職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

有田和正氏との認識の違い ~なんとでもなる~

2007-01-31 09:55:28 | Weblog

07.01.31 有田和正氏との認識の違い ~なんとでもなる~


■水曜日(1/24)の主任会で生徒の処遇・対応について話しあった。
 内容は、ま、いってみれば、処遇方法・対処方法という技術的な話だったが、その過程で、右図に示すような教師の人間性の話をした。
 品性があり、かつ子どもにやさしくあたたかい教師 A というのは最高だ。
 しかし、これはなかなか(自分も含めて)むずかしく、まだまだ距離があるというのが現状だ。
 だから、まず個々の教師が真摯に自らをふりかえり A に近づく努力をすること。
 加えて、自分がどういう性格と程度の人間であるかという、いわば自己感覚は他人との関係によるところが大きいから、学年というチーム(組織)を生かして互いに批正し合い、A に近づく努力をすること、主任はそのリーダーシップを取ること……というような文脈だった。

■その次の日、たまたま『現代教育科学2月号』を開いたら、有田和正氏が人間性と教育技術について次のように書いていた。


(前略)左の図で、最近、BとCの位置が入れかわったようだ。人間性のよさと、技術をもっている人のどちらを上とみるかむずかしい問題である。
 人間性がよければ、素直であれば、他人の意見や注意をよく聞き入れ、技術は身につきやすい。
 しかし、技術があり、知識が豊かだが、人間性がよくないのは、教育がむずかしい。人間を変えることはむずかしいものだ。子どもでさえ、性格のねじれた子どもを教育するのには手をやく。一筋縄ではできない。
 まして、教師ともなれば、よほどの手をうたなければ、人間性を変えることはむずかしい。そこで、少し知識は足りないが、人間性のよい人を採用して、教育して技術・知識を身につけされるほうがやさしい。(後略・有田論文引用以上)

■わたしと有田氏の記述について3点箇条書き的に述べる。


①まず軸のとり方が違う。有田氏の「人間性」を、わたしはさらに「品性」と「温かさ」に分けている。
 人間性を変えることは「むずかしい」という認識は共通している。
 しかし、有田氏は「人間性に問題のある教師を変えるのは至難の技」と述べ、わたしは「なんとでもなる」と思っている。
 この点は有田氏と大きく異なる。
 わたしは(わたしの図で)D→Aは確かにむずかしいが、D→C、あるいはD→Bはなんとかなるし、やがてはB→A、C→Aも可能になるのだと信じているからだ。

②授業の(超)名人・有田氏から「最低これだけは身につけたいという」技術5点を聞き出せたのは大収穫!

③今、有田氏との認識の違いをこれ以上突きつめるつもりも余裕もない。
 ただ、これが「品性」のポイントだ、これが「やさしさ・温かさ」のポイントだと思っているものはある。
 きょうは後者だけを示す。
 毎度、提示する図(右)だ。
 対象の生徒と一体になれているか? もし、なれていないとすれば、自分はどうすればいいのか考えよう。その生徒の味方になれているか? もし、なれていないとすれば、自分はどうすればいいのか考えよう。
 これは教師も親も同じだ。


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『総合教育技術』誌と『現代教育科学』誌

2007-01-27 09:53:42 | Weblog

07.01.27 『総合教育技術』誌と『現代教育科学』誌


■遅い朝食。
 トースト&コーヒーか? サバのみそ煮缶&ご飯か? チキンラーメンか?
 しばらく迷い、結局、チキンラーメン。
 収納庫にさけ中骨水煮缶をみつけ、チキンラーメンに少し入れる。これが結構、いける。

■朝食のあと、いつもいく隠れ湯へ。
 温泉に近づくにつれて雪が深くなる。

■帰宅後、四戸教頭Tから借りた『総合教育技術』誌を読む。
 先日、『内外教育』(時事通信社)の「評の評~教育誌12月号」に目を通していて『総合教育技術』誌(小学館)が「学校を活性化させる外部人材との協働」を特集しているという情報を得た。


 いわゆる学社連携・融合の記事だ。
 学校教育関係者対象の教育誌が学社連携・融合を特集することはきわめてめずらしい。(反対に、社会教育関係者対象の教育誌は、常にこの種の記事を扱っている。このアンバランスが教育危機の元凶だ……)
 ぜひ読みたいが、わたしは『総合教育技術』を購読していない。(現在は『現代教育科学』『学校マネジメント』(いずれも明治図書)の2誌)
 もしかしたら……と、四戸教頭Tにたずねたら、なんと机の下から『総合教育技術』が何冊も出てきたのだ。
 読みながら、雑誌によって編集の力点がずいぶん違うのだなぁぁ……と思った。
 『総合教育技術』誌は『『現代教育科学』誌に比べて、実践レベルの記事が多い。

■ついでに借りた2007/1月号の第2特集「教師を追い込む無茶な保護者 ここが対応のポイント」は身につまされた。
 いろいろなケースが紹介されている。
①わが子のためにテニス部を作れ
②わが子がデザートを食べ損なった。なぜだ?
(以下略)
 なんだか、このあたりから『職員室通信』の調子になる。
 HP上の「600字の教育学」から自然に職場の『職員室通信』へ……。
 こういう感じは悪くない。
 いつもこうだと、それはまたそれで困るが、この感じを少しつづけてみてもいいかなぁぁと思った。

■本校でも、このレベル、あるいはこれらを超えるケースに直面してきた。「⑯保護者の要求に学級担任が応じないと」と酷似したケースもあった。
(以下略……ここが「600字」と「職員室通信」の違うところだm(_ _)m)

『総合教育技術』誌では、一般論としたうえで、対応の基本を次のように示している。
(ここも以下略だ(>_<))

 『総合教育技術』誌は「日ごろはボトムアップを標榜していても、教職員の危機には強力なリーダーシップを発揮するのが、管理職としての努めです。カウンセリングマインドを基盤とした温かな対応と、リーガル・マインドを背景とした毅然とした姿勢で臨むことが大切」とむすんでいる。
 同感である。

■話を飛躍させてこの号を結ぶことにする。
 家が貧しすぎて小学校にも行けなかった1人の女性が、老年になってみずから読み書きを習って本を読み、自分でも文章を書くようになってから「夕日がこんなにきれいだとは知りませんでした」と語ったという話を聞いたことがある。
 わたしが教育誌を読むようになったのは30代の半ばだ。
 それまでは自室に「教育」と名の付くモノも人も入れないという方針だった。
 教育誌を読むようになって目の前の風景(教室)がガラッと変わった。
 自分にぴったりの教育誌の購読をお勧めする。
(HP600字と職員室通信の合体号終わり(^0^*オッホホ))1

■画像は隠れ湯に向かう雪の道。


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聴衆の少ないシチュエーション 

2007-01-27 09:51:42 | Weblog

07.01.27 聴衆の少ないシチュエーション


 
■1/23に八戸市総合教育センターで「小・中学校連携研究会」が開催され、みなみ小堰合T、みなみ中志塚Tが発表するということは前に書いた通りだ。

 その発表当日のことを志塚Tが自分のHP上で触れている。

2007/01/23(火) 場末の寄席

 今日は小中連携実践研究の発表会。
 みなみ小堰合Tと私の発表なのだが、プログラム上は、わたしの単独発表となっていて、そう木村指導主事に紹介された。

 しかし、観客が少ないなあ。浅草演芸ホールを思い出すなあ。学校さぼって平日に行ったことがあるんだけど、タダの入場券で入ろうとしたら入れてくれない。最初の客は現金客しか入れないのだそうだ。で、現金客が入ったからやっと入場となったのだが客はわたしと現金客の2人。寄席芸人の数より少ない客だった。もうこうなるといい加減で漫才コンビなんか数回出てきて「また、出てきました~」なんてつなぎやってる。川柳師は「やりにくいんですよね~、せめて前のほうに並んでもらえるとやりやすいなんて言ってたけど、動きませんよ。談志師匠登場。顔をあげてびっくりして「違った世界に来たような~。鈴本はけっこう入ってるんですけど」なんて言ってた。
 今日はそんなようなシチュエーションだった。去年より少ないな。まあ、でも、やってきました。私は一応政界にいたから演説もできるんだけど、今日は授業スタイルでやってきました。もう、ありのまま、実践していることを正直にという感じだから緊張はゼロ。

■聴衆の少ないシチュエーションには人生を感じてしまう。
 わたしは国語の実践発表で聴衆1人(若い女性教師)という経験をした。
 聴衆が1人であるということについて語っているときは何とも思わなかった。
 むしろ熱っぽく語ったはずだ。
 しかし、広い会場の真ん中に聴衆1人、会場の脇の席に事務局員数名、演題にわたし1人という光景は、あれからもう30年近くなるが、鮮明だ。
 生涯の最後の時まで忘れないだろう。
 わたしにはこういう光景が似合っている。

■画像は発表したスライド


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恐る恐る、微妙な言い回しをして 

2007-01-22 09:47:01 | Weblog

07.01.22 恐る恐る、微妙な言い回しをして

■あす、八戸市総合教育センターで「八戸市小・中学校連携研究会」が開催される。
 わたしたちのみなみ校区も発表することになっている。
 夕刻、発表内容について、みなみ小堰合T、みなみ中志塚Tと、わたしとで打ち合わせをする。

■発表のテーマは「みなみ小・中連携事業 すこやかみなみネットの可能性」。
 すこやかみなみネット事業は①教育課程内における小・中学校の連携部門と②小・中学校の連携を軸にした学社連携部門の2つが柱になっている。
 あすの発表は、教育課程内連携10%、教育課程外学社連携90%と、学社連携にウェイトを置くことにしている。

■なんどもなんども言ってきたことだが、教育は学校だけで行われるものではない。
 同じように家庭だけで行われるものではない。
 家庭や地域社会、そして学校のそれぞれが、教育の場として十分な機能を発揮することにより、子どもの健やかな成長が可能になる。
 しかし、現実は、学校>家庭>地域という関係になっている。
 学校(公立中)が肥大化している。
 わたし流にいえば「学校の教育独占体制」あるいは「学校の教育丸抱え体制」だ。
 なんとしてもこれを改善し、学校・家庭・地域におけるそれぞれの教育がバランスよく行われる教育環境づくりをめざしたい。

■すこやかみなみネット事業の目的はここにある。
 学校・家庭・地域社会、それぞれの自立性・自主性・特性を確保しつつ、協力・協調関係を創り、それぞれの活性化をめざすネットワーキングシステムの構築。
 次が趣意文だ。

新たな協働と融合にチャレンジ。
 すこやかみなみネットは、みなみ小・中のPTAが主体となり、小中の強い連携・融合を軸に、テーマを子どもたちの健全育成・安全確保に限定し、学校・家庭・地域における関係諸団体とのあいだに広くゆるやかにネットワークを形成しようとするものである。

■恐る恐る、微妙な言い回しをしていることにお気づきだろうか?(*^_^*)
 2箇所ある。
 「みなみ小・中のPTAが主体となり」と「テーマを子どもたちの健全育成・安全確保に限定し」という箇所だ。
 なぜ「恐る恐る」で「微妙」なのかは、(スペースの関係で)次回に述べることにする。

■話は飛ぶが、教育再生会議の報告について、現場の教育者や現場に詳しい教育学者のなかにはカリカリとした物言いをする人がある。わたしもそのひとりかもしれない。
 ただ、自分自身、教育委員会のスタッフ(教育行政)だった経験を踏まえたうえで、やや粗くいえば、教育の論議に「素人」の発想は必要である。
 間違っていれば「ごめんなさい」だが、北海道大学の教育学部の創設時、教授スタッフはあえて教育の素人ばかり集めたはずだ。
 ま、これは行き過ぎとしても(←行き過ぎである!)、教育再生会議も委員の素人性と、専門家(←だれやねん?)の専門性とが融合ないしはアウフヘーベンして、思い切った教育施策が生まれればいいと思っている。
 ただ、的は外してほしくない。(今のところは、残念ながら、外れている。後日詳細。)

■画像は開かれた孤独の場所の一角。


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これが授業記録者の美学だ

2007-01-18 09:44:19 | Weblog

07.01.18 これが授業記録者の美学だ


 
■ずっと「授業記録」に挑戦しつづけてきた。
 50分間の授業が終わると、通常、15分ほどの休憩をはさんで協議が始まる。その席上で、参会者に「授業記録(教師の指示・発問や生徒の発言・学習活動)」を配る。これが授業記録者の美学だ。
 わたしの場合、パソコン(ワープロ)の登場でこれができるようになった。
 ただ、これだと記録に専念せざるをえなくなり、肝心の授業に没入することができない。
 だから、メモの技術と記憶力をアップするとか、録音したものを聞きながらメモをとるとか、その後、いろいろやってきた。
 現在、これでいこうと思っているのは、ICレコーダーに録音したものをあとから一字一句正確に文字に起こし、そのデータを分析して「職員室通信」上などで編集するという方式だ。

■この訓練のために、1/10模擬授業開きにおける佐藤公一Tの授業を起こした。
 まだどのように編集すればいいのかはよくわかっていない。一応、条件としてA4版2枚(字数2000字)、画像2枚。
 前回の須藤Tの記録は、授業概略と授業批評から授業そのものを浮かび上がらせようとした。これも一つの方向だ。
 将来的には、授業者の身振りや息づかいや性格まで伝わるものにしたい。模擬授業そのものより真実に近いといわれるくらいのものにしたい。
 ま、これはまだまだ遠い夢として、今回はICレコーダーを愚直に文字に置き換えるところからはじめる。(ここまでに既に字数の1/4以上を費やした)

3年生になってもうすべての歴史の各時代を勉強していますので、これから見せるパネルがどの時代にあるのか、どの時代なのかわかる人は手をあげて発表してください。
 はい(三内丸山遺跡の画像提示)。松代君!
縄文時代です。
同じ人?(多数挙手)はい、正解です。拍手してください。
 はい(吉野ヶ里遺跡の画像提示)。須藤さん!
弥生時代です。
はい、これ、なんの遺跡かわかりますか?
吉野ヶ里遺跡です(須藤C)。
正解です。拍手。(生徒役歓声) (中略)
はい(東大寺の大仏の画像提示)。西塚君!
奈良時代です。
奈良時代……。
先生、横だと思います(松代C画像向き指摘)
失礼しました。ちなみにこれは何ですか?
鎌倉の大仏です(西塚C)。
えぇぇぇ~? えぇぇぇ~?(他の生徒)
奈良の大仏です(西塚C)。
はい、正解です。奈良の東大寺の大仏です。拍手! (中略)

■テンポのよい導入だ。
 はい、正解、次……とトントンと進めるところと、突っ込むところとのバランスが絶妙。
 また、「つかみ15秒」というが、スタートから最初の画像を提示し、松代Cの挙手・解答までの時間が19秒。まずは合格だ。
 注文を4点。
(1)合格とはいえ、冒頭の「3年生になって……勉強していますので」に10秒近く費やしている。いきなり画像を提示して「はい、何時代ですか?」とやれば、週報・研修部「つかみ10秒」が実現したのではないか。
(2)時代名を答えさせたあと、その生徒に「これは何ですか?」とたずねているが、全体への質問に切り替えると、全員の意欲が高まるし、教室全体の学習活動量も増える。
(3)対立させる、ゆさぶる画像が1枚ほしかった。
(4)「ちなみに」という接続詞は変。
 指定発言者からは「パネル提示のとき、左右の生徒にもっとていねいにみせる(中野T)」「励まし方がよい(四戸T)」という指摘があった。

今までに出てきた時代をもう1度赤で書いているパネルでみんなで読みましょう。はい、どうぞ。
(一斉に)縄文、弥生……奈良、平安、鎌倉、室町……昭和、平成。
きょうは10分間で各時代を覚えるということに挑戦します。
 今からみなさんにこういうカードを1人1個ずつ渡しますので。……まだ指示があるまで、このカードのゴムを取らないでください。はい、じゃ、渡します。
 輪ゴムから取ってもいたずらしないように。では、ほどいてください。
 それでは、そのカードを、最初はこの教科書を見ながら順番に並べ替えてみましょう。はい、どうぞ。 (生徒作業)
それでは、その「縄文」「弥生」……「平成」。この順番を一回、自分で崩しながら、また並べ替えたりして、今から2分間あげますので、その順番を覚えましょう。時間を2分あげます。
もうやってもいいんですか?
はい、どうぞ。(このあと、佐藤Tは学習目標を板書する。)

■何度もICレコーダを停止させながら、一字一句忠実に再現した。
 快調だった授業がここでは一転してリズムが崩れている。
 「今まで出てきた時代をもう1度……」というところなどは「復習します。みんなで読みましょう」でいいのではないか。
 あるいは「1個」ではなく「一束」ではないか、「輪ゴムから取っても」は日本語として変なのではないか……とか、文字に起こしながら何度も首をかしげた。
 生徒役もいらいらして「もうやってもいいんですか?」と逆質問をしている。
 指定発言者(中野T)は「崩しながら並べてくださいという指示はイメージできなかった」と指摘している。

■授業はこのあと、暗記のためのペア学習へと移るが、座付作者としてまだ未熟なので中途半端なところで終わらざるをえない。
 最後に重要な指摘を2点。
(1)時代順を覚える意義について触れるともっとやる気が出る。(生徒役)
(2)ペアで学習するとき「覚えているかどうか確かめます」と趣意を明確にする必要がある。(指定発言者四戸教頭T)


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「職員室通信」を刷新。手当たり次第に書こう!

2007-01-16 09:41:55 | Weblog

07.01.16 「職員室通信」を刷新。手当たり次第に書こう!

◆2校時、学校環境検査。
 3名の薬剤師の方が来てくださった。
 照度、湿度、室温などは良好。
 ただし、二酸化炭素は基準値を上回る。
 休憩時間の換気に気を配る必要がある。

■本日から、先月の生徒総会で可決された第3号議案「我らなんかし隊・1学級1活動」がスタートする。
 きょうは1年1組の活動日。
 左の画像は昼休み、玄関で下足箱の掃除をする1年1組の生徒たち。

■「職員室通信」を刷新するつもり。
〈ブレスト〉
 ①もっと情念べったり、思いべったり。
 ②新聞ではないのに、すぐにトップ記事はなににしようかとか見出しはどうするかとか力むところがある。
 トップ記事はいらない。
 見出しもいらない。
 書きたいことがいっぱいあるのに、トップ記事が決まらないために発行できないことがある。
 とにかくこの考え(トップ記事)は絶対に捨てる。
 ③手当たり次第に書こう。
 ④メモ的に書こう。
 ⑤コピーも多用しよう。
 ⑥過去の自分もどんどん登場させよう。
 と言いながら、次回の「職員室通信」のトップ記事は「佐藤公一Tの模擬授業を分析する」と決まっている((((((≧))))))


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始業式式辞・人間3日会わざれば刮目して見るべし・ピグマリオン

2007-01-15 09:38:15 | Weblog

07.01.15 始業式式辞・人間3日会わざれば刮目して見るべし・ピグマリオン

3学期のスタートだ。
 教務週報35号(1/15~19)
 週報冒頭に掲載されている各校務分掌の目標。


校長 人間3日会わざれば刮目して見るべし・ピグマリオン
総務 提出物・学習用具を忘れないようにさせましょう。
教務 「19年、今年は○○の勉強をがんばりたいと思います」に応える授業を。
研修 つかみ10秒で2007年の授業スタート。
生指 生徒観察と適切な声がけを
保健 休み中の不規則な生活を正し、学校生活のリズムを取り戻させましょう。

 わたしの「3日会わざれば……」は、どの子もどの子も「新しい年はこういう自分になりたい」「こういうことができるようになりたい」と思いを新たにしているにちがいない、あるいはそう願うことによって一段と立派になっているにちがいない、だから、その思いをキャッチできる教師になろう、そう思っているにちがいないと期待する教師になろう……という意味である。
 ただし、職員朝会では「しかし同時に学校が地雷畑であることを忘れてはならない」と付け加えた。
 教務部のコメントはわたしの思いに近い。
 研修部のコメントは、ハイレベルでピリッとした目標だ。
 どの教室も「つかみ10秒」で新年のスタートができれば最高。

■8時45分から始業式
 午前7時、四戸教頭T、志塚Tと体育館のストーブを点火したときは0℃だったが、式がはじまるときには7℃になっていた。
〈式辞〉

■新年のあいさつをしましょう。
 わたしが「あけましておめでとうございます」と言いますので、みなさんも「あけましておめでとうございます」とあいさつしましょう。
 それでは「あけましておめでとうございます」

■新しい年のスタート、きょうの始業式を、自分の心に方向を与える、「よ~し、この方向に向かわせるぞ!」と決意する、こういう1日にしてほしいと思っています。

■2年生のみなさんと廊下などで擦れちがうときに「年月の経つのは速いものだなぁ、このあいだ入学したと思ったら、もう3年生になるのか」と思って、ついついみなさんの姿をみてしまいます。
 この3学期は、その新3年生に直結する学期です。
 みなみの宝物である歌において、あるいは、生徒会委員会活動、学級活動において、あるいは、部活動において、そして、なによりも学力において、現3年生の努力とパワーをしっかりと受けつぐ、いや、受けつぐだけではなく、確実に超えていく、それも、現3年生が卒業してから「先輩、超えましたよ」というのではなく、3学期中に超えてほしい。

■1年生のみなさんも新2年生に直結する学期です。
 2学期の終業式でも述べましたが、文化祭あたりからグングンとみなさんの成長が目に見えるようになってきました。
 4月には後輩が入学します。
 先生や先輩、だれかに何かをしてもらう、つくってもらうのではなく、みんなでがんばって、ここをこう改善する、あるいはこういうことをやってみよう、そしてこういうみなみ中にするんだ……という強さを発揮してほしい。

■3年生のみなさん、いよいよ最後の学期です。
 これはもちろん卒業後の新しい世界への出口、出発点になる学期です。
 入試直前の猛勉強(これはこれでたいへん!)。
 風邪の流行、あるいは、その他の病気に負けない健康管理(これもたいへん!)。
 合格発表。
 卒業式。
 この最後の学期は、これまでに経験したことのない「あわただしさ」を伴った学期になります。
 人生のなかで最もあわただしい、揺れの激しい時期といっていいでしょう。
 それゆえに、あわただしさに流されるのではなく、わたしはこうするという自らを律する力。
 苦しみに耐える力。
 場合によっては、失意の底から自分ひとりではい上がる力が要求される時期でもあります。
 みなみ中の歴史に新しい、輝かしいページを開いてきた君たちの最後の奮闘努力に期待します。

■最後に、めでたい新しい年のスタートにあたり、わたしの夢をひとつだけ話して、この式辞を終わることにします。

 12月に3年生の教室の前を通ったら、国語の音読の声が聞こえてきました。
 ああ、魯迅の小説『故郷』を勉強しているんだなぁと、思わず立ち止まって聞いてしまいました。
 その終わりの部分。
「思うに希望(ま、ここでは世の中をこうしたいという)希望。希望とは、もともとあるものともいえぬし、ないものともいえない。それは地上の道のようなものである。もともと地上には道はない。歩く人が多くなれば、それが道になるのだ」
 みなさんに考えてほしいのは、「歩く人が多くなれば、それが道になるのだ」という部分です。
 一生懸命に歌う人が多くなれば、それがみなみの合唱の伝統になるのだ(その通り)……ゴミを拾う人が多くなれば、それがみなみのスクールカラーになるのだ(その通り)……人をいじめるようなことはやめろよという人が多くなれば、心やさしいみなみになるのだ(その通り)
 その通りなんだけれども、問題は、最初に歩く人がいないと、だれも歩かない、歩けない。だから、だれが最初に歩く人になるのかということです。
 「みんなでゴミを拾おう。でも、まずわたしが拾う。ひとりでも拾う」
 「おい、つまらないことはやめよう。まず、わたしがそう言う。ひとりでも言う」
 こう言い切る、真に強い、真にやさしいみなみ中生がいっぱいいるみなみ中になること、これがわたしの新年の夢です。
 夢が実現することを強く願い、新年・始業式の式辞とします。



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つまずいた子は塾をさがせ……か? 

2007-01-13 09:35:13 | Weblog

07.01.13 つまずいた子は塾をさがせ……か?

◆教育課程編成に関して、午前中、
 ①全体会(テーマ「つまずいた子どもへの補習の方法」)、
 引きつづき、新年度の計画に関して
 ②校務分掌会議
 ③領域部会、
 午後、
 ④教科部会。

■「補習」については、もちろん、これまでも、授業そのものの改善とともに、放課後や長期休業中などに時間を設定して実施してきた。
 しかし、きのうの授業でつまずいた子どもにはなんとか対応できても、小学校2年で……あるいは小学校4年で……中学1年の1学期で……つまずいたという生徒には十分対応できていない。
 つまずいた子どもの保護者にしてみれば「つまずいた子は親がいい塾を探してこいということですか?」とでも言いたくなるような状況。
 これをなんとかしたい。
 プロ教師集団(公立中)が、つまずいている子を塾に託していてどうするのか。
 高等学校にトコロ天突式にほうり出してどうするのか。

■ここで、今、きょうの議論を再現するつもりはない。
 ただ、ひとつの例として、「1週間に2日、放課後30分間の補習時間を設定する」という案が出された。
 これに対して、やはり想定されたように「部活動を一斉にスタートさせたい」とか「保護者の中には部活動も正規の学習活動だと思っている人がいるので、きちんとやらなければ……」という反対意見が出た。
 反対意見に対して、「部活動の教育的意義は理解できるが、つけるべき学力を保証できない責任をどう取るのか」「保護者には部活動が学校外の自主活動、教員にとってボランティア活動だということを説明すれば済むことだ」などという反論。
 さらには「1週間に2日だけ、それも30分間だけというような設定をしてどれほどの効果があるのか、ほとんど効果があがらないということはみんながわかっているではないか」という意見も出た。

■わたしには「腹案」がある。
 ただ、それを提示して「さあ、これでやりましょう」では、学校運営はできない。
 教職員全員で、意見を出し、戦わせ、あるいはアウフヘーベンさせて、わたしの「腹案」以上の案を創出して本物になる。
 はっきりいうが、きょうの議論は、わたしの「腹案」を超えていない。
 しかし、いい議論だった。
 同じ考えの人などいない。
 わたしと志塚Tは似ているようで違う部分がある。
 四戸教頭Tともそうだ。
 違う意見の者が、ま、月並みな表現だが、同一のテーマをめぐって意見を述べあうことによって、状況を立体的に、より的確につかむことができるようになる。
 本日の議論の骨子をまとめ、それを土台に具体的な施策を提示できるようにしよう……ということで、きょうのところはチョン。

■全体会の終わりに、わたしのほうから教科部会で学力に関して具体的な達成目標を設定する際の留意事項を述べた。
 これは別項目で記述したい。

■画像は、模擬授業大会。生徒役の教師。


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模擬授業開き

2007-01-11 07:41:31 | Weblog

07.01.11 模擬授業開き

午前中、分掌部会→運営委員会。
 分掌部会や昨年末の全体会で協議・検討の対象になった事項を、運営委員会でさらに深めるという流れだ。

 運営委員会では、①「即、決する」場合と、②決することを避け、さらに明日の「全体会」で協議する場合とがある。
 本日、①運営委員会で決した主な事項(2学年職場体験・長期休業明けテスト・卒業生を送る会)
 明日、②全体会で協議する事項(授業でつまずいた生徒への補習方法)

 この補習問題については、中学校の場合、必ず「補習」と「部活動」とが時間的にぶつかってしまう。
 生徒もぶつかるし、顧問としての教師もぶつかる。
 TVの「朝まで討論」のような雰囲気になることを期待している。
 総合司会は四戸教頭Tだ。

■午後、模擬授業大会。
 時間=午後1時~2時30分
 場所=2年3組教室
 いつものように、模擬授業10分、指定発言者1人1分×2、生徒役コメント1分、校長から2分。
     
授 業 者 指定発言者
佐藤公一T(社会) 中野T・四戸教頭T
須藤裕美T(理科) 松坂T・北澤T
田名部祥子T(家庭) 板垣T・今田T
和田浩志T(英語) 西塚T・田名部美T

■詳細の記録は後日、「職員室通信」にまとめることにして、きょうはわたしのコメント(画像の説明程度)のみ。
 まず、佐藤公一Tの模擬授業(中3対象)
 ①いわゆる「出だし15秒のつかみ」が見事だった。
 ②明瞭な語り(説明・発問・指示)と、生徒が何をすればいいのがはっきりした学習活動とが、心地よいリズムを創りだしている。
 課題としては、
 ①画像の見せる角度が狭い。もっと左右に。
 ②指示にアマサがある。例=「カードを時代順に並べなさい」と指示したが、どこに並べていいかわからない。
 ③各時代を象徴する歴史的遺物の画像を見せ、時代名を発表させる場面(約3分間)で、一つか二つ、対立させる、ゆさぶる画像がほしい。

■須藤裕美T
 語り(説明)がスゴイ。
 あるところは、画像を見せながらサーッと流し、あるところは「10㎞というと、ここからどこまで?」「氾濫するとどうなりますか?」と質問し……というふうに、常に聞き手を語りに参加させながら説明している。
 感動した。

■田名部祥子T
 デジカメ(F50)で授業者の顔のアップを撮影していて、ハッとした。
 撮影しやすい。
 あっちを向いたりこっちを向いたり、キョロキョロしないからだ。
 液晶モニターを見ながら「ポイントはこれだ!」と思った。
 そういえば、志塚Tの顔も撮影しやすい。

■和田T
 ①耳に届く和田Tの英語が感動的に美しかった。専門的には「クリアーな英語(田名美T)」というそうだ。
 ②田名部祥子Tと同じく、顔のアップが撮影しやすい。
  視線を生徒1人1人に0.1秒ずつ止めている証拠だ。
  皇太子の視線の配り方を想起した。
 ③学習活動の骨格がしっかりしている。

■こうして記述していると、細かな部分も書きたくなるが、きょうはこれでやめる。
 わたしは今は、授業者のステージの陰でせっせと授業を記録する座付作者だが、心のうちには「授業者」のわたしが潜んでいる。
 時間きっかりに終わった模擬授業大会のあと、「ああ、勉強になった」と、少し興奮している、授業者としてのわたしがいることに気づいた。

■画像、上から模擬授業大会の①佐藤T ②須藤T ③田名部祥T ④和田T


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中学教師ですと言える条件

2007-01-08 07:39:26 | Weblog

07.01.08 中学教師ですと言える条件


 
■午後、山間部の温泉旅館にいく。
 ゆったりとあふれでる掛け流しの湯が、洗い場の青石の上を薄い膜をはったように流れていく。
 浴場の窓も大きく、木組みの天井も高い。
 自分が透明に解体される感覚が好きで、ときどき訪れるのだが、欠点は、ぬるい湯が好きなわたしには浴槽温度がやや高いことだ。42℃~43℃。
 ところが、今回リニューアル。
 ①大浴場を2つに分離し、新しくぬるい湯船(41℃~42℃)ができる ②サウナ設備と水風呂増設 ③玄関から浴室までの床の張り替え。床暖。(汚いスリッパを使用しなくてもよくなった)
 マイブームリストにピックアップする。

■「カリスマ教育者3人が論じ尽くす、これが本物の教育再生会議だ」(文藝春秋)で、藤原和博東京都杉並区立和田中学校長が、教員の余分な仕事を減らして「授業と、部活を中心にした生徒指導の二本柱だけをまかせれば、七割の教員は蘇ります」と発言している。
 こういう発言を聞くと、オイオイと思ってしまう。
 わたしは中学で国語の授業を25年間、学級担任を18年間やってきた。
 失敗と後悔の連続だった。
 だから、たとえば、ひとりの教師の通信表コメントを読んだだけで、その教師の強みと弱点がわかる。
 授業も同じだ。
 数分間、(教室の外の)廊下に立っているだけで、力量がわかる。
 以前、「わたしは中学校教師です」と言える(言ってもいい)条件を提示したことがある。

①学級担任として、1年→2年→3年と持ち上がった経験がある。
②(転勤ではなく、同じ学校内で)いわゆる「留年」「落第」、すなわち1年→1年、2年→2年、3年→3年、2年→1年、3年→2年のどれかを経験したことがある。
③3種類以上の校務分掌(学年主任を含む)主任を、6年以上経験している。
④3種類以上の部活動の顧問を経験している。

 ①+②+③+④=「わたしは中学校教師です」。
 これが譲れない最低条件である。
 他に、「教育課程を編成した経験がある」、「学年主任として1年→2年→3年と持ち上がった経験がある」……なども加えたいところだが、ハードルが高くなりすぎるのでカット。

 この「経験」がジャマをする、すなわちマイナスに働くことがあることは、わたしも認める。
 しかし、当然、マイナスよりもはるかにプラスが大きい。
 この経験がないと、現場の複雑な実態を踏まえた議論を、ひとつひとつ、ねばり強く、積みかさねていくことができない。

■画像は、01/04マイブームリストの店で食べたシャコ。今年は「マイブームリスト」内の生活にこだわるつもり(^0^*オッホホ)
 ただし、マイブーム=「自分が凝っている」+「それを他の人にも積極的に薦める」という意味合いがあるらしい。
 マイブームへの道のりはきびしそうだ。


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がんばれ! 教育再生会議

2007-01-08 07:36:45 | Weblog

07.01.08 がんばれ! 教育再生会議

以前、一度紹介したことがある、読売新聞9/14付「教育ルネッサンス」の一部記事だが、再度、アップする。

 福岡県のある中学校の教師は、顧問を務めるサッカー部の練習が終わった後、学校で問題を起こした生徒の家庭を訪ね、保護者と話し合った。帰宅は午後10時すぎ。幼い2人の子供は寝息を立てている。夕飯を1人で食べた後、パソコンに向かって定期試験の問題を作る。就寝は午前1時近くだ。
 週末も練習試合や大会へ引率する。1学期中の週末で休めたのは4日間だけ。「授業の準備や生徒指導など、本来の仕事なら何時間でもやりたい。ただ、部活のために家族との時間を犠牲にするのはつらい」と打ち明ける。


 全国的にどうかというところまではわからないが、少なくとも八戸市の中学校教員は、記事の内容とほぼ同じ(わたしも同じ)状況にある。
 いってみれば「女工哀史・ああ野麦峠」的な状況だ。

 この状況を改善すれば、日本の教育は一気に再生する。(逆に、この点を改善できなければなにも変わらない。)
 わたしとしては安倍首相の(←あえてこの修飾語をつけるのだが)教育再生会議に期待するところが大きい。

 しかし今のところ、こういう議論はさっぱり出てこない。
 11/18第1回学校再生分科会の冒頭で池田座長代理が各論を検討する上での「基本的な考え方7項目」を提示しているが、これには失望した。

■01/07「迷走 教育再生会議」(讀賣)

  17人の多様な有識者を委員に起用した結果、関心のある分野や主張の食い違いが目立ち、議論を集約できなかったことも原因となった。いじめ対策などを話し合った12月8日の分科会では、いじめた児童生徒の出席停止に閲し、義家弘介氏が「最終手段ではあるが、この措置を取れないと荒れた学校では教育ができない」と発言。これに対し、「児童生徒が放置されるだけだ」(品川裕香氏)、「教育放棄は絶対してはいけない」(渡辺美樹氏)などの反論が相次いだ。義家氏は「いじめにおびえる児童生徒を守らないのも教育放棄だ」と再反論し、素案では結局、出席停止の活用について明確な方向性は出せなかった。
 再生会議は素案を再検討しているが、委員からは早くも、「1月の報告は中途半端にならざるを得ない。2007年は仕切り直しだ」という声が出ている。

 失望した「7項目」に加え、議論の雰囲気が、学校現場にある、いろいろな会議のレベルに当てはめると、なんとなく「学年会議」っぽい。
 このままでは教育改革国民会議(2000)の「教育を変える17の提案」程度で終わってしまうだろう。
 教育現場の複雑な実態を踏まえた議論(←これがなかなかむずかしい。だれにでもできるものではない)を積みかさねつつ、教育再生の理念に至るには、座長・座長代理・第1・2・3の主査・副主査の懸命ながんばりが必要。
 わたしはあまり好きではないが、サンデープロジェクトの田原総一朗的な、めちゃくちゃな、強引な、牽引力の出現が期待される((((((≧∇≦))))))バッ。

■画像、みなみの花梨開き


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ごった煮の一材料としての自覚

2007-01-01 07:31:59 | Weblog

07.01.01 ごった煮の一材料としての自覚

大晦日は(「開かれた孤独」=図書館で文字を書いているようなイメージに対して)「閉ざされた孤独」の世界に身を置いていたので、けさ(新年)、目覚めたとき、どちらを選択するか一瞬迷ったが、躊躇せず「開かれた孤独」を選ぶ。

■ゴチャゴチャと1人ブレストをやる。

*「600字の教育学」といいながら、ほとんど600字が守られていない。
 たいてい1000字を越えている。
 今年は600字厳守だ。

*このページはもっと「ごった煮」的でなければいけない……?
 これにはいろいろな意味がある。
 まず、実際のわたしの精神が「ごった煮」状態であるから。
 次に、自分には「ごった煮」の一材料(たとえばブタ肉の薄切り・人参の一切れ)としての自覚が必要だから。
 あとは省略するが、ただひとつ、「ごった煮」をレストランの「料理」にはしない覚悟が必要。

■正月。
 まずお好み焼きだ。
 自前でお好み焼き粉を作らなければいけないと思いつつ、ついついできあいの粉に頼っている。
 最近は、日清の「たっぷり具入りのお好み焼粉」を使っている。
 50gに、タンサンを溶かした水50g
 タンサンを溶かしておくのがミソ。
 水の量は粉によって違うが、この粉は、50g、50gがいい。
 これにキャベツ150g、桜エビ(乾物)、天かす、紅しょうが、豚肉バラ(鉄板で先に軽く焼いておく)を入れて「①混ぜる」。
 このあとに卵1個を入れて「②混ぜる」。
 「①混ぜる」と「②混ぜる」の混ぜ方が異なる。
 これかむずかしい。

■画像、日清の「たっぷり具入りお好み焼粉」


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