★落款が完成すると、みなみの桜が満開になります!!
◆卒業式・式辞の「減量」。
昨日、3048字→2497字→2467字……まで減らしていたが、けさ、(1)単語の繰り返しの一方をカット(例=毎日、毎日) (2)似た表現の繰り返しの一方をカット……で、2317字まで。
住吉大社の太鼓橋の頂点に立ち、目を閉じて深呼吸をしたり、あるいは、夕闇の迫る陸中八木駅にたたずみ、防波堤の突端に点滅する赤い灯標を凝視したりすると、あと100字くらいはなんとかなりそうな気もするが(*^_^*)、現段階では、これ以上は、苦しい。
ま、これで諒とすることにして、午前中、巻紙にしてパタパタと折る。
このパタパタを胸ポケットに入れて、あちこち、持ち歩いているうちに、向こう側からこちら側をのぞきこむように「減量」がやってくるのを待つことにする。
もし「減量」がやってきたら、パタパタの上で修正するつもりだ。
目標まで、あと117字。
◆志塚Tと、総合文化部をめぐり、学校部活動改革および「改革」を視野にいれた部活動運営について話し合う。
中学校改革の本丸は、部活動改革だ。
その部活動改革の突破口が、八戸市の場合、全員強制加入制から任意加入制への転換だ。
任意加入制にさえ転換すれば、学校・家庭・地域それぞれの教育がバランスのとれた、豊かな教育環境に向けて、一気に改革を進めることができる。
全員強制加入制では、身動きがとれない。
◆しかし、年度末の保護者アンケートにおいて、「部活動の全員加入制か任意加入制か」についてはたずねたところ、
全員加入制支持=74%
任意加入制支持=26%……という結果だった。
この傾向は、ここ数年、変わっていない。
もちろん、自由記述欄には、次のような指摘も多い。
○部活動が全員強制加入だと聞き驚いている。
○やりたい部活動がないのに全員強制加入はおかしい。やりたい人が入る任意加入制を支持する。
◆したがって、現時点では、アンケート結果から、21年度の学校部活動については、現在の体制を維持していく方針である。
そして、今後、(ひとつの目安として)任意加入制支持が3分の1を超えた段階で、
①みなみ学区の実態を見据え、
②学校と保護者と地域の方々とで改善・改革の理念を共有しつつ、
③具体的な改善・改革の「一歩」を進めたいと考えている。
◆部活動改革に着手する前の、「部活動改革つなぎ3項目」として、部活動運営に際し、次のことに留意している。
(1)学年・学級(学年教員)で、あるいは、部活動(顧問)で、個々の生徒の社会教育活動(学習塾・稽古塾を含む)の実態を、可能な限り把握する。
そのうえで、個々の生徒の社会教育活動が円滑に行われるように配慮する。
(2)地域で行われる社会教育活動や公的な社会教育活動への参加を奨励する。
部活動と重なる場合も、各部顧問が、学社コーディネート力を発揮し調整に努める。
子どもたちは社会教育で、学校教育ではとても育てられない力を獲得する可能性がある。
(3)部活動の休止日については、これまでの通り(①第1・3日曜日 ②他の週については、土・日のいずれかを休止日とする)である。
長期休業中の土・日は可能な限り休止日とし、生徒はもちろん、教職員自身も自身の家庭や地域で過ごすようにする。
なお、平成19年度より、月2~3回、平日に「家庭と地域の日」を設定し、「学校部活動のない日」としている。
◆さらに、同年、「部活動改革つなぎ3項目」に、新たに1項目加わえて「つなぎ4項目」となった。
それは、生徒・保護者の多様な要望への対応・改善策として、これまでの美術部、科学部、IT部を統合した「総合文化部」を開設したことだ。
現在の活動は、美術・文芸・パソコン(報道・ブログ)・科学などだが、今後、生徒の希望によって、本校顧問の管理のもとに地域・保護者のボランティアの方々に協力してもらい、メニューを増やしていく予定である。(わたしも、文芸担当として活動に加わっている。)
活動は、原則として、週3日程度(土曜・日曜の活動はなし)。
「生徒・保護者の多様な要望への対応」には、粗く、2つの方向がある。
1つは、メニューを豊かにして、さまざまなニーズに応える方向。
もう1つは、活動日に幅をもたせ、民間社会教育団体を含む社会教育活動との両立を可能にする方向。
この日、志塚Tとの話し合いの過程で、総合文化部の、もうひとつの、想定外のエフェクトを発見した。
それは、いってみれば「中継」または「橋渡し」「仲立ち」機能だ。
あくまでも例としてだが、①ある運動部での活動がうまくいかなくなった生徒が、②その運動部を退部し、総合文化部に入部する。③総合文化部の報道メンバーとして、いろいろな部活動を取材するうちに、④自分がソフトボールに向いていることに気づき、⑤ソフトボール部に正式に入部する。……
当然、学校部活動と社会教育とのあいだでも、この機能は有効に働く。
考えてみれば、学校部活動は、ひとつの部活動の継続指導に力を入れ、こういうガイダンス機能は軽く考えてきた経緯がある。
今後、総合文化部のますますの挑戦に期待したい。