WALKER’S 

歩く男の日日

14日目=大岩道と小岩道

2016-04-06 | 16年四国の旅

 15時33分、宇和島市津島の三好旅館に到着しました。正直本当にたどり着けるのか、心配になることが何度もありました。さほどに小岩道は苛酷でした。予定の短絡路の入り口は見つからず、延々と天空に続いて行くような県道の恐ろしさ、初めての道って本当にこわい。距離は計っているけれど短絡路に入れなかったし、坂道の傾斜や道の状態、全てが見えない状態で挑む。時間が読めないからさらに不安が募る。小岩道に着いたときにふいに現れた遍路標識にはさすがに安堵感いっばい、同時にここが小岩道なの、という拍子抜け感も大きく下り始めてしばらくしても、確信は持てないままでした。大岩道は遍路道として値打ちがあるけれど、小岩道の登りは全部県道なのでかなり残念と言わざるを得ません。まあ、40番から38㎞の間まったく宿がないからこの道を歩こううと考える人は極端に少ないでしょうが。