職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

★参観日の授業は絶対に失敗できない!!(p`・ω・´q)★

2013-11-27 13:47:04 | 僕のモンマルトル日記

 

茫漠特急
★なのに、こんないいかげんな集会運営を僕はやってしまった。ホンマに申しわけない
2013
11.27

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★昨夜、家電量販店で、HDMIケーブル(SONY・DLC-HE20S (B)・2m)を購入。
 僕のパソコンはモバイルなので、当然、ディスプレイが小さい。
 デジカメで撮ったデータも、臨場感あふれる画面で……というわけにはいかない。
 そこで、HDMIケーブルを使ってパソコンをTVに接続することにした。

 ただ、僕のパソコンには「HDMIケーブルご使用時のお願い」という注意書きがあり、「HDMIケーブルを本機に取り付けて、テレビやラジオの近くで使用されますと、受信障害を発生することがあります。本機に付属のコアを必ずHDMIケーブルに取り付けてください」と説明している。
 あるいは、僕のTVはREGZAなのだが、インターネット上で「エレコムの5MのHDMIケーブルがREGZAと相性が悪く、REGZAに映像が映し出されない。(HDMIケーブルを別なものに取りかえたらOK)」という情報もあった。
 いろいろ、めんどうそうなので、ずっと二の足を踏んでいたのだ。

★家電量販店のパソコン周辺機器コーナーに行くと、あいにくエレコムのHDMIケーブルしかない。
 店員にたずねると、家電メーカーのAV・情報家電売り場に案内してくれた。
 大きなフロアーの反対側への移動だ。
 店員の足が異様に速い。
 いったん、フッと速度をゆるめたら、追いつけなくなってしまった。
 「パナソニック、ビクター、ソニーのHDMIケーブルがあります。※※※はあまりお勧めできません。(理由は割愛)」
 ここで店員と別れ、百考後、冒頭のケーブルに決定。
 せっかく来たのだから(9月末にマウスを購入してから2ヵ月ぶり)……と、他の売り場ものぞいてみた。
 食卓の照明がひとつ切れていたことを思い出し、パルックボール(40形7ワット)を1個、買った。
 くわえて、室内でトレーニングをしているとき、大きな壁掛け時計があればいいなぁ~といつも思っているので、時計売り場にも足が向かいかけたが、衝動買いになりそうだったので、やめた。
 僕の「お買い物」、以上。

★ズボンのポケットに入れてある歩数計をみると、想像を超える歩数が刻まれている。
 負荷の感覚なしにこれだけ歩けるのだから、たまにはショッピングもいいかなぁ~と、まじめに思った。
 親切な店員とのデッドヒートが効いたのかもしれない(^_^)v。

★接続は良好だ。
 HDMIケーブル接続後、TVをON、PCをON……TVの入力切り替えボタンを押すと、「地デジ」の下に「HDMI」という選択肢が新たに出来ていた。
 (画像=REGZAで観る旧片岸分校の光景)


職員通信 2013/11/27号
★参観日の授業は絶対に失敗できない!!(p`・ω・´q)★
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★先週の日曜日は、保護者参観日だった。
 参観日のねらいについては、今月の「学校通信」でも触れたように、粗く次の2点だ。

 (1)参観日は、保護者にとって、自分の子どもが毎日、MINAMI中で受けている授業が、知的で楽しい授業なのか? 学習内容がしっかり身につくように指導されているのか?……を直接に見る絶好のチャンス。

 (2)学年あるいは学級保護者集会等は、①子どもに関する情報獲得の場 ②子育てについての懇談の場  ③子育てに関する学習機会の場であると同時に、④親同士の交流・学びあいの場。
 くわえて、「わたしたち大人が生涯にわたり自己の啓発・向上をめざすとともに、心のふれあいを深め、豊かで住みよいMINAMI学区を創りだしていくための、ネットワークの核になる場」。

 まず、(1)について。
 「保護者が、自分の子どもが受けている授業が、知的で楽しい授業なのか? 学習内容がしっかり身につくように指導されているのか?……」をチェックする機会……ということは、すなわち、僕らの授業修業の絶好のチャンスということでもある。
 前にも紹介したが、本校の修業計画は――
 ①教科部会内の研究授業
 ②○○Tの授業を観る会
 ③保護者参観日の授業
 ④模擬授業
 これらを合計して150回以上ということになっている。
 僕の粗い認識を示すなら、①・②・④は、どんな失敗をしてもかまわない……いや、むしろ思いきった挑戦をして大失敗をするくらいのほうがいい……けれども、参観日の授業だけは絶対に失敗できない。
 ひどい授業をして、あちこちで「指示もまともにできない」「プロ教師のクセにあんな下手クソな説明をして」等といわれるのは、自動車会社が「あそこの自動車は走行中に火を噴く」といわれるのと同じくらい打撃が大きい。
 ということで、当日は、ああ、さすがにプロ教師の指示だ、発問だ、語りだ、ほめ方だ……と感じていただけるように気合いを入れて授業に臨んだつもりだ。

 今回も「保護者による授業評価」を実施した。
 現在、研修部で分析中だ。
 ただ、パラパラッとみたところ、保護者の評価は結構、厳しそうだ。
 まとまりしだい、このページでもお知らせしたい。
 
(2)について。
 紙幅がないので短く述べる。
 子育てに困っている保護者(特に「お母さん」)をイメージして保護者集会を設計した。
 以前、集会がはじまるなり、「うちの子はよく手伝いをするようになった」「勉強もいちいち言わなくとも自分からやっている」「なにも問題はない」という発言が出て、以後、「なにも問題はない」「なにも問題はない」という発言がつづき、そのまま集会が終わってしまったという苦い経験がある。
そんなはずはないだろう。
 保護者はみんな困っている。
 きょうはその子育ての勉強に来たのだ。
 なのに、こんないいかげんな集会運営を僕はやってしまった。
 今、思い出しても、ホンマに申しわけない。
 「保護者はひとり残らず全員、子育てに困っている……」という前提で保護者集会を設計・運営するというのが、MINAMIの方針だ。

★当日の日程――
 (1)授業参観 08:50~09:40
 (2)短学活参観 09:45~10:00
 (3)学年保護者集会 10:10~11:00
 (4)学級懇談 11:10~11:50

 参加率が――
 1学年=73%
 2学年=70%
 3学年=77%
 全学年=73%

 経営の重点2〈学校・家庭・地域のバランスがとれたトータルシステムの開発 ~保・幼・小・中の体制(時間軸)に依拠した学社連携・融合(空間軸)の推進~〉の達成状況は、実は、保護者集会・参観日等の保護者の参加率で測定している。

 学社連携推進の評価軸の設定は、なかなかむずかしい。
 ずっと模索しつづけているものの、これといった評価軸にはたどりつけていない。
 この「参観日などの保護者の参加率」で評価する方法も、ベストだとは思っていない。
 ただ、教育現場で、他の参加率がどんなによくても、参観日の保護者の参加率が低くてはなにもならないから、これだけははずせないという意味で、設定している。

 5段階評価で
 参加率40%=評価1
 参加率50%=評価2
 参加率60%=評価3
 参加率70%=評価4
 参加率80%=評価5

 今回は73%だったから、評価4ということになる。
 今回の参観日への構えとして、80%はムリかもしれないが、70%台には乗るはずだ……もう一歩で80%だぁ~というところ、すなわち、76~78%にはいきたかったので、やや残念な結果だ。
 でも、もう一息だ。

★余談だが、授業参観のとき、本校では、各学年に2名ずつ「授業参観コーディネート係」を設けている。
 せっかく来ていただいたのに廊下にあふれ出た格好になってしまった保護者を教室に入れる係だ。
 あいているスペースにお1人お1人を案内することもあれば、教室内の保護者全体を移動してスペースをつくることもある。
 結構、力業だ。

 僕も今回、コーディネート係の1人に選ばれた?のだが、ある教室で、「全体にもう少し奥に入っていただき、窓側の方はL字型に入っていただきます」と手で誘導しながら、「そこの方、もうしわけありません。もう少し窓側に寄ってください」と言ったら、ジロッとにらまれてしまった。
 きっと「せっかく早くからやってきて、いい場所――子どもからは見えない、しかし、自分からは子どもがよく見えるポイントを――を確保したのに」ということだろう。
 ほんとうに申しわけない。
 にらまれたとき、花火大会の会場整理・来場者誘導のアルバイトをやっている気分になった。

★画像=学級合唱活動による学社連携(撮影=乱氏)


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★授業で「かまう量」日本一の中学校

2013-11-24 13:03:51 | 僕のモンマルトル日記

 

茫漠特急
★障子をあけると悲しくも美しい世界がひろがっている
2013
11.21

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★この画像は、僕の部屋の南側――
 カーテンだと、全面、ガラス張りになる。
 障子は、常に半分が閉ざされる。
 この点、ややうっとうしく感じることもあるのだが、基本的には僕は障子が好きだ。
 今、日曜日の午前10時過ぎ。
 障子を開けると、どんな世界が――ま、僕の場合、たいてい悲しくも美しい「過去の世界」なのだが――ひろがっているのだろう?……という期待感。

★下の画像は、部屋のsnapshot。

 起きがけに、マンデリン60g、ハイチ30g、モカ30gを混ぜて、手鍋焙煎(ハイロースト)した。

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職員通信 2013/11/24号
★授業で「かまう量」日本一の中学校
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★先日、すこやかみなみネットで開催した教育講演会で、アビトレ代表・木下晴弘氏の講演を、乱氏他、何人かの同僚といっしょに聞いた。(上の画像は、近時、僕がある講演会で使ったスライドの1枚なのだが、ここにもあるように、今のすこやかみなみネットは「こういう講演会が軽々とやれる。ちょっと力がついてきたかな?という実感」があり……感慨深いものがある。「力」とは、僕たちが追究しつづけている、地域における学校・家庭・地域間の「コーディネート力」、プラス「運営力」である。このことについては、いずれ別項目で語るつもりだ。本日は、即、講演会の中味に入る。)

★講演の終末部分で「母性愛欠乏症候群」と診断された女の子の話が出てきた。
 スーザン(仮名)というアメリカの2歳児で、成長が生後5ヶ月でストップしてしまっている。
 診察した医師団は、すぐに看護士やカウンセラーなどでチームをつくり、スーザンに1日6時間以上接して、接して、接して、接しつづけたら、8ヶ月後に、通常の姿(月齢どおりの身長、体重、言語能力等……)に戻ったという実話だ。
 木下氏は「人間はかまわれないと成長が止まる。放置されると弱っていく生き物だ」と力説した。

★僕は聞きながら、これは中学3年間の子どもたちについても同じことがいえる……、子どもたちひとりひとりは、(ちょっと斜めに構えている子どもも含めて)みんな「先生にかまってもらいたい」と思っているにちがいない……と思った。(もちろん、この「かまう」は過度な監視・管理や「過保護」とは次元が異なる。)

 話がやや脱線するが、保護者も、先生方にうちの子をもっとかまってもらいたいと思っているにちがいない。
 いや、かまい方が不足していると不満をもっている保護者も多いのではないか。
 下のグラフは、昨年度末の保護者アンケートの結果の一部だ。

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 他の項目(「学校の情報発信」「保護者と教職員の話し合う機会」「授業・行事等の参観機会」「授業の質」等)は〈◎+○〉=80%~90%なのに、この項目は54%にとどまっている。
 僕たちの学校の大きな課題だと思う。

 かまって、かまって、かまいつづけてやる。
 かまってやる「量」だと、MINAMI中は、日本一だといわれるくらいかまってやる。

★今、MINAMI中の教職員がひとつのチームとして、この「かまいつづける」ことに取り組む場合、僕が思いつく、その具体例をアトランダムに、いくつか挙げることにする。

(1)かまう場は「授業」だ。
 他の場も大事だが、まず「授業」だ。
 これを間違えて、部活動の場だ……とか、生活指導の場だとか言い出すと、学校は必ず、必ず、必ず、落とし穴に落ちる。
 僕たちの「指導力(授業力)向上の5原則」は、言い換えると、「かまい方」の技術でもあるのだ。

 ①「授業の目標、ねらいを明確にする」技術。
 ②「指示・発問は全員に、短く限定して述べる」技術。
 ③「達成状況の確認をして授業を進める」技術。
 ④「1人1人の生徒のがんばりに気づき、認める」技術。
 ⑤「全員に50分間の学習活動を保証する」技術。

 このことについて、僕自身、3点、再点検したい。

 1つは、はっきりいって、僕は「④=ひとりひとりのがんばりに気づき、認める」が弱点だ。
 50分間のなかで、必ず、最低、ひとりに1回、そのがんばりを認めるシグナルを送ろう。
 「いいですね」とほめるにしても、5通り、10通りはもちたい。
 「すごいね」だって、5通り、10通り。
 ひとりひとりを認める短い言葉を、30、40、50種類と保有しておき、それを瞬間、瞬間、ポンポンと発することができる教師になりたい。
 まだまだ修業不足だ。

 2つ目は、50分間のなかで、必ず全員を指名したい。
 もちろん、列指名もOKだ。
 ちょっとしたことだけど、これが、毎日、毎日、「かまう量」に加算されていく。

 3つ目は、授業中の指導者としての目線。
 指導者としての僕の目線の配り方に偏りはないか?
 宙を泳いでいないか?
 目線は確実に「かまう量」に加算される。
 仮に授業後、「わたしと目があった人?」と質問したら、全員の手が挙がるような目の配り方をしたい。

(2)今週は2学期末定期試験の返却がはじまる。
 返却の際は、ひとりひとりに具体的なコメントを送ろう。
 ポイントをしぼって、一言、①具体的にほめる、あるいは、(ほめるところがない、または、ほめるよりも辛口のコメントのほうがいいと判断した場合は)②具体的にアドバイスを送ろう。

(3)宿題にひとりひとり一言、(自然に手が動くというような)手書きのコメントを。
 僕の中学時代に、宿題の最後に「OK!」と力強くサインする恩師(英語)がいた。
 その「OK!」が積み重なり、今でも頭に刻み込まれている(^_^)v。

(4)子どもたちひとりひとりのよい点をみつけよう。
 見つけられない場合は、欠点をよい点に置き換えることができないか考察してみよう。
 先日、ある講演会で「夕刻、わたしが仕事で保育園を訪問したとき、迎えにきた保護者ひとりひとりに保育士が近づき、きょうあったいいことを告げているのを見て、感動した。こういう経営をしなくては……と思った」という話をしたら、たまたまその場に居合わせた元保育士の方が「それは、たぶん経営の方針とかではなく、保育士という仕事は、いいことがあったら、もううれしくて、うれしくてしようがないんです。それを早く保護者に伝えたくて伝えたくて待ちきれないくらいなんです」と指摘があった。
 さらに感動した。
 保護者に伝えたくて伝えたくてしようがないと思うくらい、子どもたちのいい点を、毎日、見つけよう。

(5)授業の外では、(これもいろいろな説があるが)あいさつは教職員のほうから積極的にしよう。
 加えて、脱線になるが、またこれもいろいろな説があるが、授業開始と終了のあいさつは、徹底してやろう……やらせよう。
 心をこめて、はっきり発声させる。
 こちらもはっきり発声する。
 (先日、1年の研究授業で「お願いします」の「ね」がきちんと発声されていなかった。こういう場合はやり直そう。)

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★小学校の先生から片々の指導技術を盗もう

2013-11-21 15:26:02 | 僕のモンマルトル日記

 

茫漠特急
★あしゅら堂主人のブログがすごい
2013
11.21

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★先日来、悩んでいる、いつもの「HPのカタチ=僕の存在のカタチ」論のつづき。
 僕のHPのカタチは、A「日常生活」+B「職員室通信」で構成されている。
 悩みの元凶は、A「日常生活」の部分だ。
 B「職員室通信」も、決して満足なレベルに達しているわけではない。
 いくつもいくつも改善しなくてはいけないところがある。
 でも、方向ははっきりしている。
 だから、このまま、じっくりやっていけば、必ずよくなると思っている。
 問題はA「日常生活」の部分だ。
 この部分の絶不調が、「HPのカタチ」全体をグチャグチャにしている。

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★この点、僕が毎日、必ずチェックしている――僕のHPにもたびたび登場する――畏友「あしゅら堂主人」のブログはすばらしい。
 スマホ画像をバンバンとアップして、2、3行、つぶやくだけなのだが、毎日、チェックしないと、僕の1日が始まらないというくらい僕を熱中させている。
 とにかくおもしろい。
 僕のHPと違って、アクセス数もかなり多いと思われる。

 で、昨日、「あしゅら堂主人」のブログをこっそり分析してみた。
 その結論――適当に画像をアップし、適当につぶやいているようにみえるが、実は、取り上げる話題の柱がしっかりしている。
 粗く、5つに分類できる。

 (1)喫茶店兼骨董店の経営――①メニュー&骨董品の紹介 ②客の様子 ③食材&骨董の仕入れ ④経営の悩み

 (2)ライオンズの応援記録

 (3)子育て(娘ひとり)の喜びと悩み。←ほとんど悩みばかり。

 (4)小林幸子おっかけ記録――先日(11月13日)も奈良県文化会館・小林幸子コンサートに行ったようだ。
 当日のあしゅら堂主人からのメール=「(前省略)3列目に座った。観客は三割程。寂しすぎる。しかし、幸っちゃん熱唱。雪椿の頃には文化会館まるごと沸騰。大阪野郎が希望する島倉千代子の『東京だよおっ母さん』はなかったが、泣きながら島倉の思い出を語った。(後略)」

 (5)奈良のまち、散歩記録

 (6)その他――従業員である若い男性とのやりとり、自分が食ったもの、飲んだもの……。

 これらが一定の間隔をおいて登場する。

★あしゅら堂主人の(1)喫茶店兼骨董店の経営は、僕の場合、「職員室通信」になる。
 (2)ライオンズ応援記録は、僕の「伊原春樹コーナー」。

 問題は(3)~(5)&(6)だ。
 これらに相当する僕の柱は何か?
 今、緊急ブレストをやっているところだ。

 まだ、まったく先が見えない(ノ△・。)。

★画像=最近の散歩道の光景

職員通信 2013/11/21号
★minami小の教員から片々の指導技術を盗もう
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★11月20日(水)午後2時から、minami小を会場に、minami小・MINAMI中連携授業研究会。
 朝のミーティングで「①minami小の教員から片々の指導技術を盗もう。②片々の指導技術を有した授業名人を見つけよう」と確認し合う。

 本校では、日本の教育技術学的「片々の指導技術」を次の5つに分類している。

 ①「授業の目標、ねらいを明確にする」技術。
 ②「指示・発問は全員に、短く限定して述べる」技術。
 ③「達成状況の確認をして授業を進める」技術。
 ④「1人1人の生徒のがんばりに気づき、認める」技術。
 ⑤「全員に50分間の学習活動を保証する」技術。

 これまで継続的に教師修業を行ってきた経験からいうと、この中で、②、③、⑤は、比較的取り組みやすい。
 また、ある程度、努力を積み重ねると一定のレベルに到達できる。

 しかし、①と④は、一見、簡単そうに見えるが、飛びっきり難しい。
 ①「授業の目標、ねらい」というのは、授業のはじめや授業の段落で黒板に書く「目標、ねらい」のことではない。
 授業における学習活動ひとつひとつに関する「目標、ねらい」だ。
 たとえるなら、「教室をきれいにします。ゴミを5つ拾いましょう」の「教室をきれいにします」に相当する部分だ。
 これがうまくいくと、生徒は熱中する。
 そして、知的に育つ。
 しかし、むずかしい。
 いつも修業部族を痛感する。

 この点、minami小の教員たちは、数段、上の技術を有している。
 ④「認める」技術についても、同じことがいえる。

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★青空図書館ロマン

2013-11-20 13:40:30 | 僕のモンマルトル日記

 

茫漠特急
青空図書館ロマン
2013
11.20

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★私設のミニ図書館。
 画像等=news.livedoor.com&news.so-net.ne.jpから。
 ワシントンD.C.でペーパーバックを並べた「ミニ図書館」が、民家の庭に相次いで開設されている。
 カード目録も延滞料もないこうした私設図書館は「1冊取り出したら1冊戻す」という単純な原則に基づいて運営されている。
 読んだ本を返しても、別の本を寄贈してもよい仕組みだ。(news.livedoor.comからの引用、以上)

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この記事を読みながら、僕の住居の前の道路が「ミニ図書館通り」になったとしたら……と想像してみた。

 自動車修理業でサッカー大好きのAさん宅のミニ図書館。
 踊りの師匠のBさん宅のミニ図書館。
 陶芸教室のCさん宅のミニ図書館。
 パーマ屋のDさん宅のミニ図書館。
 不動産業のEさん宅のミニ図書館。
 大工のFさん宅のミニ図書館。
 3年前、役所を退職し、庭造りが趣味のGさん宅のミニ図書館。
 日々、庭で家庭菜園に励むHさん宅のミニ図書館。
 観光ボランティアで奮闘中のIさん宅のミニ図書館。
 グレートピレニーズを2匹飼っているJさん宅のミニ図書館。
 そして、もちろん、僕のDAKA古書店跡のミニ図書館も……。

 ふと立ち読みしてみたくなる(*^_^*)。

 僕がこの界隈にひかれ、住むことになったのは、はじめてここを通りかかったとき、道端の大きな銀杏の木の陰に「○○図書館」という小さな立て札を見つけたことがきっかけだった。
 「いいなぁ~」と思った。
 目の前の風景――アスファルトの道、家々、人々、公園の樹木が、一瞬で別な映像に変わった。
 その映像の中に僕の人生がひろがっていった。
 「いいなぁ~」と思っただけで、その後、僕は一度も入館していないが、そのときひろがった映像の中で、僕は生きつづけている。

 図書館ロマン。

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★廃校にはインプレッサがよく似合う

2013-11-19 13:23:56 | 僕のモンマルトル日記

 

茫漠特急
僕の想念を、ギュッと握って、バチャッとぶつけられるカタチ
2013
11.19
 
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★また悩んでいる。
 いつものくりかえしだが、「HPのカタチ=僕の存在のカタチ」。
 この認識については変化はない。
 ただ、しかし、これはあくまでも僕の「願い」であって、現状は、とてもとても「=(イコール)」で結べるような関係にはなっていないのではないか?
 「=(イコール)」の関係にするには、どうすればいいか?
 昨夜も、ひとりブレストをやりながら横になった。(まったく解決策を見いだせないまま、いつの間にか眠ってしまった。)
 けさも、目が覚めてから再びブレストをやった。(やはり解決策を見いだせないまま、起き出さざるを得なかった。)

★朝食――〈トースト1枚〉←トースターをカンカンに熱くしてから、表面をサラッと焼く。バターを塗る。〈プロセスチーズ1個〉〈コーヒー2杯〉〈フルーツヨーグルト1個〉〈バナナ1本〉――をとりながらブレストのつづきやる。
 現時点の有力な「ブレスト意見」……。

①HP記事(日常記述部分)の鮮度にもっともっとこだわる。
 僕のうちにある想念を、ギュッと握って、即、HP上にバチャッとぶつけられるカタチに。

②「職員室通信」部分の方針は、継続。
 ただし、教育学的、あるいは、教育技術学的には、もっと突っこむ必要がある。
 教師と生徒のやりとりについては、今後も記述しない。
 しかし、教育施策に対する教師同士、教師と保護者、教師と地域の人々のやりとりは、もっともっとぶ厚くしていく。

③想念を、即、バチャッとぶつけやすいようにHPのカタチを改造する。(以下、そのテスト。)

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愛車インプレッサG4で、晩秋の旧片岸分校を訪れた。
 ガラス戸越しに校舎内部も撮影。
 教材、教具が散らかっている。
 小動物(野ネズミ、野良ネコ等)がもちこんだらしいゴミも見られる。

★役者が「舞台で死にたい」というのを聞いたことがあるが、僕も「学校で死にたい」――教師が学校で死んだらたいへんだから、ま、比喩として――と思いつづけている人間だから、「廃校」はやむを得ないとしても、こういう散らかり状態には耐えられない。
 むしょうに悲しくなる。

★何かに再活用――例=教師授業修業道場、片岸歴史館、芸術工房、ふるさと自然塾、教育○○NPOハウス等々――というような具体的なものは、旅の人間である僕には、まったく思い浮かばないが、とにかくボランティアとしてピッカピッカに磨き上げたいと、心底思った。
 既に町教委には具体的な構想があるのかもしれないが……。

★なお、今回、インプレッサG4越しに旧片岸分校を撮影したが、廃校にはインプレッサG4がよく似合う。
 レガシーB4はもっと似合いそうだ。
 奮発して、レガシーB4にしてもよかった。
 
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★須藤Tの授業を観る会(学活)

2013-11-17 15:21:17 | 僕のモンマルトル日記

 

茫漠特急
赤いエリアから彼女のやさしい大阪弁が聞こえてくる
2013
11.17

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★はぎちゃん様
 なつかしい寺田町駅界隈、源ヶ橋の画像、ありがとうございます。
 お好み焼き「千代」の看板も見えていますね(^_^)v。
 くわえて、疎開道路の情報もありがとうございます。
 僕の住所が生野西3丁目なので、勝山中学校→生野中学校→生野工業高校→生野本通り商店街(交差)までの疎開道路は、日頃の僕のジョギングコースでした。
 生野本通り商店街交差以南は、なんかごちゃごちゃした道という記憶。
 その道が新25号まで立派な道路になる由、今度、ぜひ走ってみたいですね(*^_^*)。
 それから、はぎちゃん様のコメントにあった「生野西界隈は古い家が建てこみ、地震でも来たらと思うと……」は、同感です。

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 この地図は、昨年、10/12、国土交通省が発表した「地震時等に著しく危険な密集市街地」地図の1枚です。
 木造住宅の割合が高い地域。
 住宅の密集率が高い地域。
 道路の行き止まりが多い地域。
 これらの総計で「著しく危険な密集市街地」に指定されたということですね。
 「著しく危険」な赤いエリアが、ぴったり僕らの「生野西」と重なっています。
 小学生の頃、僕の家に同じクラスの女の子が遊びにきたことがあります。
 彼女が帰るというので、格好をつけて途中まで送っていきました。
 しかし、路地をクネクネと曲がっているうちに、道がわからなくなり、僕自身が帰れなくなってしまいました(*^_^*)。
 キョロキョロする僕を見て、彼女は「ここからひとりで帰れるの? なんやったら、あたし、送っていこか?」と。
 赤いエリアの中から、夕暮れ時の彼女のやさしい大阪弁が聞こえてきます。(僕のHPの「掲示板」から)

職員通信 2013/11/17号
★須藤Tの授業を観る会 題材名「自分の特徴を知ろう」(学活)~やわらかく メリハリがきき リズムがある語り~
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★教師にとって授業の教室は舞台だ。
 その舞台の裏で毎日、せっせと授業を記録し、A4判用紙2枚(2000字)にまとめ発行していきたい。
 発行したものを「読む人々」が「観客」だと考えると、僕はいわば劇場の座付作者ということになる。
 これまでもポツポツとは発行してきた。
 でも、ポツポツとではダメなのだ。
 ポツポツと発行する「スタイル」は僕のうちに既にできている。
 しかし、毎日せっせと発行しつづける「スタイル」はできていない。
 今年度じゅうに完成させたいと思っている。
 うれしくても、悲しくても、せっせと発行しつづける。
 発行しつづけることによって、教育の課題を乗りこえていく。

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★11/13 2時間目、乱氏といっしょに須藤Tの学活の授業(1年3組)を参観した。

 以前にも紹介したが、本校では、全教員がひとつの教室に参集して授業を観るという設定はない。
 研究授業は、教科部会でやるか、「○○Tの授業を観る会」というカタチでやるかの2本立てだ。
 本日は後者だ。
 空き時間の教員が参観する。
 放課後、15分間、研究協議の場を設定する。
 協議に参加できない場合は「授業評価票&メモ」を提出する。
 他には、保護者参観日の授業と、模擬授業がある。
 これら、教科部会の授業、○○Tの授業を観る会、保護者参観日の授業、模擬授業を合計して年間150回以上というのが、本校の修業計画だ。
 なお、全教員が参集するカタチも得るものが多い。
 しかし、他教室の生徒が自習になる。
 安全管理上、教育課程管理上、これは絶対に考えられない。

 本日の授業の題材名は「自分の特徴を知ろう」(3時間計画のうちの2時間目)。
 エゴグラム(←この検査の説明は省略する。ご存じない方はインターネットで検索をかけて調べてみてほしい)を使い、自分で思っている「自己」と他者からみられている「自己」の相違から、自分を分析し、さらに高めるために必要なことを考えよう……という授業だ。

★いい授業だった。
 僕は今は座付作者だが、元々は授業者だ。
 だから、参観していると、カラダが自然に反応する。
 マズイ授業だと、フリーズする。
 あるいは、汗が吹きでる。
 この点、きょうの須藤Tの授業は、参観していて――そのとき自分のうちに浮かびあがったことばをそのまま記述するとすれば――自分の精神が心地よいリズムで歩行&ダンスしているのがわかった。

 今、手元に『教務通信57号(文責 乱氏)』がある。
 ここでも、今回の授業が取り上げられていて「発問・指示等の基本が基準レベルを超えているので授業が安定している」「教師の表情がよい。笑顔がすばらしい。生徒の表情もとてもよく、楽しい雰囲気で授業が行われていた」(乱氏)とある。
 僕の感覚を裏付ける記述だ。

 「発問・指示等の基本が基準レベルを超えている」の具体例として、
 ①作業内容、作業時間&作業開始等の指示が的確だ。
 ②「達成状況をきちんと確認している(乱氏)〈教57〉」。
 挙手の数え方も、「1(人)、2、3、4」ではなく、2人ずつ、「2、4、6」と数えるために速い。
 ③「終わった人は、グラフを……」と次の課題を提示し、空白をつくらない工夫をしている。

★もう1つの要素が「語り」だ。
 「語り口調がやわらかで聞きやすい(国士舘)〈教57〉」。
 同感である。
 夏期休業中の模擬授業では、声質がやや高く、かつ大きいという印象を受けたが、きょうは、かなり抑えられ、やわらかく、かつメリハリがきき、リズムがあった。
 発表する生徒に対する感謝、ねぎらい、感動のことばも自然だ。
 そして、「あの~」「えぇ~ッと」などは一切ない。
 ふと一瞬、授業の名人、野口芳宏氏の語りが僕の頭をかすめた。
 また〈授業の展開前半〉自分がよいと思っている点をチェックカードに書かせる場面で、「はい、1分たちました。まだ書いている人がいます。書きあげた人は手を置いて……もう少し待って」という指示を出すとき、通常よりぐっと声量を落としている。
 これだと作業を継続している生徒はほとんど気にならない。

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★課題を2点。
 1つが「青い山脈型授業」に流れることだ。
 〈教57〉にも同じ指摘がある。
 (断っておくが、青い山脈型がすべて悪いとは思わない。青い山脈型でいい場面もある。)
 導入の場面だった。
 まず、①生徒に教師(=須藤T)のよい点をあげさせる。
 →②そのあと教師自身が自分でよいと思っている点をあげる。
 →③この2つを比較して、自分が思っている自己と他者からみられている自己に相違があることを気づかせる……という場面(2分間)だ。
 須藤Tは、ここを、いわゆる青い山脈型でサラッと流したのだが、もっと鮮明に「違い」を印象づける工夫が必要だ。
 くわえて、もっと確実に生徒全員に「参加(作業)」させる保証の手立てが必要だ。
 僕だったら「わたしが自分でよいと思っている点」を3つ書いた張り物を用意し、黒板に伏せておく。
 生徒には30秒間考えさせたあと、列指名などで発表させて、対比し、「違い」を鮮明にする。

★もう1つが、生徒が主役になる場面が一度もなかったことだ。
 もちろん教師が主役でいいし、授業は教師が主役でなければならないと考えている。
 だが、その教師が主役という枠の中で、生徒が主役になる場面をどんどん創出、開発しなければいけない。
 「黒い線(自己評価)、赤い線(他者の評価)を見くらべてどう思うか?の発問に対して何人かに発表させるべきだ(葉田)〈教57〉」は、このことを指摘している。
 同じく「終末が説教みたいな感じになったが、それでいいのか?(乱氏)」もそうだ。
 作業内容の密度が高い授業なので、説明→作業→説明→作業……という流れはやむをえないが、生徒が主役になる場面を設定するとすれば、葉田T、乱氏が指摘する場面だった。

★なお、「青い山脈型授業」という語だが、僕はてっきり教育学用語として定着しているものと思っていたが、念のために今、インターネット(Yahoo!)で検索したら、僕の記事しかひっかかってこなかった。
 で、簡単に説明すると――
 教師が発問し、生徒が答える。
 適切な答えに至るまで「ほかの人?」「ほかに?」と、くりかえし指名していくスタイルのことだ。
 映画「青い山脈」にこの場面があるから、「青い山脈型」と呼ばれるようになったらしい。
 今頃、こんな授業があるのか?と思う人もいると思うが、結構、あちこちの教室で見られる。
 僕は、児童・生徒全員に「参加(作業)」させるべきなのに、その手立てを講じていない場面に対して、否定的に用いている。

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★調査書作成委員会確認事項~ミスが子どもの進路を断つ~

2013-11-14 14:32:45 | 僕のモンマルトル日記

 

茫漠特急
「3学年への指導」をとおして、同時進行で、2学年・1学年を育てる
2013
11.14

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★急に寒くなった。
 寒がりの大阪野郎のクセに、選りに選って、どうしてこんな寒いところにやってきたのだろう?

 高校生の頃、堀辰雄の書簡集に「この頃はインクが凍って、こんな鉛筆をつかわなければならない」(2月――信濃追分油屋隣より)というのがあった。
 その静謐でストイックな感じに、すごくあこがれたことを覚えている。

 北国への衝動の中核だった(*^_^*)。

職員通信 2013/11/14号
★相互チェックの積み重ねが「力のある学校」に直結する
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調査書作成委員会確認事項
    
~ ミスが子どもの進路を断つ ~

★本日の「職員室通信」のテーマは「調査書作成委員会」の話だ。
 「調査書作成委員会」といっても、「調査書作成」に限定するものではない。
 来る入学試験に対応する「学校運営」全般が対象になる。
 ミスをすると子どもの進路が断たれる場合がある。
 同時に学校危機に至る。
 だから、ミスは絶対にしたくない。
 通信の題は「調査書作成委員会確認事項」となっているが、正確には、思いっきり「指示事項」だ。
 通信のすべての単語が、僕たちの具体的な一歩に対応している。
 だから、あまり品のいい「職員室通信」とはいえない。
 僕が普段、いつも口にする「プロ野球の監督、町工場の社長、相撲部屋の親方」の行為行動に似ている部分だ。

1.危機管理(綿密なミス予防計画とトラブルの際のベストの対応)

 入試事務については僕自身が比喩ではなく「懲戒処分」レベルのミスをしてきたし、間接的にもに学校危機直前の厳しい状況に遭遇してきた。
 危機管理の原則をふまえ、入試事務を相互にチェックしつつ、不断の努力を積み重ねたい。
 これが「力のある学校」に直結する。
 (逆にいえば、これができないのが「力のない学校」だ。)

★確認事項の前に、これまで僕の直接&間接ミスを列挙する。
 ア) 願書の科名が間違っていたため、志望科が受検できなくなった。
 締め切り後の変更はもちろんできない。
 科名の間違いは(チェックでミスは防げているものの)本校でも、ときどきある。

 イ) 願書を出し忘れていたため、受検できなくなった。
 また、出したのだが、先方に届いていなかったため、受検できなくなった。

 ウ) 受検当日、体調が不良のため、途中から受検を取りやめた。
 だが、中学校側はドクターストップ、高校側は棄権(放棄)と別々の判断をしていた。
 そのため、結果的に不合格となった。

 エ) 受検に関する生徒の個人情報が流出した。

 オ) 以前の推薦制度。
 2次調査結果報告の際、記入ミス(記入欄1段ズレ)で空欄となっていた。
 そのため、推薦受検ができなくなった。
 また、3者面談で志望科が変更になったのに、2次調査は変更前の科で提出した。 
 そのため、希望する科で推薦受検ができなくなった。

★対策 確認事項
 (1) 書類のチェック経由ルートを厳守する。
 書類には例外なく担当者チェックリスト(担当者印と担当者チェック日時の欄)を添付する。
 チェックにチェックを積みかさねて入試事務を遂行する。

 (2) 提出予定日・締め切り日等、仕事の進行リストと、それに対応する個々の生徒のリストを作成し、学年主任がチェックする。

 (3) 願書発送前に複数の教師による確認と同時に生徒にも確認させる。
 さらに受験票到着時に学級担任教師・生徒本人に確認する。
 (したがってギリギリの願書発送は不可。)

 (4) 志望科等の台帳は「新版」1つにする。
 時々、学年主任・進路指導主事が「旧版」、担任が「新版」を持っていて、志望先等のデータが異なる場合がある。
 これがミスのモト。
 科の変更等があった場合、即(その日のうちに)、学年主任、進路指導主事に連絡し、データを更新する。

 (5) 受検引率者の「仕事内容」を明確にする。
 即ち、引率者が判断し行うことと、学校(校長)が判断し行うことを区別にする。
 迷ったら教頭に確認。
 はっきりいえば、迷ったら判断は学校に委ねる。

 (6) (上記「(4)」とも関連するが)資料は必要分だけを印刷し、改訂版を出す場合は、必ず旧版を回収&処分する。
 部分的な修正は差し替える。
 またデジタルデータの管理については、本校の「規則」を厳守する。
 同時にPCの管理を厳重にし、個人のPCハードディスク内には個々の生徒のデータは残さない。

 (7) 文書発送票を必ずつけ、発送記録を学校に残す。

 (8) 受検事務であいまいな点は必ず県教委(教育事務所担当者)に問い合わせる。

2.評定・評価・所見・判定の妥当性(信頼性)

 (1) 評定・評価・所見・校内推薦判定結果等については、子どもにも保護者にも明確に説明できようにデーターをそろえておく。
 たとえば○○さんが評定3、○○さんが評定4、この根拠を2人に説明できるように。
 したがって、説明できない評価軸ははじめから設定しない。

 (2) 学級担任等が、評定等で、その生徒の他教科の評定や、日常の努力とのアンバランスを発見した場合は、教科担任に確認する。

 (3) 作成書類はすべて「公開」を前提に作成する。
 本人・保護者が疑問を持つような内容は記入しない。
 くわえて、高等学校側の「点数化→加点方式」を前提に記述する。

 (4) 生徒の活動状況の把握については、実際の担当者(委員会・部活動・清掃活動等)に確認する。

 (5) 文章表現の仕方や、評価レベルを学年で統一する。
 文は短く。
 高校側の価値の軽重(重みづけ)の視点に留意。

3.最後の最後まで進路開拓の支援をしつづける

 (1) 全体あるいは個に対し、進路に関するデーターを提供しつづける。
 生徒も保護者も一回きりの体験である。
 受検の諸システムがはっきりと目に見えるように工夫。

 (2) 合格の可能性の「ある・なし」は、本人と保護者に判断させる(そのためのデータを提示する)。
 教師のほうから「落ちる」とか「無理だ」とかは(あるいはその反対も)絶対に言わない。
 また、「この成績で今までほとんど合格している(その反対も)」とか、「たぶん大丈夫だと思う(その反対も)」とか、「○○高校の内申点の基準は●●点だが、□□さんは●●点をクリアーできるはすだ(その反対も)」とか……教師の安易な発言も厳禁。
 まちがいなく学校危機に至る。

 (3) 子どもの状態にもよるが進路変更はぎりぎりまで受け付ける。( 対策 (3)とのかねあいもあるので注意。)

 (4) 授業の充実。
 プリント学習で力がつくのならプロ教師はいらない。

 (5) 学習会の工夫。
 「学力がつく」+「やる気がでる」学習会を。

 (6) 身だしなみ・言葉遣いの指導、および文字の指導を徹底する。
 受検は、人間としての「発達課題」をクリアーさせるよい機会だ。
 (教職員には負担をかけるが、「練習」のスタートは早めに、かつ隙間の時間を活用し、回数を多く設定し)面接と作文に強い生徒を育てる。

 (7) 私立高校の合格発表後、崩壊した学年を見たことがある。
 綿密な心の指導計画を。

 (8) 私立高×→公立高×→(2回目)公立高×→(2回目)私立高×というケースがある。
 具体的支援策をつめておく。

4.その他

 (1) 第2志望の選択は慎重にさせる。
 「入学することになったら、ほんとうにやっていける?」かどうかを『進路のしおり』などで高校の学習内容を調べさせて考えさせる。
 また、合格後の辞退については、生徒だけでなく、保護者にも事前指導を徹底する。

 (2) 「私は○○高校に行きます」「○○高校に合格するぞ」などという、いわゆる決意表明のようなことを人前で発表させたり書かせたりはしない。
 「あす、○○さんは○○校の面接です。がんばれ~」もやってはいけない。
 合わせて、当然だが、合否結果は絶対に漏らさない。

 (3) いわゆる各種特待生の諸手続きは必ず本校の調査書作成委員会を通す。
 顧問同士の話し合いは厳禁。
 また特待に、安易に飛びつく生徒(あるいは保護者)がいる。
 多面的、具体的に慎重に助言を積み重ねる。

 (4)名刺を用意する。
 持っていないと、いざというときに困るし、相手側(高校&会社)が困る。

 (5) 「3学年への指導」をとおして、同時進行で、2学年・1学年を育てる。
 これができる学校が、「力のある学校」だ。

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★やはり短い詩のような弔詞だった。もう間違いない。僕の葬式だ。眼からボタボタと涙がこぼれた

2013-11-05 11:29:54 | 僕のモンマルトル日記

 

茫漠特急
やはり短い詩のような弔詞だった。もう間違いない。僕の葬式だ。眼からボタボタと涙がこぼれた
2013
11.05

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★TVでプロ野球を観戦するとき、僕は(選択が可能である場合に限るが)「球場音声」を選択している。
 外部スピーカーを接続して大音量にするか、あるいは、ま、周囲に迷惑がかかる場合は、ヘッドホーンで観戦する。
 ホンモノの球場に身を置くような感覚に浸れる。
 それに球場によって微妙に異なる雰囲気がはっきりと伝わってくる。
 ここで、その違いの詳細を書きたいところだが、また長くなってしまうし、今、僕にもそれを書く余裕がないから、きょうはやめるが、パ・リーグとセ・リーグでは違う。
 パ・リーグも球場によってかなり違う。
 いちばん異質なのが楽天球場(仙台)だ。
 声援の質があたたかい。
 品がある。
 強いていうなら、全国高等学校野球選手権の地方大会の雰囲気に似ている。
 先日の日本シリーズ・第7戦は、パートナーとTV観戦したが、パートナーの声援が楽天球場とシンクロしていた。

bbl13110320540008-p1 なお、僕は大阪ドーム(京セラドーム大阪)のライオンズ対バファローズ戦のライオンズ側の音が好きだ。
 昔の日生球場3塁側スタンドの雰囲気をそのまま残している。
 涙が出る。

★画像・上=場内一周を終え引き上げる際、もう一度マウンドの感触を確かめる田中将大=3日夜、Kスタ宮城(中川春佳撮影・産経フォト)
 画像・下=6回、守備につく選手へエールをおくるスタンドの応援団。左は美馬学投手=Kスタ宮城(土谷創造撮影・産経フォト)

★けさ、悲しいけど、「ま、ええかぁ~」という感じの微妙な夢を見た。

DSCF0018 夢のあいだじゅう、強い線香のにおいがしていた。
 僕は、お葬式会場である小学校の体育館に靴下の足で立っていた。
 ツルツルと、よく滑る。
 場所は海辺らしく、海鳥の声と漁船の汽笛が鳴き交わすように聞こえてきた。
 弔問客は、広いフロアーに敷かれたゴザに座っていた。
 日焼けしたおばあさんたちで満席だ。
 うしろのほうには小学生たちの一団があった。
 まだ小さく、小1~小2というところだ。
 ずいぶんと賑やかなお葬式で、僧侶の読経中も、あちこちでおばあさんたちの談笑が続いている。
 小学生の中には走り回って、わざとキュッキュッとズックの音をたてている子どももいる。
 いったいだれのお葬式なのだろうと、僕は、しきりに祭壇のほうを見る。
 ステージにしつらえた祭壇には、生花や花環があふれていた。
 DSCF0022しかし、いくら探しても、弔われている人を特定する写真とか文字とかが見あたらない。
 やがて焼香がはじまった。
 あちこちのゴザから、おばあさんたちが順々に焼香台の前にやって来る。
 合掌と焼香だけをするおばあさん。
 弔詞を読むおばあさん。
 弔詞をもってきたが、読まないで焼香台に置いてかえるおばあさん。……
 みんなまちまちである。
 若い僧侶も弔問客と気楽に会話をしている。
 「おばあさん、弔詞、読むのんか?」
 「どないしようかなァ? 迷てんねん」
 「供養になるんやから、読んだったらええやないか」
 「ほな、読もせてもらおか」
 短い詩のような弔詞だった。
DSCF0026 それを聞いたとき、僕の眼に、熱いものがこみ上げた。(←今、これを書いていても、そのときの「熱いもの」がよみがえってくる。)
 汗のにじんだ首筋から、線香の煙が忍びよってきて鼻を打った。
 やがて、おばあさんたちが読む弔詞の中味から、僕は、
 「もしかして、このお葬式は、自分のとちゃうのんか?」
 と気づく。
 また別のおばあさんが来た。
 「読むのんか?」
 「どないしようかなァ? 迷てんねん」
 「供養になるんやから、読んだったらええやないか」
 やはり短い詩のような弔詞だった。
 もう間違いない。
 僕の葬式だ。
 眼からボタボタと涙がこぼれた。
 「読むのんか?」
 「ううん、ここに置いとくわ」
 泣いている僕の前で、僧侶とおばあさんたちのやりとりが、延々とつづく。
 おばあさんたちの列に、小学生たちがまじり始めた時、僕は、聞き覚えのある声を聞いた。
 「アホ、お葬式やでェ。静かにせんとアカンやないか!」
 引率の若い教師が、走り回っている子どもを叱っている。
 その教師と眼があったとき、僕は、
 「なんや、僕やないかい?! おい! おい!」
 と声をかけた。
 しかし、その声は、若い教師にはとどかなかった。
 その瞬間、場面が急転して、ゴザに座っていたおばあさんたちや、焼香の小学生たちが、円形の流水プールのようにグルグルと回転しはじめた。
 「気ィつけなアカンでェ!」
 若い教師が、大声で子どもに注意している。

 ここで夢が終わる。

 
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★画像=夢とシンクロしたJR八戸線・白銀駅界隈の光景。

職員通信 本日も休刊m(_ _)m
★カリンの収穫風景
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★僕の「理想の子ども像」

2013-11-03 11:42:57 | 僕のモンマルトル日記

 

茫漠特急
「メールフォーム」からコメントをいただいた方に
2013
11.02

goron

★秋の空を仰ぎつつ(←残念ながらぶ厚い雲に覆われているが……)国旗を掲揚した。
 そのまま、DAKA古書店跡玄関で、丸椅子に座り、古い絵本を整理していたら、この『ごろりん ごろん ころろろろ』が出てきた。

 〈うさぎさんが テーブルをつくりました。
 みんなで つかえるように、まるい かたちに つくりました。
 「さて、この テーブル、どこに おこうかな。」〉
 ……と、くるまにのせて、はこんでいるところだ。

 うさちゃんの表情がいい。
 教育における僕の「理想の子ども像」だ(*^_^*)。

★以前、市の教育プランを立てたとき、「めざす子ども像」の原案を提示するように求められた。
 スローガン的な言語にアプローチしていく思考方法が、きらいな――あるいは「苦手な」、ま、あまり重視していない――僕にはむずかしい課題だったが、次の3つのキーワードで「めざす子ども像」をイメージした。
 ☆思いやり
 ☆夢をもつ
 ☆からだを鍛える 

 僕の持論=「アイデンティティというのは、垂直軸(=僕の過去・現在・未来)と水平軸(=僕が空間平面で出会ってきた人物&書物等)とが絡みあって形成されている」が背後にある。
 「思いやり」は水平軸。
 「夢をもつ」は垂直軸。
 「からだを鍛える」は、それらの根本だ。

 ちなみに、現在のMINAMIの努力目標は――
 ☆思いやりの心をもとう
 ☆目標をもって学習しよう
 ☆規則正しい生活をしよう

★話はガラッと変わるが、それにしても「絵本」というのは、サイズがバラバラ、多種多様。
 手にとって読んだり、眺めたりしている分には豊かな気持ちになるのだが、分類&陳列となると、ホンマ、面倒だ。
 掃除もやりにくい(ノ△・。)。

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 この画像(bellemaison.jp 「1cmピッチ絵本書棚」)のような書棚が――追加の「ピン」と「棚」がオプションが求められるのならば――いいかもしれない。

★お礼。
 今度、僕が市からちょっとした賞を受けた。
 僕のような者が貰うと、きっとひんしゅくを買うと思ったのだが、「僕に……」ではなく、「地域の方&保護者の方&同僚と、この僕に」にいただけるのだから、勝手に断ってはいけない……と思い、受けることにした。
 新聞に僕の画像が出たものだから、いろいろな方からお祝いのコメントをいただいた。
 心より感謝申しあげます。
 ただし、このHPの「メールフォーム」からコメントをいただいた方には、相手のメールが残らないために、返信ができない。
 この場を使って、お礼を申しあげます。

 なお、現在のメールフォームは、コメントする方のメールアドレスが――任意だが――記入できるように改造した。

職員通信 休刊m(_ _)m
★MINAMIの夕景
goron3


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