◆自分の力ではどうすることもできない状況で、望むと望まざるとにかかわらず「時間」を獲得することがある。 たとえば、大病院の待合室での時間、バス停での時間、乗継列車を待つためのベンチでの時間、不眠症による深夜の目覚め……。 大きな力に支配された、「あなたまかせ」の状況。 こういう時間が嫌いではない。 きょうはそれが5時間もあった。 ◆その「時間」を使ってHPのことを考えた。 HPは、現実世界におけるわたしの存在の仕方そのものである。 同時に自分の可能性を見つめていきる存在の仕方そのものでもある。 こう言い切るのに2時間もかかった。 2時間の思考は、本来性・非本来性だとか、世界内存在・時間内存在だとか、実存哲学のいくつかの概念を行ったり来たりした。 ◆スゴイひらめきにも遭遇しかかったが、結局、最後に残ったのは、上の「HPは……」という命題だけである。 「可能性」という語にはひっかかるものがあった。 「欲望」のほうがいいかもしれないとも思った。 が、「欲望」ではあまりにもなまなましいので、ひとまず「可能性」にした。 ◆というわけで(←この接続詞は完全にごまかし^^;)HPのモデルチェンジをした。 トップページに写真があって文章があり、下部にパラパラっと小さな写真が並ぶ……という基本モデルは、写真が右になったり左なったりすることはあっても、ここ数年、ほとんど変わっていない。 今回も部分の改造だ。 ◆改造1。 ハイデガー流にいえば「自己の存在を通して自己を自己自身に開示する」、わたし流にいえば「自己に追われつつ自己の果てまで無限漂泊する」、これを追究するために「自己の果てまで」というページを新設した。 細部は未定だが、すべて携帯画像・Eメールで構成する。 ◆改造2。 自分に今、いちばん欠けているのが、具体的な教育行為に対する哲学である。 これを克服する場として、これまでの「Minam style」を「Minami 教育哲学」と改編した。 ◆写真は、わたしの職場からの眺め。左側に太平洋が見える。大きな白い船が南下していく。 ![]() にほんブログ村 ★わたしの公式ホームページにも、ぜひ、来てください。公式ホームページには、トータルの、全身の、わたしが存在します。待ってまっせぇ~ィ !!!!!!!!!! ☆公式ホームページへ ★わたしのWEB無人駅線のページにも、ぜひ、来てください。あっというまに、魂が無人駅線の世界に、全身、移動できます。待ってまっせぇ~ィ !!!!!!!!!! ☆WEB無人駅線ページへ |
◆昔、中体連大会(だったと思います……)で根城方面に応援に行った帰り。 日の暮れかかる時刻でした。 一中の井上君、小川原君、大橋君たちに「いい近道を教えるスケ」と、寺と墓と神社が目くるめくように、連なって現れでてくる、細くて暗い石畳の道を案内されたことがありました。 その道がずっと気になっていました。 ◆昨日、一中近くの出張先で勤務時間終了を迎えたので、ふと「あの井上君たちの道を逆にたどってみよう」と思い立ちました。 断片的な記憶が頼りの、意識の深層にわけいる、小さな旅でした……。 ◆この写真が逆コースのゴール(たぶん)。 彼らの案内で不思議な道にトトトッと突入したとき、「なんや、ここは?」と身構えて、わたしだけが振り返りました。 その目に写った門が、確か、この門。 ◆このHPにあるプロフィールの起点が、この門やということやね。 ![]() にほんブログ村 ★わたしの公式ホームページにも、ぜひ、来てください。公式ホームページには、トータルの、全身の、わたしが存在します。待ってまっせぇ~ィ !!!!!!!!!! ☆公式ホームページへ ★わたしのWEB無人駅線のページにも、ぜひ、来てください。あっというまに、魂が無人駅線の世界に、全身、移動できます。待ってまっせぇ~ィ !!!!!!!!!! ☆WEB無人駅線ページへ |
◆少し前に、書棚に詰まっている本を、床におろし、ほこりを払い、両腕で抱えて移動する作業は、心が騒ぐ、震える、狂乱する……というようなことを書いた。 もちろん、すべての本に心が騒ぐわけではない。 廊下の書棚を上下に切断し、玄関フロアに移動した日、最高に震えたのは『現代英米倫理学』(Ⅰ巻~Ⅴ巻)だった。 ◆購入したのは20歳の頃。 堅い表紙を開くと「天地書房」というラベルが貼ってある。 当時のわたしは倫理学に熱中していた。 「規範倫理学」「応用倫理学」「メタ倫理学」、このうち「メタ倫理学」がわたしにとって未知の分野だった。 小脇に抱え、踊るように下宿に帰った。 ◆ウィルフリッド・セラーズの編者序言。 「わたしたちは、どの論文をえらぶかについてまじめに長いあいだ思案した。多くの場合、わたしたちの考えをきめることがきわめて困難であった」。 「熟慮の場合には、最終の欲望……行為の直前の欲望……が、われわれの意志とよぶものになる。」 ほほうぅぅぅ! ◆自分の精神状況から数センチ隔てられた、翻訳調の言い回しに「ほほうぅぅぅ!」と感嘆している青年は、もちろんこの後、自分がだれと出会い、だれと別れることになるのか? どこに住み、どんな仕事をすることになるか? 要するに、このHPのプロファールに書いてあるようなことは一切、知らない。 ◆廊下で書物を抱えたとき、むしろ逆に身体が宙に浮いた。 稲妻に打たれたように、家々、森、山、これまですれちがった人々の顔……、自分の生涯の光景が一瞬照らし出されて見えた。 この光景は、わたしにとってはノンフィクションだが、青年にとってフィクションだ。 「嘘だろう?」という青年の声が聞こえた。 ◇仁科源一氏からの書簡が届く。 詩誌『斜坑』今年度の最終例会の案内。 二伸に「平成4年に小高さんと村次郎先生をお訪ねしたときのことを、ふと思い出し『うみねこ』に書きました」とある。 仁科氏に出会ったのも20歳の頃だった。 ◆写真は陸中八木駅。 いかにも銀河鉄道物語の宇宙ステーションという感じの駅だ。 霧雨に濡れるプラットホームに立っていると 「銀河鉄道の停車駅は惑星だけではない。 宇宙空間に浮かぶ空間軌道ジャンクション。 人々はここで車両を乗り換え、自分の進む道を決める」 というナレーションが聞こえてきそうだ。 ![]() にほんブログ村 ★わたしの公式ホームページにも、ぜひ、来てください。公式ホームページには、トータルの、全身の、わたしが存在します。待ってまっせぇ~ィ !!!!!!!!!! ☆公式ホームページへ ★わたしのWEB無人駅線のページにも、ぜひ、来てください。あっというまに、魂が無人駅線の世界に、全身、移動できます。待ってまっせぇ~ィ !!!!!!!!!! ☆WEB無人駅線ページへ |
◆おっさん ◇住吉大社の反橋の写真、おおきに。 眺めていて、ふと、この太鼓橋の頂点は、ひょっとして宇宙との接点ではないか?と思いました。 真ん中に立ったら怒られそうなので、頂点の端っこに立ち止まり、深呼吸をしてみたいですね。 ◇わたしの写真は、陸中八木駅です。 いかにも銀河鉄道物語の宇宙ステーションという感じの駅です。 霧雨に濡れるプラットホームに立っていると 「銀河鉄道の停車駅は惑星だけではない。 宇宙空間に浮かぶ空間軌道ジャンクション。 人々はここで車両を乗り換え、自分の進む道を決める。」 というナレーションが聞こえてきそうですよ。 ◆Mariaはん ◇先日は夕焼けの写真、ありがとうございました。 夕焼けを眺めるMariaはんの心情・感情(見とれているのか? 畏れているのか?)は、もちろん推察するしかありませんし、その推察があたっているかどうかも自信がありません。 けど、今、自分もMariaはんと同じ「視点」に立って、この夕焼けを眺めている。 このことは間違いありませんし、これってスゴイことですね。たいへんうれしかったです。 ◇ミニバイク。 信貴山観光ホテルまで行ったというのはあのバイクでしたか? いや、勘違いで、あれは娘さんが運転する車でしたか?(^0^*オッホホ ◆涙様 メールどうもありがとう。 大感激です。 「最近疲労感がどっと押し寄せ」とありますが、それはチャットの★涙> 毎日さむぅ~いよ;★涙>こごえじぬぅぅぅぅぅ!……からも感じていました。 けど、★涙> それでも遠慮なしに来る奴(me)という記述から想像すると、涙さんというのはスゴク楽しそうな人のようですね。 こちら、きょうは休日です。 一日中、(ヘタな)文章を書く予定です。from 心斎橋筋 ![]() にほんブログ村 ★わたしの公式ホームページにも、ぜひ、来てください。公式ホームページには、トータルの、全身の、わたしが存在します。待ってまっせぇ~ィ !!!!!!!!!! ☆公式ホームページへ ★わたしのWEB無人駅線のページにも、ぜひ、来てください。あっというまに、魂が無人駅線の世界に、全身、移動できます。待ってまっせぇ~ィ !!!!!!!!!! ☆WEB無人駅線ページへ |
◆Mariaはん、先日は関西本線の写真、ホンマにおおきに! きっと添付の二次元コードに撮影位置情報が入っているのだと思います。 しかし、わたしには読み取る術がないので場所がわかりません。 たぶん、やまとこいずみ駅ローカルではないかな?と想像しています。 ◆わたしの写真は陸中八木駅停車中です。 「futarikkohanのはいっつも寂しい写真ばっかりやなぁぁ」と言われるかもしれませんね。 窓から見えるのは日の暮れかかる八木港。 写真には写っていませんが、防波堤の突端で赤い灯標が点滅しています。 宇宙の果てに置かれた1つの目。 それがこちら側をのぞき込んでいるようです。 ◆わたしの旅は、言葉で表すとすれば、自己に追われつつ、懸命に自己の果て(宇宙との接点)を目指し、無限漂白をつづける旅……ということになるでしょうか? でも、今、スゴク悩んでいます。もうやめようかなぁと思うこともあります。 ◆もうやめて、大阪環状線のガード下(ホルモン焼きのニオイと煙がプンプン漂う寺田町→桃谷→鶴橋界隈)をズボンのポケットに両手をつっこみ、背中を丸め、トボトボと歩くのもええやろなぁぁぁぁぁぁ。 (Mariaはんといっしょに歩けたら、ええやろなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ(T▽T)ノ_彡☆バンバン! 涙出る~っ) ◆気が向いたら画像BBSに関西の写真を送ってください。 関西の写真をみると、スゴク元気になります。 いっしょにMariaはんの指の先でも写っていれば、最高。 ホンマ、頼んまっせぇぇぇぇ!感(┳o┳)涙 ◇近鉄バファローズが消滅したので、プロ野球にはまったく興味がなくなってしまった。代わりにこれまで関心のなかった他のスポーツに反応しはじめている。 ◇昨日のテニス女子シングルス決勝戦。両手でフォア、バックを強打する第1シードの中村藍子に、第3シードの佐伯美穂が勝った。勝って涙する姿にわたしも。・°°・(>_<)・°°・。宇宙にはいろいろな世界があるのだなぁ。 ![]() にほんブログ村 ★わたしの公式ホームページにも、ぜひ、来てください。公式ホームページには、トータルの、全身の、わたしが存在します。待ってまっせぇ~ィ !!!!!!!!!! ☆公式ホームページへ ★わたしのWEB無人駅線のページにも、ぜひ、来てください。あっというまに、魂が無人駅線の世界に、全身、移動できます。待ってまっせぇ~ィ !!!!!!!!!! ☆WEB無人駅線ページへ |
◆以前、「究極の無人駅」の条件を提示したことがある。 第1の条件「駅前に広場がない」こと。 第2の条件「駅に至る道が有用性の形式・構図からド外れている」こと。 第3の条件「魂を震わせるなにかがある」こと。 そして付帯条件として、無人駅への往路か復路のどちらかが必ず鉄路であること。自動車や自転車で無人駅に直行し、そのままさっさと舞い戻るのは不可。 ◆JR八戸線で、この条件をクリアーする無人駅は、白銀、陸奥白浜、金浜、角の浜、平内、有家である……というようなことを書いていたら、昨日、次のHPを発見した。 HP「秘境駅へ行こう!」 ここに秘境駅の基準が提示されている。 わたしの「条件」とも重なり合う部分があり、言ってみれば「我が意を得たり」、より感情に即せば「こたえられないよ!」という気分になった。 ◆その「秘境駅の基準」 ★秘境度=周囲が断崖絶壁、深い山林、荒涼とした原野。人家が無い(少ない)。 ★雰囲気=駅舎や待合室が古くてボロイ、そして周囲に廃屋や廃牧場がある。 ★列車到達難易度=列車本数が少ない。 ★車到達難易度=駅までの道が、歩道も無い、あるいは歩道のみ。車やバイクでの訪問が困難。 ◆そして、うれしいことに「一流の秘境駅」ベスト50に「有家駅」が選ばれていた。 有家駅評から引用する。 「人家3軒 / 国道45号からは遠い / 太平洋をダイナミックに眺望 / 締め切り可の綺麗な待合室 / 潮騒の音が静かに鳴り響く」 ◆せっかくだから、わたしの有家駅評も抜粋しておく。 ★有家駅=プラットホームに降り立ち、ここまで自分を乗せてきた気動車が、ボーッボーッと煙をあげ、暗い海を抱く弓なりの海岸線に消えていくのを眺めたとき「ここが闇の極限だ」と、震えた。(有家の人、怒らんといてね。) ◆先日、廊下に置いていた文庫本専用の薄くて背が高いタイプを真ん中で切断した。写真はその上の部分。 ![]() にほんブログ村 ★わたしの公式ホームページにも、ぜひ、来てください。公式ホームページには、トータルの、全身の、わたしが存在します。待ってまっせぇ~ィ !!!!!!!!!! ☆公式ホームページへ ★わたしのWEB無人駅線のページにも、ぜひ、来てください。あっというまに、魂が無人駅線の世界に、全身、移動できます。待ってまっせぇ~ィ !!!!!!!!!! ☆WEB無人駅線ページへ |
◆あなたの「幸運にも!? 幸運繋がりです!!」というような、なんとういうか大きな水脈を掘り当てたような体験は、わたしにも1回、ありました。 ◆高校時代、勉強もせず、いろいろなことに(今では信じられないような領域にまで)手をだしていましたが、本もよく読みました。 高3の1学期、現代国語の時間でした。 漱石のいわゆる「則天去私」の解釈をめぐって恩師と大激論になりました。 その時間だけでは決着がつかず、「次の国語の時間も続きをやる」、その次の時間も「また続きをやる」と、都合、3、4時間やったと思います。 ◆わたしの主張は「修善寺の大吐血を漱石生涯の転機とする考え方、いわゆる則天去私を主軸に漱石を語るのはまちがっている。 (アホか……)」というものでした。 劣勢だったわたしを救ってくれたのが江藤淳の『夏目漱石』でした。 図書館の文献だけでは恩師の解釈を崩せず、苦し紛れに立ち寄った生野銀座商店街の樋口書店、その書棚の最上部にあった、江藤淳の『夏目漱石』を手にしたときの、「くくっ、中西センセ、あしたを楽しみに待っててくださいね」というワクワク感と、連続4時間の大激論の勝利を確信した安堵感は今でもよく覚えています。 ◆わたしの場合は、人生、この「江藤淳」繋がりに尽きます。 江藤淳から庄野潤三、庄野潤三から伊東静雄……。 卒業論文はこの伊東静雄を中心に大東亜戦争下の浪漫派詩人たちを取り上げました。 真姿さんの「繋がり」がさらに連続・発展することをお祈りします。 ◆写真は三浦哲郎氏の名誉市民表彰祝賀会 ![]() にほんブログ村 ★わたしの公式ホームページにも、ぜひ、来てください。公式ホームページには、トータルの、全身の、わたしが存在します。待ってまっせぇ~ィ !!!!!!!!!! ☆公式ホームページへ ★わたしのWEB無人駅線のページにも、ぜひ、来てください。あっというまに、魂が無人駅線の世界に、全身、移動できます。待ってまっせぇ~ィ !!!!!!!!!! ☆WEB無人駅線ページへ |
◆EVERY SATURDAY 14:00~14:55 COSMO POPS BEST10のパーソナリティーFILIZ(フィリズ)の芸術的な語りに衝撃を受けた。 スタジオに入って、マイクに向かったときに、彼女は、それまでの日常的な語りを脱し、これまで蓄えてきたポテンシャルを総動員、総編集しつつ語れる位置に、自らを一気に高揚させていくわけだが、その「一気の鋭利さ」に感動した。 ◆わたしも、マイクに向かうとき、だれにも気づかれないように、そっと、しかし、確実に、「一気」に声域、唇の使い方、発音、リズム、テンポなどを切り替えている。 しかし、フィリズほどの鋭さはない。 フィリズから盗まなければ……と思った。 ◆昨日、自分の日常生活に関することでは、めったにやらない「額に汗する」作業をした。 部屋からはみ出した3つの書棚が廊下に並らんでいる。 これが、地震で倒れると、WCに入っていた場合、ドアが開かなくなる。 同じく洗面所とフロのドアも開かなくなる。 WC、洗面所、フロの窓からの脱出は、いずれも奇妙な窓の構造上、むつかしい。 閉じこめられると、学校に駆けつけることができなくなる。 学校大好き人間としては、これは困ったことである。 ◆ということで、3つの書棚のうちの1つ=床から天井までタイプはriving roomに移動。 2つ目の文庫本専用の薄くて背が高いタイプは真ん中で切断し、上の部分をriving roomへ、下の部分を玄関フロアーに移動。 最後の1つはどうしても置き場がないので、現在、暫定的に書物を段ボール箱に詰め込んでいる。 ◆いつものことだが、書棚に詰まっている書物を、床におろし、ほこりを払い、両腕で抱えて移動させるという作業は、心が騒ぐ。 震える。 狂乱する。 紙幅がないので「狂乱」のことはまた別のところで記述する。 ◆写真は県中学校総合文化祭開催式に出場したMinami中合唱部 ![]() にほんブログ村 ★わたしの公式ホームページにも、ぜひ、来てください。公式ホームページには、トータルの、全身の、わたしが存在します。待ってまっせぇ~ィ !!!!!!!!!! ☆公式ホームページへ ★わたしのWEB無人駅線のページにも、ぜひ、来てください。あっというまに、魂が無人駅線の世界に、全身、移動できます。待ってまっせぇ~ィ !!!!!!!!!! ☆WEB無人駅線ページへ |
◆この1週間、土・日もなく、スケジュールに追われた。 追われることには慣れているし、苦にもならない。 だが、追われる過程で、自分の内側からにじみ出てきてさらけ出される人間としての〈小ささ〉〈軽さ〉〈狭さ〉〈卑しさ〉……。 これらに直面させられるのは、ホンマ、辛いね(>_<)。 ◆3日は一転して100%休日。 しかし、もう何もやる気にならない。 午前中ずっとソファーに横になり、うつらうつらし、夕方近くになってようやく半覚半睡の視野の端にポテンシャルが発火する。 ◆海岸をゆるゆる走るローカル線(もちろんJR八戸線)の旅に出ることにした。 いつものようにポケットにデジカメをいれていたけど、今回は、パチリパチリに意識を集中するのはやめた。 メモもやめた。 気動車の振動に、ただ身体をゆだねて、どこまでもどこまでも「ぼんやり」していたかった。 ◆本八戸駅でソフトクリームやショートケーキを手にした、部活動帰りの女子高生たちがドッと乗り込んできた。 わたしが座っている4人掛ボックスシート以外は、ほとんど埋まってしまった。 「父さんのシャツがタバコ臭くて、部屋中、臭いのォ!」 「キャッキャッキャッ(*^_^*)」 「そんで、ファブリーズをジュジュジュ、ジューーーーッてかけてやったのォ」 「キャッキャッキャッ(*^_^*)」 ◆食べながらしゃべりまくるから、クリームやチョコレート、チーズの混じった甘い香りがト★ロ~ンと車内に充満し、息苦しくなる。 何いうてるんじゃ! 君たちの頭からファブリーズをかけてやりたいよ。(←と言いながら、ホンマは、自分のボックスシートにも女子高生が来ればいいと思っている(*^_^*)) 市街地を出ると、陸奥白浜、種差、大久喜、金浜、大蛇……と無人駅がつづいた。 ◆どの無人駅の駐車場にも、そのシャツがタバコ臭い父さんや、あるいは母さんが自動車で迎えにきて、テールランプを点灯させて待機していた。 バン! 女子高生たちが、それぞれの車に乗ってドアを閉める音が聞こえてくる。 バン! バン! そして、車のダッシュする音。 車掌のホイッスル。 ボワン~!と響く気動車の警笛音。 ◆無人駅ごとに、それが繰り返され、元軍港で、今は、廃れた漁港の駅・陸中八木に到着したときには、乗客は、3両連結の車内に数名しかいなかった。 車内放送で、待ち合わせのために20分間、停車すると告げられた。 プラットホームに降りると、運転手も車掌もホームに出て、たばこを吸っていた。 ◆デジカメは撮らないといったが、ここで撮ったよ(*^_^*)。(次回、このときの写真を特集を組みたい)。 もう日没の時刻を過ぎていた。 港を眺めると、防波堤の突端で赤い灯標が点滅していた。 宇宙の果てに置かれた1つの目。 それがこちらをのぞき込んでいた。 ◆写真はMINAMI文化祭 ![]() にほんブログ村 ★わたしの公式ホームページにも、ぜひ、来てください。公式ホームページには、トータルの、全身の、わたしが存在します。待ってまっせぇ~ィ !!!!!!!!!! ☆公式ホームページへ ★わたしのWEB無人駅線のページにも、ぜひ、来てください。あっというまに、魂が無人駅線の世界に、全身、移動できます。待ってまっせぇ~ィ !!!!!!!!!! ☆WEB無人駅線ページへ |