職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

★「大阪市の中学校部活動民間委託構想」はすばらしい!だが理念はメチャクチャだ(教師修業・職員室通信)

2014-10-28 20:22:27 | 僕のモンマルトル日記

 

職員室通信
〈サムライネット編〉
★大阪市よ!「中学校部活動民間委託構想」はここを変えると真の教育革命になる!
2014
10.28



  ◆発想を「支援タイプ」から「分担タイプ」に切り替えてみないか?  

★大阪市(橋下徹市長)の中学校運動部部活動の民間委託構想に関する、大阪市教育委員会某教育委員の次の発言に、「メロスは激怒した」ではないが、僕は【激怒】が【沸騰】し、【激昂】してしまった。
 某教育委員本人は気づいていないだろうが、それくらいバカげた発言・発想だ。

 その〈大阪市教育委員会教育委員〉の発言――

 「(委託先に丸投げしないような)教育ビジョンを持つ学校にだけ委託の権利を与えるべきだ。間違っても全面委託するという誤解を生んではいけない」

 教育現場(学校)と教委はともに手を取り合って難問に対処していかなくてはいけないのに、「権利を与える」とか何とか、いったい、この【上から目線】は何だ。
 何様と思っているのか←この段階で【激怒!】。

 僕と彼が話し合うと、先日の橋下徹大阪市長と在日特権を許さない市民の会(在特会)会長の桜井誠氏の「意見交換」の「うるせぇ、お前!」「何だよお前!」どころでは済まなくなる(*^_^*)。

 態度もマズイが、発想はもっとマズイ。
 「全面委託がまちがい」という発想←この段階で【激昂!】。
 僕たちは、マジメな話、こういう教育委員の発想にいちばん気をつけなくてはいけないと思っている。

★いったい、今の【日本の公立中学校】は、どこが悪いのか?

 ズバリ言うと、戦中、戦後、何十年にもわたって(好むと好まざるとにかかわらず)学校がなんでもかんでも抱え込み過ぎたのだ。

 【なんでも学校!】

 家庭もそう思い、地域もそう思い、行政もそう思い、マスコミもそう思い、なんと教師自身までもがそう思い込む体制。
 僕流にいえば【学校の教育丸抱え体制】。
 あるいは【学校の教育独占体制】。
 これが日本の【教育ピンチ】を招いた。

 学校が抱え込むから、当然、家庭の教育力は低下する。
 地域の教育力も低下する。
 そして、抱え込みすぎた学校自体も身動きが取れなくなり、パンクし、極端に教育力を低下させた。
 学校の教育、家庭の教育、地域の教育のバランスが大きく崩れ、教育危機に至った。
 典型的な悪のスパイラルだ。

★こういう状況に対する歴史的理解が、「大阪市(橋下徹市長)の中学校運動部部活動の民間委託構想」からはスッポリと抜け落ちている。

 たしかに、公立中学校が抱え込んだ本務以外の業務で、いちばん負担になっているのは、いわゆる「学校部活動」だ。
 しかし、だからといって、学校、あるいは学校部活動だけをいじくってはダメなのだ。
 それをいじくろうとする発想が粗い。
 くわえて、僕からすれば、いちばんマズイいじくり方をしている。

 もっと全体、すなわち、学校と家庭と地域と行政の関係を調整しなくては何も変わらない。

 僕は、きょう、性急にこの問題の【結論】を出すつもりはないが、調整の結果、ゴールが、大阪市教育委員会某教育委員の発言にある【全面委託】(丸投げ)というのもあり得ると考えている。

★学校・家庭・地域のバランスをよくするための学校教育と社会教育の連携・融合・協働の活動、あるいは、教育コミュニティーづくりの活動には、粗く、2つの発想がある。

 ひとつは、「学校が多くの荷を抱え、苦しそうだから、家庭や地域で支援してやろう、応援してやろう」(=支援タイプ)という発想。

 もうひとつは、「学校が多くの荷を抱え、苦しそうだから、家庭が引き受けるべきは家庭に、地域が引き受けるべきは地域に、適切に分担しよう」(=分担タイプ)という発想。

 2つは似て非なる発想である。

 「支援」も「分担」も連携だから、一見、似ている。
 しかし、「支援タイプ」は学校が荷を抱えたままであるのに対して、「分担タイプ」をこれを改めようとする。

★今、まわりを見回すと、前者「支援タイプ」が多い。
 学校支援地域本部事業やコミュニティスクール・地域運営学校等はその代表例だろう。

 くりかえしになるが、共通して、「学校は苦しそうだから、支援してやろう、応援してやろう」という発想がある。
 たとえば「子どもの環境は、情報化、価値の多様化も含めてどんどん変化しており、学校はこれまで以上にさまざまな課題を抱えるようになっています。学校の負担を軽減するために、地域の力を借りて学校を支援していくことが求められています」(清水潔・当時=文部科学省生涯学習政策局長、現=退官)という言い回しだ。

 しかし、僕は「学校の負担を軽減するために、地域の力を借りて学校を支援」してもらおうと考えたことは、これまで一度もない。
 (ここが大切だから、くりかえす……)学校が抱えている荷をそのままにして「たいへんでしょう。だから、支援してあげましょう」という、いってみれば「そのまま、おまえ、ずっと抱え込んでいろ」的な発想では、事態の好転は、ほとんど望めないと考えているからだ。
 僕は大阪市の発想は、ここにとどまっていると考えている。

★学校が抱えている荷のなかで、家庭が引き受けるべきは家庭に、地域が引き受けるべきは地域に……と、適切に分担(この「分担」も「連携」の一形態)することにより、学校の本来の教育活動が充実する。
 同時に、分担することにより(場合によっては現状より、負荷を背負うことになるかもしれないが)家庭も生き返る。
 地域も生き返る。
 行政も真の力がつく。

 学校・家庭・地域・行政のバランスがよくなれば日本の教育はまだまだよくなる。
 日本の学校には力がある。
 家庭にも力がある。
 地域もなめてはいけない。
 地域にはまだまだ力がある。
 今は、ただ、バランスが悪いだけなのだ。
 バランスがよくなれば、日本はまだまだ大丈夫だ。
 逆にバランスが悪いままだと、なにをやってもなかなか効果はあがらない。
 バランスをよくするための連携事業、ネットワーク活動が大切だ。

 「大阪市(橋下徹市長)の中学校運動部部活動の民間委託構想」はすばらしい!
 さすが大阪市だ!
 しかし、理念はメチャクチャだ。
 僕のいう【学校の教育丸抱え体制】から一歩も出ていない。
 惜しい! 

 提案――
 発想を「支援タイプ」から「分担タイプ」に切り替えてみないか?
 また、事業のゴールを、学校と部活動の完全切り離し、すなわち「丸投げ」に設定し直してみないか?
 うまくいくと、日本の教育のカタチが変わる大改革になるはずだ。
 僕は期待している。



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★暖房機と椅子1個!さびしいけど、シンとした「整然とした美しさ」(教師修業シリーズ・職員室通信)

2014-10-27 10:30:13 | 僕のモンマルトル日記

 

職員室通信
〈サムライネット編〉
★落選! 余市・マンデリン・JR八戸線! 余市はもう飲まないというのではないけど
2014
10.27



  ◆【整然とした美しさ】、こだわりとこだわりが【緊張して生きているカタチ】を創出していこう  

★最近、僕の心がすごく【散らかっている】と感じている。

 数年前、DAKA古書店からすべての書物を撤去し、DAKA古書店【跡】にしたとき、残ったのは暖房機と椅子1個だけだった。
 その椅子に座り、壁に染みついた書架の跡を見つめていた。

 さびしいけど、シンとした、いわば「整然とした美しさ」があった。

 やがて、そこにベッド、テーブル、スピーカー、プリンター……等々が持ち込まれた。
 先日は日曜大工で棚まで取り付けた(*^_^*)。

 僕の精神も同じだ。

 いろいろなものにこだわり、持ち込み――こだわるのは悪いことではないし、こだわりが僕という人間を支えているのだが――すべてが浅く、ただ【散らかっている】状態だ。

 【整然とした美しさ】、こだわりとこだわりが【緊張して生きているカタチ】を創出していこうと思う。

★計画――
 ①まず、こだわる対象を列挙。
 ②次に、5つに絞る。

 〈列挙〉
【1】バッハ
【2】余市
【3】マンデリン
【4】堀辰雄
【5】DAKA古書店跡
【6】JR八戸線
【7】ジョギング
【8】ホームページ
【9】ライオンズ
【10】お好み焼き
【11】教育(*^_^*)

 〈絞る〉

【1】バッハ
【4】堀辰雄
【7】ジョギング
【9】ライオンズ
【11】教育(以上)

 〈落選〉

【2】余市
【3】マンデリン
【5】DAKA古書店跡
【6】JR八戸線
【8】ホームページ
【10】お好み焼き

★結果を見つめていると、【落選】したもののほうが僕そのものではないか?……と思えてくる(*^_^*)。
 もちろん、余市はもう飲まないというのではない。
 マンデリン焙煎はやらないというのではない。
 飲食(余市・マンデリン・お好み焼き)は、ひとまず精神の中心から外したのだ。
 古書店跡とホームページは精神の枠組みだから外した。
 「JR八戸線」は、僕の精神にもう少し余裕ができたら再開したい。
 「ジョギング」は「1に足腰、2に文体」の「1」だ。
 足腰が立たないと、文体は崩れる。
 「諒とせられよ」状態に陥る。
 だから、どうしても外せなかった。
 また、「ジョギング」には
 ①「ストレスのない散歩道」
 ②「西に向かってたたずめる公園」
 ③「開かれた孤独が味わえる市場・商店街」等が含まれている。(【散らかり】の話、以上)



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★サムライ校区のカリン収穫!トロリン♪【熟成・カリン酒】づくりのコツ!(教師修業・職員室通信)

2014-10-24 14:31:22 | 僕のモンマルトル日記

 

職員室通信
〈サムライネット編〉
★カリンの実を室内に置き→☆黄色みが増し☆表面に油が吹き☆香りが強くなるのを待つ
2014
10.24



  ◆「車に入れておくといい香りがする」(金丸技能主事)くらいになってからカリン酒、シロップ、ジャムづくりになどに挑戦  
 

★サムライ中のカリンを収穫した。
 今年は着果量は多い。
 豊作だ。
 朝に夕にサムライ中生の音読を聞き、合唱を聴き、こんなに立派に育ったのかと思うと胸がいっぱいになる。
 カリンの黄色と空のブルーのコントラストが美しい!
 サムライ中の秋の色だ!
 ああ、こうやって、ここに身を置くことが出来、ほんとうによかったぁ~と思う。

 収穫作業中の乱氏Tが「上質な熟度を得るには、あと10日くらいほしいなぁ~」というように、ほんとうは、収穫までにもう少し時間がほしい。
 しかし、文化祭で地域の人々に配布するためには、もう本日が限界だ。
 僕はもちろん素人だが、経験的にいうと、北国のカリンの熟度というのはだいたいこんなもんだ。
 これ以上、待ってもなかなか完熟までには至らない。


 あとは、室内に置いて黄色みが増し、表面に油が吹き、香りが強くなるのを待つ。
 あわててはいけない。
 じっくりと待つ!
 僕はあわてていつも失敗している。
 「車に入れておくといい香りがする」(金丸技能主事)くらいになってからカリン酒、シロップ、ジャムづくりになどに挑戦してもらいたい。

 まだ黄色みがかっていないカリンもある。
 これらは、本日、収穫しない。
 まだ3割くらい残っている。
 後日、収穫して「学校通信」や「サムライネット通信」でお知らせるつもりだ。


★参考として【カリン(花梨)酒】の作り方のをアップする。

 〈材料〉
 ・かりん700g~1200g(カリン3、4個)
 ・氷砂糖200g
 ・35度のホワイトリカー(又は35度の焼酎)1.8リットル、
 ・4リットル程度のフタ付き広口ビン1個。

 〈作り方〉
 ①カリンは皮ごと使うのでぬるま湯に浸しながらタワシでゴシゴシ洗う。
 ②洗ったカリンは自然乾燥させる。
 ③室内に置いて(置く期間は状況によって異なる)、表面がベトつきはじめたら、包丁で厚さ2センチくらいの輪切りにして漬け込む。
 このとき種も実といっしょに漬け込む。
 ④1か月で一応飲めるようになるが、熟成には6か月以上必要。
 熟成したら、実を取り出し、お酒をこして別のビンに移しかえる。

★なお、カリンの実は硬いので、輪切りにするとき、手を切らないように気を付けてください。←ホンマに、ホンマに、気をつけてくださいよ。
 硬くて輪切りにするのはたいへん……という場合、僕はやったことはないので保障はしませんがm(_ _)m、次のような方法もあるようです。
 〈参考〉
 皮は剥かないで 、ラップでまるごと包み、電子レンジ600Wで1分程度過熱する。

★ネットにはカリンのレシピがいろいろ紹介されている。
 ぜひチェックしてもらいたい。



 

 

 




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★授業の達人=音読のすごすぎる効果――踏み台効果!合わせ技効果!護身効果!(教師修業・職員室通信)

2014-10-23 14:08:00 | 僕のモンマルトル日記

 

職員室通信
〈教師修業編〉
★プロ教師への道――音読の踏み台効果! 合わせ技効果! 護身効果!
2014
10.23



  ◆【音読】で、1日6時間の授業をリレーしていこう!  

★10月初旬に実施した【模擬授業大会】4コマのうちの1コマ――授業者=【数学・南原T】への僕の感想。

(1)ポイント、ポイントで「みんなで読んでみましょう!」と、板書事項やプリント内容を音読させる場面が、小刻みに設定されている。
 「いっしょに読みましょう」
 「全員起立、3回読んだら座りましょう」
 「念のためにもう一度読みましょう」等々……。

 「声に出した」ほうが「声に出さない」よりも大きなパワーが出る。
 いわゆる「シャウト効果」だ。
 10%~30%、パワーが上がるといわれている。
 逆にいうと、「声に出さない」と、10%~30%、低いパワーで授業を受けていることになる。

 音読はサムライ中生の思考を活性化する。
 音読はサムライ中のパワーだ。
 いつでも音読!
 何でも音読!
 どんどん教科書を読ませよう!
 どんどん板書事項を読ませよう!
 どんどんプリントを読ませよう!

 ただし、あまり長い部分の音読はだれてしまうから注意が必要だ。
 きょうの南原Tのように、音読のポイントを短く限定して、繰り返すのが効果的だ。

 【音読効果】補足3点――

 【1】音読の踏み台効果
 生徒役として音読しているときに、南原Tの音読指示が、①音読の対象となっている内容の理解・定着を促進させると同時に、②次の内容への踏み台(準備)になっていることに気づいた。
 この、いってみれば、音読の「踏み台効果」を僕らはもっと意識的に授業過程に組み込まなくてはいけないと思った。

 【2】合わせ技効果
 「書いて覚える」+「見て覚える」+「音読して覚える」を習慣化する授業過程の工夫。

【3】護身効果
 日常的に声を出すトレーニングは、護身的な意味でも効果がある。

(2)授業を、簡単な原理の問題からスタートさせ、その組み合わせ、さらにその組み合わせ(応用段階)……に移っていくステップが刻まれている。
 できるか? できないか?……の2段階ではなく、1点、2点、3点、4点……「はい、合格!」というスタイルだから、生徒たちに「よし、やってみよう」という気持ちにさせる。

(3)板書のときの南原Tの身体の角度がいい。
 南原Tの場合、作図のときは、黒板に対して60度の角度で書いている。
 文字を書くときは、黒板に対して、40度の角度で書いている。
 これは――ま、僕の場合、縦書き(国語)ということもあって――なかなかマネができない。
 なんとかマスターしたい技術だ。

(4)南原Tは、生徒役の教師を前にしたときの表情と語りが、あたたかい、やさしい。
 ひとり残らず包みこみ、ひきあげてやろうというオーラを纏っている。
 これは教師として最も大切な条件だ。
 この点に弱点をもつ僕としては、ほんとうにうらやましい。

(5)南原Tの課題を2点。
 ①追加指示がある。
 子どもたちが作業に突入してしまっている段階の指示は、ほとんどの子どもが聞いていない。
 作業の途中で、作業の終わりを提示した場面があった。
 もちろん、作業のはじめに「終わり方」を示すべきだ。

 ②「よろしいですか?」は禁句だ。
 「よろしいですか?」と聞かれても、子どもはどうしようもない。
 「よろしいですか?」と聞くのではなく、すべて、具体的な達成状況の確認方法に置き換えるべきだ。

★僕は授業者として教室に向かうとき、必ず前の授業者を確かめている。
 いい授業のあとはやりやすい。
 逆に、学ぶカタチ――やる気・姿勢――が崩れてしまったあとの授業は、ほんとうにシンドイ。(ま、おまえのあとは、もっとシンドイといわれるかもしれない。次の教師に聞くのが恐くて聞いたことがない。)
 いい授業を6時間、リレーしていければ、最高だ、理想だ。
 その「いい授業」を創る何本かの柱のひとつが、【音読】だ。
 音読すると、生徒は姿勢を正す。
 メリハリのきいた授業になる。
 くりかえしになるが、音読は思考を活性化する。
 音読は理解を促進する。
 やる気にさせる。

 10月に視察研修に来た他県の教師が、3年の音楽授業(担当=中森T)を参観中、中森Tが(黒板を指し)読みましょう!と言ったとき、「あっ、これは読まないな……と思ったら、大きな声で、はっきりと読んだので驚いた」といっていた。
 うれしいことに、サムライ中では、1学年より2学年、2学年より3学年と、音読が立派になっている。
 これまでの指導の積み重ねだ。

 くりかえす。
 いい授業を創る何本かの柱のひとつが【音読】だ。
 【音読】で、1日6時間の授業をリレーしていこう。



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★サムライ地区のサンバチームと合同演奏!ブルーマラカスを作ろう(教師修業シリーズ・職員室通信)

2014-10-21 10:00:55 | 僕のモンマルトル日記

 

職員室通信
〈教師修業&サムライネット編〉
★教室の窓ガラスが生徒たちのあたたかさでくもりはじめる季節になると
2014
10.21



  ◆サムライ地区のサンバチームと合同演奏するためブルーマラカスを作ろう!  

★文化祭準備週間――
 生徒会広報紙「サムライ中伝説」と文化祭実行委員会「文化祭通信」が、文化祭準備週間中は、後者の「文化祭通信」に一本化するようだ。
 「文化祭通信№2」では――
 【1】〈依頼〉サムライ地区のサンバチームとサムライ中の合同演奏に使うマラカスを作るので、各自500ミリリットルのペットボトルを用意してください。
 【2】〈依頼〉文化祭テーマ曲を学級の帰りの会で練習してください。
 【3】①2学年ステージ発表の群読場面の練習 ②3学年大道具づくりの様子 ③1学年展の紙芝居の練習等を画像付きで取り上げている。

 秋もめっきり深まり、朝夕の気温がかなり下がってきた。
 文化祭準備の時期になると、教室の窓ガラスが活動する子どものあたたかさでくもりはじめる。



★今週の週報コメント。
 「週報コメント」というのは、各校務分掌の【今週の最力点】だ。
 「週報」の「今週の教育課程」の上に掲載される。
 プロ野球の試合等で、攻撃インニングの前にベンチ前でコーチを中心に円陣を組み、攻撃のポイントを確認し合う場面に似ている。

 【総務】=(部外秘)
 【教務】=行事反省の提出率100%で意識改革
 【研修】=目線の修業! 左右、前後、四隅を含み1周
 【生徒指導】=文化祭準備活動を「絶対安全確保」の視点でチェック
 【保健】=「目の健康」。教室の照明と書く姿勢の指導。
 僕のコメント=「発問+作業」の追究。発問即「必ず何かをする」形に。

 僕のコメントは最初=【生徒が「できない」ままでスポイルされた状況を排除する授業の創造】――だった。
 1・2学年の「3次(2学期中間)試験結果報告書」を見ると、1学年に1つ、2学年に2つ、SD値(標準偏差・Standerd Deviation)の高い教科がある。
 100点から0点までの分布グラフが、跳び箱を真横から見たようなカタチになっている。
 80点の生徒と同じ数だけ30点の生徒がいる。
 テストの問題にもよるが、こういう状態を僕は【生徒が「できない」ままでスポイルされた状況】といっている。
 公立中学校としては、この状況に陥ってはいけない。
 陥ったとすれば、絶対に脱却しなくてはいけない。
 放課後、部活動をやっている場合ではないのだ!

 しかし、これを「週報コメント」の【今週の最力点】に記述しても何も変わらない。
 「このインニングはスライダーをねらっていきましょう」というマヌケな指示と同じになってしまう。
 【今週の最力点】というようなカタチではなく、【大至急、緊急案件】として、主任会→企画運営委員会→職員会議を通して、徹底した対策を打ち立てるつもりだ。



★夕刻、活動する子どものあたたかさでくもるガラスを見ていたら、高校3年の頃、大学で何を専攻するか、哲学か? 文学か? 教育学か?……と悩んだ頃の自分を思い出した。
 哲学のさびしさに僕は長くは耐えられそうになかった。
 文学は趣味でいい。
 結局、哲学の「さびしさ」の反転という意味で【何でも屋さん】の【教育学】を選んだ。
 この選択に悔いはない。
 もう一度、生まれ直すとしても教育学を選びたい。
 ただし、今の僕は、【教育という仕事に自分の人生がある】段階……にとどまっているのではないか?
 【自分の生き方の問題として教育を考える】段階……には至っていないのではないか?
 むずかしい問題だ。

 僕は、僕らの【マニフェスト】がこの問題を解くカギになるのではないか?と思いはじめている。

 《マニフェスト》

【1】学びの喜びと確かな学力の保証をめざし、知的で楽しい授業を創る基礎・基本の修業を徹底します〈プロ教師への道〉。

【2】学校・家庭・地域が協働できる教育システムづくりをめざし、サムライ小・中PTAを核にサムライネット事業を推進します。
 ~保・幼・小・中の連携(垂直軸)に依拠した学社連携・融合(水平軸)の推進~
 ~学校の教育丸抱え体制を廃し、教育機能の家庭・地域への再配分・再位置づけの推進~

【3】自他のよさや可能性を認め、互いに高め合う生徒の育成をめざし、生き方の原理・原則を重視した心の教育を充実します。

【4】安全・安心な学校をめざし、危機管理の基本を踏まえた安全管理と事故防止を徹底します。

【5】朝、起きたとき、どの生徒も「行きたい!」と思う学校をめざし、豊かな教育環境の創出に努めます。

 きょうの記述はこれでやめる。
 今後、このこと(=自分の生き方の問題として教育を考える)について、もう少し哲学するつもりだ。












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★この記事でgooアクセス数、歴代最低を記録! もうブログはやめる(教師修業シリーズ・職員室通信)

2014-10-20 10:47:06 | 僕のモンマルトル日記

 

職員室通信
〈サムライネット編〉
★カタカタと音を立てて通りすぎ、誰も二度と戻ってこなかった
2014
10.20



  ◆杏&林檎の前途に明るい光が射すことを祈る!  

★この画像は、学校・家庭・地域の協働事業=【サムライ・ネット教育コミュニティづくり】の一環として展開しているボランティア活動の1つ、【環境サポータークラブ】のみなさんが、総合文化部の生徒といっしょに季節季節に玄関ロビーに描いているものだ。
 今年は、春=桜、夏=ヒマワリ、そして、今回、コスモスが登場した。
 絵のほかには、七夕、クリスマス、繭玉飾り、ひな祭り等もある。

 僕はこの【桜】【ヒマワリ】等に、もう立ち直れないかもしれないという、僕の心の大ピンチを劇的に救われている。



★文化祭準備週間――
 文化祭というのは、巨大なお祭りだ。
 現在の1人1人の取り組みが、あるいは、グループの1つ1つの活動が、全体のどの部分になるのかは、ただ見ているだけではなかなかわからない。
 それゆえに、これらの部品、部分が、徐々に接続され、組み立てられ、当日、どんなふうに仕上がっていくのかが、ほんとうに楽しみだ。
 実行委員会発行の「文化祭通信№1」では、①1学年ステージ発表の台本の読み合わせ? 立ち稽古? ②1学年展の作業 ③合唱部の練習 ④総合文化部(IS部門・芸術部門)の活動を画像付きで取りあげている。

★さっき、その「文化祭通信№2」に掲載する「文化祭と僕」という短文を書き、実行委員が置いていったUSBにコピーした。

 【文化祭と僕】
《文化祭というのは、巨大な迷路だ。
 宇宙だ。
 きょう、放課後、それぞれの練習会場や作業場所をデジカメで取材してまわったが、1人1人の練習や作業が、文化祭全体のどの部分になるのか、まるっきり見当がつかなかった。
 これが、日がたつにつれ、徐々に、あちらとこちらが接続され、組み立てられ、当初は想像もできなかった、大成功、いや大失敗・後悔も含むところの、新しい原理のお祭りになっていく……。
 人生とすごく似ている。
 華々しくスタートし、光り輝きながら疾走し、みんなに祝福されてゴールイン……というような人生はありえないし、そんな人生を過ごしたいとも思わない。
 一歩一歩、着実に踏みしめているつもりだったけれど、気がついたらコースから大きくはずれていた。
 ゴールをめざして疾駆しているつもりだったけれど、いつのまにかタイムスリップのように過去に戻っていた。
 急ごうと抜け道を通ったら、元の道だった。
 急ぎすぎてゴールを通りこすということもある。
 こんなふうにしながら、僕のほんとうのゴールはどこにあるのだろう? どこに向かって走っていけばいいのだろう……と迷いつづける。
 迷い、悔い、喜び、悟り、これが人生だ!
 同じように、これが文化祭だ!!
 そして、この意味において文化祭テーマ〈 Students'Story ~1人1人が主役~ 〉なのだと、僕は思っている。
 この1週間の奮闘努力に期待する。(「文化祭通信№2」掲載用記事、以上)



★僕は、このホームページを開設して、足かけ15年になる。
 サーバーはいくつか渡り歩いたが、ホームページの原型は、15年間変わっていない。
 【瓦版型】とか【壁新聞型】とかと笑われている(*^_^*)。
 コンテンツも変わっていない。

 とりわけ、【●ャット】は――今はすっかり人気がなくなってしまったのだが――僕のホームページの心臓だ。
 生き物だから、ときどき不調に陥る。
 そのためいくつか●ャットを用意し、ベストのものをホームページにリンクするようにしている。

 15年間、●ャットには《様々な人間がやってきて僕に語りかけ、まるで橋を渡るようにカタカタと音を立てて通りすぎ、そして二度と戻ってこなかった。註①》
 ●ャットについて、いろいろ語りたいところだが、それを語れば長くなるので、きょうはやめる。

 ※註①=《……》部分は村上春樹『風の歌を聴け』冒頭部分の模倣。
 村上春樹は、この『風の歌を聴け』、その次の『1973年のピンボール』、『羊をめぐる冒険』まで読んで、やめた。

★ふと気づいたら、その●ャットのひとつが、隣の☆☆中学校の女子生徒たちに占領されていた。
 その最新部分をコピー&ペースト――
 なお、●ャット中に登場する人物「心さん」は、正しくは「心斎橋筋さん」。
 たくさんある僕のHNの1つだ。
 「シンさん」と読む。

★【●ャット管理者】>杏さん、よーきはったね、おおきに、おおきに(T▽T)ノ_彡☆バンバン涙!(10/19 01:52:04)
杏> お久しぶりですbb
杏> 新しいブログをつくりました♪・・・^^;
杏> http://●●●●●●●●●●
杏> よければみなさんきてくださぃな♪”
杏> 明日(今日)はついに文化祭っすょ
杏> 心さんはいらっしゃるのヵしらん?
杏> 美術部の展示は3階の生徒活動室です☆
杏> 一時期私も不眠症で・・・
杏> 84時間ブッ通し、寝られない日が続いたことがありました。
杏> 今はもう健康的に寝まくってます。。。
杏> でゎ、みなさん
杏> どうぞ、●●中の文化祭へ☆
杏> 失礼しますmmm
杏> See☆':.*^ヾ(◎ ̄3 ̄)ノ゛*.;'☆You
【●ャット管理者】>杏さん、ホンマ、きょうはおおきに。また来てや、ホンマやで(*^д^)ノ☆。・:*:.・★,。・:*:.・☆♪(10/19 01:54:54)

【●ャット管理者】>林檎さん、よーきはったね、おおきに、おおきに(T▽T)ノ_彡☆バンバン涙!(10/19 20:40:15)
林檎> 影・殃蕉ゥ(*´Д`*)票
林檎> あらら
林檎> (○´∀`)ノ゛こんにちゎ★
林檎> 久し振りに覗いてみました
林檎> 文化祭でした。
林檎> 今日は部活で描いてきた絵を全部発表する日。
林檎> 今日のためにこの2週間必死で準備してきたので
林檎> 眠すぎて大変。
林檎> 明日はきっとお昼まで寝てます
林檎> ウチは自分が納得するまで細かく細かく絵を描くので、枚数はそんなにないヶど
林檎> やっぱり見にきてくれた人が自分の絵の前で立ち止まってくれると嬉しい。
林檎> 全ての人に受け入れられる絵を描けるとは思ってなぃ
林檎> でも
林檎> より多くの人に、『この絵好きだな』って言ってもらえるようになりたい
林檎> 少しでも多くの人に、伝わればいいな、って思って描いてます。
林檎> ぁぁ何言ってるのかわからなくなってきた。。。
林檎> 顧問の先生に、『絵は続けなさい。林檎はプロになれるよ』と言ってもらって
林檎> すごく嬉しかったです。
林檎> 親は、ウチをプロにさせる気なんかないだろうけど
林檎> 将来的に、絵描きを本職にできないかもしれないけど
林檎> 絵は描きたいし、描き続けます。
林檎> 本当は、画家を目指したい。
林檎> っていうのが本音だったり。
林檎> とりあえずは、今出来ることを精一杯やりたいです。
林檎> お邪魔しましたー
林檎> (○´ω`○)ノ**SeeYou**(○´ω`○)ノ
【●ャット管理者】>林檎さん、ホンマ、きょうはおおきに。また来てや、ホンマやで(*^д^)ノ☆。・:*:.・★,。・:*:.・☆♪(10/19 20:55:25)

 杏&林檎2人の前途に明るい光が射すことを祈る。
 いや、明るい光に包まれることを確信する!




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★ああ!ごめんね青春・文化祭!隣の学校の女子生徒たちにチャットが占領されている

2014-10-19 22:08:24 | 僕のモンマルトル日記

 

職員室通信
〈サムライネット編〉
★隣の学校の女子生徒たちにチャットが占領された!
2014
10.19

006

  ◆杏&林檎の前途に明るい光が射すことを祈る!  

★僕は、このホームページを開設して、足かけ15年になる。
 サーバーはいくつか渡り歩いたが、ホームページの原型は、15年間変わっていない。
 【瓦版型】とか【壁新聞型】とかと笑われている(*^_^*)。
 コンテンツも変わっていない。

 とりわけ、【チャット】は――今はすっかり人気がなくなってしまったのだが――僕のホームページの心臓だ。
 生き物だから、ときどき不調に陥る。
 そのためいくつかチャットを用意し、ベストのものをホームページにリンクするようにしている。

 15年間、チャットには《様々な人間がやってきて僕に語りかけ、まるで橋を渡るようにカタカタと音を立てて通りすぎ、そして二度と戻ってこなかった。註①》
 チャットについて、いろいろ語りたいところだが、それを語れば長くなるので、きょうはやめる。

 ※註①=《……》部分は村上春樹『風の歌を聴け』冒頭部分の模倣。
 村上春樹は、この『風の歌を聴け』、その次の『1973年のピンボール』、『羊をめぐる冒険』まで読んで、やめた。

★ふと気づいたら、そのチャットのひとつが、隣の●●中学校の女子生徒たちに占領されていた。
 その最新部分をコピー&ペースト――
 なお、チャット中に登場する人物「心さん」は、正しくは「心斎橋筋さん」。
 たくさんある僕のHNの1つだ。
 「シンさん」と読む。

★【チャット管理者】>杏さん、よーきはったね、おおきに、おおきに(T▽T)ノ_彡☆バンバン涙!(10/19 01:52:04)
杏> お久しぶりですbb
杏> 新しいブログをつくりました♪・・・^^;
杏> http://●●●●●●●●●●
杏> よければみなさんきてくださぃな♪”
杏> 明日(今日)はついに文化祭っすょ
杏> 心さんはいらっしゃるのヵしらん?
杏> 美術部の展示は3階の生徒活動室です☆
杏> 一時期私も不眠症で・・・
杏> 84時間ブッ通し、寝られない日が続いたことがありました。
杏> 今はもう健康的に寝まくってます。。。
杏> でゎ、みなさん
杏> どうぞ、●●中の文化祭へ☆
杏> 失礼しますmmm
杏> See☆':.*^ヾ(◎ ̄3 ̄)ノ゛*.;'☆You
【チャット管理者】>杏さん、ホンマ、きょうはおおきに。また来てや、ホンマやで(*^д^)ノ☆。・:*:.・★,。・:*:.・☆♪(10/19 01:54:54)

【チャット管理者】>林檎さん、よーきはったね、おおきに、おおきに(T▽T)ノ_彡☆バンバン涙!(10/19 20:40:15)
林檎> 影・殃蕉ゥ(*´Д`*)票
林檎> あらら
林檎> (○´∀`)ノ゛こんにちゎ★
林檎> 久し振りに覗いてみました
林檎> 文化祭でした。
林檎> 今日は部活で描いてきた絵を全部発表する日。
林檎> 今日のためにこの2週間必死で準備してきたので
林檎> 眠すぎて大変。
林檎> 明日はきっとお昼まで寝てます
林檎> ウチは自分が納得するまで細かく細かく絵を描くので、枚数はそんなにないヶど
林檎> やっぱり見にきてくれた人が自分の絵の前で立ち止まってくれると嬉しい。
林檎> 全ての人に受け入れられる絵を描けるとは思ってなぃ
林檎> でも
林檎> より多くの人に、『この絵好きだな』って言ってもらえるようになりたい
林檎> 少しでも多くの人に、伝わればいいな、って思って描いてます。
林檎> ぁぁ何言ってるのかわからなくなってきた。。。
林檎> 顧問の先生に、『絵は続けなさい。林檎はプロになれるよ』と言ってもらって
林檎> すごく嬉しかったです。
林檎> 親は、ウチをプロにさせる気なんかないだろうけど
林檎> 将来的に、絵描きを本職にできないかもしれないけど
林檎> 絵は描きたいし、描き続けます。
林檎> 本当は、画家を目指したい。
林檎> っていうのが本音だったり。
林檎> とりあえずは、今出来ることを精一杯やりたいです。
林檎> お邪魔しましたー
林檎> (○´ω`○)ノ**SeeYou**(○´ω`○)ノ
【チャット管理者】>林檎さん、ホンマ、きょうはおおきに。また来てや、ホンマやで(*^д^)ノ☆。・:*:.・★,。・:*:.・☆♪(10/19 20:55:25)

 【チャット管理者】――杏&林檎の前途に明るい光が射すことを祈る。
 いや、明るい光を確信する!

★先日、「快適なサムライ校区の生活の前提」として、50分間のよい授業、高い学力、朝夕の学級合唱、合唱部の歌声、掃除の行きとどいた校舎、品格ある校歌の歌詞と旋律、校舎から眺める美しい風景、ホタルの里づくり活動、サムライネットに集う人々の笑顔、校地の西側一帯に植えられているカリン……等を列挙したが、これらは「自分の精神の安定の前提」になっているともいえる。

007

 次々に列挙しているとき、もちろん、この画像も、その1つとしてあげようと思った。
 これは、学校・家庭・地域の協働事業=サムライ・ネット教育コミュニティづくりの一環として展開しているボランティア活動の1つ、【環境サポータークラブ】のみなさんが、総合文化部の生徒といっしょに季節季節に描いているもので、今年は、春=桜、夏=ヒマワリ、そして、今回、コスモスが登場した。
 絵のほかには、七夕、クリスマス、繭玉飾り、ひな祭り等もある。

 サムライ中の「前提」の1つとしてあげようと思いながらも、しかし、他とは別な扱いにしたいという気持ちがあった。
 僕はこの【桜】【ヒマワリ】等に、もう立ち直れないかもしれないという、僕の心の大ピンチを劇的に救われているからだ。

★文化祭準備週間2日目。(サムライ中はチャットに登場した●●中の翌週開催ということになる。)
 文化祭というのは、巨大なお祭りだ。
 現在の1人1人の取り組みが、あるいは、グループの1つ1つの活動が、全体のどの部分になるのかは、ただ見ているだけではなかなかわからない。
 それゆえに、これらの部品、部分が、徐々に接続され、組み立てられ、当日、どんなふうに仕上がっていくのかが、ほんとうに楽しみだ。
 実行委員会発行の「文化祭通信№1」では、①1学年ステージ発表の台本の読み合わせ? 立ち稽古? ②1学年展の作業 ③合唱部の練習 ④総合文化部(IS部門・芸術部門)の活動を画像付きで取りあげている。

★さっき、その「文化祭通信№2」に掲載する「僕と文化祭」という短文を書き、実行委員が置いていったUSBにコピーした。

004

《文化祭というのは、巨大な迷路だ。
 宇宙だ。
 きょう、放課後、それぞれの練習会場や作業場所をデジカメで取材してまわったが、1人1人の練習や作業が、文化祭全体のどの部分になるのか、まるっきり見当がつかなかった。
 これが、日がたつにつれ、徐々に、あちらとこちらが接続され、組み立てられ、当初は想像もできなかった、大成功、いや大失敗・後悔も含むところの、新しい原理のお祭りになっていく……。
 人生とすごく似ている。
 華々しくスタートし、光り輝きながら疾走し、みんなに祝福されてゴールイン……というような人生はありえないし、そんな人生を過ごしたいとも思わない。
 一歩一歩、着実に踏みしめているつもりだったけれど、気がついたらコースから大きくはずれていた。
 ゴールをめざして疾駆しているつもりだったけれど、いつのまにかタイムスリップのように過去に戻っていた。
 急ごうと抜け道を通ったら、元の道だった。
 急ぎすぎてゴールを通りこすということもある。
 こんなふうにしながら、僕のほんとうのゴールはどこにあるのだろう? どこに向かって走っていけばいいのだろう……と迷いつづける。
 迷い、悔い、喜び、悟り、これが人生だ!
 同じように、これが文化祭だ!!
 そして、この意味において文化祭テーマ〈 Students'Story ~1人1人が主役~ 〉なのだと、僕は思っている。
 この1週間の奮闘努力に期待する。(「文化祭通信№2」掲載用記事、以上)


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★窓からの美しい風景SHOWと海の匂い!大長編の始まりか?終わりか?【画像12枚】

2014-10-17 21:50:47 | 僕のモンマルトル日記

 

職員室通信
〈教師修業編〉
★昼休み、校内巡回中、風景に見とれていたら、友人・仁科源一の詩を想起
2014
10.17

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  ◆この風景SHOWは、物語の始まりか? 終わりか?  

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★サムライ中は、窓からの景色が美しい学校だ。

 昼休み、校内巡回の途中で、その風景に見とれていたら、友人・仁科源一の詩を想起した。

 「地平線」
 一日
 燃えていた
 窓が
 落ちていく

 「行方」
 窓を
 捜していた
 気の遠くなる
 夕焼けだった

 「夕日」
 窓は
 地平線を
 追い掛けていった

★なんだか仁科源一に見つめられているような気分になってきたところで、隣にやってきた1年生のO君から、
 「海のにおいがしませんか?」
 とたずねられた。

 海からの、やや冷たい微風が吹いていた。
 しかし、僕にはなにもにおわなかったし、O君が一般論として「海のにおいがしてきそうですね」という話をしてるのだと思い、
 「そうだね、海からいい風が吹いているね。ここをしばらく離れて、海から遠い街で暮らしていて、そして、ひさしぶりに帰って、この窓辺に立つと、海のにおいがするかもしれないね……」とか言っているうちに、なんと、海のにおいがしてきたのだ。

 「O君、におうね、これ、海のにおいだよ。O君、いいにおいだね」
 少し興奮して、O君に声をかけた。
 僕の中に積もり積もっていた、言葉にしようとしても言葉にならないものが、パッと弾けた。
 精神が、中学生に帰っていく気分だった。

★仁科源一様
拝啓 『存在と時間』のお便り、並びに詩集&『岸辺通信』ありがとうございました。

  谺

 くたびれたオートバイが
 時間のうねる野原を
 進んでいる
 石板の手紙を抱えて
 分裂した陽差しを
 追い駆けている

 刻んだ宛名は砕けて
 行先を埋めていく
 くたびれた爆音が
 ときどき響き
 それでも
 ずれた風景を越えていく

 詩「谺」のなかの〈くたびれたオートバイ〉という詩句から――
 ①傷だらけであちこちに凹みのある燃料タンク
 ②ガタガタと遊びの多いクラッチ
 ③緩んだチェーン
 ④お腹に響く単気筒のエンジン音
 ⑤その振動音とは異なるフレームの雑音……などをイメージしました。
 この〈くたびれ〉具合がたいへん気に入っています。

 一読して、〈石板の手紙〉と〈刻んだ宛名〉が痛覚(註①)に触れ、一種名状しがたい不思議な感覚が胸の内をうごめきました。
 雑誌『狂騒』に掲載された、仁科さんの大学時代の詩「若いということ」を一瞬、想起。

 そして、仁科さんの詩業全体を、プルーストの大長編小説『失われた時を求めて』(コンブレーでの生活→スワンの娘ジルベルトとの初恋→スワンとオデットの恋→海辺の避暑地での花咲く乙女たちとの出会い→パリ社交界→最後に変わり果てた老残の姿)にたとえた場合、あるいは三島由紀夫の『豊饒の海』(『春の雪』→『奔馬』→『暁の寺』→『天人五衰』)にたとえた場合、この詩【谺】は、どこに位置するのだろうか?と考えました。
 初めなのか?
 終わりなのか?

 ご健筆をお祈りします。敬具

 ※註①=痛覚に痛刺激が与えられると、二種類の痛みがおこる。まず初めにはっきりとした、鋭い、局在の明確な痛みがおき、ついで鈍い、うずくような、びまんした痛みが続く。


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★時間軸・アイデンティティの瓦解に脅える男がシャーシャーとこういうことを言う(教師修業・職員室通信)

2014-10-16 22:03:20 | 僕のモンマルトル日記

 

職員室通信
〈サムライネット編〉
★僕はつねに、いつ訪れるかもしれない「時間軸」上・アイデンティティの瓦解におびえている
2014
10.16

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  ◆ああ、僕は【半年先】、どこで、どんな気持ちで、熟成・カリン酒を飲むのだろう?  

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★けさ、教職員数名で、校地のカリンの収穫について打ち合わせた。

 サムライ中では、文化祭の日に、カリンを、ご来校の方々にもらっていただくのが恒例になっている。
 それに間に合うように、かつ、ぎりぎりまで熟させて……ということで、収穫の日を決めた。
 今年の出来は、画像のように、まずまずだ。
 実が大きくなりすぎると、味がおおざっぱになる。
 この点で今年は最適だ。
 ただし、まだ熟し方が足りない。
 ほんとうは今月下旬に収穫するのがベストなのだが、仕方がない。
 あと数日の熟度の進みに期待したい。

★50分間のよい授業、高い学力、朝夕の学級合唱、合唱部の歌声、掃除の行きとどいた校舎、品格ある校歌の歌詞と旋律、校舎から眺める美しい風景、ホタルの里づくり活動、サムライネットに集う人々の笑顔……これらは、快適なサムライ校区の前提だ。
 校地の西側一帯に植えられている【カリン】も、この前提の1つだ。

 僕も5、6個もらって、カリン酒をつくるつもりだ。
 1ヶ月程度でも飲めるらしいが、経験的にいうと、3、4ヶ月でカラメル色に変化し、半年を過ぎると、熟成して、まろやかな味になる。

★こうつぶやいて、ああ、僕は半年後、どこで、どんな気持ちで、【熟成・カリン酒】を飲むのだろう?……と考えてしまった(*^_^*)。

 僕は人生を、粗く、空間軸と時間軸の2軸でとらえている。
 【空間軸】は、所属する社会との連続性、つながり、社会的アイデンティティ。
 【時間軸】は、自己の時間的・歴史的連続性、つながり、いってみれば実存的アイデンティティ。

 当然、この2軸は絡み合っている。
 ただ、経験的にいうと、世の中には、やたら空間軸を気にする人間と、反対に、やたら時間軸にこだわる人間とが存在する。

 僕は徹底した「時間軸」人間だ。
 「空間軸」人間は、社会的な関係で年をとり、また年をとったようにふるまう。
 しかし、「時間軸」人間の僕には、そういうふうにふるまうプロセスは生じない。
 つねに、いつ訪れるかもしれない「時間軸」上の【アイデンティティの瓦解】におびえている。

★ちなみに、サムライ中は来週から「文化祭準備週間」に入る。
 通常は1日6コマの授業を組んでいるが、準備週間は5コマで、6コマ目から準備活動を始める。

 【文化祭準備週間の目標】
(1)アイデンティティの垂直軸(時間軸)――自ら課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、行動し、自らの可能性を見いだしつつ、いいものを創り出す週間。
(2)アイデンティティの水平軸(空間軸)――自らを律し、共生、寛容の精神を培い、他者と協力し、自らと社会とのつながりを見いだしつつ、いいものを創り出す週間。

 つねに「時間軸」上のアイデンティティの瓦解におびえる人間が、こういうことをシャーシャーと言っているわけだm(_ _)m。


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★揺れる受話器から「先生、先生、大丈夫ですかぁぁぁ~!」叫ぶ声が聞こえた(教師修業・職員室通信)

2014-10-15 22:04:30 | 僕のモンマルトル日記

 

職員室通信
〈教師修業編〉
★ああ、僕のコメントはyahoo【12星座占い】のコメントに負けている
2014
10.15

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  ◆「ハーレーダビッドソンに乗っている横浜のオバサンにはとてもかないません。」  

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★前回の記事(=その「コメント」技術で中学生の心がつかめるのか?)で、僕の教師の歴史を3期に分けた。

 【A期】
 20代――(正確には31歳まで)
 児童・生徒第一!
 僕自身のことは考えていない。

 【B期】
 30代――(正確には32歳~36歳)
 20代で燃え尽き、退職・転職を決意する。
 僕自身のことが第一!

 【C期】
 40代――(正確には37歳~)
 心を入れ替え、再度、教職に挑戦。
 児童・生徒も大事。
 僕自身も大事。
 この頃から、学校・家庭・地域の連携事業(=教育コミュニティづくり)に取り組みはじめる。

★前記事では、【C期】はじめの、子どもたちに対する僕の「コメント」をアップした。
 きょうは、【B期】終わり頃の、子どもたちに対する僕の「コメント」をアップする。

 年数にして、たった2、3年の違いなのだが、コメントのトーン、いわば「作調」が微妙に違う。
 【B期】は退職・転職を既に決意しているとき――僕はこの時期、教育に関するすべての書物を手放している――、そして【C期】は、教師として再出発を決意しているときで、この差が「作調」の違いになって表れたのだろうか?

 子どもたちの反応が違う。
 【B期】は、僕のコメントに対する子どもたちの「返信コメント」が熱かった(^_^)v。
 夜、よく電話がかかってきた。
 男の子も、女の子も。
 男の子の電話は今思い返しても、胸が熱くなる。
 僕への応援歌だ。

★偶然に偶然が重なり、奇跡的に残っていた「コメント」の残骸。

 【コメント1】(学級の生徒であると同時に、文芸クラブ員)
 小説『※※※※☆☆☆※※歳』は、僕も読みましたよ。
 自分がいったいどこにいるのかが見きわめることができなくて、しきりに「霞」とか「霧」とか「迷路」「迷走」とかいう語を使っていた頃です。
 要するに、『☆☆☆※※歳』に飛びついてしまうような精神状態にあったわけです。
 ウソでなく、『☆☆☆※※歳』を読んだとき、僕は、あなたを思い出しましたよ。

 【コメント2】
 元気すぎるくらいですね。
 うれしく思います。
 ほんとうによかったです。
 でも、治りかけが大事ですから、医者のいうことをよく聞いて、大切にしてください。
 僕は、丈夫ではないけれども、あなたが書いているように、やっぱり「まだまだ若い」と思っています。
 しかし、その「若い時代」が、自分にはもうあとわずかしか残されていないのだということは知っています。
 だから、正直なところ、焦っています。
 (一文、カットm(_ _)m)
 ※※※※年、月並みな言い方ですが、ひとつの別れ道です。
 とにかく、この1年、ナメクジが這うように這い、這ったあとのキラキラ光る路の跡を確かめることができる1年にしたいと思っています。

 【コメント3】
 勉強は、慎重に、丁寧に、1ミリのくるいもなく積み重ねていくような方法も大切ですが、1センチ、2センチのズレは気にせず、次から次にどんどん積み重ねていく……、ある程度、積み重なったところで、「目の距離」をとり、まあまあ、ピラミッドのカタチになっていれば、よし、カタチがくずれていれば、ハンマーでガンガンと直してやる……という荒々しい方法も大切です。
 君には、あとの荒々しい方法も必要なのではないでしょうか?
 ガンガン、前に進んでいこう!!

 【コメント4】
 君の歌番組に対する意見「毎週、同じ歌手ばかり出演していてあきてしまう」は、僕も、※※と※※と※※が嫌いですから、同感です。
 でも、きのうの夜、大好きな●●の「☆☆☆☆」を聴こうと、ベスト・テンを見たのですが、君のいう「同じ歌手」●●は、残念ながら出てきませんでした。
 15位でした。
 スゴク残念。

 【コメント5】
 僕は、僕の「生き方」の何がイヤか……?
 文章が書きたい、文章が書きたい……と思っていますが、普通の人にくらべて、ちょっと書くのが好きなくらい……。
 オートバイだって、同じです。
 サーキット・レースに出られるほどの腕前でもないし、世界一周するほどのファイトもないし……。
 このあいだ、ハーレーダビッドソンに乗っている横浜のオバサンの話が新聞に出ていましたが、とてもそのオバサンにかないません。
 毎日、毎日、赤いバイクで働いている郵便局の人にも、腕前ではとてもかないません。
 親孝行も中途ハンパ、国語教師としても中途ハンパ、親父としても中途ハンパ……、ああ、もう、ほんとうに自分がイヤになりますよ。
 でも、君も僕も、中途ハンパという点では、似たところがありますね。(後略)

 【コメント6】
 きのうの僕の話を、そんなふうに受けとめてもらって、「ああ、僕はどうしてあんなことをしゃべってしまったのか」と後悔すると同時に、君にやさしく受けとめてもらった……、(錯覚かもしれないけれど)35歳の男の涙を受けとめてもらった……という気持ちになりました。
 不思議な気持ちです。
 ありがとう!

 【コメント7】
 「コマ」「独楽」、小さいものなら、つまんだ指でクリッとまわせばいいし、大きいのはヒモをグルグル巻き、ビューンと投げればいいのです。
 回りはじめるなり、ピタッと着地して安定するコマ。
 しばらく、ブンブンうなりながら、あちこち、駆けめぐってから、くぼみを見つけるコマ。
 いつまでたっても右に左に傾き、なかなか安定しないコマ。
 どのコマであっても、やがて回転をのろくし、コトッと音たてて、倒れて、静かになってしまうのですが……。
 コマって、僕らの人生に似ていますね。
 今、君のコマは、ブンブン音たてて回りながら、駆けめぐっているヤツです。
 回転の速度や、そのもとになっているエネルギーはうらやましく思います。
 君には才能もあります。
 ただし、今のところは、くぼみをみつけることができない。
 さまよい歩くコマですね。
 けっして、けなしているのではありません。
 変に安定しているコマより、君のようなコマに魅力を感じます。
 が、しかし、しかし、君も、そろそろドカッと腰をすえる「場所」を見つける時期が来たようですね。(【B期】「コメント」残骸、以上)

★こういうコメントを読み返していると、「ああ、まだまだ語りたりない……」、あるいは「ああ、yahoo【12星座占い】のコメントに負けている。コメント修業がしたい……」という気持ちになってくる。

 ある晩、「ブンブン」コマの男の子から電話があった。
 ベルが鳴った。
 立ちあがって受話器を取った。
 しかし、二言三言、話しているうちに、低血圧症の僕は、その場で失神。
 気がつき、あたりを見回したら、そばに受話器がぶら下がっていた。
 受話器の中で「ブンブン」コマの男の子が「センセイ! センセイ! だいじょうぶですかぁぁぁぁ!」と叫んでいた。


★画像=文化祭準備中のサムライ中。

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★中学生の心に寄り添うコメントの技術~「家庭学習記録ノート」への返信から~(教師修業・職員室通信)

2014-10-14 21:25:24 | 僕のモンマルトル日記

 

職員室通信
〈教師修業編〉
★皮肉なことに、ことあるたびに酒をもって遊びにくるのは、ほとんど【B期】の子どもたちだ
2014
10.14

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  ◆僕が再出発した【C期】の、中学1年生の子どもたちへのコメント  

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★はじめ、この記事の「題」は――
 【中学生の心に寄り添うコメントの技術~「家庭学習記録ノート」への返信から~】だった。
 しかし、これでは高いレベルの「コメント技術の提供」と勘違いされてしまう。
 もちろん、そうではない。

 で、次のように書き換えた。
 【その「コメント」技術で中学生の心がつかめるのか?~「家庭学習記録ノート」への返信から~】
 僕の僕への問題提起だ。

 生徒たちは毎朝、「家庭学習記録ノート」を提出する。
 ページのいちばん下に「学級担任から」というコメント欄がある。
 僕は授業と授業のアイマに、なりふりかまわず、一気に書き込んでいく。
 スペースが不足すると、欄外の、ノート周囲の余白に書いたり、あるいは、紙切れを張り足したりして書く。
 コメントするのは楽しみでもあるが、負荷でもある。
 負荷のほうが圧倒的に大きいかな?(>_<)

★僕の教師としての歴史は3つの層がある。

 【A期】
 20代。
 児童・生徒第一!
 僕自身のことは考えていない。

 【B期】
 30代。
 20代で燃え尽き、退職・転職を考える。
 僕自身のことが第一!

 【C期】
 40代。
 心を入れ替え、再度、教職に挑戦。
 児童・生徒も大事。
 僕自身も大事。
 この頃から、学校・家庭・地域の連携事業(=教育コミュニティづくり)に取り組みはじめる。
 
 皮肉なことに、ことあるたびに酒をもって遊びにくるのは、ほとんど【B期】の子どもたちだ。
 どうなっているのか?

★【B期】と【C期】に書いた、僕の「学級担任から」コメントの一部が奇跡的に残っている。
 さっき「張り足したり……」といったが、この「張り足した」元データが残ったのだ。
 以下にアップするのは、再出発した【C期】の、中学1年生の子どもたちへのコメントだ。

★この【コメント】をアップしているとき、☆【
速報・フィギュア高橋大輔引退へ!バンクーバー五輪で銀】というニュースが入った。
 僕は、バンクーバーで、冒頭の4回転ジャンプ転倒後、トリプルアクセル、ダブルトーループ等々、憑依に舞う高橋大輔を見て、フィギュアにはまったく興味のなかった僕が、高橋大輔の大ファンになってしまった。
 引退して少し落ち着いたら、ぜひ、いっしょに飲みたい。

 【コメント1】
・大旅行はどうでしたか?
 いつも住んでいる土地、毎日くりかえす生活リズム、いつも見ている人々……。
 ときには、こういう日常生活(もちろん、これは最も大切な人生基盤なのですが……)から脱出してみるものいいですね。
 旅行という、いわば「非日常」が、ずっと忘れていたこと、あるいは、まったく気づかなかったことを、フッと「発見」させてくれますね。
 僕は、旅行は楽しいし、すごく楽しみなのですが、同時に、そういう意味では、ちょっと恐いものだと思っています。

 【コメント2】
・できるかぎり自分の「心」に忠実に、ウソをつかずに、書きつづろうという君の文章、君の姿勢が好きです。
 本当です。
 「やろうという気持ちがないのです」と書く一方で、「やりたいとか、やってみたいという気持ちがないわけではありません」と君は書いています。
 正確な分析だと思います。
 「することと、しないことの差があまりはっきりとしない」という記述には感心しました。
 しかし、正確な分析だと「感心」しながらも、次のことは指摘しておきます。
 もちろん、君はわかっているのでしょうけれど、「することと、しないことの差がない」まま、ほうっておくことは、イヤなことから逃げつづけることであり、結局、しんどい状態を引きずりつづけることになるのだ……と。
 たとえば、君の野球部のこと。
 「毎日、練習にいく」か、「退部する」か、やはり、君は、決着をつけなければなりません。
 あいまいにしておくことは、決していい気分ではないと思います。
 いい気分でもないのに、それをいかにも気にしていないような「フリ」をする……、これは君の特技かもしれませんけれど(←ゴメン・笑)
 僕からの、一方的な言い方になって、もうしわけないが、今、君は、「あれか・これか」「するか・しないか」を、決断しなければいけない地点に立っています。

 【コメント3】
 電気回路の完成、おめでとう!
 回路が「ビー」と鳴る瞬間……、この喜び・感激は、つくったことのない人にはわからないでしょうね。
 僕は、5球スーパーラジオから、ピ、ピ、ピーピーと電信音が聞こえた瞬間、ビリビリと感電のショックに似た衝撃を受けました。
 その衝撃が今でも僕のうちにあります。
 君が描いている人生の設計図は、君と同じ年代に僕が描いていたものとすごく似ていて、「こ、こ、これは僕のではないか!」……と思ったくらいです(笑)。
 これから君の奮闘努力に、心より応援します。

 【コメント4】(学級の生徒であると同時に、文芸クラブ員)
・先日、主人公が住んでいる「町」……山間の、もう時計の音を失ってしまったような、ちっぽけな町の「地図」を作りました。
 朝護孫子寺。
 仁王門。
 仁王門のそばの土産物屋のマキノさん。
 七福教会。
 その教祖が経営する七福食堂。
 旅館・柿本家。
 ……石段のあがりはなの主人公の家。
 登場人物のスケッチは、ときどき、僕たちの学校に、現実に存在する「ひと」(先生)のイメージを借りました。
 最終的に、この「物語」は完成しなくてもいいから、つねに僕の身体の「半分」が、登場人物たちと「地図」の中で暮らしている……というふうになれば……と思っています。
 あなたの乱読。
 調子はどうですか?
 乱読から、ひとつづきの「神経」が発達する……、今、あなたは、そういう時期でしょうね。
 ほんとうにうらやましく思います。

 【コメント5】
 僕は、「副室長の君」と「副室長でない君」とを知っているわけですが、生き方・行動の仕方としては、断然、前者のほうが君に合っていますね。
 代表として判断したり、率先して行動したり、(ま、場合によっては、ありまいいことではないけれど)代表して叱られたり……。
 今後、生き方・行動の仕方で、迷うことかあったら、ぜひ、この僕の感想を参考にしてほしい。

 【コメント6】
 今、あなたの新学期の目標を読んでいるところです。
 ①自分にどれだけの卓球の能力があるか試す。②上手に子どもの面倒がみられるようになる ③数学に強くなる ④海外の友人を増やす ⑤「英語なら自信がある」と言えるようになる ⑥ステキな服をつくる……。
 ずいぶんたくさんありますね。
 学級の中で、いちばん多いのではないでしょうか。
 ひとつひとつ、イメージしながら読んでいるうちに、ひとつひとつに声援を送りたくなりました。
 僕は、特に①番と⑤番。
 あなたのお姉さんは「☆江が英語をしゃべって、わたしがお金を出して、2人で外国に行くぞ!」と言っていますから、⑤番に期待しているのでしょう。
 どうか、ひとつひとつが、鮮明な光を放ちますように。

 【コメント7】
 先日の面談のとき、あなたのことを「この人は、意外に(といえば失礼になりますが……)自分自身を客観的に見、分析している人だな……」という感想をもちました。
 あのときは「試験」の話が中心だったと思います。
 話の中で、あなたは、まず自分の努力の「量」を正確に測定しました。
 そして、方法の適否を判定し、教科別に定期試験の結果を評価しました。
 聞きながら、僕はびっくりしました。
 感動もしました。
 ほんとうです。
 僕より正確でしたから。
 特にあなたの話した「英語」の評価と今後の課題は、○○先生のあなたへの評価とピッタリ一致していました。
 船にたとえるなら、ステキな「舵」をもっているということになりますね。
 あとは、あなたというエンジンにかかっています。
 迷わず、エンジンを全開に!

 【コメント8】
 君の『自分を試す』という作文をゆっくりと読み返しました。
 原稿用紙6枚の中に、君の特徴がよく出ていると思いました。
 端的にいうと、「あっちか? こっちか?」と迷ったとき、(人生にはよくあるのですが……)そのときの判断・決断が、速くて、力強いと感じました。
 これは、ほめことばです。
 君の文字・文章から、僕は、武人・武道・鍛錬・闘志という語を連想しました。
 ただし、おそらく今後(2、3年後とかというのではなく、もっともっとあと)、君の判断・決断力をもってしても、決めかねてしまうような「あっちか? こっちか?」に遭遇することでしょう。
 そのとき、君の文字・文章は、武人でありつづけるか? それとも、変質するのか?
 これは楽しみです。
 「あっちか? こっちか?」と迷ったときが、自分を磨くチャンスだと思って、行動してください。

 【コメント9】
 ゆったりとしていて、和服が似合いそうな顔つき・からだつきだけれど、一歩一歩の足腰の動かし方には力がこもっていない、どことなくフンワリとした感じの男。
 ヅルサはない。
 優しい。
 あけっぴろげで、ほんとうに明るい性格。
 怒らないでくださいね。
 ま、こんなふうに適当に君をスケッチしてみたわけですが、この男を2人の「☆太」に分解してみましょう。
 ☆太A=テレビを見過ぎる。遊びすぎる。ふざけすぎる。ときどき時間に遅れる。
 ☆太B=遊びたいのをガマンし、キチンと宿題をする。予習も、試験勉強もする。将来の進路もしっかりと考える。親の負担をできるだけ少なくしようと努力する。
 ☆太A・Bと、2人の☆太があっていい。
 しかし、2人の☆太を、今、どちらか?とちゃんと自覚すること。
 これが人生、独立への、第1歩です。
 僕は、これまでどちらかというと、☆太Aとつきあうことが多かったのですが、これからは☆太Bとも、いっしょにやっていきたいと思っています。
 ☆太A+☆太B=☆太君!

★こういうコメントとコメントのあいだに、次のような記述を発見。

 ①DIARYと、②創作メモと、③作品と、何やかやが混在する、この「場」が、僕の――勤務して給料をもらって……という身過ぎ世過ぎ以外の――「半分」「半身」が呼吸しつづける、地上で唯一の「場」だ。
 この「場」を連続させる。
 この「場」をぶ厚くする。
 これだけでいい。
 ④子どもたちへの「コメント」は、この「場」の核になる。
 ?
 これって、退歩?
 いや、そうではない。
 この「場」に次から次に注ぎこまれるものが、やがてセリフになり、舞台になる……。(コメントとコメントのあいだの記述、以上。①②③④の番号付加は、現在の僕。)

 記述の中の「場」というのは、要するに①②③④等の【ごった煮ノート】。
 当時の僕が、先々の舞台創出のために、意図的に「コメント」の一部を残したのだろうか?
 「コメント」が核だ……といっている。
 微妙な発言である。

 なお、本日は、教師として再出発した【C期】のコメントをアップしたが、後日、さかのぼって【B期】もアップしたい。


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★ドラゴン桜的に学力をあげる教師たちが徹底しているシンプル技術3つ(教師修業シリーズ・職員室通信)

2014-10-13 20:50:20 | 僕のモンマルトル日記

 

職員室通信
〈教師修業編〉
★子どもが生き生きと、目も、耳も、手も、足も、口も、頭も、フルに回転させ、熱中する、知的で楽しい授業の創出
2014
10.13

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  ◆いきなり大口をたたくようだがm(_ _)mm(_ _)mm(_ _)mm(_ _)m ホンマ m(_ _)m  

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★秋は授業研究会のラッシュだ!
 僕は、先週は本・市内の3つの中学校を回り、9つの授業を参観した。
 いきなり大口をたたくようだがm(_ _)mm(_ _)mm(_ _)mm(_ _)m、授業の基礎・基本がアウトだった。
 鬱々とした気分に陥った。
 日本一の公立中学校をめざすサムライ中と比較すると、特に次の3点で劣ると感じた。
 【1】説明の仕方
 【2】指示の仕方
 【3】作業のさせ方

 この3点について、ふだん、サムライ中が徹底しているシンプル技術を列挙する。

★【1】説明の仕方
(1)説明を聞く=これは子どもにとって【作業】だ。
 子どもが作業しやすいように、教師は説明内容をクッキリとした【作業場面】に変換する。
 例①=説明を聞いている子どもが「え? どうしてだろう?」と疑問をもつ場を設定する(埋め込む)。
 例②=「A……B……C、正解はどれだろう?」と選択する場を設定する(埋め込む)。
 別な言い方をすれば、教師の説明に子どもたちを積極的に「参加」させる工夫をすることでもある。

(2)説明には段落あるいは柱が必要だ。
 子どもに説明する前に一度、教師は頭のなかで(あるいは紙のうえで)段落(=項目=柱)を数える。
 そのうえで「はい、これから3つ話をします。第1点は……第2点は……」と説明する。
 格段にわかりやすくなる。
 子どもの頭に強く刻まれる。
 子どもが反復しようと思えば反復できる。
 これが学力につながる。

★【2】指示の仕方〈サムライ中の「授業力向上の5原則№2(註①)」〉
 基本中の基本だが、先週参観した授業では、これがまずかった。。

(1)一時に一事を指示する。
 子どもたちに指示を与えるときの基本原則だ。
 先週はこの【一時に一事】が、まったくできていなかった。
 2つも3つも指示内容が含まれていた。
 正確に聞き取っていない子どもが何人もいた。

(2)指示・発問は短く限定して述べる。
 根本正雄氏の論文に「指示は短く言え。わたしの場合は15秒以内である」という文がある。
 10数秒で指示を与えるためには、なにをどうすればいいかが、具体的にクッキリとしていなくてはいけない。
 例=「3回音読したら座りなさい」

(3)指示は全員にする
 指示は必ず全員に伝わらなくてはいけない。
 【必ず全員に】
 【必ず全員に】
 「全員に伝えたつもり」で終わっている場合が多い。
 これが日本の公立小・中学校をダメにしている。
 聞いていない子どもが何人もいて、授業がボロボロと崩れていく。

 その他――
 ・子どもが手になにか持っている状態での指示は指示ではない。
 ・サムライ中では1年生も2年生も3年生も「おへそをこちらに向けなさい(註②)」を徹底している。
 ・指示の追加はしない。(←先週はこれがいちばん気になった。)
 ・最後の行動まで示してから動かす。

 ※註①=サムライ中の〈授業力向上の5原則〉
 №1=授業の目標、ねらいを明確にする。
 №2=指示・発問は全員に、短く限定して述べる。
 №3=達成状況を確認して授業を進める。
 №4=1人1人のがんばりに気づき、認める。
 №5=全員に50分間の学習活動を保証する。(授業力向上の5原則、以上)

 ※註②=サムライ中では「おへそをこちらに向けなさい」だが、サムライ小では「目と心で話を聞きなさい」となっている。
 「おへそ」ということばを避けたようだ。
 僕は、サムライ小の認識がアマイと思っている。

★【3】作業のさせ方
 冒頭、大口をたたいたが、この点においては、僕らサムライ中もまだまだ課題が多い。
 もっと輪郭がクッキリとした作業の場を設定して、ひとりひとりの子どもが生き生きと、目も、耳も、手も、足も、口も、頭も、フルに回転させ、「おもしろい!」と熱中する知的で楽しい授業を創出していかなくてはいけない。

 サムライ中で実践している作業例をあげる。

(1)ノートに自分の考えを書く。
 この場合、「○字以内」「○字以内、3つ」「ズバリ一言で」などと指定するのが効果的だ。
 子どもはまとめる力がつく。
 教師は板書しやすい(*^_^*)。

(2)ノートに、ある考えに対する正誤の判断を、まず○や×で書かせる。
 これも作業だ。
 このあと、その理由を簡潔に書くという作業につなげる。

(3)音読はサムライ中のパワーだ。
 「声に出した」ほうが「声に出さない」よりも大きなパワーが発揮できる。
 いわゆる「シャウト効果」だ。
 10%~30%、パワーが上がるといわれている。
 逆にいうと、「声に出さない」と、10%~30%、低いパワーで授業を受けていることになる。

 50分間の授業の中で、声を出す場面を小刻みに設定しよう。
 「いっしょに読みましょう」
 「全員起立、3回読んだら座りましょう」
 「念のためにもう一度読みましょう」
 すべて音読!
 いつでも音読!
 何でも音読!
 どんどん教科書を読ませよう!
 どんどん板書事項を読ませよう!
 どんどんプリントを読ませよう!
 ただし、あまり長い部分の音読はだれる。
 音読のポイントを短く限定して、繰り返すのが効果的である。
 サムライ中の校舎に身を置くと、あちこちから音読の声が響いてくる。
 1年生より2年生、2年生より3年生の音読が立派だ。
 これが自慢だ(^_^)v。

 音読、補足2点
 ①日常的に声を出すトレーニングは、護身的な意味でも効果がある。
 ②「書いて覚える」+「見て覚える」+「音読して覚える」を習慣化する。

 もちろん、【板書事項をノートに写す】【グラフを書く】【模型をつくる】【実験する】【見学する】【歌う】【演奏する】【走る】【審判する】【演じる】【司会する】、(くりかえしになるが)【あれ?と疑問もつ】【考えて選択する】……も、すべて作業である。
 子どもたち全員に「50分間の作業を保証する」よう工夫して授業を設計したい。
 また、この、授業中のクッキリとした【作業】を、【家庭学習】につなげる。(つながるように意図的に工夫する。)

 教師が授業の基礎・基本を修業すると、日本の公立中学校はまだまだよくなる。
 日本はまだまだこれからだ。


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★ありがとう!伊坂幸太郎!これが生徒の心に寄り添う不思議なイメージだ(教師修業シリーズ・職員室通信)

2014-10-09 20:06:34 | 僕のモンマルトル日記

 

職員室通信
〈教師修業編〉
★いつの間にか、現実が溶けた妙な場所に到着していて、にやにやしてしまう
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  ◆船板一枚下を見せられたときのようにドキンとした  

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★2学期初め、職員室通信に「社会的アイデンティティが壊れかかっている子どもに寄り添おう」という記事を書いた。
 いつも不人気の僕の職員室通信にしてはめずらしく好評だった。
 それに意を強くし、続編も書いた。

 ただ、書いたあと、「寄り添い方」が図式的すぎる、あるいは、よそ行きの「寄り添い方」になっている……と少し気になった。
 僕は「寄り添う」を、粗くいえば、【A】一体となる 【B】味方になる 【C】教える……のうち、【A】と【B】の人間関係(教師と生徒)を厚くする……という意味で使った。
 大筋はこれでいい。
 しかし、「寄り添う」僕のイメージがまったく書き込めていない。
 これでは伝わらないなぁ~。

★以前、この「寄り添う」をテーマに、豊かで不思議なイメージに接したことがある。
 かすかな記憶を頼りに、無料クラウドストレージサービスに放りこんだ僕の過去記群に検索をかけた。
 すると、次の記事がひっかかった。

▼寄り添う、と言っても、①その人の横に腰を下ろし、「君の気持ちは分かるよ。いい子だね」と優しく励ましてくれるようなものではないはずだ。そういうことはフィクションじゃなく、別のもの(人)の役割のような気がする。
 ②実用的なノウハウやうんちくに満ちているものでもないだろう。
 ③人が死ぬと悲しいですよ、と当然のことを教えてくれるものでもなければ、④現代の問題を鋭くえぐるものでもなく、⑤もちろん「意匠に凝った知的なもの」では決してない。(①②③④⑤の番号付加=小高)

▼等身大の話かな、と読み進めていたら、いつの間にか、現実が溶けた妙な場所に到着していて、これは等身大どころか見たことのない場所だぞ、とにやにやしてしまうようなものが寄り添ってくれる小説ではないかな、と僕は思う。
 そして読んだ人が、本を閉じた後、「あんな景色を見てきたんだから、大丈夫」と根拠のない自信をお腹に抱えて「とりあえず、やりますか」と、気が進まない学校に向かったり、放り投げたい仕事に取り掛かる。
 そういう力のある小説が読みたくて、だから、自分も書ければいいな、と思う。(クラウドから引っかかってきた記事、以上)。

 読み進めていたら「現実が溶けた」「見たことのない」「妙な場所に」到着。
 「本を閉じた」ら「根拠のない自信」が湧き「とりあえず、やってみよう」と一歩、踏み出す。
 ①でも②でも③でも④でも⑤でもなく、相手に「寄り添」って、こんなふうにプッシュする小説が書きたいと筆者はいっている。

 これにまちがいない。
 これを読んだとき、船板一枚下を見せられたときのようにドキンとしたことを覚えている。

 僕が書き込みたかった、教育の「寄り添う」イメージだ。
 今後、ジャンジャン書くつもりの、いい授業のイメージだ。
 いい体育祭も同じ。
 いい文化祭も同じ。

★この部分だけを保存したので、引用先も書き手もわからない。
 ネット検索をかけまくり、読売新聞 2006/9/24 本よみうり堂 HONライン倶楽部 伊坂幸太郎の巻に、一部、同じ記述があるのを発見。
 サムライ中はずっと頑迷に(*^_^*)「産経」と「読売」を購読している。
 その「読売」で僕がこれを読んだ可能性はじゅうぶんにある。
 伊坂幸太郎?
 wikipediaによると、千葉県松戸市出身の小説家、代表作『重力ピエロ』(2003年)、『ゴールデンスランバー』(2007年)。

 僕は自身で気づかないうちに、伊坂光太郎氏が否定する、①や②や③や④や⑤に近づこうと、あくせくしていたのかもしれない。
 猛省!

 やるなぁ! 伊坂幸太郎!
 ありがとう! 伊坂幸太郎!

012

  ◆でも、今は断然、カリンだ。収穫の時期が近づいている  

★中途半端だが、1000字を超えたので、これで終わるm(_ _)m。
 10月の「職員室通信」は、あえてこういう「中途半端」でやってみようと思っている。

 画像=サムライ中のカリン。
 サムライ中の校樹は決まっていない。
 木の数だと、カリンとヤマボウシが圧倒的に多い。
 高さだとケヤキがいちばん高い。
 ヤマボウシはまだ若い木だが、もっと育つと校樹の有力な候補だ。
 ケヤキももっと高くなれば候補になる。
 でも、今は断然、カリンだ。
 収穫の時期が近づいている。



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★学級通信の文体!ああ教師魂!スポーツ記者がバタバタ記事を書くように(教師修業シリーズ・職員室通信)

2014-10-08 22:05:34 | 僕のモンマルトル日記

 

職員室通信
〈教師修業編〉
★ピアノ弾きがピアノを弾くように、野球選手がバットを振るように、スポーツ記者がしめきりに間に合わせようとパタパタと記事を書くように
2014
10.08

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  ◆いったい、あの陸影はどこなのだろうか?  

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★空気が澄んできたせいか、海の向こうに忽然と巨大な陸地が現れた。
 「あれはどこ?」
 「きれいね!」
 サムライ中校舎3階の1学年小ホールで歓声が上がっている。
 ふだんはこの陸影は見られない。
 僕は何年もここからこの風景を見つづけているけれども、今回、初めてだ。
 子どもたちも騒いでいるが、いったい、あの陸影はどこなのだろうか?
 だれに聞いてもはっきりしない。
 どの人も今回、初めてみるようだ。

 いろいろな意見を総合すると――

 ①陸影の左右を比べると、左が薄い。右が濃い。
 だから、右側がやや手前。
 この美術科・大向Tの発言がいいヒントになった。
 僕らは初め、同じ面の上で陸地が左から右につながっていると思っていた。

 ②結論――
 左が恐山(釜臥山、大尽山、小尽山、北国山、屏風山、剣の山、地蔵山、鶏頭山の八峰。最高峰は標高879mの釜伏山)。
 下北半島の、いわゆるマサカリの刃の部分だ。

 ③右がマサカリの柄の部分(吹越烏帽子、八郎烏帽子、金津山、御宿山。最高峰は標高は標高508mの吹越烏帽子)。
 
 すなわち、地図でいうと、こういう矢印の方向に眺めていることになる。

 ま、現時点ではこういう結論に至っているが、実際はどうなのだろう?
 ご存じの方があったら教えていただきたいm(_ _)m。

 ただし、あすはもうこの陸影は消えているかもしれない。

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  ◆ああ、腕まくりしてスッと文字が書ける「文体」がほしいなぁ~  

★早朝、男桐下駄をはいてDAKA古書店跡のまわりを散歩した。
 カランコロン、カランコロンやりながら、「ああ、腕まくりしてスッと文字が書ける『文体』がほしいなぁ~」と思った。


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 僕のうちには「文体」が2つある。
 ひとつは、教育の仕事で使う文体=「文体A」。
 学級通信、学年通信、学年事務通信、教科通信、教育技術サークル通信、研修通信、職員室通信、主任会通信、学校通信、学校・家庭・地域ネットワーク通信等々に使う文体。

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 もうひとつは、もっと気合いをいれて書く文章に使う文体=「文体B」。
 もっと気合いをいれて書く文章って、いったい、何やねん?と突っこまれそうだが、それはまた今度くわしく触れることにしてm(_ _)m、今、僕は、ホンマ、情けないことに、AもBも、うまくいっていない。
 まったくダメ。
 どうにもならないくらい苦しい。
文体Aが獲得できたら、もっとガンガン、「職員室通信」が発行できるのに。
 文体Bが獲得できたら、昔の同人雑誌仲間(仁科源一や今井重明)に、もっとガンガン、手紙が書けるのに。

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 ピアノ弾きがピアノを弾くように、野球選手がバットを振るように、スポーツ記者がしめきりに間に合わせようとパタパタと記事を書くように、文体A、文体Bが駆使できるようになりたいなぁ~。
 修業が足りないんだなぁ~。

★最近、近所にこの宅配寿司・札幌海鮮丸ができた。

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 メニューに僕の好物=「押し寿司」(焼鯖押し寿司・サーモン押し寿司・穴子押し寿司・押し寿司セット)があるので、今度、注文してみようと思っている。

 カランコロンと文体ボヤキをやったことを記事にするつもりだったが、1000字を超えたので、中途半端だけれど、きょうはこれで終わるm(_ _)m。



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★〈この国の空を飛ぶとき悲しめよ〉に触発!クレームギリギリを語る(教師修業シリーズ・職員室通信)

2014-10-07 21:09:18 | 僕のモンマルトル日記

 

職員室通信
〈教師修業編〉
★僕も負けないように「あなたも変わってないね」と言いかえした。ウソではなかった
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  ◆シンと鎮まり、遠くを見つめているような「視線」  

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★病院から出ようと、自動ドアに近づいたとき、外側に人の姿があった。
 先に譲ろうと、自動ドアが反応する一歩手前で止まった。
 外側の人も止まっている。
 で、僕のほうから動いた。
 「おひさしぶり」
 と声をかけられた。
 古い時間の層が崩れ、ひょっこり出てきたという感じで、心臓が止まるくらい驚いた。
 2度、3度と「変わってないね」と言われたので「いやぁ、やはり加齢とともに、あちこち、いろいろと……ね」と笑ったら、
 「その言い方が変わっていないよ」
 とからかわれた。

★僕も負けないように「あなたも変わってないね」と言いかえした。
 ウソではなかった。
 ボールペンが万年筆くらいに体型は変わっていたけれど、空間への存在の仕方と、その場から次の場へと移動しようとするエネルギーの質は昔のままだった。

 翌日、しかし、何かが変わっている……と感じた。
 ここはエッセーを書くスペースではないので、僕がその「なにか」にたどりつく過程はパスする。
 喫茶店などで向かいあって語りながらでも、うちにシンと鎮まり、遠くを見つめているような「視線」――これは現実のなにかをみる視線でも、他人から見られることを意識した視線でもない――が、欠落していた(ように思えた)。
 知人の30年の見過ぎ世過ぎを想った。
 ここでこの「欠落」感を僕のほうに自虐的に振るという「オチ」をつけたいのだが、きょうはパスするm(_ _)m。




  ◆全校朝会――〈この国の空を飛ぶとき悲しめよ南へむかふ雨夜かりがね〉  

★全校朝会。
 たまたま、目に飛びこんできた、齋藤茂吉が敗戦の年の秋につくった〈この国の空を飛ぶとき悲しめよ南へむかふ雨夜かりがね〉に触発されて――

 歌を紹介したあと、
 ①大東亜戦争前夜の日米関係
 ②敗戦後の占領統治がスタートした頃の日本人の心情
 ③現在の国際関係における日本の課題
 ④この課題に関連してサムライ中生に託されていること……などについて語った。

 ま、外部からクレームが来るか来ないか、ギリギリの内容だった。



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