職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

★「独りぶらり旅・小泊」の詳細を検討する過程で、旅の中核だった雄乃湯温泉が廃業していることがわかった

2013-06-10 10:40:54 | 僕のモンマルトル日記

 

茫漠特急 なんだか『雄乃湯温泉哀史』になってしまった
2013
06.10


★先月中旬、あしゅら堂主人からメールで「独りぶらり旅」を勧められたとき、前後の脈略なしに、旅先の候補として次の2つが、僕のうちに浮かびあがった。
 第1候補=小泊。
 第2候補=桜井の聖林寺。
 僕の今年度の新しい仕事が安定したら、まず、ぜひ、何としても「小泊」に行きたいと思った。
 ただ、難関は、僕の場合、「新しい仕事が安定したら……」という条件がクリアーできるかどうか……だった。
 「安定」というのは、いくつかの段階がある。
 1段階=詳細な計画が完成する。
 2段階=「計画」にしたがって、第1歩としての具体的な「仕事」に着手できる。
 3段階=1歩、2歩、3歩……と積み重ね、ひとつのまとまりに至り、「ああ、これで1段落だ」と喜べる。
 僕が、小泊や桜井の聖林寺に行こうと考えたときの「仕事の安定」は、2段階を指していた。
 昨夜、その「2段階」がクリアーできたと判断したので、小泊行きの具体的な準備に取りかかった。 
 第1候補として「小泊」が浮かんだとき、「いい温泉があれば最高だ」と思った。
 そのとき調べてみたら、雄乃湯温泉(たけのゆおんせん。ナトリウム-硫酸塩・塩化物温泉、43.5℃)というのがあった。
 「海鮮料理がメインです。イカが絶品です。岩木山と夕日、漁り火の見える宿です。中里駅よりバスで45分」。
 弘南バスのHPによると、五所川原~小泊線(金木・中里経由)と、五所川原~小泊線(十三経由)がある。
 すなわち、五所川原から直接、小泊行のバスに乗ってもいいし、五所川原から津軽鉄道で中里に行き、そこから小泊行のバスに乗ることも可能だということだ。

★結論――
 昨夜、ネットサーフィンしつつ、計画の詳細を検討している過程で「雄乃湯温泉廃業」ということがわかった。
 昨夜、僕が得た情報を列挙する。
 Copy and Pasteをくりかえしたので、残念ながら、「入手先」を失念してしまったm(_ _)m。
 無断かつ勝手な引用をお許しいただきたいm(_ _)m。

☆〈僕が得た情報1〉

 一人旅で新潟から日本海沿いをバイクで走り……、「わさお」の居るところで焼きイカを食い、更に北上……。
 舞の海関の記念館をみて……、竜飛を目指す。
 十三湖を過ぎて小泊に近づいた所に「雄乃湯温泉」と言う看板が出てくる!
 疲れもそろそろ出始めた時だったので、ここらで休憩……と思いバイクを玄関前に停めて温泉の手続きをしたところ、「宿泊も可能です」という事で、その日は急遽、雄乃湯温泉泊まりとなった。
 当然、温泉施設がメインで、地元の方々と思われる人々が次々とやって来て、湯船は楽しい会話が行き交っていた。
 部屋は和室で、窓からは今通って来た道と、明日行くであろう道が眼下に、日本海と共に見え……波の音が心地良かった。
 食事は、海産物を中心に、美味いものばっかり!
 しかも、ボリュ~ム満点!
 追加でビールなどを頼み、女将さん相手に話も盛り上がる。
 昔は綺麗だったろうなぁ~(いや失礼!今でも綺麗な女将さん)
 一見、温泉施設に見えるが、家族連れや一人旅の宿にはお薦めですね~
 大広間もあったようですから、団体さんの宴会もできるのかな?
 なにはともあれ、良い宿を観つけた!って感じですね。〈某ブログから引用〉

☆〈僕が得た情報2〉
 
 小泊村の入り口です。
 再会公園までは、ちょっと遠いですね。
 温泉の前がバス停です。
 バスが少ないので注意が必要です。
 浴室からの景色は最高です。
 主に日帰り施設の利用が主体の為、浴室には石鹸等はありません。
 売店に売ってます。
 浴槽は、大きいがポリバスと思います。
 温泉でポリバスは……?
 泡風呂が三つもあるせいか、浴室に入った時に塩素の臭いが鼻についた。
 部屋は綺麗です。
 食事も良い。〈某ブログから引用〉

☆〈僕が得た情報3〉
 
 津軽の旅は遂に完結したので、そのうち書くとして、この北限に来て、帰りに寄った温泉。
 雄乃湯(たけのゆ)。
 国道339号線沿いにあります。
 国道の脇は荒波唸る日本海!
 その近くの小高い丘に建っているので、日本海を一望できる。
 中はどうなっているのか楽しみに入る。
 券売機が故障しているので、カウンターのオバちゃんへ390円お支払い。
 ここは旅館も兼ねているので、二階が宿泊施設となっている。
 奥の方に浴場あり。
 脱衣場には無料ロッカーあり。ドライヤーは有料。
 浴場から見えるのは……。
 そう! 日本海だ! 
 浴場の窓ガラスからは日本海が一望できるようになっている。
 この時ちょうど日没近かったのだが、まあ、冬なのでいつもの如く曇天である。
 が、雲間から微かに夕日の橙の光が海に差していて、美しい事この上なし。
 しかし、いつ見ても思うが、冬の日本海は地獄である。
 風もあんまり吹いてないのに、何故にそんなに荒ぶることがあろうか、波よ! 
 怒りに満ちた海である。
 肝心のお湯の方はどうでしょうか。
 カランは左手に25個ぐらい。
 窓際に浴槽という構成。
 右手から、ジェットバス、濁った浴槽、メイン浴槽、寝湯となっています。
 景色に見とれていたが、よく考えると湯口がない。
 循環でした。
 残念。
 メイン浴槽に入るが、なんともぬるい。
 40度あるかどうかといった低温。
 お湯は透明。
 海の近くとあって、しょっぱい。
 匂いも心なしか磯の匂いがする。
 隣は何だかわからなかったのだけど、どうやらジャグジーらしい。
 そのジャグジーが作動しておらず、普通の浴槽と化していたが、泡がブクブク……。
 湯花と思ったらどうやら垢みたい。
 循環なので垢が浮かんでいるため、常連らしきオッチャンたちは、桶で垢を掬う光景が何回か見られた。
 ジェットバスは強力で気持ちいい。
 寝湯も体にフィットしていて、微かなジェットが心地よかった。
 なぜか浴場内に物置があるのだが、おそらく元サウナ室だったに違いない。
 さらに残念なのは、壁に団子虫が何匹もいたこと。
 これは愕然とした。
 景色は最高なのに、衛生面が悪すぎる!
 清掃もきちんとなってないところはどうかと思う。
 収入が少ないからどうか知らないが、サウナやジャグジーを節約するのまでは我慢できても、衛生面を怠るのは営業として問題ある。
 なので多分もう来ないだろうとは思うが、循環であっても、ここに温泉があるのは素晴らしい事であり、絶景を眺望するのに最適な立地に折角建てたのだから、なんとか改善して欲しいと願う。〈某ブログから引用〉

☆〈僕が得た情報4〉

 北東北日帰り温泉本で割引。
 浴場の窓の外は日本海の荒海が見える。
 4ヵ所浴槽がある。
 バイブラ浴槽があり、そのバイブラから流れ込む浴槽は泡立ちで赤茶色の湯華の泡が立ち、カルシウム膜も張っている。
 寝湯と寝湯からの浴槽は循環あり。
 浴室も大きく、普通の湯船の他に寝湯、ジャグジーもあります。
 大きな窓からは日本海を一望することができます。
 湯はわずかに白みのある透明なもの。
 海のそばだからか、けっこうしょっぱい湯でした。〈某ブログから引用〉

☆〈僕が得た情報5〉

 2010/7/5(月)
 数キロ南下し、雄乃湯温泉で汗を流そうと思いましたが、なんと廃業していました。
 確か昨年まではやっていたと思ったんですが・・・残念。〈某ブログから引用〉

☆〈僕が得た情報6〉

 青森県北津軽郡中泊町の「雄乃湯温泉」が2010/5現在、閉鎖。
 敷地内は工事の資材置き場や飯場になっているとのこと。
 ネットで検索したところでは、2009/11に同じような状態だったようだ。〈某ブログから引用〉

☆〈僕が得た情報7〉

 小泊の近くの雄乃湯温泉は閉業ですか?
 非常に良い場所にあり、湯もかなり良かったようですが、どうなったんでしょうか?
 閉業だとしたら、もったいない限りです。

 [匿名さん]2012/04/24 23:35
 確か、火事になったはず? 〈某掲示板から引用〉

★なんだか『雄乃湯温泉哀史』になってしまった。
 僕の場合、「独りぶらり旅」の第1候補=小泊は、この「雄乃湯温泉」が中核だったので、小泊行が一気にかすんでしまった(ノ△・。)。

★関連記事
★ひとり旅の第1候補=小泊。いい温泉があれば……と調べたら、雄乃湯温泉というのがあった

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★薬師丸T(養護教諭)の新採3年間の鍛えられ方は、僕のそれとは、まったく比較にならないくらいスゴイ!

2013-06-09 16:12:26 | 僕のモンマルトル日記

 

茫漠特急 乱氏の語りがよかったのか? 「各校務分掌からの目標」がよかったのか?(*^_^*)
2013
06.09


★昨日、全盲の鍼灸師・岩本光弘氏と読売テレビでキャスターを務める辛坊治郎氏が、小型ヨットでの太平洋横断に向け、大阪・北港を出発した。
 いったん、福島県小名浜に立ち寄った後、米国サンディエゴまでの8160キロ、55日間の航海へ出発する。
 twitter{ブラインドセーリング@b_sailing」やブログによると、福島までは乗組員4人、福島から岩本・辛坊の2人になるらしい。
 今だと、たぶん串本沖、通過中かなぁ~?
 僕も辛坊氏に負けないように……と思って、昼、テントを干し、人生、最後の旅の準備をした(^_^)v。(画像)

★関連記事
★辛坊治郎氏がヨットで太平洋横断に挑戦。死と隣り合わせの負荷を課し、過去の「辛坊」を振り切る
★辛坊治郎がPOWERを主題に蜷川実花にインタビュー。僕には誰もインタビューしてくれないから僕が僕に




★遂に6月――僕は6月というと、伊東静雄の詩「水中花」が口を衝いて出てきて、身が引き締まる。

 今歳水無月のなどかくは美しき。
 軒端を見れば息吹のごとく
 萌えいでにける釣つりしのぶ。
 忍しのぶべき昔はなくて
 何なにをか吾の嘆きてあらむ。
 六月の夜と昼のあはひに
 万象のこれは自ら光る明るさの時刻。
 遂ひ逢はざりし人の面影
 一茎の葵の花の前に立て。
 堪へがたければわれ空に投げうつ水中花。
 金魚の影もそこに閃きつ。
 すべてのものは吾にむかひて
 死ねといふ、
 わが水無月のなどかくはうつくしき。

 6/5は、北国の街への出張だった。
 ずっと新幹線でもよかったのだが、時間に余裕があったので、旅程の最終区間は各駅停車の在来線に乗り換えた。
 新幹線だと、30分。
 在来線だと、1時間30分。
 画像は、その乗換駅で、ひとつ向こうのホームをパチリ。
 静かなプラットホームで、こんなふうに列車を眺めていると、伊勢物語の「はるばる来ぬる旅をしぞ思ふ」とか「かぎりなく遠くも来にけるかな」とかというしみじみとした旅情にうたれるとともに、「すべてのものは吾にむかひて/死ねといふ、/わが水無月のなどかくはうつくしき」という静雄の絶唱に襲われた。

 「すべてのものは吾にむかひて……」ああ、僕の人生の旅はもう少しつづくのか?

★今、読みたい本→『時代屋の女房』(村松友視)。
 DAKA古書店跡の本を整理していて、たまたま見つけた。
 映画――安さん=渡瀬恒彦、真弓&美郷=夏目雅子――は、以前、観た。
 時代屋は「時代」を売る。
 僕は、だれに、何を売りたいのか?

★昼、斜坑堂主人から『三田文学』№113「季刊」春季号が届く。
 斜坑堂主人の評論が掲載されている。

★関連記事
★拝啓 斜坑堂主人様。『反響』(伊東静雄)落手。落手時の一瞬一瞬の僕の気持ちをありのまま記述しますと
★小さな蛾から伊東静雄の「訪問者」が連想できたりすると「生きてきた甲斐があった……」とうれしくなる
★のちの人生の身過ぎ世過ぎに、なんの脈略もなしに、このときの彼女のまなざしを思い出すことがあった



職員室通信 2013/06/09号
★薬師丸T(養護教諭)の新採3年間の鍛えられ方は、僕のそれとは、まったく比較にならないくらいスゴイ!

★教務部が毎週発行する「教務週報」には毎日の授業・行事・教職員の動向とともに、その週の各校務分掌からの目標が掲載されている。
 例えば「教務週報9(6/3~6/7)」の場合――
 校長=「子ども思い」「保護者思い」の教師になる。
 総務=帰る際の戸締まり、机の整頓に気を配ろう。
 教務=教育実習スタート。教育実習生から学ぶことも多いなぁ。
 研修=黒板に向かって「説明」しない!
 生徒指導=衣替えを機会に服装の点検を。
 保健=残さいを出させない指導の工夫を。
 けさの職員朝会で教務主任・乱氏が、これらの目標について語っているのを聞いているとき(←秒単位の時間だったのだが……)、教育課程に記述された教育目標や方針などが、現実の「感じ」として伝わってきた。
 授業で指示・発問・語りかけをしている教師。
 夕刻、家庭訪問をして保護者や生徒と話し合っている教師。
 給食の時間。
 短学活の時間……等々。
 これらの教育行為や時間・場面が、教育目標などの指し示す方向に向かって連動しながら前進している「感じ」だった。
 こういう「感じ」にふれるとき「教育のたのしさ」で――僕がいつもいう「教育だけが人生だ」に近い感覚で――胸がいっぱいになる。
 自分の中に、常にこの「感じ」をよびおこす工夫が必要だ。
 本日の場合は、乱氏の語りがよかったのか? 「各校務分掌からの目標」がよかったのか? そのどちらかはわからない(*^_^*)。
  教務週報の「各校務分掌からの目標」が、この「感じ」を触発する燃料になればいいと思っている。
 燃料になれるように目標としての精度を高めていきたい。

★同じく、職員朝会で養護教諭の薬師丸Tが「生徒の健康診断結果」という一覧表を教師たちに配って「その中の視力結果をみて、眼鏡の有無、座席位置の適否を確認してほしい」という発言があった。
 一覧表には、視力に配慮しなくてはいけない生徒の氏名に★印がついていて、「眼鏡の有無」「座席位置の適否」というチェック欄がついている。
「おお、これが仕事だぁ~」としびれてしまった。
 薬師丸Tは養護教諭4年目の若いTだが、過去3年間の鍛え方(鍛えられ方?)が、自分の新採3年間にくらべてスゴイと思った。

★「教務週報」にもあったように、今、MINAMI中に教育実習生が3人来ている。
 ピッチリと実習計画が組まれていて、その中に、僕が担当する時間も3時間、設定されている。
 きょうの1時間目が、その時間だった。
 以前は、他の指導者と同じように、講義あるいは参観形式でやっていたが、実習日誌の内容や、その後の実習生の行為行動から、僕の講義は、ほとんど効果がない……というか、実習生の骨身にまったく沁みていない……ということがわかった。
 ならばということで、3年前から、実習生に徹底的に骨身を削ってもらおうと、本校の経営の重点1「学びの喜びと確かな学力の保証をめざし、知的で楽しい授業を創る基礎・基本の修業を徹底する」との関連で、「模擬授業」形式を取り入れている。
 3人には、前々日に指導案(シナリオ)を渡し、説明してある。
 本日は本番だ――
 各自10分間の模擬授業、そのあと乱氏のコメント2分間、僕のコメント2分間、ひとり合計15分間。

 シナリオの冒頭だけ、アップすると……。

 〈シナリオ〉

〈板書〉
 またひとり顔なき男あらはれて暗き踊りの輪をひろげゆく  岡野弘彦

〈指示&発問〉
①きょうは、この短歌を勉強しましょう。
②背筋を伸ばして、黒板をみて、各自、3回黙読しましょう。
 声に出すのではありませんよ。
 黙読です。
 では、黙読、はじめ。(黙読 終わり)
③では、○○さんの列の人、立ちなさい。
 1人ずつ読んでもらいます。
 読んだら座りなさい。
 読めない漢字があったら、「何とか……」でいいです。
 では、○○さん、読みましょう。
④全員、起立。
 ひとりひとり声を出して3回読んだら座りなさい。
⑤いっしょに読みましょう。(シナリオ、後略)

 模擬授業のあと、僕がコメントした内容を、主な項目だけ列挙する。
(1)黒板の消し方。
(2)目線の配り方。
(3)ほめ方。
(4)禁句(授業中の教師が使用してはいけない語)
 例=「~ください」、「~(中止法の)ですが」、「わかりましたか?」&「いいですか?」、他、追加指示等。
 それぞれの項目の背後にある教育思想(含・経営の重点)について、本日は、簡単に触れる程度にとどめた。
 次時、くわしく説明するつもりだ。

★模擬授業の感想(S実習生の「実習日誌」から)

 模擬授業では、早く楽な気持ちになりたいのと、多くの助言をもらいたいのとで、トップバッターを志願しました。
 昨日の夜はだいぶ練習したのに、本番ではほとんど頭から飛んでしまいました。
 でも、声量、生徒への目線、表情はほめられました。
 ただし、飛んでしまったぶん、スムースに進まなかったので、リズムが悪いと指摘されました。
 また、生徒が発言しているとき、発言している生徒ばかり見ている。
 まわりの聞いている生徒の反応もみなければいけない。
 生徒に向かって語るときは、ひとりひとりの生徒と目をあわせる。
 はじめは、教室の隅の生徒から反対側の隅の生徒へと、目、目、目、目、目、目……と、途切れないように、つないで練習するとよい等と指導を受けました。
 そのほか、音読させるときは「サン、ハイ!」ではなく、「読みましょう」でスタートさせる。
 「~してください」ではなく、「~しましょう」「~しなさい」に。
 板書は、生徒に背を向けてしまうのではなく、半身で生徒を見ながら。
 わたしが意外だったのは、教師は生徒に「いいですか?」「わかりましたか?」と言ってはいけないということでした。
 このほかにもたくさんのことを教えていただきました。(実習生の「実習日誌」抜粋、以上)





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★静かなプラットホームで「わが水無月のなどかくはうつくしき」という静雄の絶唱に襲われた

2013-06-09 15:06:26 | 僕のモンマルトル日記

 

茫漠特急 「すべてのものは吾にむかひて……」ああ、僕の人生の旅はもう少しつづくのか?
2013
06.09


★遂に6月――僕は6月というと、伊東静雄の詩「水中花」が口を衝いて出てきて、身が引き締まる。

 今歳水無月のなどかくは美しき。
 軒端を見れば息吹のごとく
 萌えいでにける釣つりしのぶ。
 忍しのぶべき昔はなくて
 何なにをか吾の嘆きてあらむ。
 六月の夜と昼のあはひに
 万象のこれは自ら光る明るさの時刻。
 遂ひ逢はざりし人の面影
 一茎の葵の花の前に立て。
 堪へがたければわれ空に投げうつ水中花。
 金魚の影もそこに閃きつ。
 すべてのものは吾にむかひて
 死ねといふ、
 わが水無月のなどかくはうつくしき。

 6/5は、北国の街への出張だった。
 ずっと新幹線でもよかったのだが、時間に余裕があったので、旅程の最終区間は各駅停車の在来線に乗り換えた。
 新幹線だと、30分。
 在来線だと、1時間30分。
 画像は、その乗換駅で、ひとつ向こうのホームをパチリ。
 静かなプラットホームで、こんなふうに列車を眺めていると、伊勢物語の「はるばる来ぬる旅をしぞ思ふ」とか「かぎりなく遠くも来にけるかな」とかというしみじみとした旅情にうたれるとともに、「すべてのものは吾にむかひて/死ねといふ、/わが水無月のなどかくはうつくしき」という静雄の絶唱に襲われた。

 「すべてのものは吾にむかひて……」ああ、僕の人生の旅はもう少しつづくのか?

★今、読みたい本→『時代屋の女房』(村松友視)。
 DAKA古書店跡の本を整理していて、たまたま見つけた。
 映画――安さん=渡瀬恒彦、真弓&美郷=夏目雅子――は、以前、観た。
 時代屋は「時代」を売る。
 僕は、だれに、何を売りたいのか?

★昼、斜坑堂主人から『三田文学』№113「季刊」春季号が届く。
 斜坑堂主人の評論が掲載されている。

★関連記事
★拝啓 斜坑堂主人様。『反響』(伊東静雄)落手。落手時の一瞬一瞬の僕の気持ちをありのまま記述しますと
★小さな蛾から伊東静雄の「訪問者」が連想できたりすると「生きてきた甲斐があった……」とうれしくなる
★のちの人生の身過ぎ世過ぎに、なんの脈略もなしに、このときの彼女のまなざしを思い出すことがあった

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★岩本光弘氏と辛坊治郎氏は今、たぶん串本沖通過中かなぁ~? 僕も負けないように……と、テントを干した

2013-06-09 14:51:38 | 僕のモンマルトル日記

 

茫漠特急 僕も辛坊氏に負けないように……と思って、昼、テントを干した
2013
06.09


★昨日、全盲の鍼灸師・岩本光弘氏と読売テレビでキャスターを務める辛坊治郎氏が、小型ヨットでの太平洋横断に向け、大阪・北港を出発した。

 いったん、福島県小名浜に立ち寄った後、米国サンディエゴまでの8160キロ、55日間の航海へ出発する。

 twitter{ブラインドセーリング@b_sailing」やブログによると、福島までは乗組員4人、福島から岩本・辛坊の2人になるらしい。

 今だと、たぶん串本沖、通過中かなぁ~?

 僕も辛坊氏に負けないように……と思って、昼、テントを干して、人生、最後の旅の準備をした。(画像)。

★関連記事
★辛坊治郎氏がヨットで太平洋横断に挑戦。死と隣り合わせの負荷を課し、過去の「辛坊」を振り切る
★辛坊治郎がPOWERを主題に蜷川実花にインタビュー。僕には誰もインタビューしてくれないから僕が僕に

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★伊東勤は本気だ。ロッテに骨を埋める気だ。今の伊東は東尾修化している。そして、徐々に三原脩化していく

2013-06-04 09:18:20 | 僕のモンマルトル日記

 

茫漠特急 菊池雄星に東尾の3分の1くらいの気概、意気地がほしかった
2013
06.04


★昨夜は、わがライオンズは巨人に大敗。
 2013年6月3日・18:01・西武ドーム
 巨人7対3ライオンズ
 頼みの菊池雄星投手(岩手県出身)が絶不調だった。
 まるで去年、一昨年の菊池を見るようだった。
 相手が巨人で、かつ相手投手が超・実績のある杉内……ということで力んだのか?
 僕自身も「菊池が杉内に勝てれば大きな自信になる。遂に新しい時代の幕開けだ」と特別な意識をもって観戦していたくらいだから、当然、菊池にもそれはあったことだろう。
 あるいは、中5日の登板で調整に失敗したのか?
 ま、敗戦の次の日というのは、こういうことばかり思い巡らし、ホンマ、うっとうしい梅雨空のようなもんや(ノ△・。)。
 東尾が以前、黒い霧事件後の大敗、大敗、また大敗の時代を思い出し、こんなことを言った。
 「めずらしく接戦になり、ひょっとしたら、きょうは勝てるかもしれない……と思ったときは、俺は、勝つためにどんなことでもやった」と。
 僕もよく覚えている。
 スタンドで、「ライオンズが1点取ったらタバコを吸おう」と思ったが、いつまでたっても吸えないので「ヒット1本打ったら」に切り替えたことがある。
 東尾の力投、粘投、爆投には涙が出た。
 菊池には、1回表裏、先制され追いつき、3回表裏、リードされ、それを逆転し……と、デッドヒートをやっているとき、「僕はきょうは不調だけど、勝つためにどんなことでもやるんだ」という――「東尾のように」とまではいわないが、その3分の1くらいの、気概、意気地がほしかった。
 5回から岡本洋介投手。
 「どうしてあの場面で岡本なんだぁ~!」と怒る人もいるだろう。
 しかし、僕は岡本に期待した。
 やってくれると思った。
 だが、5回に2失点、6回に1失点、これで勝負が決まってしまった。
 ロッテがまた勝った。
 西野(6勝1敗0S)。
 まだ優勝争いの話をする時期ではないが、伊東勤は本気だ。
 ロッテに骨を埋める気なのだろう。
 今の伊東勤は東尾修化している。
 そして、徐々に三原脩化していくことだろう。

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