ここまで書いたら、題は「ふりまわされたけど……」ではなく、「愛されていると感じさせる義務と責任」であるということがわかった。

★メモ
(1)女子生徒にテスト解答教え停職、北海道の中学教諭 驚かれて発覚 2013.7.24 19:25
 ネットニュースで次の記事を見つけた。
《北海道教育委員会は24日、漢字テストの解答を女子生徒に教えたとして、苫小牧市立中学校の男性教諭(54)を停職1カ月の懲戒処分にした。
 道教委によると、教諭は「親しみを感じていた生徒だった。テストの点が悪かったので励みになればと思った。軽率だった」などとして辞職の意向を示している。メール交換など私的な交流はなかったとしている。
 教諭は5月16日午後、2日前に実施した漢字テストの用紙に、当日行う予定だった漢字テストの解答を書き込み、3年生の女子生徒に廊下で手渡した。驚いた生徒が他の生徒に伝えて発覚し、テストは中止された。漢字テストは10問で、国語の授業で毎回行われていた。
 道教委は「極めて珍しい事例だが、生徒、保護者への著しい信用失墜行為に当たると判断し、停職処分とした」としている。》

 漢字テストの解答を書き込み、3年生の女子生徒に廊下で手渡したときの当該教諭の「思い」に至ろう、迫ろう……と、しばらく独りブレストをやってみた。
 ブレストのプロセスは省略するが、道教委の「生徒、保護者への著しい信用失墜行為」であると同時に、先の「教育思想①~⑤」のいずれからもはじかれてしまう。

(2)けさ、すこやかみなみネットあいさつ運動実施した。
 今回のあいさつ運動は、地域の八戸市少年補導協力員の方々がやっていたあいさつ運動と、PTA活動と、みなみ中生徒会活動との融合だ。
 前回のすこやかみなみネット・地域情報交換会で、少年補導協力員の「みなさんもいっしょにやりませんか?」という呼びかけに、PTAと生徒会が応じて、今回、実現したものだ。
 いつもいうことだが、形式的でなく、押しつけでなく、精神ののびやかなつながりのなかで、情報交換がなされているからこそ、こういう連携・融合活動が創出される。
 ほんとうにうれしい。

★画像は、上=2階ロビーのたなばた飾り。
 下=地域の八戸市少年補導協力員の方々とPTA会員と生徒会によるあいさつ運動。

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★僕がオールスター戦を観なくなった3つの理由&学校の中に地域・家庭の機能を持ち込む愚をくりかえさない

2013-07-23 05:27:21 | 僕のモンマルトル日記

 

茫漠特急 僕がオールスター戦を観なくなった3つの理由
2013
07.23

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★オールスター戦は観ていない。
 ずっと以前は楽しみだったのに?
 なぜ、僕は観ないのか?
 はじめは――(ま、直接、観たわけではない。TVのスポーツニュースでチラッと観ただけだが……)全セの阪神・藤浪が全パの4番、日本ハム・中田に対して投じた山なりの超スローボール……その2球目が背中を通ったことに怒った中田がバットを捨ててマウンドに向かいかけ、それを谷繁が止めるという、子どもの文化祭の幕間の余興みたいな芝居の類いに対して、いいかげんにしろ、ふざけるな……と僕が怒っているからと思っていた。
 でも、それは違うかもしれない。

 念のために、僕は、ずっと以前、なぜオールスター戦が楽しみだったのか?を考えてみると――

(1)TVではなかなか観られないパ・リーグの選手がオールスター戦では観られたからだ。
 特に太平洋クラブや、ライター時代、ライオンズの選手がTV画面で観られるのがうれしかった。
 ライオンズのユニホームが登場すると、涙が出た。

(2)それに、「実力のパ」を自分の目で検証したかった。
 「パ3人衆、完封劇場」(←翌日の新聞の見出し)には大感激した。
 「パ3人衆」とは、もちろん、われらが東尾。
 そして、阪急の山田。
 近鉄の鈴木。

 ライオンズの選手が観たい……「実力のパ」をこの目で確かめたい……ま、だいたい、こういうところだろう。

 しかし、今は、毎日、映像でライオンズの試合が観られる。
 地上波の放送はほとんどなくなったが、BS、ケーブルTV、ネット放送……と、パリーグの試合は、毎日、どこかで――ぜんぶ観ていると仕事ができないというくらいに――やっている。
 交流戦もある。
 勝っても勝っても、他球団も勝つから順位に変動がない。
 ひとつ負けようものなら、ドドーンと順位が下がってしまう。
 オールスター戦で「実力のパ」を確かめる必要もない。

 くわえて、もう一つ、もっと根本的な原因がある。

(3)「日本野球の最高のプレー」ということに対して――選手のどのくらいの割合になるのかわからないが――選手たちの考えと、僕のあいだにあるズレ。
 わかりやすい例をあげるならば、たとえば、江夏のオールスター9連続奪三振の場面、キャッチャーフライを追った田淵に江夏が「捕るな」あるいは「追うな」と叫んだ。
 捕らない、追わない、連続三振をつづける……これが江夏の「日本野球の最高のプレー」だ。
 しかし、僕は全然違う。
 捕る、必死で追うのが「日本野球の最高のプレー」だと考えている。
 バッターは振るのではなく、当てにいってでも連続三振を阻止するのが「日本野球の最高のプレー」だと考えている。
 この「ズレ」が年々、大きくなっていると感じている。

 とはいいつつ、昨夜の第3戦は、ネットでチェックしたら、8回表まで0対1とリードされている。
 これはいかんではないか……とTVスイッチをいれてしまった(*^_^*)。
 8回裏逆転のあとの9回表、青山浩二(八戸大出身)対中村紀洋(近鉄出身)の対戦はしびれた(^_^)v。

★画像=こころはろばろ神社への道。

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職員室通信 2013/07/08号
★学校の中に地域・家庭の機能を持ち込む愚をくりかえしてはいけない
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★本日の生徒朝会は、美化委員会の発表だった。
 以前、このページでも紹介した「美化委員会アンケート」結果の報告だ。
 本校には、生徒会常任委員会として、
 ①給食委員会
 ②保健委員会
 ③学習委員会
 ④放送委員会
 ⑤図書委員会
 ⑥美化委員会があり、日々、専門分野の活動、学級での広報&評価活動、通信の発行などを行っている。
 この活動を生かすことによって、本校の経営の重点(3)「自他のよさや可能性を認め、互いに高め合う生徒の育成をめざし、生き方の原理・原則を重視した心の教育を充実する」が、いっそう推進できると考えている。
 「生き方の原理・原則」を経営の重点の一つに設定したのは、かれこれもう10年前の話だ。
 当初は、教師の、子どもたちに対する教育行為を中心に構想していた。
 しかし、僕の力量不足もあり、ずっとお題目にとどまってきた。
 今年度に入り、美化委員会担当の八重Tから職員会議に提案されたアンケート「校内の美化について、みなさんの意識を知りたいと思います。次の質問に答えてください」(記事末尾の資料参照)を見たとき、ひらめくものがあった。
 「教師の、子どもたちに対する教育行為」中心から、「生徒活動」を中核にした構図への転換だ。
 本日の美化委員会の発表は、その切り口、突破口になる発表だと思った。
 ただ、新たな課題も見えてくる。
 はっきりいうが、現在、生徒活動を束ねているのは、校務分掌では生徒指導部だ。
 生徒指導部が、経営の重点「生き方の原理・原則」に即し、具体的な展開を構想する力量があるかどうか?という問題だ。
 もっといえば、このことについて、生徒指導部スタッフと格闘するエネルギーが僕にあるかどうか?という問題だ。
 だいたい、僕は普段から「いい授業をすれば、生徒指導はいらない」といっているような人間だ。
 それをここに来て、急に生徒指導部を持ち上げようというのだから、ホンマ、勝手な話だ(*^_^*)。

 でも、今度は本気だ。

 〈参考資料〉――アンケート項目

 「校内の美化について、みなさんの意識を知りたいと思います。次の質問に答えてください。」

(1)あなたは消しゴムのかすをどのように処分しますか?
 A 机からはらって下に落とす。
 B 授業が終わってからまとめてゴミ箱に捨てる。
 C その他(       )

(2)あなたは使ってティッシュをどのように処分しますか?
 A そこらへんに捨てる。
 B ゴミ箱に捨てる。
 C その他(       )

(3)あなたは棚から物をとって使ったあと、どのように返却しますか?
 A 特に何も考えずに棚に戻す。
 B できる限り整とんされた状態になるように気をつけて戻す。
 C その他(       )

(4)あなたは自分のカバンをロッカーに入れるとき、どのように入れますか?
 A 特に何も考えずにロッカーに入れる。
 B できる限り整とんされた状態になるように気をつけて入れる。
 C その他(       )

(5)あなたは廊下を歩くときに歩き方に気をつけていますか?
 A 特に何も考えない。
 B ひきずると黒い跡がつくのでひきずらないようにしている。
 C その他(       )

(6)落ちているゴミをあなたは拾いますか?
 A 拾わない。
 B 拾う。
 C その他(       )

(7)掲示物がはがれているのを見つけたらどうしますか?
 A そのままにしておく。
 B 画びょうでとめ直す、はがれているのを誰かにしらせて直そうとする。
 C その他(       )

(8)棚が乱雑になっていたらどうしますか?
 A そのままにしておく。
 B きれいに整とんしなおす。
 C その他(       )

(9)あなたは、MINAMI中の校舎の状態についてどう感じていますか?
 A とてもきれいな状態で保たれていると思う。(+自由記述)
 B あまりきれいではないと思う(+自由記述)

(10)あなたは日ごろの清掃にどのような気持ちで取り組んでいますか? 
 気をつけていること、特にがんばって取り組んでいることなどを教えてください。
 (アンケート項目以上)

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学校の中に地域・家庭の機能を持ち込む愚をくりかえしてはいけない

★ネットニュースで「お祭りで地域と学校を結ぼう」という記事を見つけた。
 見出しを見て、悪い予感がした。
 そして的中した。
 なんと、「お祭り」の教育効果に光を当て、山車の制作や地域運行をする学校を増やそうという話だった。
 山車制作の教材開発や小中学校でのモデル授業も予定しているという。

 先日、「職員室通信 2013/07/01号」で、学校・家庭・地域の連携・融合・協働の活動、あるいは、教育コミュニティーづくり活動には、粗く、2つの発想があるという話をした。
 その一部を引用する――

 1つは、「学校が多くの荷を抱え、苦しそうだから、家庭や地域で支援してやろう、応援してやろう」(支援タイプ)という発想。
 もう1つは、「学校が多くの荷を抱え、苦しそうだから、家庭が引き受けるべきは家庭に、地域が引き受けるべきは地域に、適切に分担しよう」(分担タイプ)という発想。
 2つは似て非なる発想である。
 「支援」も「分担」も連携だから、一見、似ている。
 しかし、「支援タイプ」は学校が荷を抱えたままであるのに対して、「分担タイプ」をこれを改めようとする。(引用、以上)――

 「山車の制作や地域運行をする学校を増やそう」計画は、この「支援タイプ」でも「分担タイプ」でもない。
 家庭や地域が担っていた機能を補完するために、学校の中に地域・家庭を持ち込もうとする――元来た道の――方向だ。
 ただ、これは「支援タイプ」同様、よくある話なので、よほど気をつけなくてはいけない。
 お祭りの教育効果は認める。
 「制作、運行を通し、学校と地域の連携を深め」るのも、僕がいう「分担タイプ」を志向するのであれば、決して悪いことではない。
 しかし、今、学校が教育課程内に「山車制作の教材開発」「モデル授業」まで抱え込んで、どうするというのだ?
 考え方が安易すぎる。
 また、現在、地域の教育力を担っている方々に対しても、たいへん失礼だ。
 この取り組みが、もし、これ(学校に持ち込む)だけでとどまっているとすれば、まちがっている。
 社会機能の細分化が進み、その機能への適応教育が増大している。
 不幸なことに(望むと望まざるとにかかわらず)それが際限もなく学校にもちこれる。
 交通安全、防火訓練、震災訓練、給食指導、消費者教育等々……。
 その代表例が学校部活動だ。
 学校は既にパンクしている。
 教育不全に陥っている。
 連動して、不幸なことに(やはり望むと望まざるとにかかわらず)教育機会の減少した家庭教育や地域教育は、教育力を低下させる。
 このことにより教育危機に至っているというのが、僕の歴史的理解だ。
 教育危機の元凶は、学校の教育独占体制(学校の教育丸抱え体制)にある。
 この愚をくりかえしてはいけない。

 学校が、今、やらなくてはいけないのは、(いや、とりあえず、今、やれるのは)地域で行われる社会教育活動や公的な社会教育活動への参加を奨励することだ。
 そして、学校部活動等と重なる場合は、教職員が率先して調整役を買って出ることだ。
 学校側がこういうコーディネート力をつけることが喫緊の課題だ。



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7月21日(日)のつぶやき

2013-07-22 02:45:21 | 僕のモンマルトル日記

昨日は完全休養(*^_^*)。終日、Peteris VasksのEpisodi e Canto perpetuo(「エピソードと終わりなき歌」)を聴く。8楽章を通して聴くこともあれば、1、2、3、4楽章……と聴き、もう1度、4楽章を聴く……というふうに行ったり来たりしながら聴いた


★「エピソードと終わりなき歌」は、今年、師の弔い期間(6/21~自刃した7/21までの1ヵ月間)に、僕が聴きつづけている曲だ。弔い期間は本日で終わる。自刃の夜、師が聴いたはずの豪雨の轟きに、この旋律をぶつける。参院選開票速報ともぶつかる(ノ△・。)。


★すこやかみなみネット――精神ののびやかなつながりのなかで情報交換がなされないと、なにも生まれない goo.gl/CIJVa



★すこやかみなみネット――精神ののびやかなつながりのなかで情報交換がなされないと、なにも生まれない

2013-07-21 16:45:17 | 僕のモンマルトル日記

 

茫漠特急 種子のせりだしたヒマワリのように、最後の光輝に向かってブツブツと生きている
2013
07.21

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★7/18、出張の帰路、国道沿いにある道の駅「奥入瀬ロマンパーク」のログ・ハウスが、僕の視野に入ってきたとき、以前、ここで乱氏と食事をしたことを思い出した。
 十和田湖一周ウォーク(50キロ)の帰りだった。
 その数日前に自刃した江藤淳を弔うために、イヤがる乱氏をムリムリ誘って参加したのだ。
 ラスト10キロは激しい雨に見舞われた。
 涙の弔いウォークになった。
 「奥入瀬ロマンパーク」で一息つき、雨に濡れた身体をかわかした。
 僕はピルスナーを注文した。
 乱氏はメロンソーダを飲み、パスタを食べた。
 思いだしているうちに、悲哀に近い感情があふれてきた。
 江藤淳との別れが悲しいのか?
 いや、その数ヵ月後の乱氏との別れが悲しいのか?
 あれから14年。
 江藤は死んだが、僕は生きてきた。
 乱氏も、きっと、どこかで元気にやっていることだろう……。
 世の中がまちがっているとか、政治や経済がどうしたということは、あまり考えていない。
 世の中はまちがっているかもしれないし、政治や経済もむずかしいにちがいない。
 でも、まあ、今、それはいい。
 とうに死んでいたはずの僕が、パートナーと犬一匹と(……といいかけ、犬は既に4年前に死んでいることを思い出す)……猫の額のような住居ながら、自分の酒を飲んで、種子のせりだしたヒマワリのように、最後の光輝に向かって、ブツブツと生きている。
 きのう、きょう、終日、Peteris VasksのEpisodi e Canto perpetuo(「エピソードと終わりなき歌」)を聴いた。
 今年、江藤の弔い期間(6/21~自刃した7/21までの1ヵ月間)に、僕が聴きつづけている曲だ。
 弔い期間は本日で終わる。
 自刃の時刻、鎌倉・西御門で江藤が聴いたはずの豪雨の轟きに、この旋律をぶつける。

★画像=こころはろばろ神社の森に咲く花。
 画像をみていると、心安らぐのだが、実際は、蚊、蜂との闘いだ(ノ△・。)。


室通 2013/07/05号
★すこやかみなみネット――精神ののびやかなつながりのなかで情報交換がなされないと、なにも生まれない
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★7/☆、午後6時半からMINAMI中の図書室で、すこやかみなみネット・地域情報交換会が開かれた。

 改正教育基本法で、学校・家庭及び地域住民が、教育におけるそれぞれの役割と責任を自覚し、相互の連携協力に努める旨が規定(第13条)された。
 規定されたことは高く評価する。
 しかし、これを学校・家庭・地域の教育現場で具体化していくには膨大なエネルギーを要する。
 このことに挑戦しつづけているのが、本学区のすこやかみなみネットだ。
 MINAMI小・中のPTAが主体となり、学校・家庭及び地域における諸団体とのあいだにネットワークを形成し、「子どもの成長を親と教師と地域の人で確かめることができるMINAMI学区」をめざしている。
 参加団体は、3地区防犯協会、安協(3支部)、交番、少年指導員、3連合町内会、MINAMI公民館、子ども会育成協議会、地区社会福祉協議会、少年補導協力員、MINAMI小・中PTA、小・中教職員等……約90人。

 地域情報交換会は、このすこやかみなみネット事業の一環として年3回、開かれている。
 人口11000人、4300世帯の地域の諸団体が一堂に会し、子どもたちの健全育成に関して情報を交換する場だ。
 回を重ねるごとに中味が充実している。

 学校・家庭・地域の連携(学社連携)は、①情報交換の段階、②連携の段階、③融合の段階があるといわれる。
 僕はこういう活動をはじめた頃は、あせって、よく「情報交換ばっかりやってないで、具体的な連携・融合活動を展開しよう」と主張したが、これは間違いだ。
 実は、情報交換がいちばんむずかしい。
 これまでたくさんの地域の活動に関わってきたが、多くは情報交換が形式的に流れていた。
 形式的でなく、押しつけでなく、精神ののびやかなつながりのなかで、情報交換がなされないと、なにも生まれない。
 この点、すこやかみなみネットは、適切に情報交換が行われ、そのことから、ごく自然に連携・融合活動が創出されつつある。
 あせって「荷の軽い協働から荷の重い協働へ」と、アクセルを踏みたがっている僕は、まだ、少し後方にさがっていたほうがいいのかもしれない。

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★情報交換の終わりに、MINAMI公民館の館長さんから「ホタルの里」案内があった。
 ホタルが舞う条件として、
 ①夜8時~9時半頃で、
 ②あたたかくて、
 ③小雨模様で、
 ④風の強くない日……で、「実は今夜がその条件にピッタリなんですよ(^_^)v」ということだった。

 絶滅したといわれていた勘助川のホタルが復活したのは、「ホタルの里づくり」推進委員会の方々の労苦のたまものだ。
 勘助川のホタルは、水槽で人工飼育した幼虫を春先に放流する方式をとっている。
 幼虫飼育・川の清掃・幼虫放流・草刈り……と活動は年間におよぶ。
 本地域社会教育活動の中核的な存在だ。

★地域情報交換会の帰路、ホタルの里(勘助川)に寄ってみた。
 ホタル小屋の脇を抜け、勘助川の土手に立つと、小さな光がいくつもいくつも闇夜を滑るように浮遊していた。
 僕のカラダから魂が溶け出し、今、目をつむったら、自分が音もなく消えてしまいそうな安らかさ(=同時に、消えたらアカン、危ないぞという恐怖?)を感じた。

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メ モ
 長期休業に際し、「ILO・ユネスコ 教員の地位に関する勧告」を読み直そう。
 〈以下、抜粋〉
 3=指導的諸原則=6
 教育の仕事は専門職とみなされるべきである。
 この職業は厳しい、継続的な研究を経て獲得され、維持される専門的知識および特別な技術を教員に要求する公共的業務の一種である。
 また、責任をもたされた生徒の教育および福祉に対して、個人的および共同の責任感を要求するものである。

 6=教員の継続教育=34
 教員には継続教育の課程や便宜に参加するための機会および刺激が与えられ、また教員はこれらを十分に活用すべきである。

 8=教員の権利と責任=70
 すべての教員は専門職としての地位が教員自身に大きくかかっていることを認識し、そのすべての専門職活動のなかで最高の水準を達成するよう努力しなければならない。



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★7月19日(金)のつぶやき――デトックス効果で人生が変わりましたよ(*^_^*)

2013-07-20 02:41:00 | 僕のモンマルトル日記

★災害時初動体制の確認(30分以内)?地震震度6=非常配備(自主参集 全教職員)?震度5(大津波警報 goo.gl/VvjN1


@akanesizuka ★しづか様 体調はいかがですか? 夏休みはとれるのでしょうか? 以前しづかさんの記述にあった「酵素浴」。調べてみたら「デトックス効果」。でも僕は酵素浴には縁がないので僕がやれるものでデトックス効果のあるものは?……ということで、源泉掛け流しの半身浴に到達


@akanesizuka ★以来、1週間に2回、38℃くらいの温泉(380円)で半身浴を40分。どこが……というわけではないのですが、体調がすごくよくなりました。特に、僕の場合、不意に襲ってくる、身体がのけぞるくらいの神経痛に苦しめられていたのですが、現在、まったくありません。人生が変わりましたね(*^_^*)。今夕、また半身浴をやります(^_^)v



★災害時初動体制の確認(30分以内)①地震震度6=非常配備(自主参集 全教職員)②震度5(大津波警報

2013-07-19 09:16:01 | 僕のモンマルトル日記

 

茫漠特急 チェロの旋律には聞き覚えがあった。「エピソードと終わりなき歌」、4楽章「Burlesca」のチェロだ
2013
07.19

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★明け方、登場人物や光景の輪郭がくっきりとした夢を見た。
 隣家のベランダで、そこの娘がチェロを弾いている。
 こちらの窓を閉め切っていても、音がガンガンと聞こえてくる。
 うまいから、ま、なんとかがまんできるが、これがヘタだったらたいへんだろうな(ノ△・。)……と、読書していたら、音がピタリとやんだ。
 と思ったら、その娘が家にやってきた。
 「このあいだは、本を貸してくれはって、ホンマにおおきに。読みおわったので返しにきました。」
 貸した覚えはない。
 しかし、まちがいなく僕の本だ――『大江健三郎☆同時代としての戦後』。
 娘が帰ったあと、パートナーに聞くと、僕がいないときに遊びに来て、書棚をみていて、これを貸してほしいというので貸してあげてん」……と言う。
 僕の本には無数のカキコミがある。
 傍線がある。
 付箋がある。
 データを貼り付ける場合もある。
 「ほら、この本かて、こういう他人にみられては困る秘密のデータが貼り付けてあるやんかぁ~!」……と、パートナーにに文句を言おうと思っているところで、眼がさめた。

★チェロの旋律に聞き覚えがあった。
 今年、師の弔い期間(6/21~自刃した7/21までの1ヵ月間)に、僕が聴きつづけている、Peteris VasksのEpisodi e Canto perpetuo(「エピソードと終わりなき歌」)、4楽章「Burlesca」のチェロだ。
 弔い期間は明後日で終わる。
 自刃の夜、師が聴いたはずの豪雨の轟きに、この旋律をぶつける。

★画像は、こころはろばろ神社の森

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職員室信 2013/07/04号
★災害時初動体制の確認(30分以内)①地震震度6=非常配備(自主参集 全教職員)②震度5(大津波警報……
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★全校朝会があった(7/4)。

 〈わたしの話のサマリー〉

 「なりたい自分をプロデュースしよう!」といってスタートした1学期も、いよいよ最後の7月になった。

 本日は、3点、述べる。

(1)連続している時間(1学期)に、はっきりと目に見えるようにひとつの区切りをつけよう。
 喜ぶべきことは「わたしもよくがんばったんだぁ」と心から喜ぼう。
 反省すべきは「ああ、失敗だった」「みんなに迷惑をかけてしまった」「ゴメン」と心から反省しよう。
 そして、気持ちを新たにして、次の目標に向かって一歩一歩前に進むエネルギーを獲得するというのが、この「7月」だ。
 特に3年生は、受験生としての基礎エネルギー――誘惑を断ち切る決断力・学習への集中力と持続力――を獲得し、目標を具体的に設定する時期だ。

(2)ああ、もうすぐ夏休みだ……と気をゆるめていると、「ゲーム」終了間際の痛い失点をすることになる。
 ①非行防止(盗み・深夜徘徊等)②水難事故の防止(水泳禁止区域) ③交通事故防止(とびだし・自転車2人乗り・自転車無灯火) ④花火事故防止 ⑤不審者や痴漢及び誘拐等の被害防止 ⑥他校生などとのトラブル防止……。
 「失点状況」を予測・予知し、徹底して予防に努めよう。

(3)清く貧しく生きる。
 わたしは学生時代から机をもたなかった。
 今ももっていない。
 読むときは膝のうえで読んでいる。
 書くきは、食卓をフキンでゴシゴシふいて、そこで書いている。
 夏目漱石のような立派な小説が書けない自分に机などいらないと思ってきたし、今もそう思っている。
 文房具も最低限のものしかもっていない。
 (中略)
 わたしから君たちへの提案だ。
 なにか「もの」が欲しいと思ったとき、今の自分にほんとうにそれが必要なのか?……親がいっしょうけんめい稼いだお金を使ってまでそれを購入する必要があるのか?……また、そういう「もの」をもつ資格が自分にあるのか?と、自分自身にたずねてほしい。
 勉強に関する参考書などについても同じだ
 (中略)
 7月は清貧の思想が似合う。
 清貧の思想が似合うみなみ中生であってほしい。(サマリー、以上)

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 夏期休業中の教育諸活動および後者管理

(1)日直業務〈詳細については総務部の「長期休業中の日直勤務」参照〉
 ①勤務場所は職員室
 ②校舎内巡回は規定通りに行う。(たとえば、火災が起きたとき、巡回しなかったのと、規定通り巡回したが見落としたのとはまったく別)
 ③情報コントロール〈教頭の知らない情報はない〉体制堅持
 ④日直日誌の記入〈来校者はすべて記入。職員室入口にある「来校者名簿」からも必ず転記。日直日誌は事件事故の際の重要資料〉

(2)部活動
 ①実施日と実施時間の通知の徹底(全職員・保護者・生徒)
 ②部員の出校時間と顧問の出校時間を一致させる(付けないときは活動なし)
 ③部員の健康チェック(初め・途中・終了時)
 ④適切な活動時間(活動量)・適切な活動日。
 ⑤施設・用具のチェック
 ⑥活動場所の清掃と施錠の確認(顧問教師が確認する)
 ⑦帰宅時の指導の徹底

(3)危機に直面した状況における生徒個人に関する情報の集約
 次のデータのコピーを瞬時に出せるように準備
 ①指導要録
 ②個人指導票(基本調査票と指導票)
 ③成績(1年1次・2次……2年~3年)
 ④学年主任・学級担任・教科担任による当該生徒に関するメモ(学年主任がまとめる)
 ★最近の――
  ア)本人の言動・精神状態
  イ)親子関係
  ウ)友人関係
  エ) 習い事等含む社会教育等

(4)その他
 ①公金・帳簿等の厳正な取り扱い・管理
 ②受検関係書類・成績関係書類・生徒指導関係書類などの厳正な管理(施錠)
 ③もちろん、酒・交通三悪・猥褻行為 ×。また、勤務時間と年休(時休)と勤務場所を離れての研修の区別をきちんとつける。
 ④生徒の――厳密には(学校外だから)「在学青少年」の――社会教育活動への格段の理解と配慮を。
 ⑤緊急時への対応のため
  ア)教職員の連絡先を常時、掌握。
  イ)学年・学級の保護者・生徒の連絡先を常時、掌握。
 ⑥机の上、下の整理整頓。Tルームの新ロッカーの活用を。

(5)「本校」の災害時初動体制の確認(原則として30分以内)
 ①地震震度6=非常配備(自主参集 校長・教頭・全教職員)
 ②地震震度5(大津波警報)=非常配備(自主参集=校長・教頭 待機=他の教職員)
 ③地震震度4(津波警報)=警戒配備(自主参集=校長・教頭 待機=他の教職員)
 ④大雨警報・洪水警報=連絡参集(警報前段階で招集することもある)

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★教師になって1年目の秋、生徒と登山遠足に出かけた先で僕は1つの道標(教師人生のポイント)に出会った

2013-07-18 13:28:29 | 僕のモンマルトル日記

 

茫漠特急 昨日、期日前投票を済ませた。これで投開票日は、心静かに結果を待つことができる
2013
07.18

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★DAKA古書店跡の壁には、高村祭のポスターと、阿修羅像と、赤い屋根の旧サナトリウムの額が飾ってある。
 池の底に沈んでいる、小さな、一部が苔に覆われた、そういう石になりたいと思っているのだが、どうしても、カラダが、ザワザワ、セカセカして、尻からプカプカと浮き上がってしまう。
 なんとかバランスを取ろうとして、この3つの額を飾っている。

★教師になって1年目の秋、生徒たちと登山遠足に出かけた先で、僕はひとつの道標に出会った。
 木製の道標には、僕が学生時代に住んでいた土地の名とそこまでの距離が刻まれていた。
 なつかしかった。
 はるか彼方のように感じられ、そのはるかさに心を打たれた。
 何かがプツンと切れたのがわかったが、その日、もちろん、僕は生徒たちといっしょに再びバスに乗り、学校に帰った。
 これが「職員室通信」の始まりだった。
 僕の教師人生には、こういうポイント(分岐点)がいくつか――この「道標」も含め3つくらい――ある。

★昨日、期日前投票を済ませた。
 これで投開票日(7/21=師の命日)は、DAKA古書店跡に閉じこもり、Peteris VasksのEpisodi e Canto perpetuo「エピソードと終わりなき歌」を聴きながら、心静かに、結果を待つことができる。

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 安倍首相、終盤戦、全国遊説の追い込み。
 訪問先のご当地グルメで英気を養っている。
 「スタミナぶっかけうどん」(5日、高松市)。
 「うなとろ丼とドジョウのかば焼き」(10日、金沢市)と元気の出そうな献立が並ぶ。
 17日昼も遊説先の沖縄県石垣市で、八重山そばとおにぎりを完食した。
 橋下徹共同代表は、遊説に激辛唐辛子「ハバネロ」入りのハンバーガーを持参。
 石原慎太郎共同代表は街頭演説で極力、遊説カーの外に出ないことにしているそうだ(*^_^*)。――WEB産経から。

★昨日(2013/07/17)ライオンズは、函館オーシャンスタジアムで対ハム戦、4対3と勝利(^_^)v。
 先発・野上亮磨投手、4回1/3、2失点で降板。
 野上ファンの僕としては、ホンマ、残念(ノ△・。)だ。
 5回表、なんとか同点に追いついた直後に、大野2塁打→中島犠打→陽2塁打→大引四球……だから、ま、仕方がないかぁ~。
 大野にも、陽にも、アウトコースへの渾身のストレートを投げ、打たれている。
 直前の4回裏、大谷をこの日最速のストレートで空振りの三振に打ち取ったイメージが、本人にも炭谷にも強く刻まれていたのかもしれない。
 ま、チェンジアップ、あるいはカーブという手もあったと思う。
 しかし、僕としては、あの場面はストレートで勝負できる池永二世・野上になってほしいので、ま、悔いはない。
 めざせ、池永二世!
 めざせ、20勝!
 増田達至、ウイリアムス、サファテは、(他球団比)最強のリリーフ陣だ。
 ライオンズはこれからだ。
 8月の逆転美学に期待している(^_^)v。


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★三者面談はプロ教師修業の場。同時に三者にとって歌舞伎でいう屋体崩しのような、人生の場面転換の瞬間だ

2013-07-15 15:32:02 | 僕のモンマルトル日記

 

茫漠特急 何かを思い浮かべようと努めた。だが、何も思い浮かばなかった
2013
07.15

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★廃校を訪ねた。
 校舎は現存……という情報を得ていたのだが、情報が古かったのか、あとかたもなかった。
 画像の左端に鉄棒がみえる。
 校舎はこの付近にあったはずである。
 画像からはわからないが、突然、激しい雨が降ってきた。
 校門付近(←これもあとかたもない)の大樹の下に避難して、草むす校庭を無言で眺める。
 何かを思い浮かべようと努めた。
 だが、何も思い浮かばなかった。
 僕の場合、校舎が現存していると、①あったものがある ②あったものがない ③なかったものがある……この①②③の組み合わせで、オルガンの響きが聞こえる、子どもたちの歌声が聞こえる、笑顔が見える、教師の語りが聞こえる。
 しかし、校舎がないと、完全に夢の跡である。
 足もとに目をやると、草の中に野イチゴがあった。
 雨がますます激しくなった。

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職員室通信 2013/07/04号
★三者面談はプロ教師修業の場。同時に三者にって、歌舞伎でいう屋体崩しのような、人生の場面転換の瞬間だ
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★校内合唱コンクールが近づいた。

 日時 7/☆☆(日)09:00~12:35
 場所 MINAMI中体育館

 朝、音楽科の中森Tからプログラムの表紙に掲載する「あいさつ」原稿を依頼された。
 30分で書く。
 題は「MINAMI中生の細胞には♪が埋まっている」とする。

〈プログラム・あいさつ原稿〉

◇合唱コンクールが近づくと「いよいよ、MINAMI中の季節だ」とワクワクした気持ちになります。
 7/1(月)と7/2(火)に開かれた、兄弟学級による合同練習会のとき、わたしは、指揮者のうしろで合唱を聴いていて、「ああ、生きていてよかった」「ああ、MINAMI中の教職員として、ここに存在することができてよかった」と頭がクラクラしました。
 よく「MINAMI中生の細胞には♪(音符)が埋まっている」という話をするのですが、教職員であるわたしの細胞にも、遂に♪が生成したようです(^_^)v。

◇きょうは、そのMINAMI中の合唱コンクール。
 ♪(音符)入りのMINAMI中生の細胞が、はじけて、いっせい跳びはねる、特別の日です。
 互いのクラスの合唱を聴きあうと同時に、地域のみなさま、保護者のみなさまにも聴いていただきましょう。
 きょうのMINAMI中生の♪が、MINAMI中生はもちろんのこと、この会場にいらっしゃる、お一人お一人の心の中に、いつまでもいつまでも存在し、躍動しつづけることを強く強く願っています。

◇さて、地域のみなさま、保護者のみなさま、本日はたくさんご来場いたたきまして、ほんとうにありがとうございます。
 また日頃、すこやかみなみネット事業などをとおして、本校へのご支援に心よりお礼申し上げます。
 今、「MINAMI中生の細胞には♪が埋まっている」と、少し自慢ぽく言いましたが、しかし、だからといって上手だという意味ではありません。
 まだまだ成長の途中です。
 きょうは、中学1年という時代、あるいは2年、3年という時代の、MINAMI中生にしか出せない歌声を実感、体感していただきたいと思います。
 どうぞ最後までお聴きくださるようお願い申し上げます。(あいさつ原稿 以上)

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 三者面談は、三者にとって、歌舞伎でいう屋体崩しのような、人生の場面転換の瞬間だ

★職員室通信2013/06/25号「★職員室通信余白のメモ記事①=三者面談というのは6人の人物がテーブルについていることになる」記事に対する、追加2点、念押し1点。

 前回の主なポイントは次の通り。

 ①三者面談というのは6人の人物がテーブルについていることになるから、むずかしい。
 ②親と子の表情がパッと明るくなる場面を面談の後半に必ず作る。(作れないなら、やるな。)
 ③希望があれば、後日、面談を設定する。
 ④自分が責任をもって取り組める範囲と、そうでない範囲とを区別する。
 ⑤保護者にも生徒にも、答えない自由を保障する。

 追加2点――

(1)教師の問いかけに、生徒本人が回答したが、保護者のほうがことばを発しないというケースが、たびたびある。
 教師は「お母さんはいかがでしょうか?」と保護者にことばをむけることになるのだが、このタイミングが、すごくむずかしい。

 この場合、保護者はなぜ黙っているのか?

 ①(緊張しつつ)考えを整理し、ことばを探しているのか?
 ②あるいは、単に教師から「お母さんはどうお考えですか?」と声がかかるのを待っているだけなのか?
 ③それとも(この問題に関する)本人の回答、あるいは教師の問いかけに、はじめから応ずる気がない、すなわち「パス」する気なのか?(←これはこれで尊重しなくてはいけない。教師としては、「生徒本人はこのように回答し、保護者は応えなかった」……という事実を押さえておけばいいのだ)。

 ②は問題ない。
 しかし、①と③は軽率に扱うと、面談は失敗する。

(2)本人の回答に対して教師が疑問を感じ、さらに質問したくなることがある。
 ただ、「それはどういうことですか?」という追加質問は、かなり慎重にやらなくてはいけない。
 教師の追加質問をきっかけに、本人の回答をつぶしにかかる親もいる。
 まして教師はつぶし役になってはいけない。
 そんなことありえないと思うかもしれないが、「追加質問」そのものが結果として、本人の考えをつぶしてしまっていることがある。
 僕はよくやってしまう。
 授業でもよくやる。
 気をつけたい。

 念押し1点――これは前回のくりかえしだ。

(3)面談の後半部分で、保護者と子の表情がパッと明るくなる場面を創出する。
 保護者と子のこれまでの人生&これからの未来にパァ~と明るい光が射す場面を創出する。
 「ああ、この子をこれまで育ててきてほんとうによかった」
 「ああ、この面談に来てよかった」と……。
 具体的には――
 ①親子が気づかなかった方法や方向(進路)を提示する。
 ②親子が気づかなかった、本人のやる気・自信につながる本人の「よい点」を提示する。
 そのために、プロとして、事前にデータ(観察も含む)を収集・分析する必要がある。

 三者面談は、貴重なプロ教師修業の場だ。
 同時に、三者にとって、(歌舞伎でいう屋体崩しのような)人生の場面転換の瞬間だ。

★ メ モ

(1)いよいよプールの時期だ。
 毎度、毎度、繰り返し述べることだが、危機管理の原則――
 ①最悪の事態を予知・想定し、極限まで予防策を立てる。
 ②事が起こったときは、ベストの対応策で臨む。
 ③可能なかぎり早い段階で「安全宣言」を発信する……。
 これまでの事故をふりかえると、やはり、①と②の段階に問題がある。
 学校は、毎日、毎日が危機の連続である。
 個々の危機管理能力をアップしたい。
 また個々の危機管理能力をカバーしあうことによって(「あなたの判断では危ないですよ!」と……)組織としての危機管理力をアップしていきたい。

(2)芸人はいじられてなんぼ?
 次のような記述を発見――
 「己を低くし、アホを演じることで笑いが生まれ、場が和む。
 反対に関東の芸人は、初対面でも素人や有名人などの他人をいじることで笑いをとろうとする。
 素人が失敗しているところなど、素人のみじめな反応を見世物として視聴率を上げようとするのが東京のテレビ局のやり方。」

 僕は関西と関東の芸人事情は知らない(*^_^*)。
 しかし、経験的に、ここでいう「関東の芸人」的教師のクラスでは、毎時間、爆笑、爆笑の連続だが、確実に、いじめが増える。
 子どもたちが「関東の芸人」のマネをするからだろう。
 他の生徒の前で、生徒を叱責するときも注意が必要だ。
 その叱責の仕方をマネする子どもが出てくる。
 (この記事でいう)「関東芸人」的教師が、学年に2人になると、いじめによる不登校生徒が爆発的に増殖する。
 自己点検の視点にしたい。

★関連記事
★親と子の表情がパッと明るくなる場面を三者面談の後半に必ず作る。作れないならやらないほうがいい



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★夏季休業中における教職員の学社コーディネート力の発揮は、強い日本を取り戻す貴重な一歩だ

2013-07-14 13:57:17 | 僕のモンマルトル日記

 

茫漠特急 今年の僕はあきらめない。待ってろよ、辛坊治郎!
2013
07.14

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★先月(6月)の9日からスタートした「新・職員室通信」は、6月分として15号、WEB上にアップした。
 アップした、この15号分は、僕がアップしたかった内容の60%くらいだ。
 残りの40%を補って「新・職員室通信6月号」を完成したいという気持ちが強い。
 60%は単なるスケッチで、感覚的には、何十年も前に起こったことみたいな気がする(*^_^*)。
 残りの40%に僕独特の「たたずまい」(*^_^*)を反映させるという計画だ。
 これがまったくできていない。
 しかし、もう7月も中旬になっているので、そうもいっていられない。
 残りの40%は来年の仕事に回し、本日より「新・職員室通信7月」分をアップしていく。
 6月分が7月にずれ込んだこと、くわえて、先週は、出張、その他で、PCの前に座る時間がなく、HP&ブログの更新がまったくできなかった。
 かなりあせっている。
 大きくずれ込むと、投げ出す癖が僕にはあるからだ。
 DAKA古書店跡の二人掛けのテーブル――元、僕らの食卓――にひとり膝を組んで座り込み、壁にかけた阿修羅像の画像を見つめている。
 ま、ただ、例年、7、8月は職員室通信の発行数が少なくなる。
 8月中旬――岩本光弘・辛坊治郎両氏の小型ヨット・エオラス号がサンディエゴに到着する日――には追いつけるのではないかと思っている。
 今年の僕はあきらめない。
 待ってろよ、辛坊治郎!

 ★画像=校庭のヤマボウシ。


職員室通信 2013/07/01号
★夏季休業中における教職員の学社コーディネート力の発揮は、強い日本を取り戻す貴重な一歩だ
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 真に力のある学校 地域・家庭を構想する

★教育は、単に学校だけで行われるものではない。
 家庭や地域社会が、教育の場として十分な機能を発揮することなしに、子どもの健やかな成長はあり得ない。
 いわゆる「生きる力」についても、学校において組織的、計画的に学習しつつ、家庭や地域社会において、親子の触れ合い、友達との遊び、地域の人々との交流などの様々な活動を通じて根づいていくものである。
 しかし、現実の本校生徒の生活は、感覚的には左図(生徒の活動時間の学校・家庭・地域の割合)のようになっている。
 これを僕流にいえば「学校の教育独占体制」あるいは「学校の教育丸抱え体制」(われわれがこの体制を望んだわけではないが……)である。
 このバランスの悪さが、教育危機を増大させている。
 これをなんとしても改めたい。

★夏期休業中はそのよい機会である。
 真に力のある学校・家庭・地域に近づく、絶好の機会だ。
 教育の荷をたくさん抱え込んでいる側(学校)が、力のある地域・家庭を構想しつつ、下記の(1)~(3)の観点で、コーディネーター機能(調整)を発揮していくことが大切だ。

(1)学年・学級(学年教員)で、あるいは、部活動(顧問)で、個々の生徒の社会教育活動(学習塾・稽古塾を含む)の実態を、可能な限り把握し、そのうえで、個々の生徒の社会教育活動が円滑に行われるように配慮する。
 家庭行事についても同様だ。

(2)地域で行われる社会教育活動や公的な社会教育活動への参加を奨励する。
 部活動と重なる場合も多いと思うが、各部顧問は、ここで充分、学社コーディネート力を発揮してほしい。
 中学生の地域行事への参加は、確実に次世代を育成し、「力のある地域づくり」、さらには「学校・家庭・地域の教育のバランスがいい校区づくり」につながっていく。

(3)部活動の休止日については、これまでの通り(①第1・3日曜日 ②他の週については、土・日のいずれかを休止日とする)であるが、長期休業中の土・日は可能な限り休止日とし、教職員も自身の家庭や地域で過ごす。

★ただ、バランスの悪さを改善していく際、気をつけなければいけないことがある。
 教育危機に対する認識は、同じなのだが、実際の対応には、粗く2つの方向がある。

 ひとつは、「学校が多くの荷を抱え、苦しそうだから、家庭や地域で支援してやろう、応援してやろう」(支援タイプ)という発想だ。
 もうひとつは、「学校が多くの荷を抱え、苦しそうだから、家庭が引き受けるべきは家庭に、地域が引き受けるべきは地域に、適切に分担しよう」(分担タイプ)という発想だ。
 ふたつは似て非なる発想である。
 「支援」も「分担」も連携だから、一見、似ている。
 しかし、「支援タイプ」は学校が荷を抱えたままであるのに対して、「分担タイプ」はこれを改めようとする。

★今、このことについて詳しく述べるスペースも僕のエネルギー&時間もないので、いいたいことだけを言って終わるm(_ _)m――
 学校が抱えている荷をそのままにして、「たいへんでしょう。だから、支援してあげましょう」という、いってみれば「そのまま、ずっと抱え込んでいろ」的な発想では、事態の好転は、ほとんど望めない。
 バランスがさらに悪くなり、教育危機が増大するだけだ。
 学校が抱えている荷のなかで、家庭が引き受けるべきは家庭に、地域が引き受けるべきは地域に……と、適切に分担(この「分担」も「連携」の一形態)することにより、学校の本来の教育活動が充実する。
 同時に、分担することにより(場合によっては現状より、負荷を背負うことになるかもしれないが)家庭も生き返る。
 地域も生き返る。
 学校・家庭・地域のバランスがよくなれば日本の教育はまだまだよくなる。
 日本の学校には力がある。
 家庭もそうだ。
 地域もそうだ。
 ただ、今、バランスが悪いだけなのだ。
 バランスがよくなれば、日本はまだまだ大丈夫だ。(逆にバランスが悪いままだと、なにをやってもなかなか効果はあがらない。)

★日暮れて道遠し。
 正直なところをいうと、僕は毎夜、悲嘆にくれている。
 でも、あきらめてはいない。
 夏季休業中における教職員の学社コーディネート力の発揮は、強い日本を取り戻す貴重な一歩だ。

 もちろん、学校側の判断のみで無制限にダムの水を放流するように丸抱え体制を解除することはできない。
 大混乱が目に見えている。
 抱えている側の、慎重なコーディネーター機能(調整)が求められている。

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★外出先でメモをとることが多いけれども、その整理がたいへん。で、次の3つの方法を考えてみた。

2013-07-12 11:35:44 | 僕のモンマルトル日記
★外出先でメモをとることが多いけれども、その整理がたいへん。
 で、次の3つの方法を考えてみた。
 A案=僕のガラケー→僕のPCのメール
 B案=僕のガラケー→ブログ
 C案=僕のガラケー→twitter……。

 A案はいつもやっている。

 B案とC案は、B案がOKならC案もOKという関係だ。

 だから、B案のテスト送信をやってみる。
 以前、たしか、修学旅行時にやっていたと思うが……。

★「なんか動いていますよ」「ネコです」方式を取り入れ、わかるということを通して知的で楽しい授業を創造

2013-07-10 14:08:18 | 僕のモンマルトル日記

 

茫漠特急 「憧れ、あきらめ、自棄、絶望」は、この光景の前方にある
2013
07.10

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★昨日、出張の帰路、在来線の列車が出るまでにはずいぶん時間があった。
 暑いし、疲れていたので、奮発して、新幹線を利用することにした。
 エスカレーターでホームにあがると、列車はまだ清掃中で、ホームドアは閉まっていた。
 待つあいだ、プラットホームの端まで歩いてみた。
 トップ画像はこのときの撮影だ。
 レールが架線の下を延びていく。
 レールと架線の向こうに曇り空がひろがっている。
 柵に寄りかかり、この光景を眺めていると、なんだか、前方に僕の未来があると感じられてきた。
 7/7のブログ記事――乱氏が夢の中に登場する話――に「この夢に、ここ、数年の僕の憧れ、あきらめ、自棄、絶望が絡み合っている」と述べたが、その「憧れ、あきらめ、自棄、絶望」は、過去ではなく、この光景の前方にあるものではないかと考えた。
 僕の運命にはまだピリオドが打たれていない。


職員室通信 2013/06/29号
★「なんか動いていますよ」「ネコです」方式を取り入れ、わかるということを通して知的で楽しい授業を創造
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 わかるということを通して知的で楽しい授業を創造する

★朝、トーストとコーヒーで朝食を取りながら、TVニュースを観ていたら――

 男性アナ「きょうはなんですか?」
 女性アナ「まずこれをみてもらいましょう!」
 男性「おっ? 黒いものがありますねぇ~。あれ? なんか動いていますよ」
 女性「ネコです」
 男性「あっ、黒ネコ!!」
 女性「さあ、みなさん、この黒ネコの次の行動に注目してください」……
 通常の(単調な)「説明」を、ミステリアスなストーリーに仕立て、なんだろう?と思わせたり、考えさせたりして、視聴者を「説明」に参加させる。
 ネコの嫌いな僕も完全に引き込まれてしまった(*^_^*)。

★本校の授業でも――正確にいうと、本校のように授業名人がそろっている学校の授業でも――「あっ、生徒の集中がゆるんでいる」と感じることがある。
 たいてい、教師が一方的に2分、3分と説明している場面だ。
 しかし、だからといって、「説明」は情報を効率よく伝達する手段だから、全廃してしまうわけにはいかない。

(1)だから、単調な説明をやめ、今朝のニュースの「なんか動いていますよ」「ネコです」方式を取り入れる。

(2)だから――いつもいつも、くどいくらいくりかえすことだが――単調な説明をやめ、(「説明」を)「指示・発問→作業・活動」のカタチに組み替える。

 ひとりひとりの子どもが生き生きと、目も、耳も、手も、足も、口も、頭も、フルに回転させ、「おもしろい!」と熱中する知的で楽しい授業を追究しよう。
 これが本校の「わかるということ(知識・理解)を通して楽しい授業(関心・意欲・態度)を創造する」ということである。
 「学力の形成」と「人格の形成」を一元的に捉えようという主張である。

★作業の例 
 ①ノートに自分の考えを書く。
 この場合、「○字以内」「○字以内、3つ」「ズバリ一言で」などと指定するのが効果的だ。
 子どももまとめる力が付く。
 板書もしやすい。

 ②ノートにある考えに対する正誤の判断を○や×で書く。
 このあと、その理由を簡潔に書かせるという作業につなげることもある。

 ③グループで自分たちの意見をまとめる。

 ④音読する。 …………

 もちろん、グラフを書く、模型をつくる、実験する、見学する、歌う、演奏する、走る、審判する、演じる、司会する……も、すべて作業である。
 今述べた、説明を聞きながら「あれ?」と疑問もつ、考える……も作業である。

 これらの中で、本校として、とりわけ強調したいのが④「音読」だ。

★音読はMINAMI中のエネルギーだ。
 50分間の授業の中で、声を出させる場面を小刻みに設定しよう!
 「いっしょに読みましょう」
 「全員起立、3回読んだら座りましょう」
 「念のためにもう一度読みましょう」
 とにかく、MINAMI中は、すべて音読! いつでも音読! 何でも音読!
 どんどん教科書を読ませよう!
 どんどん板書事項を読ませよう!
 どんどんプリントを読ませよう!
 ただし、あまり長い部分の音読はだれる。
 音読のポイントを短く限定して、繰り返すのが効果的である。

 子どもがのっている授業には3~5つの段落がある

 よい授業には必ず、クッキリとした「段落」がある。
 段落を子どもに自覚させている。
 逆にダメな授業には、段落がない。
 ダラダラしている。
 ケジメがない。
 子どもが乗っていない。
 子どもの姿勢も悪い。(机に突っ伏している子どもがいる場合もある。机・椅子が乱れている場合もある。)

 段落の機能 
(1)区切る= 連続している授業にはっきりとみえるように1つの区切りをつける。
 気持ちを新たにし、次の内容に向かう。

(2)そろえる=遅れている子どもを引き上げる。
 進みすぎている子どもを待たせる(この場合、別課題提示)。

(3)整理する・発展させる= いろいろな発言・意見を要約・取捨選択して提示する。

 この段落と段落の間で――
 ①目標・ねらいを明確にする
 ②その時点までの成果をはっきりさせる(ほめる・励ます)……と同時に
 ③姿勢・服装を正す、机・椅子を整頓する。
 ①~③はいわば片々の技術だが、授業の段落と連関させると、子どもたちの態度が見違えるように変容する。

★画像=模擬授業中の須藤T
 須藤Tの語り(説明)がスゴイ。
 あるところは、画像を見せながらサーッと流し、あるところは「10㎞というと、ここからどこまで?」「氾濫するとどうなりますか?」と質問し……というふうに、常に聞き手を語りに参加させながら説明している。
 まさに「なんか動いていますよ」「ネコです」方式だ。
 感動した。
 現2年の理科の学力の高さと、この「語り」は密接不離の関係にあると、僕は思う。


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★不登校支援――生徒がなぜ不登校になるのかといえば、学校のどこかにイヤなことがあるからである

2013-07-07 13:08:48 | 僕のモンマルトル日記

 

茫漠特急 「なんかお祝い事でもあったんですか?」「佐竹藩の総会でした」「乱氏は佐竹の一族やったんですか?」
2013
07.07

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★土曜日、未明の夢に乱氏が登場した。
 僕がホテルのラウンジで、ガラスの外の薄青い景色を眺めていたら、後ろから肩をたたかれた。
 乱氏だった。
 急激に太っている。
 一瞬、ロッテの伊東勤監督かと思った。
 入学式や修了式でしか着ないブラックスーツ姿だ。
 「なんかお祝い事でもあったんですか?」
 「佐竹藩の総会でした」
 「佐竹の一族やったんですか?」
 「ええ」
 「へぇ~、ほな、うちの仇やね。うちは佐竹氏に滅ぼされたんや」
 「それ、いつの話ですか?」
 この会話までははっきりしている。
 2013から1591を引こうとした瞬間、僕の意識が混濁する。
 「滅ぼしたほうは忘れているけど、滅ぼされたほうはいつまでも覚えている」と言ったのか、思っただけだったのか?……混濁のまま夢が途切れる。
 次に気がついたら、乱氏が僕のほうを指さしながら、テレビでときどきみかける「伊藤聡子」とヒソヒソ話をしている。
 僕(大阪野郎)の友達になってやってくれ……と頼んでくれているようだ。
 その「伊藤聡子」が早口でしゃべりながら僕のほうに接近しつつある……ところで目が覚めた。

 この夢を僕の深層心理と関連づけると、ここ、数年の僕の憧れ、あきらめ、自棄、絶望とが絡み合っていて、すごく興味深い(^_^)v。
 ま、「佐竹氏」というのが唐突なようだが、謀略にひっかかったのが、佐竹氏秋田移封前の話だから、乱氏(千葉出身)と僕の先祖が今の茨城界隈で険悪な関係にあったことはじゅうぶんにあり得る話だ(*^_^*)。


職員室通信 2013/06/01号
★不登校支援――生徒がなぜ不登校になるのかといえば、学校のどこかにイヤなことがあるからである
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★不登校生徒支援体制の整備

1.生徒や保護者のニーズに対応したメニューの開発
  ~ 生徒&保護者の要望・願望・心待ち・切望・熱望・懇願・渇望に応える ~ (応えられない→失望)

(1)基本方針
 生徒の期待・ニーズ、保護者の期待・ニーズを理解することは、もちろん大切だ。
 しかし、実際には、そのことより先に、本校には、ニーズに応えるための、どんなメニューがあるのか、あるいはどんなメニューの開発が可能なのかを、全教職員でチェックする必要がある。
 というのは、現実問題として、生徒や保護者は、どのような「メニュー」があるのか? この具体的な提示があって初めて「自分(たち)にどのようなニーズがあるのか」がわかるものなのだ。
 メニューは、本校が設定するものもあれば、保護者と学校が連携して、新たな選択肢を開発することも考えられる。
 本校教職員のエネルギーの配分基準を慎重に考慮しつつ、「メニュー」のチェック、開発に努めたい。
 「エネルギーの配分基準」というのは、新しいメニューの実施にエネルギー「2」を割けば、残りは「8」になる、「4」割けば、残りは「6」になるという意味だ。
 新しいメニューが加わったために、エネルギーの総量が「12」になった……というのは配分基準にそぐわない。
 やってはいけないことだ。

 〈手順〉
 ①まず、メニューの大枠を準備・設定する。
 ②それを教職員がひとりひとりの生徒・保護者に打診する。
 6/17までに別表ニーズ調査票を学年主任に提出 (本人・保護者両方から調査したいが、むつかしい場合は一方のみで可)
 ③これと並行して、メニューの「大枠」の中味を具体化する。
 ④「③の情報」を全教職員で共有する。        
 もちろんメニューの多くはこれまでもあった。
 しかし、メニューの全体構造が不鮮明だった。
 チームとしての取り組みも弱かった。
 そして「不登校生徒の状況」のみが教職員間に情報提供されていた。

(2)メニュー・サービスの大枠例
 ①保護者面接
  ア)保護者と教師等との面接の場の設定……面接者(含SC)……頻度……日時……時刻
  イ)保護者同士の意見交換の場の設定……頻度……日時……時刻
 ②家庭訪問……訪問者(含SC)……頻度……滞在時間……訪問日時……時刻
 ③電話連絡……電話者……頻度……時刻
 ④学級通信などの配布
 ⑤適応教室
  ア)1時間ごとに教師を1人配置する(配置教師一覧提示)※実技教科の充実?
  イ)教師1人+(特定教科を指導するボランティアの配置)
 ⑥保健室登校……内容……頻度……時間……時刻
 ⑦放課後の適応教室の設定……内容……頻度……時間……時刻
  ア)1日1時間程度教師の配置(3年の場合、放課後の学習会後)
  イ)1日1時間程度ボランティアの配置
 ⑧学校外の適応教室の設定。※公民館? ※訪問授業?
 ⑨部活動
 ⑩学校外教育メニュー(民間社会教育・公的社会教育・すこやかみなみネット)の提示
 ⑪「そっとしておく」(も選択肢のひとつ)

(3)特別支援体制を推進する組織
 ①基本的には現「主任会」をベースとする。
 ②チーフを各学年主任とする。

2.不登校生徒への対応について

 身も蓋もない言い方になるが、生徒がなぜ不登校になるのかといえば、学校のどこかにイヤなことがあるからである。
 学校のイヤな場面をイメージして、さまざまな不快な感情をいだく。
 心配、不安、恐れ、憂鬱感情、怒り……やがて身体感覚にも変化が起きる。
 揺れに揺れたあとで、登校しないことが選択される。
 つまり、不登校とは、学校の中に身を置くことに不快を感じ、そこから逃れようとすることで生じる。
 これが基本メカニズムである。
 もちろん、親子関係、家庭内不和、本人の病気などが絡むことは十分理解しているつもりである。
 しかし、その上で、「プロ教師」であるわれわれは「学校のどこかにイヤなところがあるからにちがいない」と本校の教育行為を厳しく問い直す必要がある。
 これ以外に道はない。
 ちなみに、不登校の原因に関しては、いろいろな調査結果が発表されている。
 学校教育関係者にいちばん厳しい結果が出ているデータ(文部科学省委託研究「不登校生徒追跡調査報告書」)によると、不登校体験者があげた不登校のきっかけは……。
 №1=友人関係をめぐる問題
 №2=教師との関係をめぐる問題
 №3=学業不振(要するに「授業」)
 №4=部活動の問題
 №5=学校のきまり等の問題……と「学校のイヤな場面」が並んでいる。

(1)基本方針

 本校教職員の総力をあげて、上記の「不快な感情」を減らす方策を追究する。(以下、ポイントを列挙する。)

(2)対応の具体的ポイント

 ①「安心感」を繰り返し与える。
 ねばり強く、与えつづける。
 学校のイヤな場面には、当然、教師一般のイメージが結びついている。
 だから、個々の教師(○○T)の問題ではなく、教師全般に不快を感じやすくなっている。
 しかし、それゆえにこそ、そういう状況下で現実の教師が「登場」することの意味は大きい。
 現実の教師が登場(電話・家庭訪問など)し、不快感に対抗する形で、「安心感」を繰り返し与える。
 与えつづけて、結果として「不快感」を上回れば、事態が好転する可能性が大きい。
 ア)生徒の感情や願いに寄り添う。
 下図の三角形のA・Bの部分。

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 イ)生徒のニーズ、希望を読み取る。
 ウ)ゆったりと構えて接する。
 ノンバーバルコミュニケーションが威力を発揮する場面だ。
 エ)「不登校だからあなたに会う」ではなく「あなたに会いたいからやってきた」というスタンスを大事にして、登校を意識せずに会う。
 オ)教師自身の失敗談、不安に思っていることを語ることは、結構、効果がある。
 いつまでも覚えている。
 カ)(いつも確認し合っていることだが)即アドバイス、即「ただす」という接し方は不可。

 ②「教師」は登校刺激をしない。
 教師が家庭訪問で生徒に接するだけで、既に裏メッセージとして「できれば学校で会いたい」がある。
 だから、そのような場で「学校に来なさい」というニュアンスの発言をすることは事態を悪くするだけである。
 保護者から「もう来ないでください。家庭訪問のあと、すごく落ち込んでいるから」といわれたことがある。

 ③クラスメートを会いにいかせることがあるが、生徒自身がどのように感じているかを把握する必要がある。
 対人不安傾向(他の人からどう思われているかを気にする)の生徒が多いことに慎重に配慮しながら指導を進める。

 ④「がんばりすぎ」て不登校になった生徒と「課題から逃げつづけ」て不登校になった生徒
 ア)がんばりすぎて不登校になった生徒←「無理しないように」というメッセージを送りつづける。
 イ)課題から逃げつづけて不登校になった生徒←意識的にほめつづける。

 ⑤失敗しても(来られなくても)よいように工夫する。
 「まだ無理なのではないかなァ」「来られなくてもいいんだからね」

★〈メモ〉
(1)清掃活動について
 おおむね良好である。
 昨年と比べると格段に向上している。
 ただし、今後の指導の仕方次第で、徐々に悪い状態になることもあれば、さらによくなることもある。
 以下、指導のポイントを経験的に列挙する。
 ①そうじの仕方を具体的に教える。
 水くみの仕方、ぞうきんの使い方、ほうきの使い方、机の運び方。
 ②役割分担・エリアの分担を明確にする。
 ③おしゃべり厳禁(おしゃべりしながら掃除はできない)
 ④自己評価の工夫(生徒会清掃委員会との連携)
 ⑤(Tが行う)やる気にさせる趣意説明の工夫(関連「授業力向上の5原則①」)

 ※「不登校生徒等 ニーズ調査・確認票」WEB版では省略

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7月4日(木)のつぶやき

2013-07-05 02:36:26 | 僕のモンマルトル日記

★廃校にやってきました。苫米地駅まで輪行。ホームではなむけ号(折りたたみ自転車)を組み立て、一筋の道を、前方の丘陵地の麓に広がる数十戸ほどの集落(片岸)に向かって走る。集落に入り、最初の十字路を左に折れると、朽ちかけた門柱が見えた。 pic.twitter.com/NY6SX8A0Vz


★校舎はある。校庭の樹木もある。風もさわやかだ。でも、子どもはいない。教師もいない。校庭の土は伸び放題に伸びた雑草に覆われている。あったものがそのままある。あったものがない。なかったものがある。この組み合わせの前に僕の胸が疼く。 pic.twitter.com/rfqk79jZ7n