職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

すこやかみなみネットの基礎設計は1次生活圏だが、最適圏域の異なる多数団体で構成する重層ネットワークだ

2008-07-30 14:58:12 | Weblog

      

★みなみ合唱コン。お待たせしました。いよいよ1年3組の登場です。合唱コンの、前日、あるいは、前々日、昼休みの、このクラスの躍動感あふれる練習を見て、聴いて、自分の身体からなにものかがわき上がってくるような感動を覚えた。

◆地域教育に関する書物を読みかけて、電話……。
 再び読みかけて、来客……。
 そして、もう何度目かもわからないくらい、それをくりかえしたあとに、開いたまま伏せてある書物を手に取ろうとして、何枚かの「開いたまま伏せてある書物の表紙」の画像と、同じく何枚かの「それを取ろうとする自分の指」の画像が、非日常的な時間の層を創り出していることに気づく。

◆10日ほど前に、文部科学省生涯学習政策局の編集、○○○社の発行で、学校支援ボランティア活動に関する書籍を出すという話を紹介したが、合唱コンクール、終業式、地震対応などで、なかなか作業に入ることができなかったのだが、きのう、きょう、ようやく取りかかることができた。
 やはり、一応、指定の項目(1)地域の概況……(2)事業の経緯・目的……(3)事業内容……順に書き始めようと考えている。
 「(3)事業内容」というのは、実際にやっていること、ねらいにしていること、苦労していること、留意していること……を書くわけだし、また、これまであちこちに書き散らしているわけだから、おそらく筆はビュンビュン進む(キーボードがバラララッと音を立てる)だろうが、この「(1)地域の概況」とか「(2)事業の経緯・目的」というのが、なかなかめんどうだ。
 字数が限られているし、また、こういうところに紙幅を使いたくないし、しかし、それでいて、月並みでなく、個性的にピリッと書きたいし……ということで、さっきから、七転八倒、四苦八苦している。
 ま、苦しんでいると、今まで見えていなかったものが見えてくる……という、いい点が、たしかにある。
 だから、我慢だ……と言い聞かせている。

    


 一応、(1)地域の概況……(2)事業の経緯・目的……の草稿ができたので、アップする。
 字数としては1200字弱だから、まずまずだ。
 ただし、表現が硬い。
 (3)事業内容……以下を書いてから、修正することにする。

◆草稿の一部

〈1地域の概況〉
 八戸市ではこれまで、社会教育エリアと学校教育エリアをぴったりと重ね合わせて教育を構想してきた。
 市内に26ある中学校区ごとに、地区公民館(非常勤館長1、非常勤主事3)を設置し、学校・家庭・地域の連携・協働を促す仕組みづくりを進めてきた。
 また、平成16年度からは、義務教育9年間を見通し、計画的・継続的な学習指導と生活指導をめざして、中学校区単位で、小・中学校連携推進事業を展開している。
 地区公民館を中心にした社会教育エリアをヨコ軸に、小・中学校の連携をタテ軸にした、八戸型教育コミュニティづくりといっていい。
 白銀南地域は、昭和63年に白銀南小学校、平成3年に白銀南中学校が開校し、平成7年に白銀南公民館が開館した。
 八戸市で2番目に新しい教育コミュニティである。
 大久保地域(5869人)、白銀台団地(3104人)、岬台団地(2439人)の3つの連合町内会が組織されている。
 校区内の児童生徒数は、白銀南小学校603名、白銀南中学校365名。

    


 人口はやや減少傾向、逆に世帯数は増加傾向、また高齢化率は20%である。
 地域活動として、各連合町内会ごとに、運動会・夏まつり・盆踊り等、また地区公民館を拠点に、ホタルの里づくり事業・郷土カルタ大会・えんぶり伝承事業・公民館まつりが実施されている。
 また、交通安全協会、防犯協会、子ども会育成協議会、地区社会福祉協議会なども、活発に活動を展開している。

〈2事業の経緯・目的〉
 すこやかみなみネットは、白銀南小・白銀南中のPTAが主体となり、小学校と中学校の連携・融合を軸に、学校・家庭および地域における関係諸団体とのあいだにネットワークを形成するものである。
 白銀南地域では、どちらかというと、各連合町内会ごとに、あるいは、諸団体ごとに青少年健全育成に取り組む傾向にあった。
 だから、重なっているものもあれば、抜け落ちているものもあるし、また、他の取り組みに対して理解が不足するというも面もあった。
 そこで、平成17年7月、互いの自立性・自主性・特性を確保しつつ、それらを活性化していく協力・強調関係をつくりあげて、地域全体として、子どもの成長や安全をテーマに、具体的な活動を展開していく仕組みづくりを目的に設立された。

 すこやかみなみネットに期待されている主な役割は、次の4点である。
 第1は、情報交換と連絡調整
 第2は、学校・家庭・地域間の連携・協働の調整
 第3は、小・中学校の連携・融合の調整
 第4は、連携・協働の安定と継続のための調整

 すこやかみなみネットの理念は、次の3点である。
 ・子どもの成長を家庭と学校と地域で見守る白銀南
 ・子どもの成長にあわせて、大人も成長する白銀南
 ・子どもの課題に力を合わせて対処する白銀南
           (草稿……以上)

    


◆古い話になるが、25年くらい前の、建設省(現国土交通省)「地方生活圏の圏域構成」という、既に変色し、シミまで浮かびあがった資料が、今、手元にある。
 捨てられずに、わたしの周辺に存在しつづけたのは、わたしが、ここでいう「圏域」の大きさのレベルにこだわってきたからだ。
 事業を展開するとき、あるいは、ネットワークを形成するとき、対象範囲が、大きすぎてもいけない、小さすぎてもいけない、最適な「圏域」に注意をはらわないといけない……と、ずっと考えてきたからだ。
 参考のために、その資料を、ピックアップしつつ、アップすると、次のようになる。
(1)地方生活圏=半径20~30㎞ 人口15万人 総合病院、各種学校、中央市場等の広域利用施設。
(2)2次生活圏=半径6~10㎞ 人口1万人以上 商店街、病院、高等学校等の地方生活圏、中心都市の広域利用施設に準じた施設。
(3)1次生活圏=半径4~6㎞ 人口5000人以上 役場、診療所、集会場、小中学校等基礎的な公共公益的施設。
(4)基礎集落圏=半径1~2㎞ 人口1000人以上 児童保育、高齢者福祉などの福祉施設。

 この「地方生活圏の圏域構成」が、地域政策を進める上で、今も「規準」として生きているのか、あるいは、また別種の新しい規準や視点が提示されているのかはわからないが、今のわたしたちの生活圏をこれにあてはめると、次のようになる。

(1)地方生活圏=八戸市
(2)2次生活圏=白銀地区+白銀南地区(いわゆる5校連絡協議会の範囲)
(3)1次生活圏=白銀南地区
(4)基礎集落圏=各連合町内会のエリア

    


 わたしたちのまわりには、いろいろなネットワークがある。
 八戸市の場合だと、総合政策部が推進する地域コミュニティ構想、防災安全推進室の安全・安心ネットワーク、あるいは、福祉関係の、あるいは、教育の……この教育も学校教育系のものがあり、社会教育系のものがあり……という具合だ。
 知人に「どの会合にいっても、同じ面々だ。だから、整理する必要がある」と言い出したヤツがいるが、ま、たしかにそうしたほうがいい部分もないわけではないが、話はそれほど単純ではない。(`〇´)ばかたれ~!!

 それぞれに、さっきも触れた、最適な「圏域」というものがあるからだ。
 安協大久保支部長の高橋さんの話だが、日常の活動は、建設省の資料でいうと、「1次生活圏」らしい。
 しかし、交通問題というのは「1次生活圏」だけを対象にしていては解決できない。
 「2次生活圏」あるいは、それ以上の圏域での活動も大切になってくる。
 わたしは交通問題は素人だから、よくわからないが、話を聞いていて「1次生活圏」と「2次生活圏」の連絡・接続・連携が、非常にアクティブだという印象を受けた。

    


 教育だと、やはり「1次生活圏」が最適だ。
 「2次生活圏」だと大きすぎて、見通しがきかないから、どうしても形式的な活動に陥る傾向がある。
 もちろん、「2次生活圏」的な発想、活動も必要だ。
 5校連絡協議会(南小・白鴎小・白銀小・白銀中・みなみ中)が、それだ。
 ただ、軽重でいうと、「1次生活圏」で構想・設計していかなくてはいけない。

 すこやかみなみネットは、「1次生活圏」で構想・設計されているのだが、このネットは、これまで述べてきたように、最適圏域、あるいは主圏域の異なる、いろいろな団体で構成されている、いわば、重層的なネットワークだ。
 きょうは、これで終わるが(まだ、身体に地震の後遺症が残っている。勤務が終わったら、近くの温泉に行こうと思う)今後のすこやかみなみネットは、「重層的なネットワーク」だということを視野に入れて、再構築しなければいけない時期に立ち至っていると考えている。



過去に同じく目をつむったときどきの感傷=あこがれ、あきらめ、幻滅、自棄……が怒濤のように押しよせた

2008-07-26 17:43:25 | Weblog

      

◆休日の朝、根城城址を散歩。

 以前は長者山の新羅神社に行っていたが、参道に工事用の足場パイプで柵を作るなど、その無粋さに辟易。

 昔、A新聞を読むたびに、イライラした。
 毎朝、毎朝、イライラ。
 ある日、だったら取らなければいいのだ……ということに気づき、購読をやめた。

 ということで、根城城址=Y新聞かぁ~σ(''U~)アッカンベー


      

★休日の根城城址 切り株 ただし、座るにはゴツすぎ

      

★広々としたみどりがきれいだ。
 そのみどりを振りきり、空をみあげて、目をつむる。
 すると、過去に同じく目をつむったときどきの感傷=あこがれ、あきらめ、幻滅、自棄、絶望、悲哀……が怒濤のように押しよせた。

    

★この角度も好きだ。
 この道を越えると、過去のだれかに出会えるような気がする。



7/24 0時26分八戸で震度6弱の地震発生。お見舞いのメールや電話をいただき心からお礼申し上げます

2008-07-25 17:13:36 | Weblog
◆地震見舞いへのお礼
 7月24日(木)0時26分、八戸市内で震度6弱の地震が発生しました。
 みなみ中に対して、あるいは、わたし宛に、地震発生直後からお見舞いのメールやお電話をいただき、心からお礼申し上げます。

 大きな地震であったにも関わらず、みなみ中に関しては、さいわいに被害が少なく、校舎の安全確認後、7月24日より、各学年の学習会、部活動等、ほほぼ予定どおり実施しています。
 どうぞご安心ください。

    

    

    

★被害の中心は、校舎と校舎のあいだの伸縮やズレに対応するために設けられている、エキスパンションジョイントカバーの落下・破壊。ただし、これは、地震の揺れを吸収した結果で、もともと想定されているもので、被害とはいわないのかもしれない。


    

    

    

★職員室の机上は大崩壊(>_<)

    

★オーブンもコーヒーメーカーも組み立て直したら、また使えるようになった。

    

★夜が明けてから校舎の屋根および屋根からの目視による点検。画像のわたしは笑っていますが、これはいっしょに屋根にのぼった志塚Tに笑わせられたから。ほんとうは3階の屋根にのぼり震えている。

◆わたしが学校に到着したのは、地震後30分の0時56分だった。
 わたしのように地震対応で職場に駆けつける人の車で、かなり渋滞していたし、停電している一帯では信号機がストップしていて、予想以上の時間がかかった。

 既に事務主任の山本さんが、破損し、ぶらさがったエキスパンションジョイントカバーの下で、崩れた書類に埋もれて後かたづけをはじめていた。

 冒頭で「さいわいに被害が少なく」と書いたが、職員室は、まさに「足の踏み場もない」状態だった。
 30分後ではなく、もし0時26分に、通常の状態から、この画像のような状態になる瞬間に居合わせたとしたら、それはそれは壮絶、苛烈の極限だっただろう。


ICレコーダが不調で途方に暮れるわたしを志塚Tが撮影。この画像をみるともう歳だ。退場が近づいている

2008-07-23 20:23:48 | Weblog

◆このHPは、7/12更新から7/22更新まで、ほぼ10日間の空白がある。
 7/13 校内合唱コンクール
 7/14~15 振り替え休日
 7/18 終業式
 昨日は、この「空白」を少し深刻ぶって記述してみた。
 もちろん、記述にウソはない。
 だが、ぼんやりしていて、日記に空白でできて、その間にあったエピソードで、バタバタと埋めたことは、これまでに何度もある。
 今回の空白は、「7/18」の1日だけを記述することに、埋めることにする。

    

★さあ、つづいての登場は1年4組。練習の様子をみていて、心が洗われるほど、チームワークのよい学級だ。自由曲は「カリブ夢の旅」

◆08/07/18 終業式
 終業式の日といっても、午前中に式をやって、学活で通信表をもらって終わり……ではない。
 午前 1時間目~4時間目 普通授業
 午後 5時間目 県大会・合唱部・海外派遣壮行式 終業式
    6時間目 学活(通信表配付)

 午前6時学校着。
 ひとりサマータイム実施(6/1~)以来、わたしが「学校到着1番」になった。
 お湯を沸かし、コーヒーを入れていると、志塚Tが到着。
 志塚Tと、大分県教委の一連の汚職事件について雑談。
 元教委勤務の校長と、元政治家秘書の教務主任との雑談。
 内容の詳細は、もちろん、ここにアップするようなものではないが、雑談中の次の自分の発言が、心に残り、しばらく反芻した。
 「世の中というのは、存在の仕方によって、見えるものもあれば、見えないものもある。だから、大分県教委の幹部だから、当然、知っているはすだ……とは言えない。汚職など絶対にあってはならないし……あるはずもない……と思っている人には、今回の件は、まったく見えていなはずだし、当然、関知もしていないと思う。」

    


◆08/07/18 職員朝会コメント
(1)夏季休業といっても、学習会・教育相談・部活動……等と、勤務の状況がそれほど変わるわけではないが、やはり通常にくらべると余裕ができる。
 先日の職員会議でも触れたが、「ILO・ユネスコ 教員の地位に関する勧告」の精神を忘れることなく、大いに研修に励んでほしい。
(2)これも職員会議で指示した内容だが、「災害時初動体制」および「生徒個人に関する情報の集約方法」に関して、資料を再確認してほしい。
(3)きょうは、プロ教師として、通信表の「渡し方」を究める日である。

◆08/07/18
 10:00 佐藤研修主任と、8/1校内研修(模擬授業大会)について打ち合わせ。
(1)県教委より来校する指導主事の処遇と活用
(2)保護者授業アンケート結果、生徒授業アンケート結果の活用
(3)模擬授業における指定発言者のコメントの質を深める方策
 11:00 松代生徒指導主任と、夏季休業中の学社連携(各学級と地域)について打ち合わせ。

    


◆08/07/18
 1学期終業式の日は、校長が語る場面が4回ある。
 職員朝会、壮行式、終業式、夜の教職員1学期反省会。
 不意に、大館中教諭時代、副校長の吉田和利先生が、本田校長の入院に伴い、校長代理も兼ねていたとき、「1日に4回あいさつがあって、たいへんだ」とおっしゃっていたことを思い出す。

 11:30 その4つの「あいさつ」(1つは既に済ませている)が、ようやく完成。

◆14:00 壮行式。
 開始が5分遅れたので終了も、終業式開始も5分遅れ。
 志塚教務主任と相談して、終業式でその5分を取り戻すことに。

〈終業式・式辞〉

◆4月に転校してきた人。いろいろ苦しいことがあったと思いますが、よく努力して、きょうの日を迎えることができました。
 逆に、きょうを最後に転校する人。みなみのことをいつまでも忘れないでほしい。みなみもいつまでもあなたを応援しつづけます。
 身内にご不幸のあった人。悲しみに負けず、しっかりと読書しよう。勉強しよう。
 
◆さて、1学期の終業式。
 よい学校というのは、これまでの、歴史的な努力を、しっかりと受けとめ、それを自分たちの力で1ミリでも、0.1ミリでもよくして、それを、次に伝えていく……こういうカタチが、しっかりしている、くっきりしている、それが、いい学校なんだ……という話をしたことがあります。
 こういう学校は、なかなかありません。
 わたしの理想です。
 このわたしの理想の観点から、1学期を振り返ると、毎日の授業、委員会の活動、清掃、生徒会活動、また先日の合唱コンクールと、1ミリでもよくするというカタチが、しっかりと、くっきりとした、高いレベルの1学期だったと思います。
 1学年の努力、2学年の努力、3学年の努力の成果です。
 とりわけ、3年生の、「自分たちの力で、いい、みなみ中を創るんだぁ~」という気概ある努力は立派でした。
 その強い表れが、毎日の授業中の姿勢だし、先日の「魂の合唱」だったと思います。

◆いよいよ、夏休み。
 生活を自分で設計して、自分で生き抜いていく力、学んでいく力をつける、よい機会です。

    


○清貧 お金を使わない。貧乏で行こう。貧乏でなければダメだ。そして、志は高くもとう。
○読書 本を読まないで高校生になったら、たいへんです。夏休みは、どんどん読もう。
○奉仕 他のためにがんばろう。ゴミを拾おう。掃除をしよう。食器の後かたづけをしよう。そして、1日1回、自分を育ててくれている人に喜んでもらって、人間性を高めよう。
○学校の名誉を汚さない。そういう友がいれば、「ダメだよ」「そんなことはやめよう」と、とめる勇気をもとう。

◆3年生にとっては、受験の年の、受験生としての夏休みのスタートです。
 市中体の報告会のときに、わたしは、3年生に受験生として「3つの力」をつけてほしいと言いました。(これは1年も2年も同じですから、いっしょに聞いてほしい。)
 1つ目、勉強しようと思っても、いろいろな誘惑がある、その誘惑をパチンと断ち切る「決断力」
 2つ目、気持ちを、キョロキョロ、あっちこっち、散らさない「集中力」
 3つ目、やり続ける「持続力」
 まだダメだ……という人がいると思う。
 まだまだダメだ……という人もいると思う。
 でも、まだダメだ、きょうもダメだった……といっているうちに、7月、8月が、あっという間に終わってしまいます。
 7、8、9、10と積み重ねた力と、夏休みの終わりになって慌てて、9、10というのとでは、全然、違う。
 だから、7月、8月を、失敗しないでほしい。
 失敗すると、志望校のレベルを1つ、あるいは2つ、下げなければいけません。
 7月、8月、がんばっていれば、☆高にいけたのに、がんばっていれば、◇高にいけたのに、それを1つ、2つさげなければいけない。
 あるいは、がんばっていれば、家の人にかけなくてもよかった負担を、ど~んとかけてしまうことになる。
 7月、8月を、失敗しないために、ひとつ提案をします。
 決断力、集中力、持続力をつけるために、勉強時間を決める、それをどんなときでも守っていくというのが、効果がある。
 1日の勉強時間、学習会があるときは学習会もいれてよいですから、1日トータル、最低10時間、1・2年は半分の5時間、毎日やりつづける……、これができたら、決断力・集中力・持続力がついたといえるでしょうし、やり方を間違えなければ、学力もアップします。

 やり方について、3つ、アドバイス。
 1つ目、しっかり暗記できたかどうか? 確かめる工夫をすること。確かめて暗記できていなれば、やり直すこと。この厳しさの差が大きい。
 2つ目、音読は大事です。何度か読むと頭に入る。ただし、ベラベラと読むのはまったく効果がない。はっきりと音読すること。
 3つ目、重要なこと、重要な単語は、書くことが大切。何度か書くとくっきり頭に残る。ただし、これもベラベラ書くのはまったく意味がない。丁寧に、濃く、しっかりと書く。
 こういう勉強の仕方については、他の先生方からもいろいろ聞いて学んでほしい。
 ああ、決断力がついた……ああ、集中力と持続力がついた……という夏休みにしてほしい。

◆最後に、事故 十字路、T字路の車には気をつけよう。花火で失明することがある。水の事故に気をつけよう。
 2学期、大きく成長した、みなさんに会いたい。会えることを願って、式辞とします。
   〈終業式・式辞 以上 定刻14:45終了〉

    

★すこやかみなみネット地域情報交換会で、録音に使用していたICレコーダが満杯になり、途方に暮れるわたし。まだまだ若いと思っていたが、この画像(志塚T撮影)をみると、もう歳だよ。退場が近づいている。

◆18:30 1学期教職員反省会



師はいわゆる「けったいな大阪弁」をよく使った。その大阪弁がなつかしくわたしは涙ぐんでしまった

2008-07-22 20:51:11 | Weblog

      

★さあ、みなみ中合唱コンクールのはじまりィ~! はじまりィ~! まず、1年1組の登場。

◆このページの更新についてだが、7月の中途までは、他の月にくらべ、ややハイペースで更新ができていたのだが、ここにきて、横転。
 ま、いらっしゃらないと思うけれども、もし、毎日、このページをご覧いただいている方があるとすれば、どうしたのだろう? なにか不如意なことに遭遇し、立ち尽くしているのだろうか? あるいは、しめきり原稿などに追われているのだろうか?……と、ご心配いただいているかもしれない。

◆実は、この「横転」状態に陥った原因が、自分でも、よくわかっていない。
 あしかけ9年つづいてきたホームページだ。
 このまま立ち消えになるということはないだろうとは思う。
 しかし、「横転」に至った原因を、ぼんやりと、粗く、項目立てしてみると、立ち消えを想定しなければいけない要素もないわけではない。
 項目を列挙してみる。

(1)近時のホームページは、主に①教育活動に関する画像とコメント ②職員会議&職員朝会のコメント ③「職員室通信」の記事 ④式辞……などで構成されている。
 これらは、ぜんぶ、みなみ中の教育課程に根ざしているというか、教育課程の枠組があるから書けるものだ。
 だから、この枠組みが消滅すると、このホームページは、成り立たない。
 枠組み消滅の時期が、近づいている。
 あと8ヶ月だ。
 いったい、このページに、ポスト-教育課程はあり得るのか?……と考えたら、ゴロリンと「横転」してしまった。

    


(2)近時、何日間か、現在の記述の中に1997の記述をくわえて、いわば、「08in97ドラマ」という形式をとっていた。
 そして、この形式を、しばらくつづけてみようと考えていた。
 特に深い考えやたくらみがあったわけではないのだが、ほんとうに妙なもので、このことにより、予期しなかった、2つの作用が働いた。
 1つは、97の記述を書き直したいという衝動だ。これは、「もう一度、97を生き直したいという衝動」といい変えてもいい。
 もう1つは、08の記述の仕方を変更したいという衝動だ。
 97が08に記述の変更を迫っているのだ。
 今、「1つは」「もう1つは」と分けて記述したが、これは、表と裏で、つまるところ、同じことを意味している。
 97も、08も、わたしの記述だから、当然のこととして、同質部分が多い。
 しかし、異質の部分も、確実にあるのだ。
 教育課程の消失は、外からの変化だが、こちらは、内から異質のものがやってきて、わたしが、たじろいでいるということになる。

    


(3)単純に疲れた。
 大会社の社長の疲れ方と、中小企業、町工場の社長の疲れ方とは違うと思うが、校長の疲れ方は、たぶん後者に似ていると思う。
 ホンマ、疲れましたよ(>_<)。

(4)もちろん、7/21だからだろう。
 毎年のことだが、今年も、ここ、1ヶ月、ずっと7/21というポイントを意識して暮らしてきた。
 自分から「教育課程」を取り去って考えたのも、08in97を試みてみたのも、7/21が、そうさせているのだろう。
 7/19、20、21は、当初から、わたしの「夏休み」にしようと考えていた。
 目が覚めてから、夜、眠るまで、なにもしない、ソファーに寝転がり、ただただ、文字通り、手当たり次第に読みつづけた。
 おもしろいことに、読みつづけている間は、7/21のことは、すっぽりと忘れていた。

    


 そして、7/21、日暮れ係った頃、手当たり次第の読書の最後が、ホンマ、偶然やけど、7/21に自刃した師の書物だった。
 寿し由に入り、主人の「いらっしゃい」のかけ声に誘われて目をやると、師の横顔がカウンターにあった。
 師のほうもわたしに気づいて、
「やあ、小高さん!」
 と、メガネが弾けるほど笑っていらっしゃる。
「センセ、お久しぶりですね」
 緊張して立ったままのわたしの肩を師は、
「まあ、座んなはれ、座んなはれ」
 と抱えるようにして隣の席を勧めてくれた。
「センセ、相変わらず大阪弁のマネがお上手ですね」
「いやァ、それを言わんといてんか。わたしのはホンマ、ワンパターンやからね」
 師は、いわゆる「けったいな大阪弁」をよく使った。
 その大阪弁がなつかしく、わたしは少し涙ぐんでしまった。
「見てみィ、この鯛の皮目、きれいやなァ」
「ホンマですね、センセ」
 アナゴ、エビ、小鯛、太巻きなどの盛り合わせ、寿し由のいわゆる大阪寿司セット。
 盛り台の上で、鯛とアナゴが輝いていた。

    

★優勝めざして、1年1組。

『この子を残して』(永井隆)・『日本との対決』(林房雄)・『幼き日のこと』(井上靖)

2008-07-20 16:55:01 | Weblog
◆休日のMini-Trip 深呼吸 ストレッチ

      

      

      


◆部屋では、文字通り「手当たり次第」の読書。
 『この子を残して』(永井隆)・『日本との対決』(林房雄)・『幼き日のこと』(井上靖)・『ムツゴロウの結婚記』(畑正憲)・『勝利を導く知・情・念の応用』(野村克也)・『竹西寛子の松尾芭蕉集/与謝蕪村集』


せっかくの機会だ。これまで、あちこちで、語り散らし、書き散らししてきたことを

2008-07-12 20:52:20 | Weblog

      

★5月の連休明けにカリンの花を撮影したままにしてあったが、きょう見にいくと、もうこんな実がなっていた。

◆文部科学省生涯学習政策局の編集、○○○社の発行で、学校支援ボランティア活動に関する書籍を出すということで、わたしたちのすこやかみなみネットに原稿の依頼があった。
 わたしたちの活動に、光を当ててくださったことを、たいへんうれしく思う。
 ただし、すこやかみなみネットは、ボランティア活動そのものよりも、学校・家庭・地域における関係諸団体とのあいだにネットワークを形成し、連携・融合活動を推進・創出することをねらいとしている。
 当然、広く考えれば、それはボランティア活動を含むことになるのだけれども、力点が異なる。
 そこで、折り返し、メールで、この旨を伝えると、「地域と学校とがの連携が、高いレベルで進んでいる取り組みなので、是非とも」ということだった。

    


◆字数約4500字
 画像6枚
 発行予定10月初旬
 価格1200円
 原稿の構成は、
(1)地域の概況
(2)事業の経緯・目的
(3)事業内容
(4)関係団体との連携・協力
(5)成果と課題
 ……以下の項目、省略……。

 せっかくの機会だ。
 これまで、あちこちで、語り散らし、書き散らししてきたことを、指示された「項目」にあてはめるかたちで、コンパクトに、きっちりと、ていねいにまとめてみたい。
 こうすることによって、これまでの活動のふりかえりの材料なるし、また、多くの方々にご批正をいただく機会にもなると思っている。
 スペースがあれば、いや、なんとかスペースをあけて、学校教育エリア(中学校区)と社会教育エリアをぴったりと重ね合わせて教育を設計・構想してきた「八戸型教育コミュニティづくり」も宣伝したい。
 出版社に送る原稿と、ここにアップする記事とは、もちろん異なる。
 今までもそうだ。
 だが、ここにアップする記事が、すべての元、基、素になることは間違いない。
 これからも、ジャンジャンアップしたい。

    

★2階職員室前のすこやかみなみネットコーナー。

◆きょうの「教頭時代・ダラダラ記述」は、97/2/4(火)の記述だ。
 記述のなかに「今の自分のライフスタイル」という表現が出てきて、ドキンとする。
 時空を隔ててみやると、97/2/4の記述そのものが、ライフスタイル……とも言える。
 また、その「ライフスタイル」は、強いられたスタイル……とも言える。
 記述の末尾が「(今のライフスタイルの)点検のために、昭和47年の自分のスタイルと対比させてみたい」となっている。
 このことに引っかけて、少しコメントしたいのだが、いいかげんなことを言ってしまいそうなので、やめる。

 雪が降る。除雪。
 新入生保護者説明会の資料を持って、小笠原Tの車で、鮫小と種差小に行く。
 帰校後、50周年記念事業を推進する会会長(下田さん)と協議するための資料作成。
 八戸ハイツに電話し、50周年記念祝賀会の会場を仮予約する。
 11/7(金)、11/11(火)、11/12(水)。
 赤○コピーライツジムに電話し、2/13(木)午後に来校してもらい、記念誌の打ち合わせをすることを約束する。
 昼、かぜ対策会議(養護教諭・各学年主任・生徒指導部長)
 5校時、居眠りしながら、漢詩の写し、訳づけをしている男子生徒を大声で叱ってしまう。
 猛省。
 咽喉が少し痛い。
 午後3時、迎えに来てくれたPTA会長磯島さんと下田さんの店に行き、50周年記念事業を推進する会の組織を検討する。
 1階が肉屋、2階がニューブラボー。
 ブラボーの隣の小部屋で話し合う。
 缶コーヒー。
 4時過ぎ、帰校。
 放課後、相談室で私立高校入試の面接練習。五時半まで。
 サッカー親の会。7時過ぎ、終了。
 明日に残した仕事。
 ・50周年記念誌 編集方針のまとめ
 ・50周年教職員組織案の作成
 ・PTA総務委員会資料の作成

【杉○京子さん宛・はがき】
前略 五十周年記念の『梧桐タイムス』 どうもありがとうございました。自分の身体の五分の四は「大館中」で出来ているので、なんだかエネルギー源を送っていただいたようで、たいへんうれしく思います。装丁も最高ですね。部屋の壁に飾っておいて、読むときは壁から取るように工夫しようと思います。(下町Tも「学級通信の参考にしよう」と喜んでいました。)
 最近ときどき文字を打ちながらディスプレイの向こう側に、無限に広がる宇宙を感じることがあります。憂鬱な朝でも、この「宇宙」のことを考えると身体が軽くなります。
 またお便りします。お身体を大切に。(はがき 以上)

 クロネコヤマトブックサービスに江藤淳の書物を注文する。
 伊吉書院でプリントアウトしてもらった検索結果から、「出版社にあるもの」、「ないもの」、「データーのないもの」等、取り混ぜて注文する。
 どのくらい探せるか、楽しみだ。

 ふと、今の自分のライフスタイルについて考える。
 パソコン(依頼原稿・日記・はがき)で文字を書き、モービルQSOをし、クロネコヤマトブックサービスで書物を注文する。
 視界とか行動範囲とかを限定して限定して、その限定した範囲において自分を「磨」こうと考えている。
 これでいいのかどうか?
 点検のために、昭和47年の自分のスタイルと対比させてみたい。(97/2/4 「教頭時代・ダラダラ記述」以上)


合唱コンクールが近づく(7/13 9時20分)。日本一の合唱創出! 猛練習中の3年3組。本番が楽しみ

2008-07-11 20:43:57 | Weblog

      

★合唱コンクールが近づく。日本一の合唱創出! 昼休み、猛練習中の3年3組。本番が楽しみだ。

◆校内合唱コンクールが近づいた。

 日時 7/13(日)09:00~12:35
 場所 みなみ中体育館

 朝、音楽科の本田Tからプログラムの表紙に掲載する、「あいさつ」原稿を依頼される。
 30分で書く。
 題は、「みなみ中生の細胞には♪が埋まっている」とする。

〈プログラム・あいさつ原稿〉
◇合唱コンクールが近づくと「いよいよ、みなみ中の季節だ」とワクワクした気持ちになります。
 6/30(月)と7/1(火)に開かれた、兄弟学級による合同練習会のとき、わたしは、指揮者のうしろで合唱を聴いていて、「ああ、生きていてよかった」「ああ、みなみ中の教職員として、ここに存在することができてよかった」と頭がクラクラとしました。
 よく「みなみ中生の細胞には♪(音符)が埋まっている」という話をするのですが、教職員であるわたしの細胞にも、遂に♪が生成したようです。

    

★優勝めざして、昼休み、猛追・猛練習する1年3組。このクラスも本番が楽しみだ。

◇きょうは、そのみなみ中の合唱コンクール。
 ♪(音符)入りのみなみ中生の細胞が、はじけて、いっせい跳びはねる、特別の日です。
 互いのクラスの合唱を聴きあうと同時に、地域のみなさま、保護者のみなさまにも聴いていただきましょう。
 きょうのみなみ中生の♪が、みなみ中生はもちろんのこと、この会場にいらっしゃる、お一人お一人の心の中に、いつまでもいつまでも存在し、躍動しつづけることを強く強く願っています。

◇さて、地域のみなさま、保護者のみなさま、本日はたくさんご来場いたたきまして、ほんとうにありがとうございます。また日頃、すこやかみなみネット事業などをとおして、みなみ中へのご支援に心よりお礼申し上げます。
 「みなみ中生の細胞には♪が埋まっている」と、少し自慢ぽく言いましたが、しかし、だからといって上手だという意味ではありません。まだまだ成長の途中にあります。
 きょうは、中学1年という時代、あるいは2年、3年という時代の、みなみ中生にしか出せない歌声を実感、体感していただきたいと思います。どうぞ最後までお聴きくださるようお願い申し上げます。(あいさつ原稿 以上)

    

★優勝めざして、気合いを文字にする1年2組。

◆先日、「7/11(金)に開かれる職員会議の資料として職員室通信を作成する」と書いたが、まだ少し余白が残っている……というか、残してあった。
 その「余白」に「メモ」と称して、コマゴマと記述する。
 トップ記事が正式の指示事項であるとすれば、「メモ」は非公式(^_-)なのだが、しばらくたってから、過去の「職員室通信」を読み返すと、「正式の指示事項」は使えないが、「メモ」は結構いける……ということがよくある(~o~)。
 だから、最近は、自分自身のために「メモ」と称して、ブツブツつぶやく手法を大切にしている。

 今回の「メモ」の一部をアップする。

(1)<四川大地震>都江堰市の中学教師・範美忠先生・北京大学を卒業したエリート国語教師=「自分は生徒を置いて真っ先に逃げた。命を懸けてまで生徒を助ける義務はない」「生徒をかばって死ぬのはその人の『選択』。決して『美徳』ではない」「あのような状況で、自分が身を挺して守れるのは娘だけだ。たとえ母親でも助けない」「私は優秀な教師。だが崇高な人間ではないし、そうなりたいとも思わない。だからといって、恥知らずな人間ではない」など怒濤の、あるいは、炸裂する本音。
 わたし(小高)の思い=プロ野球解説者与田氏「ブルペンに電話がかかってくると、ドキッとします。ランナーがいっぱいいる、一発逆転……登板したいという人は、だれもいませんよ。でも、白いラインを越えると、気持ちがガラッと変わります。たぶん、みんな、そうだと思います。」
 教員は四六時中ピリピリしていくてはいけない職業だと自覚しているが、そのうえで、わたしは、大久保の信金、あるいはホタルの里の「ライン」を越えるところで、気持ちを切り換えている。
 要するに、「範美忠先生」とは180度異なる「自分」になる。
 プロである以上、どの職場にもこの「ライン」はあるはずだ。

(2)長期休業に際し、「ILO・ユネスコ 教員の地位に関する勧告」を読み直そう。
 3 指導的諸原則=6 教育の仕事は専門職とみなされるべきである。この職業は厳しい、継続的な研究を経て獲得され、維持される専門的知識および特別な技術を教員に要求する公共的業務の一種である。また、責任をもたされた生徒の教育および福祉に対して、個人的および共同の責任感を要求するものである。
 6 教員の継続教育=34 教員には継続教育の課程や便宜に参加するための機会および刺激が与えられ、また教員はこれらを十分に活用すべきである。
 8 教員の権利と責任=70 すべての教員は専門職としての地位が教員自身に大きくかかっていることを認識し、そのすべての専門職活動のなかで最高の水準を達成するよう努力しなければならない。

(3)いよいよプールの時期だ。
 どうしても、ふじみ野市プール排水口事故を想起してしまう。
 毎度、毎度、繰り返し述べることだが、危機管理の原則=①最悪の事態を予知・想定し、できるかぎりの予防策を立てる ②事が起こったときは、ベストの対応策で臨む ③可能なかぎり早い段階で「安全宣言」を発信する……。
 ふじみ野市の事案については、これまでの(限られた)データからの判断ではあるが、やはり①と②の段階に問題があったようである。
 わたしたちの学校も、いや、学校は、毎日、毎日が危機の連続である。
 個々の危機管理能力をアップしたい。
 また個々にカバーしあうことによって(「校長、その判断では危ないですよ!」)組織としての危機管理力をアップしていきたい。

(4)芸人はいじられてなんぼ
 次のような記述を発見。
 「己を低くし、アホを演じることで笑いが生まれ、場が和む。反対に関東の芸人は、初対面でも素人や有名人などの他人をいじることで笑いをとろうとする。素人が失敗しているところなど、素人のみじめな反応を見世物として視聴率を上げようとするのが東京のテレビ局のやり方。」
 経験的に、この「関東の芸人」的教師のクラスでは、毎時間、爆笑、爆笑の連続だが、確実に、いじめが増える。
 子どもたちが「関東の芸人」のマネをするからだ。(生徒の前で、生徒を叱責するときも注意が必要だ。その叱責の仕方をマネする子どもが出てくる。)
 「関東芸人」が、学年に2人になると、いじめによる不登校生徒が爆発的に増殖する。
 自己点検の視点にしたい。(「メモ」の一部 以上)

◆きょうの「教頭時代・ダラダラ記述」は、97/2/1(土)の記述だ。
 読んでいて、土曜なのにどうして学校が平常どおりに……?と思ってしまった。
 まだ、いわゆる「半ドン」の時代だったのだ。

 朝(……といっても、まだ夜明け前)、家を出て、公民館を過ぎ、ゆるやかな下り坂にさしかかった所で、いつも詩句、《障子の向こうから孤独な旅人のわらじの音が聞こえてくる》(←いくつかの詩句が、ごちゃ混ぜになったもの)が口をついて出る。
 そして、仁科さんや今井君のことを考える。
 この「心理」を、いつか、ていねいに、ゆっくりと分析しなければならない。
 口をついて出てくるときは、自分が「孤独な旅人」になっている。
 いったい、自分はどこに向かおうとしているのだろうか。
 9時から図書室で50周年記念誌編集委員会。
 柾谷さん、磯島さん。
 三役会で打ち出した方針を受けて、いろいろな記念誌を見ながら、参考になるところに付箋を挟む。
 3年生の風邪罹患率が高いので、生徒総会は放送で実施。
 昼食はカップヌードル。
 3時過ぎから校内巡視。
 4時、生徒活動終了の放送。
 4時半、後を代行員の上野さんに託し、小笠○Tの車で帰宅。
 平日も、土曜日も、最後まで学校にいて、戸締まりをすることがまったく苦痛でなくなった。
 9821V7の宇宙効果かもしれない。
 しかし、まだ「仕事」が苦痛だ。
 たとえば、次の週の仕事、①公会堂のスピーカーを譲り受けることに関する手配。
 ②50周年記念事業推進委員会の副会長や顧問の決定手続き
 ③高校入試面接練習
 ④サッカー東北大会出場に関する意見調整
 ⑤50周年記念誌の業者との打ち合わせ
 ⑥50周年記念事業校内組織の作成と提案
 ⑦50周年記念事業の予算の見積もり……。
 まだあるかもしれないが、今、思い浮かんだものだけでもこれだけある。
 学校にいることが苦痛でないように、これらの仕事も苦痛でなくなるように、いや、もっと正確にいうと、仕事に時間を割くことを苦痛と感じなくなるよう気持ちをコントロールしなれば……。
 仁科さんから書簡届く。
 書簡の終わりのほうに《小高さんも私も、伊東静雄の年齢を超えますね》とあった。
 「文学的正しさ」とは何か。
 考えてみると、ずっと自分がこのことにこだわってきたことに気づく。
 また、今も、やはりこだわっているように思う。(97/2/1のダラダラ記述 以上)

きょうも教頭時代97/1/21のダラダラ記述をアップ。このアップが、今後の自分にどういう影響を?

2008-07-10 20:56:46 | Weblog

      

★昼休み、各クラスの合唱練習を聴きながら、校内をブラブラ歩き、1年4組に至る。背面黒板をパチリ。

◆7/11(金)に開かれる職員会議の資料として「職員室通信」を作成する。
 次の記述は、その「職員室通信」の一部だ。(本校の場合、「職員室通信」というのは、校長から教職員への正式な指示事項なので、当然だが、とても全部アップできるような内容ではない。要するに、さしさわりのないものだけをアップするということになるm(_ _)m。)

〈真に力のある学校・地域・家庭を構想する〉
 学校・家庭・地域のそれぞれの教育のバランスの悪さが、教育危機を増大させているという認識は、同じなのだが、その実態への対応については、粗く2つの方向がある。

 1つは、地域も家庭も弱くなり、地域や家庭の役割まで学校に期待されている。しかし、学校には人的・物的にも限りがある。そこで、家庭や地域が担っていた機能を補完するために、学校の中に地域・家庭を取り込もうとする方向。

 もう1つは、わたしの立場で、なんどもいっているので、ポイントだけ述べるが、一言でいうと、アウトソーシングだ。
 学校が担っている(抱え込んでいる)役割(=教育行為)を、家庭で親がやれるように「加工」して、あるいは、地域で地域の人々がやれるように「加工」して、外注・分担(←一種の「連携」)してもらう方向。

 今は、このことについて詳しく述べるスペースも時間もないので、論理を無視して、ポイントだけをいうが、「学校の中に地域・家庭を取り込もうとする方向」は、もし、それだけで終わるとすれば、間違っている。

    

★1年4組、昼の合唱練習はじまる。

 さらに、論理を飛躍させる。
 夏期休業中は、真に力のある家庭・地域に近づく、絶好の機会だ。
 教育の荷をたくさん抱え込んでいる側(学校)が、力のある地域・家庭を構想しつつ、下記の(1)~(3)の観点で、コーディネーター機能(調整)を発揮していくことが大切だ。

(1)学年・学級(学年教員)で、あるいは、部活動(顧問)で、個々の生徒の社会教育活動(学習塾・稽古塾を含む)の実態を、可能な限り把握すし、そのうえで、個々の生徒の社会教育活動が円滑に行われるように配慮する。
 家庭行事についても同様だ。

(2)地域で行われる社会教育活動や公的な社会教育活動への参加を奨励する。部活動と重なる場合も多いと思うが、各部顧問は、ここで充分、学社コーディネート力を発揮してほしい。
 中学生の地域行事への参加は、確実に次世代を育成し、「力のある地域づくり」、さらには「学校・家庭・地域の教育のバランスがいい校区づくり」 につながっていく
(3)部活動の休止日については、これまでの通り(①第1・3日曜日 ②他の週については、土・日のいずれかを休止日とする)であるが、長期休業中の土・日は可能な限り休止日とし、先生方も自身の家庭や地域で過ごすようにしてほしい。(真に力のある学校・地域・家庭を構想する 以上)

    


◆けさ、ネットで「ねぶたで結ぼう、地域と学校 教材開発を推進」(7月9日6時12分配信 河北新報)を見つける。

 青森の夏祭り、ねぶた(ねぷた)の教育効果に光を当て、制作や地域運行をする学校を増やそうと、ねぶた師の弟子立田健太さん(23)=青森市=が母校・弘前大教育学部の大谷良光教授(技術教育)と共同研究で取り組んでいる。
 ねぶた制作の教材開発や小中学校でのモデル授業も予定。
 立田さんは「制作、運行を通し、学校と地域の連携を深めてほしい」と意気込んでいる。(配信記事要約文 以上)

 これ等は、わたしが「家庭や地域が担っていた機能を補完するために、学校の中に地域・家庭を取り込もうとする方向」の典型例だろう。
 ねぶた(ねぷた)の教育効果は認めるし、「制作、運行を通し、学校と地域の連携を深め」ることも、決して悪いことではない。
 しかし、今、学校が「ねぶた制作の教材開発」……「モデル授業」……と、「ねぶた」まで抱え込んで、どうするというのだ?
 考え方が安易だし、現在、地域の教育力を担っている方々に対しても失礼だ。
 学校が、今、やらなくてはいけないのは、地域で行われる社会教育活動や公的な社会教育活動への参加を奨励することだ。
 そして、部活動等と重なる場合は、教職員が、学校が抱え込んでいる教育行為と社会教育活動とを調整することだ。
 こういうコーディネート力をつけることが先決だ。

    


◆きょうも教頭時代「1997/1/21のダラダラ記述」をアップする。
 このアップが、今後の自分にどういう影響を与えるのか?……とか、今後、どう展開していくのか?というようなことはまったく考えていないし、よくわかっていないのだが、1度目アップしたときとは、心持ちが少し違ってきた。

 午前PTA会長磯島若松さん来校。
 今後の諸会議の日程を検討する。
 1月28日 三役会。
 案件
  ①新入生保護者の役員決定方法
  ②五十周年組織の顧問選考
  ③常任委員反省会の運営
 2月12日 総務委員会。
 2月15日 常任委員会反省会。
 2月24日か25日 50周年記念事業推進委員会総会。
 生徒会誌の原稿に取りかかる。
 締切は一月末。
 今度は間際に苦しみたくない。教頭会の原稿『PC-9821V7のディスプレイと宇宙』に手を入れて発表することにする。
 書くときの留意点。……
 ①テーマを明確にする。(充ち足りた自分だけの時間、自分自身にかえる時間が大切だ。)
 ②事実に、さらにフィクションを導入すること。
 3使用する言葉を磨く。(イメージ豊かな言語)

 今、こうして記述していて思ったのだが、この「ファイル」は、とにかく「記述」ことが大事だ、考えないで、とにかく先ず「記述」することだと思った。
 記述しつづけよう。
 こんなふうに思ったのは今回が初めてだろうと思うが……。

 木村書店の吉岡さんが『失われた時を求めて』の第2回配本を持ってきてくれる。
 18歳、19歳という出発の時代に自分の傍らにあった書物だ。
 手にしたり、眺めたりすると、自分の魂のさまよった場所である大阪天王寺の清水谷公園や弘前森町の下宿が浮かび、胸が痛くなるほど、ときめきを覚える。
 午後、ボルボ商会の奥さんが、メーカーの本社工場から届いた新しいマスターキィを持って来る。
 手作り。
 1本3000円。
 校舎巡回の時、試してみたが、どの部屋の鍵もカチャンカチャンと気持ちよく開く。
 7時過ぎ、小笠原Tの車で帰る。
 青葉まで小坂Tもいっしょ。
 寒波襲来。
 小笠原Tの車の外部温度計は氷点下5度を指している。
 昭和52年のこの時期の寒波のことを思い出した。
 小田八幡宮のそばに住んでいる頃で、千葉に転校した女子生徒への手紙に寒波のことを書いたのだ。
 それから、昭和62年のこの時期の寒波。
 野場に住んでいて、大館中1年目、決意新たに日記を書いているときで、その日記の中に「寒波」のことを記録したのだ。
 書いたことをこんなふうに覚えていて、ふと思い出すのは、今、同じテーマで書くことによって、精神の深部に凍結されていた空気が溶解するからだろうか?
 あるいは、当時、書くことによって、書かなかった事実より、記憶が補強されたというだけのことだろうか。
 風呂の後、夕食。
 ビールを飲みながら、きょう小笠原Tとの間で話題になった生徒の振り替え休日のことを調べる。
 本を4冊持ち出したが、3冊目に「取る必要はない」とあった。
 裏付けになる法的根拠はないようだ。

 今、2年生と古典を勉強しているが、やはり京都や奈良が無性になつかしい。(1997/1/21のダラダラ記述 以上)


河村Tが抜歯のため禁酒したこと……以外、特記することなし。だれが悪いのでもない。

2008-07-09 20:03:00 | Weblog

    

★生徒朝会は、まず美化委員会の発表。以前、このページでも紹介した「美化委員会アンケート」結果の説明だ。本校の経営の重点3「生き方の原理・原則を重視した心の教育」の切り口、さらには突破口になる可能性がある発表だ。


◆〈おっさんへのメール〉

 おっさん こんにちは。
 暑い日がつづきますが、いかがお過ごしですか?
 Yahooの天気予報をみると、こちらも30℃、大阪も30℃。
 現在、晴れ。
 室内はクーラーなしで、29℃。

 先日は、おっさんに関するページ情報を、メールで送っていただき、ホンマ、ありがとうございました。
 3つのページの関連が、まだよくわかっていないので、とりあえず3つとも「お気に入り」に登録しました。
 これで、しばらく見失っていた「おっさんの世界」に、これからは、行きたいときにいつでも行けるわけですね。
 すごくうれしい……というか、なんだかホッとする……というか、昔のお城の秘密の抜け穴、そういう「抜け穴」で、おっさんの世界とつながっているような、若干、陰謀をともなった享楽感が漂っている……という気分です。

 返信が遅れましたことを、お詫びします。
 どこかが不調というわけではないのですが、いろんな思いがあるものの、どの思いも、どの思いも、中途半端で、めざすところに届かないというイライラした日々を過ごしていました。
 これって、ま、結局、不調そのものでんなぁ~(^_-)。
 まだまだ、その「不調」のまっただ中にありますが、きょうは、もうきらめの心境に陥り、どうにもならなくなり、やっとおっさんに返信メールが送れる状況になったということですね。
 まずはお礼まで。
 「秘密の抜け穴」から、おっさんへ。


    


◆昼休み、各クラスの合唱練習を聴きながら、校内をブラブラ歩き、途中、図書室で休憩。
 空いているいちばん奥の席に座り、1日遅れの新聞(読売)を読む。
 『婦人公論』の宣伝のなかに「ゆっくりと書き始めた須賀敦子さんの初々しさ〈没後10年今も心に残るたたずまい〉」というのを見つける。
 須賀敦子氏については、上智大教授、98年、69歳で死去……ということくらいしか知らないし、また、この記事を自分から手に入れて読むつもりもないのだが、この「ゆっくりと書き始めた」という修飾句が、目に止まった。
 無意識のうちに、少しもじって「ダラダラと書き始めたふたりっ子はん」と、つぶやいていた。


◆けさ、教頭時代の夢をみる。
 飲みながら、みんなに、今度の日曜日は、あそこへ行こう、ここへ行こう、あそこでは何々を食べよう……すごく盛り上がり、みんなを喜ばせて、念のためにスケジュールを見直すと、ある地域のイベントが入っていて、「大切だ」という意味の☆のマークを付いている……その☆のマークを見つめているところで、目が覚めた。
 先日紹介した「1997/1/19のダラダラ記述」が作用しているのかもしれない。
 ということで、きょうは、そのすぐ近くの「1997/1/7のダラダラ記述」をアップする。

 目が覚めてから、布団の中で、今日一日のこと思い浮かべると、起床したくなくなる。
 まず教育課程編成会議。
 それと平行して行われる職員室コンセント工事。
 夕方の県立高校推薦者選抜会議。
 夜の新年主任会。
 長い一日だ。
 タクシーで拾うつもりで歩いていたら、荒町のところで白銀経由鮫行のバスが来る。
 学校に着いてストーブの火を入れる。
 校長室、職員室、全体会や分科会で使用する図書室、第一理科室、第二理科室。
 「一に健康、二に奉仕」とつぶやく。
 8時半から教育課程編成会議の全体会。
 前回審議未了だった件について確認。
 ①学校裁量の時間の位置
 ②日課表……。
 9時過ぎから分科会
 ①領域部会 ②教科部会 ③校務分掌部会 ④学年部会。
 この間、職員室のコンセント工事の立ち会い。
 昼食後、全体会。
 ①各部会の発表
 ②今後の部活動のあり方の検討
 ③校長から。
 3時40分から校長室で推薦会議。
 途中、工事のため一時停電。
 この停電以外、すべて朝、布団の中で想像した通りに進行するので、不思議な気がする。
 創電工業の工事は午後5時完了。
 スタッフの中に白銀中時代の教え子がいて挨拶しにくる。
 ○○くん。
 3年3組、赤坂学級だった由。
 6時40分、新年主任会の会場「花こま」に到着。
 40分の遅刻だ。
 校長、小笠原T、森岩T、稲垣T、河村T、菊池T。
 前田Tは欠席。
 ①鍋が鮟鱇鍋だったこと
 ②校長が自分のことをよくしゃべったこと
 ③河村Tが抜歯のため禁酒したこと……以外、特記することなし。
 だれが悪いのでもない。
 結局、今の自分のあり方を端的に象徴しているということなのだ。
 ならば、徹底的に、もっと「奉仕」に徹したほうがよかったのかもしれない。
 徹底して聞く。
 酒の注文など率先して、サービスに徹する。
 会計の時、女将が「年末にお渡ししたかったのですが」と言って菊駒を一本くれる。
 待っていてくれた小笠原Tといっしょにタクシーで帰る。
 帰宅後、茶碗で冷たいカレーライスを食べる。(1997/1/7のダラダラ記述 以上)

    

★生徒朝会、美化委員会につづいて、3学年プログラム委員会の発表。ポスト市中体、新しいステージへの決意を感じさせる発表。(撮影中、デジカメの電池が切れる。スンマヘン。)


ああ、筋力も、瞬発力もない、平衡性も、柔軟性も劣る……せめて、心肺持久性、筋持久力は……と思っていた

2008-07-07 21:25:25 | Weblog

   

★古町温泉に到着。わざわざここまでやってきたのは、硫化水素単純泉というのが、このへんではここだけだから。


◆きょうの職員朝会コメント
(1)何度も何度も言うので、もう耳にタコが……といわれるかもしれないが、今(7月)は、生徒指導的にいって「剣が峰」、今後の局面を大きく左右する時期だ。
 自分自身の経験からいっても、あとから振り返り、「ああ、あのときの対応がまずかった……」という大後悔のほとんどが、この時期だ。
 「超」がつくくらい、仕事に追われる時期だからか?
 あるいは、1学期の終わりで、ああ、わたしのような者でも、なんとか、ここまで来ることができた……と、ホッとしてしまうからか?
 いったい、対応のどこがまずいのか?
 一言でいうと、自分の思いだけを一方的に述べて、その子どもと接っしてしまってはいけないのに、うっかり、そのように接してしまうのだ。
 これは危険だ。
 慎もう。
 子どもの目で見て、子どもと一体になる層を、ぶ厚くしよう。
 子どもの味方になり、励ましてやる層を、ぶ厚くしよう。
 しんどい時期だが、今、そうして対応してやらなくてはいけない、子どもが、現にいる。
 ここでの「実行」と「不作為」の差が、休業中に、あるいは2学期に大きな差になって出てくる。
 この時期に、こういうことに対して、ぼんやりとやりすごしているような学校は、最低だ。

    

★玄関から旅館の長い廊下を奥へ奥へ、下へ下へと進んでいくと、おお! これって、いわゆる「硫黄の臭い」ではないか?

(2)通信表のコメントについて。
 通信表のコメント欄は、学級担任の「思い」を書く欄ではない。
 「思い」は、たとえば「生活ノート」にかくべきだ。
 わたしたちは「教育目標」達成に向けて、公として組織的に教育行為をおこなっている。
 だから、コメントの記述は、「努力目標」「学力向上の5原則」「学年目標」「学級目標」などを視点にして、その子どもの日常の具体的場面をとらえて、評価する。賞める。認める。
 「思い」を述べるよりは、簡単そうだが、実は、この「目標」に即して、あるいは関連させて、ひとりひとりの子どもに関してコメントを述べるのは、むずかしい。
 プロの技が必要。
 くり返すが、学級担任の「思いのオンパレード」を廃す。(これは、教師ごっこ、素人の仕事だ)
 それから、常用漢字外の漢字を廃す。

◆4校時の主任会では、
 この「剣が峰」と「通信表のコメント」について、具体的なケースをあげ、念を押し、いくつか補足する。
 そのうちの1つが「授業という本務が軽くなっている状態に危機感を」だ。
 たとえば、出張などが重なることがある。
 授業交換で対応できているうちは、まだいいが、それもできなくなり、補欠で対応しなければならないようなことが、本校にもあるが、これが、本務が軽くなっているという状態だ。
 授業というはの、そんなに軽いのか?と、なさけなく思うことがある。
 これだけは避けたい……という話をする。

    

★お湯も、シャワー&カランも、硫黄のにおい、プンプン。やってきたかいがあった。風呂場からの眺めも最高だ。

◆先日のすこやかみなみネット地域情報交換会に関連して、午前中、安協大久保支部長宅、岬・白銀台防犯協会長宅、午後、白銀台町内連合会長宅を訪問する。
 はなむけ号(折りたたみ自転車)で行く。
 総走行距離は、概算、8キロくらいだが、上り下りが多く、暑かったので、わたしのきょうの総エネルギー量のほとんどを使ってしまう(^_-)。

◆日帰り人間ドック(総合コース)受診結果のつづきだが、体力測定で、突出しているのが「敏捷性」のみ。
 このことに対するわたしの感慨。
 「ああ、筋力も、瞬発力もない……平衡性も、柔軟性も劣る……せめて、心肺持久性、筋持久力は……と思っていたのだが、これも年相応……自慢できるのが敏捷性のみとは……?!……なんだか、この世における、わたしの存在の仕方そのものやんけ……。」

 最近、よく、「文章の質は問わない。いいんだ、いいんだ、ダラダラ記述を通して鍛え直すのだ」といっているのだが、ここでいう「ダラダラ記述」というのが、体力測定の項目でいうと「心肺持久性」&「筋持久力」に相当する。
 ダラダラやらないで、「敏捷性」を発揮してパキパキやろうとすると、わたしの場合、はずかしい話だが、他人の理論や知識や解説に頼ってしまう傾向がある。
 これを痛恨の思いでふりかえりつつ、「自慢できるのが敏捷性のみとは……?!……なんだか、この世における、わたしの存在の仕方そのものやんけ……」といっているのだ。
 だから、ダラダラと記述する。
 現在をダラダラ……現在から過去へダラダラ……現在から未来へダラダラ……。
 なんどもいうようだが、このダラダラ記述を通して、一から、鍛え直す。

    

★おなかがすいたので、きじざるそばを食べる。

◆先日(6/27)、Windows95のことを書いたが、きょう、過去のファイルをいじくっていたら、おもしろいもんやね、ホンマに、ホンマに、偶然に、次の箇所が、目に飛びこんできた。
 1997/1/19のダラダラ記述だ。

 夜、職員室の隅の、うずたかく積み上げられた印刷物や書物の間に置かれている9821V7の電源を入れ、一太郎7を起動する。
 そして、ディスプレイの上に、ノロノロと単語を打ち込む。

 《*旭商会ストーブの修理3台。*2校時、○○Tと新入生保護者説明会の打合せ。*給食、珍しく麦飯。○○Tの学級通信『かわら版』は麦飯特集。*○○さん、○○学園合格。*修学旅行の日程決定。国会議事堂・東京タワー・美女と野獣・鎌倉・ディズニーランド・葛西臨海水族園。*松島先生の遺稿集『蒲公英』が届く。……》

 生徒はもうだれもいない。
 職員もほとんど帰ってしまった。
 残っているのは教育課程編成作業の○○T、入試関係事務の○○Tだけだ。
 もう電話も鳴らない。
 肩から昼間のプレッシャーが少しずつ抜けていくのが感じられるが、やはり疲れているのか、次の行動にはなかなか移れない。
 頭もはっきりしない。
 そんなときに、ただ「きょうも一日が終わったのだ」という感覚をそのまま受けとめながら、単語で打ち込む、いわば私家版「学校日誌」だ。
 霧の向こうに見える景色のように、昨日と今日がおぼろげになっていることもあるが、ひらがな入力→変換→確定を繰り返しながら、ディスプレイの上を這っていくという作業は、視点を変えた場所から現実を見つめ直すことができそうで、結構愉しい。
 話があとさきになってしまったが、9821V7とは、現在、鮫中で一番新しいパソコンのことだ。
 処理速度が速いし、同時にいくつかのソフトが使えるなど、なかなかの能力だ。
 特に私は、そのメモリーの大きさに驚いている。
 単純計算だが、一個の内蔵ハードディスクには原稿用紙800000枚分が記憶できる。
 書物に換算すると約3000冊だ。
 残りの人生では、いや、若い頃から一生書き続けたとしてもハードディスクをいっぱいにすることはできないだろう。
 この大記憶容量に関連するのだと思うが、夜、一人で単語を打ち込んでいると、そのディスプレイの向こう側に、無限に広がっている宇宙を感じる。
 身過ぎ世過ぎのわずらわしさを飛び越え、自分の身体が宇宙に開かれながら、ここにこうして生きているという不思議さを感じ、ときめきを覚える。
 夜の9821V7のディスプレイ、自分が自分自身にかえる「場所」だ。
 今は単語を打ち込むだけで精一杯だが、いつかピアニストがピアノを弾くように、心の中の鍵盤を探りながら、明確な文章の形で記述できるようになりたい。(1997/1/19のダラダラ記述 以上)

 指を折って数えると、「ピアニストがピアノを弾くように」といってから、11年6ヵ月が経ったことになる。7



日帰り人間ドック(総合コース)を受診。結果は、なんだか、この世での今のわたしの存在の仕方そのものだよ

2008-07-05 15:00:38 | Weblog

    

★須藤Tに「歌っている自分の顔をみてごらん!」と叱られ、昼休み、洗面所の鏡に向かって合唱練習する1年3組の生徒たち。

◆7/4 日帰り人間ドック(総合コース)を受診。
 このドックのいいのは、即日判定。
 朝、8時半頃からはじまり、午後2時半には、もう医師による説明(総合判定)が受けられるという点だ。
 その結果だが、これまでもドックの顛末は、このページにもアップ(……昨年は胃部要精査→胃カメラ、一昨年は胸部要精査→CT検査、その前の年は大腸要精査→大腸内視鏡&胸部要精査→CT検査)……してきたが、今年は「要精査または要医療(D判定)」なし。
 もちろん、40代半ばの頃のように、オールA判定というわけにはいかない。
 Bが1つ、Cが5つもある。
 しかし、「要精査または要医療(D判定)」なしというのは、ホンマに、ホンマに、うれしい(^_^)v
 これまでの経緯からすれば、シンジラレナイ。
 奇跡的なことだ。
 今、話題のメタボリックシンドローム判定も、非該当。

 ただ、ショックだったのは、体力測定の結果だ。
 医師による説明(総合判定)のあと、施設内のトレーニングルームで行われた。
 汗びっしょりになり、各種目に奮闘。
 結果は、残念ながら、筋力、瞬発力、平衡性、柔軟性、心肺持久性、筋持久力などについて、どれも年相応かやや劣るという評価だった。
 元長距離走の一応選手だったし、今もバイスクールをやっているということで、いちばん自信のあった心肺持久性も、年相応。
 突出しているのが、ただ1つ、敏捷性のみ。
 なんだか、この世での、今のわたしの「存在の仕方」そのもの。


日清どん兵衛だし焼きうどん かつお醤油仕立て、「おお、遂に出たかぁ~」という感じ(^_^)v

2008-07-05 13:31:14 | Weblog

    

★〈日清どん兵衛だし焼きうどん かつお醤油仕立て〉

◆〈日清どん兵衛だし焼きうどん かつお醤油仕立て〉あるいは〈日清どん兵衛だし焼きうどん 旨みソース仕立て〉
 もっと前から発売されていたらしいが、わたしの目の前に登場したのは、先週。
 通常の〈日清どん兵衛うどん〉を、自分なりに工夫して〈焼きうどん〉風にして食べていたので、「おお、遂に出たかぁ~」「出してくれたかぁ~という感じ(^_^)v。

 お好み焼きと、チキンラーメンと、そして、この〈だし焼きうどん〉があれば、これから後、世の中が、どう変わっても、生きていけそう……^^;。


早朝、TVのスイッチを入れると、高齢の男性(福永光司)が、老荘道教の哲学を語っていた。

2008-07-03 21:33:16 | Weblog

      

★合唱コンの練習。きょうは、昼、1年と2年の合同練習。このポジションで聴いていると、ああ、生きていてよかった、ああ、みなみにいてよかった……と、頭がクラクラした。

◆休日は、子どもと同じで、あれもやるぞぉ~、これもやるぞぉ~、あそこにも、あそこにも、あそこにも行ってみるぞぉ~……などと思っているから、かなり疲れていても、早くから目を覚ましてしまう。
 その日の朝も、早起きして、コーヒーを沸かしながら、TVのスイッチを入れた。
 インタビュー番組の途中だった。
 高齢の男性が、老荘道教の哲学を語っている。(番組の正体は、終了時にわかる。NHK映像ファイル あの人に会いたい「福永光司(中国哲学者) チャンネル:総合/デジタル総合 放送日:2008年 6月28日(土) 放送時間 :午前5:40~午前5:50)
 ご自身の研究内容を、ブルドーザーが土を噛み、着実に前進するように語っていく。
 その寸分の狂いもない語りに、これまでの自分の浮わついた行いを対比させ、悔いつつも、心がシンとなった。

    


 「心がシンとなった」話とは、大きくはずれるが、最近「休日」が絶不調だ。
 あれも、これも、あそこも……の、どのひとつも達成できないで「休日」が終わっている。
 原因は、たぶん、疲れているのに、張り切りすぎて、早起きし……、でも、エネルギーがないのだから、失速する……ということのくりかえしなのではないか?と、最近、思い始めている。
 そう思ったのは、休日不調で、フテ寝して、長時間眠りこんだ翌日、要するに月曜日が、絶好調ということが多いからだ。

 次の休日(次の休日がいつ来るかわからないが……)から、ライフスタイルを少し変えてみたい。

    


◆学校通信〈すこやかみなみネット通信〉のトップ記事について、(1)新学習指導要領とみなみ中の経営……か、(2)学校の教育丸抱えが教育危機を増大させる……か、かなり迷い、結論として、今は、夏季休業に接続する時期であること、それから、執筆にかけることができる時間の量とを考え合わせ、後者を選択した。
 次が、その記事だ。

〈トップ記事〉
◆日本の教育は一般的にいって、学校が教育を丸抱えする傾向にあるといわれるが、このことが教育の危機を増大させているのだという強い認識が必要である。

 教育は、単に学校だけで行われるものではない。
 学校と同じように、家庭や地域社会が、教育の場として十分な機能を発揮することによって、子どものすこやかな成長が可能になる。

 いわゆる「生きる力」についても、学校において組織的、計画的に学習しつつ、家庭や地域社会において、親子の触れ合い、友達との遊び、地域の人々との交流などの様々な活動を通じて根づいていく。

◆本学区においては、学校・家庭・地域の教育のバランスはかなり改善されているが、中学生の教育課程外活動(部活動・地域行事・家庭行事)については、まだまだ課題を残し、ある意味では、「学校の教育独占体制」あるいは「学校の教育丸抱え体制」に近い状態であるといえるかもしれない。
 これを改めたい。
 夏期休業中は、そのよい機会である。

◆ただし、「学校の教育丸抱え体制」に近い状態であるからといって、学校側の判断のみで、無制限に、ダムの水を放流するように、丸抱え体制を解除することはできない。
 大混乱が目に見えている。
 学社間のコーディネート機能が重要だ。
 とりわけ多く抱えている側の気遣い、心配りが重要だ。
 このことに関する本校の基本方針は、次のとおりである。
 
(1)学年・学級(学年教員)で、あるいは、部活動(顧問)で、個々の子どもたちの社会教育活動(学習塾・稽古塾を含む)の実態を、可能な限り把握する。
 そのうえで、個々の社会教育活動が円滑に行われるように配慮する。
 家庭での行事などについても同様である。

(2)地域で行われる社会教育活動や公的な社会教育活動への参加を奨励する。
 部活動と重なる場合も多いが、各部顧問は、ここで充分、学社コーディネート力を発揮する。
 具体的に例をあげれば、大久保地区の運動会の日は、大久保地区の子どもたちについて、運動会への参加を奨励する。
 子どもたちは、学校教育ではとても育てられない力を、社会教育の場で獲得する可能性がある。
 青少年期といわれる年代に、同年代の友人や教師以外の地域の方々とのコミュニケーションおよび地域活動・地域行事などを通して、思いやり、協調性、感謝の心、連帯感、地域の一員としての自覚を育て、さらに大きく成長させたい。
 地域の方々も「中学生をどんどん寄こしてほしい」とおっしゃっている。
 10年後は25歳、20年後は35歳、30年後は45歳で、地域の中核だ。
 中学生の地域行事への参加は、確実に次世代を育成し、「力のある地域づくり」、さらには「学校・家庭・地域の教育のバランスがいい校区づくり」 につながっていく。

(3)部活動の休止日については、これまでの通り(①第1・3日曜日 ②他の週については、土・日のいずれかを休止日とする)であるが、長期休業中の土・日は可能な限り休止日とし、家庭や地域での活動を保証する。(各部の活動については、計画表を参照)
 なにとぞ、なにとぞ、ご理解賜り、家庭・地域・学校間での調整(=コーディネート)にご協力いただきたい。
 また、このことに関する忌憚のないご意見もいただきたい。

◆今回、書けなかった「新学習指導要領とみなみ中の経営」については、本校の経営の重点№1「学びの喜びと確かな学力の保証をめざし、知的で楽しい授業を創る基礎・基本の修業を徹底する」と関連させて、次号で、持論をぶちまけるつもりだ(^_-)。


6月の文字総数=45274字。何度か、つらさがつづき、墜落(堕落かも?)しかけた6月にしては

2008-07-01 19:06:39 | Weblog

      

★合唱コンの練習がいよいよ本格的にスタート。昼、3年と2年の合同練習。

◆「わが水無月のなどかくはうつくしき」期間(6/1~6/20)があっという間に過ぎ、「師の弔い期間」(6/21~7/21)に突入し、それも10日間が過ぎ、遂に7月になってしまった。
 なかなか魂の「沈潜」状態に入ることができず、苦しんでいる。
 魂が「沈潜」しきれない……というのは、つらいものだ。
 しかし、そのつらさがダラダラとつづくために、つらさをつらさと感じない、マヒ状態……もしれない。
 よくわからない。
 やはり、マヒしているのか?(^_^)v。

 いつか「音楽好きがピアノを弾くように、ジョギング好きが走るように、毎日、文字を書きつづけていると、わたしは、しあわせなのだ(^o^)」と書いたことがあるが、6月の文字総数=45274字。
 何度か、つらさがつづき、墜落(堕落かも?)しかけた6月にしては、よく書けたと思う。
(質は問わない。いいんだ、いいんだ、いつかも書いたように、「ダラダラ記述」を通して「鍛え」直すのだ。)

    


◆昨日の職員朝会のコメント。
〈コメント〉
 職員会議でも話したことだが、今の時期は、これまでのわたしたちの指導の成果と課題(問題点)が、鮮明にみえる時期だ。
 わかりやすい例をあげると、
(1)市中体後(中略)……時期だ。
(2)2次試験後(中略)……時期だ。
(3)上記の(1)(2)とは違うが、がんばっていれば、あるいは、我慢していればよくなるかもしれないと期待して、耐えてきた子どもが、ああ、なにも変わらない、やっぱりダメなんだ……と、あきらめてしまう時期だ。
 したがって、ここを見逃すと、「取り返しがつかない」とまではいわないが、このツケが、あとから10倍、20倍になって返ってくる。
 知恵を出し合い、組織として、それらの子どもに対して、ひとつの区切りをつけ、新しいベクトルを形成してやらなければいけない。
 ポイントとして粗く3つ。
(1)傾聴とコーチィング。
 いつもいつも同じ話になるが、傾聴=一体になる(子どもの世界を子どもの目でいっしょにみる……まず受け入れる……)、味方になる(その子どものためにからだを張る……励ます……信じる)。そして、子どもから答えが出そうにない場合は、コーチィング。(コーチィングについては、後日、詳細。)
(2)よい授業。
 今、研修主任からも話があったが、くっきりとした短い作業の場を設定し、熱中する授業、達成感のある授業を設計する。
(3)危機管理。

 なお、業者への支払いについては、1学期を1つの区切りとして支払いを完了する。(職員朝会のコメント 以上)

    


◆きょうは全校朝会。
〈わたしの話の概要〉
 先日、あるゴルファーのニュースをみていて、目頭が熱くなるというか、涙が出てきて、周りに人がいたので、困ったということがありました。
 ゴルファーというと、藍ちゃんとか、上田桃子とか、遼君とかが、よく話題になります。
 わたしが、ニュースでみて涙を流したゴルファーは、今田竜二という人です。
 14歳(中2)のときに、ひとりでアメリカに留学して、英語を覚えて、中学、高校、大学(大学はプロ活動に専念するために2年で中退)に通いながら、ゴルフの修業をしました。
 今、32歳です。
 その今田竜二が、5月、悲願のアメリカPGAツアー初優勝しました。
 賞金が1億1千万円、その他、副賞も加わりますから、1億5千万円くらいと言われています。
 ただ、もちろん、いいときばかりではありません。
 どん底時代も長かったそうです。
 成績が悪いと、賞金がもらえなくて、食べるものもない。
 ニュースでインタビューに出てきたアメリカ人が「ああ、今田選手は、大会に出てきて、関係者に配るサンドウィッチを、多めにもらって、よくキャディーと分け合って食べてました。」
 ここ。
 「関係者に配るサンドウィッチを、多めにもらって、よくキャディーと分け合って食べてました」
 サンドウィッチを分け合って食べている今田を思い浮かべたとき、こみあげるものがありました。
 貧乏して、貧乏して、食べるものもない。
 けど、アメリカのチャンピオンになるんだという夢にむかってがんばっていく。
 貧乏だけれど、志が高い。
 これを、清貧の思想といいます。

   

★1年も昼の練習はじまる。1年4組はチームワークがよさそうだ。

 貧乏の話だったら、わたしもたくさんあります。
 2、3年の人は覚えているかもしれませんが、大学時代は、わたしは、すごく貧乏で、1週間にチキンラーメン1個、チキンラーメンを4つに割って、1日ひとかけらというときもありました。
 チキンラーメンのかけらを食べながら、でも、将来、いい作品が書けるようになるんだぁ~と思って、原稿用紙に向かっていました。
 貧乏だけど、志は高い。
 清貧の思想です。
 その頃のわたしが、わたしは好きです。

 君たちには、清貧の逆、いっぱいものを持っている、ムダなお金を使っている、なのに志は低い……こうならないでほしい。
 たいへんみっともないことだと思います。
 まず、なにか「もの」が欲しいと思ったとき、今の自分にほんとうにそれが必要なのか?……親がいっしょうけんめい働いて稼いだお金を使ってまでそれを購入する必要があるのか?……また、そういう「もの」をもつ資格が自分にあるのか?と、自分自身にたずねてほしい。
 携帯なんかもそうです。
 いらない、こんなもの不要だ……とムダを削って、削って、削って、削り抜いて、そして、志を高く持つ。
 清貧の思想が似合うみなみ中生であってほしい。(以上)
 7月は清貧の思想が似合う。

    


◆3年生は、この清貧の思想にプラスして、3月の自分の姿を思い浮かべて、受験生としての基礎体力づくりに励んでほしい。
 基礎体力=3つ。
 ①決断力=よし、勉強だ……と他の誘惑をパチ~ンと断つ力。
 ②集中力。
 ③持続力 40分×4~5 続けられる力。

 加えて、1点、アドバイスをするなら、授業で、授業に集中して、授業で力をつける。
 ここでぼんやりしていて、あとで、なにかで力をつけようとすると、しんどい。
 授業を受けながら受験勉強をする。
 そのうえで、家で自分で受験勉強をする。
 受験勉強を2つやる、これがコツです。

 7月、1・2年は、清貧の思想。
 3年は、清貧の思想+受験生としての基礎体力づくり。(わたしの話の概要 以上)

    


◆すこやかみなみネットが、このたび、八戸地区連合防犯協会(会長 小林眞)から「地域安全活動の重要性を理解され防犯思想の普及と安全・安心まちづくりに多大なる貢献」をしたとして、表彰された。
 本ネットワークに光を当ててくださったことにお礼申し上げるとともに、本事業・活動にご尽力いただいているネットワークの団体各位に心より感謝申し上げる。
 すこやかみなみネットの理念は、「学校だけで問題を抱え込むのはやめる」「同じように、家庭もまた家庭だけで問題を抱え込むのはやめる(子育てという点では、特に「お母さん」に負担がかかりすぎている)」……、こういう状況から脱して、日常生活圏域である地域を基盤として、そこに住む地域の人びと、子どもの保護者、学校の教職員等で、協働して子どもの成長や安全・教育のことを考え、具体的な活動を展開していく仕組みをつくりあげようというものだ。
 口でいうのは簡単だが、これを具体化していくには膨大なエネルギーを要する。
 このことに挑戦しつづけているのが、すこやかみなみネットだ。
 この度の受賞を大きな励みとし、これからも団体各位と力を合わせ、理念の実現に向け、日々の実践に取り組んでいきたい。