職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

退職願

2004-03-26 15:40:49 | Weblog

04.03.26 退職願

◆3/26、午前10時、みなみ中学校を訪問。 
 
◆晴山校長、高橋教頭、前田教務主任から、学校の現状、課題などについて説明を受けた。

 ときどき隣の職員室から、教師たちの会話がかすかに聞こえてきた。
 その響きがなつかしくてしかたがなかった。

 説明のあと、校舎を案内してもらう。写真は、その途中で撮影した。 
 
◆午後、市役所に帰り、社会教育課長席を明けわたすために、机の引き出し・ロッカー等の整理をした。
 書類、冊子は積み上げると1mくらいになったので、4つにわけて荷造り紐で結わえる。
 ファイル、文房具類は小さな段ボール箱に詰め込んだ。
 全部で4個。

 それらを午後7時、台車にのせて庁舎の外に運び出す。 
 
◆市民広場の闇で青年たちがローラーボードにのってターンを繰り返していた。
 その向こうに内丸ロータリーを走る自動車のライトが流れていた。

 身体が少しだるい。
 荷造りの疲れとは別種のだるさだ。

 3/25に退職願を提出したのだが、その変化に身体がまだ順応していないのかもしれない。


[2004年03月26日]


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過去の「緊張感」に接続する方途

2004-03-21 15:38:42 | Weblog

04.03.21 過去の「緊張感」に接続する方途

◆以前(2月)、この欄に次のように書いたことがある。 
 
◆過去の記述の中に「悲しんでいる自分」がいる。
 「緊張している自分」がいる。
 「創造している自分」がいる。
 その「悲しみ」がfollow upされずに凍結されている。
 「緊張感」がkeep upされずに切断されている。
 「創造性」がgrow upされずに中断されている。 
 
◆この10日間ほど、「悲しみ」はともかくとして、この「緊張感」と「創造性」のkeep upとgrow upについて考えた。
 「考えた」というより、「悩んだ」といったほうが正確だろう。

 わたしは、今、自分が限りなく、みっともなく、堕落していると感じている。
 だから、過去の「緊張感」に接続する方途を見失っているのだ。 
 
◆まず「悲しみ」あたりからアプローチしてみようと思う。 
 2000年3月、わたしは悲嘆にくれていた。(←最近、こういう陳腐な表現を平気で使うようになった。これが「堕落」と言っているのではないけど……。) 
 
〈2000/3/*〉午後4時頃、市教委のS課長より電話があった。私に関する人事異動の通知を行うので、○月○日午後○時○分、市役所○○に参集との由。極力冷静に返事をして、機械的に復唱した。任地が八戸か八戸以外かぐらいは聞きたかったが、どうせ答えないだろうと思ったから聞かなかった。また聞かなくてよかったと思っている。これ以降、余計なことは言わない、聞かないことにする。どういう任務かまったく分からないが、是川中の校長、いや市内の小中学校の校長でなくなることだけは間違いない。『新版・職員室通信』を書き上げた直後だったので、正直なところ、非情な電話だと感じた。(中略)日直集会の後、生徒がほとんど帰ってしまった校舎を歩く。1F廊下、2F廊下、3F廊下、ここで文芸クラブの女子生徒たちに会う。4F廊下……。雪が降り出す。 
 
◆あのとき、生徒たちは「おぉぉぉぉ、校長センセ!」「わぁぁぁぁ、校長センセ!」と弾けるように笑いかけてきた。
 わたしも笑顔で応えようと思ったら、涙が込みあげてきた。
 ま、このことはいい。
 手がかりは『新版・職員室通信』だ。ただの『職員室通信』ではなく、『新版』と断っているぞ?(つづく) 
 
※写真は八戸市教育支援ボランティアスタッフ会議

[2004年03月21日]


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PTA改革が教育改革の突破口

2004-03-18 15:36:27 | Weblog

04.03.18 PTA改革が教育改革の突破口

◆学校・家庭・地域社会全体を通して、子どもたちに「生きる力」をはぐくんでいくというのが、今の教育改革の基本的な方向である。
 そのために学校・家庭・地域、これら相互の連携が強調されている。 
 
◆しかし、この「相互の連携」の渦中にいる人間(←わたし!)に言わせてもらえば、「連携」はそれほど簡単なことではない。
 いわゆる「学社連携論」が登場したのは昭和48年である。以来、常に教育界の重要なキーワードでありつづけたが、事態はどれほど改善されただろうか? 
 
◆中教審答申「21世紀を展望したわが国の教育の在り方について」では、この状況を踏まえて、PTAに学校と家庭、さらには地域社会を結ぶ「懸け橋」としての役割を期待しているのである。 
 以下、具体的に「懸け橋」のモデルを提示したい。(1)~(5) 
 
◆(1)学区子どもセンターの設置 
 昨年まで設置されていた八戸市子どもセンターの学区版である。地域には子どもが参加できるさまざまな活動がある。
 しかし、その情報が家庭や子どもに十分に伝わっていない。
 そこで地域の情報を収集・発掘し、随時、子どもや家庭に提供するPTA学区子どもセンターの設置を提案したい。 
 
◆(2)少年団体との懸け橋 
 地域には子ども会、ボーイスカウトなど、各種の少年団体がある。
 学校週5日制の完全実施に伴い、これらの団体の重要性が増している。
 しかし、市教委の実態調査によると、多くの団体が、指導者や世話人、活動場所などの確保に苦慮している。
 PTAが人的・物的な支援ができるようにPTA組織・活動の見直しを強く望みたい。 
 もともとは校外の少年団体等の健全な育成をたすけることはPTAの重要な役割だった。
 それが昭和50年代に入って学校部活動への支援に変質し、学校・家庭・地域の教育のバランスが大きく崩れた。 
 
◆(3)社会教育施設との懸け橋 
 大館公民館(わくわくチャレンジランキング)、下長公民館(世代交流館)、白銀南公民館(平成の寺子屋)、東公民館(こども体験教室)など、地域の社会教育施設で、参加型・体験型の事業が積極的に展開されている。
 これらについても、先の青少年団体同様、PTAの継続的・計画的な支援が望まれる。 
 
◆(4)地区青少協との懸け橋 
 地域ぐるみで教育の充実を考えるとき、地区青少年生活指導協議会の存在はきわめて重要である。これまでの連絡・協議に加え、体験活動や学区防災など具体的な事業展開が期待される。
 その際、学校・家庭・地域のネットワーキングの要となるのがPTAである。 
 
◆(5)学校ボランティアへの支援 
 八戸市学校教育支援ボランティア事業の一環として、ボランティアセンターを開設している

 PTAには、ボランティアへの応募に併せて、PR活動や市民と学校のコーディネート活動など、センター運営への支援を切にお願いしたい。 
 
◆今、学区の実態に合わせて、「懸け橋」を一つ一つ積み重ねていく努力が求められている。
 私はPTA改革が、今の教育改革の突破口であると認識している。

[2004年03月18日]


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小泉八雲の気持ち

2004-03-13 15:33:41 | Weblog

04.03.13 小泉八雲の気持ち

◆自分の能力に極度に失望し(←ま、いつものことだが)、体調に不安をおぼえながら、(それにもかかわらず→)発泡酒を飲んでいるとき、つけっぱなしのTVから子守歌がきこえてきた。 
 
◆「揺籠の歌」だった。 
 
 揺籠のうたを カナリヤが歌うよ 
 ねんねこ ねんねこ ねんねこよ 
 
 揺籠のうえに 枇杷の実が揺れるよ 
 ねんねこ ねんねこ ねんねこよ 
 
 揺籠のつなを 木ねずみが揺するよ 
 ねんねこ ねんねこ ねんねこよ 
 
  作詞:北原白秋(1885-1942) 
  作曲:草川  信(1884-1948) 
 
◆歌っているのはポニージャックスだった。
 彼らの艶やかで柔らかい声質と声域が「ゆりかごのつなを きねずみがゆするよ」と奏でたとき身体のなかを、透明な衝撃が走った。 
 
◆衝撃とともに、わたしは「自分が絶対に日本人である」と確信した。
 「大阪人である」と確信したことは何度も何度もある。
 しかし、「日本人である!」は初めての経験だった。 
 
◆今、自分がここに死んで、そして、もし再び生まれかわれるのなら、なんとしても、日本人に生まれたいと思った。
 日本人を選択し、日本人として第二の人生をスタートさせた小泉八雲の気持ちが、わかるような気がした。 
 
※写真は市教委のわたしのデスク。

[2004年03月13日]


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ほんとうに運命っぽい月ですね

2004-03-09 15:31:24 | Weblog

04.03.09 ほんとうに運命っぽい月ですね

◆県教育委員会指導主事N様へ
 
◆前略 先日はお電話ありがとうございました。
 ひさしぶりにお声が聞け、なつかしく、たいへんうれしい気持ちになりました。
 お元気そうでなによりです。
 わたしのほうは役所勤めの「4年目」があと1ヶ月で終わろうとしています。
 3月というのは、やはり「人生」について、いろいろ考えてしまう、ほんとうに運命っぽい月ですね。
 
◆学社連携・融合に関する八戸市の課題としては、先日も生涯学習課の方とお話ししたのですが、粗く次の4点だと考えています。
 
①各地域(中学校区=地区公民館区)の優れた実践を他の地域に転移させる工夫が必要。そのため、情報収集方法の再検討、情報提供・発信方法の改善、それに(狭義の連携の調整機関は主に学校でよいが)広義の連携を展開する際の調整機関の研究・開発。 

②八戸市で設置している、各校の学社連携・融合担当教員の役割の再検討(研究・開発) 

③社会教育課・中央公民館・総合教育センター等の連携のあり方の再検討。 

④家庭・学校・地域の教育のバランスを改善するという視点からの学校部活動改革。 

◆新年度から、自分がどういう角度から学社連携・融合に関わることになるのか未定ですが、どの立場からにせよ、連携・融合にダイナミックに、とりわけ先ず上記①の視点にウェイトを置いて挑戦するつもりです。
 これからもご指導ご助言よろしくお願いいたします。 
 取り急ぎ、お問い合わせの研究紀要を送付いたします。
 お役に立てば幸いです。
 N様のますますのご活躍をお祈り申し上げます。草々 
 
◆(N指導主事よりの返信)小高進様へ 
 先日は、突然のお電話にもかかわらず、私の勝手なお願いにご理解いただき恐縮しております。 
 本日、研究紀要を受け取りました。ありがとうございました。 
 同封の文書を読んでいるうちに、学社連携・融合に関する思いがこみ上げてきました。 
 私も、今の仕事に関わり、これまでと異なる視点で教育の現状を見るにつけ、先生のおっしゃる「広義の連携」の必要性をさらに強く感じております。 
 以前に比べれば、学社の距離は縮まったとの見方をする方もおりますが、本質は変わっていないというのが私の考えです。 
 生涯学習、社会教育に携わる方々も、新たな事業を展開することばかりに気を奪われ、足元や土台を固めることを忘れがちです。 
 先生と思いを同じくする一人として、私もいまだに残る学社の目に見えない「壁」を取り去るべく努力したいと考えております。 
 今後とも、ご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。

[2004年03月09日]


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