2012
06.21 |
三味線好きが三味線を弾くように、ジョギング好きがジョギングをするように |
★しばらく、絶不調。 三味線好きが三味線を弾くように、ジョギング好きがジョギングをするように、僕は文字が書ければ、それでしあわせなのだ。 だが、このところ、1行も書けない。 腕枕で床に寝そべっている。 そのときの視界が、これらの画像(ノ△・。)。
時間軸上&空間軸上の自己の同一性欠落感。 「僕だぁ~」という感覚がない。 記憶を喪失し、知らない街角で、キョロキョロしている。
よっこらしょ。 起き上がったとき、ふと、PCディスプレイのメール受信箱「from」欄に、女の子の名前を見つける。 こういう「名前」のメールは、通常、迷惑メールフォルダに入るのだが……と、クリックすると、旧友からだった。 ドキン。 原稿用紙にして5枚くらい。 「とりあえず、あの日以来、わたしが、どこで、どうしていたかをお話しします」。……
★4校時「主任会」。 最後の10分間の、各メンバー(僕を含む)からの「ブレスト的発言」を列挙する。
(1)中途半端な知性を脱する。 日本の教師には、断定しないで、(反発を極度におそれるあまり)あいまいな表現をするクセがある。 それを全面的に否定するわけではないが、断定すべきところは断定しないと(局面においては「ここは敢えて断定しておく」という場合もある)、いい加減なヤツという印象を与えてしまう。 「~ようです」→「~です」。 「~したいと思います」→「~します」。 特に「~したいと思います」という表現がやたらと多い。 「~させていただきます」同様、イライラする。
(2)同じく、教員というのは、公全体がそうかもしれないが、危機管理に弱い人種だ。 今、本校にはこういうことはないが、平気で「部活動中、ケガをしたので、お母さんに来てもらって、お母さんに病院に連れて行ってもらいました」という人がいる。 公として仕事をする人間として、危機管理の基礎・基本を習得しよう。 ①(念には念をいれて)予知・予防(対策)の徹底。 ②ベストの対応(覚悟を決めて正面突破)の徹底。 ポイント=事があったとき「こうすべきだったのでは? こうしていれば起きなかったのでは?」と問われ、立ち往生することがないように。
(3)先日の草刈り奉仕活動のときの指導者の指示の仕方・指示内容が、不適切。 ……ということは、授業もああいう調子だということだ。 1学期間、もたないよ。 「危険」を放置していてはダメ。 研修計画から転入教員対応策が抜け落ちている。 早急に見直そう。
(4)子どもたちの髪の指導の徹底。 「髪」は、本校の「経営の重点」のひとつ「生き方の原理・原則」。 今、少しゆるんでいる。
(5)窓の開閉ルール(開けるときは真ん中に)をとおして、知性を育てる。 空き教室時の整理整頓、戸締まりも同じ。 「ルール」を、すぐれた「教育思想」に。 ちなみに、体育館・音楽室が常に、隅々、整理整頓されている。 「常に」というのと、「隅々」というのが、スゴイ。 こういうことが、学校の安定と品格につながる。
(6)昨年度の卒業生の高校生活の状況。 ①中学時代順調→高校時代順調。 ②中学時代不調→高校時代順調。 ③中学時代不調→高校時代不調。 ④中学時代順調→高校時代不調。 まず、③と④の生徒への具体的な対応策を検討する。 次に②と④を分析して、わたしたちの指導の仕方を再点検し、現生徒への指導に生かそう。
★迷惑メールフォルダ入りを免れ、ディスプレイ上に表示された「とりあえず、あの日以来、わたしが、どこで、どうしていたかをお話しします」メールは、僕の内部に人生の「持続感」を生じさせた。 「どこで、どうしていたか」は、僕の行為行動ではない。 なのに、その「どこで、どうしていたか」に対応する、僕の人生の持続感を生じさせる。 彼女の「どこで、どうしていたか」という物語が、「あの日」というポイントに僕を接続し、僕の同一性を沸騰させたのかもしれない。 不思議な感覚だった。 しかし、自己の同一性欠落感に悶々と苦しんでいる人間の前に、時空を越えて、突然現れ、人生の持続感覚を奏でるって、ちょっと出来過ぎ。 奇跡。 奇妙。 怪奇。 お盆が近づいてくると、僕にこういう現象がよく起こる。 少し恐い……。
★主任会の「ブレスト的発言」との関連で「経営の重点」について、少し述べる。
経営の重点は、次の5つだ。
(1)学びの喜びと確かな学力の保証をめざし、知的で楽しい授業を創る基礎・基本の修業を徹底する。 (2)学校・家庭・地域が協働できる教育システムづくりをめざし、小・中PTAを核にすこやかみなみネット事業を推進する。 ~ 保・幼・小・中の連携(垂直軸)に依拠した学社連携・融合(水平軸)の推進 ~ (3)自他のよさや可能性を認め、互いに高め合う生徒の育成をめざし、生き方の原理・原則を重視した心の教育を充実する。 (4)安全・安心な学校をめざし、危機管理の基本を踏まえた安全管理と事故防止を徹底する。 (5)朝、起きたとき、どの生徒も「行きたい!」と思う学校をめざし、豊かな教育環境の創出に努める。
「ブレスト的発言」との関連ついて、グダグタと述べたかったのだが、パワーが尽きた。 つつぎは、明日――
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