今の授業が「わかったか?」「おもしろかったか?」「一生懸命やったか?」について、それぞれ、「ひじょうに」――「やや」――「ふつう」――「あまり」――「ぜんぜん」……で評価する。
この票の生徒の場合、
「わかったか?」→「やや」
「おもしろかったか?」→「ふつう」
「一生懸命やったか?」→「ひじょうに」。
この「ひじょうに」、すなわち赤い部分のところに○が80%以上集まると、授業評価「5」ということだ。
①学期末の指定期間内(通常10日間くらい)の授業終了時に実施。
②指定期間内であれば何度実施してもよい。
僕だったら、高い数値が出るまで、何度もくりかえす。
そういうふうにしている教師が多い。
ま、これが授業上達のひとつのコツともいえる。
最初は、校内の全教師の平均が、20%台だった。
評価基準の設定をまちがえたかもしれない……近いうちに「改訂版」を出さなければいけないかも……と思ったくらいだった。
ところが、これが、グングン上昇しはじめた。
僕の最高値は70%台だが、これを上回る教師が乱氏はじめ、何人もいる。
知的で楽しい授業で学力を保証し、同時にいじめも不登校も非行も解決すると言い切れるプロ教師をめざしている。
「知的で楽しい授業で学力を保証する」だけではなく、「知的で楽しい授業でいじめも不登校も非行も解決する」という意味だ。
朝起きた本校の中学生が、400人全員「社会の授業が楽しみだぁ~!」あるいは「国語の授業が楽しみだぁ~!」と家を飛び出してくる。
比喩ではない。
ほんとうに、この状態になることをめざしている。
なお、保護者による授業評価(授業参観日当日に実施)も実施しているが、「評価項目」も「基準」も異なるので、生徒評価との統合については研究中である。
★次に「2.学社連携・融合」(経営の重点2=学校・家庭・地域が協働できる教育システムづくりをめざし、MINAMI小・中PTAを核にすこやかみなみネット事業を推進します。)
学社連携の評価基準の設定はむずかしい。
学校・家庭・地域の連携の度合いを、どういう視点で評価すればいいか?
現在も教育哲学中だ。
ま、ただ、学校の場合、保護者との関係を絶対に外すことはできない。
最優先だ。
だから、「仮に」ということで、現在は、保護者学習会、保護者授業参観などの「保護者の参加率」で測定している。(つづく)