職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

★プロ教師塾シリーズ「立志式式辞=千早・光太郎が、とにかくがんばって、中2まで生きられますように」編

2014-02-27 20:32:58 | 僕のモンマルトル日記

 

茫漠特急
★ホンマ、雪解けの頃の「自己」がいちばん鮮明だ
2014
02.27

s-1024003

★雪解け。
 雪解けの頃の、高校時代の自己、大学時代の自己、教師時代の自己……。
 雪解けの情景とともに、次々に「自己」が浮かんで来る。
 ホンマ、雪解けの頃の「自己」がいちばん鮮明だ。
 これらの「自己」との連続性で、今の僕をとらえる生き方か?
 あるいは、そういう「自己」を捨て去る生き方か?
 もし捨て去ったとすれば、雪解けの「情景」はどんなふうに見えるのか?

 きょうは、少し苦しんでいる。

 ふと、ディスプレイの隅に表示されている「きょうの占い」が目に入った。
 冒頭に「自分の芯を確かめたい日です」と……。
 おお、当たっているじゃないか(^_^)v。

★画像=DAKA古書店跡の模様替えの一環として、現在使用していないスピーカーをこういう場所に押し込んだ。
 スピーカーを支える右側の3冊は、先日、屋根裏部屋で見つかった「キルケゴール著作集」、下の草色の書物は「現代英米の倫理学」。
 僕の「自己」をカタチづくる書物だ(ノ△・。)。

職員通信 2014/02/27号
★教師修業シリーズ「立志式式辞=千早・光太郎が、とにかくがんばって、中2まで生きられますように」編
217

★2年生の立志式
 当日午後の学校全体の流れは、①授業参観(保護者による授業アンケート実施)→②PTA事業報告会→③学年保護者集会→④学級懇談会。
 2学年は「学年保護者集会」の時間帯を立志式にあてた。

 〈立志式式辞〉

 日頃、いつも、いつも、くりかえし、くりかえし、「わたしの人生の1段ロケットは中学2年生のときの決意だった……」といっているわたしからすると、きょうの立志式は、人生の初速度にかかわる重要な日であると思っています。

 きょうのわたしのあいさつは2つからできています。

 まず、1つ。
 わたしは身体が弱いので、教師になるときにも、やっとなることができました。
 教師になってからも、そこの労災病院には、何回か入院しました。
 30歳を少し越えた頃には、大きな手術をしました。
 手術の時、きのう全校朝会で話をした千早は3歳、光太郎は2歳でした。
 光太郎はまだオムツをつけていました。
 あす、手術というと、千早のことが心配でした。
 光太郎のことが心配でした。
 わたしは、自分自身の人生の1段ロケットのことや、教師としてこれまで接してきた小学生・中学生・高校生たちのことを思い出し――
 「千早が、わたしがいなくなっても、とにかく、がんばって、中2まで生きられますように」
 「光太郎が、わたしがいなくなっても、とにかく、がんばって、中2まで生きられますように」と祈りました。

 中2まで生きれば、あとは大丈夫だ。
 中2まで生きれば、多少のピンチがあっても、他の人々の力を借りながらも、自分の力で、かつ、自分を見失うことなく、しっかりと生きていける……と思ったからです。

 今、みなさんは、その中2です。
 日々の君たちをみていて、ここまでほんとうに立派に育ったと思っています。
 わたしの本心です。
 ほんとうにうれしく思います。
 親御さんもよろこんでいらっしゃると思います。
 また、君たちといっしょに生きたかったけれども、生きることができなかった親御さんも、きょう、こうして胸をはって、しっかりと立っている姿をみて、安心して、よろこんでいらっしゃることと思います。

 ほんとうにおめでとう。
 中2まで生きることができ、今、ここにこうして存在できることを喜び、また、ここまで育ててくれた方々に感謝する1日にしましょう。

 2つ目。
 中2まで生きることができた、さあ、これからどう生きるか?ということです。
 ここまで生きることができたんだから、これからの人生を大切にしよう。

 これから生きる君たちに、3点、述べたい。

(1)まず、今、育ててくれている人にかける心配の量、悲しませる量を減らすこと。
 そして、逆に、安心してもらう、喜んでもらう量を増やすこと。
 それから、いつもいうけれども、育ててくれている人にお金を使わせてはいけない。
 清貧の思想でがんばろう。

(2)中2まで生きればなんとか……といったけど、自分の足で生きようと思ったとき、いろんなピンチが君たちの前に現れることだろう。
 そのピンチに負けないで、ピンチを乗り越えて生き抜いていくために必要なもの、それは、「わたしはこういう人間になりたい」という夢、「こういう人間になりたい」という決意です。
 この夢と決意があれば、だいじょうぶ。
 きょうは、みなさんの決意を聞きたい。

(3)あと1ヶ月で、みなさんは3年生だ。
 このMINAMI中をよろしく頼みたい。
 悪い学校にするのは、かんたんだ。
 3日もかからない。
 しかし、いい学校を創るのは、たいへんだ。
 規律を正し、よく学び、他のためによく働き、生徒会長を中心に、力を合わせ、新しいMINAMIの歴史を創ってほしい。
 みなさんが創りあげる、新しいMINAMIが見たいと思っています。

 ここまで立派に育ったことを喜び、感謝し、きょうの立志式を出発点に、未来を力強く生き抜いていってくれることを願い、わたしの励ましのことばとします。(立志式式辞、以上)

046

134

s-1024002
◆業務メモ ★参観日、玄関で受付&案内を担当した。ニコニコして受付に来る保護者が多い。ホンマ、うれしいことだ。経験的に、経営がうまくいっていると「ニコニコ」が増える。逆に傾くと「ニコニコ」が減る。以前「スマイルシャッター機能」を搭載したデジカメがあった。笑顔を検出し自動で撮影する機能だ。学校評価は「評価軸」の設定がむずかしいのだが、「スマイルシャッター機能」はおもしろいかもしれない……と思った(^_^)v。★TVニュースで授業にロボットを活用する実験を観た。放課後、ひとりの児童がロボットに質問をしている場面が印象に残った。「これはいい」と思った。ただ、ロボットの課題は同時に複数の声が認識できないことらしい。観ていて、30年くらい前の、ワークブックの自己採点場面を思い出した。生徒に模範解答を配る。○か×か迷った生徒は僕に質問する。時間短縮のために、てんでに質問させていた。2、3人の声が重なる。これを聞き分け、かつ、適切に対応する、ま、一種の修業でもあった。ロボットにはむずかしいだろうなぁ~。★中学という時代は、親の保護から独立にむけ、第一歩を踏みだす時期だ。もちろん、まだその実力があるわけではないから、一歩一歩は実に不安定だ。独立の気概と現実とがなかなかかみあわない。苦悩、挫折、絶望……そして失敗の連続。人生で中でもっとも不安定な時代だ。ゆえに「自己」の輪郭も鮮明になる。その鮮明さを受けとめるのが僕らの仕事だ。(◆業務メモ、以上)


  さらにリアルな情報は小高進の公式ホームページへ



★プロ教師塾シリーズ「折岡T・道徳の授業=教室に満ちる品。いい短編小説を読んだときのような感動」編

2014-02-26 21:30:12 | 僕のモンマルトル日記

 

茫漠特急
★この「茫漠特急」も「業務メモ」風に
2014
02.26

職員通信 2014/02/26号
★教師修業シリーズ「折岡T・道徳の授業=教室に満ちる品。いい短編小説を読んだときのような感動」編

★きのう、4校時、折岡Tの道徳(1年)の授業を参観した。

0252

 毎度くりかえすが、本校の教師修業計画は――
 ①教科部会内の研究授業
 ②○○Tの授業を観る会
 ③保護者参観日の授業
 ④模擬授業
 これらを合計して150回以上ということになっている。
 本日の折岡Tの授業は②「○○Tの授業を観る会」。
 
 〈本時のねらい〉
 ロールプレイを通して相手に対して気遣いながも、自分の主張がうまく伝わる発言を考える。

★授業の展開は、「テスト前の友人の長電話」に対して、自分ならどう言うかを考え、4人グループでロールプレイを行う。

 授業参観の感想をアトランダムに述べる。

(1)教室に満ちる「品」。
 教室に指導者と生徒たちが醸し出す(←やや、あいまいな表現だが……)「品」(←上品の「品」、気品の「品」……)が充満していることに、感激する。
 指導の基礎・基本に基づいた、ていねいな、学級経営、学年経営、各教科経営のたまものである。

(2)本題にスカッと入る(5原則①「目標を明確にする」)。
 〈導入段階〉折岡Tが授業開始後、即、シート①「だめになった家族旅行」を音読して、スカッと本題に入ったのは、高く評価したい。
 音読するとき、テキストを見ながら、同時に聞いている生徒にも目を配っていた。
 目線のバランスがいい。

(3)よし!と思わせる工夫を(5原則①「目標を明確にする」)。
 シート①の内容「お父さんの仕事の都合で家族旅行がだめになったこと」に対して、隣の生徒を相手に自分の思いを言わせる場面について、作業の説明・指示をするとき、生徒が理解したり、思考したりする「間」の取り方が適切だ。
 説明・指示は、A=聞いている生徒の立場で、あるいは、B=生徒の思考(←これも重要な「作業」)に即して、かつ、C=「よし! やってみよう」と思わせるように行われている。

(4)発表力を育てる手だて(5原則⑤「全員に学習活動を保証する」)。
 隣の生徒とのロールプレイの結果を、自分を表現するときの3つのタイプ(A=ズケズケ型 B=ひっこみ型 C=さわやか型)に分類し、その3つのタイプについて、グループ討議をさせ、発表させるときに「いいのは、このタイプかこのタイプかで話し合い、結果として、このタイプに決めました。理由は~です」という発表の型を提示したのは、生徒の発表力をつけるうえで、たいへん効果的である。

(5)生徒と正対して語る (5原則②「指示・発問は全員に」)。
 折岡Tの語る姿勢がいい。
 板書・掲示物と連動する発問・説明は、ほとんどの場合、生徒と正対するかたちで語っている。

(6)指示の基本 (5原則②「指示・発問は全員に、短く限定して」)
 展開場面で、「テスト前の友人の長電話」に対して、自分ならどう言うかを考え、記述させる場面で、当たり前のことだが――
 ①時間が2分間であること。
 ②誰かと相談するのではなく個人でやること……など、きちんと指示している。
 ただ、主題である「自分も相手も尊重できる『さわやかな自己主張』を練習しよう」の「自己主張」については、念には念を入れて(←教育はこれが大事……)もっと強調してもよかったと思う。

(7)達成状況確認の2つの意味 (5原則③「達成状況を確認して」)
 作業終了時「ペンを置きなさい」という指示のあと、即、次の説明に入ったが、もちろん折岡Tは机間指導で、作業の進み具合をきちんと把握していたと思うが、次の段階に移るための把握とは別に、挙手などで作業の1人1人の達成状況を確認する必要がある。
 机間指導による把握と、生徒自らの挙手による把握は、まったく別のもの。
 なお、生徒の挙手は、必ず数えて「○○人ですね」と情報を送ってやる必要がある。(そのために、速く数える技術がいる。)

(8)ほめる言葉(5原則④「達成状況を確認して」)
 ほめる言葉がすばらしい。
 苦労してやっと完成した生徒と、ササッとやってしまった生徒へのほめる言葉を、実に微妙に変えている。
 感動した。
 これは、英語の授業などでも、サッと答えることができた生徒と、思い出し思い出しやっと答えることができた生徒と、教師の助け船でやっと答えることができた生徒とでは、ほめる言葉が違うのと同じことだ。
 英語教師としての修業が、本日、生きたのかもしれない。
 ほめる言葉(=評価する短いことば)を、30、40、50ともち、それを瞬間、瞬間に、もっとも適切なことばを、ポンポンと発する(←短い言葉がけが、子どもをよりよく変える)技術を究めることが、僕らの課題であるが、その求める姿に近いと感じた。

(9)4人グループ内での発表のさせ方(発言者1名・相手役1名・観察者2名×4回)がすばらしい。

054

(10)「はい、顔をあげて」と、生徒の作業をやめさせて、次の作業説明・指示をして、「では、1分間です。はじめましょう」と、(僕のようにブツ、ブツと途切れるのではなく)流れるように進んでいくことに驚いた。
 生徒がほんとうによく育っていると感じた。

(11)終末段階の教師の「まとめ」は、本時についていえば、あまりムリしてまとめようとせず、サラッと、オープンエンドでよかったのではないか。

 本日の参観のまとめとして、状況に合わない、妙な表現で恐縮だが、授業後、自分のうちに、いい短編作品を読んだときのような感動が残った。

 僕も、もう一度やり直して、こんな授業がしてみたい。


 
004


★読んでいただき、感謝します。ついでといってはなんですが、下のバナーのクリック、ガンガン、よろしく頼みます☆(●≧з≦●)。


にほんブログ村 教育ブログ 中学校教育へ
にほんブログ村

  さらにリアルな情報は小高進の公式ホームページへ


  



★プロ教師塾シリーズ「中丸T・道徳の授業――青い山脈型授業から完全に脱却! 修業のたまものだよ」編

2014-02-24 15:24:12 | 僕のモンマルトル日記

 

茫漠特急
★僕の「魂」と僕の「HP」がバックルでカチッと結ばれた
2014
02.24

職員通信 2014/02/24号
★教師修業シリーズ「中丸T・道徳の授業――青い山脈型授業から完全に脱却! 修業のたまものだよ」編
010

0082

IMG_4720

IMG_4738
◆業務メモ ★最近、漠然と体調不良。カラダのどこなのか? どこでもない。だから、つまるところ、精神的不調か? 本日の天気予報では日中の気温は5℃まであがる。春が近づいている。卒業期は、1分1秒が独特な流れ方をする。この流れについていけない。この透明度についていけない。なんだか「シンドイ」(ノ△・。)。★先週、本校区会場に近隣中学校区生徒指導合同研修会が開催された。企画・運営はPTAで、PTAの生活指導担当者と学校の生徒指導担当者が対象だ。7校が参加した。元8校だったが、1校脱会。乱氏Tがパワーポイントを使って「すこやかMINAMIネット」を語った。参加者の反応がスゴクいい。いっしょにやりたいという学校が1校、MINAMIネットの資料がほしいという学校が1校、語りに来てくれという学校が1校。(◆業務メモ、以上)

★3校時、中丸Tの道徳(1年)の授業を参観した。

DSCF0017

 本校の教師修業計画は――
 ①教科部会内の研究授業
 ②○○Tの授業を観る会
 ③保護者参観日の授業
 ④模擬授業
 これらを合計して150回以上ということになっている。
 本日の中丸Tの授業は②「○○Tの授業を観る会」。
先週の金曜日に定期試験が終了したばかりだが、こんなふうにサラッと授業研究会がやれるというのが、本校のすばらしいところだ。

★中丸Tのあたたかな表情と、生徒に対するていねいな対応に感心した。
 発表を苦手にする生徒や、ミスした生徒への対応もよかった。
 もうこれだけで、すばらしい教師の証明。
 これがうまくやれない僕は、ほんとうにほんとうにうらやましいと思った。
 注文をつけるとすれば、対応(評定)のことばをもっと豊富にしたい。
 「いいですね」とほめるにしても、5通り、10通り。
 「すごい」だって、5通り、10通り。
 ひとりひとりを評定する短い言葉を、30、40、50と保有しておき、それを瞬間、瞬間、ポンポンと発する教師に。
 ほんの一言の、しかし、多彩な言葉掛けが、子どもを生かし、よりよく変えていく。

★教室の子どもへの目線がすばらしい。
 前に森郷Tは「目線で教室に快い緊張感と一体感を創り出している」と述べたことがあるが、中丸Tもそうだった。
 僕らの世界では「目線を生徒ひとりに0.1秒ずつ止める」という。
 これが完璧にできている。
 「0.1秒ずつ」止めながら学級全体を見ている。
 もし、授業後に「授業中、中丸Tと目があった人?」と聞くと、おそらくほとんどの生徒が「目があった」とこたえるだろう。
 出会った頃の中丸Tは、目線が流れていた。
 宙をみていることもあった。
 修業のたまものだと思う。

★授業のスタートからゴールまで、生徒に○×を記入させる……10字以内で意見を書かせる……ワークシートに記述させる……等々、すべての生徒に学習活動が保証されていた。
 たとえ1分間でも「なにをやっていいのかわからない」「なにもしなくてもいい」という状態をつくらない。
 授業設計の原則だ。

★「青い山脈型授業」から完全に脱却!
 「青い山脈型授業」とは?
 例を示す――
 教師「高木さんの発言に盛んな拍手が起こったのはなぜでしょうか?」
 生徒が即挙手→教師が即指名→生徒が発言する→教師が板書する→教師が「他に?」と問いかけていく。
 あるいは、2、3人に発表させて「そうですね」「いい考えですね」「他に?」と問いかけていく。
 これが「青い山脈型授業」のパターンだ。
 中丸Tは「青い山脈型授業」から完全に脱却している。

 〈1〉
 中丸T「高木さんの発言に盛んな拍手が起こったのはなぜでしょうか?」の発問のあと――「学習活動の保証」でも触れたが――まず、全員に「10字以内であなたの考えを書きなさい」と指示している。
 全員書けたところで、Aさんを指名。
 その後――
 「Aさんと同じだという人は手をあげなさい。はい、10人ですね。」
 「では、Aさんとは違うという人、立ちなさい。」
 「Bさん」→(Bさん、発言する)
 「Bさんと同じだという人、座りなさい」
 「6人、残っていますね。どんな考えだろう? 楽しみですね。Cさん」
 と展開していく。
 〈2〉
 次に、生徒の「考え」から「論点」を作る。
 「論点」を解決する(討論)。

 本校に「指導力(授業力)向上の5原則」がある。
 修業の観点だ。
 ①「授業の目標、ねらいを明確にする」技術。
 ②「指示・発問は全員に、短く限定して述べる」技術。
 ③「達成状況の確認をして授業を進める」技術。
 ④「1人1人の生徒のがんばりに気づき、認める」技術。
 ⑤「全員に50分間の学習活動を保証する」技術。
 中丸Tの〈1〉の場面は、この「指導力(授業力)向上の5原則」の範疇、あるいは延長線上にある。
 しかし、〈2〉の段階は、「指導力(授業力)向上の5原則」とは連続していない。
 飛躍がある。
 高段の技である。
 今後、僕らがみんなで挑戦していかなくてはいけない、ひとつの課題であると思う。

★最後に、アトランダムに6点、述べる。

(1)授業が1分1秒のズレもなく、定刻に終了。
 中丸Tが、授業の始めから終わりまで、秒単位で時間を意識し、コントロールしたからだと思う。
 あらゆるプロの基本条件である。

(2)中丸Tの範読がよかった。
 (以前、廊下から青木Tの範読を聴き、感激したことがある。)
 「範読は重要だなぁ」と再認識した。

(3)終末の段階で、数名の生徒に発表させる際、中丸Tから「板書はしません。しっかり頭の中に入れて聞きなさい」という指示があった。
 頭の中で整理しながら聞きなさいということだろうと思うが、僕も努力したが、全然できなかった。
 「しっかり頭の中に入れて聞きなさい」はプロ教師の指示ではないのではないか?

(4)生徒の発声が悪い。
 「お願いします」が「オネガーシマース」に、「ありがとうございました」が「アーガトーゴザーマータ」になっている。
 「オネガイシマスのイが聞こえません。もう一度」というと、その場はよくなる。
 しかし、根本的にはよくならない。
 早急に(学年あるいは学校全体で)発声練習を取り入れたプログラムづくりが必要。

(5)中丸Tが黒板に長い張り物を張ろうとしたとき、2人の生徒がパッと飛び出して手伝った。
 熱いものがこみあげた。

(6)国語教師の僕からすると、ほとんどの発問が、いわゆる「くだらない発問」だった。
 国語教師に「俳句一句に50発問をつくる」という修業方法がある。
 この教材だと100発問をつくり、そこから「良い発問」を選んで、授業を組み立てるという修業が必要だ。

 祈・奮闘努力!

DSCF0032



にほんブログ村 教育ブログ 中学校教育へ
にほんブログ村

  さらにリアルな情報は小高進の公式ホームページへ




★プロ教師塾シリーズ「僕の教師修業」編

2014-02-21 11:13:44 | 僕のモンマルトル日記

 

茫漠特急
★行き止まりから生まれる退廃&成熟の文化へのあこがれ
2014
02.21

s-1024099

★ひな人形を飾った。

 僕は大阪の路地の育ちだ。
 路地には行き止まりがたくさんあった。
 行き止まりに突き当たって、もうその先はないという感覚。
 この感覚から生まれる退廃&成熟の文化に僕はあこがれてきた。

 昨夜遅くなってから「もう少し退廃&成熟の感じが出せないかなぁ~」と思いつつ、シャッターを切った。

職員通信 2014/02/21号
★教師修業シリーズ「僕の教師修業」編
image1
★この票は、予備校・河合塾が講師の査定に使っている評価票である。(昔の話だから、今はもっと別な方式を使っているのかもしれない。)
 この票を、授業後、事務職員が受講者に配布する。
 僕が観たのは、この集計をもとに経営側職員が数学講師に解雇通告をしている場面だった。

 経営側「このところ先生の〈熱意〉の項目がかなり落ち込んでいますね。このことは前回にもお願いしましたが、まったく改善されていません。そろそろ後進に道を譲っていただけないでしょうか。」
 講 師「はあ、努力はしているつもりなんですが……。実は息子がまだ大学に通っておりまして、今、収入を断たれてしまうと……。」

 TV画面に映しだされる講師のシルエット(猫背)を見、変換された声質を聞いているうちに、僕の気持ちが落ちこんでいった。
 当時、39歳だった僕と、その講師の姿がピッタリと重なった。

 「このままで終わるわけにはいかない。」
 期限を決めて修業することした。
 期限は3年間。
 3年間に根拠はない。
 中学教師だから3年間単位(入学~卒業)でものごとを考えるクセがついていたのか?
 もちろん「3年間でなんとかしたるぅぅ~!」という気持ちはあった。(今から考えると、これはアマかった。)

★3年計画で僕がやったことを心情&願望抜きで列挙する。

①名人の授業を観る・聞く。
 授業がうまいといわれている人のビデオを取り寄せた。
 野口芳宏T、向山洋一T等……。
 今なら簡単に手に入るが、当時はむずかしかった。
 学校出入りの教材業者が業界のネットワークを使って協力してくれた。
 ほとんど販売されていないビデオテープだった。
 今でも感謝している。
 通勤途上、バスの中で、野口芳宏Tのテープをよく聞いた。
 教科(国語)仲間の所にも訪ねていき、(いやがられながら)参観した。

②自分の授業を録音・録画する。
 自分の授業を1週間に2~3時間くらい録音または録画して分析した。

③授業を公開する。
 校内研・市内研究会・委託研究発表・県大会等、いろいろな機会に挑戦した。
 3年間に公開授業研究50回というのが目標だったが、これは達成できなかった。
 少し上達した頃(←と、自分で思っただけだが……)いい気になって弁当の注文を取って自主発表会(=ま、はっきりいうと、僕の授業を観る会)を開いた(*^_^*)。
 このときは小中高、約百人くらいの参加があった。

④立ち会い授業をする。
 校内の同僚との立ち会い授業。
 他校、他県での立ち会い授業。
 高校でもやった。
 他教科教師との立ち会い授業。
 これはなかなか勉強になった。
 国語科教師は国語科の中にとじこもっていてはダメだと思った。

⑤サークル活動・学会に参加する。
 法則化教育サークルや日本教育技術学会等への参加。
 野口芳宏Tが僕らのサークル雑誌の題字を書いてくださった。

⑥『国語通信』を発行する。
 途中から、校内で別に発行していた『研修通信』と合体してしまったが、3年間で150号発行した。

⑦生徒の評価を生かす。
 単元終了時に河合塾の評価票を使用した。
 毎日の授業は下の票を使用した(無記名アンケート)。

image2
★この「3年間の修業」を総括する適切な言語を今は持っていない。
 はっきりと腕があがった面がある。
 同時に、どうにもならないと感じた(落胆した)面もある。
 「漠然と自分がダメだと思っていた面が、客観的に証明され」という感じだ。
 上記の「生徒の評価票」に即していうと、「いっしょうけんめい考えたか?」については「ひじょうに」がコンスタントに80%以上を示すようになった。
 「いっしょうけんめいに」やらせることが上手になった。
 熱中させられるようになった。
 これは大きな成果だ。
 しかし「おもしろかったか?」は「ひじょうに」が30%~50%(最高55%)に留まった。
 このブログでおなじみの畏友・乱氏Tは、出会った頃、下図のように「ひじょうにおもしろかった」が軽く70%に達した。

WS000002

 とてもかなわないと思った。
 僕にとっては重い課題が残ってしまったことになる。

★中途半端だが、この記事はこれでいったん終わる。
 僕の修業&挑戦はまだまだつづいている。
 これからも修業続編をガンガン、アップしていくつもりだ。

030

016

036

w1202046

 
◆業務メモ ★来校者への対応(学社連携・融合と危機管理)。来客を見かけたら、即、接近。「どのようなご用件でしょうか?」 待機している来客には「担当の者と連絡はとれていますか?」 来客が「ここの教職員は何人も次から次に声をかけてくるなぁ」とイヤがるくらいに。僕らは家具屋や服屋ではない。イヤがられてもイヤがられても接近する。★下記の来客は、一応「どうぞ、校長室にも寄ってください」と声をかける。(イヤがる人は無理に勧めない)PTA総務委員会メンバー、地域の町内会長や防犯・青少年育成団体等のメンバー、小中学校の校長・教頭、進路先の関係者、部活動のコーチ……等々。★)心を育て、安らぎを与える環境づくり――〈経営の重点5〉どの子どもも「学校に行きたい」と思う教育環境の創出。①不安定な形状で放置されている備品・掲示物等改善。②古い掲示物の撤去(空白部分ができてもやむをえない。古いものよりはいい)。③会議室・特別活動教室の整理・整頓(即会議、即活動が可能な状態に)★学校部活動ミニ改革。①学校部活動と公的および民間社会教育活動(団体)とのコーディネートする能力のアップ。②いわゆる「部活動休止日」の厳守。③学校外の指導者バンクの充実。④部活動情報を家庭に伝えるシステムの充実。⑤部内における上級生と下級生の関係の指導。★学年末事務。①評定のアカウンタビリティ ②通信表・指導要録の記述内容。③情報管理の徹底 ④校務の引き継ぎ。★生徒に、教職員が「切れる姿」を見せない。厳禁。常に品位と倫理とプライドと愛情を。左図のA・B を厚くしつづける。子育てに手遅れがないように、師弟関係にも手遅れはない。最後の最後まで。(◆業務メモ、以上)




★読んでいただき、感謝します。ついでといってはなんですが、下のバナーのクリック、ガンガン、よろしく頼みます☆(●≧з≦●)。


にほんブログ村 教育ブログ 中学校教育へ
にほんブログ村

  さらにリアルな情報は小高進の公式ホームページへ





★プロ教師塾シリーズ「学校中心自治民育体制、教育爆発現象、核家族化等それぞれに対する戦術が必要だ」編

2014-02-19 14:23:42 | 僕のモンマルトル日記

 

茫漠特急
★「向こう側」に働きかけるとすれば、僕は方向転換して突き進めばいいのか?
2014
02.19

s-1024011

★ちょっとひらめくものがあった。
 その「ひらめき」が、あす、どのように展開するのか? 僕にどのように役立つのか?……は、まったくわからない。

 「ひらめき」―― 
 下記の「職員室通信」の中に在る、天候、風景、人々――地域の人、保護者、教職員、生徒、もちろん「僕」――の世界。
 これらを「向こう側」ととらえる。
 その「向こう側」から伝わってくる「よろこび」「真剣さ」「悲しみ」等を、「こちら側」=「茫漠特急」側で受けとめる。
 受けとめながら生きていく……。(「ひらめき」、以上)

 「向こう側」はこのとらえ方でいいと思っている。
 しかし、「こちら側」がまだぼんやりしている。
 「受けとめながら生きていく」というのはどういうことか?
 くわえて、「こちら側」から「向こう側」への働きかけは可能なのか?
 可能であるとすれば、それはどういうカタチをとるのか?

★画像=大雪の翌日の十字路。
 この場合、ミラーの中が「向こう側」。
 同時に、「こちら側」の背後にある……という構図になる。
 「向こう側」を感じることは可能だ。
 その「向こう側」に働きかけるとすれば、僕は方向転換して突き進めばいいのか?
 あるいは、それ以外の働きかけ方があるのか?

職員通信 2014/02/19号
★教師修業シリーズ「学校中心自治民育体制、教育爆発現象、核家族化等それぞれに対する戦術が必要だ」編

RIMG0082

RIMG0085

016

0166

021
◆業務メモ ★午前中、いつもの凡事徹底=1日72コマ授業参観中に奇妙な現象が起こった。北校舎3階(1学年)の廊下を歩いているときだった。廊下の前方に光と陰が揺れている。と思った瞬間、光と陰に、自分のカラダの一部が溶け出し、自分が徐々に消えていく感覚に陥った。比喩ではなく、実感として右足から溶けはじめたので「おい、おい、これは困るよぉ~」とつぶやいてしまった。★僕は、「学校の教育独占体制」あるいは「学校の教育丸抱え体制」を解除し、学校・家庭・地域の教育バランスをよくすることにシャカリキになっているわけだが、こういう状況に陥った原因は粗く4つある。1つは、学校中心自治民育体制。昭和7年文部省訓令「学校少年団」→昭和16年「大日本青少年団」→昭和20年5月22日戦時教育令=「学徒隊」等々……。このいう流れのなかで、いわば「学校中心自治民育」体制が確立していったと思われる。この戦前の学校イメージが、敗戦後も、幻影として保持されたこと。2つ目が、教育爆発現象。高校進学率が昭和20年代〈20%〉→昭和50年代〈90%〉と急カーブを描いている。受験のための狭義の学力観(=価値観)に地域・家庭も追随していったこと。3つ目は、地域社会構造の変化。職住分離・核家族化が進行したこと。4つ目が、「学習指導要領」(文部科学省)。なにかあると、学習指導要領に取り込み、学校で取り扱うという安易な判断が積み重なり、つまるところ、学習指導要領が、教育というものの、すべてを、学校に取り込む方向(なんでも学校、家庭もそう思い、地域もそう思い、教師自身までもそう思いこむ)をつくりだし、結果として、学校の教育丸抱え体制を強化させる方向に働き、それが同時に、社会の教育力を奪ってしまったこと。この4つに対応した戦術が必要だ。1つの戦術でいくらシャカリキになってもダメ。★超多忙期。服務規律の再確認。〈校長の承認が必要なこと〉=①日課の変更 ②生徒の校外への引率 ③規定以外の集金等 ④所定時間以後、生徒の居残り ⑤休日の登校 ⑥学校名で文書の発行または電話の交渉(含物の貸し借り) ⑦施設・設備の配置替等 ⑧施設・備品の貸与 ⑨勤務時間中の外出 ⑩生徒への重大な懲戒 ⑪保護者の召喚 〈校長に直ちに報告すること〉=①生徒の負傷 ②生徒の所在不明 ③盗難 ④生徒の家庭の事故 ⑤保護者の要望・苦情 ⑥施設・備品の破損 ⑦臨時の会議 ⑧生徒への体罰。なお、各学年等の会計の管理については、特に次の点に留意。①清算事務を年度内に確実に終了する。②その都度、領収書の確認する。③出納簿(支払い)は1件ごとに記載する。④交際費(香典・お礼)支出の際は履行証明書を確認する。(「◆業務メモ」、以上)

★職員室通信の記述が――年度の終わりが近づき、ホンマ、もう毎日、バタバタ、過密ダイヤ。で、混乱し――時間的に前後してしまったが、PTA総務委員会が、2/14(金)午後6時30分から、本校の図書室で開かれた。
 案件は
(1)PTA事業報告会当日の運営について。
(2)PTA新年度役員推薦委員の選出について。
(3)卒業式の応援サポーターについて。
(4)教職員歓送迎会の運営(準備一式)について。
(5)バザーの収益金の使い道について。
(6)「すこやかMINAMIネットOB会」の位置づけについて。

 少し前の「業務メモ」の記述と重なるが、今年度も終わりに近づき、具体的にこうして、今年度の大づめ事業(=事業報告会・卒業式等)に混じり、新年度の開幕事業(=新年度役員推薦委員・歓送迎会等)が並ぶと、「こちら側」と「あちら側」の接点がむきだしになって迫り、無情迅速の思いにかられる。

1715

 冒頭、僕のあいさつ(画像)。
 こういうときは、そのむきだしの「こちら側」と「あちら側」を包括する、日常を超え出る、なにものかを、ゆったりと創出し、提示し、これまでの奮闘努力を互いに讃え合いつつ、来る新年度に思いを馳せる……という気持ちになってもらえる「ステキな話」ができればいいのだけれど、残念ながら人間が小さくできていて、逆に、むきだしの接点に動揺している自分をさらけだしてしまった。
 ホンマ、スンマヘンでした(ノ△・。)。

★案件(1)「PTA事業報告会」は、昨年と同じように、1・2年保護者参観日とセットにして実施する。
 〈時間〉
 13:30~14:20 授業参観&保護者による授業アンケート実施
 14:30~15:20 PTA事業報告会
 15:30~ 学年保護者集会・学級懇談会

 PTA事業報告会の時間が50分。
 プログラムは――
 ①PTA会長あいさつ
 ②PTA功労者表彰
 ③各委員会の事業報告(8委員会)
 ④すこやかMINAMIネット事業報告

 ③「各委員会の事業報告」では、各委員長が、1年間のPTAの具体的な活動と、具体的な今後の課題(=委員会としての希望)をじっくりと語り、その語りが、PTAという人材の宝庫がよりいっそう活発に、力強く動きはじめるきっかけにつながる。
 そして、学校・家庭・地域のネットワークの中核としてのPTAの、今後の可能性につながっていく。

 ④「MINAMIネット事業報告」は、岬教頭Tの発表だ。
 MINAMIネットの「今後の課題」に力点を置いて語る。
 以前、スクリーンに、真っ赤な夕陽が差し込み、プレゼンテーション用の濃紺色のスライドのカタチが崩壊した場面では、次のような課題があがっていた。
 A=荷の軽いターゲットから荷の重いターゲットへの転換。
 B=「荷の重いターゲット」の代表格である「学校部活動改革」の今後の方策。
 C=MINAMIネットと、最近登場した「地域密着教育」の整合性。
 D=学社連携と小・中学校連携の現状と今後の課題。
 E=MINAMIみネットの組織上の「実働部隊」と「支援部隊」の現状と今後の課題。
 F=PTAがMINAMIネットの中核エネルギーになることの意義と今後の課題。
 G=「F」との関連で、PTA役員と一般会員の関係の改善。
 H=サポータークラブ(=ボランティア活動)、親父の会、OB会の今後の課題。
 今回は、F、G、Hについて触れる予定だ。

★こういう流れから、僕が、今回のPTA総務委員会の案件で、もっとも注目していたのは、案件(6)「『MINAMIネットOB会』の位置づけについて」だ。
 OB会の位置づけがどうなるかによって、今後のMINAMIネットの推進力が大きく変わると考えている。

 その理由を粗く2点述べる。
(1)OB会の方々に、学校と地域の「懸け橋」的な役割を期待する。
 ネットワークを形成しようとするとき、これまでつながりが脆弱だった箇所が、当然、ネックになる。
 ごくごく一般的にいって次の4点が考えられる。
 ・小学校と中学校のつながり(P同士も、T同士も)
 ・PTA役員と一般会員のつながり
 ・PとTのつながり
 ・学校(含PTA)と地域社会のつながり
 OBの方々には、特に4番目の「学校と地域社会のつながり」という点において、学校側の一員という立場を内包しつつ、地域社会の側に立って、より堅固なネットワーク形成のためにご尽力いただきたい。

 もとより、MINAMIネットは、minami小・MINAMI中の強い連携・融合を軸(時間軸)に、学校および地域における関係諸団体とのあいだに広くゆるやかにネットワーク(空間軸)を形成し、豊かな教育コミュニティを実現しようというものだが、小・中のPTAが主体となっていて、かつ、実働部隊であるというところに大きな特徴がある。
 OB会の活動が、この実働部隊の実力を補強すると同時に、現役のPTAと地域団体とのコーディネーター的な役割を果たすのであれば、こんなにスゴイことはない。

(2)もう1つは、当然のことだが、MINAMIネット設立時の労苦から得た知恵と技を、今後のMINAMIネットの維持・発展のために生かしていただきたい。
 僕流にいえば、PTA活動は社会貢献活動の第一歩だが、従来、子どもが卒業すると同時に、ただただ一方的に人材を放出してきた。
 これはこれでよい面もあると思うが、このことがPTA活動のマンネリ化の一因になっていると思われる。
 MINAMIネットのOB会が活動することによって、PTAが変わる、そして、MINAMIネットの独自さがより明確になるという確信がある。

★今回は時間の関係で、すこやかみなみネットの会則第4条「この会は、次に掲げる諸団体等をもって組織する」を一部改正し、OBを付け加えるというところまでしか進まなかったが、これから開催されるMINAMIネット事業推進委員会、および3月末のPTA総務委員会で、さらに煮詰めていきたい。

★なお、案件にはなかったが、僕らが常々、問題として取り上げ、PTA事業報告会でも問題を提起することにしている「PTA役員と一般会員の関係の改善」についても話題になった。
 時間の関係で深めることはできなかったが、話の内容を要約すると――
 ・MINAMIネットを意義あるものにしていくには、その中核となるPTA自体が、もっともっと力をつけなくてはならない。
 現状はPTA総務委員会と一般会員との間に距離がある。
 この距離が縮まらないとPTAとしての力はつかない。
 ・ひとつの方策として、一般会員は学級という単位の結びつきが強いので、その学級長とPTA総務委員会との結びつきを再検討してはどうか?
 ただし、この意見に対して「それはわかるが、学級長がほんとうに機能しているかどうか疑問だ」という指摘もあった。

にほんブログ村 教育ブログ 中学校教育へ
にほんブログ村

  さらにリアルな情報は小高進の公式ホームページへ




★プロ教師塾シリーズ「練習曲線を信じ、遅々たる歩みに耐えて、ひとつまたひとつと指導技術を鍛える」編

2014-02-18 17:25:10 | 僕のモンマルトル日記

 

茫漠特急
★「感じ」にふれるとき「教育のたのしさ」で胸がいっぱいになる
2014
02.18

s-1024042

★下記の「職員室通信」内の「◆業務メモ」で、ひとつの実験をしている。
 「ふざけている」といいかえてもいいかもしれない。
 「◆業務メモ」項目設定の意図はまさしく「業務」そのもので、かつ、「独立した記事にするほどではないので」あるいは「価値があるかもしれないけれど、独立して扱う度胸が僕にないので」とりあえず備忘録として……というものだった。
 ところが、僕は徐々に「業務」にくわえ、業務に伴う「気分」とか「感じ」とかを記述しはじめた。

★ここまで記述して「ひょっとしたら……過去にこの『感じ』に触れたことがあるかもしれない」と思い至った。
 かすかな勘を頼りに、過去記事群に向かって「教育だけが人生だ」で検索をかけた。
 次がいくつかひっかかってきた記事のひとつ――

 《教務部が毎週発行する「教務週報」には毎日の授業・行事・教職員の動向とともに、その週の各校務分掌からの目標が掲載されている。
 例えば「教務週報9(6/3~6/7)」の場合――
 校長=「子ども思い」「保護者思い」の教師になる。
 総務=帰る際の戸締まり、机の整頓に気を配ろう。
 教務=教育実習スタート。教育実習生から学ぶことも多いなぁ。
 研修=黒板に向かって「説明」しない!
 生徒指導=衣替えを機会に服装の点検を。
 保健=残さいを出させない指導の工夫を。
 けさの職員朝会で教務主任・乱氏Tが、これらの目標について語っているのを聞いているとき(←秒単位の時間だったのだが……)、教育課程に記述された教育目標や方針などが、現実の「感じ」として伝わってきた。
 授業の教室でで指示・発問・語りかけをしている教師。
 夕刻、家庭訪問をして玄関内で保護者や生徒と立ち話している教師。
 給食の時間。
 短学活の時間……等々。
 これらの教育行為や時間・場面が、教育目標などの指し示す方向に向かって連動しながら前進している「感じ」だった。
 こういう「感じ」にふれるとき「教育のたのしさ」で――僕がいつもいう「教育だけが人生だ」に近い感覚で――胸がいっぱいになる。
 自分の中に、常にこの「感じ」をよびおこす工夫が必要だ。
 本日の場合は、乱氏Tの語りがよかったのか? あるいは「各校務分掌からの目標」がよかったのか? そのどちらかはわからない(*^_^*)。》(過去記群からの引用、以上)

★引用記事に現在の僕の思いに近いものがあった。
 《常にこの「感じ」をよびおこす工夫が必要だ。》

 ただ、この「工夫」を「職員室通信」全体に広げるのは、今の僕にはシンドイ。
 「◆業務メモ」内に限定して、しばらく工夫してみたいと考えている。

★画像=散らかった食卓。
 ①食器戸棚の中と②カウンターの上をなんとかすれば「風景」がもう少しなんとかなると思うが、なかなかやる気になれない(*^_^*)。
 にもかかわらず、この画像をアップしたのは、台所の窓に映る、夕暮れのブルーの「感じ」がステキだったからだ。
 きのうも書いたが、この「ブルー」が、僕の人生のひとつの出発点だ。

職員通信 2014/02/18号
★教師修業シリーズ「練習曲線を信じ、遅々たる歩みに耐えて、ひとつまたひとつと指導技術を鍛える」編
DSCF0002

IMG_4778◆業務メモ ★朝から次々にしめきり原稿を脱稿。勢いに乗って次の原稿(進路指導研究会誌)に着手……はじめは、なにを書いたらええネンやろ?……と雲をつかむような感じだったが、徐々にいくつかイメージの塊ができ、それらがクニャクニャした糸でつながり……「なんや、かんたんや、このクニャクニャを文字にしたらええネン」……と思っIMG_4654た瞬間、失速。キーボードの手がパタッと動かなくなる。ただし、すべてが水の泡というのではない。クニャクニャの軌跡が残っているから、あとはこれを文字に置き換えるだけでいい。きょうは、文字に置き換えるエネルギーが尽きて失速状態に陥ったのだ。★教職員対象に「わが校の自慢は?」というアンケートをとったら「合唱」とならんで「風景」009があがった。岬教頭Tは大久保の木立から昇る朝日、薬師丸Tは3階渡り廊下からの海、大向Tは美術室からの岬台・白銀台の家並みがステキだと言っている。音楽室から眺める、夕日にゆれる市街地も涙がでるくらいに美しい。もうすぐ、この風景のなかを129名の卒業生が旅立っていく。★定期試験準備週間(2/14~20)は、来客の方に008はすべて校長室に入室、待機していただいている。職員室が試験問題作成場所になるからだ。ご不便をおかけすることになるし、来客と教職員との連絡も結構、たいへん。事務室も候補にあがったのだが、本校の場合、事務室は職員室融合タイプ。今のところ、この方式がベスト。このやり方にして、もう3年くらいになる。来客(業者・PTA等)にも、おおむねご理解いただき、混乱はない。(「業務メモ」以上)

★「練習曲線」を信じ、遅々たる歩みに耐えて、ひとつまたひとつと自分を鍛え「泣きの入った腕」を

s-1024P1000506

 〈野球で打者は投げられた球を静止してとらえるではないか。実況放送のアナウンサーは、電車の中から商店街の店々を見分けるではないか。オーケストラの指揮者は、あの音の洪水の中から違う音を指揮するではないか。ぼくにも、一日の子どもの言葉が思い出せないはずはないと自分に言い聞かせて、放課後の日課を続けたのだった。〉

 この「ぼく」とは、新卒で小学校3年担任の向山洋一氏のことだ。
 「放課後の日課」とは、次のような訓練だ。

 〈座席を見ながら子どもと話したことを思い出そうとした。印象的なことはすぐに思い浮かんだが、日常的なあれこれの言葉はなかなか出てこなかった。本日のも昨日のも一昨日のも、ごちゃごちゃになっていた。「社会科の時に15名ぐらい発言したが……」と思っても、14名なのか15名なのか16名なのか、はっきりしなかった。「遊びながらおしゃべりをしたが……」と思っても、何のことだったか鮮明に浮かんでこなかった。子どもたちの意見も、ばんやりとしか思い出せなかった。〉

 〈来る日も来る日も、子どもの帰った机を見ながら、その日の会話を思い出す作業を続けた。やがて、少しずつ思い出せるようになっていった。〉

 〈長い時間の末、子どもたちの発言がくっきりと思い出せるようになってきた。その時の子どもの表情もまわりにいる子の表情も見えるようになってきた。それは思い浮かぶのではなく、向こうからおしよせてくるのだった。鮮明に像が浮かびあがり、それと関連した場面が次々と浮かび、そして全体の姿がくっきりと映し出されるのであった。〉

 向山氏は、この「作業」のくだりをこう結んでいる。
 〈ぼくは、教師を自分の仕事とする限り、泣きの入った腕をもたなくてはならないと思っていた。どれほどすぐれた持ち味のある人でも手が届かない境地に立ちたいと思っていた。そのためには、自分で努力するしかなかった。それがどれほど遅々たる歩みでも、一つまた一つと自分を鍛えていくしかなかった。その一つが、放課後に座席を見ながら子どもの顔や言葉を思い出すことだった。〉(向山洋一『教師修業十年』から引用)

 この箇所を読みながら、2点……。
 1点は、「来る日も来る日も」やりつづけた、修業のための、僕自身の作業場面が1つ1つ鮮明に浮かびあがり、感慨深いものがある。
 もう1点は、究めようと思いながら、きょうに至るまで究めることができずに、ちゅうぶらりんになっている、いくつかの「技術」に関する強い悔い。

★本校の研修は、粗く、(1)各教科の専門性に関する研修 (2)指導技術の共通基礎的研修(指導力向上の5原則)の2本立てで行っている。
 このうちの(2)が、向山氏のいう「泣きの入った腕」を獲得するための研修だといっていい。

 今、この(2)について、研修部で、プロとしての技術を究めるというねらいで、「指導力向上の5原則」を、さらに分析し、いくつかの「技術」として提示する作業を行っている。
 これに関連させて、僕を含むMINAMI中教師の今後の課題として、何点か列挙する。

★〈1.授業の目標、ねらいを明確にする〉について。
 ①15秒以内に全員に「よし!」と思わせる技術を究める。
 ②すかっと本題に入る技術を究める。

★〈2.指示・発問は全員に、短く限定して述べる〉について。
 ①生徒と正対して語る、あるいは板書する技術を究める。指示・発問・説明等と連動する板書や、あるいは逆に板書・掲示物と連動する発問・説明は、生徒とほぼ正対しながら行う。
 ②目線。1人1人と目を合わせながら、語る技術を究める。

★〈3.達成状況を確認して授業を進める〉について。
 ①挙手確認の技術を究める。達成状況を確認するとき、挙手は、もっとも頻繁に使う手段だ。この数を素早く数える技術。その他、状況に応じた達成確認の方法を各個に開発する。(例=地図の中から日本を探しなさい。見つけた人は、人差し指で日本を押さえなさい。)
 ②個々の生徒の活動状況を焼きつける技術を究める。個人またはグループ活動を期間巡視する際、活動内容を自分の、いわば「記憶装置」に焼き付ける。

★〈4.1人1人の生徒のがんばりに気づき、認める〉について。
 ①ほめる言葉を究める。ほめる言葉(=評価する短いことば)を、30、40、50ともっていて、それを瞬間、瞬間に、もっとも適切なことばを、ポンポンと発する。(短い言葉がけが、子どもをよりよく変える。)
 ②成果をはっきりさせる技術を究める。

★〈5.全員に50分の学習活動を保証する〉
 ①短い作業を究める。とにかく、なにかをさせる。せざるをえない状況を設定する。
 ②話し合い活動の指導をきわめる。(対立→まとめる→次段階へ)

★どの「技術」も、だれかに指摘されて、「おお、なるほど!」と理解したからといって、次の日からできるものではない。
 「練習曲線」を信じ、遅々たる歩みに耐えて、1つまた1つと自分を鍛え、「泣きの入った腕」に到達するしかない。

RIMG0001★なお、期間巡視し、個々の生徒の活動内容(状況)を自分の「記憶装置」に焼き付ける技術はむずかしいと感じる人があるかもしれない。
 経験的には、焼き付けた(おぼろげな)内容を使って、とにかく3分でも5分でも実際に学習活動を展開してみることだ。
 教師が説明として「○○さんは……。○○さんと同じ意見の人は△△さん……。これに対して◇◇さんは……」と語ってもいい。
 生徒に議論させてもいい。
 焼き付けた内容を活用していくうちに、自分の「記憶装置」の精度が信じられないくらいに高くなる。
 ス~ッと一巡しただけで全員の学習内容が――向山氏のことばを借りるならば――「向こうからおしよせて」きて記憶できるようになる。


★読んでいただき、感謝します。ついでといってはなんですが、下のバナーのクリック、ガンガン、よろしく頼みます☆(●≧з≦●)。


にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 八戸情報へ
にほんブログ村

にほんブログ村 教育ブログ 中学校教育へ
にほんブログ村

  さらにリアルな情報は小高進の公式ホームページへ


  小高進のWEB無人駅線ページへ



</span


★プロ教師塾シリーズ「定期試験運営を通して、力のある教師になる、力のある学校になる」編

2014-02-17 20:36:49 | 僕のモンマルトル日記

 

茫漠特急
★「雪の冷たい白と暮れゆくスカイブルー」の映像も人生の開始点
2014
02.17

s-1024010

★昨日は、大雪のため、すべての計画が吹っ飛んだ。
 アメダス情報によると積雪60㎝超。
 DAKA古書店跡前は腰の高さくらいあった。
 「きょうは除雪の日」と、自分に言い聞かせる。
 午前中から、昼の休憩(コーヒー1杯&森永ビヒダスアロエヨーグルト1ポット)を挟み、午後3時まで除雪。

 スコップの先で雪をブロック状に切り、1個1個処理していく除雪方法、ま、いってみれば、1歩1歩の歩幅は小さいがいつまでも走れるスロージョギング風の除雪。

 画像①=まず「脱出口」を確保。
 右側にインプレッサが埋まっている。

s-800038

 画像②=〈除雪終了〉→〈シャワー〉→〈コーヒータイム〉→夕刻の居間の光景。
 下記「職員室通信」の中に「以前、文芸クラブを開設し、シャガールの絵を使い、生徒たちと描写の練習をしたことがある……その時間のことが自分の人生のひとつの開始点」という記述が出てくる。
 この画像②の「雪の冷たい白と暮れゆくスカイブルー」の映像も人生の開始点になる予感がする。(4月からスタートする「新々・職員室通信」)

 除雪もいいもんだ(^_^)v。

s-800037


職員通信 2014/02/17号
★教師修業シリーズ「定期試験運営を通して、力のある教師になる、力のある学校になる」編
image1

★2/10(月)、「ドコモ」を実施した。
 といってもNTTのドコモではない。
 正確には「どこ模」と書く。
 「いつでも」「どこでも」「模擬授業」の略称だ。
 本校の教師修業計画は――
 ①教科部会内の研究授業
 ②○○Tの授業を観る会
 ③保護者参観日の授業
 ④模擬授業
 これらを合計して150回以上ということになっている。
 150回を教師の数で割ると、年間ひとり7回前後。
 けっして多い数とはいえない。
 7回、研究授業をやって「授業のプロ」になれるのなら、こんなに楽な商売はない。
 でも、教育現場は150回確保するのも至難の業。
 だから、「いつでも」「どこでも」やれる「模擬授業」という修業方法は、たいへん好都合である。
 模擬授業10分間、指定発言者コメント2分間(1人1分)、生徒役コメント1分間、講師コメント2分間、計15分間。
 たいてい会議の前後を活用する。
 一斉に終了する職員会議の場合は、会議終了後に。
 分科会ごとに終了する分掌部会等は会議開始前に。
 本日は校務分掌会議前に実施した。
 授業者=公磨T(社会)。
 指定発言者=中野T(数学)・岬教頭T(社会)

 〈僕のコメント〉
 ①いわゆる「出だし15秒のつかみ」が見事だった。
 ②明瞭な語り(説明・発問・指示)と、生徒が何をすればいいのがはっきりした学習活動(=短い作業)とが、心地よいリズムを創りだしている。
 課題としては、
 ①生徒に手持ちの「画像」を見せるとき――時間を気にしたのだと思うが――急ぎすぎて、教室中央に厚く、左右端に薄くなってしまった。
 ②各時代を象徴する歴史的遺物の画像を見せ、時代名を発表させる場面(約3分間)で、1つか2つ、「対立させる」あるいは「ゆさぶる」画像が必要だ。

★今年度、最後の定期試験(5次試験)は、3年生が2/7(金)に終了し、1・2年が2/21(金)に実施される。

 試験運営というのは、粗く――
 ①試験範囲の確定
 ②試験問題の作成
 ③試験問題の点検
 ④印刷
 ⑤試験実施
 ⑥採点
 ⑦返却&指導(説明)
 ⑧評価……というプロセスを、チーム全体で、トラブルなく完遂しなければいけないから、本校の教師の力量が問われる超・重要業務だ。
 すべての段階で、個人としても組織としても意識的に「ピリピリ気味」にチェックする、チェックしあう。
 たとえば、印刷段階だと、試し刷りの処理がきちんとできているか?
 輪転機マスターの処理はきちんとできているか?
 原稿の保管はきちんとできているか?……等々。
 経験のある人はわかると思うが、「マスター」の処理は、慎重にやらなくてはいけない。
 自分の印刷が済んだからといって、マスターを外すと、ローラーが乾燥して、次の印刷ができなくなる。
 しかし、だからといってローラー上に試験問題のマスターを残すわけにはいかない。
 これは厳禁だ。
 で、どうするか?……ということになるわけだ。(ま、たいしてむずかしいことではない。)
 僕らは、毎度、毎度、「試験運営を通して、教師として力をつけよう。そして、力のある学校にしよう」をモットーに取り組んでいるが、「力のある学校」は、こういうところがキチンとできている。
 ずっと以前、試験監督中、ケイタイを使ってカンニングさせてしまったという話を聞いたことがあるが、ホンマ、最低の話だ。

 現在、本校には「試験監督規定」があって、①試験問題配付後、各自の枚数と種類の確認 ②表裏の確認 ③印刷の濃淡の確認 ④残部の確認 ⑤監督者留意事項……これは、たとえば「当該試験に関係のあるもの以外の持ち込み厳禁」……等々、17事項にわたって――非公開情報なので、これ以上はアップできない――コマゴマと(ある意味で「露骨に」)規定されている。
 この(露骨な)規定も「力のある学校」になるための重要なポイントだと考えている。

★しかし、まだまだ未熟なせいか、試験実施のたびに新たな課題が出てくる。
 現在、僕らが「課題」としているのは、「試験問題の点検」過程だ。
 試験問題の作成・点検については、作成者→教科主任→教務主任→教頭→校長……と、かなり厳重にチェックしている。
 が、試験問題の質の向上&管理ということを考えると、このシステムには限界がある。
 具体的にいうと、
 (1)たとえば、「数学」の試験問題を、教務主任(社会科専門)、教頭(社会科専門)、校長(国語科専門)という組み合わせの場合、最終点検といっても、ほとんど字句や回答欄のチェック程度で終わってしまう。
 (2)また、問題に欠陥がある場合、差し戻しということになるのだが、「教務主任→教頭→校長」段階で「差し戻し」となると、実際問題として、時間的にかなり厳しくなる。

 したがって、「作成者→教科主任」の段階を、より意味のある、効果的な段階にすることが大切だ。
 単に教科主任の「点検」という発想ではなく、「教科部内で相互に検討・点検しあう」段階を、キチンとシステム化したほうが、よいかもしれない。
 今後の検討課題だ。

◆業務メモ ★今年度最後の定期試験の話をしていたら、次の2点が僕の頭の中でグゥゥゥ~ッとクローズアップされた。(1)「保護者参観日と、PTA事業報告会」。(2)「新PTA役員候補者選出のための推薦委員会」。参観日も、PTA事業報告会も、PTA役員推薦委員会も、2/27(木)の同日に実施。もう時期が時期だから、こういう案件については、当然、予測している。だが、具体的にこうして、今年度の大づめ事業(=PTA事業報告会・最後の参観日等)と、新年度の開幕事業(=新年度PTA役員推薦委員会)がいっしょになってつきつけられると、「こちら側」と「あちら側」の接点がむきだしになって迫り、非情迅速の思いにかられる。

003

★昼休み、心が落ち着かなかったので、巡回後、生徒たちと図書室でシャガールをみた。まだ教育課程にクラブの時間があった頃だ。文芸クラブを開設し、シャガールの絵を使い、生徒たちと描写の練習をしたことがある。文章能力の高い生徒らがいっぱい集まっていたのか、シャガールの絵が強烈だったのか……、その時間のことが自分の人生のひとつの「開始点」になっている。★この「職員室通信」に徐々に「感じ」を補充したいが……。

004


★読んでいただき、感謝します。ついでといってはなんですが、下のバナーのクリック、ガンガン、よろしく頼みます☆(●≧з≦●)。


にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 八戸情報へ
にほんブログ村

にほんブログ村 教育ブログ 中学校教育へ
にほんブログ村

  さらにリアルな情報は小高進の公式ホームページへ


  小高進のWEB無人駅線ページへ




★プロ教師塾シリーズ「繭玉飾りの下をみなみ中生たちが通り過ぎていく。青春は1分1秒がもったいない」編

2014-02-14 12:47:55 | 僕のモンマルトル日記
 

 

茫漠特急
★「1分1秒を大切に」のつもりが、なんだかはかない気分に陥ってしまった(ノ△・。)
2014
02.14

010

★下記の「職員室通信」に、繭玉飾りの下を通り過ぎていくMINAMI中生たちの画像を貼っていたら、頭の中を短い旋律が駆けていった。
 はじめ、なんの旋律かわからなかった。
 魂の中を手探りしているうちに、次の英文に行き当たった。

 Osaka is enormous city. We should spend the whole day walking and walking and still in the Osaka.

 僕の高校時代の日記の一節だ。
 「歩いても歩いてもまだ大阪の中……」という意味か? 
 口の中でもう一度つぶやいたら悲しくなった。
 ずっと長い夢を見つづけていたような気分だ。
 人生って「歩いても歩いても夢の中」なのかも?
 画像は「みなみ中生たちよ、1分1秒を大切にしろよ」というつもりで貼ったのに、繭玉飾りがあまりにも美しく、僕の魂の底まで揺さぶられてしまった。

★トップの画像は、けさのコーヒータイム。
 部屋の散らかりを隠すために、ぼかしたのだが、ぼかしきれなかったようだ(*^_^*)。

職員通信 2014/0/14号
★教師修業シリーズ「繭玉飾りの下をみなみ中生たちが通り過ぎていく。青春は1分1秒がもったいない」編
image11

★1・2年生は、2/・21(金)の校内定期試験(5次試験)に向けて、本日2/14(金)より試験準備週間に入った。

 放課後の部活動や特別活動がなくなる。
 その代わりに、昼休みや放課後等、学力保証特別訓練学習を実施し、終了後には即帰宅し、家庭学習に励むことになる。

 前回の記事(業務メモ)と少しダブるが、試験直前は子どもたちにとっては学力向上の最高の機会、教師にとっては授業力向上の絶好の機会だ。
 「広義の学力」から、なりふりかまわず、徹底して「狭義の学力」へと最後のギアを入れるのが本校の流儀だ。

image1

★画像は、昼休みの「試験週間・基礎学力アップ特訓教室」。

◆業務メモ ★僕は若い頃から「行事屋」教師だった。キャンプ、登山、炊飯遠足、ラン・ウォーク遠足、文化祭、修学旅行、体育祭、校内合宿……と、ありとあらゆる行事を担当してきた。この経験からいうと「文化祭・体育祭・体験的学習」などは、その学校の教師力の高さあるいは低さがズバリ目に見える。本校の保護者アンケートでは「肯定的評価」=91%と高い評価。たいへんありがたいのだが、しかし、プロの立場からすると、これはめちゃくちゃアマイ。本校の場合、「どういう力を育てたいのか?」と「他の行事との関連性」がきわめて不鮮明だ。猛省。もっと高い志をもちたい。★〈カウンセリング三角形の図〉。

w1202046

 年がら年じゅう「子どもと一体になろう」「子どもの味方になろう」と言いつづけているが、僕を含め、まだまだだ。僕は向山洋一氏の次のことばが心に突きささる。「自分の尊敬する先輩にそのこと(教育行為)ができるかどうか? たとえば、向山の手にマジックでほめことばを書けるのか? 失礼ではないのか? たとえば、授業中の向山に赤白帽子をかぶせられるのか? 無礼ではないのか? たとえば、向山をそのことばでどなりつけられるのか? 恥ずかしくはないか?」。「子どもと一体になる」「子どもの味方になる」ことは、僕らの経営の重点№1=「学びの喜びと確かな学力の保証をめざし、知的で楽しい授業を創る基礎・基本の修業を徹底します。〈プロ教師への道〉」と密接不離の関係にある。

031

★画像=繭玉飾りの下をMINAMI中生たちが通り過ぎていく。
 青春は1分1秒がもったいない。

030

028

026

025


★読んでいただき、感謝します。ついでといってはなんですが、下のバナーのクリック、ガンガン、よろしく頼みます☆(●≧з≦●)。


にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 八戸情報へ
にほんブログ村

にほんブログ村 教育ブログ 中学校教育へ
にほんブログ村

  さらにリアルな情報は小高進の公式ホームページへ


  小高進のWEB無人駅線ページへ




★プロ教師塾シリーズ「1・2年生は5次試験に、3年は高校入試に向け、教師も生徒もギア・チェンジだ」編

2014-02-13 17:10:38 | 僕のモンマルトル日記

 

茫漠特急
★このドーナツ型座布団は座るためではない
2014
02.13

image12

★このドーナツ型座布団は座るためではない。
 その下の椅子に座ると、僕の後頭部がドーナツの穴にスッポリと収まるようになっている。
 バルトークを聴くときのスタイルだ。
 壁のレコードは、上から「パリの空の下」「バッハ/ヴァイオリン協奏曲2番」「ハーブ・アルパートとティファナ・ブラス」。
 写真は、阿修羅像、堀辰雄、レオン(=ゴールデンレトリバー。2007/6/13没、12歳1ヵ月)、大学の研究室。

 壁の奥から、髪が伸びすぎていた頃の「声」や「音」が聞こえてくればいいなぁ~と思っているのだが、今のところ、何も聞こえてこない。

 魂の状態は、下記の「職員室通信」の中にある「停滞と逡巡」の毎日だ。

職員通信 2014/02/13号
★教師修業シリーズ「1・2年生は5次試験に、3年は高校入試に向け、教師も生徒もギア・チェンジだ」編
image2

★先週、隣のminami小学校の6年生たちが、中学校の授業を観るために、やってきた。
 低学年には「中学校探検」という時間がある。
 その高学年版だ。
 すごく立派になっている。
 6年間、山あり、谷あり、涙あり……非連続の連続の「大冒険」を経てやってきたのだと思うと胸がいっぱいになる。
 
 当初、1学年4クラス、2学年4クラスを、自由に観てもらう計画だったが、2学年に少し風邪気味の生徒がいるため、1年4クラスだけに変更した。(3学年は入試追い込み期間のため初めから計画に入れていなかった。)
 1年1・2組男子 保健(教室)
 1年1・2組女子 体育(体育館)
 1年3組 英語(教室)
 1年4組 理科(第1理科室)

RIMG0011

◆業務メモ ★1・2年生は5次試験に、3年は公立高校入試に向けて、教師も生徒も最後のギア・チェンジだ。授業力の向上&学力の向上をめざしてずっと突っ走ってきたが、僕らの状態は、まだまだ……。なにがまだまだなのか? ひとことでいうと「ドリル」不足。最後のギアを入れる。ギアの音が生徒にも聞こえるくらいに。①広義の学力から、徹底した狭義の学力へ。②頭を使うプロセスの増設。③授業過程のステップをさらに小刻みに(「できない状態」→「できる状態」へのスモールステップ。「できる状態」→「確実にできる状態」へのスモールステップ。)。④やることがハッキリ・クッキリした短い作業場面の増設。⑤その「ハッキリ・クッキリ」を家庭学習(課題)に接続する工夫。原則として授業中、プリント学習はやらない。やる場合でも、たとえば今、この時間に教師が指導しながらいっしょにやる箇所、放課後の学習会でやる箇所、家庭で各自やる箇所……等と限定して取り組む。試験直前は子どもたちにとっては学力向上の最高の機会、教師にとっては授業力向上の絶好の機会だ。★僕は、これまで沢木耕太郎が『深夜特急』で鉄路と陸路でロンドンを目指すように、第3の教育改革のゴールをめざし突き進むのだというイメージで教育の仕事をやってきた。これはこれでこれからも大切にしたい。ただ、これだけではダメかも? 現実の僕は「停滞と逡巡」の連続だ。「停滞と逡巡」の中に豊かさを求める……活路を見いだす……という河口に漂う小型船舶のようなイメージもプラスしなければ、これから先、やっていけないのではないか?(学校部活動任意加入制支持27%から一気に50%超に突き進む世界ではない。奸智術策、権謀術策、28%を目指す、ホンマ、しんどい世界や。)

RIMG0020

★次の日曜日に○○町で開かれる「生涯学習のまちづくり町民大会・リレートーク」に僕も出場することになっている。

 リレートーク出場者=
 H子氏(地元の社会教育団体リーダー)
 S子氏(関東地方の子育てネットワーク代表理事)
 U氏(地元の某大学教授)
 そして、僕。

 今、資料(パワーポイントのスライド)の最終調整。
 僕の割り当て時間は30分。
 建国記念の日は「トークセッション」、今回は「リレートーク」だから構成をガラッと変更した。

 変更の観点――
 ①地域の「教育システムづくり」に携わる多くの人々を紹介する。
 これまでも紹介してきたつもりだ。
 だが、今回は、もっと徹底して紹介する。
 1枚のスライドに10枚、20枚と人々の画像を重ねる。
 「S連合町内会長です」「O連合町内会長です」「O安協の支部長です」「地区子ども会の会長です」「MINAMIネット会長の48やんです」「本校の研修主任公磨Tが地域情報交換会で授業力向上の5原則を説明しています」「教務主任の乱氏Tです」……。
 画像から伝わる「真剣さ」「楽しさ」「おもしろさ」「あたたかさ」等々から、地域コミュニティづくりの魅力を感じてもらいたい……味わってもらいたい……と考えている。

 ②僕はついつい内容を盛り込みすぎる。
 語りが駆け足になる。
 問いかけを挟みながら聞き手にも考えてもらうという「間」が、まったくとれない。
 今回は、スライドを提示するとき、聞き手がスライドを見る、僕もはじめてスライドを見るような気分で見る……この一瞬の間がとれるように、資料の量・語りの量を大幅に減らす。(①の「人々の画像」は、パッパッパッと見てもらうものだから、これが増える分には問題はない。)

 ③建国記念の日のトークセッションでは全体を「6つのポイント提示型」で組み立て、ガンガン主張する構成にした。
 今回は、4つのポイントにしぼり(他の2つは泣く泣く捨て)、かつ、そのうち3つを「ポイント提示型」から「ストーリー型」に組み替えている。

 作業中、「ストーリー型」は乱氏Tが大得意……代わってもらおうかな?……と、ふと思った(*^_^*)。

RIMG0022

RIMG0025

RIMG0029


★読んでいただき、感謝します。ついでといってはなんですが、下のバナーのクリック、ガンガン、よろしく頼みます☆(●≧з≦●)。


にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 八戸情報へ
にほんブログ村

にほんブログ村 教育ブログ 中学校教育へ
にほんブログ村

  さらにリアルな情報は小高進の公式ホームページへ


  小高進のWEB無人駅線ページへ




★プロ教師塾シリーズ「あすは私立高校入試=入試は自分の人生を支える何本かの柱の1本だ!と激励する」編

2014-02-12 16:50:04 | 僕のモンマルトル日記

 

茫漠特急
★屋根裏部屋で他の人物の人生に接し、平衡を失う
2014
02.12

s-800002

★早朝、コーヒーを沸かし、自分のブログの過去記事を検索していたら、隅っこに「キルケゴール著作集」の映った画像が出てきた。
 食うや食わずの学生時代に全部売ってしまったと思っていたので驚いた。

 書物の並び方から「これは屋根裏部屋にちがいない」と見当をつけ、不安定なハシゴを上がっていくと、ホンマにあった(画像)。

 隣の「埴谷」も「サルトル」も「山本命」も学生時代の書物だ……。
 僕の人生とは別の、他の人物の人生に接しているような気持ちになり、心がときめく。

 しかし、次の瞬間、平衡を失った。


職員通信 2014/02/12号
★教師修業シリーズ「あすは私立高校入試=入試は自分の人生を支える何本かの柱の1本だ!と激励する」編
008

★明日は、いよいよ私立高校入試。
 4時間目に、あすの準備のための3学年集会が開かれ、僕も「激励のことば」を述べた。
 次が、その骨子だ。

 〈激励の言葉・骨子〉
 人生をふりかえると、自分というものを、ず~っと支えている3本くらいの柱がある。
 この「柱」があるから、苦しいときも倒れない、くじけない、ピンチも乗り越えることができる。
 その柱の1本が、「入試」だ。
 入試に向けての勉強、入試本番、面接、合格発表……、苦しみ、喜び、悲しみ、あるいは、入試に向かう自分を応援してくれた人々への感謝……このトータルは、間違いなく人生の柱だ。
 だから、明日は、人生にとって大切な日なのだ……と自分に言い聞かせ、強い心で臨んでほしい。
 具体的な注意点として、4点述べる。
 3年生の先生方から話があるかもしれないけれど、ないかもしれない。
 ないと困るから、念には念をいれて……という意味で4点述べる。(4点の具体的な内容はあまりにも具体的な内容のため、省略する。「激励の言葉・骨子」以上)

013

◆業務メモ ★私立高校入試、公立高校入試願書受付、いよいよ入試も本番。入試事務については、危機管理の観点から「念には念を入れて」という精神で業務、あるいは指導に臨むつもりだ。また、1・2生年については、じっくりと大きく育てたい期間だ。「力のある学校」と「力のない学校」の差がはっきりと出る期間だ。★教務週報39号に掲載されている各分掌の「目標」を各教科・学年・学級運営の視点に。○校長=リーダーを育てる→リーダーを増やす→全員をリーダーにする。(招集する。招集しないとリーダーは育たない。)○総務=節水・節電・節灯油の継続。落雪注意。足下注意。○教務=「全員参加(即ち)傍観者にさせない(そのために)短い作業」の授業設計。○研修=学力保証のために授業内での達成状況の確認を! ○生徒指導=粘り強く頭髪指導を(特に女子の顔にかかる髪) ○保健=美化コンテストを通し、校内環境の美化徹底。★僕はブレのないことを自慢にしていた時代がある。ま、つまり、これは畢竟「頑迷」の裏返し。「ブレる」と言われることを恐れるがゆえに、ほんとうは、やりながら、あれこれと(ブレながら)戦術を検討していけばいいようなときでも、はじめにポンと、なかば「賭け」に近いかたちで決断。この「決断」の直前の自分がイヤだし、すごく苦しい。はっきりいえば、プロだからこそブレるのだ。常にブレながらプロとしての勘を磨かなければならない。★最近、ブレた例――私立高校入試の引率計画。本校のルール「他校間の生徒指導上のトラブルがあったときは(生徒指導主任が3学年配属のため、引率者になっているので)生徒指導主任に引率代行者を派遣して、生徒指導主任を学校に戻す」。なら、初めから生徒指導主任を引率者にしないで、代行者に想定している教員を引率者にすればいいではないか? ここでブレまくる。3学年所属の生徒指導主任か? 他学年の引率者か? ★学校経営は、むずかしいなぁ~と感じる局面と、ま、それほどでもないよ~という局面とがある。むずかしいのは「勘」が要求される局面だ。言い換えると「ブレる」場面だ。学校というのは、そういう局面の連続だ。僕が、民間校長の任用に積極的でなく、「中学生が路上でダンプカーを運転するようなもんだ」と反対するのは、この「勘」の部分においてだ。教員免許もない、通信表も書いたことがない、授業で苦しんだこともない、進路相談もしたことがない……そんな人間に「勘」が働くはずがない。教職員には弱点がある。でも、それはだれだって同じことだ。教職員の弱点を補強するのが得策か、その弱点に限定して、優れていると思われる部外者・無免許者・素人を任用して、その弱点を補強するのが得策かといわれれば、僕は、断然、前者を選択する。素人をちょっと補強したからといってやれるような仕事ではない。なお、「むずかしくない」のは「凡事徹底」していればなんとかなるという局面だ。しかしながら「凡事徹底」もなかなかむずかしい。

★午後、MINAMIネット事務局に○○町の「まちづくり協議会」(=以後「R協議会」と省略)の方々――ボランティアコーディネーターの方3名と、協議会事務局の方1名――が視察においでになった。

06a8e710e285c206c698e4d9620b502f

 R協議会では、町内の4つの小学校を拠点に、それぞれ学校支援地域本部を設置し、ボランティアコーディネーターを1名ずつ合計4名を配置している。(今回おいでになったのは、そのうちの3名。)

★実際の活動は、週3回、各小学校に出向き、学校側のボランティア依頼に対応して、教師とボランティアの方とをコーディネートしている。

 ボランティアの活動事例としては、次のように多岐に及んでいる。

(1)ゲストティーチャータイプ
○クラブ活動の定期指導(読み聞かせ・裂き織り・お囃子・編み物・お花・踊り・スポーツチャンバラ)。
○校内すもう大会の土俵の修復・行司、水泳指導、野球部・ソフトボール部・卓球部・サッカー部の指導
○稲作栽培(田植え・稲刈り・脱穀)、果樹栽培の指導、学校菜園の栽培指導
○和楽器演奏(琴・三味線)、絵手紙の指導
○郷土芸能の指導、地域の郷土史の説明、地域音頭の指導、古民具の解説、凧作りの指導

(2)学校教育サポート
○読み聞かせ、もちつき会の補助、ぞうきんの寄付、プール管理、調理実習の補助、裁縫学習の補助、校外学習引率アシスト、作品展出品の手配

(3)学習アシスト
○ドリル・ワークシートの採点

(4)環境整備
○ビオトープづくり、グランド整備、図書室の環境整備(整理・壁面装飾)、花壇の整備、学校菜園の草取り、図書室の本の整備(フィルム張り・台帳整備・破棄処分)、ミシンの整備

(5)校外安全指導
○交通安全指導、登下校の見守り(地域子ども安全委員会・サポートチーム)、防犯パトロール、交通安全マスコットプレゼント、交通安全教室の補助(交通安全協会・母の会)、学校全体サポート組織の運営(サポーター倶楽部)(活動事例 以上)

★また、コーディネーター業務の一環として、
(1)ボランティア活用の手引き作成(活用方法・人材バンク・物場所バンク・活動の具体例一覧等)
(2)教員の研修会などでのPR活動……等を行っている。

 週3回、定期的にコーディネート業務をしているから、教師は気軽に相談できるし、またボランティア依頼もしやすいというすばらしい環境が形成されている。

★R協議会の課題としては、
 (1)ボランティア研修の充実
 (2)ボランティア同士の横のつながり
 (3)ボランティアバンクの充実
 その他、町全体を総括するコーディネート組織や、学校へのさらなる働きかけ(特に中学校)があげられている。

★僕のほうからは、MINAMIネット情報「一式」、すなわち――
 (1)みなみ地域の概況(地理・歴史)
 (2)MINAMIネットの理念
 (3)MINAMIネットの組織
 (4)MINAMIネットの目的と機能
 (5)MINAMIネット事業
 (6)MINAMIネットの今後の課題等々……。

 現在、実際に、先進的な取り組みを行っている地域の中核として活躍されている方々との情報交換なので、僕のほうも、あちこちでは言えない、書けない、ま、ホンネの部分をお話し申し上げた。

 そのホンネの例――

 ①活動経費(「手弁当が原則」という話だったが、詳細はここでは省略)

 ②僕は、学校・家庭・地域のバランスがよくなれば日本の教育はまだまだよくなると考えている。
 日本の学校には力がある。
 家庭もそうだ。
 地域もそうだ。
 しかし、今のようにバランスが悪いままだと、なにをやってもなかなか効果はあがらない。
 バランスをよくするための連携事業、ネットワーク活動が大切だと考えている。
 だから、次のような発想は、はっきりいって、アカンと思う。
 あくまでも例やけど、「もう一度地域の人が結集するシンボルとしての学校を見直そう」云々……。
 あるいは、これもひとつの例やけど、「さまざまなネットワーク活動を意図的に立ち上げて社会のつながりをつけ直すことが必要だと思う。そのためのひとつの有効な方法として、いい学校をみなで作ろうということを目指した、学校を拠点とした地域と学校の連携を深めるネットワーク活動」云々……。
 これもアカン。
 これらは、気をつけないと、「子どもの発達過程の学校化」とか、あるいは、冒頭の説明でも述べた「学校の教育丸抱え体制」がさらに、望ましくない方向に傾く恐れがある。
 めざすところは同じようで、異なる。 
 僕は粗く、僕らの実践は「バランス主義」、学校に地域の人を結集……とか、学校を拠点に……という実践は「学校中心主義」と区別している。
 「区別をつけておかないと、まず、まちがいなく、道を誤る、落とし穴に落ちる。ちょっと言い過ぎかもしれまへんm(_ _)m。言い過ぎやったら、スンマヘンm(_ _)m」

★そして、MINAMIネットの運営に関して特に力説したのは次の点だ。

①連携・協力の中核エネルギー
 歩く人が多くなれば道はできる。
 しかし、最初に歩く人、多少の困難があっても歩きつづける人がいないと、なにも始まらない。
 連携・協力には中核エネルギーが必要である。
 中核エネルギーの質、ならびに継続性が連携・協力の質を決定する。

②小学校と中学校の連携
 小・中学校の連携がしっかりしていることが、学校側・地域側、双方向の連携推進の条件である。
 よく、小学校はやっているが、中学校は無関心という例がある。
 小・中学校の方針がバラバラだと、継続的な学社連携はほとんど進まない。

③機動性に富む運営組織
 理念をきちんと共有した上で、それぞれの立場から、気軽に自由に参加・参画できる組織づくりが大切である。
 立派な組織を作っても、会議の招集もままならないのでは充実した活動は期待できない。

スライド31

④学校・家庭・地域のバランス
 (ホンネの部分でも話したが)このバランスがよくなれば日本の教育はまだまだよくなる。
 逆に悪いままだと、なにをやってもなかなか効果があがらない。
 連携事業が、バランスをよくすることに結びついているかどうかを絶えず点検する必要がある。

★ボランティア活動から教育コミュニティづくりをめざすR協議会と、学校・家庭・地域間の連携のしくみづくりから教育コミュニティづくりをめざすMINAMIネット。

 MINAMIネットは、これまで、「学校・家庭・地域が連携・融合・協働するためのしくみづくり」に重点をおいて活動してきている。
 具体的な個々のボランティア活動については、現在、サポータークラブを充実させたり、また既存のサークル活動(ほたるの里づくり・えんぶり保存会等)と連携させたりしている。
 R協議会にくらべると、まだまだ途についたばかりだ。
 しくみづくりをやっていく過程で、ボランティア活動の重要性を再認識したといっていい。

★僕は、ボランティア活動を組織することからはじめてもいいし、大きなしくみづくりからはじめてもいいと思っている。
 僕らの地区の場合は、まず全体のしくみづくりが急務であると判断した。
 大きなしくみづくりからはじめると、やはり、ある段階で、ボランティア活動の重要性に行き着くし、逆に、ボランティア活動からはじめると、ある段階で、大きなしくみづくりが必要だということになると考えている。
 両方同時に着手していくのがいいのだけれども、実際にはなかなかむずかしい。

 R協議会とMINAMIネット、それぞれの優れた点を学びながら、互いにさらに飛躍していければ……と思っている。
 今回のご来校に心より感謝申し上げる。

★R協議会の方々を玄関までお送りする途中、何人もの生徒とすれ違った。
 「ひとりひとり、あいさつの仕方が違いますね」とほめてくださった。
 来客に対して敬意を表するのは同じだが、個性の違い、あるいは、来客に対する「思い」や「関心」が違うのだから、あいさつも微妙に違ってくる。
 さすがにボランティアコーディネーター、「観察が鋭いなぁ~」と感心した。








★読んでいただき、感謝します。ついでといってはなんですが、下のバナーのクリック、ガンガン、よろしく頼みます☆(●≧з≦●)。


にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 八戸情報へ
にほんブログ村

にほんブログ村 教育ブログ 中学校教育へ
にほんブログ村

  さらにリアルな情報は小高進の公式ホームページへ


  小高進のWEB無人駅線ページへ




★プロ教師塾シリーズ「地域コミュニティづくり研修会トークセッションに出場。『質問』の対応に窮する」編

2014-02-12 06:43:04 | 僕のモンマルトル日記

 

茫漠特急
★僕はもっと「職員室通信」側に寄る、あるいは逆に「職員室通信」をこっちに引き寄せるべきだ
2014
02.11

s-800013

★HP外枠「茫漠特急」とHP内枠「職員室通信」のバランスがうまく取れない。
 現時点では「職員室通信」のほうに大きく傾いている。
 「だから『茫漠特急』のほうを重くしなくては……」と、ついつい僕は考えてしまうのだが、これは間違い。
 バランスが取れる「位置」を見つけるべきだろう。
 粗く、単純にいえば、僕はもっと「職員室通信」側に寄る、あるいは逆に「職員室通信」をこっちに引き寄せるべきだ。
 その「位置」の操作は、「創作的」に……ということなんだろう。

★画像=DAKA古書店跡前の庭(猫の額)の現状。
 ここはいつも吹きだまりになる。
 よその2、3倍積もる。
 朝、日の丸を掲揚したあと、2時間ほどかけて除雪し、道をつくった。
 膝を曲げる。
 腰を下ろす。
 スコップで雪をすくい、膝と腰は残したまま、上半身をひねり、雪を投げる。
 適度にやっている限りは――あしたもやろうと思わない限りは――身体にすごくいい(^_^)v。

職員通信 2014/02/11号
★教師修業シリーズ「地域コミュニティづくり研修会トークセッションに出場。『質問』の対応に窮する」編
image10

★午後(建国記念の日)、学社連携・融合・協働のコミュニティづくり研修会のトークセッションに出場した。

 パネラー
 =O子氏(首都圏の某大学准教授)
 =A子氏(某地域間交流研究会の事務局長)
 =僕

 A子氏とは旧知の仲だ。
 僕が学年主任をやっているときの保護者だ。
 教頭時代には地域活動団体のリーダーとして、いろいろ相談に乗ってもらった。
 会場のホテルのステージに上がるまで、パネラーの中にA子氏がいることを知らなかった。
 それくらい、最近、自分がバタバタしている……ということだ。
 A子氏の顔を見たとき、ここ、10数年の、自分の「栄枯盛衰?」「人生流転」「晴れたり曇ったり」のダッチロールが、ピカッと照らされ、一筋の道となった。
 すごく感動した(^_^)v。

★すこやかMINAMIネットの理念と、創設時から現在に至るストラテジーを「語り散らす」。
 僕が力説した点をアトランダムに述べると――。

(1)すこやかMINAMIネットを創設することができたのは――
 ①「地域の子どもを地域で育てるネットワークの中核は子どもの親であるPTAだ」というPTA幹部の気概。
 ②その「気概」を認め、支えた地域諸団体の「応援」
 この2つがあったからだ。
 ①と②のどちらが欠けても創設できなかった。
 宇宙の星の誕生に似ている。
 本地区は3つの連合町内会から形成されているが、そのリーダーの方々には「ホンマに」×10000倍くらい感謝している。

(2)minami小・MINAMI中の連携・融合の軸がしっかりしているので、学校側から、あるいは地域の側からと、双方向の連携・融合が推進した。
 小・中の一方が無関心だと、学社連携は(絶対に)進まない。
 小学校では地域と連携・融合し、いろいろなイベントをやっているが、中学校では「荒れ」て地域の人々も手を焼く……というのを見聞きするが、これがいちばん悲惨。

(3)現在の日本は、残念なことに、学校・家庭・地域の教育のバランスが崩れている。
 僕流にいえば「学校の教育丸抱え体制」あるいは「学校の教育独占体制」状態。
 これが教育危機、教育ピンチ、教育大変の元凶だ。
 逆にいうと、このバランスさえよくなれば、日本の教育はまだまだ大丈夫だ。
 バランス改善の鍵を握っているのが、実は、(子どもの親である)PTAだと考えている。
 保護者は学校にいちばん近い存在だ。
 そして同時に地域を構成するメンバーでもある。
 ネットワークの要だ。
 ただし、PTAが学校・家庭・地域社会の懸け橋として力を発揮するには、次の4つの「ミゾ」をクリアーしなければならない。
 ①小・中のPTAのミゾ
 ②PとTのミゾ
 ③Pと地域のミゾ
 ④P役員とP一般会員とのミゾ。
 これらのミゾを「すこやかMINAMIネット」の実践を通して、解決していこうとしている。

(4)本地区も地域の諸団体が活躍しているが、団体同士の連携については今後に可能性を残している。
 しかし、考えてみれば、諸団体はもともと「他との違い」(=専門分野)をエネルギーにしている。
 本質的には連携しない、あるいは連携を好まない団体だ。
 学校もそうだ。(「学校もそうだ」ということをしっかりと押さえておく必要がある。)
 「他との違い」という輪郭は大切にすべきだ。
 だから、こういう専門分野に特化した地域団体(含学校)とは別に、協働を目的(例=学校・家庭・地域の連携・融合・協働のきっかけを創り、安定させ、継続させることを目的)とした団体が必要だ。
 すこやかMINAMIネット創設のねらいがここにある。

(5)すこやかMINAMIネットの中核エネルギーとして活躍しているのがPTAだ。
 くりかえすが、PTA会員は、学校の保護者であり、かつ地域の住民である。
 その存在自体が既にネットワークの芽を内包している。

(6)現在、すこやかMINAMIネットのターゲットは「児童・生徒の健全育成、安全確保」に限定している。
 地域の諸団体が合意しやすいテーマだし、あまり広げないほうが取り組みやすいと考えたからだ。
 ターゲットを変えると、すなわち、「荷の軽い協働」から「荷の重い協働」にギアを切り替えると、ネットワークの質が変わっていくと思う。
 ただ、その設定はよほど慎重にやらないと、一瞬のうちにネットが崩壊することもある。
 僕は、これまで何度も、これで失敗している。(だから、今はスゴク臆病になっている。)

(7)教育に関していちばん荷を抱え込んでいるのが学校だ。(先に述べた「学校の教育丸抱え体制」。)
 だから、この学校がダムの水を徐々に放流するように、アウトソーシング計画をもたない限り、事態は改善しない。
 日本の中学校、特に地方の中学校は、これが遅れている。(ま、東京の中学も同じかもしれないけれど……(*^_^*)。
 教員の意識改革が必要だ。(発表やトークセッションの発言内容、以上。)

★「PTAの4つのミゾ」に関するの補足。

 ①小学校PTAと中学校PTAのミゾ
 小学校PTAの会員が中学校PTAの会員になるのだし、中学校PTAの会員だった人が、再び小学校PTA会員になったりして、行ったり来たりしている。
 だから、「ミゾ」など生じるはずがない。
 なのに、一種名状しがたい?微妙な「ミゾ」がある。
 僕には、はっきりとした原因がわからない。
 お考えをお持ちの方は教えていただきたい。
 小学校低学年保護者と高学年保護者の「ミゾ」が小・中PTAの「ミゾ」の原型かもしれない。
 あるいは、PTAの「T」の側、すなわち小学校教員と中学校教員の「気風」の違いや、小学校と中学校の「体質」の違いに原因がある可能性もある。(「気風」とか「体質」とか、ことばづかいが曖昧だ。もう少しきちんと語らないとダメなのだが、文脈が乱れるので、ここではやめる。)

 ②PとTのミゾ。
 このミゾは大きい。
 ちょっとやそっとの改善では解決できないし、考えようによれば「解決」しないほうがいい問題かもしれない。
 「ミゾ」はなんでも埋めればいいというものではない。
 PとTの場合、「ミゾ」を残したまま、「連携」する方策を検討するという発想が大切だ。

 ③PTAと地域のミゾ
 当然のことだが、PTA会員と地域諸団体のリーダーとの経験の差、年齢の差は大きい。
 PTA会員からすれば畏敬の念をもって仰ぎ見る存在――すなわち、「煙たい」存在でもある――ので、連携・融合・協働の際にプレッシャーを感じるということだろう。

 ④PTA役員とPTA一般会員のミゾ。
 このミゾがいちばん大きい。
 連携事業推進の鍵を握っているといってもいい。
 一般会員のなかにまだまだ人材が埋まっている。
 MINAMIネットでは、現在、「サポータークラブ」(=ボランティアサークル)事業を展開している。
 保護者、地域の人々、教職員等を対象に――
 「やってみたい人が」
 「やれるときに」
 「やれることを」――をモットーに登録者を募っている。
 学校・家庭・地域という垣根を越えた、多様な活動を通して、コーディネートのスキルとパワーをもった人々が、自然に育成される仕組みづくり(サポータークラブ)が難題を解決する方策のひとつになる可能性があると考えている。

 現時点で、活動しているサポータークラブは次のとおりだ。
 「ホームページサポーター」=PTAやMINAMIネットのホームページ、およびプレゼンテーション用スライドの作成。
 このサポータークラブの特徴は、活動の場が主に各家庭であるということだ。
 仕事などの関係で、学校に出向くことはできないが、自分の都合にあわせて活動できるのならば……という人に向いている。

 「環境サポーター」=花壇の整備・校内掲示板等の装飾(以前地元新聞に紹介された玄関ロビーの桜&えんぶり等)。
 これまでの活動形態は、サポータークラブ会員の活動、サポータークラブと総合文化部員・教職員との連携・融合が主だったが、今後は、もっと広く保護者や地域の人々にも声をかけていく計画だ。

 「地域連携サポーター」=地域の活動や行事と、PTA会員や学校の生徒・教職員とのコーディネート、くわえて、すこやかみなみネット事業の支援等。

 「学校部活動・総合文化部への支援」=パソコン・華道・茶道・料理・書道・ハングル語等外国語の指導。

 「図書室サポーター」
 図書の整理(デジタル化)

★「バランス改善の鍵を握っているのがPTA」発言に関する補足。

 ①PTAは、自主自立の精神に富み、高い実践力を有する社会教育団体だ。
 社会教育団体にはピンからキリまであって、中には(過渡期的に行われてきた)行政からの指導・助言・支援におんぶにだっこの団体もある。
 この点、各小・中学校のPTA(連合PTAに対して単PTAと呼ぶ。単Pと略すこともある)は、ほんものの社会教育団体だ。(ただ、学校によっては教頭におんぶにだっこのPTAもあるらしい。これは話にならない。)

 ②人材の宝庫である。
 毎年、ほぼ「自動的」に30代~40代の会員を多数獲得することができる。(資金面でもめぐまれている。)

 ③組織の維持・継続のシステムが優れている。
 今述べた「②」も、このシステムに含まれるが、加えて、リーダーから次のリーダーへという人のつながりが形成しやすい。
 またPTA独特の「規約」(+「前例」)の存在も大きな役割を果たしているように思う。
 もちろん「規約・前例」に縛られ、活動がマンネリ化する傾向もあるが、僕からすれば、これこそがPTAの魅力なのだ(^_-?)。

 ④(繰り返し述べてきたが)存在自体が既に学校・家庭・地域のネットワークの芽を内包している。

★トークセッション終了後、会場から集中的に質問をいただいた。
 鋭い質問があった。
 いくつか紹介する。(紙幅と僕の時間の関係で、ここでは僕の回答は省略する)――

 ・説明のあった「PTAの小・中連携」、「教職員の小・中連携」のほかに、児童・生徒の連携としては、どんな活動があるのか?

 ・「荷の重い協働」とは、具体的にどんな内容か?

 ・「新しいターゲットの設定はよほど慎重にやらないと、一瞬のうちにネットが崩壊する」とは、いったい、どういうことなのか?

 ・中学校が、今、いちばん「アウトソーシング」しなければならないと考えていることは何か?

 ・PTA役員と一般会員のミゾを埋めるための方策として「サポータークラブ」に期待するという話があったが、どのように埋められるのか、くわしく説明してほしい。

★「質問」の対応に窮しているとき、このトークセッションに参加してよかったと思った。

★2学年家庭科・調理実習。
 「調理実習」は、学校の力、家庭の力、地域の力が、はっきりと見える場面だ。
 結構、力があると感じた。

image1

120213cyori1

image11

image12

image13


★読んでいただき、感謝します。ついでといってはなんですが、下のバナーのクリック、ガンガン、よろしく頼みます☆(●≧з≦●)。


にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 八戸情報へ
にほんブログ村

にほんブログ村 教育ブログ 中学校教育へ
にほんブログ村

  さらにリアルな情報は小高進の公式ホームページへ


  小高進のWEB無人駅線ページへ




★プロ教師塾シリーズ「保護者対象・学校アンケート結果=もっと授業に力を入れてくれという願い」編2

2014-02-10 19:18:41 | 僕のモンマルトル日記

 

茫漠特急
★HP外枠=「茫漠特急」と、内枠「職員室通信」の日付が一致した(その2)
2014
02.10

005

★本日、HP外枠=「茫漠特急」と、内枠「職員室通信」の日付が一致した。
 僕の「体力」がついてきたからかな?と、少し喜んでいる(^_^)v。

 職員室通信に「◆業務メモ」枠を設定したことが、僕の気持ちを前向きにしているように感じる。
 これまでの「メモ」を拡大した形。
 ここに「記事にしたいけれど、それほどの内容がない」……あるいは「記事として扱うだけの覚悟が僕にない」……というような内容が含まれる。
 いったん「◆業務メモ」として記述することにより、次へのステップが期待できる。

★画像は、穴蔵・DAKA古書店跡でバルトークの弦楽四重奏曲を聴いていた僕が、その穴蔵から出て、バッハのブランデンブルグ協奏曲を聴く空間。
 右側ピアノの上が、ジャンク市で手に入れたPioneer S-P340V
 高音部がきれいだ。
 左上の棚は、もう少しなんとかしたい(*^_^*)。

職員通信 2014/02/10号
★★教師修業シリーズ「保護者対象・学校アンケート結果=もっともっと授業に力を入れてくれという願い」編(その2)
2b47b3f0a4f475b2227cd48abd3e899c

★→(その1からつづく)
m2 「(6)文化祭・体育祭・体験的学習」については肯定的評価が92%。
 上級生が中心になり、前年より一歩でも前進させて、新しい歴史を創出しようという意気込みへの評価だと考えている。
 今後も、形式的に流されることなく、生徒の自主的な活動を通し、役割意識を高め、達成感や自信を獲得させる運営に努力していきたい。
 また、今年度は、図書室機能の向上、読書週間の拡張など、読書活動に力を入れた。
 今後も、司書教諭・国語科との連携、さらには保護者や地域(すこやかみなみネット・サポータークラブ)とも協働して読書環境を充実する予定だ。

★「(7)生徒の悩みの相談」のアンケート結果については、「もっとわが子に対応してほしい」「もっともっと子どもの声に耳を傾けてほしい」という保護者の強い願いであると受けとめている。
 中学生はかまわれないと成長が止まる。
 かまって、かまって、かまいつづけてやる……かまってやる「量」だと、日本一といわれるくらいかまってやれる器量を身につけなければいけない。
 カウンセリング・マインドを基底に、子どもと教師、子ども同士の人間関係を豊かにしていく。

★「(8)お子さんの服装やマナー」について。
 昨年比で、◎の割合が急増(激増?)したのが、この項目だ。
 MINAMI中は、いってみれば、MINAMI地区の子どもの教育を目的に設置された部分社会(S52年最高裁「部分社会論」)だ。
 あいさつの励行を含め、正しい頭髪、服装などの基本的生活習慣は、設置目的を達成するために必要な事項だと考えている。
 このことに関する本校(=部分社会)の日々の実践を、保護者の方々を含むMINAMI地区全体として高く評価していただいたものと、たいへんうれしく思うと同時に、今後も保護者や地域の方々と連携して取り組んでいきたいと考えている。

m3★「(10)PTA活動」については「よい」「ややよい」の肯定的評価が87%、「わからない」を含む否定的評価が13%。
 「(11)MINAMIみネット事業」については「知っている」95%、「知らない」5%という結果だった。
 年々、評価が高くなっている。
 PTA会長はじめ役員の方々の努力のたまものであり、加えて地域の方々の応援のおかげであると、心より感謝と敬意を表する次第である。
 自由記述欄には「役員以外の一般会員の参加が少ない」「一部の人だけに負担がかかっている」という声も寄せられている。
 今後、①小学校PTAと中学校PTA ②PとT ③PTAと地域 ④PTA役員とPTA一般会員……などについて常に点検・改善(改革)し、つながりを強く、太くしていく活動内容を検討していく必要がある。

 MINAMIネット事業についての自由記述欄には――
 ①安全パトロールや平成の寺子屋(MINAMI公民館)など、地域諸団体の活動、あるいは、率先して活動しているPTA役員などに対する感謝の声
 ②「核家族が多い中、地域の人たちとの連携活動は大切だ」という支持の声が多く寄せられている。
 また、今後、「活動しているのは知っているが、なかなか参加できないので、保護者がたくさん集まる機会を利用して事業を展開してはどうか」という提案もいただいている。

 MINAMIネット事業は、minami小・MINAMI中のPTAが主体となり、小学校と中学校の連携・融合を軸に、学校・家庭および地域の関係諸団体とのあいだにネットワークを形成するものだ。

(1)息の長い活動にするため、優れた維持・継続力をもつPTAを中核エネルギーにしている。
 青少年健全育成をめざす教育コミュニティづくりは、やはり子どもの親であるPTAが中核エネルギーになるべきだと考えたからである。
 加えて――
 ①PTA会員は、子どもの保護者であり、かつ地域の住民であるから、PTAの存在自体が既にネットワークであること。
 ②毎年ほぼ「自動的」に30代~40代の会員を獲得できる人材の宝庫であること。
 ③組織の維持・継続のシステムが優れていて、リーダーから次のリーダーへという人のつながりが形成しやすいこと、といった強みがあるからである。

(2)ネットワーク全体を、①企画・運営グループと②連携・協働グループに分け、それぞれの立場から、気軽に自由に参加・参画できる、ゆるやかな関係づくりをめざしている。
 MINAMIネットは、人口11000人以上の地域の数多くの団体を構成メンバーにしているから、なんでも全員参加方式では身動きがとれない。
 そこで、思いきって、ネットワーク全体を、①企画・運営グループと②連携・協働グループに分けて活動している。
 ①「企画・運営グループ」は、小・中学校PTA役員から構成される「すこやかみなみネット事業推進委員会」で、すこやかみなみネットの運営に関して、ほとんどすべてを検討する。
 メンバーは、小・中PTAの会長・副会長等役員と事業内容に関連のあるPTA実行委員会委員長、小・中学校の校長、教頭、教務主任、すこやかみなみネット担当教職員等で約30名、年間5回開催。
 ②「連携・協働グループ」は、保育園・幼稚園から、町内会・公民館・交番・保護司・安全協会・防犯協会等、PTA以外の構成メンバー。
 このように2つのグループに分けることにより、それぞれの立場から、気軽に自由に参加・参画できる、いわばゆるやかな関係としてのネットワークを維持している。

 だから、すこやかみなみネットは、2つの気概で支えられていることになる。
 ひとつは、PTAの「地域の子どもは地域で育てる。その中心は子どもの親であるPTAが担うべきだ」という気概。
 もうひとつは、この気概を支え、応援する地域諸団体の「地域をあげて教育コミュニティづくりに取り組もう」という気概。

 実践を積み重ねるごとに、各地域団体が教育・子育てに関する課題を持ち寄り、いっしょに話し合い、考えていこうという「コミュニケーションのカタチ」が徐々にできつつある。

★「(13)部活動の時間」について。
 過去の3年間の記録と比較すると、
 ――〈3年前〉→〈2年前〉→〈去年〉→〈今年度〉
 「ちょうどよい」=76%→77%→72%→75%
 「やりすぎる」=9%→13%→14%→15%
 「もう少しやれ」=9%→8%→10%→6%
 「もっとやれ」=6%→2%→4%→4%

 この結果をみると、今のやり方をおおむねご理解・ご支援いただいているようである。
 ただ「やりすぎる」という声が年々、増えている。
 自由記述欄から、数が多い順にピックアップすると――
 ○冬場はもう少し早く終了してほしい。たとえば、5時か5時半くらいにできないでしょうか?
 ○土・日の活動は、現在の半分くらいに抑えてほしい。
 ○平日に部活動のない日を設けてほしい。
 ○部活動で疲れて、家庭学習に影響している。

 活動量については、本校では、学習活動とのバランス、あるいは、家庭・地域とのバランスという観点から、相当な覚悟で、適切な管理をめざしているつもりですが、冬期間の下校時の安全という点については、再度、検討が必要だと考えている。

★部活動の全員加入制か任意加入制かについては、全員加入制支持=73% 任意加入制支持=27%という結果だった。
 この傾向は、ここ数年、変わっていない。
 ただし、自由記述欄には、次のような指摘もある。
 ○部活動が全員強制加入だと聞き驚いている。
 ○やりたい部活動がないのに全員強制加入はおかしい。やりたい人が加入する任意加入制を支持する。

 この問題については、国レベルでもこれまでたびたび議論されている。
 中央教育審議会の答申は、部活動について、学校が「全ての子どもにその参加を義務づけ画一的に活動を強制したり、勝利至上主義的な考え方から長時間の活動を強制するようなあり方は改善を図る必要がある」と指摘している。
 本校でも、PTA総会の席上、あるいは、本紙でも、話題提供しつづけている問題である。
 日本の中学校教育の改革(上記でも述べた「学校・家庭・地域の教育のバランス」)を考えるとき、また、部活動の数についても、生徒数が減少し(それに伴い教職員数が削減され)、減ることはあっても増やすということが考えにくい状況では、避けて通れない問題だと考えている。
 現時点では、アンケート結果(全員加入制支持=74%)などから、来年度の学校部活動については、現在の体制を維持していく方針である。
 しかし、今後、(ひとつの目安として)任意加入制支持が3分の1を超えた段階で、①MINAMI学区の実態を見据え、②学校と保護者と地域の方々とで改善・改革の理念を共有しつつ、③具体的な改善・改革の「一歩」を進めたいと考えている。
 なにとぞ、ご理解たまわりますよう、お願い申し上げたい。

★なお、部活動を運営する際、みなみ中では次のことに留意している。
(1)学年・学級(学年教員)で、あるいは、部活動(顧問)で、個々の生徒の社会教育活動(学習塾・稽古塾を含む)の実態を、可能な限り把握する。
 そのうえで、個々の生徒の社会教育活動が円滑に行われるように配慮する。

(2)地域で行われる社会教育活動や公的な社会教育活動への参加を奨励する。
 部活動と重なる場合も、各部顧問が、学社コーディネート力を発揮し調整に努める。
 子どもたちは社会教育で、学校教育ではとても育てられない力を獲得する可能性がある。

(3)部活動の休止日については、これまでの通り(①第1・3日曜日 ②他の週については、土・日のいずれかを休止日とする)である。
 長期休業中の土・日は可能な限り休止日とし、生徒はもちろん、教職員自身も自身の家庭や地域で過ごすようにする。

(4)生徒の多様な要望への対応・改善策として、現在、総合文化部(学芸科学)を開設している。
 現在の活動は、文芸・パソコン(報道・ブログ)・科学などだが、今後、生徒の希望によって、本校顧問の監督のもとに地域・保護者のボランティアの方々に協力していただき、メニューを増やしていく予定である。
 活動は、原則として、週3日程度(土曜・日曜の活動はなし)となっている。(「部活動運営の留意点」以上)


07c3c3b5a89f8a1998952f3447ce901d


★読んでいただき、感謝します。ついでといってはなんですが、下のバナーのクリック、ガンガン、よろしく頼みます☆(●≧з≦●)。


にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 八戸情報へ
にほんブログ村

にほんブログ村 教育ブログ 中学校教育へ
にほんブログ村

  さらにリアルな情報は小高進の公式ホームページへ


  小高進のWEB無人駅線ページへ




★プロ教師塾シリーズ「保護者対象・学校アンケート結果=もっと授業に力を入れてくれという願い」編1

2014-02-10 16:29:48 | 僕のモンマルトル日記

 

茫漠特急
★HP外枠=「茫漠特急」と、内枠「職員室通信」の日付が一致した(その1)
2014
02.10

005

★本日、HP外枠=「茫漠特急」と、内枠「職員室通信」の日付が一致した。
 僕の「体力」がついてきたからかな?と、少し喜んでいる(^_^)v。

 職員室通信に「◆業務メモ」枠を設定したことが、僕の気持ちを前向きにしているように感じる。
 これまでの「メモ」を拡大した形。
 ここに「記事にしたいけれど、それほどの内容がない」……あるいは「記事として扱うだけの覚悟が僕にない」……というような内容が含まれる。
 いったん「◆業務メモ」として記述することにより、次へのステップが期待できる。

★画像は、穴蔵・DAKA古書店跡でバルトークの弦楽四重奏曲を聴いていた僕が、その穴蔵から出て、バッハのブランデンブルグ協奏曲を聴く空間。
 右側ピアノの上が、ジャンク市で手に入れたPioneer S-P340V
 高音部がきれいだ。
 左上の棚は、もう少しなんとかしたい(*^_^*)。

職員通信 2014/02/10号
★★教師修業シリーズ「保護者対象・学校アンケート結果=もっともっと授業に力を入れてくれという願い」編(その1)
9bd2e773d4479deee6d9a23552852668

◆業務メモ ★校外で開催される諸会議。単なる資料の説明や情報伝達が多い。自分の学校の主任会を早く終わらせ、カップヌードルで昼食を済ませ、徒歩とバスで1時間以上かけ、息せき切って会議場に駆け込むのだが、この内容だったらメールでいいのではないか? ★「すべての教室へ新聞を」。断固反対。条件なしに校地(あるいは教室)に入れるわけにはいかない。校地に入ったものはすべて「教材」「副教材」になる。補助教材規定=「学習指導要領等の趣旨に従い、かつ児童・生徒の発達段階に即したものであるとともに、その内容が、特定の政党・宗派に偏った思想、題材による不公正な立場のものでないよう十分留意すること」に確実に触れる。A新聞やM新聞を校地外で読ませること、読むことは家庭や子どもの自由だ。だが、校地内で「条件なし」で読ませるわけにはいかない。文科省はこういう事業を後援してはいけない。★あさって(2/12)MINAMIネット事務局に○○町の「まちづくり協議会」の方々が視察においでになる。目的は「学校支援ボランティアコーディネーターの資質を高める」ため。僕らから情報を発信すると同時に、ボランティア先進地である○○町からもたくさん学ぶ機会にしたいと思う。

★今年度の学校評価については、外部評価・自己評価→学校関係者評価→改善方策→保護者・地域等への公表&設置者への報告……という一連の作業を終了している。

 この一連の作業と関連・並行して、僕個人として、ホンネのところで、学校教育&社会教育の実践者として――論文の体裁も締め切りも何も気にしないカタチで、ひとりブレストをしてみたい……と思っている。
 「新しいゴールを設定する」……というのとは少し違う。
 「何度やっても、ここに至る」、そして「これでいいのだ」という「地点」に――僕の魂の内側に沿って沈潜することにより――たどり着きたい。(「旧・職員室通信」→「新・職員室通信」(現在)→「新々・職員室通信」(4/1からスタート)は、結局、こういう「地点」をめざしているのではないか? だから「新々・職員室通信」で来年の今日、本日とまったく同じことを記述する可能性もある(*^_^*)。

 まず、昨年12月に保護者のみなさまを対象に実施した「アンケート結果」をひとつの切り口にする。
 表中の記号は――
 ◎=よい
 ○=ややよい
 ×=ややわるい
 ××=わるい
 ?=わからない。
 また、記述の中では――
 「◎+○」=「肯定的評価」、
 「×+××+?」=「否定的評価」ととらえている。

m1★「(1)学校の情報発信」については「よい」+「ややよい」が97%。
 昨年度同様、学校通信、MINAMIネット通信、各学年・学級の通信、ホームページ等による情報発信が高い評価を受けたものと考えられる。
 「発行日をもっと早く」という要望がある。
 これについては、職員会議、学年会議等が月末に設定されているため、どうしても発行が月初めにずれ込むのだが、今後、1日でも早く発行できるように努力したい。

 アンケート項目1-2「学校からどんな情報を希望しますか?」という問いに対する自由記述欄も、今後の情報発信のあり方を検討するうえでたいへん参考になる。

 たとえば、次のような指摘がある。
(1)子どもたちの様子(いいところ、わるいところ)
(2)ホームページで見られる学校での子どもたちの様子がとてもいいと思っています。つづけてほしいです。
(3)各高校の合格者数など進学情報
(4)学級担任から見た学級の様子
(5)部活動の様子

 現在の学校通信の内容に照らしていえば、(1)の指摘のとおり、子どもたちの存在の仕方に関してもう少し切り込んだ記事が必要だろう。
 また本校の場合、(3)の進路に関する記事が弱い。
 今後の課題である。
 (4)の指摘も参考になる。
 学級通信とは別に、学校通信・学年通信のレベルで、いくつかの視点を設定して、学級担任に取材するという手法も検討したい。

★本校の情報発信の形態は――
(1)毎月発行する「学校通信」
(2)学期末ごとに発行する「すこやかMINAMIネット通信」
(2)各学級・学年で発行する「学級通信」「学年通信」
(3)ホームページ
 ①学校編集ホームページ
 ②総合文化部編集ホームページ
 ③校長編集ホームページ
 ④MINAMIネット事業推進委員会編集ホームページ――

 通常、「学校通信」は、A4版16ページで編集している(2月号は、12ページ)。
 構成は、P1~P3=校長
 P4=PTA活動コーナー
 P5=保健室だより
 P6=研修部だより
 P7~P10=総合文化部通信(生徒会活動・行事・学校生活全般情報)
 P11=1学年通信
 P12=2学年通信
 P13=3学年通信
 P14=部活動計画
 P15=生徒指導情報・生徒会活動・表彰記録等
 P16=教務月報


★「(2)保護者と教師が話し合う機会」「(3)授業や行事の参観機会」については、肯定的評価が85%~95%と高い評価だが、前者の「話し合う機会」については、否定的評価が15%ある。
 定期の2者面談(保護者と教師)や3者面談ではどうしても時間が限られてしまう。
 必要に応じて個別の家庭訪問や相談を受けているという情報をもっと流すようにしなくてはいけない。

★「(4) 知的で楽しい授業」と「(5)学習内容の定着」については、他の項目に比べ、「よい」という評価はまだまだ低い。
 が、過去の3年間の記録と比較すると、毎年「微増」を続け、着実に向上している。
 ◎+○の割合 〈3年前〉→〈2年前〉→〈去年〉→〈今年度〉
 「(4)知的で楽しい授業」=54%→57%→62%→68%
 「(5)学習内容の定着」=59%→63%→66%→68%
 「指導力向上の5原則(教師用)」「学力向上の5原則(生徒用)」の奨励等、凡事徹底の成果であると喜んでいる。

 ただし、肯定的評価が他項目に比べて低く、また「わからない」の比率も22%、あるいは17%と多いことから、ことの根本は、本校のモットー=「朝、起きたMINAMI中生が○○先生の授業が楽しみだぁ!」と家を飛びだしてくる状態にまだなっていない……子どものブンブンという学びの羽音が保護者や地域の人々の耳に伝わるような授業になり得ていない……ところにあると猛省している。
 あわせて、本学区の保護者の「もっともっと授業に力を入れてほしい」という強いメッセージ、あるいは学力に関する「わが子への期待の高さ」のあらわれであるとも考えられる。
 言うまでもなく授業は学校の命だ。
 この点については一歩も後退してはいけない。
 このことを忘れた学校経営をやると、必ず落とし穴に落ちる。

 教師の教材研究・授業研究の時間の確保、授業につまずいた生徒への補習時間の設定等、これまで以上に努力を積みかさね、学力と人格の統合、規範の習得が達成できる知的で楽しい授業づくりに取り組んでいきたい。(→その2へ)


★読んでいただき、感謝します。ついでといってはなんですが、下のバナーのクリック、ガンガン、よろしく頼みます☆(●≧з≦●)。


にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 八戸情報へ
にほんブログ村

にほんブログ村 教育ブログ 中学校教育へ
にほんブログ村

  さらにリアルな情報は小高進の公式ホームページへ


  小高進のWEB無人駅線ページへ




★プロ教師塾シリーズ「進路決定に向かう3年生への激励会=エールと太鼓が僕の魂のシンまで響いた」編

2014-02-09 15:50:01 | 僕のモンマルトル日記

 

茫漠特急
★「粗く」バシバシと処理していく力、「深く」沈み込み、鉄球のように思考する力
2014
02.09

s-800005

★朝から細かな雪が降りつづいている。
 画像はDAKA古書店の窓からの風景。
 ブラインドを上げ、障子を開け、ガラス窓を開け、入り込む冷たい風に打たれながら撮影。
 「放浪」はしばらく中止だ。

 《太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。
  次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪ふりつむ。》(「雪」三好達治)

 魂を鎮めたい。
 ここしばらく、水面に近いところをプカプカと浮遊している。
 きょうも、一日中、そうだった。
 もう少し「深く、粗く」、いや、逆がいいか?……「粗く、深く」ありたい。
 「粗く」バシバシと処理していく力。
 「深く」沈み込み、鉄球のように思考する力。

02081447_52f5c4d646fa5 ソチ冬季五輪はいっさい観ない。
 畏友・あしゅら堂主人は「沙羅ちゃんだけ見ることにしている」そうだ。

★金山焼きの陶器製スピーカー「スマフォーン」。
 販売価格(税込): 6,000 円

 《お持ちのスマートフォンを入れて音楽を流せば、大きくなり暖かみがある音になります。
 《表面がザラザラしているので反響しやすい性質があります。
 《スマフォーンの中で音が再構築されるので、とてもリアル感が増し自然な音になります。音に触れる感覚です》と説明している。

 「粗く、深い」音を僕は期待してしまうのだが、なんだかカラカラ感もしないではない。
 一度、手にとって見てみたい。


職員通信 2014/02/04号
★教師修業シリーズ「進路決定に向かう3年生への激励会=エールと太鼓が僕の魂のシンまで響いた」編
1df5423aaaf2bef5b8507bf7f0a56f75

★けさ(2/4)、午前8時5分から、体育館で、進路決定に向かう3年生への激励会を開いた。
 体育館内は、7時前から温風ヒーター4台のフル運転で、摂氏5℃まで上がった。

 (1)生徒会長のあいさつ
 (2)激励鉛筆の授与
 (3)3年生代表のあいさつ
 (4)1・2学年応援団エール

 後輩の気合いの入った応援くらい、上級生としてうれしいものはない。
 エールと太鼓は僕の魂のシンまで響いてきたが、受験生には僕の何倍もの震えとなって届いたことだろう。
 きょうの応援は、受験へのエールであるとともに、これからの人生へのエールである。

 僕のスピーチでは、次の2点について触れた。
 1点目、「逆転が人生だ」と考えている先輩(=昔の、常に「逆転」を強いられた僕)から、私立高校入試までの1週間、公立高校入試までの1カ月間の過ごし方について。
 2点目、プレッシャーに極端に弱い先輩(=昔の、常に「動転」を強いられた僕)から、本番のプレッシャー対策について。

★午前10時30分から調理室で、PTA教養委員会主催の調理講習会。

IMG_0539

023

019

 講師には、近くの給食センターの栄養士の方を招いた。
 参加者は、PTA会員約30名(小・中学校P、半々。うち、中学校教職員3名)
 取材におじゃましたついでに、僕もごちそうになった。

035

 この「調理講習会」は、元々は中学校PTAの活動だったが、いっしょにやれるものは、いっしょに……と、小学校PTAと合同で実施するようになった。
 同じように、「救急救助法講習会」は小学校PTAの活動だったが、MINAMIネット事業の一環として、中学校、それに地域も相乗りするカタチで実施するようになった。
 他に、思春期子育て講座、絵手紙講習会、AED(自動体外式除細動器)講習会、ソフトバレー大会&懇親会等も、MINAMIネット事業として、互いに声をかけあっている。

◆業務メモ ★現在、学校のシステム全般の見直しを行っている。しかし、今、実施している諸会議(学年会議・教科部会・校務分掌部会……)についてはカットしない。「学校運営推進」+「研修の場」「修業の場」ととらえなおしたい。★今朝の教職員ミーティングで、研修主任(公麿T)から、今週の授業者心得のポイントとして――①授業を受ける姿勢の指導 ②短い作業(学習活動)の吟味 ③机間指導(個別指導)の留意事項 ④指導者としての目線……の話があった。僕の「1日72コマ授業参観」から得たデータと照らし合わせても、適切な指示。特に短い作業に対する「目標」あるいは「ねらい」の設定が、ややいい加減で「燃える授業」になっていないケースがある。また、短い作業と短い作業の組み合わせ方が粗く、授業展開が単調になっているケースもある。「机間指導」については、個々の生徒の活動状況を、自分のうちの、いわば「記憶装置」に焼きつけ、それを次の展開に生かしていく技術を――僕も含め(←最近、「装置」が劣化している)――究める必要がある。★僕の今週のポイント=〈ポイント音読・視写・空書きでリズムのある授業、学力がつく授業を創る〉。

 若い頃、よく生徒(クラス)を実験群クラスと統制群クラスとにわけて、学力向上のための実験をおこなった。
 あるとき、1ヶ月間にわたり、読解プリント(業者テスト)を徹底的にやる実験群と、普通の授業だけの統制群とに分けて実験し、ワクワクしながら検証した。
 結果は散々だった。
 実験群の生徒に「ホンマ、申しわけない」と思った。
 しかし、「週報コメント」に示した「ポイント音読・視写・空書き」等の方法はあきらかに有意差があった。
 「6番の解答欄を指で押さえなさい。いっしょに読みましょう!(生徒一斉音読)、もう一度!(生徒一斉音読)、念のためにもう一度!(生徒一斉音読)」。
 「8番の答え=『徒然草』をプリントの端に、3回、丁寧に書きなさい」。
 あるいは、
 「指をあげて、いっしょに書きましょう(空書き)」
 ただプリントの解答して「はい、終わり」では一部の生徒にしか力がつかない。
 2月。
 5次試験の月。
 全校をあげて「狭義の学力」の定着に徹底してこだわりつづける月間にしたい。(「業務メモ」以上)

★遂に2月に入った。
 「遂に」という副詞は、3月に入ったときに使ったほうがいいのかもしれないが、公立中学校という教育の場に、2月と3月の区別はない。
 区別するには、あまりにも短い。
 そして、悔い――ああしてやりたかった、こうしてやりたかった――が、あまりにも深い。

 職員室の行事版に書き込まれている2月の主な行事――
 ○全校朝会(3年生入試激励会)
 ○新入生保護者説明会
 ○新入生(小学6年)授業参観
 ○地区(7校区)生徒指導情報交換会
 ○連合PTA総会
 ○3年5次試験
 ○私立高校入試
 ○PTA総務委員会
 ○小・中連携推進協議会
 ○1・2年5次試験
 ○運営委員会
 ○職員会議
 ○学年会議

★朝から、「業務」(含72コマ授業参観)の合間に、怒濤の執筆(書き散らし)。

 (1)学校通信の僕の割り当て分の原稿=A4版3枚、3000字(脱稿)。
 (2)新入生保護者説明会原稿A4版8枚、7000字(脱稿)。
 (3)外部機関からのアンケートへの回答(発送)。
 (4)小・中連携推進協議会原稿(←これは僕が書いたものではない……)のチェック。
 (5)新入生保護者会用すこやかMINAMIネットパワーポイントスライド調整。26枚(完了)。
 (6)地区(7校区)生徒指導情報交換会用資料確認(これは新たに作成というのではなく、既に地区で発行している「すこやかMINAMIネット通信12月号~地域情報交換会特集号~」を使用する。残部数をチェックしただけ。)

 魂を沈潜させ、魂を鎮めたい。
 ここしばらく、水面に近いところをプカプカと浮遊している。
 きょうも、一日中、そうだった。
 もう少し「深く、粗く」、いや、逆がいいか?……「粗く、深く」ありたい。
 「粗く」バシバシと処理していく力。
 「深く」沈み込み、鉄球のように思考する力。

 夕刻、職員室の隅で、国語科の苫小牧Tと、太宰治『走れメロス』を分析批評で授業をするとすれば……というテーマで雑談。
 苫小牧Tはあさってから『走れメロス』をやるそうだ。
 話題にあがった分析コード。
 「登場人物」・「設定」・「視点」・「主役と対役」・「対比」・「ピナクル」……等々。

 「遂に2月」といったが、「1日72コマ参観」の途中、音楽室(3年)から「遂に」、「仰げば尊し♪」の歌声が聞こえてきた。

 なお、本日の「3年生進路実現激励会」のスピーチで「きょうの応援は、3年生へのエールであるとともに、……わたしへのエールであると感じた」と言いかけて、やめた。
 エールに感動した勢いで言いかけたわけだが、ホンマ、やめて、よかった。
 ま、僕がプカプカしている証拠やね(^^;)。

s-800RIMG0014


★読んでいただき、感謝します。ついでといってはなんですが、下のバナーのクリック、ガンガン、よろしく頼みます☆(●≧з≦●)。


にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 八戸情報へ
にほんブログ村

にほんブログ村 教育ブログ 中学校教育へ
にほんブログ村

  さらにリアルな情報は小高進の公式ホームページへ


  小高進のWEB無人駅線ページへ




★プロ教師塾シリーズ「新入生保護者説明会=授業の質に自信がある。この積み重ねが高い学力に結びつく」編

2014-02-08 16:19:20 | 僕のモンマルトル日記

 

茫漠特急
★2012年発売のONKYOアンプと、1969年発売のコーラル音響スピーカーを接続
2014
02.08

s-800018

★お金もないのに、こういうもの〈=ONKYO CR-N755(B)ネットワークCDレシーバー〉を買ってしまった。
 27999円+代引き手数料420円。
 ・最大出力=30W+30W
 ・スピーカー適応インピーダンス=4Ω~16Ω

 動機は、バルトークの弦楽四重奏曲は穴蔵のようなDAKA古書店跡で聴くけれども、バッハのブランデンブルグ協奏曲は明るく日差しあふれる空間で聴きたいと思ったからだ。

 これまでのパイオニアX-HM50を窓だらけの居間に移動した。
 音響コーラルFLAT―6SスピーカーはそのままDAKA古書店跡に残したから、2012年発売のONKYOアンプと、1969年発売のコーラル音響スピーカーを接続することになった。

 中高音が美しい。
 弦と弓の擦れる音が僕にぶつかってくる。
 さっき、グレン・クールドのピアノで「イギリス組曲」を聴いたが、ボリュームをグングン上げると、ピアノの傍らに立っている気がした。


職員通信 2014/02/05号
★教師修業シリーズ「新入生保護者説明会=授業の質に自信がある。この積み重ねが高い学力に結びつく」編
image12

★新入生保護者説明会。
 本日、午後3時から、新入生保護者説明会を、本校の図書室で――ホンマは、会議や集会に図書室は使いたくない。図書室は学校の魂だ。いつも、シンと静まりかえった状態にしておきたい。しかし、冬期は、他に適切な場所がない。限定して、限定して、使用し――開催した。

 〈次第〉
 (1)学校経営全般の説明
 (2)授業・行事等の説明
 (3)学校生活・規則等の説明
 (4)PTA・すこやかみなみネット等の説明
 (5)主任児童委員の紹介と説明

 たくさんの保護者に集まっていただいた。
 中には、もともとは、本校の通学区域ではないが、いろいろな事情で、本校に子どもを通わせることにしたという保護者もいらっしゃる。
 また、逆に、教委からは本校を指定されているのだけれども、いろいろな事情で、他校に通わせることになった保護者もいる。
 こういう方は、たぶんきょうは参加していらっしゃらないのだろう。
 いや、もしかして、迷って迷って、説明だけは聞いておこうと、本日の説明会に参加したという方もいらっしゃるかもしれない。

 授業の質には自信がある。
 この積み重ねが高い学力に結びついている。
 生徒指導的にもきわめて安定している。
 僕の子どもたちは、もう大きくなってしまったが、もし、中学生になる子どもがいるなら、ここに入学させ、知的で楽しい授業と、生き方の原理・原則を重視した心の教育を受けさせたい……こういう「思い」をこめて、きょうは語った。
 この「思い」が、迷っていらっしゃる方に、あるいは、きょう、来ていない方にも伝わることを願っている。

image1

image11

★〈新入生保護者説明会の僕のコメント〉

★「学校目標」
 お手元の「説明会資料」をご覧ください。
 1ページ。
 学校目標=「学ぶ喜びを保証します。確かな学力を保証します。」
 本校にお子様を入学させていただくと、学ぶ喜びを保証します。
 「ああ、勉強っておもいろいなぁ~」という「学びの心」を燃やしつづける子どもにします。
 もちろん、「おもしろいなぁ~」だけではダメですから、確かな学力を保証します。

★「経営の重点」
 この目標を達成するために、1、2、3、4、5という経営の重点を設定しています。

 1番目=(教職員は)学びの喜びと確かな学力の保証をめざし、知的で楽しい授業を創る基礎・基本の修業を徹底します。〈プロ教師への道〉
 「いい授業」という点では、トップレベルにあると思っています。
 学力も、高いレベルにあります。
 
 2番目=学校・家庭・地域が協働できる教育システムづくりをめざし、みなみ小・中PTAを核にすこやかMINAMIネット事業を推進します。
 学校だけで教育ができるものではありません。
 学校の教育、家庭の教育、地域の教育、この3つのバランスが大切です。
 このバランスをよくするための取り組みが、すこやかMINAMIネットです。
 このすこやかMINAMIネットについては、あとから、くわしく説明します。

 3番目=自他のよさや可能性を認め、互いに高め合う生徒の育成をめざし、生き方の原理・原則を重視した心の教育を充実します。
 「困っている人に親切にしよう」……「道を譲ろう」……「他のために汗を流そう」……「このことを喜びと感じる人間になろう」……等々、生き方の原理・原則を大切にした教育を徹底します。

 4番目=安全・安心な学校をめざし、危機管理の基本を踏まえた安全管理と事故防止を徹底します。

 5番目=朝、起きたとき、どの生徒も「行きたい!」と思う学校をめざし、豊かな教育環境の創出に努めます。

★「学校評価」
 こういう、いわば「マニフェスト」をお題目として唱えているだけではダメですから、達成できているかどうか、常に評価をしています。
 「授業」の評価について、ご説明いたします。
 2ページをごらんください。

120207w1202042

 これは生徒が授業を評価するときのカードです。
 数値目標を「生徒による授業評価(5段階)」の「5」すなわち「非常に」の割合=80%としています。
 現在、64%。
 年々、向上しています。
 目標の80%までもう一息です。

 2(すこやかMINAMIネット)、3(生き方の原理・原則)、4(安全・安心)、5(豊かな教育環境)の評価は、あとでご覧ください。

 4ページをご覧ください。

120207w1202043

 「授業」の評価は、生徒だけてなく、参観日には保護者の方にも評価していただいています。
 それをまとめたものです。
 (説明省略)

 5ページをご覧ください。

120207w1202041

 これらの評価を、ぜんぶ、まとめたものです。
 現時点では――
 1「知的で楽しい授業」=評価「3」
 2「(すこやかMINAMIネット」=評価「4」
 3「生き方の原理・原則」=評価「4」
 4「安全・安心」=評価「4」
 5「豊かな教育環境」=評価「1」
 オール5になったときは、日本一の中学校になると思います。
 現在、3/31まで、「オール5」をめざしてがんばっているところです。
 来年度、ぜひ、ごいっしょに、さらに、いい学校を創っていきましょう。

★「人間はかまわれないと成長が止まる」
 6ページをご覧ください。
 中学生になると、子どもと接していて「あっ、むずかしくなってきたなぁ~」と思われる日が、やってきます(*^_^*)。
 「結構、たいへん」と感じる保護者も、おありです(*^_^*)。
 「もうすでに、たいへんだよ」という方もいらっしゃるかもしれませんね(^_^)v。

 この6ページの「人間はかまわれないと成長が止まる」は、あとで、ぜひ読んでください。
 わたしのこれまでの経験、特に失敗と後悔をもとに、気合いを入れて書いたものです。
 「これを押さえておけば、大丈夫!」ということが書いてあります。

★最後になります。
 まとめとして、本校は、学力が高く、子どもたちの心も落ち着いていて、「かなり安定した学校」といわれています。
 わたしも、そう思っています。

 ここに、現中1の保護者のコメントがあります。
 ご紹介します。
 《「はじめて子どもを中学へ入れるということで不安な思いがたくさんありましたが、4月の入学式から、これまで、たびだひ学校へ行き、いい学校でよかったと、ほっとしています。
 《先生方の雰囲気も、生徒も、生徒たちの態度も、感じがいいです。
 担任の先生の指導も、子どものよいところに目を向けて成長を期待してくれています。(以下省略)。

 こんなふうに言っていただくと、教師としてはほんとうにうれしいですね。
 だから、安心して、本校に入学させてください……というわけではありません。
 「いい学校」は、そこ、ここに、ころがっているものではありません。
 「いい学校」というのは、みなさまと、われわれ教職員と、地域の方々とがいっしょになって、創っていくものです。
 みなさま、いっしょに、「いい学校」を創っていきましょう。

★「学校通信」。
 毎月、発行しています。
 これは、昨日、発行したものです。
 保護者の「学校評価」が掲載されていますので、本校のナマの状況がわかると思います。
 ぜひ、お読みください。
 また、インターネット環境がある方は、このURLで、ページを開きますと、学校のいろんな情報を得ることができます。
 メールも受け付けておりますので、質問などありましたら、ご活用いただきたいと思います。

 わたしの説明を終わります。〈新入生保護者説明会の10分間のコメント、以上〉

image13


★読んでいただき、感謝します。ついでといってはなんですが、下のバナーのクリック、ガンガン、よろしく頼みます☆(●≧з≦●)。


にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 八戸情報へ
にほんブログ村

にほんブログ村 教育ブログ 中学校教育へ
にほんブログ村

  さらにリアルな情報は小高進の公式ホームページへ


  小高進のWEB無人駅線ページへ