職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

塾70.1%VS.学校4.3%……。学校=43%ではない。4.3%だ。

2005-11-30 21:36:22 | Weblog

◆うわさを聞いたときから気になってしようがない調査だった。
 10/6、内閣府の規制改革・民間開放推進会議は「学校制度に関する保護者アンケート」の結果を発表した。小・中・高校に子どもを通わせている保護者を対象に、学校や学校の教師への評価、教員養成の在り方などについて聞く内容。
 子どもが通う学校の設置者別内訳は、国立21人、(1・7%)、公立1085人(85・4%)、私立159人(12・5%)など。保護者の最終学歴は、中学校・高校28・7%、専門学校 11・6%、短大14・5‰、大学・大学院43・0%などとなっている。


■学校の教員に対する満足度を聞いた設問に対する答えは、
 「非常に満足」2・4%
 「満足」24・9%
 「どちらともいえない」44・3%
 「不満」22・0%
 「非常に不満」6・4%
 「満足」の計は27・3%、「不満」の計は28・4%とほぼ括抗(きっこう)している。

■「学校と学習塾・予備校とを比較した場合、子供の学力の向上という面ではどちらの方が優れていると感じるか」という設問への答えは、
 ①「どちらかといえば塾・予備校の方が優れている」42・1%
 ②「塾・予備校の方が優れている」28・0%
 ③「どちらともいえない」25・5%
 ④「どちらかといえば学校の方が優れている」3・1%
 ⑤「学校の方が優れている」1・2%

内外教育



◆塾70.1%VS.学校4.3%……。学校=43%ではない。4.3%だ。なんというデータだと思うが、この学区で調査をしても、ほぼ同じ結果がでるのだろうか?
 この結果について各教育誌の論調は(教員が購入することによって成り立っている関係からか←と、わたし=小高はひややかにみているが……)学校側に同情的である。


 教育A誌=内閣府の設問は、少数の教科・科目を希望者だけに有料で教える塾・予備校と、多様な機能を期待されている学校を比べさせ、「学力の向上」に限定して単純に聞いたもので、学校に対して低い評価が出ることは当然予想できる。
 教育B誌=税金を投入して行う近代国家の公教育には、国家社会の形成者たる国民の育成と、個々の国民の教育を受ける権利を保障し、その個性や能力を伸ばし、人格を完成させるという2つの役割を持つ。そのバランスをどのように取るかが重要である。最新のマスコミの論調は、ややもすると後者のみに視点を置いた議論が突出している。

教育誌



◆こういう弁解めいた論を読んでいるうちに、以前、ベストセラーになった『学校崩壊』(河上亮一)の一節〈……勉強はみんながみんなやればできるようになるわけではない。授業はだいたい半分から少し上の生徒たちを基準にして行われるものだが、生徒全員が理解したとか、テストをやってみんなが百点取れるようにすることなど不可能なことである。〉〈もともと、義務教育の小・中学校で行っている教科教育は、きわめて基礎的なものであり、どんなやり方をしても「面白くない」ものだと思ったほうがいい〉を思い出してしまった。
 わたしはA誌、B誌の論調や河上氏のアマ的・ゴロ的な主張には組しない。

クラスの平均点が90点を突破する
  ~ 教育技術学的常識 ~

◆〈データ★(省略)〉塾70.1%の背後には、「みんな100点でないこと」への不満がある。自分の感覚に即して素朴にいわせてもらえば、わたしも「みんな100点でないこと」は、「変」だと思っている。
 はじめて小学生を指導したのは根岸小学校5年2組、6年2組(ともに児童数47名)で、年度末に実施した算数NRTのクラス平均はSS69。ほぼ全員90点以上だった。これがあたりまえで、河上氏の主張はまちがっているとわたしは思っている。
 わたしだけではない。今、話題の「向山型算数・数学」の授業では、「教科書通りに授業する」「教師は、ほとんど説明しない」「リズムとテンポのある授業」で、「クラスの平均点が90点を突破した」「中学校でもクラスの平均点が80点を突破した」「昨年までクラスで一番数学が苦手だった生徒が70点を取るようになった」「生まれて初めて、算数・数学で100点を取った生徒もいる」……などの実践が報告されている。
 河上氏の主張とは異なり、指導者に技術と情熱、それに教養があれは〈算数など、かなりの学習遅延時児でも、60点 NRT・SS55 はいく〉というのが、今、教育技術学的な常識になっている。蔭山氏の実践もそうだ。
 多様な機能を要求されている学校とはいえ、プロなのだから、限定された狭義の学力において、塾に負けてはいけない。
 ちなみに、根岸小6年2組の国語NRTのクラス平均はSS64(←たいした成績ではない。ときどきこれに近い数値を目にする)。当時のわたしの力では、国語の全員100点はむずかしいかった。その後に勤めた根城中でも、3年かかって「全員80点以上」が限界だった。
 塾関係者が授業のやり方を教えてくださいと訪ねてくるようなみなみ中学校にしたい。みなみ中教師の奮闘努力に期待したい。

◆スペースがあるので、内閣府調査のつづき。こちらもおもしろい。

 
■教員の能力などに応じて処遇に差を付けるべきかどうかを聞いた設問では、
 ①「付けるべきである」65・5%、
 ②「どちらともいえない」25・4%となった。
 ③「付けるべきではない」9・1%、
■差を付けるべきだと答えた保護者に、どのような基準で処遇を決めるべきかを複数回答で聞いたところ、
 ①保護者からの評価(59・5%)
 ②教育の資質を判定する専門家による評価(58・4%)
 ③児童・生徒からの評価(57・9%)
 ④校長からの評価(32・0%)
 ⑤指導した児童・生徒の学力の実績(28・1%)……などの順に多かった。★

内外教育

 


学校・家庭・地域社会の協働化をめざすとき、小・中連携が大きなポイント

2005-11-29 22:47:05 | Weblog
◆午前中、八戸市連合PTA事務局(更上閣別館)で12/13発行予定の広報紙の編集委員会。
 トップ記事は、すこやかみなみネット事業(新たな協働と融合にチャレンジ)。
〈子どもの成長を親と教師と地域の人びとで確かめ合うことができるみなみ学区〉〈子どもの成長にあわせて、大人自身がさまざまなことに気づき、自らも成長するみなみ学区〉をめざして、今年度から白銀南小・中のPTAが連携して展開している事業の紹介である。
 今回は、主に「地域情報交換会」と「すこやかみなみネットまつり」および、それらの土台となっている小・中連携事業を取りあげている。
 すこやかみなみネットの特徴は、小・中のPTAが中心となり、さまざまな関係者に働きかけてネットワークづくりをしていること、またこれが保護者どうしの学びの場・活動の場になっているところにある。

◆これまでのわたしの学社連携・融合コーディネーターとしての経験からいえば、学校・家庭・地域社会の協働化(学社連携・融合)をめざすとき、小・中学校の連携がどれくらい進んでいるかが大きなポイントになる。これがうまくいっていないと、連携・融合は進まない。
 この点、白銀南小・中学校は、PTA総務委員会、教養委員会、校外指導委員会・生活指導委員会など、これまで合同で協議したり、共同で事業(研修・レク活動)を開催したりするなど、連携・融合に努めてきた。
 また学校でも平成9年度より授業公開、協同研究など計画的に小中連携を推進してきた。
 これらが「すこやかみなみネット」の基盤になっている。
 自分でいうのもなんだが、教育コミュニティーの形成、さらにはまちづくりにつながっていくことが期待できる。

◆本日、暴風警報発令に伴い、6校時終了の時点で生徒を帰宅させる(清掃・部活動カット)。各学年の担当者が、大久保地区・白銀台地区・岬台地区、それぞれのポイントに付き、下校指導を行う。

◆午後6時半から、みなみ中学校緑化事業の第2回ワークショップが図書室で開かれる(画像)。

いい授業を6時間、リレーしていくのだ

2005-11-28 20:22:57 | Weblog
◆朝、いわゆる3K(校長・教頭・教務主任)の打ち合わせで、教育課程編成の身構え・気構え・心構えについて、四戸教頭、志塚教務主任と再確認する。
 ①46答申に端を発する第3の教育改革の流れから外れない。第3の教育改革のゴールをめざす。文科省がブレるのは仕方がない。しかし、わたしたち現場の人間がいっしょになってブレたら、アカン。(これを大前提に次の2点)
 ②過去の貴重な教育学的財産(または論議)を生かす。生かしつつ、独創性を発揮する。(独創性=5%?)
 ③これだ!という力点を明確にする。

◆朝の職員打ち合わせ、いわゆる職朝で、今週の目標(校長・総務・教務・研修・生徒指導・保健)のうち、自分のもの(=再び、もっと音読を。音読はパワー。重要語句を指し「いっしょに読みましょう!」「もう一度!」「念のためにもう一度!」)について60秒間、語る。
「音読すると、生徒は姿勢を正す(正させる)。音読は理解を促進する。やる気にさせる。メリハリのきいた授業になる。
 授業者として現役だった頃、教室に行く前に必ず前の授業者を確かめていた。いい授業のあとはやりやすかった。逆に、やる気・姿勢が崩れてしまったあとの授業は、ほんとうにシンドかった。
 音読を柱にいい授業を6時間、リレーしていくのだという気持ちで臨んでほしい。」

◆新聞記事

 
 楽天出身の校長に減給処分 修学旅行中の飲酒で

 横浜市教育委員会は24日、修学旅行の引率中に飲酒したとして、市立東山田中学校の本城慎之介校長(33)を減給10分の1、6カ月とし、一緒に飲酒した男性教諭3人も減給処分にした。
 本城校長は情報技術(IT)企業「楽天」の元副社長で、市の民間人校長公募で採用され、4月に就任した。
 市教委によると、本城校長は6月5日午前3時半ごろから約40分間、宿泊した京都市のホテルの部屋で、3年生の学年主任の男性教諭(53)に誘われ計4人で飲酒。校長は350ミリリットルの缶ビールを2本飲んだ。
 本城校長は「職員間のコミュニケーションが不足しているという焦りの中で飲酒の誘いをきっぱりと断れなかった。誤った判断と猛省している」とのコメントを出した。

(共同通信) - 11月24日17時11分


 2000年から民間校長を登用するという、教育界が自分で自分の首を絞めるような、制度がはじまった。
 無免許ですよ!
 未経験ですよ!(いい授業をした経験がない。教科計画も立てたことがない。高校入試の調査書も書いたことがない。3者面談もしたことがない。教育課程も編成したことがない……)
 そういう人が中学校の校長をやるって、中学生が街なかでダンプカーを運転するようなものじゃないですか?……
 と言いたい。と言いつづけている。
 修学旅行引率という最も強い危機管理力が要求される中での飲酒はもってのほかだが、本人のコメントがコメントになっていないのが、なさけない。

BBS・お好み焼きの旅fはまだまだつづく

2005-11-26 23:17:55 | Weblog
◆futarikkohan_osaka 2005/11/26(Sat) 20:41
 2晩連続(金曜日の朝に向かう夜&土曜日の朝に向かう夜)、肋骨の神経痛のために眠れませんでした。
 で、きょうは午前中、海の見える露天風呂に入り(浸かり?)その水平線を眺めですごしました。
 ここは、はじめての訪問だったので、きょうの段階では、自分の魂の内側を孤独の底に降りつつある感覚を味わうスペースというところまではいきませんでしたが、今後は期待できる温泉です。
 「海が見える露天」、「350円」……で、ひょっとしたら、有乱はんのことですから、見当がつくかもしれまへんね(^0^*オッホホ。

 神経痛から解放され、午後は、ま、読書と思索(←何を思索したのか?)。
 明日は執筆の予定です。
 今、サントリーウィスキーを飲んでいます。気分はローハイド。

 きょうのお好み焼きの出来は、外=90点、中=65点、合計=75点。
 もう少し修業が必要やね。
 あすもあさってもお好み焼きの旅がつづきます。

◆有 乱  2005/11/26(Sat) 20:52
 百石の太陽温泉でっかなあ。
 百石の海岸は私のランニングコースになってるんです。
 そして三沢でスイミング。
 今日は極楽湯止まり。江陽緑地ランニング止まり。

◆futarikkohan_osaka - 2005/11/26(Sat) 21:07
 いやぁぁぁ、すごいやないですかぁぁぁ!
 大当たり!
 旧=太陽温泉 現=和の湯です。

 有乱はんは入場したことはあるんですか?
 いやぁぁぁぁ、ホンマ、最高でしたよ。
 だれもいない、露天風呂から太平洋の水平線をを眺めてきました。

 現在、サントリーウィスキーを飲んでいます。

◆有 乱 - 2005/11/26(Sat) 21:21
 百石-下田のランニングの後は三沢の古牧温泉へ行ってしまうので入ったことはありません。行こうと思っています。
 今日の極楽湯(350円)では、ひば風呂、釜風呂、電気風呂、サウナ、露天風呂、水風呂には入らず、エステ風呂、入浴剤風呂、寝風呂のみ。あっても入らないという贅沢ですね。

 和の湯は、通りすがりの黄色の温泉は町の銭湯という感じですよね。結構、人が入ってるなあという印象。

◆futarikkohan_osaka - 2005/11/26(Sat) 21:34
 今、BSで寅さんを観ています。
 主題歌は、なんか、大きな声で、いっしょに歌ってしまいましたよぉぉ。
 寅さん=わたし……という認識でんなぁぁぁ。

 画像は本日のお好み焼きのプロセスの一コマ画像です。
 ここまでは絶好調やったんですけど、外の焼き具合と、中の焼き具合とのバランスが、いやぁ~、むずかしいね。
 外=焼きすぎ。中=焼き不足。

 あても無いのに あるよなそぶり
 それじゃ 行くぜと 風の中
 とめに来るかと あとふりかえりゃ
 誰も来ないで 汽車が来る
 男の人生 ひとり旅 
 泣くな なげくな 泣くな なげくな
 影ぼうし 影ぼうし

 この「誰も来ないで 汽車が来る」が泣けますね(┳o┳)涙。

◆有 乱 - 2005/11/26(Sat) 21:48
 誰も来ないでキハが来るでもいいですなあ。
 お好み焼きうまそうですね。今日ピアドゥのお好み焼きを5秒眺めていましたが買うには至らず、りんご5つ買っておしまい。

◆futarikkohan_osaka - 2005/11/26(Sat) 21:55
 「誰も来ないでキハが来る」ですかぁ!
 これは効きますね。
 ド-----ッと、涙が出ましたよ。

開放性を徐々に壊死させる専門職大学院構想を大歓迎

2005-11-25 17:43:37 | Weblog
◆午前、期末試験最終日。
 午後、教育課程編成のための小会議(分掌・学年・教科)。3時間連続の会議だ。
 昨日、「みなみ中の改革はまだまだ途上である」と書いた。これは言い換えれば、改革はまだまだつづくということだ。
 なお、合唱部は久慈市小中学校音楽発表会に出演するために、テスト終了後、バスで出発した。四戸教頭と玄関で見送る。

◆現在、国レベルでは教育課程の基準の見直し、教員の資質能力の向上、外部評価を中心に据えた学校の点検評価とその公開、教育委員会の改革を含む国と地方行政のあり方など、わが国における学校教育のいっそうの質的充実と活力ある学校教育を創造するために、総合的な戦略が構築されようとしている。(と、書きながら、最近はバタバタしていて、中教審答申『新しい時代の義務教育を創造する』ですら、ザッと目を通しただけで、よく読んでいない状態だ。)
 当然、みなみ中の改革もこの戦略と呼応している部分がたくさんある。

◆教員の資質能力の向上については、わたし個人としては、専門職大学院の創設と、教員免許更新制度導入に強い関心をもっている。
 前者について、大東亜戦争後、開放性を原則として4年生の一般大学と教員養成学部とで並行して教員を養成してきた。
 ま、このことについて、正直なところを述べるなら、師範学校が一般大学に、いわば格上げされるかたちになったことは評価できる。
 だが、(だれが考えてもわかることだが)「はい、文学部卒業です」「はい、経済学部卒業です」と同程度に、小・中学校の教員が養成できるとはとても思えない。(これは、実践的指導力のない指導者が中核だった教員養成学部についても同じ。)教職の専門性の高さや複雑さは、医師などの仕事以上である。
 だから、わたしは、ずっと教育専門職大学院論者だった。今回、敗戦以来の開放性の原則を残しつつ、それを徐々に壊死させるかたちで、専門職大学院が構想されていることを大歓迎したい。(このことの詳細については後日述べる)

◆もう1つ、現在、スタートしているみなみ中教育課程編成に強く関係するのが、教員免許更新制度である。
 結論的にいえば「更新制」を実効あるものにすることはほぼ不可能に近いと判断している。
 わたしはTOSSサークルがやっているような「検定制」をイメージしている。
 問題は、これを公的な教育機関で行うことが可能かどうかということである。
 ここのスペース(600字)の限界がきているので、説明をはしょるが、検定プログラムの開発を、わたしは文部科学省には期待していない。しかし、各都道府県、市町村、とりわけ八戸市教委には期待している。
 また、この点で二歩も三歩も前進しているみなみ中プロ教師団には期待している。(具体的転換に関する詳細は次回に述べる。)

日本の中学校教育はまだこういう低レベルな状況にある

2005-11-24 16:36:50 | Weblog
◆きょうとあすは、午前中、2学期末試験、午後、教育課程編成会議(木=領域、金=分掌・学年・教科)だ。
 昨年はこの会議に先立ち、10/28に「教育課程編成会議指事事項」を出している。
 これを今年は、いつ出したらいいのか、少し迷った。
 すなわち、昨年と同じタイミングで出すのか? あるいは、領域・分掌・学年・教科会議の「反省」のあとに出すのか?
 昨年は直前に出して「ええ? こんなことやるのぉぉ? ああ、たいへんだぁぁ」と思われないように、早めに出してショックをやわらげようとした。
 結果として、みなみ中のプロ教師たちのがんばりで改革は相当に進んだと判断している。が、まだ途上である。まだまだ途上である。
 だから、出すとしても、工程表の修正程度のものになる。
 だから、みなみ中プロ教師たちは「なんだ、今年はこの程度か、楽チン、楽チン」と思うかもしれない。
 四戸教頭、志塚教務主任と協議し、プロ教師たちからの大「改革」案を待つことにした。
 楽しみだ。

◆きょう、午前中で県中学校長会誌の編集(←もちろん、全部ではない。八戸市に割り当てられた分)の仕事が終わった。
 やっとライフワーク(「知的で楽しい授業の創造」「学社連携の推進」)に取り組める。
 いや、そうではない、まだ、これと、これと、これがある……と言われるのではないかと、スケジュール表をチェックしたが、まちがいないようだ。
 まず、「授業の創造」と「学社連携」にまたがる「学校部活動問題」から取り組みたい。


 次期学習指導要領の改定をめぐり、中学の部活動の扱いに関心が高まっている。2002年実施の現行指導要領で「特別活動」の項目から削除され“中ぶらりん”の状態になっているためだ。現場には「位置付けを明確にしてほしい」と、指導要領への「復活」を求める声も出ている。
 「部活動は教員にとってボランティア。指導要領に明記し条件整備を」。7日の中教審教育課程部会で全日本中学校長会の大橋久芳会長が訴えた。委員からは「再び明記すれば教員の重荷にならないか」との質問も出たが「現状でも十分重荷だ」と大橋会長は答えた。
中学時代、最も打ち込んだことに「部活動」を挙げる生徒は少なくない。都内の中学校長は「放課後に教員の違う面に触れることが教育に厚みを加えている」と話す。
 しかし、多くの教員は教科指導で忙しい中、顧問を引き受けているのが実情。土日に出勤しても手当は千―二千円程度で、振り替え休日を取ることもままならない。

(共同通信)


◆とんでもない話だ。
 46答申に端を発する第3の教育改革の議論に参加していなかった人(=全日本中学校長会の大橋久芳会長)が、組織の筋道を無視して、突然、こういう発言をする。
 日本の中学校教育は、まだこういう低レベルな状況にある。
 バカバカしく、もうお好きなように……と投げ出してしまいたい気持ちもないではないが(正直なところ、この記事を見たときにはそう思った)、ま、でも、そういうわけにはいかない。
 第3の教育改革をゴールさせたい。
 自分の役割だ、出番だと思っている。

孤独な不寝番

2005-11-23 15:28:01 | Weblog
◆昨日、3、4日ほど自分を苦しめた論文を脱稿した。
 ま、何度も書いたことだが、字数の配分(段落)がどうなるのか、果たしてゴールに到着できるのか、そもそも自分がどこからどこに向かっているのか、……こういうことがよくわからないままに、感慨の強さに即しつつ、書き足していく作業だった。
 今回のように比較的短いものもあれば、長い論文もある。
 他人の講演を聞きながら、そのあとに述べる講評をまとめるという作業も、これに似ている。。
 こういうことを、何十回、何百回と、経験しているわけだが、冷や汗をかきつつ味わうスリル感はなんともいえない。
 ただ、修正して前進するとき、元原稿がシュレッダーで砕かれるわけで、修正しつつ前進する思考の奇跡が完全に消去されていることになる。
 最近、完成品より、この「思考の奇跡」こそ、大切にしなければならないのではないかと思いはじめている。

◆わたしの意識の底に、「自分は常に全身を周囲と天にさらしている孤独な不寝番だ」という治者思想がある。
 この治者思想に、わたしの場合は、どうせ幻と消えてしまう世界に向かって立っているという無常観と、もともとありもしない世界をあたかも実在するかのように思いこんで立っているという虚無の思想が寄りそっている。
 いつ、自分の目の前の世界がふっと消滅するかわからない。
 あるいは逆に目をつむった瞬間、自分のほうが消滅してしまうかわからない。
 なのに、毎日毎日、バスに揺られて通勤し、夜はお好み焼きにこだわり、発泡酒をのみながら、「治者」の姿勢で生きている。
 だから、ホンマに、自分は相当、意志的な生き方をしていることになるのだなぁぁぁと感心している。

◆バカなことを書いているが、こういう生き方は、わたしの師である江藤淳氏の影響を強く受けている。
 と、ずっと思いこんできた。が、ここ2、3日、それだけではないことに気づいた。(つづく)

◆真姿様(BBSへ) 

 衝撃のデータですね。
 丈夫そうに見えましたが、ほんとうはそうではなく、精神の気丈さが肉体を丈夫そうにみせていたのでしょうか?
 心配しています。
 ただ、真姿さんとお好み焼きとのあいだに大きな距離ができてしまうのが、少し悲しいです。
 お好み焼きのファクター
 ①キャベツ
 ②生地
 ③具
 ④ビール
 ⑤ソース
 ⑥マヨネ……などのうち、悪者は③④⑥で、①②⑤は、むしろ身体にいいのではないかと思っていますけど、どうなのでしょうか?
 わたしの記録では21日間、連続お好み焼きというのがありますが、その間に体重が大幅に減りました。

 わたしは元気です。
 祈快癒!

◆画像は十三日町バス停付近

迷走しつつ、ある時点から急速にゴールの光が見えてくるという快感

2005-11-20 11:56:14 | Weblog
◆先日の表現だが、気に入っているので、もう一度(^0^*オッホホ)、沈み込もうとするところの深い底を予感し、自分を熱くする場所を転々と旅しながら、17日(木)、18日(金)と、校務の合間に小論文を書いた。
 自分がどこからどこに向かっているのか(テーマ)とか、字数の配分(段落)とか……を明確にせず(明確にできるのであれば明確にしたほうがいいのだが、書き出さないことには、どうにも明確にできそうにないので)書きつづける、書き足していく作業(ま、たった2000字程度の小論文だから、こういうことができるのだが……)をしつつ、ある時点から急速にゴールの光が見えてくるという感覚。
 この「感覚」は快感である。

◆11/17(木)午後2時から、みなみ小を会場に、みなみ小・みなみ中連携の授業研究会。
 朝のミィーティングで「みなみ小のTから片々の指導技術を盗もう。そして、片々の技術をたくさん有した名人を見つけよう」という指示を出す。
 1学年~6学年まで18クラスの公開。これを文系・理系・実技系・英語系とグループ分けしている。
 系ごとの参加を前提にしているのだが、わたしは45分間で全クラス(1クラス2分くらいのペース)を参観し、「名人」を探した。
 授業後、系ごとの分科会、全体会。
 全体会で分科会の報告があった。
 教育の仕事に携わっている者が集い、授業を語る。この授業を語る「言語」が聞けるという喜び、「ああ、この仕事を選んでよかった」という喜びを味わう。
 最後のあいさつで、第3の教育改革における小中連携の意味について少し語る。もっと語りたかったが、そういう場ではないので……。

◆保阪氏のこの指摘部分には耳を傾けたい。

 昭和初期という時代は、世界史的にはワシントン体制、協調外交の時代だった。(中略)もう戦争は起きないだろう、軍事は悲惨だとうことで、日本では陸軍士官学校34期の学生350人のう50人が中退した。軍人がバカにされた時代だ。(中略)
 日本は、人類が進んでする方向をつかんでいなかった。(中略)第1次大戦から学ばなかったことが昭和日本の問題点になった。(保阪正康)
 

★定まらない歴史観・必要な構造分析 讀賣


◆11/19 午後、白山台のテクノル事務所で柴田P総務委員長と連P広報の記事について話し合う。
 帰宅して、1週間ぶりのお好み焼き。
 焼き上がりが近づくと、いつもワクワクする。
 しかし、今回は、中ふんわり・外サクサクの「ふんわり」も「サクサク」も期待どおりにはいかなかった。
 プレートの温度が不足したのだろう。

沈み込もうとするところの深い底を予感して

2005-11-16 21:20:26 | Weblog
◆朝から校長室のデスクで学社連携・融合に関する小論文を書きはじめた。わずか1600字程度だから、ササッと書き上げるつもりだった。しかし、「学社連携」は、ライフワークの2本柱の1本だという強い思いがあり、どうせ書くなら、あれも入れたい、これも入れたい……とやっているうちに、思考が拡散し、テーマがぶれて、収拾がつかなくなってしまった。

◆教育委員会にいた頃、思考が深まらず、つねに海面に尻をプカプカさせているというイメージでデスクの自分をとらえていた。なんとか哲学的情感の底に自分を沈めようと、黒ペンで大きな黒丸を紙片に描き、ディスプレイの淵に張りつけていた。
 ただ、きょうの「思考が拡散し……」というのは、これとはまったく異なる。沈み込もうとするところの深い底を予感し、自分を熱くする場所を転々と旅する「拡散」だ。少し自分がいい感じになってきた。

◆朝、南部バスに揺られながら新聞をめくっていたら「論陣論客・日本人力士再生の鍵」が目にはいる。この道で生きている人にしか語れないことに出くわすかもしれないと思い、読み始めたのだが、予感が的中した。

 伊勢の海親方=大切なのは、頭の先から足の先まで行き届いているような反射神経、筋力だと気づかせてくれたのが、朝青龍だ。(中略)
 基本に帰る。昔は、むやみに体を大きくしなかった。大きな子が入門しても、1度、脂肪をとって、やせた後、筋肉をつけて大きくする。筋力トレーニングに頼らず、シコ、テッポウなど相撲本来のトレーニングをやれば、バランスもいい体が出来、しかも技術も身につく。(中略)
 なぜ、土俵の直径は4メートル55なのか。今で言えば、安馬とか豊ノ海とか、小兵と言われる力士がめいっぱい動ける大きさがこれだ。

 田中英寿=プロの世界では筋力トレでムダな筋肉をつくるとよくないという人もいるが、足りない筋肉を補うために体をつくるのはよいこと。(中略)
 外国出身力士をもっと評価するべきだ。言葉が通じない社会で孤独感を味わい、関取になって日本の文化を担い、相撲界を支えている。彼らは偉いという感覚を持つほうがいい。

讀賣

 こういう視点の教育論がやりたいなぁぁぁ。
◆3校時、運営委員会。
 いくつか注文をだす。主なものは次のとおり。
 生徒指導部=『みなみ中心得』の見直しはわたしも必要だと思うが、教師と生徒と保護者と地域とが連携して見直すことが大切だ。で、保護者といっしょに見直すにはどうすればいいか?……地域といっしょに見直すにはどうすれぱいいか……その具体的な手法まで明確にして提案する。
 また『心得』と現状を比較し、実態と今後の具体的な対策を提示するのが生徒指導部の役割だ。(←これができていない。)
 研修部=現在の「学習の5原則」を徹底したからといって(狭義&広義の)学力が向上するとは思えない。「みなみ中教師5原則」は、これを守ればいい授業ができるというものだ。今年度の教育課程編成会議では、「教師5原則」のレベルに対応する形で、生徒と教師と保護者で「学習の5原則」を見直す。
 保健部=学校・地域の美化に関する意識調査はいい企画だ。調査項目を検討する際、「地域でゴミをひろったことがあるか?」「地域でゴミを拾っている人を見たことがあるか」「そういう人を見たときどう思ったか?」など、今後の指導方法を検討するのに役立つようなものにする。
◆画像は、みなみ公民館で職場体験する2年生男子たち。

保護者による授業評価が実現

2005-11-15 19:07:54 | Weblog
◆政調会長の中川秀直氏は「日経新聞記者出身で、ホームページのコラム執筆を1日もかかしたことがない(讀賣)」という記事に刺激を受け、自分も毎日、更新しようと思ったが、なかなかむずかしい。
 決めてから、既に火・水・木・金・土の5日間が未更新になってしまった。
 きょうはそれをメモ的に埋めることにする。

◆11/12(土)参観日。
 1学期に生徒による授業評価を実施した。これに加えて、今回、念願だった保護者による授業評価が実現した。
 昨年度の教育課程編成会議にかけ、1学期末に試行し(評価役はPTA総務委員・学校評議員)、評価表の大幅修正を経ての実施だ。
 まだ分析していない。
 パラパラッとみただけだが、保護者の評価は結構、厳しそうだ。詳細は後日、アップすることにしたい。
 また、今回の参観日は、各学年から受付教師1名のほかに、「授業参観コーディネーター教師を1名決めた。
 主な仕事は、①教室内の参観者を整理し、廊下にはみでている保護者を入れる ②授業評価を促すことだ。
 コーディネーターのコーディネーター役を志塚教務主任が担当した。

◆11/11(金)
 生徒のケガが3件。
 午前中、体育の時間に3年男子、昼、休憩時に体育館で2年男子、清掃時に1年男子。
 職務に応じた校内外の巡視システムを見直すとともに、1・2年については来週はじめに臨時学年集会を開く。

◆11/10(木)
 午前、2学年職場体験の参観(白銀小・白鴎小)。
 午後、校長会に出席。
 会場は是川中の図書室。
 隅のうす暗い席に座り、書棚を眺めながら、7年前、ここで「悲しんでいた自分」「緊張していた自分」「創造していた自分」を探してみたが、今の自分との同一性を見いだすことはできなかった。
 このこともさびしいが、会議の中味が沈滞していることも、さびしい。
 会議が終わったら、久しぶりに、校舎裏を流れる頃巻川沿いを歩いてみようと考えていたが、(時間があったが)とてもそういう気持ちにはなれなかった。

◆11/9(水)
 午前、主任会。
 柴田PTA総務委員長来校、面談。
 午後、時休。

◆11/8(火)
 午前10時から連合PTA広報委員会。
 例の朝の通勤に1時間、連P会場まで1時間、帰校に1時間、帰宅に1時間、移動に合計4時間の日だ。悲惨。
 連P広報の特集がすこやかみなみネットの活動に決まる。

調査書作成委員会を開く

2005-11-07 21:01:55 | Weblog
◆午後4時30分から調査書作成委員会を開く。
 今年度もいよいよ受検事務のスタートだ。
 ミスのない、信頼性の高い事務をめざすことを互いに誓い合う。
 昨年は11/1に開いているが、どうしても日程が取れず、きょうになった。

 司会=前田3学年主任
 ①開会のことば(佐藤公一3学年副主任)
 ②校長指事事項
 ③事務概要説明(和田進路指導主事)
 ④質疑応答
 ⑤調査書作成委員長指事事項(四戸教頭)
 ⑥校長指事事項
 ⑦閉会のことば

◆わたしからは、ここに詳細は公開できないが、次の3つの柱で指事する。
 1.危機管理
  (綿密なミス予防計画とトラブルの際のベストの対応)
 2.評定・評価・所見・判定の妥当性(信頼性)
 3.最後の最後まで進路開拓の支援をしつづける
 4.その他(第2志望の選択、特待生の諸手続きなど……)

◆この時期になると、自分が直接、入試を担当していた頃の三者面談を思い出す。
 以前にも記述したが、自我が芽生えつつある存在(中学3年生)が、義務教育終了後の自分の存在、さらにはその先の先の自分の存在について考え、決断を下すわけだから、ほんとうにむずかしい。苦しい。
 面談の終わりに、本人の顔にパァ~ッと光が差しますように。
 保護者の顔にも、そして願わくはわたしの顔にも光が差すことを願いながら、しかし、なかなかそういう道筋を見出すことができず、苦闘した。

◆11/4に「絶品?のお好み焼きが完成!」と書いたが、5日(土曜)、6日(日曜日)と連続してお好み焼きに失敗。
 土曜日は、キャベツを小さく刻みすぎたため、想定外の水分が出た。
 日曜日は、山芋が利いたふっくらとした生地に挑戦したが、ベトベトになってしまった。わたしに山芋は合わない。

◆画像のお好み焼きは成功? 失敗? どちらだと思いますか?

すこやかみなみネット杯ソフトドッチボール大会

2005-11-04 22:08:28 | Weblog
◆きょう、第1回すこやかみなみネット杯ソフトドッチボール大会が開催された。

 時間=午後6時30分~午後7時30分
    終了後、懇親会
 場所=競 技 みなみ中体育館
    懇親会 みなみ公民館1F和室
 会費=懇親会参加者 500円

◆初めての、みなみ小PTA・みなみ中PTA合同のレク大会。
 ほんとうに実現するのか?
 わたしとしては大きな不安があった。
 が、小中の両PTA会長はじめ多くの保護者、小学校の中川校長および小職はじめ多くの教職員の参加があった。
 みなみ学区にとって記念すべき1日である。
 すこやかみなみネット設立の理念へのPTA幹部の熱い思いと「力業」の賜である。
 ただ、ソフトドッチボールが、どこでどうなったのか、ソフトバレーボールになっていた。

◆3日夕刻、これまでのこだわりを棄て、だれからも好かれるお好み焼きに挑戦した。
 こだわりとは「生野区路地系お好み焼き」である。
 すなわち、①中ふんわり、外サクサクを嫌い、ぼってりとやや固めに焼く。
 ②「お好み焼きを上から押さえたらあかんで」という忠告に反し、ペッタンペッタンと叩く。(←叩いて叩いて面積を広げ、鉄板上で陣取りをしながら育ちましてん。)
 ③粉50g だし汁50cc キャベツ70g 卵半分 半焼きにした豚肉(これらを混ぜ合わせて……)
 ④220℃のホットプレートで、約5分、ひっくり返して約5分。これで終わり。

◆しかし、きょうはこれを改める。
 ③粉40g だし汁60cc キャベツ100g 卵1個
 ④220℃のホットプレートで、まず4分、このあと豚肉をのせ、ひっくり返して5分、さらにひっくり返して3分。
 これまで追い求めてきたお好み焼きとは違うが、外サクサク感、中ふんわり感にあふれた絶品?が完成!
 今後、腕をあげるために、あちこちのお好み焼き屋をまわり道場破りをするつもり。

◆画像は、すこやかみなみソフトバレー大会後の懇親会。

◆心斎橋筋と涙姫のチャットから

心斎橋筋>風子さん おひさしぶりです。(10/30 11:19:23)
心斎橋筋>風子さんにとって目の前の出来事を
心斎橋筋>少し目の「距離」をとって
心斎橋筋>冷たく(^0^*オッホホ)
心斎橋筋>客観的に述べてみますと
心斎橋筋>学校と部活動がくっついていることが諸悪の根源だと思います。
心斎橋筋>学校は学校としてやるべきこときちんとやる
心斎橋筋>塾よりもスゴイ授業をやってほしい
心斎橋筋>TVよりもスゴイ授業をやってほしい
心斎橋筋>塾って教育の素人さんがやっているんでしょう?
心斎橋筋>教育という面でいうと塾はアマチュアですよ
心斎橋筋>TVも教育の素人さんでしょう?
心斎橋筋>教育という面でいうと、これもアマ
心斎橋筋>そういう素人さんに授業でプロが負けていてどうするんですか?
心斎橋筋>もう一度言います
心斎橋筋>学校は本来の仕事をきちんとやってください。
心斎橋筋>部活に手を出す余裕なんかないですよ
心斎橋筋>それもその部活が対象とする種目のプロならまだいいですよ
心斎橋筋>たとえば美術の教師が美術部をもつとか
心斎橋筋>ソフトボールのソの字も知らんヤツがノックバットを持つのんやめてください
心斎橋筋>子どもを壊します
心斎橋筋>なんども言います
心斎橋筋>授業で子どもを育てるのが学校です
心斎橋筋>非行の生徒を部活の顧問の前でまじめにやることを決意宣言させるというのを聞いたことがあります
心斎橋筋>腰を抜かしましたよ
心斎橋筋>アホな学校もあるもんやなぁぁぁ
心斎橋筋>あきれました
心斎橋筋>学校は学校
心斎橋筋>部活は部活
心斎橋筋>別物ですよ
心斎橋筋>まず学校がやっている全員加入
心斎橋筋>これがよくない
心斎橋筋>とんでもない
心斎橋筋>授業が終わったらなにをやろうとやらせようと、人格ある心斎橋筋>子どもの、あるいは親権をもつ親の自由でしょう
心斎橋筋>「部活が苦しくて、学校にも行けなくなる」って、それ、いったいなんですねん?
心斎橋筋>小泉さんではありませんが、そんなことが起こるシステムをたたき壊してください。
心斎橋筋>わたしは許せませ~ん!! 絶対に!!
心斎橋筋>おお、涙姫!
心斎橋筋>元気?
心斎橋筋>……ではないようですね
心斎橋筋>しかし、「先輩、頼むから受験に集中してくれ・・・」
心斎橋筋>これ、いいですね(^0^*オッホホ)
心斎橋筋>最高((((((≧∇≦))))))バッハッハ
チャット>涙さん よっ! (10/30 23:17:59)
涙> 心さんの必死の語りに私も感動。
涙> なんとも偶然。そして多分必然。
涙> こりゃ涙ちょちょぎれますね。
涙> たしかに、授業終了後は自由にするべき。
涙> 日本の教育は枠が狭すぎて個性を摘み取ってる気がする。
涙> 摘み取りすぎてそろそろ花畑に花がなくなっちゃいますよ?w
涙> と、皮肉を言ってみますが
涙> 本気でやめてほしいですね。
涙> なんでも
涙> 授業終了から夜にかけての中学生の非行を防ぐための全員加入だとか。
涙> バカデスカ
涙> もっかいいいます。
涙> 馬鹿デスカ?( ´,_ゝ`)
涙> 部活やってたってなにやってたって非行に走るやつぁ走るんです。
涙> 逆に部活動で団結して非行に走ったらどぉなります。
涙> しかも現段階で部活なんでいじめられてるって子供が何人いることか。
涙> おっしゃる全てがあたしの思考と重なってる
涙> ふざけんぢゃねぇです。おふざけもいい加減にしてほしいです。
涙> ・・・口の悪さが出てしまいました。失礼。
涙> とにかく、日本の教育は変えるべき。てヵ変えてほしい。
涙> それのみっすね。

学校自由選択制か学社連携・融合体制か

2005-11-02 20:24:40 | Weblog
◆中教研領域研究協議会。
 志塚Tの車に同乗して会場の下長中に向かう。
 部会=道徳・特別活動・総合的な学習の時間・進路指導・視聴覚教育・生徒指導・保健教育・特別支援教育。
 進路指導部会長として研究協議の終わりにあいさつをする。

◆あいさつ概要
 3点(授業者・行政と教育現場・進路指導体制)。

 ①わたしのライフワークの1つが「プロ教師道の追究」なので、授業者について一言。
 板垣T=語りからあたたかい人柄がにじみでている。これは教師として欠くことのできない資質である。それを溢れるほどに有している板垣Tがたいへんうらやましい。
 山内T=授業中、教室の生徒全体をきちんと「管理」するポジションからフレンドリーに生徒の中に溶けこむポジションまで、無段階に、風のように変ずる、チェンジできる。スゴイと思った。語りもできている。ただし、腕組みは……(というと、山内Tも笑っていた)。それに黒板に向かって語るのではなく、必ず生徒ひとりひとりの目を見ながら語ってほしい。

 ②2人の問題提起者が「2学期制」を取り上げたことについて。
 既に、市全体で「2学期制を実施する」あるいは「実施しない」とか、市教育長が強いシグナルを発信する段階であると判断している。
 同じく、「学校自由選択制」か、「学社連携・融合体制か」……このことについても、「八戸市は○年度をメドに……」とか「八戸市は学校・家庭・地域の連携で教育を充実させる方向を選ぶ。したがって、自由選択制はとらない」とか、強いシグナルを送る必要がある。
 また、学校部活動についても学校単位での改革はむずかしいので、「八戸市としては……という方向で改革する。改革の行程は……。ついては18年度と19年度で各校ごとに……を達成してほしい」などという指針を提示する必要がある。
 これが教育行政の役目だ。
 校長会もこのことに関して独自の改革案を検討し、たえず行政と協議できる力量をつけなければならない。これが行政と現場の両輪。
 (うなずく人、多数)

 ③進路指導は、生きる力をつける指導の中核である。
 しかし、思春期、自我が芽生えつつある存在が、義務教育終了後の自分の存在の仕方について考えるわけだから、たいへんむずかしい。子ども自身も、親も、さらに教師も悩み、苦しむ。
 わたしは、進路指導を学校全体の教育活動にどのようにリンクするかということが大きな課題だと感じている。
 かつて仕えた校長に、草取り、整理整頓など環境整備を徹底する方がいた。
 その方の環境整備を教育活動全体とリンクされる手法に感嘆しつつ、多くを学んだ。
 進路指導についてもこの手法、いってみれば力業が求められている。
 教育課程全体と、小中連携と、保護者集会と、PTA活動と、学社連携とどうリンクしていくか、みなさんが各校の進路指導のリーダー役を果たしてくれることを強く念願する。

みなみ劇場の座付作者に自分を追いこみたい

2005-11-01 22:11:08 | Weblog
◆わたしのライフワークは①授業・プロ教師道の追究と、②学社連携・融合の推進である。
 しかし、教育現場に復帰して1年半になるというのに、①も②も満足のいく仕事はほとんどできていない。

◆11/1(火)校内授業研究会があった。(授業者=英語科の和田T。対象=3年3組の生徒。)
 これを機に、中野Tルポ以来途絶えている「授業ルポ」を再開するつもりだ。
 そのため、今回の和田Tの授業については取材を徹底した。
 ①学習指導案
 ②自分の手で記述した授業記録
 ③ICレコーダによる授業記録
 ④生徒の「授業評価」データ
 ⑤教師の「授業評価」データ
 ⑥研究会記録
 ⑦デジタル画像50枚……など。
 これらの材料を、A4×2(=2400字)と写真1枚という枠で、実際に授業を観た人も、観ていない人も、共に読めるようなルポを書く作業だ。

◆粗っぽく構成を考えてみた。
 ずっとここにいたい、あるいは、明日も参観に来たいと思わせる授業だった。
 この授業を、まず、「隠れカリキュラム」を切り口に分析してみようと考えている。
 授業の冒頭で「ねらい」を提示するとき、和田Tにミスがあった。だから「ねらいを明確にしたか?」については、わたしは評価をいちばん低い「1」とした。だが、「生徒は授業のねらいを理解していたか」については「4」とした。
 この2つの評価の落差が、今回の授業のひとつの特徴である。
 明らかに、背後に3学年経営力、3組学級経営力、教科経営力の積み重ねによる「隠れカリキュラム」効果が働いている。
 だから、「これでよいのだ」ではない。逆にこのことによって「ねらいを明確にする意義」が明らかになるということを述べる。これにルポの1/3
 次に他の観点、すなわち「指示・発問・語り」「達成度チェック」……などによる授業分析に1/3
 残りの1/3で、1学期末から使用している「生徒による授業評価表」と、今回、完成したばかりの「教師及び保護者用の評価表」について、その意義と今後の改善の方向(できたばかりなのだが……)を述べる。

◆授業を観なかった人も読めて、かつ観た人も興味をもって読める……という2つの条件を満たすことがむずかしそうだ。
 みなみ劇場の座付作者のように次から次に量産できるようになりたい、いや、量産せざるをえない状況に自分を追いこみたい。

◆午後6時半から六日町のもやいで和田Tの授業を語る会。