職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

研修テーマ=教育における自分の感性、情念の源となる肉感的な存在を見きわめる 

2006-07-31 13:29:05 | Weblog

06.07.31 研修テーマ=教育における自分の感性、情念の源となる肉感的な存在を見きわめる

教職員は夏季・冬季などの長期休業に入るとき、毎日の勤務様態を「午前出勤・午後出張」などと記入した一覧表を提出する。
 「長期休業中における研修等承認願い」だ。
 この中に「研修テーマ」という欄がある。
 長期休業中の勤務場所を離れた研修、いわゆる「自宅研修」に厳しい規制が加えられていなかった時代の残影あるいは残光といっていいだろう。(乾笑しながら書いている。)

■7月中旬、「研修テーマ」の欄に、なにを書こうか、いや、どうせわたしには「自宅研修」も認められていないのだから空欄のままにしておこうか……とか逡巡しているうちに、ペンをもつ手が勝手に動き出した。
 研修テーマ=「教育における自分の感性、情念の源となる肉感的な存在を見きわめる」
 江藤淳氏の自死(7/21)~敗戦日(8/15)の期間は、わたしの魂が還る場所を求めて、孤独に浮遊する期間だ。
 この「肉感的な存在」の発見こそが、孤独な浮遊の果てのゴールといえるはずなのだけれど……。

■八戸市連合PTAより、特別審議委員会で、みなみ中の父母と教師の会が県PTA表彰に推薦されたという通知があった。
 まだ推薦された段階だから、表彰されると決まったわけではないが、たいへんうれしいことだ。
 きっと、すこやかみなみネットの創設が評価されたのだろう。
 すこやかみなみネットは、みなみ小・みなみ中PTAの強い連携・融合を(垂直)軸に、子どもたちの健全育成・安全確保をテーマに地域の方々と広くネットワーク(水平軸)を形成しようとするものだ。
 そのネットワークの調整役を小・中のPTAが担っているというところに特徴がある。

■みなみネットには2つのお手本がある。
 1つは、根城田面木地区青少年生活指導協議会の取り組み。
 もう1つは、根岸地域の「アスネットねぎし」の取り組み。
 2つのイイトコ獲りをしているのだ。
 これまであちこちの講演で、どの点を学び、どの点を改良するかについてはかなり語ってきたが、この「600字の教育学」の場でさらに深めて考察していきたい。
 このこともきっと孤独な魂の漂着地点と関係があると思う。

■①四戸教頭Tから7/27~7/29の「指導と評価大学講座」の話を聞かせてもらう。大阪弁で語る野口克海氏の「学校経営と学校評価」はわたしも聞いてみたいと思った。
 ②本日の教育活動→千葉高体験入学、3者面談、部活動、3年学習会、プール……。
 ③今田Tのこのところの勤務スタイルは、午前部活動(サッカー)、午後保護者面談。
 ①~③、こういうことの記述の仕方の開発(←描写ではなく……)。このこともきっと孤独な魂の還る場所と関係があると思う。

 午後、8/1から本校勤務になる田名部祥T来校。


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すこやかみなみネット通信~地域情報交換会特集~

2006-07-24 13:27:09 | Weblog

06.07.24 すこやかみなみネット通信~地域情報交換会特集~

きょうは、午前中、〈すこやかみなみネット通信 ~地域情報交換会特集~〉の「地域版」を作成する。
 地域の各団体の方々、小学校の教職員、PTA役員の方々に配る分だ。
 7/21に既に発行した「学校版」の記事を一部差し替え、200部印刷し、折り込む。

■すこやかみなみネットは、みなみ小・みなみ中PTAの強い連携・融合を(垂直)軸に、子どもたちの健全育成・安全確保をテーマに地域の方々と広くネットワーク(水平軸)を形成しようとするものだ。
 だから、事業は①小中連携・融合事業と②学社連携・融合事業の2本立てで、「地域情報交換会」は、後者、学社連携・融合事業の一環だ。
 家庭・学校・地域の人々が、互いに顔を合わせ、直接、声を聞きあうことにより、熱いネットワークを広げていきたい。
 今回の情報交換会は3度目だが、1、2回は通信が発行できなかった。
 1回目=録音忘れ、2回目=録音失敗を経て、今回やっと地域に発信できた。
 感無量である。

■前述のように「学校版」は終業式の日に生徒を通じて保護者に配った。
 通常の学校通信は、A4版12ページはめこみ式、わたしの記事と、各学年通信、生徒指導だより(部活動受賞報告・部活動計画)、保健だより「ほっと」、教務月報などで構成される。
 だが、今回は地域情報交換会の特集号なので、いつもの学年通信などはない。
 A4版8ページはめこみ式にしても、2ページ分余白ができた。
 そこで、変わり種というか、個性的な学年・学級通信を2つ紹介することにした。
 1つは「松ササ」通信。
 2学年副担任の佐々木京Tと松坂Tが交互に発行している。
 わたしもずいぶんいろいろな通信を発行してきたが、ほんとうは「松ササ」号のような通信を発行したかった。
 もう1つは、2年3組担任西塚Tの発行する「かずを書」だ。
 いつも毛筆がパワフルだ。
 ときどき哲学的な内容が含まれていて、ハッとさせられる。

■勤務終了後、校庭のソフトボール部の練習を見物してから、柴田一則宅に「学校版」と「地域版」を届ける。
 留守を想定して手紙を同封してあったのだが、一応、呼び鈴を押してみると、インターホーンから柴田氏の声。
 と思ったら、玄関から顔をのぞかせたのは、今春、みなみ中を卒業し、現在、高1の翔平君だった。
 りっぱな家だ。
 柴田宅というより柴田邸。
 この界隈はヌメアの住宅地と雰囲気が似ているが、そのなかでも飛び抜けて瀟洒な建物だった。


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自分の魂が西御門谷戸の路地に・終業式式辞

2006-07-22 13:22:20 | Weblog

06.07.22 自分の魂が西御門谷戸の路地に・終業式式辞

しばらく、キャベツの量や刻み方、あるいはお好み焼き粉の調合を変えて、新しいお好み焼きに挑戦していたのだが、全部失敗に終わった。
 で、きょう、粉の量、水の量、キャベツの量など、すべて元の「かたち」に戻す。
 まずまずの出来。
 ただ、キャベツの刻み方を大きくしたため、ややwildな感じに仕上がる。

■7/21、日が暮れた頃、ある知人から「きょうは江藤淳氏の命日ですね」と指摘された。
 庭師の鈴木さんが、あの日、江藤宅の生ゴミを出すのを忘れたために裏口を訪れたのが午後6時過ぎ。そのとき江藤氏は食堂で食事をしていた。
 次に、お手伝いさんから「先生がたいへんです。お風呂場で」と、鈴木さんに電話があったのが午後8時。だから、江藤氏が手首を切ったのはおそらく午後7時過ぎだろう。
 「きょうは江藤淳氏の……」と指摘されたのが、ピッタリその時間だった。
 ハッとして、自分の魂が、激しい雨の名残がさわぐ西御門谷戸の路地に転がり出たような気がした。

■7/21終業式の式辞。
 午前中、4時間の授業。午後から、①県大会に出場する陸上部・水泳部・テニス部、合唱部並びに青少年海外派遣の鹿糠君の壮行式 ②産休に入る京Tの離任式……そのあとだから、かなり疲れる終業式だった。

■まず、先日、ここで開かれた合唱コンクールについて。
〈1年生の合唱〉
 1年生のみなさん、1人1人が、ここに生きていますよ、わたしはここにこうして存在していますよ……という感じで、1人1人のキラキラとした、生命、命の鼓動が、聴いているわたしに伝わってきました。
 4月に入学してからの充実した中学校生活を象徴しているような合唱だったと思います。

 次に〈2年生〉
 野村先生が聴き終わって審査室に入るなり、こうおっしゃいました。
「去年に比べ、スッゴク立派になりましたね。こんなに成長するんですね」
 特に、……女子もよかったのですが……、先生は特に男子の声をほめていました。
 ただ、こうもおっしゃっていました。
「心のこもったいい歌を歌っているのに、立ち姿が弱い。よ~し!という気合いが足りない」
 どうか今の成長の勢いで、強い立ち姿をめざし、これからもがんばりましょう。
 来年が楽しみです。

 最後に〈3年生〉
 野村先生は「順位をつけたくない」と何度もおっしゃっていました。
 わたしも非常によくわかります。
 自分たちの歌に対して、1人1人が魂を込め、それが1つになってこちらに伝わってくる。
 3年の合唱を聴いているとき、わたしは南中の教職員でよかったと思いました。これは決してわたしだけではなく、他の先生方も、保護者の方も、そしてみなさん自身も、そう思ったのではないかと思います。
 加藤・野村両先生は、男子の服装、ズボン、ベルトがきちんとしている……これは相当驚かれたようですね。
 こういうところが、「歌もすごいけど、歌を支える、立ち姿、音を立てない歩き方が美しい」という高い評価につながったと思います。
 1年、2年、3年、学級のみんなといっしょに歌った歌を、人生独立に向けてがんばったみなみ中時代の証として大切にしてほしい。

■この合唱コンクールに象徴されるように、みなみ中として多くの成果をあげた1学期でした。
 特に、授業において、学ぶ者としての身体の輪郭が鮮明になってきた(黒板を写すときの文字を書く姿勢・話の聴き方・挙手の仕方が立派)、
 なにか瞬間的にがんばるみなみ中というより、安定してレベルの高いみなみ中になってきたと感じています。

■明日からは夏休みです。
 やはり、目標をもって夏休みに向かうということが大切です。
 たとえば○○高校に合格できるように英語と数学の学力をアップするんだとか……この仕事につけるようにがんばる、そのためにはこの力をつけるんだとか……目標をもって臨み、努力を継続する夏休みにしてほしい。

 特に勉強の仕方にはこだわってほしい。
 このことに関して2点。
 ①毎日の勉強の時間を決める。きのうはやった、きょうはやらない……ではなく、だいたいの時間を決める。わたしは大学受験の夏休みは(学校の学習会も含めて)1日16時間やりました。第1希望には落ちたけど、毎日、16時間勉強した自分は好きです。(3年生のみなさんは16時間もやらなくてもいいけど、だいたいの時間を決めてがんばってほしい)
 ②勉強の覚え方。頭のいい、悪いは、あんまり関係がない。この覚え方に差がある。だから、覚え方を工夫してほしい。
 音読は大事。何度か音読すると頭に入る。ただし、ベラベラベラと読むのと、はっきり音読するのとでは頭への残り方が違う。
 書く、写すことは大事。何度か書くと頭に入って残る。ただし、ベラベラ書くのはほとんど意味がない。丁寧に書くと頭に入る。英語の単語、国語の漢字、社会などのいろいろな重要単語。
 こういう覚え方を先生方からも聞いて学んでほしい。
 どうか人生を変える意味のある夏休みにしてほしい。

■最後に、今述べた以外で、自分が1学期、うれしかったことを短く5点述べて終わります。

①5月のはじめ、1学年の教具室の奥の隅で、枯れかかったゴムの木を発見。ダメかなと思いましたが、須藤先生と1年3組になんとか生き返らせてほしいとお願いしました。そのゴムの木が、3組のみんなの「がんばれ、がんばれ」という声に励まされて、元気になり、このあいだは新しい葉っぱが脱皮をしました。3組のみなさん、ありがとう。

②1学期、技能主事室の外の壁のところにネコが子どもを生みました。親ネコはみなみ中生は優しい、ここだったら大丈夫と思ったのでしょうね。ところで、あのネコたちは今、どこにいるのでしょうか?

③学校内でのケガが減りました。昨年6・7月のけが人=84人。今年の6・7月=20人。

④万引きとか深夜徘徊などで警察などに補導される非行。1学期は0でした。みなみ中生が人生独立向けて一歩一歩力強く前進していることのあらわれと思い、うれしく思います。

⑤3年生の先生から聞いたのですが、修学旅行のなにかのグループを決めるとき、ある女の人が「わたしはどの人とでもいいですよ」と言ったらしいです。よく、あの人といっしょでないと……とか、あの人とはイヤだァとか、人間レベルの低い人がいる中で、「わたしはどの人とでも大丈夫、OKです」いう人がいる。うれしいですね。わたしは1学期、これがいちばんうれしかった。

■南中生が、1日1回親を喜ばせ(心配をかける人×)、交通事故0、特に十字路、T字路は立ち止まり、、海の事故0、花火の事故0、非行0、そして学力アップの充実した夏休みを過ごし、2学期、また、ここで、立派になったみなさんと逢えることを願い、式辞とします。



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後戻りできない学校マネジメント 

2006-07-18 13:08:29 | Weblog

06.07.18 後戻りできない学校マネジメント

振替休日。
 午前9時頃から、①あすの職員会議用資料(テーマ「学校マネジメントの難度」「夏期休業中の教育諸活動及び校舎管理」)、②7/14すこやかみなみネット地域情報交換会のテープ起こし……。
 職員会議用資料については、他に「『ILO・ユネスコ 教員の地位に関する勧告』を読み直そう」「芸人はいじられてなんぼ」「朝と帰りの会で育てる・鍛える」「校則と部分社会論」「中学教師ですと言える経験の条件」「続・家庭教育支援策」「ネット時代の指導」等々、まだ書きたいことがあったが、自分の体力を考え、別な機会にすることにする。

■この時期(一学期末)の教師の生活はスゴイ。
 毎日の授業、教材研究、特別活動指導、生徒指導、部活動指導の他に、期末試験の採点、評定作業、通信表の作成、校務分掌会議、保護者集会およびその準備……とつづく。
 業務に必要な時間を足していくと、睡眠時間が0、あるいはマイナスになる計算だ。
 加えて、みなみ中教職員の場合、すこやかみなみネット地域情報交換会(7/14夜)への参加。
 この参加の奨励は苦渋、死苦、惨苦の選択だった。
 教職員に、自分の目と耳で「地域のかたち」を把握し、今後の教育設計に生かすとともに、学社連携・融合コーディネート力をアップしてほしかったからだ。
(しかし、断っておくが、「だから2学期制に……」という発想はわたしにはない。まったくない。2学期制にしても八戸の教育はなにも変わらない。やらなければならないことは他にある。このことは別に述べる。)

■今の自分の学校マネジメントの状況を、冷静に、客観的にみれば、経営の重点①知的で楽しい授業の創造、②学社連携・融合の推進……について、後戻りのできない大事なポイントに立っていると思っている。
 正確には、後戻りしても、それを責める人は極々わずかな人たちだが、その極々わずかな人たちと、自分のために、絶対に後戻りできない。
 ただ、現在、自分のうちにあるその情念と感性については、もう少し突きつめなければならないと考えている。

■たしかに「情念」と「感性」なしに人間の主張はありえない。
 では、わたしの「情念」と「感性」とは、なにか?
 自分のうちになにが肉感的に存在するからか?
 「国家」があるからか?
 いや、国家は安倍にまかせればいい。
では、なにか?

■画像は合唱コンクール 熱唱する3年1組。
 これまで、今のみなみ中を含めて8つの学校で合唱を経験したが、どこでも経験したことのない感動的な合唱コンクールだった。


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祈 熱い熱いみなみネットの形成! 祈 まだ見ぬ新しいみなみ学区の出現!

2006-07-10 13:04:31 | Weblog

06.07.10 祈 熱い熱いみなみネットの形成! 祈 まだ見ぬ新しいみなみ学区の出現!

◆明け方、役所勤めの頃の夢をみる。
 監査の準備とか議会対応とか「愛の一声」市民の集いの打ち合わせとか、そういう具体的な内容はまったく不明だ。
 周囲にいる人物も特定できない。
 ただ役所内の場所と、自分の姿と感情だけが、スライドのようにカシャカシャと切り替わっていった。
 どの画像も、暗く、悲しい。
 元水道部の建物と新館のあいだを旧館に向かって駆け抜けている。
 夜、新館から旧館へと渡り廊下を歩いている。(これは、ひょっとすると、予算の三役査定からの帰りか?)
 公用車から降りたら激しく雨が降っている。
 傘をさしかけてくれた人がいる。
 この場面だけ気持ちが晴れる。
 「晴れ」たところで夢からさめた。
 汗をかいていた。

■役所では、教育支援ボランティアバンク、家庭の教育力充実事業、学社連携・融合担当者連絡会、青少年生活指導協議会や「愛の一声」市民会議の改革、学社連携・融合プログラム開発……など、いくつかの事業をやや強引に手がけた。
 自分の「強引さ」にはすごく反省・後悔しているが、同時に、あのとき「強引」でないとどれも前進しなかったとも判断している……。

■役所には4年間いたが、どの事業も中途半端に終わってしまった。
 正確にいえば、役所内の自分としては、これが限界であると判断していた。
 今後は、教育現場に帰り、自分の勤める学校を拠点に、事業を支えてくださっている社会教育関係者に、場所的支援、人的支援を積極的に行い、「学」と「社」の熱いネットワークを形成し、残りの事業を完遂しよう、そして学社連携・融合都市八戸の創造を実現しよう、このことに学社コーディネーター生命をかけよう……と考えていた。

■このストラテジーは、役所を退職して、新しく勤めることになった今の学校の空間的位置が、場所的支援や人的支援を行いにくい所にあったため、夢とついえる。
 ま、これは仕方がない。
 これがわたしの人生なのだ……と思ってきた。
 しかし、書いているうちにまたたまらなく悲しくなってきた。
 明け方の夢の悲しさは、この悲しさだったのだろうか?
 しかし、このことは、もういい。
 夢の分析をしてなんになるのか?
 心を切り替えよう。
 いよいよ今週の水曜日は、みなみ小・中のPTAの方々とともに新たに学社連携・融合コーディネーター生命をかけて取り組んでいる「すこやかみなみネット事業」の地域情報交換会の日だ。
 祈 熱い熱いみなみネットの形成!
 祈 まだ見ぬ新しいみなみ学区の出現!
 みなみ小PTAの人たち、頼んまっせぇぇ!
 みなみ中PTAの人たち、頼んまっせぇぇ!


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「わが子へのメッセージ」取りやめ 

2006-07-06 13:01:20 | Weblog

06.07.06 「わが子へのメッセージ」取りやめ

◆現場は、常に前後不覚の混乱状態だ。これはどこの世界も同じだろう。
 朝、まず電話をかける。PTA副会長へ、市内某中校長へ、PTA会長へ。
 引きつづき、教員と順々に打ち合わせ。
 全日本合唱コンクールの件……高校体験入学引率件……八戸市青少年健全育成関係団体報告会の件……「わが子へのメッセージ」の件……「わが子へのメッセージ」取りやめの件……19年度採用試験の件……小中連携夏期研修会の件……1学期末生徒による授業評価の件……。
 一段落して時計をみると、午前10時だった。
 これだから現場はおもしろいのだけれど……。

■職員朝会で2点、コメント。
 ①ノーチャイムの精神(=時間を自己管理できる教師と生徒)の再確認。
 ②組織の中で仕事をするということの意味。服務規律を読み上げて再確認する。

■午後、プラザホテルで開かれた臨時の校長会に出席する。
 県教育委員会から「入試改善決定までの経緯」などの説明。
 わたしからも意見を述べる。
 意見の概略・骨子は次のとおり。

選抜システムについては、よいシステムを求めて歴史的な努力がなされてきたが、完璧な入試システムというのは、なかなかみつからない。
 そういうなかで、今回の本県の前期(選抜方法=学力検査+調査書 募集割合=75~90%)・後期制(選抜方法=調査書・小論文・面接 募集割合=10~25%)はよく考えられたシステムであると評価している。
 エールを送りたい。
 今後、微調整しつつ、より成熟した制度にしていただきたい。

ただし、選抜方法の細部については大きな問題点がある。
 八戸地域の高等学校の選抜方法はおおむね妥当だったと判断しているが、広く県内をみると、傾斜配点で「英・数・国2倍」などという、とんでもない例もある。
 「英・数・国2倍」(1.5倍も含めて)が何年かつづいたり、同一歩調をとる高校が増えてきたりすると、①調和のとれた人間を育成しようとしている中学校の教育課程に強い影響を与えるし、②はじめから受験をあきらめてしまう生徒も出てくる(「求める生徒像」(含選抜方法)の提示の仕方を誤ると、「求めない生徒像」になる)。教育哲学が欠落していると感じている。県教育委員会として適切な修正が必要である。

また特別活動や部活動などについては、中学校では数値評定していない。それを入試で点数化している高校がある。これはどういうことなのか? 今後、中学校・高等学校間および学校教育・社会教育間で慎重に協議していかなければならない問題だ。
 特に部活動については、教育課程外活動で、本来、任意参加であるべきものだ。それが調査書の項目にあること自体、大きな疑問をもっている。

学習指導要領に学習内容を盛り込みすぎると、なんでもかんでも学校で……ということで学校が肥大化し、学校・家庭・地域のバランスが崩れる。結果として、それぞれの教育力の低下をまねいてきた。
 同じように、人間を総合的に評価することをねらって、入試評価項目を盛り込みすぎると、意図そのものは評価するが、本県の現時点の現状では、やはり学校が肥大化し、学校・家庭・地域のバランスの悪さをさらに悪化させる恐れがある。
 社会教育への影響も大きく、これまで地道に築いてきた戦後、日本の社会教育を崩壊させてしまう恐れもある。

子どもたちを選抜するというのは、途方もなくそらおそろしいくわだてである。
 したがって、中学校側も、高等学校側も、この「そらおそろしさ」を共有しつつ、選抜システムを成熟させていかなければならない。

■午後6時半から同じくプラザホテルで、平成18年度八戸市青少年健全育成関係団体報告会と懇親会に出席する。
 地域の青少年健全育成団体再編改革の過程にあるものと思うが、やや?の部分がある。
 この点については、別な機会に詳細に述べる。
 懇親会では、久しぶりに、白鳥前全子連会長、長者の中野さん、小中野の工藤さん、是川の下館さん、石橋さん、根岸の曽我さん、吹上の北澤さん、湊の山下さん、根城の北向さん、石橋さん……など、なつかしい方々に会え、感激する。


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娘がチェロを弾いている 

2006-07-06 12:57:07 | Weblog

06.07.06 娘がチェロを弾いている

切れ目なくつづいた「しゃべる」仕事と「書く」仕事が一段落したことは、きのう書いたとおりだ。
 実は、不運なことに、そのあいだじゅう、ずっとギックリ腰(腰というよりやや背中に寄った部分)で苦しんでいた。
 顔を洗うのも、ネクタイをしめるのも、靴下をはくのも、思うようにならなかったが、最後の「書く」仕事にメドがついたあたりから、だいぶ楽になってきた。
 で、きのうは帰路、ほんとうにやれやれということで、温泉銭湯に寄った。

■怒濤の源泉かけ流し=まきば温泉とか七百温泉に行きたかったのだが、次の日の勤務もあるので、類家のR45からちょっと住宅地に入った「温泉みちのく」でがまんする。
 はじめての温泉だ。
 浴槽は4段構造。
 いちばん上の電気風呂から溢れ出たお湯が、その下の超音波風呂、泡風呂、普通の風呂へと流れ落ちる。
 浴室の奥には、源泉を放熱して冷やした水風呂がある。
 普通の風呂と、この水風呂と交互に入る。
 水風呂につかって眼をつむると、心が鎮まった。
 (ただし、「温泉みちのく」には悪いが、もう一度行きたいとは思っていない。)

■明け方、光景や登場人物の輪郭がくっきりとした夢を見る。
 隣家のベランダで、そこの娘がチェロを弾いている。
 こちらの窓は閉め切っていても、音がガンガンと聞こえてくる。
 うまいから、ま、なんとかがまんできるけど、これがヘタやったらたいへんやろな……と、読書していたら、音がピタリとやんだ。
 と思ったら、その娘が家にやってきた。
 このあいだは、本を貸してくれはって、おおきに。読みおわったんで返しにきました。
 貸した覚えはないが、まちがいなくわたしの本だ。
 娘が帰ったあと、妻に聞くと、わたしがいないときに遊びに来て、書棚をみていて、これを貸してほしいというので貸したってん……と言う。
 いろいろ付箋がしてあったり、書き込んでいたり、データを貼ったりしている本もある。ほら、この本かて、こういう他人にみられては困る秘密のデータが貼り付けてあるやろぉぉぉぉ!……と妻に文句を言おうと思っているところで、眼がさめた。

■切れ目なくつづいた「しゃべる」あるいは「書く」仕事の内容は、現在、わたしが精魂込めて取り組んでいる、あるいは取り組もうとしている分野とは、大きな距離があった。
 だから、きょうは魂をもとの位置にもどそうと、少しトレーニングした。
 だが、今のところうまくいっていない。
 強迫観念からか、切れ目なくつづいた仕事の延長線上で仕事をしようとする自分がいる。

■3校時、主任会。
 来週の計画の審議、校務分掌からの報告・審議のあと、わたしの指事事項……
 ①この時期の主任の指示の出し方(「次の回はスライダーをねらっていこう」というような粗い指示の出し方は不可)
 ②得点力のつけ方(プリント学習では力がつかない)
 ③短縮校時になって教師の授業開始時間厳守が乱れている。
 ④問題解決のゴールをめざす際、解決過程のビバーク地点の死守。
 ⑤生徒を指導する際の役割分担。

■午後6時半から図書室で、7/12の「すこやかみなみネット情報交換会」にむけて、すこやかみなみネット推進委員会。
 出席者 南小=PTA会長・副会長、中川校長、江渡教頭、堰合教務主任。南中=PTA会長・副会長、わたし、四戸教頭、志塚教務主任、古館みなみネット主任、PTA事務金見さん。
 すこやかみなみネット事業を推進するエネルギーを感じた。

■画像は七夕の準備をするみなみ中生こ


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人生って「悲しいね」とも言いたかったが、グッとこらえる 

2006-07-04 12:52:00 | Weblog

06.07.04 人生って「悲しいね」とも言いたかったが、グッとこらえる

6月中旬から、しゃべる仕事(講演・スピーチ・講話)と、書く仕事(雑誌・通信)が切れ目なくつづいた。
 これに予定外の仕事もいくつか飛びこんできた。
 ベットに入って、頭のなかで仕事の段取りをしながら「いやぁ、いっつもこうなってしまうけど、これって、いったい、なんやねん」と絶望した夜もあった。
 それでも眠れないということはなかった。
 わたしも結構、強い。

■きょうは全校朝会だった。
 賞状伝達が多いときは、それだけで疲れてしまって、生徒会役員から「それでは校長先生のお話」と言われたときには、もうエネルギーが尽きていることがある。
 しかし、きょうはその賞状伝達が一枚もない。
 元気に語る。
 次はその骨子。

4月に「中学という時代は、人生、独立に向けて一歩一歩前進していくする時期だ。……お母さん、これまでハラハラ、ドキドキ、いろいろと心配をかけてきたけど、これからはその心配の量をできるだけ減らして、自分の力でがんばっていきますよぉ~……という時期だ」(その反対はダメ)という話を、入学式や始業式、4月の全校朝会と……と話をしましたが、1学期のみなさんの努力の状況はどうですか?

きょうは、その人生、独立に向けて一歩一歩前進する過程で、登場してくる「人生の分かれ道」について語りたい。
 考えてみると、人生は毎日毎日が分かれ道だ。
 TVをみるか、勉強するか、よし、きょうはTVをみよう……というのも人生の分かれ道だ。
 しかし、君たちよりも何歩か先を歩いているわたしが自分の人生を振り返ると、大きな分かれ道が3つ、いや4つあった。
 きょうはそのうち3つを話す。4つ目は(←ここでことばを少し濁す)別な機会に話したい。

1つ目は、中学3年の進路選択の時だ。
 工業高校(電気)か? 国立高専(電気)か? 普通高校→大学(工学部)か? これは大きな分かれ道だった。
 2つ目は、高校卒業のときだ。
 第1希望の国立大学に落ちて、もう1つ国立大学を受験できるのだが、大好きな大阪の大学か? 自分にとって異境の青森の大学か? ずいぶん迷った。これも大きな分かれ道だった。
 3つ目は、大学を卒業し、就職のときだ。
 青森の教師になるか、大阪の教師になるか?
 
それぞれ悩み、迷いながら選択し、わたしは、今、ここに立っている。
 1つでも違う選択をしていれば、わたしはここに立っていない。
 まったく別な世界で、別な人々から「小高さん」と呼ばれているだろう。
 教師になっていたとしても、別の生徒から大阪弁で「センセ、センセ」と呼ばれていたかもしれない。
 また、わたしが今しゃべっている、こういう言葉ではなく、別の言葉で話しているかもしれない。
 きのうの朝、わたしの娘から「お父さん……」というメールが届いた。
 違う選択をしていたら、別な人から「お父さん」と呼ばれていたことだろう。

こんなふうに考えると、人生って、不思議だね、スゴイね、ドラマよりスゴイ、しびれるくらいおもしろいね。(「悲しいね」とも言いたかったが、グッとこらえる。)

■このあと、話は3年生が終業式までにやること、1・2年生が終業式までにやること……とつづくが省略する。


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