職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

有乱はんの撮る画像を、脱獄先の象徴として眺めていたのだろう

2004-06-30 07:29:09 | Weblog

04.06.30 有乱はんの撮る画像を、脱獄先の象徴として眺めていたのだろう

◆ここ数日、わが畏友、有乱はんが昨年、HPにアップしていた写真=例〈夏祭りの夜店〉や〈根がむき出しになった巨大切り株、雲と斜面の山の風景〉を、「やたらと思い出すなァ」と思っていたら、けさ、新聞に神明宮「茅の輪祭り」の案内が掲載されていた。

 ちょうどその時期になったということだ。

 しかし、これ以外の、まったく別種の理由もあるのだろうと思っている。 
 
◆昨年は、教育委員会の機構改革により、わたしの仕事が2倍になっていた。
 2倍になったけど、自分が追い求める学社連携・融合は推進しやすい。
 望むところ!……なんだけど、やはりしんどい。
 能力の限界も感じる。
 そういう燃える気分と落胆とが複雑に混じり合った、ま、畢竟「脱獄したい」という根本気分。 
 
◆そういう気分で有乱はんの写真を眺めていた。
 だから、現実に在る風景というのではなく、脱獄先の象徴として見ていたのだろう。 
 
◆では、不意にその風景が今、現れたのは、なぜか? 

 自分の「気分」の分析は苦手だし、どちらかという避けるタイプなのだが、無理無理やるとすれば、わたしは、今、その風景をまったく逆の「位置」から眺めているのではないか?……というところで、一応、落ち着けることにする。

 けど、実際は全然、違っているのかもしれない。(「では今は何の象徴か?」という新たな設問が生じているし……。) 
 
◆出勤前、トースターでパンを焼き、時間と競争するようにコーヒーを沸かしながら、TVと新聞でニュースをチェックするわたし。

 最近は近鉄バファローズのことがスゴク気になっている。


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野菜ジュースとチーズと夕張メロン……ミステリー列車の1日

2004-06-24 07:24:42 | Weblog

04.06.24 野菜ジュースとチーズと夕張メロン……ミステリー列車の1日

◆音楽が好きで、仕事の合間や出勤の身支度中などにFM放送の音楽番組をよく聴く。
 いや、正確には「よく聴いていた」。

 というのは、ここ1ヶ月ほどFM放送をやめている。
 きっかけは、愚にもつかない「解説」だった。 
 
◆その日は、モーツァルトのピアノ協奏曲ニ短調をクララ・ハスキルの盤で聴けるというので、楽しみにしていた。
 わたしは学生時代からクララ・ハスキルのファンだ。

 しかし、音楽がはじまる前の「解説」が気が遠くなるくらい長かった。
 「もう終わりだろう」「もう終わりだろう」と何度思ったかわからない。
 くわえて、語りが、尊大で、自己満足的なのだ。
 結局、その長さと尊大さに耐えきれず、わたしはスイッチを切った。

 以来、FMは聴いていない。 
 
◆きょうは完全休養の日(市中体の振休)。
 一日中、ゴロゴロしていたい。 
 朝、起きてレオンの散歩に行こうと、身支度まではしたが、それもやめた。

 メールの返事もたまっている。
 仕事の原稿も山ほどある。
 けど、きょうは何もしない。 

 野菜ジュースとチーズと夕張メロンゼリーで朝食を済ませた。
 ゆっくりとコーヒーを沸かした。

 通常の朝は、TVと新聞でニュースをチェックしながら、かつ、トースターでパンを焼き、時間と競争するようにコーヒーを沸かしている(*^_^*)……。 
 
◆何も予定せずに、ミステリー列車のような1日。

 まず、古くて壊れかけたアンプのスイッチをONにし、同じく古くて表面のジャージーがボロボロのスピーカーを通して、モーツァルトを聴くことにする。

 迷わず、というか、ただ手元にあったヘンリック・シェリングのヴァイオリンで、ヴァインリン協奏曲第3番、4番、5番をかけた。

 今の疲弊した自分には、脳みそのスキマを駆け抜けるヴァイオリンの波動が最高だ。

 窓からの日差しが部屋の中に柔らかくひろがっている。

 わたしがわたし自身にかえっていく……。 
 
◆二伸=わたしも、教育改革について語るときは、その語りに「尊大さ」と「自己満足」の響きが伴うのだろう、きっと。

 猛省。 
 
◆写真は、散歩がなくなり、がっかりするレオン。


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おっさん、なんでも買おたるでぇ……反射によってすっと現れては消えていく透明感

2004-06-20 07:21:25 | Weblog

04.06.20 おっさん、なんでも買おたるでぇ……反射によってすっと現れては消えていく透明感

◆今朝(6/14)、自分の意識作用に関しておもしろい現象が起きた。
 通勤に使っている南部バスの最後尾の席で、わたしの頭は昨夜の「わたしが3人いれば……」教育革命のことで、オーバーヒートしていた。

 と、バスが柳橋の交差点に止まった。 
 
◆車窓の外には古書店(湊文庫)があった。
 店の大部分を野菜の苗・種・肥料などが占めていて、奥まった一角に書棚が見える。
 どう見ても、本業は種苗店で、古書は趣味という感じだ。
 しかし、表には「日本の古本屋ネット加盟店」という札がかかっている。
 「一応、古本屋として、気合いは入っているんやなァ(←大阪弁)」と奥のほうに目を凝らすと、主人らしい男が古本を修理をしているのが見えた。 
 
◆「おっさん、なにかおもろい本、あれへんか?(←大阪弁)」 
 「堀辰雄の本やったら、なんでも買うでぇ(←大阪弁)」 

 大阪を離れて長い年月が流れた。
 わたしの身体から大阪臭さが徐々に抜けつつある。
 ホンマモンの大阪人やったら「なんでも買おたるでぇ」となるはずやけど、わたしにはもうその言い回しはできない。 
 
◆話を柳橋交差点に戻す。
 バスの透明なガラス越しに「おっさん、なにかおもろい本……」と独り言した瞬間、あの教育革命の熱はどこへ消えたのか?
 信号が変わって、左折したバスが山手通りをノロノロとのぼりはじめた。

 冒頭「おろしろい現象」といったのは、ここのことだ。
 もう窓の外を眺めていない、自分の頭の中も覗いていない、そのわたしの目の前を、スルスル、スルスルと、あのキハの車内から撮影した「反射してしまうが、反射によってすっと現れては消えていく透明感」が流れ始めたのだ。

 この「透明感」と4年間、追い求めた「ふたりっ子はん深夜特急」との関連について、もう少し書きたいのだが、紙幅がない。きょうはこれでやめる。 
 
◆写真は5/20市中体夏季大会。ソフトボール競技。一中対MINAMI中の雨中戦。「ファール!」


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女工哀史・「1人でもやれ」と宇佐美寛氏に叱られそう

2004-06-14 07:17:18 | Weblog

04.06.14 女工哀史・「1人でもやれ」と宇佐美寛氏に叱られそう

◆6/13(日)朝7時からPTA環境厚生委員会の早朝草取り奉仕活動。
 昼、八戸駅で八戸市青少年海外派遣団の到着式。
 午後3時から白銀公民館で白銀地区防犯協会定時総会。 

 学校と八戸駅には自転車で行った。
 総走行距離、30㎞。
 白銀公民館も自転車で行く計画だったが、体力の限界感じ、南部バスの往復に切り替える。 
 
◆以前、「5/15にJR八戸線の旅をした」と書いたが、あの日が5月の唯一の休日だった。 6月は少しマシで、2日ないし3日の休日がある。 

 しかし、これはわたしだけではない。
 八戸市の中学校教員のほとんどが同じような生活をしている。
 かつ、わたしを含めて多くの教員が、それを苦痛と感じていない。
 楽しい、教職は最高だと思っているのだ。 
 
◆だから「このままでいい」とは考えていない。
 かつて県教職員組合の新聞に「女工哀史」という記述があった。
 思いはわたしも同じだ。 

 ただ、これを単なる勤務条件改善の要求にとどめてはならない。
 苦痛か苦痛でないかという生理的感慨の問題にとどめるべきでもない。

 すべての児童・生徒に知的で楽しい授業を保障するプロ教師としての処遇改善要求でなければならない。 
 
◆過去からの習慣的な価値(学校部活動)、日常生活上のいくつかの必要(生徒指導)、そして、生き生きと実感される知的で楽しい授業……、これら個々を結び合わせる戦略と戦術を見いだしていく能力が、今、求められている。

 怒りを込めて、あえて不遜かつ挑発的な言い方をするが、「わたし」が3人いれば、改善できる。(「一人でもやると言い切れなくてどうする」と宇佐美寛氏には叱られそうだが……) 
 
◆写真は、みなみ中、教育実習生の1年国語の授業。
 骨格のしっかりした授業で、この授業を分析すれば、教師修業のいい材料になると感じた。
 後日、このページ上に詳細に記述する予定。


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ガードの上からガンガン打てばいいんですよ。ガンガンと!!

2004-06-11 07:13:25 | Weblog

04.06.11 ガードの上からガンガン打てばいいんですよ

◆3月に共に市教委を転出(正しくは「退職」)した小島さんに宛てて、先日、便りを書いた。次がその末尾だ。
 
〈こちら、教職員との関係、生徒との関係が、いい悪いは別にして「こういうもんかな」という感じで、一応のつながり方ができたところです。ただ、小島さんのように近鉄の話をきいてくれる人がいないので少し寂しいです。現在、近鉄は25勝27敗。近鉄も、わたしも、ま、ぼちぼちでんなァ。〉  

 このはがきが届く頃、もっと負けていたらどうしようと心配していたら、案の定、3連敗してしまった。 
 
◆確かに「ぼちぼちでんなァ」といったところなのだが、本職中の本職、「書く」作業については、今のところ、教職員宛も保護者・地域宛も、まだ軌道に乗っていない。

 「情報収集」と「発信」のリズムがきわめて悪い。
 「発信」を急ぎ過ぎるから、そちらに身体が傾き、思考のためのダムに情報が入らない状態になっている。

 思い切って「発信」の動機を棄てる時間(一定期間)が必要だと感じている。
 まだまだ先は長いのだし……。 
 
◆きょうの写真は、白銀駅に入線するキハの車内から撮影したものだ。 

 市教委にいた頃、机を並べていた川口大助さんによく「春になったら、車窓のフレームを生かした写真にトライしてみたい」と言っていた。

 5/15、その実験のために長苗代→玉川間、帰路、平内→長苗代(帰路の玉川→平内間は徒歩)間のJR八戸線に乗車した。 
 
◆しかし、列車の窓は開けたとき、フレームが上がり切らない構造になっている。
 だから、狭く、小さく、まるで鉄格子から外を見る感じになってしまう。

 そこで、仕方なく、窓を閉めたまま、ガラスの上から撮った。 
 昔、TVでボクシングの試合を観ているとき、解説者が「ガードの上からガンガン打てばいいんですよ」と言っていた。
 それと同じ要領だ。 

 反射してしまうが、反射によってすっと現れては消えていく透明感が、わたしは気に入っている。
 しばらく、これでガンガン撮ってみる。
 ご覧の方々の感想をうかがいたい。

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先生、執筆のほうは、いかがですか?に一瞬フリーズ

2004-06-06 07:10:20 | Weblog

04.06.06 先生、執筆のほうは、いかがですか?に一瞬フリーズ

◆長者中・志塚TのHPをのぞいたら、サイト名が「SHIZUKA STATION」に変わっていた。
 それを見ていて、ふと、自分のHPは「小高劇場」がいいかな?と思った。 
 
◆わたしは劇場の、いわゆる座付作者で、せっせと劇作をつくっていく。
 つくらないと、劇場が成り立たない。
 たえず書くこと、たえず工夫すること、たえず、よりよいものを提示すること、それ以外に自分の人生はない。

 おぉぉ! 小高劇場の座付作者か……!(@_@)と少し目頭が熱くなった。 
 
◆昨日、昼前、HACHINOHE STATIONに八戸市海外派遣団ニューカレドニア班を見送りにいった。
 やはりSTATIONだから、MINAMI中の団員の佐々木貴史君、貴史君のお母さん、教育委員会関係者、学校現場関係者などの他に、いろいろな人に出会った。 
 
◆そのうちの一人、根城中時代の生徒、堀田一彦君にうみねこロードでバッタリ遇った。
 23年ぶりだ(←これを書きながらHPの「わたしの履歴書」を開いて数えた)。 

 「先生、執筆のほうは、いかがですか?」 

 中2、3と、わたしは彼の学級担任だった。
 中2の秋、教室の片隅で彼と人生について語り合ったことも鮮明に覚えている。

 その彼に「執筆」の状況を質問され、わたしは一瞬、フリーズ状態に陥った。 
 
◆堀田君と別れ、「社交はやめよう。舞台のうちに引っ込んで、拍手喝采をききながら、孤独にせっせと書きつづける『見えない人間』になろう」と、ブツブツ呟きながら、駅前を歩いていたら、東北を一周しているという孤独のライダーに出会った。(左の写真)


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「情景描写の走り込み」が足りないのだろうか?

2004-06-02 07:06:41 | Weblog

04.06.02 語りのライバル 志塚T

◆裏サイト情報によると、わたしの「語り」のライバル、いや、師である、長者中の志塚氏が部活動懇親会で、いい「語り」をしたらしい。

 氏の語りの、いい状態を知っているので、おおよその想像はできる。
 快い緊張感と絶妙の間を伴いつつ、話の中身が聴く人の耳にドドッと侵入したのだろう。 
 
◆それに比べて、最近のわたしの語りは、絶不調である。(4段階自己評価=A・B・C・D) 
 5/26 小中連携研究会 あいさつ←D 
 5/27 教育実習生への講話←B 
 5/28 PTA組織会 経営の基本方針←C 
 5/29 岬台連合町内会のあいさつ←C(本当はD。が、短かったのでC) 
 5/31 職員会議「部分社会論」「指導者としての基礎基本」←C 
 6/ 1 全校長会←D 
 6/ 2 校外学習出発式←C 
       到着式あいさつ←B 
 6/ 3 職員朝会 怜美ちゃん事件について←C 

 発声が悪い。
 間がとれない。
 テーマに溺れる(甘える)。
 長目になる。
 自分の語りが自分の耳で聞けない。
 結果として、場の雰囲気も醸成し得ない。

 「情景描写の走り込み」が足りないのだろうか? 
 
◆6/2 第2学年の校外学習に同行し、バスで盛岡に行く。

 午後の日程に盛岡市子ども科学館が組み込まれていた。
 その玄関ホールにある「フーコーの振り子」の前に一人でたたずんでいると、自分が宇宙の星の一つに存在し、星々の運行に身をゆだねているのだということが実感できた。(写真は、そのフーコーの振り子)


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