職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

おっとっと、金屏風がひっくりかえりましたよぉ~。

2009-02-28 12:25:18 | Weblog

★昼休み、1年4組でひな人形と桃の花を発見。


◆出勤途上モービルで、四本松~湊高台付近走行中、CQを出すと、7J7ACTが(三沢市在住・アメリカ人の山岳スキーガイド=サイモン・ベルナルド・スタンケービッチさん)から応答があった。
 サイモンさんのほうは、きっとアクティブに無線活動をされていたと思うが、こちらがトランシーバーの故障でずっと休止していたため、ほんとうに、ほんとうにひさしぶりのQSOになった。
 感激する。
 サイモンさんは、三沢発、八甲田向けモービルで、三沢市と六戸町の境を走行中。
 湊高台付近からみなみ中までの数分間だったが、双方、ロケーションに恵まれていて、途切れることなく交信できた。

 帰路モービルでは、市民病院サイドからCQを出すと、六戸町~八戸市に向け走行中のJE7MGC局から応答。
 「一発目のCQという声で、RKZ局だとわかりましたよ。まさか、きょう、こうして電波で会えるとは思いませんでしたよ」と。
 わたしも同じだ。
 まさか、MGC局が応答してくるとは思っていなかった。
 一中付近→長者山付近→平中交差点→根城……と走行する間、魂の快適さの条件の1つとしてのアマ無線……という話をする。

◆本日、明日(2/28)、3/1(日)、3/2(月)、3/3(火)あたりにかけて、完成しなければいけない締め切り原稿を書き出したら、7本あった。
 取りかかろうとして、メモ群をひっくりかえしていたら、ちょうど1週間前に書き出した「締め切り原稿一覧」が出てきた。
 ほとんど減っていなくて、逆に増えている。
 ショックである。
 ピンチである。

◆「あとで、この600字の教育学の記事にしたい」と思って、一応、貼り付けておこうと、コピー&貼り付けをした「全国学習塾協会の講師検定制度」の記事が、たしかDiaryにあったはず……とスクロールさせたが、つい先日だと思ったのに「なかなか出て来ない」「文字検索をかけたほうがよかったかもしれない」……と後悔しはじめたあたりで、やっと2/13(金)の記述のなかに登場。(記事自体は2月6日のもの)。

 自分の感覚では、4、5日前なのに、実際には、もう2週間もたっている。
 自分の感覚より、実際の時間は、2倍、3倍の速さで疾駆しているようだ。

〈塾講師の検定制度 塾選びの参考に〉

  学習塾業界で、検定によって講師の能力を評価しようという動きが進んでいる。“ランク付け”によって講師自身に切磋琢磨(せっさたくま)を促すとともに、保護者が塾を選ぶ際の参考にするのが目的だ。

 検定制度をつくったのは、経済産業省所管の社団法人「全国学習塾協会」(東京都豊島区)。
 レベル2級=教室全体のやる気や理解度に応じて適切な指導ができる」
 レベル1級=塾生一人ひとりの反応に目を配りながら、成績向上のポイントを確実に押さえた指導ができる


★おっとっと、金屏風がひっくりかえりましたよ。

 2級試験は昨年6月に初めて実施され、受験した講師160人のうち138人が合格した。
 今年からは2級合格者が1級に挑む試験も始まる。
 2級試験は筆記と実技から成る。
 「塾生や保護者への適切な振るまい」や「個人情報保護の扱い方」などの基本事項を事前にテキストで学習するなどして、8割以上得点すると実技試験に進める。

 実技は模擬授業。
 15~30分程度ビデオで撮影し、同協会が選んだ3人のベテラン講師が審査員として映像をチェック、36点以上(90点満点)取れば合格という。

 評価のポイントは「話し方にメリハリがあるか」「塾生の好奇心を刺激しているか」など13項目。

 塾業界でこうした動きが始まった背景には、公立学校での補習に塾が参加するなど社会的な役割が増していることがある。その反面、塾講師には教員免許取得など資格条件がなく、講師の資質を見極める公的な基準はない。

 同協会が2005年2月に塾経営会社380社にアンケートしたところ、全講師のうち、大学生や主婦などアルバイトの割合が57%にも上っていた。
 入れ替わりも激しく、そうしたアルバイト講師の質を高め、安定的にレベルの高い教育サービスを提供するには、講師個々の能力を担保する目安が必要との機運が高まった。

 同協会の稲葉秀雄専務理事は「検定をつくれば、塾側は1級や2級を持っている講師を優先的に採用し、講師側は指導力向上に励むようになるはず」と話す。
 昨年の2級試験に講師80人を受験させたある大手進学塾では「将来的には研修の一つに取り入れたい」としている。(2009年2月6日  読売新聞・渡辺光彦)


★ゴムの木と1年3組。このゴムの木は、3年前、教具室の奥で枯死しかかっているのを須藤Tが、ここまで育てたものだ。葉っぱに耳をあてると、みなみ中生の元気な声が聞こえる。

◆本校(みなみ中)の場合は、ベテラン講師が審査するのではなく、生徒や保護者が評価し、また「レベル」は教師自身が設定することになっているが、大きな方向は変わらない。

 また、注目したいのは、大手進学塾が「将来的には研修の一つに取り入れたい」として、2級試験に講師80人を受験させていることだ。
 わたしの教育改革構想のひとつとして、市の教師を対象にした検定制度創設があったが、これを思い切って、民間に委託するというのも、1つの選択かもしれない。
 この「委託」については、今後、もう少し深く教育哲学したい。


「練習曲線」を信じ、遅々たる歩みに耐えて、1つまた1つと自分を鍛え、「泣きの入った腕」に

2009-02-26 20:09:08 | Weblog

★家庭科2年調理実習。完成したハンバーグ。生徒たちが校長室に届けてくれた。給食のとき、1/3くらい食べ、残りはサランラップに包み、自宅に持ち帰り、パートナーに試食してもらう。「おいしい、おいしい」を連発し、ぜんぶ食べてしまう。

◆〈野球で打者は投げられた球を静止してとらえるではないか。実況放送のアナウンサーは、電車の中から商店街の店々を見分けるではないか。オーケストラの指揮者は、あの音の洪水の中から違う音を指揮するではないか。ぼくにも、一日の子どもの言葉が思い出せないはずはないと自分に言い聞かせて、放課後の日課を続けたのだった。〉

 この「ぼく」とは、新卒で小学校3年担任の向山洋一氏のことだ。
 「放課後の日課」とは、次のような訓練だ。

 〈座席を見ながら子どもと話したことを思い出そうとした。印象的なことはすぐに思い浮かんだが、日常的なあれこれの言葉はなかなか出てこなかった。本日のも昨日のも一昨日のも、ごちゃごちゃになっていた。「社会科の時に15名ぐらい発言したが……」と思っても、14名なのか15名なのか16名なのか、はっきりしなかった。「遊びながらおしゃべりをしたが……」と思っても、何のことだったか鮮明に浮かんでこなかった。子どもたちの意見も、ばんやりとしか思い出せなかった。〉

 〈来る日も来る日も、子どもの帰った机を見ながら、その日の会話を思い出す作業を続けた。やがて、少しずつ思い出せるようになっていった。〉

 〈長い時間の末、子どもたちの発言がくっきりと思い出せるようになってきた。その時の子どもの表情もまわりにいる子の表情も見えるようになってきた。それは思い浮かぶのではなく、向こうからおしよせてくるのだった。鮮明に像が浮かびあがり、それと関連した場面が次々と浮かび、そして全体の姿がくっきりと映し出されるのであった。〉

 向山氏は、この「作業」のくだりをこう結んでいる。
 〈ぼくは、教師を自分の仕事とする限り、泣きの入った腕をもたなくてはならないと思っていた。どれほどすぐれた持ち味のある人でも手が届かない境地に立ちたいと思っていた。そのためには、自分で努力するしかなかった。それがどれほど遅々たる歩みでも、一つまた一つと自分を鍛えていくしかなかった。その一つが、放課後に座席を見ながら子どもの顔や言葉を思い出すことだった。〉
                        (向山洋一『教師修業十年』から引用)

 この箇所を読みながら、2点……。
 1点は、「来る日も来る日も」やりつづけた、修業のための、わたし自身の作業場面が1つ1つ鮮明に浮かびあがり、感慨深いものがある。
 もう1点は、究めようと思いながら、きょうに至るまで究めることができずに、ちゅうぶらりんになっている、いくつかの「技術」に関する強い悔いである。

◆さて、本校の研修は、粗く、(1)各教科の専門性に関する研修 (2)指導技術の共通基礎的研修(指導力向上の5原則)の2本立てで行っている。
 このうちの(2)が、向山氏のいう「泣きの入った腕」を獲得するための研修だといっていい。

 今、この(2)について、研修部で、プロとしての技術を究めるというねらいで、「指導力向上の5原則」を、さらに分析し、いくつかの「技術」として提示する作業を行っている。
 これに関連させて、わたしも、みなみ中教師の今後の課題として、何点か指摘したい。

◆〈1.授業の目標、ねらいを明確にする〉について。
 ①15秒以内に全員に「よし!」と思わせる技術を究める。
 ②すかっと本題に入る技術を究める。

〈2.指示・発問は全員に、短く限定して述べる〉について。
 ①生徒と正対して語る、あるいは板書する技術を究める
  指示・発問・説明等と連動する板書や、あるいは逆に板書・掲示物と連動する発問・説明は、生徒とほぼ正対しながら行う。
 ②目線。1人1人と目を合わせながら、語る技術を究める。

〈3.達成状況を確認して授業を進める〉について。
 ①挙手確認の技術を究める。
  達成状況を確認するとき、挙手は、もっとも頻繁に使う手段だ。この数を素早く数える技術。
  その他、状況に応じた達成確認の方法を各個に開発する。(例=地図の中から日本を探しなさい。見つけた人は、人差し指で日本を押さえなさい。)
 ②個々の生徒の活動状況を焼きつける技術を究める。
  個人またはグループ活動を期間巡視する際、活動内容を自分の、いわば「記憶装置」に焼き付ける。

〈4.1人1人の生徒のがんばりに気づき、認める〉について。
 ①ほめる言葉を究める。
  ほめる言葉(=評価する短いことば)を、30、40、50ともっていて、それを瞬間、瞬間に、もっとも適切なことばを、ポンポンと発する。(短い言葉がけが、子どもをよりよく変える。)
 ②成果をはっきりさせる技術を究める。

〈5.全員に50分の学習活動を保証する〉
 ①短い作業を究める。
  とにかく、なにかをさせる。せざるをえない状況を設定する。
 ②話し合い活動の指導をきわめる。(対立→まとめる→次段階へ)

 どの「技術」も、だれかに指摘されて、「おお、なるほど!」と理解したからといって、次の日からできるものではない。
 いつもお話し申し上げる「練習曲線」を信じ、遅々たる歩みに耐えて、1つまた1つと自分を鍛え、「泣きの入った腕」に到達するしかない。
 みなみ中、教職員、1人1人の奮闘努力に期待したい。

 なお、ひとつ告白すると、1時間に11コマの授業参観(1コマの参観時間は20秒)、1日に66コマ、1ヵ月に1300コマ……は、わたしの教師修業。その成果は、後日に。


一人称限定視点…新即物主義…と、つぶやきながら古書店内にある、過去の自分の作品コーナーを眺める

2009-02-25 21:39:53 | Weblog


◆昨夜、TVで、岩隈の快投をチェックしたあと、けさ、目覚まし時計が鳴り出すまで、爆睡。
 目覚まし時計の音で目が覚めるというのは、ひさしぶりのことだ。
 おかげで、先週末から~日曜日、月曜日、火曜日とつづいた絶不調状態(軽い風邪と不眠の積み重なり?)から、ほぼ脱出。

 目覚めて(出勤時間までに間があったので)コーヒーを沸かし、古書店のソファーで、月・火の新聞を読む。

◆前田司郎氏に関する記事。
 「俳優が、自分自身の日常の感情を心や体に残したままの状態で、舞台に立つ。これが僕のやり方。舞台の世界に100%没入するなんて信じない。」
 「物語性がないとの批判も聞くが、物語の構造はパターンの組み合わせ。近い将来、コンピューターで感動作ができると思う。だから、僕は、人間の無意識や理解しがたい突拍子もない出来事を書き、コンピューターをしのぐ人間の力をだしたい」

 わたし自身のことを、前田司郎氏の主張に関連させて述べるのは、前田氏に対して甚だ失礼な話になると思うが、わたしが、一人称限定視点にこだわってきたのも、物語性を排してきたのも、ほぼ同じ理由だ。(ただし、わたしが、この方針を継続するかどうかは、別の問題。)
 わたしの場合は、「舞台の世界に100%没入するなんて信じない」……ではなく、「あり得ない……」と考えてきた。
 物語性に関しては、前田氏の主張に、わたしの場合は、「新即物主義」が加わる。
 物語性を排し、かつ、新即物主義というのは、相当の腕が要求される。
 未熟だったから、わたしは挫折した。

 一人称限定視点……新即物主義……と、つぶやきながら、古書店内の一隅にある、過去の自分の作品コーナーを眺める。

◆週刊誌の宣伝見出し。
 「イチローの使い方から『わしのベストオーダー』発表! 野村克也WBC(ボヤキ分析!)『原の城島起用に敗因が生じる』」

 しばらく前に「日本人は、いったい、いつからこんなにサッカー好きになったのだろう」と驚いたことがあるが、同じように「日本人は、ほんとうに、こんなにWBCに関心をもっているのだろうか」と首をかしげている。
 古くからのパリーグファンで、日生球場や難波球場に通い詰めたわたしとしては、パリーグのピッチャーが心配でしようがない。
 WBCで、1年間のペースを崩したり、あるいは、肩などを痛めたり、あるいは、あるいは、ガンガン打たれて自信を失ったりして、ホンモノのシーズンのほうを棒に振ることがないか、心配で心配でしようがない。
 だから、岩隈が北京五輪に選ばれなかったときは、ホッとした。
 その岩隈自身が、五輪に選ばれなくてがっかりした表情(←これ、わたしは演技だと思っているが……)をしたり、また、今回、選ばれて喜んだり(←これも、きっと演技)しているから、わたしのほうがズレているのかもしれない。
 よくわからない。
 ただ、今年、岩隈に期待している20勝のうち、5勝分くらいのエネルギーは、まちがいなくWBCで費やされてしまうだろう。

◆もう1つ、切り抜き。
 退職後、地域で社会貢献活動をする男性の話。
 「働くことは、社会のために主体的にかかわること……。ずっとそう思ってきた。だから、在職中から、いずれ地域で働こうと決めていた。退職後、ゴルフや趣味に明け暮れる仲間をよそに、すぱっと『会社』から『地域』へと『職場』を移した。」

 わたしは、これまで、あちこちで、自己のアイデンティティ(同一性)」を、①時間(垂直)軸と、②空間(水平)軸の2軸でとらえていると、言いつづけてきた。
 ①「時間軸」は、自己の時間的・歴史的連続性、つながり。
 ②「空間軸」は、所属する社会との連続性、つながりである。

 この記事で紹介されている男性は、わたし流にいえば、「空間軸」に対する感性の、すごく鋭い方だと思う。
 当然、時間軸に対する感性の鋭い人間とは、なかなかかみあわない。
 (このことについては、もっと書きたいのだが、そろそろ出勤準備の時間だ。)





いい短編作品を読んだときのような感動が残った。自分もこんな授業がしてみたい。

2009-02-23 21:20:35 | Weblog


◆以前は(25年くらい前のことだ……)、勤務終了後、あるいは、夕食終了後、400字詰めの原稿用紙にして、10枚くらいは、軽く書けたと思う。
 土曜・日曜も(もちろん、今のように週休2日制ではなかったので)土曜の夕刻から取材に出て、日曜日は、その取材をもとに一日中、閉じ籠もり、原稿用紙に向かっていた。
 その10枚の内容も、(ま、過去の文章そのものを提示しないで、こんなふうにいうのはイヤだが)、今、書いているように、軽く書き殴る……薄く書き流す……浅くぶっ飛ばすという感じではなかったように思う。

 最近は、夕食後も、土曜・日曜も、からっきし、ダメで、ほんとうに、もう、どうにもこうにも、ひどい状態だ。

◆なにがダメなのか?
 問題の正しいありかがわかっているわけではない。
 しかし、今、自分が何に苦しんでいるのかは、なんとなく検討がついている。

 日曜日は、やはりニュースやそのニュースに対する、いろいろな人々のコメントが気になるので、たとえば、午前7時頃~午前10時過ぎまで、TVで、
 ・おはよう日本
 ・新報道2001
 ・サンデーモーニング
 ・ザ・サンデー等を、リモコンを使って、チョンチョンと渡り歩いている。

 あるいは、先々週の日曜日だったが、同じ要領で、
 ・日本カーリング選手権大会 女子決勝「チーム青森VS.常呂高校」(午後1時5分~午後4時30分)
 ・ドラマ「逆転夫婦の珈琲ワルツ~思い出カフェ、閉店の危機」(午後2時~午後3時30分)、チョンチョンと行ったり来たりした。

 前者については、いつも、この渡り歩きをやっているわけだが、これが可能になるのは、それぞれの報道番組が、小さく分割した時間の単位で構成されているからだろう。
 後者は、カーリングの結果も気になったし、ドラマの展開も気になったので、たまたま、こういう格好になった。
 カーリングという競技も、「思い出カフェ」のドラマも、ともに悠然、悠揚とした展開だったから、可能になったのだろう。

 前者については、いってみれば、わたしが、小さく分割した時間の単位を組み合わせて、「わたしの報道番組」を創っていることになる。
 後者についても、カーリングとドラマを融合させて、わたしが「別種のドラマ」を創っていることになる。

 今のわたしの苦しみは、この「わたしの報道番組」なり、「別種のドラマ」なりを、単にパック旅行のフリータイム程度のおもしろさ(わかりにくいかもしれないので説明すると、カーリングがパック旅行で、ドラマがフリータイム……)にとどまり、わたしが、新しいかたち、あるいは、原理として(要するに、文字作品として)表出できていないところにある。
 先の問題のありか=この苦しみ……といえるかどうかはわからないが、たぶん強い関係があるのだろう。

 文字作品として表出するために、文字と文字を、積み木のように組み立てていく執念……体力……粘り……いや、能力?(^_-)

◆きょうは、3校時、1年2組の道徳(指導者=折原T)を参観した。

 本時のねらいは、「相手へ気遣いながも自分の主張が伝わる発言を考え、ロールプレイを通して、その発言が相手にどのように受けとめられるかを知る」。

 授業の展開は、「テスト前の友人の長電話」に対して、自分ならどう言うかを考え、4人グループでロールプレイを行う。

 参観の感想をアトランダムに述べる。

(1)教室に指導者と生徒たちが醸し出す(←やや、あいまいな表現だが……)「品」(←上品の「品」、気品の「品」……)が充満していることに、感激する。

(2)導入段階で折原Tが、授業開始後、即、シート①「だめになった家族旅行」を音読して、スカッと本題に入ったのは、高く評価したい。

(3)ただ、そのシートの内容、お父さんの仕事の都合で家族旅行がだめになったことに対して、隣の生徒を相手に自分の思いを言わせる場面について。
 ①作業の説明・指示が、一本調子で、生徒が理解したり、思考したりする間が、ほとんどない。
 説明・指示は、もっともっと、聞いている生徒の立場で、あるいは、生徒の思考(←これも重要な「作業」)に即して。
 ②隣の生徒とのロールプレイが、次の段階である自分を表現するときの3つのタイプ(A=ズケズケ型 日=ひっこみ型 C=さわやか型)の学習に、うまく接続されていない。

(4)A・日・C3つのタイプについて、グループ討議をさせ、発表させるときに「いいのは、このタイプかこのタイプかで話し合い、結果として、このタイプに決めました。理由は~です」という発表の型を提示したのは、生徒の発表力をつけるうえで、効果的である。

(5)折原Tの語る姿勢がいい。
 ほとんどの場合、生徒と正対するかたちで語っている。

(6)展開場面で、「テスト前の友人の長電話」に対して、自分ならどう言うかを考え、記述させる場面で、当たり前だが、
 ①時間=2分間
 ②相談するのではなく個人でやる……と、きちんと指示ができている。
 ③ただ、主題である「自分も相手も尊重できる『さわやかな自己主張』を練習しよう」の「自己主張」は、もっと強調したい。

(7)作業終了時「ペンを置きなさい」という指示のあと、即、次の説明に入ったが、もちろん折原Tは机間指導で、作業の進み具合をきちんと把握していたと思うが、その把握とは別に、挙手などで作業の1人1人の達成状況を確認すべきである。机間指導による把握と、生徒自らの挙手による把握は、別のもの。

(8)4人グループ内での発表のさせ方(発言者1名・相手役1名・観察者2名×4回)がすばらしい。

(9)「はい、顔をあげて」と、生徒の作業をやめさせて、次の作業説明・指示をして、「では、1分間です。はじめましょう」と、(わたしのようにブツ、ブツと途切れるのではなく)流れるように進んでいくことに驚いた。生徒がほんとうによく育っていると感じた。

(10)終末段階の教師の「まとめ」は、本時についていえば、サラッと、オープンエンドでよかったのではないか。

(11)突然、変な表現で恐縮だが、自分のうちに、いい短編作品を読んだときのような感動が残った。自分もこんな授業がしてみたい。


光と陰に、からだの一部が溶け出し、自分が徐々に消えていくような感覚。限りなくも終わりが近づいている

2009-02-21 16:27:17 | Weblog

◆今年度、最後の定期試験・5次試験が終了。
 今回は、3年生が2/6(金)、1・2年が2/19(木)~20(金)
 試験運営というのは、粗く、①試験範囲の確定 ②試験問題作成 ③試験実施 ④採点 ⑤返却&指導(説明) ⑥評価……というプロセスを、チームで、トラブルなく完遂しなければいけないから、本校の教師の力量が問われる業務だ。
 わたしからは、毎度、毎度、「試験運営を通して、教師として力をつけよう。そして、力のある学校にしよう」とくり返している。

 現在、本校には「試験監督規定」があって、①試験問題配付後、各自の枚数と種類の確認 ②表裏の確認 ③印刷の濃淡の確認 ④監督者は当該試験に関係のあるもの以外の持ち込み厳禁……等々、16事項にわたって(非公開情報なので、これ以上はアップできない)、細々と規定されている。
 この規定も「力のある学校」になるための重要な要素だと考えている。

 試験問題の作成については、作成者→教科主任→教務主任→教頭→校長……と、かなり厳重にチェックしている。
 が、試験問題の質の向上ということを考えると、このシステムには限界がある。
 具体的にいうと、
(1)たとえば、わたしの場合、国語なら相当なレベルのチェックができるが、他教科となると自信がない。
 ほとんど字句や回答欄のチェック程度で終わってしまう。
(2)また、重大な欠陥がある場合は、もちろん差し戻しということになるのだが、わたしのところまで来て「差し戻し」となると、時間的にかなり厳しくなる。

 したがって、「作成者→教科主任」の段階を、より意味のある、効果的な段階にすることが大切だ。
 教科主任のチェックという発想ではなく、「教科部内で相互に検討しあう」段階に変更したほうが、よいかもしれない。
 今後の検討課題としたい。

◆今年度、最後の定期試験の話をしていたら、手元に次のようなプリントの決裁が回ってきた。
(1)第3回保護者参観日と、PTA事業報告会のご案内
(2)新PTA役員候補者選出のための推薦委員募集のお知らせ
 参観日も、PTA事業報告会も、PTA役員推薦委員会も、3/4(水)に行われる。

 もう時期が時期(わたしの出勤日も、指を折って数えると、あと26日しかない……)だから、こういう案件については、当然、予測している。
 だが、具体的にこうして、今年度の大づめ事業(=PTA事業報告会・最後の参観日等)や、それに混じり、新年度の開幕事業(=新年度PTA役員推薦委員会)が並ぶと、こちら側とあちら側の接点がむきだしになって迫り、非情迅速の思いにかられる。

 午前中、1日66コマ授業参観中(3年=授業、1・2年=試験)に奇妙な現象が起こった。
 北校舎3階(1学年)の廊下を歩いているときだった。
 廊下の前方に光と陰が揺れている。
 と思った瞬間、光と陰に、自分のからだの一部が溶け出し、自分が徐々に消えていくような感覚に陥った。
 比喩というより、右足から溶けはじめたので「おい、おい、これは困るなぁ~」とつぶやいてしまう実感覚だった。
 限りなくも終わりが近づいている。

◆画像は、2/20(金)地元のみなみ公民館で舞を披露する大久保えんぶり組。
 今年度の大久保えんぶり組は、市内各地での発表のほかに、昨年9月、韓国のソウルで開かれた日韓共同開催文化交流事業「日韓交流おまつり2008」への派遣、あるいは、ふるさとを代表してテレビ出演等と、大活躍だった。
 みなみの地域の人々に「ああ、ここに住んでよかった」「ここの住民であることを誇りに思う」という気持ちにさせてくれた。
 わたしは、地域の学校教育と社会教育の連携・融合、生涯学習まちづくりをライフワークにしているが、生涯学習まちづくりには、どうしても中核になる、星のような存在が必要だ。
 大久保えんぶり組は、その星であると思う。
 活動の継続には、苦労も多いことと思うが、これからも地域の星として活躍してほしい。


 


わたしの足下にスズメが寄ってきた。なにかもらえると思ったのだろう。なにももってまへんm(_ _)m

2009-02-19 17:54:35 | Weblog


★復路、青森駅のプラットホームで列車を待っていたら、わたしの足下にスズメが寄ってきた。わたしになにかもらえるかもしれないと思ったのだろう。残念、なにももってまへんm(_ _)m。

◆往路(JR特急スーパー白鳥1号:八戸駅→青森駅)は、実は、ず~っと堀辰雄のことを考えていた。
 その思考に題をつけるとすれば、「わたしにとっての堀辰雄とは?」。
 もちろん、論理立てた思考ではないから、箇条書きにする。

(1)黒井千次が堀辰雄との出会いと堀作品への心の変遷について、①〈甘美な愛の雰囲気〉に惹かれる(新制高校時代)→②堀の小説に惹かれる自分への疑念(大学時代)→③作品そのものの否定(それでいて同時に、後ろめたさ)→④(時を経て)最終章「死の影の谷」がより深く心に沁み入る……と書いていたことがあるが、わたしからすれば、ひ弱なヤツ(=黒井)という印象。
 わたしにとって堀辰雄というのは、もっともっと絶対的な存在だ。

(2)先日、自分の古書店に堀辰雄コーナーを作ろうとしていて(まだ、現在、作業の途中……)書物を積み重ねた一隅に『文藝・臨時増刊・堀辰雄讀本』を見つけた。
 奥付に天海堂書店のシールがある。
 何十年も前、大阪の夕陽を浴びる、店頭の野積みから見つけ出したものだ。
 この中に、伊藤整、大岡昇平、山本健吉らの、下品な座談会が掲載されている。

 一部、抜粋。 
★「ラディゲ『ドルジェル伯の舞踏会』をよっぽどよく読んだらしくて、『聖家族』が全然、ラディゲのやり方なんだ」(伊藤)
 「あんまり似すぎているんで、アホらしくなったね」(大岡) 
★「人からもいろんなものを吸収できるけれども、読む本からも吸収できる能力のあった人だな」(伊藤)
 「プルーストから、リルケから、モーリアックから意識的に取り入れ、堀さんなりに消化している」(山本)
 「消化してる? 猿まねだと思いますがね」(大岡) 
★「ちょうどその時代の青年たちが影響を受けるに具合のいいような作品を見つけて、先に読んでしまうというような、非常に鋭敏な、利口なところがあった」(伊藤) 
★「堀の頃の軽井沢は閉ざされた社会でね。そんなところで変にセンチメンタルなことを書いてるのは、人の憧れをそそろうという策略さ」(大岡) 
★「ドイツ人のいる教会とかに近づき、恥をかいて帰ってくるんだが、きれいなことだけ書きやがるんだ」(大岡) 

(3)『文藝・臨時増刊・堀辰雄讀本』の巻末に、100人ほどの作家・評論家を対象に行った「堀辰雄アンケート」がある。
 アンケート項目は、次の3つだ。
 ①堀辰雄の文学をどう思うか?
 ②堀辰雄の作品で何が一番好きか?
 ③堀辰雄から学んだものは何か? 

 何人かの答えを紹介する。
 「石原慎太郎」=①嫌いです。感覚的に。しかし、あの世界の小ささは偉大だとも思う。
 ②ありません。
 ③学ぶほど読んでいません。 

 「三島由紀夫」=①青年子女にとって詩の代用をなすもの。工匠的完全。自分に適さぬことには一切手を出さなかった聡明な才能。
 ②『旅の繪』
 ③小説を大切に書くこと。 

 「高橋健二」=①ユニークな文学。真の文学だと思います。
 ②『風立ちぬ』
 ③時代の騒音にまみれず、運命よりも高い生を凝視することを。

(4)わたしもアンケートに答えてみよう。

Q1:堀辰雄の文学をどう思うか? 
 堀辰雄は、わたしの「壁紙」。
 「壁紙」とはホームページの背景画像のことである。
 現在の、緑系とオレンジ系とクリーム系の模様がそうだ。
 しかし、より正確にいうなら、壁紙というより、自分という存在のHTMLファイルに近い。 
 HTMLファイル=このホームページ上で、文字をどんな大きさでどこに表示するか、画像をどう配置するか等の基本要素が書かれたファイル。 
 
Q2:堀辰雄の作品で何が一番好きか? 
 『大和路・信濃路』
 『風立ちぬ』 
 
Q3:堀辰雄から学んだものは何か? 
 ①人間関係のすべて(友への語り口)
 ②同人雑誌の運営(*^_^*)
 ③ガマンと執念の精神
 ④奈良の楽しみ方
 ⑤リルケへの踏み台(=堀)
 ⑥同じく、プルーストへの踏み台。

(5)友への語り口の例

 ぼくの九州に送った手紙について、ぼく自身ひどく心配していた。
 あたまが悪かったんだ。
 あんなものを書くべきじゃなかったらしい。
 ぼくは破りたかった。
 しかし、出しちゃったんだ。
 まあいい。
 今朝きみの手紙をよんだ。
 うれしかった。
 ぼくのあの手紙を書きながら、いらいらしてたのをきみは察してくれたんだ。
 ついてはまだ東京にいるからぜひあいたい。
 大野も来そうだが、一緒じゃいけない。
 ぼく達の話が形而下的になるのをおそれる。
 軽井沢は今月の末から来月にしたい。
 ぼくはいま無気力だ。
 自分の姿がみえなさすぎる。
 こころ細い。
 ぼくがたまらなくやりたかった詩のデッサンすらできないんだ。
 来るなら夕方からがいいだろう。
 もう昼間は気持ち悪いばかりだから。
 なにしろ、ぼくらはさびしくなるばかりだね。
 くるしくなるばかりだね。〈堀辰雄書簡→神西清宛〉

◆いつもは、あっというまの八戸・青森間が、その往路は、通常の「時間」ではなく、異次元にタイムスリップして、戻ってきたようなけだるさを感じた。


青森県地域教育力推進協議会&青森県地域活性化推進委員会(青森グランドホテル)に出席する

2009-02-19 17:52:11 | Weblog



◆2/18(水)青森県地域教育力推進協議会&青森県地域活性化推進委員会(青森グランドホテル)に出席する。
 事業の詳細については、それぞれで発行する予定になっている事例集(『地域の教育力向上のための取り組みVOL.2』と『すすめよう 学校支援ボランティア』)をみていただきたいが、(わたし自身が委員として参画していながら、こういう言い方をするもの変な話だが)、実に膨大な事業だ。

 「膨大」というのは、かつて、わたしが、八戸市というフィールドで展開した同種の事業(平成12~15年)の、その規模と内容に対してである。
 席上、担当の社会教育主事から説明を受けながら、正直なところ、クラクラと目まいがした。

 青森県の、いや、日本の教育(学校教育&社会教育)のかたちを変える、寸前のところ(正念場)まで来ている。
 あと一歩だと感じる。
 ただし、この「一歩」は、飛躍を伴う一歩で、こちらに(当日の会議でも触れたのだが)「なにがなんでも」「どんなことをしてでも」いう天駆けるような気概が要求される。
 わたしの場合(八戸市)は、この「一歩」と、その前の一歩、いや、半歩くらいか?……、だから、すなわち、合計「一歩半」のところで刀折れ矢尽きたことになる。

◆復路(JR特急つがる28号:青森駅→八戸駅)の車中で、この「一歩半」について考える。

 いっさい忘れさるのか?
 いや、残した「一歩半」に、新撰組の土方みたいに(*^_^*)、最後の最後まで執念を燃やすのか?
 今のところは、なんともいえない^^;。

◆往路(JR特急スーパー白鳥1号:八戸駅→青森駅)は、実は、ず~っと堀辰雄のことを考えていた。
 その思考に題をつけるとすれば、「わたしにとっての堀辰雄とは?」。(つづく)


無線機(144メガ・FM)を修理した。何年か前に、交信中に突然、送信不能になった。それをずっと

2009-02-19 04:34:38 | Weblog


◆無線機(144メガ・FM)を修理した。
 何年か前に、交信中に、突然、送信不能になった。
 経験的に「あぁぁ~、ファイナルがふっ飛んでしまった」と感じた。
 それをずっと、そのままにしてあった。
 「そのままにした」心境は、もうはっきりしないが……。

(1)144メガ帯で交信する人が激減し、交信し合う相手が少ない……というか、もういないから。
 いても、いわゆる「電話ゴッコ」。
 無線というのは、本来、不特定多数の人と交信できるところに魅力があるのだが、決まった人とのみ交信する人がいる。それを「電話ゴッコ」という。

(2)無線にかかわる時間を減らし、他の時間を少しでも増やしたかったのか?
 しかし、その「他の時間」が何をさすのかは、もう、今となっては、見当もつかない^^;。

 ただ、ぼんやりとだが、「他の時間」が「ホームページの作成・更新」である可能性は、小さくはない。

◆では、なぜ、その壊れた無線機の修理を思い立ったのか……というと、論理的には? 今の思考の逆で「ホームページ」に対する失望、ホームページは、わたしにとっては、もうほとんど何の意味もない……と感じているからかもしれない。

 2/13(金) 壊れた無線機を、パートナーが電技パーツに搬入。
 2/14(土) 夕刻、修理完了の連絡。やはりファイナルの故障だった。
 2/16(月) 夕刻、久しぶりに帰路、湊高台走行中に送信。
 無線の畏友・大先輩、JA7XX局から応答。現着まで20分間ほど、交信する。

◆アマチュア無線は、中学生の頃にはじめた。
 当時のコールサイン=JA3GMOで、アマ無線歴は、もう45年以上になる。
 先日、受験生激励会で、「入試は人生の柱のひとつだ」と言ったが、わたしの場合、「アマ無線は人生の柱のひとつだ」と言えるのかもしれない(*^_^*)。

 先日、わたしが、日々が至福であるためには?……と考えて、いくつかの条件を設定した(^o^)。
 概略は次の通りだった。

(1)なじみの古書店3軒。
 1軒目は、その道一筋の頑固なプロ親父がいる店。
 2軒目は、1軒目とはまったく逆で、フェチ太宰……フェチ堀……といった感じで、分野がかなり限定されている文学少女のお店(おばさんも可)。
 3軒目は、時穴堂、時代屋。古物と古本の融合から、時間のヒズミを発生させ、タイムスリップが体験できる店。
 このうち、どれか1軒はbook&cafeになっていれば、最高だ。
(2)西に向かってたたずめる公園。
(3)開かれた孤独が味わえる商店街。
(4)哲学ができる運河。
(5)宇宙との接点としての無人駅。

 ホームページの作成・更新とアマ無線の関係は、たしかに時間的にいえば、ホームページの更新をやっていれば、アマ無線の時間はない。
 無線をやっていれば、ホームページの時間はない。
 しかし、日々の至福の条件という点では、
(6)アマ無線。
(7)ホームページの作成&更新……で、いいのではないだろうか?

◆なお、アマ無線には、いろいろな周波数帯がある。
 わたしにとって、最も大切にしたい周波数帯は、3.5メガ帯。
 次に7メガ帯と、今、話題にした144メガ帯だ。
 144メガ帯は、今、話したようにしばらく休んでいたが、7メガ帯は、144メガ機故障中も、ちょくちょく交信していた。
 3.5メガ帯はアンテナの関係(←とても大きなアンテナが必要で、あるにはあるが、現在の住居の敷地では張ることができないので、しまってある)で休止中。

★7メガ帯は土・日の発信。ただし、時間帯は不定期。
 144メガ帯は、平日の朝6時30分~7時頃、夕刻5時30分~7時頃に発信します。


試験週間。昼休みや放課後等、学力保証特別訓練学習を実施し、帰宅後は、家庭学習に励む。

2009-02-17 15:39:10 | Weblog


◆2/19(木)・20(金)の校内定期試験(5次試験)に向けて、2/12(木)から試験準備週間に入っている。

 生徒は、放課後の部活動や特別活動がなくなる。
 その代わりに、昼休みや放課後等、学力保証特別訓練学習を実施し、終了後には即帰宅し、家庭学習に励むことになる。



 また、2/12(木)~17(火)まで、来客の方には職員室への入室をご遠慮いただき、すべて校長室に入室し、校長室で用事を済ませてもらったり、場合によっては、校長室から教員の案内で他の部屋に移動して用事を済ませていただくことになっている。
 来客の用件をたずね、関係教職員と連絡を取るのは、わたし(小高)の役目だ。
 来客の方には、たいへんご不便をおかけすることになるのだが、わたしも、結構、たいへん^^;だ。(けど、イヤではない。こういう仕事は楽しい。)

 このやり方にして、もう3年くらいになるから、来客(PTA・業者)にも、おおむねご理解いただき、混乱はほとんどない。

 このやり方を取り入れたのは、次のような理由からだ。
 職員室内には、教職員が来客と面談するスペースがある。
 しかし、職員室という大部屋、密集状態。
 面談スペースと教員のデスクとが接近していて、やりとりが長い時間に及んだとき、隣接の教員は、その間、試験問題を作成することができない。

 ついたてなどで区切る案も出たが、その場合、ついたての向こう側に来客がいるかいないかがわからない。
 教職員の会話から、非公開情報が漏れてしまう危険もある。
 いくつか候補の部屋があがった。
 第1にあがったのが事務スペースだ。
 しかし、本校の場合、は狭すぎる……というか、ない。
 職員室に近いPTA室、生徒相談室等、いろいろ検討したが、いずれも、来客と教職員とのコーディネートに問題がある。
 ということで、現在の方式に落ち着いた。

 ちなみに、昨日(2/16)の来客。
 書店、旅行社、自動車会社、印刷会社、スポーツ店、PTA2学年委員長、PTA3学年委員長、保護者、灯油庫管理業者等々……。


★画像は、昼休みの学力保証特別訓練学習の様子。


チビチビと発泡酒を飲みながらキーボードをカタカタやっていたら、少し酔ってきて、なんだか「時穴」に

2009-02-13 20:42:55 | Weblog


◆「久々のカキコミ」に、たいへん感激しています。(久々の……といっても、34年ぶりやから……)ほんとうにほんとうにうれしく思います。
 あなたが「34年前」というから、自分でも指を折って数えたら(34年ともなると、指を折るのも一苦労^^;)、確かに34年でした。
 教師というのは、指を折るときに、口のうちで「あなたと一中で別れてから、根岸小にいって3年間、次に根城中にいって4年間……」とブツブツやるものですから、指を折るたびに、そのときそのときの光景と人々が、瞬時にひろがっては押しよせて来て、汗が出てきますよ^^;。
 あなたもきっとわたしと同じように指を折りながら、わたしに宛てて「先生、34年前の一中生です」とカキコミをしたことでしょう。

◆今、バスで通勤しています。
 極寒、厳寒、酷寒の、北国のバス通勤というのは、ホンマ、つらいものですね。 
 今夕、いくら待ってもバスが来ないので、携帯から営業所に「どないなってますねん!」と電話したら「岬台団地を出発直後、エンジンが故障しました」という返事でした。
 寒さにブルブル震えながら、次にやってくるバスに乗ったら、今度は暖房が故障しているらしく、送風口から冷たい風がビュービュー吹き出てきます。 
 結局、トータル1時間30分も、冷たいところにいたことになります。 
 毎日、毎日、1日の自分のエネルギーの大半をこの「通勤」に費やしています。
 だから、あなたのメールがうれしくうれしく、震える身体が読みながら、ポッポッポッと温かくなりました。

◆4月から「先生の故郷、大阪に転勤」で「住み慣れた街を離れる」ことになるため「いろいろな感慨が沸いてくる……」とあります。
 「実は11年前まで関西に5年間勤務しましたので、久々の関西です。当時は西宮に住んでいましたが、今回は春からどこを住家にするのかはまだ決めていません。どこかお勧めはありますか?」

 複雑な心中をお察しします。
 と同時に、不安な転勤先である大阪のドマン中に、この「わたし」を据えてくれて、そして、ちょっと頼ってくれて、そして、メールの末尾に「近鉄線に乗って奈良まで出かけて、『カツ丼』を食べて帰ってくる楽しみ」と書いてくれて……ホンマに、ホンマに、おおきに(*^_^*)。

◆昔、西宮にいたんですか(^o^)、「兵庫県」とか「神戸市」とかというと、大阪人のわたしには、若干、精神的に距離がありますけれども、西宮とか尼崎とかは、大阪人のわたしとしても、比較的、受け入れやすい街です。
 わたしのふるさと・大阪市生野区に、その下町度合いが似ているからかもしれません。

 「近鉄線に乗って奈良まで出かけて、カツ丼を食べて帰ってくる楽しみもありますね」と、わが恩師とのヒトコマに、反応してくれて、ホンマにホンマにうれしいです。 
 わたしは、哲学的にあこがれて北国に来ました。
 しかし、大阪への未練も2点、ありました。

◆その1つが、あなたに反応してもらった「奈良への距離」です。
 快速で30分という距離が最高です。
 北国に来ないで、大阪にいたら、たぶん、わたしは毎週、奈良に行っていたと思います。 
 大阪を去るとき「ああ、もう奈良に気楽に来られなくなるぅぅぅ」と思ったら、涙が出、北国を選択したことを後悔しました。

◆もう1つが、なんといったらいいのでしょうか、現代の大阪の街の、あちこちに、いわば「時穴」(タイムスリップ装置)があり、そこから江戸時代や明治の大阪に、ヒョコッと侵入できるんですよ。
 これは最高に心が震えます。
 「時穴」の例を1つだけあげるなら、天王寺から上本町にかけての天王寺七坂……。
 北側から、
 ○真言坂……生國魂神社のすぐそば。
 ○源聖寺坂
 ○口縄坂……このあいだ、ここで映画「秋深き」のロケがありました。
 ○愛染坂
 ○清水坂
 ○天神坂
 ○逢坂
 ……
◆チビチビと発泡酒を飲みながらキーボードをカタカタやっていたら、少し酔ってきて、なんだか「時穴」に落ちたような気分になってきたので、ま、それはそれでいいのですが、だんだん文がめちゃくちゃになりそうなので、きょうは、これで終わります。
 いつか、また、つづきを書きます。




明日は私立高校入試。人生にとって大切な日なのだ……と自分に言い聞かせ、強い心で臨んでほしい。

2009-02-12 18:46:31 | Weblog


◆あすは、いよいよ私立高校入試だ。
 5時間目に、あすの準備のための3学年集会が開かれ、わたしも激励のことばを述べた。
 次が、その骨子だ。

 人生をふりかえると、自分というものを、ず~っと支えている3本くらいの柱がある。
 この柱があるから、苦しいときも倒れない、くじけない、ピンチも乗り越えることができる。
 その柱の1本が、入試だ。
 入試に向けての勉強、入試本番、面接、合格発表……、苦しみ、喜び、悲しみ、あるいは、入試に向かう自分を応援してくれた人々への感謝……このトータルは、間違いなく人生の柱だ。
 だから、明日は、人生にとって大切な日なのだ……と自分に言い聞かせ、強い心で臨んでほしい。
 具体的な注意点として、4点述べる。
 3年生の先生方から話があるかもしれないけれど、ないかもしれない。
 ないと困るから、念に念をいれて……という意味で4点述べる。(4点の具体的な内容は省略する。)




板柳町の〈りんごの里人づくり協議会〉から、学校支援ボランティアコーディネーターの方々が来校

2009-02-12 18:40:28 | Weblog


◆2/10(火)板柳町の〈りんごの里人づくり協議会〉から、学校支援ボランティアコーディネーターの方3名と、協議会事務局の方1名が、「すこやかみなみネット視察訪問」ということで来校された。

◆りんごの里人づくり協議会では、4つの学校支援地域本部(板柳北小・南小・小阿弥小・東小)を設置し、それぞれ1名ずつ合計4名のボランティアコーディネーターを配置している。
 今回おいでになったのは、そのうち、板柳北小・南小・小阿弥小のコーディネーターと、事務局として教育委員会生涯学習課社会教育主事の村上さんだ。

◆実際の活動は、週3回各小学校に出向き、学校側のボランティア依頼に対応して、先生方とボランティアの方とをコーディネートしている。

 ボランティアの活動事例としては、下記のように多岐に及んでいる。

(1)ゲストティーチャータイプ
○クラブ活動の定期指導(読み聞かせ・裂き織り・お囃子・編み物・お花・踊り・スポーツチャンバラ)
○校内すもう大会の土俵の修復・行司、水泳指導、野球部・ソフトボール部・卓球部・サッカー部の指導
○稲作栽培(田植え・稲刈り・脱穀)、りんご栽培の指導、学校菜園の栽培指導
○和楽器演奏(琴・三味線)、絵手紙の指導
○郷土芸能の指導、地域の郷土史の説明、板柳音頭の指導、古民具の解説、凧作りの指導

(2)学校教育サポート
○読み聞かせ、もちつき会の補助、ぞうきんの寄付、プール管理、調理実習の補助、裁縫学習の補助、校外学習引率アシスト、作品展出品の手配

(3)学習アシスト
○ドリル・ワークシートの採点

(4)環境整備
○ビオトープづくり、グランド整備、図書室の環境整備(整理・壁面装飾)、花壇の整備、学校菜園の草取り、図書室の本の整備(フィルム張り・台帳整備・破棄処分)、ミシンの整備

(5)校外安全指導
○交通安全指導、登下校の見守り(地域子ども安全委員会・サポートチーム)、防犯パトロール、交通安全マスコットプレゼント、交通安全教室の補助(交通安全協会・母の会)、学校全体サポート組織(小阿弥小サポーター倶楽部)(活動事例 以上)

◆また、コーディネーター業務の一環として、
(1)ボランティア活用の手引き作成(活用方法・人材バンク・物場所バンク・活動の具体例一覧等)
(2)教員の研修会などでのPR活動……等を行っている。

 週3回、定期的にコーディネート業務をしているから、先生方は気軽に相談できるだろうし、またボランティア依頼もしやすいというすばらしい環境が形成されている。

◆課題としては、
(1)ボランティア研修の充実
(2)ボランティア同士の横のつながり
(3)ボランティアバンクの充実
 その他、町全体を総括するコーディネート組織や、学校へのさらなる働きかけ(特に中学校)があげられている。

◆わたしからは、すこやかみなみネット情報「一式」、すなわち、
(1)みなみ地域の概況(地理・歴史・八戸型教育コミュニティづくり)
(2)すこやかみなみネットの理念
(3)すこやかみなみネットの組織
(4)すこやかみなみネットの目的と機能
(5)すこやかみなみネット事業
 ①学校・家庭・地域の連絡調整
 ②体験活動の充実
 ③地域防災・防犯活動の充実
 ④みなみ小・中連携活動の充実
 ⑤サポータークラブの充実
 ⑥すこやかみなみネット事業推進委員会の活動
(6)今後の課題

 現在、実際に、先進的な取り組みを行っている地域の中核としてご活躍されている方々との情報交換なので、わたしのほうも、あちこちでは言えない、書けない、かなりホンネの部分をお話し申し上げた。
 すこやかみなみネットの運営に関して特に力説したのは次の点だ。
(1)しくみの継続性(校長が代わろうとだれが代わろうと、10年、20年、ビクともしない組織)
(2)機動性
(3)小学校と中学校の連携。

◆学校支援ボランティア活動から教育コミュニティづくりをめざす〈りんごの里人づくり協議会〉と、学校・家庭・地域間の連携のしくみづくりから教育コミュニティづくりをめざす〈すこやかみなみネット〉。

 すこやかみなみネットは、これまで、「学校・家庭・地域が連携・融合・協働するためのしくみづくり」に重点をおいて活動してきている。
 具体的な個々のボランティア活動については、現在、サポータークラブを充実させたり、また既存のサークル活動(ほたるの里づくり・えんぶり保存会等)と連携させたりと、〈りんごの里人づくり協議会〉にくらべると、まだまだ途についたばかりだ。
 しくみづくりをやっていく過程で、ボランティア活動の重要性を再認識したといっていい。

 わたしは、ボランティア活動を組織することからはじめてもいいし、大きなしくみづくりからはじめてもいいと思っている。
 みなみ地区の場合は、まず全体のしくみづくりが急務であると判断した。
 大きなしくみづくりからはじめると、やはり、ある段階で、ボランティア活動の重要性に行き着くし、逆に、ボランティア活動からはじめると、ある段階で、大きなしくみづくりが必要だということになると考えている。
 両方同時に着手していくのがいいのだけれども、実際にはなかなかむずかしい。

 〈りんごの里人づくり協議会〉と〈すこやかみなみネット〉、それぞれの優れた点を学びながら、互いにさらに飛躍していければ……と思っている。
 今回のご来校に心より感謝申し上げる。
 おみやげに「創り続けて百二十九年……なつかしく、ホッとする味・川口あんぱん」をいただいた。


きょうから県立高校入試願書受付、今週末には私立高校入試もある。いよいよ入試も本番だ。

2009-02-09 20:31:27 | Weblog


★校舎の屋根のひさしから、氷が顔をのぞかせています。みなみ中は、落雪警報発令中です。

◆職員朝会コメント
 きょうから県立高校入試願書受付、今週末には私立高校入試もある。
 いよいよ入試も本番だ。
 入試事務については、危機管理の観点から、念には念を入れて……という精神で業務、あるいは指導に臨みたい。
 また、1・2年については、じっくりと大きく育てたい期間だ。
 教務週報39号に掲載されている各分掌の目標を、各教科・学年・学級運営の視点にしてほしい。


★2年生の調理実習。ハンバーグをつくっています。校舎内に、おいしそうな匂いが充満し、あちこちで「食べてみたい」という声が……。

○校長=リーダーを育てる→リーダーを増やす→全員をリーダーにする。(集めないとリーダーは育たない。)
○総務=節水・節電・節灯油の継続。落雪注意。足下注意。
○教務=「全員参加(即ち)傍観者にさせない(そのために)短い作業」の授業設計
○研修=学力保証のために授業内での達成状況の確認を!
○生徒指導=粘り強く頭髪指導を(特に女子の顔にかかる髪)
○保健=美化コンテストを通し、校内環境の美化徹底。

◆今年度の学校評価については、外部評価・自己評価の実施→学校関係者評価→改善方策→保護者・地域等への公表&設置者への報告……という一連の作業を終了している。

 その一連の作業と関連させて、あるいは、並行して、わたし個人として、ホンネのところで、プロとして、(論文の体裁も、記述のゴールのかたちも、締め切りも、何も気にしないで^^;)もう少し深めたい、ひとり実践教育哲学をしてみたい……と思っている。

 まず、今月の保護者&地域対象の「すこやかみなみネット通信」は、次のような書き出しだった。
 このあたりを切り口にしたい。

〈ごあいさつが遅れましたが、本年も、①心豊かな生徒 ②自ら学ぶ生徒 ③健康な生徒(本校の教育目標)の育成のために一心不乱に努力してまいります。ご支援(連携・融合・協働)のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 さて、今月号は、昨年12月に保護者のみなさまを対象に実施した「アンケート結果」の特集号です。
 みなさまからいただいた数値、および考察、また、ご意見・ご要望への回答等を掲載しています。
 スペースの関係で説明に十分、意を尽くせないところもあるかと思いますが、アンケート結果を真摯に受けとめ、今後の学校づくりに生かしていくつもりです。

 なお、表中の記号は、◎=よい ○=ややよい ×=ややわるい ××=わるい ?=わからない。また、文章中では、◎+○=肯定的評価 △+××+?=否定的評価ととらえています。

 【1 学校の情報発信】については「よい」「ややよい」が97%。
 昨年度同様、本誌(すこやかみなみネット通信)や各学級の通信、ホームページ等による情報発信が高い評価を受けたものと考えられます。
 「発行日をもっと早く」という要望がありました。
 職員会議、学年会議等が月末に設定されているため、どうしても発行が月初めにずれ込むのですが、今後、1日でも早く発行できるように努力します。
 その他、子どもたちの学習面や生活面の課題や、進路に関する情報をよりいっそう充実します。〉

◆【1 学校の情報発信】に関して「今後、どんな情報を希望しますか?」という問いに対する「自由記述欄」の中から主なものをひろってみる。

・高校情報(学習内容・大学進学&就職情報・資格取得情報等)
・みなみ中の学力は、市内26校のなかで、どのくらいのレベルなのか?
・よいことだけでなく、困っている問題&見直さなければならない点について。

◆みなみ中の情報発信の形態は、
(1)毎月発行する「すこやかみなみネット通信」
(2)各学級で発行する学級通信
(3)ホームページ
 ①学校編集ホームページ
 ②総合文化部編集ホームページ
 ③校長編集ホームページ(「600字の教育学」)
 ④すこやかみなみネット事業推進委員会編集ホームページ

 通常、「すこやかみなみネット通信」は、16ページで編集している(2月号は、12ページ)。
 構成は、P1~P3=校長
 P4=PTA活動コーナー
 P5=保健室だより「ほっと」
 P6=研修部だより
 P7~P10=総合文化IS通信(生徒会活動・行事・学校生活全般情報)
 P11=1学年通信「あすなろ」
 P12=2学年通信「Southern CrossⅡ」
 P13=3学年通信「白銀南3学年通信」
 P14=部活動計画
 P15=生徒指導情報・生徒会活動・表彰記録等
 P16=教務月報

(途中だし、見直しもしていないが、きょうは、これで終わる。)


「作法」をグダグダとやっているヒマがあったら、一歩、いや、半歩でも実行……という主義なのだが

2009-02-08 13:48:27 | Weblog

★連合PTA臨時代議員総会で、みなみ小の千葉さん、みなみ中の磯島さんがPTA活動功労者として表彰された。お2人は、企画力・突進力・統率力に優れ、PTA活動にくっきりとした輪郭を与えた方だ。心よりお祝いを申し上げる。

◆「作法」はやらない……「作法」をグダグダとやっているヒマがあったら、一歩、いや、半歩でも実行……という主義なのだが、さっき、突然、頭の中で「作法」ブレストが、起動? 胎動? 鳴動?(ま、このうち、「鳴動」は違う。「鳴動」といえるような激しい振り出しだったら、ほんとうに、いいのだけれども……)しはじめたので、とりあえずメモだけを残しておく(^_-)。

(1)過去の「記述(主に600字の教育学)」を
 ①生き直す(要するに、書き直す)←このことは、これまでも何度も何度も、あきるくらい、言いつづけているが……。
 ②つなげる(「書き直す」と似ている。)
 ③上記の①②に刺激を受け、あるいは、支えられ、新しい原理を創出する。

(2)この「①生き直す」「②つなげる」という時空間を、「今」と強く認識する。←この発想は新しい。
 これまでは「過去」と認識してしまうところがあったから。


★連合PTA臨時代議員総会で来賓として祝辞を述べる八戸市議会議長の大館氏。大館氏は、わたしたちのみなみ校区の人だ。


(3)直進を避ける。
 蛇行。
 ダッチロール。
 千鳥足。
 螺旋。
 きょうの100歩。
 あすは、そのうち90歩を繰り返す。
 10歩だけ前進……という具合。

(4)過去の記述群(倉庫)をカテゴリー別に整理。
 これまでカテゴリーは設定していない。
 カテゴリーを設定して整理することにまったく興味がなかった。
 すなわち、いかに、これまで「直進」あるのみ……だったかがよくわかる。
 まだ、カテゴリー化のメリットがはっきりとみえているわけではないが、この作業後は、少なくとも「(1)②つなげ」やすくなると思っている……。

(5)この「600字の教育学」の内容は、①上記の記述と、②情報提供&発信……ということになる。


★連合PTA臨時代議員総会表彰式のあと、みなみ小・中合同でささやかな祝賀会を開く。会費3500円也。

◆チャットで、真姿さんが「自分の書斎に本気で〈太宰コーナー〉をつくるつもり。そのために〈book&cafe' Phosphorescence〉で太宰の古書を仕入れてくる」という発言に、強い刺激を受け……。

 真姿発言に引き続き、チャット上で、わたしの日々が至福であるための最低条件を設定・提示する(^o^)。

(1)なじみの古書店3軒。
 1軒目は、その道一筋の頑固なプロ親父。
 軽い本から専門書、郷土出版まで、あらゆるジャンルに通じている。
 新刊事情にも詳しい。
 もちろん、自分も小説やエッセーを、あちこちに書き散らしている。
 2軒目は、1軒目とはまったく逆で、フェチ太宰……フェチ堀……といった感じで、分野がかなり限定されている文学少女のお店(おばさんも可)。
 3軒目は、時穴堂、時代屋。
 古物と古本の融合から、時間のヒズミを発生させている。
 タイムスリップが体験できる店。

 このうち、どれか1軒はbook&cafeになっていれば、最高だ。

(2)西に向かって歩ける公園。
 弘前城。
 大阪城。
 天王寺七坂。
 ま、根城城址もOK。

(3)開かれた孤独が味わえる商店街。←生まれ、育ちが商店街。
 生野本通商店街。
 空堀通り商店街。
 仙台クリスロード商店街も、かなりいい感じ。
 もちろん、市民の広場・三日町商店街もOKだが、知り合いに出会う確率がきわめて高く、「開かれた孤独」感は、かなりむずかしい。

(4)哲学ができる運河。
 もちろん、生野運河。

(5)宇宙との接点としての無人駅。
 もちろん、JR八戸線。

 条件は他にも、まだあるかもしれないが、きょうは、これで止める^^;。


自己嫌悪と苦しみ、これに対して「ブレてなにが悪いんだ。このブレこそ、勝負師の勘なのだ」と(^_^)v

2009-02-07 11:42:14 | Weblog

★みなみ小の6年生たちが授業参観&中学生との交流会にやってきました。話を聞く視線がしっかりしていて、かなり期待できそうです。歓迎のあいさつをするのは、音楽科の本田T。


★2/10(火)午後2時、すこやかみなみネット事務局に、「りんごの里 人づくり協議会(板柳)」の方々が視察においでになります。
 目的は「学校支援ボランティアコーディネーターの資質を高める」ため。
 すこやかみなみネット側から情報を発信すると同時に、ボランティア先進地である板柳町からもたくさん学ぶ機会にしたいと思います。
 参加希望の方は、このページ(600字の教育学)の右側にあるメールでご連絡ください。

◆読売新聞『時代の証言者~水原監督から精神教育~』(張本勲)に「『おまえの気持ちはわかる。でも、監督というのは守備についてから、勘が働くものなんだ。走者がたまり、そっちへ打球が行くんじゃないかと。これが勝負師の勘だ。おまえが将来、監督になったら、必ずわかる時が来る』 私は、納得しました。それからは変えられても何も文句は言いませんでした」という箇所がある。

 おもしろかった。
 何がおもしろいのか、アトランダムに箇条書きする。

(1)わたし(=小高)は、学校経営者として、方針&対応策、あるいは、戦略&戦術に、ブレないタイプだ。
 ブレのないことを自慢にしている^^;。
 ま、これは、つまり、結局、畢竟「頑迷(=考え方に柔軟性がないこと)」の裏返しでもあるけれども……^^;。
 しかし、ブレないことを誇りにするがゆえに、あるいは、「ブレる」と言われることを恐れるがゆえに、ほんとうは、やりながら、あれこれと(ブレながら)戦術を検討していけばいいようなときでも、はじめにポンと、なかば「賭け」に近いかたちで、決断することがある。

 この「決断」の直前の自分がイヤだし、すごく苦しい。

 自己嫌悪と苦しみ、これに対して、この記事は「ブレてなにが悪いんだ。このブレこそ、勝負師の勘なのだ」と言っている(^_^)v。

(2)「わたしはブレはない」と言っておきながら、こんなことをいうのも変な話だが、最近、わたしがブレた例を1つ挙げる。
 私立高校入試の引率計画。
 3学年主任から引率計画が提案され、わたしはいったんは「よし、これでいきましょう!!」と決裁している。

 そののち、「なにか他校間の生徒指導上のトラブルがあったときは、(生徒指導主任が3学年配属のため、引率者になっているので)生徒指導主任に引率代行者を派遣して、生徒指導主任を学校に戻すという指示を出している。
 この指示は、いつも出している指示だから、指示内容に問題があるとは思わないが、この観点から生徒指導主任の引率校を再確認すると、引率校と本校の距離があるすぎる。
 ということで、3学年主任に計画の変更を指示している。
 これがブレだ……といっているのではない。
 これはミスだ。


★参観対象は中1・2の全授業。中3は入試直前のため参観対象から外した。中1の感想「今日は6年生が来て、少し緊張してあまり発表できなかった。しかし、自分が6年生の時の思い出が一気によみがえった。」「とても緊張したけれど、ちゃんと先輩らしさを見せることができたと思っている。」「きょう、6年生がたくさん来ました。バレーボールの時間だった。どのように見たのか、知りたい。」

 ブレは次の内容だ。
 なら、初めから生徒指導主任を引率者にしないで、代行者に想定している教員を引率者にすればいいではないか?
 これがむずかしい。
 3学年所属の生徒指導主任か?
 他学年の引率者か?
 もちろん、3学年教員だけでは不足するという場合は、他学年から応援するのだけれども、今回は足りている。
 さあ、どうするか?

 ま、今回は、ブレといわれようとなんといわれようと、経営者としての「勘」で判断していこうと思っている!(^^)!。

 アトランダムの箇条書きは、この他、(3)学校経営で、むずかしいなぁ~と感じる局面(民間校長というのは、中学生が路上でダンプカーを運転するようなもんだ) (4)学校経営って、ま、それほどむずかしいことでもないよ~という局面(凡事徹底)……と、つづくが、また機会があったら、アップしたい(^^;)。(←あたりさわりのある箇所は、いつも「また機会があったら」で、スンマヘン、スンマヘン)