職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

再度、学社連携・融合論を

2003-12-25 14:57:40 | Weblog

03.12.25 再度、学社連携・融合論を

◆スペースの関係上、端折った言い方になるが、現在のさまざまな教育上の課題は、学校、家庭、地域社会の教育のバランスがよくならない限り解決できない。
 このことは断言してもよい。 
 
◆学社連携論および融合論は、学校教育の本質的限界を乗り越えるために提唱されたが、同時に、このアンバランスな状況を改善するための、起死回生の策でもあった。
 提案されてから前者は30年、後者は10年になる。
 この間の学と社の協力による連携・融合の実践には、惜しみなく敬意ある評価をおくる者である。 
 
◆しかし、学校、家庭、地域社会のバランスという観点で評価すると、事態はほとんど改善されていない。
 親や社会の過度な(あるいは異常な)学校依存体質。
 これに自負心の強い学校関係者の過剰な学校万能思想が重なって、部活動をはじめ、教育と名の付くものが次々と学校に持ち込まれた。
 加えて社会の変化がもたらす新しい知識や技術の出現がからまり、学校は背負いきれない荷物のためにパンク寸前。
 いや、正しくは、既にずっと以前から「パンク」している。 
 
◆教育は、今、正念場である。
 その最前線に立つ者として、再度、学社連携・融合論をとらえなおしたい。
 これまでは、詰まるところ、機能的な資源活用論だったのではないか? 今後は、学校、家庭、地域社会のバランスがとれた教育環境を創出する社会的装置として連携・融合論を機能させる必要がある。
 このことを三者が共通の理念としつつ、実践を積み重ねていくことが重要である。(これから始まる大教育論の「まえがき」として)

[2003年12月25日(木) ]


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授業の技術もまた「百発百中」

2003-12-24 14:52:24 | Weblog

03.12.24 授業の技術もまた「百発百中」


◆12/24 小学校国語科教育研究会冬期講習会に参加した。
 講師は野口芳宏氏で、中味は、45分間の師範授業(対象=小中野小6年2組児童)と、90分間の講演(演題「コミュニケーションの基礎・基本」)だった。
 総合教育センターの木村一夫指導主事が冬期講習会の一覧表をもってきてくれたとき、迷わず、この講習会を選んだ。 
 
◆当日の朝、本年最後の市教委課長会があったので、会場のウェルサンピアに到着したときには既に授業がスタートしていた。
 2階大ホールの前の部分に机と椅子を並べて設えた小さな「教室」を、約300人もの教師たちが囲んでいた。
 スゴイ数である。
 どうして、ここに300人もの八戸の教師たちが集まってきたのだろうか。
 これは、じっくり考えてみる価値があると思う。
 入口のところには中学校社会科教諭の志塚氏も立っていた。 
 
◆講演の中で、野口氏はご自身の「書道修業」に触れられた。
 ごくごく希に思いがけなく筆法に適った線を生むことがあった。
 そんな折り、師は小さな赤丸を惜しげもなく連ねてほめてくれた。
 ただし、その後で「野口さん。こういう線が書く度に生めるようにならないといけないんだよねぇ。技術というのは百発百中でなくちゃ本物とは言えない」と言われたそうだ。
 その声が耳朶に刻まれて離れないとおっしゃる。 

◆野口氏は論を、国語の指導の技術、授業の技術もまた「百発百中」でなければならないと展開された。
 そうだ、この「百発百中」の力と技と品格を求めて、立ち見がでるくらいにウェルサンピアが溢れかえったのだ。

[2003年12月24日(水) ]


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