職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

HPを創りながら、自分を創っていくのだという姿勢で、めげずに、地道に、やっていこうと思う。

2008-08-29 20:51:46 | Weblog

      

★わたしたちの始業式8/25がチキンラーメン50歳の誕生日。わたしのからだは、いや、精神も、チキンラーメンでできている。誕生日おめでとう(^^)//゛゛゛パチパチ

◆けさ、教務部から来週の「週報」が出た。
 9/1(月)9/2(火)が、体育祭予行・体育祭の振替休業日になるため、9/3(水)~9/5(金)の週報だ。
 週報のトップ記事は、毎度、おなじみの各校務分掌からの目標だ。
 プロ野球でいうと、インニングごとのねらいということになるのかもしれない。
 この「ねらい」が、いい加減だと、試合にならない。
 同じように週報の「目標」が、いい加減だと、学校経営ができない。
 各目標をアップする。

◇校長=典型生徒A・B・C・D等と捉え、D→Bへ、B→Aへの変容をめざし、指導のポイントを。
◇総務=奉仕の心を育てる「早朝草取り活動」にするための指導を!
◇教務=新時間割のスタート。TT、道徳等、適正に実施できるように担当者間で綿密や計画を。
◇研修=50分の授業に集中できる発問・指示・作業計画を!
◇生徒指導=落ち着いた生活を取り戻しましょう。時間厳守と活動場面の無言徹底。
◇保健=季節の変わり目の体調管理。うがい、手洗い、衣服調整、汗の管理。

 わたしの「A・B・C……」というのは、なにか暗号のようでわかりにくいと思うが、職員会議の資料がいわは本歌、このコメントがその本歌取りになっている。
 説明は省略する。
 わたし以外のコメントについては、それぞれの分掌責任者として適切なコメントだととらえている。
 生徒指導主任は、ポスト体育祭を強く意識している。
 教務主任は、新時間割がスタートするが、TTを忘れるなよ……道徳をきちんとやってくれよ……という強う願いがこもっている。
 研修主任の「集中」は「熱中」のほうがいいと思った。

    

★体育祭全体練習 エールを送る紅軍団長。こうしてみると、団員の姿勢・視線がまだまだだ。

◆早朝、きょうも、すこやかみなみネットHP作業。
 昨日、9年間でヒット数50万かぁ~と、自嘲気味に書いたが、ま、HPを創りながら、自分を創っていくのだという姿勢で、めげずに、地道に、やっていこうと思う。
 きょうは、「すこやかみなみネット案内」の「事業内容 ~地域情報交換会~」のページを作成した。

 記事内容はだいたい次の通りだ。(くわしくは、ぜひ、「みなみネット」をクリックしてみていただきたい。)

〈事業内容 (2)地域情報交換会〉

◇地域情報交換会は、年2回(1・2学期末)諸団体のメンバーが一堂に会し、子どもたちの健全育成に関して、それぞれの活動状況と課題について情報を交換する場です。
 連携・協働を進める上で、形式的でなく、押しつけでなく、精神ののびやかなつながりのなかで、情報交換できることが最も大切です。

 すこやかみなみネットでは、情報交換の記録を「すこやかみなみネット通信」として、毎回発行していますが、記録をていねいに読むと、各団体が教育・子育てに関する課題を持ち寄り、いっしょに話し合い、考えていこうというコミュニケーションの形が徐々にできつつあります。

 この情報交換会で出された提案をもとに、すこやかみなみネット事業推進委員会が、コーディネート力を発揮し、具体的に、こまめに、ねばり強く、連携・協働を創りだしています。

◇主な参加団体は、白銀台町内連合会会長・大久保地区連合町内会会長・岬台地区連合町内会会長・白銀南公民館長・白銀交番所長・白銀台警察官駐在所所長・安協大久保支部支部長・安協岬白銀台支部支部長・白銀地区防犯協会会長・岬白銀台防犯協会会長・消防団第6分団長・白銀南こども会育成協議会会長・少年指導員・保護司・南小南中学校評議員・南地区社会福祉協議会(主任児童委員等)・八戸地区少年警察ボランティア連絡会・みなみネットOB会などである。

◇現在(08/07の時点)、地域情報交換会で提案され、すこやかみなみネット事業推進委員会が、コーディネートしている内容は次の通りである。

(1)白銀地区防犯協会との連携=防犯協会の活動が手薄になる午後4時から午後6時の時間帯の巡回活動。すこやかみなみネットとして、現在、小・中・地域が協働して「巡回中」というプレートをつけて安全確保活動を実施しているが、この活動を生かせないか?

(2)各連合町内会との連携=地区行事への小中学生の参加については、すこやかみなみネットとしても、地域団体と協力し合い、学校部活動等との調整を行い、参加の推奨をしているが、現時点では、あまり効果があがっていない。これをどうするか?
 また、「地域防災の充実」はすこやかみなみネット事業の重要な柱の1つだ。しかし、この点については他の事業に比べ、手つかずの状態になっている。防災訓練を実施している岬台自主防災会との連携も選択の1つだ。

(3)八戸地区少年警察ボランティア連絡会(旧八戸地区少年補導協力員)の方々との連携=昨年度は、中学校生徒会、PTAと連携してあいさつ運動を実施した。今後、どうするか?

(4)安協大久保支部・安協岬白銀台支部との連携=安協岬白銀台支部からはPTAに対して、春と秋のキャンペーンへの応援要請がなされている。
 PTAとしては、白銀南小交通安全委員会では「0のつく日」に登校指導を行っている。この活動状況を、地区安協に報告して情報を共有している。今後、すこやかみなみネットとしてどう考えるか?
 なお、今年度、安協大久保支部の春の安全運動に、みなみ中生徒会が参加した。

(5)大久保地区の見守り活動との連携=見守り隊のボランティアの方々から連携の要請などがあったわけではないが、このまま、ただお願いしていてよいのか?

◇情報交換会ごとに「すこやかみなみネット通信・地域情報交換会号」を発行しています。
 サンプル すこやかみなみネット通信(07/12)
                 (地域情報交換会記事 以上)
 
◆97in08(1997年の教頭ダラダラ日記)
 きょうの「教頭時代・ダラダラ記述」は、97/3/7(金)の記述だ。
 97は3月初め、08は8月の終わり。
 11月には、両者を一致させる計画だが、このままではむずかしい。
 97をもう少し早送りしなくては……。
   ★
 きょうの仕事
 ○八戸管工業にトイレ修理依頼及び立会い
 ○盛君の作文プリントアウト及び発送
 ○2年国語評定
 ○『飛鴎』校正
 ○高校入試面接練習(1人)
 ○校務分掌部会
 ○島守可奈子さんの送辞指導
 ○鮫地区交通安全座談会

 4時過ぎ、伊吉書院の島脇さんが来て、南高校の教諭が死亡した話を教えてくれる。
 きょう仕事をしていて具合が悪くなって○○内科に行き、心電図の検査準備中に意識がなくなる。
 すぐ市民病院に転送され心臓にショックを与えたがダメだったらしい。
 6時半、校内巡視終了、後を小坂T、小笠原T等に託し、鮫公民館の鮫地区交通安全座談会に行く。
 先に行っていた佐々木恒T(→生徒指導主任の前田Tは家庭の事情で時休。残りの生徒指導部員は、川岸T、新保T、佐々木将T、佐々木恒Tだが、川岸T、佐々木将Tは1学年反省会。したがって、佐々木恒Tと新保Tが決戦のジャンケンをして、負けた佐々木恒Tの出席がに決まったのだった)と合流する。
 報告、事務連絡などが終わり、懇親会が始まったところだった。
 一滴も飲まないで、モービルQSOをやりながら帰るつもりだったが、「駆けつけ三杯」とか言われ、結局飲んでしまう。
 上口さん、支部長さんなどに日頃のご奉仕にお礼を言う。
 われわれが参加したことを支部の方々はたいへん喜んでくださっているようだった。
 佐々木恒Tの車で家まで送ってもらう。
 帰路、車中で①恒Tのご母堂のこと ②教師の語りのこと ③来年度の卒業式の形態のことなど話す。(1997年の教頭ダラダラ日記 以上)



500000ヒットに、9年間もかかるわけだ。さびしい話だ、さびしい人生だ。

2008-08-28 20:08:44 | Weblog

      

★体育祭練習 気合いの入る白軍の女子。

ホームページは、わたしの存在

◆以前、「わたしのホームページは、わたしの存在そのものである」という言い方をしたことがある。
 もう少し厳密にいえば、「わたしという存在」と「わたしという存在の存在」の、どこか中間に位置する……ということになるかもしれない。

 ということであれば、このページの右サイドの「職員室通信」も、今年はほとんどアップできていないので、もっともっとなんとかしたいところだが……。
 「なんとかしたい」と思いながら、なかなか作業が進まない……というのも「わたしの存在の仕方そのもの」(~ヘ~)ウーン。
 また、「職員室通信」の自信作をアップしたくとも、内容上、どうしてもアップできない……というのも「わたしの存在の仕方そのもの」(~ヘ~)ウーン。


◆話が少し変わるが、ホームページを開設して、足かけ9年になる。
 サーバーはいくつか渡り歩いたが、ホームページの原型は、9年間変わっていない。
 とりわけ、チャットは、わがホームページの定番メニューだ(^^)//゛゛゛パチ。
 チャットについて、いろいろ語りたいところだが、それを語れば長くなるので、きょうはやめる。
 話を少し変えて、足かけ9年……と言い出したのは、カウンターの数字のことについて触れたかったからだ。
 現在、カウンターは、350000を示している。(このペースでいけば、大晦日には400000に到達するだろう。)
 このカウンターにする前は、150000だったから、合計すると、500000。
 9年間かかって、500000(←この段落では、これが言いたいのだ)。
 1日10000ヒットというホームページは、ざらにある。
 こういうページだと、2ヶ月もあれば、500000ヒットに達する。
 それが、このページは9年間もかかるわけだ。
 さびしい話だし、さびしい人生だ。
 しかし、これが、「わたしの存在の仕方そのもの」なのだ(ToT)うるうる 。

 さて、元の話にもどす。
 「なんとかしたい」と思いながら、なかなか作業が進まない……というものに「みなみネットHP」がある。
 みなみネットは、わたしの心臓だ。
 もう「存在の存在」といっていい。
 だから、これではいけない……と、現在、突貫工事をつづけている。
 論述の細部(たとえば、すこやかみなみネットの運営資金はどうなっているか?……)は、あとでいい。
 とにかく何本か……通すべき道路を創ろう。
 すなわち、
(1)すこやかみなみネットニュース
(2)すこやかみなみネットブログ
(3)すこやかみなみネット案内
(4)「すこやかみなみネット通信」コーナー
(5)すこやかみなみネットお知らせコーナー

    



みなみネット事業 ~ネットワークづくり~


◆きょうは「すこやかみなみネット案内」の「事業内容 ~ネットワークづくり~」のページを作成した。

 記事内容はだいたい次の通りだ。(くわしくは、ぜひ、「みなみネット」をクリックしてみていただきたい。)

〈事業内容 (1)ネットワークづくり〉

 学校・家庭・地域及び地域諸団体とのあいだにネットワークを形成し、それを息の長い活動にしていくには、維持するためのエネルギーと工夫が必要です。

 すこやかみなみネットの特徴は次の2点です。

 第1は、白銀南小・白銀南中のPTAが主体となっていること。
 青少年健全育成をめざす教育コミュニティづくりは、やはり子どもの親であるPTAが中核エネルギーになるべきだと考えたからです。
 加えて、
 ①PTA会員は、子どもの保護者であり、かつ地域の住民であるから、PTAの存在自体が既にネットワークであること、
 ②毎年ほぼ「自動的」に30代~40代の会員を獲得できる人材の宝庫であること、
 ③組織の維持・継続のシステムが優れていて、リーダーから次のリーダーへという人のつながりが形成しやすいこと、といった強みがあるからです。


 第2に、ネットワークの全体が、①企画・運営グループと②連携・協働グループから構成されていること。
 すこやかみなみネットは、地域の数多くの団体を構成メンバーにしていますから、なんでも全員参加方式では身動きがとれません。
 そこで、思いきって、2つのグループに分けて活動しています。
 ①「企画・運営グループ」は、小・中学校PTA役員から構成される「すこやかみなみネット事業推進委員会」で、すこやかみなみネットの運営に関して、ほとんどすべてを検討します。
 メンバーは、小・中PTAの会長・副会長等役員と事業内容に関連のあるPTA実行委員会委員長、小・中学校の校長、教頭、教務主任、すこやかみなみネット担当教職員等で約30名、年間5回開催。
 ②「連携・協働グループ」は、保育園・幼稚園から、町内会・公民館・交番・保護司・安全協会・防犯協会等、PTA以外の構成メンバー。

 これにより、それぞれの立場から、気軽に自由に参加・参画できる、いわばゆるやかな関係としてのネットワークを維持しています。
 なお、すこやかみなみネットの会長は中学校PTA会長、副会長は小学校PTA会長が務めることになっています。(「記事・ネットワークづくり」 以上)

 字数にすれば、原稿用紙2枚くらいのものだ。
 今は、まず、これでいい。
 「みなみネットHP」全体が完成してから、細部を付け加えて、「ネットワークづくり」で20枚くらいの原稿に仕上げたい。


八戸地区少年警察ボランティア連絡会・白銀支部代表の古川寿郎氏が来校

2008-08-27 20:48:13 | Weblog

      
★模擬授業大会 3番目の登場は畑山T(みなみ小・国語)

◆午前中、八戸地区少年警察ボランティア連絡会・白銀支部代表の古川寿郎氏が来校。
 用件は……。
 (社)全国少年警察ボランティア協会で、全国で活動している少年警察ボランティアから、広く活動事例を募集し、その中から他の少年警察ボランティア活動の参考となり、活性化につながるような事例をまとめて、事例集として出版することになった。
 白銀支部としても、ぜひ、自分たちの活動事例をまとめて応募したい。
 ついては、八戸地区少年警察ボランティア連絡会と、すこやかみなみネットや、PTA、生徒会などとの、これまでの活動について再確認・点検したいということだった。

    
★模擬授業大会 4番目の登場は櫛引T(みなみ小・道徳)

◆古川寿郎氏と、次のような内容について確認し合った。

 すこやかみなみネット事業の1つである、「地域情報交換会」では、年2回(1・2学期末)諸団体のメンバーが一堂に会し、子どもたちの健全育成に関して、それぞれの活動状況や課題について情報を交換している。
 回数を重ねることにより、各団体が教育・子育てに関する課題を持ち寄り、いっしょに話し合い、考えていこうというコミュニケーションの形が徐々にできつつある。
 八戸地区少年警察ボランティア連絡会には、この情報交換会において、
(1)あいさつ運動の看板設置
(2)新入生児童下校時の見守り
(3)地域の祭りなどにおけるジャンプチームとの非行防止活動
(4)地域パトロール
(5)各小中学校でのあいさつ運動等々……、日々の実践活動を報告してもらうとともに、各団体に対して、連携・協働の貴重な提案をしていただいている。
 八戸地区少年警察ボランティア連絡会の提案の中で実現した連携活動の一つに、みなみ中生徒会・みなみ中PTA・少年警察ボランティア連絡会が連携して行っている朝のあいさつ運動がある。
 この連携活動により、あいさつ運動に関心を寄せる地域の方、保護者の方が増え、参加したいという声が多く寄せられている。
 また、学校側としても、生徒会が単独で行っていたあいさつ運動とは違い、生徒が地域や保護者の方と交流できる貴重な場となっているので、今後もこの連携活動を継続したい。
 また、これからの課題として、現在、安全パトロールは、防犯協会、八戸地区少年警察ボランティア連絡会、安全協会、地区の見守り隊、PTAなどが情報交換をしながら行っているが、もっと各団体の連携・協働を推し進めたい。
 ついては、八戸地区少年警察ボランティア連絡会のみなさんに、各団体間のコーディネート役としてご活躍いただきたい。(古川寿郎氏との話し合い 以上)

 これまでのわたしたちの活動のふりかえりができて、かつ、他の少年警察ボランティア活動の参考となるような実践論文が完成することを期待する。
 

97in08

◆97in08(1997年の教頭ダラダラ日記)
 きょうの「教頭時代・ダラダラ記述」は、97/3/5(水)の記述だ。
     
★ ★ ★
 
朝、目覚まし時計(5時)より30分以上早く目が覚めてしまう。眠いし、やはり疲れが残っている。
 学校に着いて、「1に健康、2に奉仕、3に奉仕」と呟いて、玄関の内鍵や配膳室の内鍵を開けて回る。
 きょうの仕事
 ○市教委総務課連絡(樹木伐採)
 ○山田實先生依頼の生徒作文点検(盛貴嗣のがよい。『生きる 目覚めたとき』の仁科君のことを思い出した。)
 ○国語学年末試験結果処理
 ○実習費払戻し事務
 ○生徒会誌『飛鴎』校正
 ○教務の教育課程実施報告書点検
 ○創立50周年事業を推進する会結成準備会

 昼休み、佐々木光子さんと、『ふたりっ子』の手塚理美の大阪弁の話をする。
 ──大阪の人だと思っていたら、違うんですね。ずいぶん練習したんだそうですね。(私)
 ──わたしたちもニセモノの東北弁はすぐ分かりますけど、あの大阪弁はどうなんですか。(光子)
 ──ホンモノの大阪弁です。VTRを巻戻して何度聞いても、ホンモノです。(私)

 大館さんの車に乗せてもらい、5時に鮫公民館に着く。
 ちょうど公民館の職員が帰るところだった。
 和室のストーブに点火していると、まず盛さん、次に野田さんが来た。
 あと磯島若松さん、鈴木さん、高橋さん、磯島栄助さん、柾谷さん、磯島久さん、亀井さん、校長。
 委員に混じって、かどの酒屋、楢舘酒店、末広寿司さんが、酒、料理などを持ってくる。
 テーブルを並べる。
 お湯を沸かす。
 皿、コップなどを用意する。
 開会の六時を目指して、会場が出来上がり、メンバーが揃っていく。
 5時半から、会場の片隅でPTA役員指名委員会。
 会長・副会長に※※、※※※を指名することにする。
 6時、準備会開会。
 出席者、先程の委員の他に、推進する会会長の下田さん、副会長の泉山さん、田名部さん、中里さん、佐川さん(西野陽一さんの代理)。顧問の武輪さん、西村昇さん、三浦宏さん。
 懇親会では武輪さんとよく話す。※※※……※※そうだ。
 閉会後、後片付け、戸締まりをして、9時頃からブラボー。
 マルイタクシーで10時半頃帰宅。入浴。食事。
 「まだ、木曜日、金曜日と2日もある……」という気持ち。
(1997年の教頭ダラダラ日記 以上)

     ★ ★ ★

しばらく「みなみネットHP」をほったらかしにしてきたことを、すごく反省している

2008-08-26 21:13:23 | Weblog

      
★模擬授業大会の開会のことばを述べる嘉瀬教頭T

◆きょうは、通常の業務や、電話、来客、そしてメールの返信の他に、たまった依頼原稿を書きつづけた。
 そして、さらに、それらとそれらのあいだの、わずかなすき間の時間を使って、「みなみネットHP」の大工事の一部にも手をつけはじめた。
 しばらく「みなみネットHP」をほったらかしにしてきたことを、すごく反省している。
 すこやかみなみネットは、わたしの心臓だ。
 気持ちを入れかえて、しっかりと更新を継続していきたい。
 以下の記事は、そのコピーだ。
 本体は、このページの右上にある
「みなみネット」というアイコンをクリックしていただきたい。(ただし、まだまだ工事中。約50%完成というところだ……。)

    
★模擬授業大会 総合司会の佐藤公一みなみ中研修主任

みなみ小・中 模擬授業大会

 すこやかみなみネット事業は、八戸市立白銀南小・白銀南中のPTAが主体となり、小学校と中学校の連携・融合を軸に、学校・家庭および地域の関係諸団体とのあいだにネットワークを形成するものです。
 ですから、白銀南小・白銀南中の連携・融合は、すこやかみなみネット事業の重要な柱です。
 この小・中学校の連携・融合の軸がしっかりしているので、学校側から地域側からと、双方向の連携・融合が推進しやすい条件が整っています。

 小・中連携の取り組みの第1は、すこやかみなみネット事業の運営であり、これはまた別のところで述べていますので、ここでは省略します。
 第2は、小・中PTA合同による研修会の開催です。思春期子育て講座、救急救助法講習会、絵手紙講習会、料理講習会等、互いに声をかけあい、「いっしょにやれるものはいっしょに」という姿勢で、連携・融合を進めています。
 その他、小中PTA合同のソフトバレー大会・懇親会、また新年会が、恒例行事になっています。

 前置きが長くなってしまいましたが、その第3が、小・中の教職員同士の連携・融合活動で、その連携・融合活動の一つが、きょうご紹介する「授業研究会」です。

    
★模擬授業大会 トップバッターの和田T(みなみ中・英語)

◆みなみ小・みなみ中 模擬授業大会

1.日時 8/21(木)午後1時30分~午後3時30分
2.場所 みなみ中 2年4組
3.内容 模擬授業大会
(1)和田T(みなみ中・英語)の模擬授業 
指定発言者 田名部T(みなみ中)・相馬T(みなみ小)
   生徒役教師からの発言 2名
   小高T・鳴海Tからの助言
   模擬授業10分 発言8分 合計18分
(2)志塚T(みなみ中・社会)の模擬授業 
指定発言者 嘉瀬T(みなみ中)・橋本T(みなみ小)
   生徒役教師からの発言 2名
   小高T・鳴海Tからの助言
(3)畑山T(みなみ小・国語)の模擬授業 
指定発言者 本田T(みなみ中)・中村T(みなみ小)
   生徒役教師からの発言 2名
   小高T・鳴海Tからの助言
(4)櫛引T(みなみ小・道徳)の模擬授業 
指定発言者 佐々木T(みなみ中)・福田T(みなみ小)
   生徒役教師からの発言 2名
   小高T・鳴海Tからの助言

    
★模擬授業大会 生徒役として和田T授業を受ける先生方

◆模擬授業というのは、教師が授業者と生徒役にわかれて行うので、一般の方には、なんだか「授業ごっこ」をやって遊んでいるように思われる方もあるかもしれませんが、実は、結構、プレッシャーのある修業方法です(>_<)。
 ふつうの授業研究会(含授業参観日)では、参観者の目は、教師の授業行為と、子どもたちの学習活動(反応・作業)とを照らし合わせながら観ていきます。
 しかし、模擬授業では、参観者が観るのは、教師そのもの。
 教師の発する一言一言、教師の指導行為の一つ一つです。
 これを書いているわたし(小高)も覚えがありますが、身体がカチンコチンになってしまいます。
 まして、今回は、小・中合同の模擬授業大会です。
 和田T・志塚T・畑山T・櫛引T、のどが乾ききるほど緊張したのではないでしょうか。

    
★模擬授業大会 2番目の登場は志塚T(みなみ中・社会)

◆午後6時30分から十三日町の「魚民」で飲み会(会費3000円)。こちらも最高でした。(「みなみネット」記事のコピー 以上)


※他の先生方は、次回に紹介したい。

ひとり=孤で存在しつづけることができない。「さあ、孤に帰るぞォ~」という感覚からも遠ざかっている

2008-08-25 20:30:14 | Weblog

      

★おお! 弘前! 県中文化祭にみなみ中代表として参加した前野さんと澤田さんのおみやげの中に入っていた弘前のガイドブック。

◆8/22の朝のことだった。
 その日、9時から開かれる職員会議に向けて、午前7時半頃から校長室にこもっていた(ま、職員室への扉、廊下への扉は開けっ放しだけど……)。
 教職員ひとりひとりの視線を意識して、会議案件や自分の指事事項の内容をチェックする。
 チェックの作業が進行につれて、精神がシャキッとしてくるのがわかる。
 自分の精神が、意欲的に、活動的に、ある意味では攻撃的に変化していく。
 ここ、数日、ペンの進まない泥沼で苦しんでいたから、パッと目の前が明るくなった感じがした。
 しかし今、このことがうれしいから、こんなことを書いているのではない。
 このことは、いってみれば、孤で存在することから、他者の視線によって救い出された……ということではないのか?
 最近、ひとり=孤で存在しつづけることができない。
 「さあ、孤に帰るぞォ~」という感覚からも、ずいぶん遠ざかっている。
 なぜだろうか?

    
★体育祭結団式後の軍集会

◆〈2学期始業式・式辞〉

 今年の夏休みは、オリンピックと重なりましたので、自分が興味をもっている、あるいは、現在、自分が打ち込んでいる競技を、じっくりと観て、感激するとともに、自分が現在、やっている種目に誇りをもったという人もあるでしょう。
 また、このレベルにまで自分を高めてみたいと、新たな目標を定めた人もあると思います。
 わたしも、観ていて感激して、涙がこみあげるという場面が3回ありました。
 そのうちの1つです。
 男子400メートルリレー決勝で、末続選手、朝原選手などが、3位になって、銅メダルを獲得する場面がありました。
 オリンピックの陸上トラック競技でメダル獲得というのは、80年ぶり……だそうです。
 男子では初めて……という快挙です。
 わたしが感動したのは、その競技のあとの、インタビュー場面です。
 試合が終わったばっかりですから、まだハーハーいっている末続選手が、こう言いました。
 「短距離では日本は世界に対して歯が立ちませんでしたが、先輩方は負けても負けてもがんばってきました。その先輩方の努力の歴史、日本陸上界の努力の成果が、このメダルです」
 すごいコメントですね。
 自分の所属する陸上界に対する感謝と誇り、責任感。
 「ママでも金……」というのも悪くはないし、「姉妹で金……」というのも悪くはないけれども……、わたしは、この末続選手の「先輩方の苦闘の歴史に感謝し、このメダルを捧げる」という、陸上選手魂に感動しました。

     
★体育祭結団式後の軍集会

 さて、いよいよ2学期のスタートです。
 毎日の勉強。
 体育祭。
 市中体。
 生徒会を含む後期の役員・委員の選挙。
 文化祭。
 そして、2学年については修学旅行。
 ほんとうに、メニューとしては、いろいろある2学期です。
 いろいろなことを体験して、ちょっとわたしにはむずかしいかな?と思っても、思いきって挑戦してみてほしい。
 はじめはうまくいかないかもしれないけど、がんばっていると、ある日、突然できるようになる。
 練習曲線。
 練習したからといって、毎日、グングン上達していくわけではありません。
 練習しても練習しても、なかなか上達しない。
 場合によっては、下手になることもある。
 それをガマンして練習していると、ある日、突然、グ~ンと、目に見えて上達する……これを練習曲線といいます。
 要するに、今、いっしょんけんめいやっていることが、先々の自分を創ることにつながっていきます。
 努力は、みなさんを裏切りません。
 好きで打ち込んでいるものだけではなくて、(ここが大事なんですよ……)イヤだなぁ~と思っているものも、がんばっていると、今はわからないけど、先々の自分につながっていく。
 宿題、イヤだなぁぁ~、残され勉強、イヤだなぁぁ~というのも、先々の豊かな自分につながっていく。
 これだから、人生は、不思議で、おもしろいのだと思います。
 力いっぱい生きて、ひとりひとりにとって、不思議で豊かな2学期になることを強く願っています。

    
★体育祭結団式後の軍集会

 なお、3年生については、受験生としての最後の学期になると考えてがんばってほしい。
 以前にも触れましたけれども、念のために、くり返します。
 授業が受験勉強です。
 授業をぼんやり受けていて、家に帰ってから、さあ、受験勉強だ……ではない。
 授業中、覚えるものは覚えてしまう。
 わからないことは、その日のうちに、先生や友人に質問する。
 授業で受験勉強、家に帰って受験勉強。
 みなみ中生は、受験勉強を2倍やる。
 先生方も授業に対する気合いは、どこの学校にも負けないつもりです。
 それから、君たちのいろいろな質問などについても、君たちの進路が決定するまで、3学年担当の先生だけでなく、みなみの全教職員が、最後の最後まで応援します。
 いっしょにがんばりましょう。

    
 最後に、1学期末に、ここに4枚、紙をはりましたが、覚えているでしょうか?
 きょうは、そのうち、2枚だけ。

○「名誉」=学校の名誉を汚さない。オリンピック陸上の末続選手ではないが、先輩方の苦労の、努力の歴史のおかげで、今のみなみがある。このことを忘れないようにしよう。

○「清貧」=お金を使わない。貧乏で行こう。「これまでわたしを育てるためにたくさんお金を使ってくれてほんとうにありがとう。でも、もう中学生ですから、ムダなお金は使いません」という気持ちで生活する。そして、志は高くもつ……というのが清貧の思想です。

 みなさんが、大人になったとき、なんといっても、「平成20年の2学期」を思い出す……というような2学期になることを念願して、式辞とします。(2学期始業式・式辞 以上)



早朝から、門扉の鎖を解き、校舎の鍵を開け、窓を開け、湯を沸かし、コーヒーを沸かし、昨日の作業の

2008-08-20 16:30:22 | Weblog

      

★はなむけ号で馬淵川を河口にむけて下る。

ぜんぶ、非公開M(__)M

◆早朝から、門扉の鎖を解き、校舎の鍵を開け、窓を開け、湯を沸かし、コーヒーを沸かし、昨日の作業のつづき……「2学期に向けてのブレスト」→「職員室通信の記事作成」に入る。
 作業の冒頭、作業工程を大きく変更する。
 学期はじめの職員会議で、校長がA4びっちり4枚の指示事項というのは、もし、これが授業だと、ど~んと重い感じになって、失敗してしまう。
 やはり、A4、2枚、6分間というところが適切だろう。
 そこで、再度、分量を計算してみる。
 すると、メイン記事3本=
(1)短学活の教育哲学
(2)アイデンティティの空間軸
(3)2学期の行事はつづきもの……のうち、(2)アイデンティティと、その他のメモ記事6本のうち、「災害時初動体制の見直し」を抜くと、なんとかA4版2枚に収まることがわかる。

    

★馬淵川河口への旅と、新井田川河口への旅は経験があるけど、河口から河口へ渡った経験はない。そのためには八戸大橋を渡らなければならない。

 どの記事も、昨日の段階で、かなり煮詰めていたし、分量が減ったこともあり、また、かなり気合いが入っていたこともあり、予想では午後2時くらいまでかかりそうな気配だったが、午前10時に作業が終わってしまう。

◆昨日と同じように、その完成した記事をアップしたいところだが、きょうの記事は、内容から判断して、ぜんぶ、非公開M(__)M。
 以前、わたしの書くものは「みなみ中の教育課程に根ざしているというか、教育課程の枠組があるから書けるものだ」と記述したことがある。
 作用としては、きょうはその逆だ。
 このページは、みなみ中の公式ページでもある。
 みなみ中は、わたしの支えだが、支えであるという事実が、わたしの言論の裾を踏み、押さえつけもする*^)(◎o◎) ^}☆。

    

★遂に、はなむけ号、八戸大橋を渡る。左が鮫町、右側遠方、雲に隠れているのが階上岳だ。

 靖国、いや、桜山招魂社に参拝した日も、そうだった。
 参拝中、日中のこと、日韓のこと、日朝のこと、日米のこと……と、いろいろ念じたことの4/5を、グジグジ、グジグジ、カットし、カットし、その日、あたりさわりのないことを400字ほどアップした。(公立学校の公式HPとしては「日朝の拉致問題同様、いや、それ以上にめんどうな、アメリカの原爆投下正当化問題が残されている」あたりが、精一杯。)

 あと7ヵ月で、この支えと足かせがとれてしまう。
 まっすぐ歩けるかどうか心配だぁ~(゜゜☆\(--メ)ポカッ。

    

★新井田川河口のイカ釣り船。左側に奥さん。はなむけ号ハンドルの上にみえるのがご主人(←みえますか?)。

97in08

◆97in08(1997年の教頭ダラダラ日記)
 きょうの「教頭時代・ダラダラ記述」は、97/3/2(日)の記述だ。
     
★ ★ ★
 
朝食、チキンラーメン。
 西校の卒業式。
 東中の戸○T、一中の松○教頭、湊中の四○Tに会う。
 終了後、出校し、代行員の上野さんが葬式に行っている間、日直を代行する。
 サッカー指導の鎌○T、3学年卒業文集指導の河村T、出校。
 昼は、西校でお祝いに出た寿司定の寿司を食べる。
 3時頃、帰宅。
 帰路モービルQSO(鮫~湊・山手通り~柳橋)J○7○○○ ☆☆さん。
 この人は話題が豊富でない。
 天気がいいとか、近所のどこそこへ行った……くらい。
 したがって、会話が全然かみ合わない。
 すぐこちらにマイクが帰ってきてしまい、こちらが一方的にしゃべっているという感じ。
 こういう人とどういうふうにしてドラマを作っていくかを「勉強」しなくてはならない。
 そうでないと「視聴率」が上がらない。
 J○7○○○局とのファイナルのあと、再びCQを出したが、だれからも応答がなかった。

 いよいよ3月だ。
 ということは、この『ダラダラ日記』が、2ヶ月間続いたということだ。
 チキンラーメンとレオンの散歩の繰り返し、仕事の羅列にすぎないとしても、これはこれでたいへんたいへんうれしい。
 勤務中の時間の隙間にノートワープロに記述し、それをMS-DOS化し、一太郎7で読み込むという方法が、わたしにはよかったのだろう。
 これを続けながら、中味の記述の仕方もだんだん探っていきたい。

 今のモットーは《健康》《奉仕》《宇宙(文学)》だが、もう少し付け加える。
 1つは、「官房長官」というイメージだ。
 今の自分が、橋本竜太郎とか海部俊樹をイメージしていてはいけない。
 もう1つ、『私と埴谷雄高 ~曖昧さと無縁・人生の師失う~』(読売新聞・立花隆)
 《俗世的な成功を何ひとつ求めることなく、生活上の快楽をもとめることもなく、あのように読む人も少ない孤高な作品をひたすら50年間も書きつづけている人が吉祥寺の片隅にいるということを知るだけで、私は人間の生き方の規範を一つ学ぶことができたと思っている。》
 おお!
 「官房長官」と「(孤高に)片隅に生きる」
 この2つが、今のわたしのの心をとらえかけている。
(1997年の教頭ダラダラ日記 以上)
     
★ ★ ★


 

「2学期」について、ブレストをやる。わたしの場合、教職員への指示事項=職員室通信ということになる

2008-08-19 17:33:04 | Weblog

 


ブレスト

◆「2学期」について、ブレストをやる。
 どうしても、わたしの場合、教職員への指示事項=「職員室通信」ということになる。
 だから、ブレスト=「職員室通信」の記事選び……といってもいい。

 メイン記事として、3つ。
(1)朝の会と帰りの会を、教育哲学して、そのうえでやり方を見直す。
(2)自己のアイデンティティには「時間軸」と「空間軸」がある。2学期のはじめ、教職員が気を配らなければならないのは「空間軸」だ。
(3)2学期の体育祭・市中体・文化祭・修学旅行などを、単発の行事ではなく、「系列」「ライン」「続きもの」ととらえ、生徒のよいところを計画的に伸ばす、あるいは弱点を計画的に育てる場にする。

    


★昨夜のお好み焼き。お好み焼き粉40グラム、水40ccで生地を作っていたが、お好み焼き粉40グラム、水30ccに変える。

 メモ記事として、6つ。
(1)助言せずに聞く力
(2)時間厳守・率先垂範
(3)校則は命
(4)災害時初動体制の見直し
(5)2学期のはじめの「黄金の3日間」
(6)木下晴弘氏の講演を聞こう。

 以上だ。
 職員室通信A3、2枚に収めるつもりだ。
 すこやかみなみネット関連記事も、有力な記事候補だったが、今回は見送る。

 冒頭の「朝の会と帰りの会」関連の記事が完成しているのでアップする。(あとの記事は、まだ、書きなぐっただけ……)

    


★最近は、暑さをややうすめにしていたが、再び2センチ以上に挑戦。昨

◆朝の会と帰りの会を、教育哲学して、そのうえでやり方を見直す。
 毎日の短学活は、飛び飛びにある教科と異なり、毎日毎日、連続的に保証されている「子どもを育て鍛える場」だ。
 だから、めざす生徒像を具体的に設定して、仮説を立てて(すなわち、こういう実践を継続していけば、こういう生徒になるだろう……こういう力を身につけることができるだろう……)、ねばり強く取り組むと、信じられないくらい大きな力になるし、また、いい加減に取り組んだ学年や学級とは、大きな差になってあらわれる。
 本校伝統の朝と帰りの会の合唱についても、①この取り組みが合唱のレベルの高さにつながっている……ともいえるし、②この取り組みの差が各学年・学級のレベルの差になっている……ともいえる。
 こういう観点から、各学年・各学級で、朝と帰りの会を「教育哲学」してほしい。

 なお、参考として、自分の数々の実践のなかで(愚かな実践も多かったが……)明らかに効果があったものを、2つだけ紹介する。
(1)帰りの会の〈30秒間スピーチ〉で、話すとき一文が短く、接続詞が使える中学生を育てる。
 ①30秒間スピーチ。1日2人。
 ②スピーチの中に必ず3種類の接続詞を含ませる。
 ③教室の後ろに大書した「接続詞一覧表」を掲示。(逆接=しかし・だが…… 順接=それで・すると・だから……)
(2)朝と帰りの会で発表力と聞く力とノート力を鍛える
 ①係・当番・委員・役員は原則として前に出て発言する。
 ②口頭でていねいに発表させる。大事なところは繰り返させる。
 ③聞く生徒には、教室じゅう、カッカッカッカッ……と音がして生徒の肩が波打ち、シンから煙がでるくらいの速さでメモを取らせる。

    


★よくできたと思っているが、外サクサク、中ホカホカでいうと、サクサク感が、やや不足。鉄板の温度が問題なのだろうと思うが……。


97in08

◆97in08(1997年の教頭ダラダラ日記)
 きょうの「教頭時代・ダラダラ記述」は、97/2/28(金)の記述だ。
     

〈きょうの仕事〉
○女性青少年課来校(田村課長・西村主任主査)
○火災報知器誤報対応(配膳室天井の温度センサーショック)
○入学案内など鮫小・種差小へ配布(小笠原T車)
○民○新聞来校
○50周年記念事業を推進する会会則案作成

 鮫小・種差小に向かう車の中で、小笠原Tと東京の話をする。
 小笠原Tの大学時代の話、下宿のあった場所を一度訪ねてみたい由。
 御茶ノ水駅、神田明神、学生食堂の話、高速バスの話。
 話をしながら、小笠原Tの年齢が、わたしが弘前ノスタルジーにかかった年齢とほぼ同じであることに気づく。
 夜、日直の川岸Tが旧校舎三階から屋上にかけての階段付近で雫が落ちる音がすると知らせてくれる。
 ピタ~ン♪ ピタ~ン♪と確かに音はする。
 が、水滴はどこを懐中電灯で照らしても見つけることはできない。
 少し不気味な感じがした。
 復路モービルQSO(鮫~柳橋区間)JA7XX 橋本さん。
 モービルQSO(柳橋~根城)JM7XLO 伊藤さん。階上岳ポータブル。家は秋田市。
 モービルQSO(根城)JK7KQM 片野さん。
禁酒。
 夜、VTR『ふたりっ子』を見る。
 『ふたりっ子』の劇中歌「夫婦道」「まごころの橋」がヒットして、登場人物「オーロラ輝子」が『ふたりっ子』から飛び出して歌手として活動しているというのがたいへんおもしろい。
 これまでパッとしなかった女優さんに、こういうふうな形で光が当たる。
 いい意味で人生何が起こるかわからない。
 何だか人に勇気を与える。
 疲れているので、いつもより早く眠る。(「教頭時代・ダラダラ記述」以上)

     

桜山招魂社に参拝。これからの日本が、高い志をもち、孤立を恐れず、孤立を孤高にまで高めるという決意を

2008-08-15 22:58:31 | Weblog

 

 運 勢

◆早朝、わたしのパソコンのホームページになっているMyYahooをチェックしていて……なにをチェックするのかというと、
(1)国内ニュース
(2)プロ野球・パリーグの結果
(3)天気予報
(4)メールの受信……。
 ふと、「きょうの占い」が目に入った。
  


 「総合運」が「58点」と、かなり低い。
 しかし、見出しは「生きる喜びにあふれそう」となっている。
 総合運が低いけれども、「生きる喜びにあふれる」って、いったいどういうことだろうかと、「もっと詳しく」をクリック(してしまう)。

 生きる喜びにあふれた1日。
 毎日元気で楽しく過ごして、愛する人のために働くことができて、ご飯をおいしく食べられて、ということがどんなにすばらしいことか実感できるでしょう。
 あなたの存在がたくさんの人を支えているということを知れば、自然に自分を大切にする重要さがわかってきます。
 無理をしないで毎日をすこやかに過ごすことを目標にして、スケジュールを決めましょう。
 運動の習慣をつけるのにもいい日です。(総合運コメント 以上)

◆「ご飯をおいしく食べられて」(←、これ、わたしの日本語感覚だと「ご飯が」)とか、「あなたの存在がたくさんの人を支えている……」とか、「無理をしないで毎日をすこやかに過ごすことを目標にして」とかは、ホンマ、最高やね◎───o(^_^o)。

 教師を辞するつもりで、ひそかに、いろいろと、たくらみ、準備をしていたわたしが、それを、ぜんぶご破算にして、教師として再出発しようと決めたきっかけは、この「ご飯を……」「あなたの存在が……」「無理をしないで毎日すこやかに……」という旋律だった。
 1985年・昭和60年の秋のことだ。(1985年のニュース=日航ジャンボ機墜落、夏目雅子死去、ライオンズ監督広岡から森へ……)
 
 やや感傷的な気持ちで、さらに運勢をくわしくみると、

(1)ラッキーカラー=桜色
       
(2)ラッキー方位=南
       
 「ラッキーカラー=桜色」ということで、靖国神社参拝の予定だったが、一も二もなく、桜山招魂社に変更。
 しかし、ラッキー方向が「南」……って、いったい南の方角になにがあるのだろうか?
 ちなみに、桜山招魂社は、南東方向だが、どちらかというと東方向だ。
 Yahoo地図をクリック。
 すると、わたしの古書店から、ま南に2㎞ほど行ったところに、鳥居のマークがある。
 拡大すると、白山神社だった。

 
孤 高

    


★はなむけ号を押して、桜山招魂社に向かう。

◆まず、桜山招魂社に参拝。
 これからの日本が、高い志をもち、孤立を恐れず、「孤立」を「孤高」にまで高めるという決意をもって、国際社会において、各国との連携、協調関係を求めつづけていくことを、戦没者の御霊の前で誓う。
    


★招魂社に参拝し、わが国の孤高を誓う。

 これまで、アジアの各国に対して、わたしは、欧州連合、あるいは昔の大東亜共栄圏に似た構想をもちつづけてきた。
 しかし、どちらにしても、連携・融合・協働の中核になるエネルギーがなければ、なにも生まれない。
 それを、日韓で、日中で、あるいは日朝で創出するのだ……と願いつづけてきたが、どれも、どれも、なかなかむずかしい状況にある。
 東南アジアの各国は、親日的ではあるが、連携して中核エネルギーになるには、(こういう言い方をすると叱られるかもしれないが)「時間的」に距離がありすぎる。
 かといって、ヨーロッパの仲間にもなれない。
 アメリカとも、一昔前の緊密な同盟関係は既に断念せざるを得ないし、くわえて、これから、日朝の拉致問題同様、いや、それ以上に難解な、アメリカの原爆投下正当化問題が残されている。(←この解決に、おそらく100年、200年の歳月を要するだろう。)

 だから、「孤立」を「孤高」にまで高めるという自覚が必要なのだ。

    


★ま南に走りに走り、白山神社に到着。

 はなむけ号で、ま南に向かって走行しながら、走行距離感覚と地形から判断し、白山神社にたどりつく。
 しずかに、はなむけ号を止めたつもりだったが、タイヤの音がしたのかもしれない。
 しずかに、石畳を歩いたつもりだったが、靴の音がしたのかもしれない。
 神社の隣にある住宅から、「お参りですか?」と、神主さんと思われる方(←私服なのでわからないが、品格に満ちあふれているので)が出てこられた。

    




 
97in08
(1997年の教頭ダラダラ日記)

◆きょうの「教頭時代・ダラダラ記述」は、97/2/24(月)の記述だ。
       
 今日の仕事
○国語テスト採点の残り
○国語担当者間で採点基準の確認
○代行員推薦書作成及び発送
○ボルボ商会に玄関鍵修理依頼及び立会い
○チャイムプログラムタイマー修理依頼及び立会い
○高専と連絡(昨日の入試における生徒体調不良の件)
○PTA役員選考指名委員会の連絡
○プール調査回答及び発送
○光星学院と連絡(特待生の進路について)
○臨時主任会(部活動の改廃)
×五十周年顧問への書簡

 臨時主任会、4時25分開始。
 5時頃、終了したかったが伸びて、6時終了。
 校長室を出た所で、○○Tから○○部の親の会の寄付金のことで相談を受ける。
 「寄付行為が予想以上に広がり、結果として校長が一言お礼を言わなければならない状況云々」と言うので、「結果として……というのはおかしい。情報を集め、助言し、結果をコントロールすべきだ」と少しきつく言う。
 わたしはあくまで「話し合い」だと認識しているが、○○Tは「議論」と受け止め、かなり気にしているようだった。
 その「議論」の終わり頃、もう話し合いは済んでいたのだが、○○Tが、私のことを「ドン底からはいあがって来た人」と言った。
 それに対してわたしは何も言わなかったし、わたしに対するほめことばなのだろうが、「ドン底」とは、いったい、いつ、どこのわたしを指すのか……と少し不愉快になる。

 帰路モービルQSO(湊・山手通り~長横町)JK7KQM 片野さん。しののめアワード参加中。

 禁酒。
 食事のあと、電気スタンドの下でソファーに座り、足を向かい側に置いたもう一つのイスに投げ出し、先日届いた『渚ホテルの朝食』(江藤淳)を半分くらい読む。
 こうしてゆっくり本を読むのは久しぶりだし、こうして江藤淳の新しい著作に接っするのも久しぶりだ。
 彼の形成する世界が、自動的に今のわたしの存在の仕方(仕事内容及び精神状態)をあぶり出す格好になった。(97/2/24ダラダラ日記 以上)
     



普段は聴かないJ-WAVEのRENDEZ-VOUS レイチェル・チャンを聴く。これが、意外に、意外に

2008-08-14 16:57:03 | Weblog

      

★今、わたしがいる古書店の片隅。この電気スタンドは、旧ウオッサン「海の百貨店」の古道具コーナーで購入。電気ポットは大学時代、コーヒーを沸かすときに使っていた。おお~、海のニオイがする。おお~、弘前の粉雪がみえる。

◆わたしの「夏休み」がつづいている。

 徹底して、
(1)お好み焼きと、
(2)「午前中は来客なく、部屋で読書などして過ごす。午後も来客なく、部屋で音楽鑑賞などして過ごす」と、
(3)自己のアイデンティティ(同一性)の空間軸と時間軸、それぞれの軸の上を、あっちへ、こっちへと、ブラブラ、ブラブラ……というスタイルだ。

 「97in08」は、この「ブラブラ」のひとつのセクションだ。
 現在、97=2月、08=現在……だが、97を早送りしつづけることによって、何ヶ月後かに1997の季節と2008の季節を一致させる計画で、この一致したときに、今のわたしが知りえない、あるいは、今のわたしではない、新しい地点に至ることができれば……とたくらんでいる。

 午後2時頃、NHK-FMのスイッチを入れたら、きっとオリンピックの関係なのだろうと思うが、第90回全国高校野球選手権大会をやっていてびっくりした。
 それで、普段は聴かないJ-WAVEのRENDEZ-VOUS レイチェル・チャンを聴く。
 これが、意外に、意外に、わたしの「夏休み」に、どんぴしゃ、いや、ジャストフィット!(^^)!


◆きょうの97in08

 きょうの「教頭時代・ダラダラ記述」は、97/2/20(木)と2/21(金)の記述だ。
     

 
今日の仕事
 ○試験監督(1、4、5校時)
 ○国語試験の実施(1、2年合同放送問題「初山別村のプロキオン星」)
 ○PTA会長連絡(委嘱状の件・液晶プロジェクターの件)
 ○主任会(案件は「卒業式」のかたち)
 ○50周年記念事業役員用の委嘱状作成
 ○午後6時半から広報委員長磯島さんと記念誌の打ち合わせ

 職員、部活動のない日(定期試験)なので早めの帰宅を推奨したら、6時頃、校舎巡回を済ませて職員室に帰ると、もう誰もいなかった。
 帰路、四本松のデンコウドウへ行き、小さなファンヒーターを買う。
 今まで洗面所で使っていたものが点火しなくなったから。
 帰路モービルQSO(新井田大橋~根城区間)JA7MPA 赤坂さん(長横町~中居林モービル)。

 今日の仕事
 ○50周年記念事業役員委嘱状封筒め
 ○元PTA会長出河さんに電話で打ち合わせ
 ○放送問題「プロキオン星」改訂版作成(森岩T、小野崎Tに配布のため)
 ○広報委員長への事務連絡書簡作成・発送
 ○午後、PTA会長と「50周年記念事業を推進する会」の会長・副会長・顧問宅訪問
 ○(帰校後)試験の採点
 採点を終わりたかったが、2クラス分を残してしまう。
 7時半頃から校内巡視。
 風が強く、悲鳴のような音が聞こえる。
 ガラス窓が激しく振動し、鼓膜と共振し、何度が身体のバランスを崩しかける。
 帰路モービルQSO(湊・山手通り~長横町区間)JK7GOV 千葉さん。秋田のしののめアワードに参加中との由。
 引き続き帰路モービルQSO(市民病院・ゆりの木通り~根城区間)JH7JAM 阿部さん。
 この金曜日の一瞬の開放感のために働いているような感じ。
(「教頭時代・ダラダラ記述」以上)
     

    

★わたしがいる古書店の片隅。野球狂の詩・全巻ですよ(^_-)。右端にみえるのは、真空管式100W送信機。たぶん、今でも使用可能。)

◆教師として、どうしてもやりたかったポジションが、2つある。
 (これは当然、人によって異なるが……)1つは、3学年主任。
 もう1つは、中学の教頭。
 どうして「3学年主任」なのかは、また後日、書くことにして、きょうは、どうして「教頭」なのかについて、ごくごく簡単に触れる。(「簡単に」というのは、くわしく触れるエネルギーが、今は、ないから……。)

 校長の職務に関して「公立学校の管理運営に関する規則」で「校長は、所属職員に校務を分掌させることができる」と規定している。
 そして、教頭の職務に関して、学校教育法で「教頭は、校長を助け、校務を整理し、及び必要に応じて生徒の教育をつかさどる」とある。

 この、校長=「校務を分掌させる」と教頭=「校務を整理する」ということの違い。
 「校務を整理する」ことの、やりがいというか、おもしろさというか、しんどさというか……は、やった人でないとわからない。
 くわえて、「整理」のほかに、どの分掌にも属さない事項・ハプニングや、分掌すべき部署で手に負えなくなった事項・ハプニングが、通常、教頭の職務になる。

 わたしは(←何回もいうが、わたしに限定してだが……)、先輩教頭(←たとえば大館中時代の平山T・工藤修T・吉田和T)をみていて、中学の教頭(←と、限定するのは、小学校と高校の教頭のことはわからないから……)をやってからでないと、教育学は語れない…………と思った……からだ。


      

      



自己のアイデンティティ(同一性)の空間軸と時間軸、それぞれの軸の上を、あっちへこっちへとブラブラ

2008-08-13 20:03:48 | Weblog

      

★昨夜のお好み焼き=モダン焼きです。クリックすると、画像が拡大します。時間がおありの方は、ぜひ、見てください(。^_^。)

◆8/12~15夏期休暇。
 8/16・17が土・日だから、6日間の夏休みということになる。
 首相動静ではないが、基本的には「午前中は来客なく、公邸で読書などして過ごす。午後も来客なく、公邸で音楽鑑賞などして過ごす。(←これは、ある日の小泉純一郎氏)」とするつもりだ(u.u).... 。
 連日、話題にしている自己のアイデンティティ(同一性)の、空間軸の上を、あるいは時間軸の上を、あっちへ、こっちへとブラブラしてみたい。
 オリンピックは観ない。(ただし、昨夜、たまたまつけっぱなしのTVに目をやったとき、谷本歩実の内また1本。感激する。)

 それから、お好み焼きのこと。
 普段でも2日に1回はお好み焼きなのだけれども、この6日間はすべてお好み焼き。
 上の画像は、昨夜のお好み焼き=焼きそばとお好み焼きを合体させたモダン焼き。
 外はサクッ……。
 中はホカホカ……完璧な仕上がりだった(((((((/^^)/。
 ただし、紅ショウガ、入れ過ぎ。

 基本的には、日清のお好み焼き粉40グラム、水40㏄で焼いて、その半分を、夕食に、残り半分を、翌朝、レンジで温めて朝食にする。(経験的に、よくできたお好み焼きは、レンジで温めてもOK。失敗作は、レンジで温めると、さらに不味くなる。)

◆自己のアイデンティティ(同一性)の空間軸と時間軸、それぞれの軸の上を、あっちへ、こっちへと、ブラブラ」することの1つに、すこやかみなみネットHPの作り直し作業がある。
 まあ、すこやかみなみネットそのものも、保・幼→小学校→中学校→社会という成長の時間軸と、学校・家庭・地域社会という空間軸が交差している。
 ただ、わたしが、今、夏期休暇中にブラブラする時間軸と空間軸は、これではない。
 自分のこれまで歩み(歴史)。
 すなわち、ちょっとはしょるけれども、教育学(社会教育学)専攻→市教委・社会教育課勤務→白銀南地域勤務→今後、わたしたちの前に現れるだろう白銀南、……という時間軸だ。
 そして、空間軸というのは、それぞれの時代に共に活動してきた人々とのつながりだ。

    

★これまでのすこやかみなみネットホームページ。

 これまでもHPは開設していたのだが、柱がはっきりせず、ぼんやりとしたものだった。
 新しいHPは、
(1)すこやかみなみネットニュース。
 すこやかみなみネットは、地域の数多くの団体を構成メンバーにしている。
 地域情報交換会のように、全部の団体が一堂に会し、一斉に活動することもあれば、朝のあいさつ運動のように、八戸地区少年警察ボランティア連絡会、児童会・生徒会、PTA等、ネットの一部が協働して活動する場合もある。
 これらをその都度、取りあげて紹介するコーナーだ。
(2)すこやかみなみネットブログ
 すこやかみなみネットニュースのアーカイブが、このブログになる。
(3)すこやかみなみネット・案内
 ①白銀南地域の概況
 ②すこやかみなみネット設立の経緯・目的・理念
 ③すこやかみなみネット事業の内容
 ④関係団体との連携・協力
 ⑤成果と課題
 ⑥評価
 ⑦今後の取り組み予定
 案内というか、正しくは解説。
 これまであちこちに書き散らしてきたものを、きちんとまとめたい。
 また、それをもとに、これから先も、逐次、書き足していきたい。
(4)「すこやかみなみネット通信」のアーカイブ

    

★現在、作成中のすこやかみなみネットホームページ。600字の教育学の枠組みを使っている。

◆97in08の再開。

 きょうの「教頭時代・ダラダラ記述」は、97/2/15(土)の記述だ。
     

 
長い一日だった。
 午前、立志式(体育館)。
 午後、新入生保護者説明会(音楽室)。
 夜、常任委員会反省会(八戸ハイツ)。

 『立志式スピーチ』の骨子
 ①「卒業式」なら「卒業おめでとう」きょうは何と言えばいいか?
 ②君たちの年齢は昔なら、男子は「元服」、女子は「髪上げ」
 ③「さあ、きょうから大人の仲間入り」なのだ……ということだから、やはり「立志式おめでとう」
 ④私の考える「立志式」の意味A
 ⑤「きょうまで死なないで育った」「やっとここまで大きくなった」「もう安心」。君たちというより、育ててきた人の喜び
 ⑥昔は育つこと自体が大変難しかった。
 ⑦今、「昔」といったが、今も同じ。病気。交通事故。その他……。
 ⑧私の体験例。(医者の言葉)
 ⑨だから、感謝の気持ちをもつ日。と同時に「命」を大切にして生きていこうと決意する日
 ⑩立志式の意味B
 ⑪きょうからは自らの責任で人生を切り開いていこうと決意する日
 ⑫君たちの前に、分かれ道の登場
 ⑬進路選択
 ⑭君たちの親や君たちを育てている人は、いったい、いつまで生きればいいか?
 ⑮君たちが自らの責任で人生を切り開いていける日まで。
 ⑯わたしは、その時期を、中2の文化祭頃だ……と思って生きてきた、仕事をしてきた
 ⑰今、君たちはもうそういう年齢だ
 ⑱きょうの立志式を、親もしくは育ててくれた人に感謝しながら、自らの責任で人生を切り開いていく出発点(以上)

 最近、心のうちで絶えずつぶやいていること……①損を覚悟の無報酬の精神。それを《宗教》のレベルにまで高めること。②ディスプレイの向こうに存在する《宇宙》とたえず向かい合うこと。
 帰宅したら、慶応大のHさんから和服姿の写真の入った葉書が届いていた。
 環境情報学部で勉強しているとの由。
(きょうの「教頭時代・ダラダラ記述」以上)



お好み焼き。アイデンティティの2軸のうち、どちらか?と問われれば、時間軸の世界やね(^^)//

2008-08-11 17:06:04 | Weblog

      

★この場所は、わたしの古書店の魂。右側が江藤淳、正面のキルケゴール著作集、左端の現代英米の倫理学。みんな、わたしが19歳の頃の書物だ。昨日は、「アイデンティティ」の2軸のうち、空間(水平)軸を話題にしたが、ここは時間(垂直)軸の世界だ。

◆2、3日前の読売「顔」欄に、国連PKO局・評価・訓練部長に就任する中満泉さんが登場。
 記事中の「ボスニアで出会った避難民のおばあさんのことが忘れられない。父から孫まで、4世代の家族を戦地に送り出したおばさあさんはこう語った。『……遠い日本から、あなたのような人が助けに来てくれる時代になったんだね。次の世代にはきっといい世界になるよね……。』 平和への切実な願い。この言葉を思い出すたび、熱い気持ちが満ちてくる。」

 ここを読み、あッ、あのときの人だ……と、感激で胸がいっぱいになった。
 実は、彼女には10年前の、陽光うららかな早春の朝に出会っている。
 以下が、その出会い前後の1999の記述の一部だ。

〈4月2日・金〉
 午前中、各校務分掌部会など。
 午後、運営委員会。
 午後6時からワシントンホテルで是川中地固め会。
 二次会は「なおこ」。10年ぶりくらいかもしれない。
 ママがよく私を覚えていた。大館中のKさんもいた。
 3次会は、場所は忘れたが、H教頭の誘い。

〈4月3日・土〉
 二日酔い。
 午前中、眠る。
 夕方、新任の当直員Uさんの様子をみるために出校。

〈4月4日・日〉
 バスで一番に出校し校長室に閉じこもる。
 『職員室通信4/5①』〈続・学校経営の方針〉、『職員室通信4/5②』〈プロ教師への道〉を作る。

〈4月5日・月〉
 午前、職員会議。
 午後2時から〈給食再会に向けて〉の臨時校長会。
 始業式や入学式の式辞を書こうとしたが、気分が乗らなかった。

〈4月6日・火〉
 新任式。
 クラス発表。
 午前中で始業式の式辞完成。
 午後6時までかかって入学式の式辞完成。
 午後6時から新入生保護者用の『是川中通信』作成。
 8時過ぎ、廣瀬Tの車に乗せてもらって帰宅。

〈4月7日・水〉
 一日中、吹雪。
 朝、みぞれのため、三日町まで歩くうちに、靴の中まで水が浸みてくる。
 始業式の後、タクシーで是川東小の入学式に行く。中里市長と隣席。
 午後、入学式。

 この佳き日にあたり、日頃、本校に何かとご援助を賜っております、多数のご来賓のご臨席を得まして、平成11年度八戸市立是川中学校の入学式を盛大に行えますことを心より感謝申し上げます。
 新入生のみなさん、入学おめでとう。
 元気はつらつとした61名のみなさんを迎えたことをたいへん嬉しく思います。
 今日から是川中学校の生徒であります。
 みなさんを仲間に加え、総勢212名、51年の歴史と輝かしい伝統のある是川中学校が一段とパワーアップされるものと期待しています。
 きょうはみなさんの中学校生活の出発にあたり、私が最近、心打たれたある話を一つします。聞いてください。
 3月の朝のNHKテレビでした。
 国連で働く若い日本の女性が、ボスニア・ヘルツェゴビナの一人のおばあさんを紹介していました。
 たいへんご高齢のおばあさんです。
 そのおばあさんのお父さんは第1次世界大戦で死んだそうです。
 そして、おばあさんのご主人、夫は第2次世界大戦で死んだそうです。
 そして、今度は息子さんがサラエボを舞台とする民族紛争で2人とも死んでしまったそうです。
 お父さんもご主人も息子さんもみんな戦争で死んでしまいました。
 そのおばあさんが日本の女性にこう言ったそうです。
 「ひとりぼっちになってしまい、何のために今まで生きてきたのかわからない。ずーっとむなしいと思っていた。しかし……」
 この後のおあばあさんの言葉に私は心を打たれました。
 「しかし、この私を助けるために、あなたのような人が遠い日本からやってきてくれた。信じられない。だんだん、いい世の中になってきたんだね。このことが分かっただけで生きてきた甲斐があった」と言ったそうです。
 人のためにがんばって、汗を流す日本の女性の心が、うちひしがれたボスニア・ヘルツェゴビナのおばあさんの心を明るくし、むなしさから「生きていてよかった」という気持に変えたのです。(式辞 後略)

◆この「人のためにがんばって、汗を流す日本の女性」が、「顔」欄の、中満泉さんだ。
 記事には45歳とある。
 わたしが出会ったときは、35歳だったことになる。
 ただ、記事を読んだ一瞬は、たしかに、さっきも書いたように、感激で胸がいっぱいになった。
 万に一つの再開ではないか!
 しかし、それはほんの一瞬のことで、直後に、わたしの気持ちは一転する。
 どう表現していいのか、適切なことばを見つけだせないのだが、わたしの心は、失望とさびしさでいっぱいになった。

◆これは、単純にいえば、「ボスニア・ヘルツェゴビナのおばあさん」の話は、わたしにとっては式辞や講話の題材で、中満泉さんにとっては、ご自身の人生の方向を決定づける実体験だ。
 わたしは、よほどのこと、あるいは、特別な意図がないかぎり、同じ題材を再び使うということはない。
 中満泉さんは、貴重な実体験なのだから、10年後にもう一度、語ってもいいわけだ。
 「失望とさびしさ」の背後には、この差が、1つある。
 もう1つは、中満泉さんとはまったく関係がなく、わたしが中満さんと最初に出会った日から、再会する日までの、わたしの10年間に対する「失望とさびしさ」だ。
 この「失望とさびしさ」については、また、今後、くわしく書く機会があるだろう。(中満泉さんの話は、いったん終わることにする。)

◆前回、江國さんは、きっと、わたしのいう「空間軸」を、「小説で揺らしたい」と言っているのだろう……、いやぁ~、もっと早く「揺らし」てほしかったよぉ~と思った(^o^)/さんせい~!!……から、わたしは、自身の揺れのサンプルとして「1997の教頭日記」を引用し、そのハズミに「97教頭日記」を中断したままになっていることに気づいた。
 これは、実験「97in08」で、わたしの精神に、微妙だが、確実に、ある影響を及ぼしている。
 この「影響」を見きわめるために、97in08記を再開することにする。

◆97in08の再開。

 きょうの「教頭時代・ダラダラ記述」は、97/2/12(水)の記述だ。
     

 朝、きょうも公民館(根城)を過ぎた、ゆるやかな下り坂を歩きながら、《障子の向こうの孤独な旅人》について考えた。
 きょはやや別な角度から考えた。
 「この旅人は、なぜ孤独なのか」とか「この孤独な旅人はどこへ行くのだろうか」という問題が、わたしの場合、どうやらすべての問題に優先してしまうようだ。
 うすうすは気づいていた。たとえば教育の問題に真剣になれない。
 教育の問題を論じているとき、自分を見つめているもう一人の自分がある。
 最近になってはっきりしはじめたのだが、そのもう一人の自分が、問題にしているのが、「孤独な旅人はどこへ行くのか」などという問題なのだ。
 『風媒花』の中に《彼はいつでも自分が文学的に正しくなければ居ても立ってもいられないんだ》という記述があるが、この文脈の「文学的」という語と、自分が問題にしている内容とは、たぶん同じ根なのだろう。

 帰宅時、モービルQSO
 (柳橋付近)JA7MPA 赤坂さん。赤坂さんは、帰宅直前であいさつのみ。
 (柳橋通り~根城)JH7JAM 阿部さん。桜ケ丘方面、自宅向け、45号モービル。
 クロネコヤマトから書物が届く。
 『渚ホテルの朝食』『腰折れの話』『連続対談 文学の現在』『犬』。
 『新編こもんせんす抄』は品切れ、再版未定。

 研修に関する職員会議の司会をしたが、自分自身にパワーを感じた。

 今日の仕事。(○は完了。×は明日へ延びてしまったもの。)
 ○朝、雪のため本日の部活動実施か否かの会議(部活動担当・学年主任・養護教諭と連絡)
 ○総務委員会会場など準備
 ○新聞・雑誌等整理
 ○三八教育会館委任状発送
 ○総務委員会資料作成
 ○明日の全校朝会の手配
 ○常任委員会反省会の出欠確認
 ○研修会議の運営準備
 ○卒業式に関する下町Tとの打ち合わせ
 ○総務委員会開催
 ○研修に関する会議
 ○高校卒業式一覧表作成
 ×50周年記念事業を推進する会役員委嘱状作成
 ×机上整理
 ×新入生保護者説明会の準備
 ×立志式の式辞原稿作成(97/2/12記 以上)
     ★

◆志塚TのHPをのぞいたら、次の記述を発見し、刺激を受ける。

◇SZKのHPから
【新学習指導要領(来年度の移行措置に向けて)】
 ①何がどう変わるのか。改訂の趣旨や内容を保護者にお知らせする。
 ②年間指導計画の改定作業を本年度中に完了する。

 【総合文化部IS(学芸科学部)の取り組み】
 ①ネットいじめなどを防止するためにサイバーパトロール。
 ②学校評価を含む学校の説明責任に対応した広報活動。
 ③生徒向けに、出会い系サイトや架空・不当請求メール等の危険予知啓発活動。
 ④長時間ネット利用による生活習慣の乱れを防止啓発。


      

★8/9のお好み焼き=豚玉。ここも、「アイデンティティ」の2軸のうち、どちらか?と問われれば(←だれもそんなアホなこと聞いてへんけど)、時間(垂直)軸の世界やね(^^)//゛゛゛パチパチ。

『鉄道員』に、おさげ髪の女子高生が訪ねてきて「こんにちは、駅長さん」と頭をさげ、乙松が「あれえ、

2008-08-09 11:28:27 | Weblog

      

★ゆりの花は、満開とはいわないのかもしれないが、わたしのゆりが、この画像のように咲いている。前職員の細越さんから、ひと抱えもある球根をもらって、植えるというより、埋めておいたら、毎年、こういう立派な花が咲くようになった。『鉄道員』に、おさげ髪の女子高生が訪ねてきて「こんにちは、駅長さん」と頭をさげ、乙松が「あれえ、あんたまた姉さんかね」と応じる場面がある。その感じに似ている。

◆8/8読売新聞で、井上荒野さんと江國香織さんが、直木賞受賞・記念座談会をやっている。

 井上「ネットの読者書評を読むと、『この人の書くものは不倫ばっかりだから気分が悪い』と書かれていたりする。みんな不倫が本当に嫌いなんだね(笑)。でも、それは『ある』ことでしょう。恋愛も生活も、相当に不穏なものでしょう。みんな不穏なのに、そこを見ないようにしている。実生活では見ないようにしててもいいんだけど。」
 江國「そう。でも、小説では見えないとつまらない。わたしは道も何もない『荒野』というものが好きで、自分が荒野に立っていると思うと安心するんです。道があると道に迷うけれど、道はないと思えば、迷うこともない。けれども、世の中には、道やルールがあるということで安定すると思っている人たちがたくさんいる。私はそういう人たちの心を、小説で揺らしたい。」
 井上「安定が不安定よりすばらしいとも思えないし。」
 江國「こういうふうに考えるのって、性質としかいいようがないけれど、家庭環境もあったと思う。」
 井上「両方とも父親がものを書く人だから、一般論じゃない言葉というか……(後略)」

    


 井上さんは身体の前で、指先を開放しながら、ゆるく両手を組んでいる。
 江國さんは足を組み、その膝の上で左右の手を重ねている。
 たぶん本人たちだって、こんなところで「記念対談」なんかやりたくなかっただろうが(^O^)、わたしも、駆け出しの作家が、手を組んだり、足を組んだりしている図はみたくない(^O^)。
 今、「後略」としたのは、これ以上の引用には、もう、はずかしくて、はずかしくて、℃はずかしくて、℃~うにも耐えられなかったからであるσ('┰~ )。

◆しかし、この℃はずかしさに耐えつつも、原稿用紙1枚分ほども引用したのは、この部分のお二人の発言から喚起される、悔いとか、あるいは決意とか、共鳴とかが、わたしの深部にあったからである。

 「みんな不穏なのに、そこを見ないようにしている」では、先日、元教委勤務の校長と、元政治家秘書の教務主任との雑談として紹介した、大分県教委の一連の汚職事件についての話……を思い出した。
 その雑談中のわたしの発言。
 「世の中というのは、存在の仕方によって、見えるものもあれば、見えないものもある。だから、大分県教委の幹部だから、当然、知っているはすだ……とは言えない。汚職など絶対にあってはならないし……あるはずもない……と思っている人には、今回の件は、まったく見えていないはずだし、当然、関知もしていない。」
 ここでのわたしの「見えていない」は、「見ないようにしている」というより、逆に、もっと強い意志を表明している。
 受賞記念対談にからめると、すなわち、「小説では見えないとつまらない」を突き抜けて、「見ない」という強いレベルの小説も存在する。

    

★模擬授業大会 2人目は澤田Tだ。語りとユーモアが絶好調だった。模擬授業のあと、わたしは課題点ばかり指摘したが(←最近のわたしはこういう傾向がある)、同席した県教委の指導主事がよい点を指摘してくれた。模擬授業の指定コメント者は、課題点を指摘するコメント者と、いい点を指摘するコメント者というふうに分担するとというのも、ひとつの方法かもしれない。

 ついでに、もうひとつ。
 「世の中には、道やルールがあるということで安定すると思っている人たちがたくさんいる。私はそういう人たちの心を、小説で揺らしたい」という箇所では、わたしが、ときどき、職員会議で展開する人間存在にとってのアイデンティティ論を思い起こした。
 わたしは「アイデンティティ」を「同一性」と直訳し、粗く、時間(垂直)軸と空間(水平)軸の2軸でとらえている。
 時間軸は、自己の時間的・歴史的連続性、つながり。
 空間軸は、所属する社会との連続性、つながり。
 江國さんは、きっと、わたしのいう「空間軸」を、「小説で揺らしたい」と言っているのだろう。
 いやぁ~、もっと早く「揺らし」てほしかったよぉ~と思った(^o^)/さんせい~!!
 先日、1997の教頭日記の一部をアップした。
 その次の箇所だ。

 
朝(……といっても、まだ夜明け前)、家を出て、公民館を過ぎ、ゆるやかな下り坂にさしかかった所で、いつも詩句、《障子の向こうから孤独な旅人のわらじの音が聞こえてくる》(←いくつかの詩句が、ごちゃ混ぜになったもの)が口をついて出る。
 そして、仁科さんや今井君のことを考える。
 この「心理」を、いつか、ていねいに、ゆっくりと分析しなければならない。
 口をついて出てくるときは、自分は「孤独な旅人」になっている。
 いったい、自分はどこに向かおうとしているのだろうか。(97教頭日記 以上)


 ここでは、わたしの空間軸が揺れている。
 けど、断っておくが、ま、わたしが江國さんとは逆に「揺れ」を止める仕事(教師)をしているせいもあるが、「揺らす」だけではダメなんですよ、それでは「早急な改善が待たれます」という新聞記者の記事と同じで、月並み過ぎるんですよ。
 江國さんも、ここでは、自慢ぽく、「揺ら」す話に終始していて、「揺らし」た先の話はしていないから、わたしもこのことについては、これでやめる。


      



宮重Tは自分がおもしろいと感じている、その感情&思いを、聞く側に100%伝える語りの技術をもっている

2008-08-02 17:52:28 | Weblog
◆文部科学省生涯学習政策局の編集、○○○社の発行……という原稿が遅々として進まないので、きょうは1日じゅう、部屋にとじこもることにした。
 その「とじこもり」の前に、庭に鳥の巣箱を設置する。
 レオンがいるときには、レオンの食べ残しをねらって、庭の芝生、犬小屋の屋根、庭の木々に、小鳥がウヨウヨとやってきていたが、レオンが死んでしまってからは、ほとんど来なくなった。
 で、おびき寄せようと、画像のような巣箱を設置した(o`▽´)oΨケケケ♪。

    


 やって来るかな?

◆さて、「とじこもり原稿」だが、とじこもりが功を奏し、「あまり書きたくない」部分、すなわち、あちこち書き散らしているとはいうものの、これまで、あまり書き込んでこなかった部分、あるいは、あいまいにしていた部分、これらの部分について、だいたい終わる。
 あとは、これまで書き散らしてきた部分を組み合わせると、なんとかなる。
 あす、粗く完成して、あさって原稿の最終調整、その後、画像の選択・配置を決めたい。

〈きょうのとじこもり原稿の一部〉

〈1〉ネットワークの形成
 学校・家庭・地域及び地域諸団体とのあいだにネットワークを形成し、それを維持していくには、膨大なエネルギーがいる。
 工夫も必要だ。
 このことに関する、すこやかみなみネットのポイントは次の通りである。
 第1は、白銀南小・白銀南中のPTAが主体となっていること。
 青少年健全育成をめざす教育コミュニティづくりは、やはり子どもの親であるPTAが中核エネルギーになるべきだと考えたからである。
 ①PTA会員は、子どもの保護者であり、かつ地域の住民であるから、PTAの存在自体が既にネットワークであること
 ②PTAは自主自立の精神に富み、高い実践力を有する社会教育団体であること
 ③毎年、ほぼ「自動的」に30代~40代の会員を獲得できる人材の宝庫であること
 ④組織の維持・継続のシステムが優れていて、リーダーから次のリーダーへという人のつながりが形成しやすいこと……等の強みがある。
 第2に、ネットワークの全体が、企画・運営グループと、連携・協働グループから構成されていること。
 すこやかみなみネットは、地域の数多くの団体を構成メンバーにしているから、なんでも全員参加方式では、身動きがとれない。
 そこで、思いきって、割りきって、企画・運営グループと、連携・協働グループに分けて活動している。
 「企画・運営グループ」は、小・中学校PTA役員から構成される「すこやかみなみネット事業推進委員会」。
 このメンバーは、小・中PTAの会長・副会長等役員と事業内容に関連のあるPTA実行委員会委員長、小・中学校の校長、教頭、教務主任、すこやかみなみネット担当教職員等で、年間5回開催。
 「連携・協働グループ」は、保育園・幼稚園から、町内会・公民館・交番・消防団・保護司・安全協会・防犯協会等、PTA以外の構成メンバー。
 このように2部構成にすることにより、それぞれの立場から、気軽に自由に参加・参画できる、いわば「ゆるやかな関係」としてのネットワークが維持できるようになった。
 なお、すこやかみなみネットの会長は中学校PTA会長、副会長は小学校PTA会長が務めることになっている。

〈2〉地域情報交換会とコーディネート力
 地域情報交換会は、年2回(1学期末と2学期末)、諸団体のメンバーが一堂に会し、子どもたちの健全育成に関して、それぞれの活動状況と課題について情報を交換する場だ。
 連携・協働には、一般的に①情報交換の段階 ②連携の段階 ③融合や協働の段階があるといわれるが、これまでの経験でいえば「情報交換」がいちばんむずかしい。
 形式的でなく、押しつけでなく、精神ののびやかなつながりのなかで、情報交換がなされないと、なにも生まれないからだ。
 すこやかみなみネットでは、情報交換の記録を「すこやかみなみネット通信」として、毎回発行しているが、その記録をていねいに読むと、各団体が教育・子育てに関する課題を持ち寄り、いっしょに話し合い、考えていこうというコミュニケーションのかたちが徐々にできつつある。
 また、各団体間で情報を共有しあうことに加え、各団体間で活動の連携・融合をつくりだそうという気運の高まりを強く感じる。
 すこやかみなみネットでは、この情報交換会で出された提案をもとに、事業推進委員会が、「これは、なんとか小学校PTA○○委員会で……」「これは、中学校PTA○○委員会で……」「これは、みなみ小PTA○○委員会とみなみ中PTA○○委員会と防犯協会の合同で……」というように、具体的に、こまめに、ねばり強く、調整・交渉して、コーディネート力を発揮している。
            〈とじこもり原稿の一部 以上〉

◆昨日、模擬授業大会を開いた。

    

★模擬授業の開会を宣言する佐藤研修主任

 授業者は、
(1)宮重T・国語(指定コメント者=田名部T・今田T)
(2)澤田T・数学(指定コメント者=中嶋T・須藤T)
(3)板垣T・美術(指定コメント者=廣瀬T・佐々木京T)
(4)松代T・体育(指定コメント者=高橋T・嘉瀬教頭T)
 今回は、青森県総合学校教育センター・産業教育課から田中指導主事、奈良指導主事のお2人をお招きして、指導助言をいただいた。
 休憩のときにつぶやかれた「テレビドラマを観ているようで、鳥肌が立った」あるいは「コメントが鋭い」ということばが印象深い。

    


    


◆画像は、宮重Tの模擬授業。
〈わたしのコメント〉
(1)いつも感心・感激するのだが、宮重Tは、自分がおもしろいと感じている、その感情&思いを、聞く側に100%伝える語りの技術をもっている。わたし(小高)には、その技術がないので、ほんとうにうらやましい。
(2)「きょうは俳句について、やります」等、俳句の「なに」について、「どう」学習するのか……、ここでは決してクドクドと述べる必要がない場面だが、やはり省略し過ぎだ。
(3)プリントの解答欄の説明が、あいまいだし、念押しが不足している。「ここに書くのではありませんよ」「ここに書くんですよ、ハイ、指で押さえてごらん」というくらいの念押しが必要。
(4)「5つ書けた人?」「4つ書けた人?」でやめたが、わたしだったら「3つ」「2つ」「1つ」まで聞く。また、いちばん多かった「4つ書けた人」に挙手させ、「自信がある人はそのまま手をあげて」と指示したが、わたしだったら、①「4つ書けた人は全員立ちなさい」と指示し、②そのうち1人に発表させ、③他の人には「自分の答えが全部発表されたら座りなさい」と指示する。
(5)わたしは宮重Tの音声にすごく魅力を感じるし、教師として「いい声」をもっていると思うが、きょうは、その音声が拡散してしまって、聞く側の耳に焦点が結ばれていなかった。語るとき、自分は、今、どこに向けて語っているのかを、もっと強く意識すべきだ。
(6)プリントを掲げて「ここのところは残しておきます」と指示したが、掲げたプリントを見ている生徒役は、2、3人だけだった。「見なさい」と言うのであれば、全員がきちんと見ているか確認すべきだ。見るべきところを、全員が見ているということが、授業の安定につながる。

    

★宮重Tの授業批評をする今田T


(7)資料を教師が範読し、生徒は、同じ資料を見ながら(読みながら)、また範読を聞きながら、正解を探すという作業は、2つの行為を同時にしなければいけないので、むずかしい作業だ。どちらか一方に限定して行うか、分けて行うべきだ。(わたしのコメント以上)