職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

肉体的、物理的な現実を超えた、もっと

2004-02-29 15:28:12 | Weblog

04.02.29 肉体的、物理的な現実を超えた、もっと

◆今朝の夢に長者中の志塚聡教諭が登場した。
 二人で、それぞれのデジカメ(志塚TがDMC-FZ1-K、わたしがFine Pix F401)を手にし、何かをバチバチと撮っていた。

 耳元でカシャカシャカシャ、カシャカシャカシャと乾燥した連続音が聞こえる。
 志塚Tが連写機能を使用しているのだ。
 「そうか、連写か!」と、わたしも連写機能に切り替えようとするのだが、なかなかうまくいかず、焦ってるぅぅぅぅぅぅぅぅぅ……というところで目が覚めた。 
 
◆光があふれる楽しい夢で、思い返すと泣けてしまう。
 ただ、二人がからだをくっつけ合うようにして、いったい何を撮っていたのか? それがどうしても思い出せない。…… 
 
◆夢の中で二人がデジカメを手にしている。

 これは現実世界の残像・反映といっていい。
 その延長線上で、何を撮っていたのか?と考えると、被写体は八戸線の列車しかない。

 ところが、これが違うのだ。
 肉体的、物理的な現実を超えた、もっともっと根源的な、いわば魂の深い部分をファインダー越しに見つめていたのだろう。 
 
◆と、今、こここにこうして文字を打ったり、消したりしているうちに、ふと、「ひょっとしたら、ファインダーの向こうにいたのは綿矢りさだったかもしれない」と思いはじめた(*^_^*)。 
 
◆わたしは『蹴りたい背中』も『インストール』も、ついでにいうなら、金原ひとみの『蛇にピアス』も読んでいない。
 今後も読む予定はない。
 しかし、先日、新聞に綿矢りさの記事を見つけ、ハサミで切り抜こうとしている自分に気づき、「あれ?」と思った。
 結局は、切り抜かなかったのだが、その1日、通常、自分を支配している鬱屈した気分から完全に解放されていた。

 これって、いったい何なのだろうか?(綿矢りさについての記述は今回はこれでやめるが、綿矢りさと、わたしが鬱屈した気分から解放されることの関係は今後も「つづく」) 
 
◆「600字の教育学」を毎日、更新したいが、なかなかむつかしい。
 1週間に2回くらいが限界だ。
 その代わりといってはなんだが、「I am here」は毎日更新していきたい。
 「I am……」の積み重ねが、「600字の教育学」というような生き方ができればいいと考えている。 
 
◆部屋に持ち帰ったモノ(=仕事関係の資料、雑誌、写真、メモ等)をテーブルに置きっぱなしにしている。
 テーブルの上が山状になると、それを部屋の隅に移動させ、再び積んでおく。 
 きょうは積み上げた一部を整理した。 
1.民友新聞2/20号 → ゴミ壺へ 
2.蟹沢先生のレジメ『地域の活性化と公民館』→ 部屋の壁にピンで留める 
3.HP設計メモ。「非公式HPは完全に小高から離れること」をコピーし、他は → ゴミ壺へ  
4.生命保険の契約変更に関する書類群 → 隣の部屋へ 
5.八戸線時刻表 → ショルダーバックへ 
6.期限が3/31までの保養所利用券1500円分→食堂の黒板にマグネットで止める 
 ……30.金谷誠一氏の出版案内……まで処理したところで、きょうはやめる。 
 
 こういう作業は、自分の位置を前方に押し出す力になると感じた。

[2004年02月29日]


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教育的記述の開始時点と終了(滅び)時点

2004-02-21 15:25:48 | Weblog

04.02.21 教育的記述の開始時点と終了(滅び)時点

◆青森労災病院の短期人間ドックに入院した(2泊3日)。 
 
◆いちばん驚いたのが胃カメラだった。
 胃カメラの検査は、これまでに20回くらいの経験がある。
 どの場合も最も苦しいのが、カメラの先端が喉に入るときだった。
 が、今回はまったく違っていて、いつ入ったのかわからなかった。 
 
◆医師がいちいち「今、食道をみています」「これから胃に入ります」「胃の真ん中付近です」「十二指腸に入ります。最も苦しいところですから、がまんしてください」と実況報告をしてくれるので、ああ、確かにカメラが胃の中を移動している……と感じる程度だった。
 わたしの前に検査をした佐々木敏さんも、すれ違うときに「こんなに楽な胃カメラは初めてだ」と言っていたから、わたしの感じ方に間違いはない。 
 
◆胃カメラの太さは変わっていないのだから、喉にかける麻酔が進歩したのかもしれない。
 八戸市内のすべての医療機関がそうなのか、労災だけなのか、それはわからない。
 とにかく現時点でのわたしの判断「胃カメラを飲むなら労災病院だ。」 
 
◆検査と検査のあいだとか、検査のない夜とか、時間ができたときは、ベットの背を持ち上げ、瞑想し、瞑想し、教育に関して小さな「決意」をした。 
 
◆「決意」の項目 
 ①教育的記述に関する文体のこと 
 ②教育的記述に関する「私家版辞書」のこと 
 ③上記の記述の開始時点と終了(滅び)時点のこと 
 (詳細は後日) 
 
※写真は労災病院2階にある看護士さんの人形。二度ほど、検査の場所を尋ねようとして人形だと気づき、ひとり苦笑してしまった。

[2004年02月21日]


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ある凍結された過去の時空間に

2004-02-14 15:20:34 | Weblog

04.02.14 ある凍結された過去の時空間に

◆勤務が終わり、PC電源をOFFにしたときだった。
 T氏から「よろしければ、今からお訪ねしたい」という電話があった。
 残業しているスタッフが2、3人いたので、隣のミィーテングルームで小一時間、T氏の話を聞いた。
 T氏は、ある教育改革の推進に携わっていた。
 詳細な記述は避けるが、わたしも、その理念を共有する1人だった。
 しかし、支援策としての具体的なビジョンが提示できないままに時間だけが過ぎていた。 
 
◆T氏と話し合っているうちに、わたしは、わたしの気分が、ある凍結された過去の時空間に接続していることに気づいた。 
 
◆2000年2月の是川中木彫展だった。
 わたしは、その木彫展のしおりに掲載する文章で苦しんでいた。
 木彫を担当する戸来忠雄教諭(現市教委指導主事)の労苦に報いるような文章が書きたい。
 しかし、なかなか書けなかった。
 T氏とのあいだにある気分は、そのときの気分と同一だった。 
 
◆〈2000年木彫展しおりの文章〉
 
 漱石に『夢十夜』という小品がある。「こんな夢を見た」で始まる短い話が十編並んでいる。 
 その「第六夜」の冒頭は、運慶が護国寺の山門で仁王を刻んでいる場面だ。
 〈自分〉は、どうしてこの時代に運慶が生きているのだろうかと不思議に思いながら見ている。 
 と、その耳元に、ある見物人の声が聞こえた。 
「あれは眉や鼻を鑿で作るんじゃない。
 あの通りの眉や鼻が木の中に埋まっているのを、鑿と槌の力で掘り出すのだ」と。 
 
◆彫刻とはそんなものかと合点した〈自分〉は早速、家に帰り、積んである薪を片っ端から彫ってみる。
 しかし、仁王は出てこない。 
 〈明治の木には到底仁王は埋まっていないものだと悟〉るというところで、この「第六夜」は終わる。 
 
◆プーンと木の香がする出来上がったばかりの是川地蔵と、横に立つ笑顔いっぱいの中学生を見ていたら、ふとこの話を思い出した。
 彼等が鑿と槌の力で心の中に埋まっているものを掘り出していくメージと結びついたのだ。 
 
◆中学という時代は、親の保護から独立のための第一歩を踏み出す時期である。
 自分自身のことを振り返ってみても、この三年間ほど心が不安定だった時期はない。
 人生の中で最も「露出」されている時代、最もものごとが鮮明に見える時代といってよい。
 この時期の心の中にしか、これらの作品は埋まっていない。
 こう呟いて、今、空気に触れたばかりの刻字、是川地蔵、オブジェの作品を見ていたら、不覚にも胸に熱いものがこみ上げてきた。(後略)

[2004年02月14日]


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狼のわたしはどこへ行ったのか?

2004-02-11 15:17:23 | Weblog

04.02.11 狼のわたしはどこへ行ったのか?

◆ここ数年、「過去を生き直す」ということにこだわってきた。
 旅行記は決して現時点を記述しているのではない。
 過去の紀行を「生き直す」という作業の集積の所産である。
 その旅行記を書くように、過去の短い記述や、かすかな記憶の中を「生き直し」てみたい。
 いや、生き直さなければ生きている意味がないのだと思っている。
 しかし、その手法の選択に逡巡し、ずっと苦しんできた。 
 
◆昨日、1998、99と勤務した是川中時代の自分の記述を、ソファーに寝転がりながら、拾い読みしているうちに、とめどなく悲しい気分に陥ってしまった。

 理由は、粗く3つある。 
 
◆1.記述の中に「悲しんでいる自分」がいる。その「悲しみ」がfollow upされずに凍結されている。
 
 2.記述の中に「緊張している自分」がいる。その「緊張感」がkeep upされずに切断されている。 

 3.記述の中に「創造している自分」がいる。その「創造性」がgrow upされずに中断されている。 
 
◆一中、根岸小、根城中、白銀中、大館中、鮫中、是川中、市教委(現在)と勤務してきたが、みんな同じ「悲しみ」の断絶を有している。 
 
◆きょう(2/9)は午前中、
 ①青少年問題協議会。
 午後、②ISO内部監査、
 引き続き、③市町村合併に関わる市教委組織の検討会。

 一日中、会議だったが、会議における「わたし」の自己評価 ①=× ②=△ ③=大×。最悪の日だったよ。
 北の狼・南の虎! 狼のわたしはどこへ行ったのか?(けど、狼に戻るつもりはない)

[2004年02月11日]


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OnはもっとOnらしく

2004-02-09 15:14:39 | Weblog

04.02.08 OnはもっとOnらしく

◆放り出してあった、このホームページを再編成してから、約1ヶ月になる。
 1ヶ月間、自分の存在の仕方や、自分の情報発信の方法に合うように、コンテンツやトップページの構成に少しずつ変更を加えてきた。 
 
◆トップページの「600字の教育学」は、初めは「600字」と「600字」をやがて連ねて、ひとつの塊とし、1本の教育論文に仕上げるという構想だった。
 これは間違っていないと思うし、これからもそのようにしていきたいという気持ちはある。
 しかし、残念ながら、今の自分の存在の仕方や能力に合っていない。 
 
◆当分は、対象を「教育」に限定しないで、もっと幅広くする。たとえば、近鉄の球団名売却問題や芥川賞・直木賞なども。
 また、明確にコメントはできないが、気になる事象を一時「引用」という形で記述するという方法も採用したい。

 ま、限りなく「DIARY」に近づくということだろう。 
 
◆それから、「能力」と言ったが、実は在野の教育学者を目指していた36、7歳頃の自分の論文(社会教育学&日本教育史)を先日、たまたま読んでショックを受けた。

 今のわたしにないものが、その論文の中にあった。言葉を操る力も、今のわたしより上だと思った。 
 
◆いったんOnとOffの境を崩す。

 そのうえで、2、3ヵ月後、OnはもっとOnらしく、OffはもっとOffらしく記述できるようにしたい。 
 
◆なお、I am hereは、デジカメ画像(または携帯画像)+1行コメントに変更する。

[2004年02月08日]


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